JPH03262565A - 接着剤転写用プレートの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、それぞれ型成形された一方のワークと他方の
ワークとの間に接着剤を塗布する際に適用され、接着剤
で外装された部位を上記一方のワークにおける上記他方
のワークとの接合部に当接させることにより該一方のワ
ークに上記接着剤を転写塗布させる接着剤転写用プレー
トの製造方法に関する。

〔従来の技術〕

一般に、鋳型を成形する際に適用される消失模型は、複
数個の模型部分（ワーク）ごとに型成形したものを接着
剤によって互いに接合固着させることにより構成されて
いる。

この種の消失模型の製作方法に採用される接着剤は、通
常、接着槽内に加温貯留されており、この接着槽内を通
過する接着剤転写用プレートの表面に一旦外装され、さ
らにローダ等の搬送手段によって搬送された模型部分が
この転写用プレートの表面に当接・離反することにより
該模型部分に転写、塗布される。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上述した接着剤転写用プレートにおいては、
接着剤が外装される部位の形状を、接着剤を転写塗布さ
せるワークの接合面形状と合致させる必要がある。

通常、上記接着剤転写用プレートは、所要の性質を有す
る部材に切削や研削等の機械加工を施すことによって製
作するようにしている。

したがって、分割成形された一方のワークにおける他方
のワークとの接合面が平板等のように単純な形状であれ
ば、この一方のワークに接着剤を転写する転写用プレー
トの製作も容易に行うことができるが、上記一方のワー
クの接合面が凹凸の多い複雑形状の場合には、上記接着
剤転写用プレートの製作が極めて煩雑となる。

本発明の目的は、上記実情に鑑みて、接着剤を転写塗布
させるワークの接合面が凹凸の多い複雑形状である場合
にも、容易に接着剤転写用プレートを製作することので
きる方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る接着剤転写用プレートの製造方法では、他
方のワークを成形した型によって上記接着剤転写用プレ
ートを成形するようにしている。

〔作用〕 上記構成によれば、所要形状の接着剤転写用プレートが
一時に成形される。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第２図は、接着剤転写用プレートを適用するワークの接
着工程を概念的に示したもので、鋳型を成形する際に使
用される消失模型Ｗの接着剤塗布工程Ｓ１と接合工程Ｓ
２とを示している。

ここで例示する消失模型Ｗは、第１図に示すように、第
１の型Ｍ１により発砲プラスティック等の可燃性材料か
ら成形された第１゛模型部分１０（ワーク）と、この第
１模型部分１０と同様に、第２の型Ｍ２により可燃性材
料から成形された第２模型部分（ワーク）２０とを有す
るもので、互いの接合面１１．１２および接合面２１．
２２を接着剤Ｃ（第２図に示す）によって接合固着する
ことにより構成される。

図からも明らかなように、上記第１模型部分１０におい
ては、接合面１１が接合面１２よりも突出した部位に構
成され、一方、上記第２模型部分２０においては、接合
面２２が接合面２１よりも突出した部位に構成されてい
る。

第２図に示すように、上記接着剤塗布工程Ｓ１には、接
着剤Ｃが加温貯留された接着槽３０と、上下方向（図中
の上下方向）に移動可能に配設された昇降手段３１とが
配置されている。

昇降手段３１は、シリンダアクチュエータ等の駆動手段
（図示せず）に連結された腕部３２と、下動した際にの
み上記接着槽３０内の接着剤Ｃに浸漬される浸漬部３３
とを有し、さらにこの浸漬部３３の上面３３ａに一対の
位置決ビン３４゜３４および接着剤転写用プレート３５
を備えている。

接着剤転写用プレート３５は、第１図に示すように、上
記第２模型部分２０を成形した第２の型Ｍ２により金属
等の耐熱性材料から一時に成形され、上記第２模型部分
２０と同一の形状に構成されており、第２図に示すよう
に、上記一対の位置決ビン３４．３４に対する位置を規
定した状態で上記昇降手段３１における浸漬部３３の上
面３３ｇに固定設置されている。

また、上記接合工程Ｓ２には、接着台４０が配置されて
いる。接着台４０は、その上面４０ａに一対の位置決ビ
ン４１．４１を備えており、上記接着槽３０の近傍に並
設配置されている。

接着台４０の上面４０ａに配設された一対の位置決ビン
４１．４１は、上記昇降手段３１における浸漬部３３の
上面３３ａに配設された一対の位置決ビン３４．３４と
同一形状のものが採用されており、該ビン３４．３４に
対応する部位に配置されている。

この接着台４０には、上述したＩＮ２模型部分２０が、
上記一対の位置決ビン４１．４１に対する位置を規定し
た状態で載置されている。

一方、上記接着剤塗布工程Ｓ１と接合工程ｓ２との間に
はレール部材５０を介してローダ６０が移動自在に配設
されている。

ローダ６０は、上記レール部材５０に沿って移動する本
体（図示せず）と、第１シリンダアクチュエータ６１．
６１を介して上記本体と連結され、これら第１シリンダ
アクチュエータ６１．６１の作動によって上下方向に移
動する移動体６２と、第２シリンダアクチユエータ６３
を介して上記移動体６２と連結され、この第２シリンダ
アクチユエータ６３の作動によって上下方向に移動する
保持部６４と、上記移動体６２の下面６２ａから下方に
向けて延設された一対の筒状体６５．６５とを備えてい
る。

このローダ６０では、図示していないエアアクチュエー
タが作動すると、エアの吸引力により保持部６４の下面
６４ａを介してワークが着脱自在に保持される。

上記のように構成された消失模型Ｗの製造工程では、′
ｌｓ１模型部分１０が、図示していない積載場から上記
ローダ６０によって順次上記接着剤塗布工程Ｓ１へ第１
模型部分１０が吸着搬送され、接着槽３０の上方域で一
旦停止される。

第１模型部分１０が接着槽３０の上方域に占位すると、
上述した図示していない駆動手段により昇降手段３１が
第２図中の２点鎖線で示す位置から同図中の実線で示す
位置まで上昇され、接着剤Ｃに浸漬されていた接着剤転
写用プレート３５および一対の位置決ビン３４．３４が
外部に露出される。

このとき、接着剤転写用プレート３５の上面３５ａ、３
５ｂには、それぞれ接着槽３０内の接着剤Ｃが均一に外
装されている。

接着剤転写用プレート３５が接着槽３０の外部に露出す
ると、まずローダ６０の第１シリンダアクチュエータ６
１．６１が作動され、移動体６２が下動する。

移動体６２が下動すると、この移動体６２に配設された
一対の筒状体６５．６５に昇降手段３１の位置決ビン３
４．３４がそれぞれ嵌合され、該ローダ６０における移
動体６２と昇降手段３１における浸漬部３３との位置決
が行われる。

これら移動体６２と浸漬部３３との位置決が終了すると
、今度は、ローダ６０の第２シリンダアクチユエータ６
３が作動され、第１模型部分１０を吸着する保持部６４
が下動することによって、この第１模型部分１０と接着
剤転写用プレート３５とが互いに接合される。

このとき、上記第１模型部分１０における接合面１１に
は接着剤転写用プレート３５の接合面３５ａが当接し、
接合面１２には接合面３５ｂが当接する。

しかる後、上記第１および第２シリンダアクチュエータ
６１．６１．６３および図示していない駆動手段が先と
は逆方向へ作動され、上記第１模型部分１０と接着剤転
写用プレート３５との当接状態が解除され、昇降手段３
１が下動して再び接着槽３０内の接着剤Ｃに浸漬される
とともに、ローダ６０がレール部材５０上を移動して上
記′！ｓ１模型部分１０が接合工程Ｓ２における接着台
４゜の上方域へ搬送される。

この状態における第１模型部分１ｏは、上記接着剤転写
用プレート３５と当接した部位、すなゎち第２模型部分
２０との接合面１１．１２に接着剤Ｃが均一に転写塗布
されている。

上記第１模型部分１０が接着台４０の上方域に占位する
と、先と同様に、まずｊｉ！１シリンダアクチュエータ
６１．６１が作動し、一対の筒状体６５．６５がそれぞ
れ位置決ビン４１．４１に嵌合することによって移動体
６２と接着台４０との位置決が行われ、次いで第２シリ
ンダアクチユエータ６３が作動することによって保持部
６４が下動する。

保持部６４が下動すると、この保持部６４に吸着保持さ
れた第１模型部分１０と、上記接着台４０上に載置され
た第２模型部分２０とが互いの接合面１１．１２および
接合面２１．２２を介して接合され、接着剤Ｃが固化す
ることによってこれら第１および第２模型部分１０．２
０が一体化した消失模型Ｗが構成されることとなる。

なお、上記実施例では、発砲プラスティック等の可燃性
材料で構成された消失模型Ｗを接着する際に適用される
接着剤転写用プレート３５を例示しているが、もちろん
本発明は、その他の材料て構成され、あるいはその他の
ワークの接着の際に適用されるものにも有効である。ま
た、互いに異なる面上に接合面１１．１２を備える模型
部分１０に適用される接着剤転写用プレート３５を例示
したが、同一の面上に接合面を備えるワークの場合にも
適用することができるのは云うまでもない。さらに、第
１模型部分１０に接着剤Ｃを転写塗布するプレート３５
の製造方法を示しているが、ローダ６０に第２模型部分
２０を保持させる場合には、第１．模型部分１０を成形
する第１の型Ｍ１を利用して接着剤転写用プレートを製
造すればよい。またさらに、ｊＩｌ模型部分１０と第２
模型部分２０との接合面１１．１２および２１．２２に
接着面でない領域がある場合には、模型部分の状態の時
に予め削除しておけばよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係る接着剤転写用プレー
トの製造方法によれば、他方のワークを成形する型を用
いて接着剤転写用プレートを成形するようにしているた
め、複雑形状の転写用プレートを成形する場合にもその
作業は極めて容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る接着剤転写用プレートの製造方
法およびワークの製造工程を概念的に示した断面図、第
２図は、接着剤転写用プレートを適用するワークの接着
工程を概念的に示した側面図である。 １０．２０・・・ワーク、 １１．１２，２１．２２・・・ワークの接合部、３５・
・・接着剤転写用プレート、 ３５Ｊｌ、３５ｂ・・・接着剤で外装された部位、Ｃ・
・・接着剤、Ｍｌ、Ｍ２・・・型。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれ型成形された一方のワークと他方のワークとの
   間に接着剤を塗布する際に適用され、接着剤で外装され
   た部位を上記一方のワークにおける上記他方のワークと
   の接合部に当接させることにより該一方のワークに上記
   接着剤を転写塗布させる接着剤転写用プレートの製造方
   法あって、上記他方のワークを成形した型によって上記
   接着剤転写用プレートを成形することを特徴とする接着
   剤転写用プレートの製造方法。