JPH032615Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH032615Y2 JPH032615Y2 JP1983021432U JP2143283U JPH032615Y2 JP H032615 Y2 JPH032615 Y2 JP H032615Y2 JP 1983021432 U JP1983021432 U JP 1983021432U JP 2143283 U JP2143283 U JP 2143283U JP H032615 Y2 JPH032615 Y2 JP H032615Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- long groove
- geared cable
- open
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の対象)
この考案は、任意の半開きの状態で入口や窓の
戸(以下本件においては単に戸という)を停止さ
せることのできる戸の開閉停止装置に関する。
戸(以下本件においては単に戸という)を停止さ
せることのできる戸の開閉停止装置に関する。
(従来例)
一般に戸を半開きの状態にするためには、把手
に紐をつけて引つ張つておくか、または他の物体
を挟んで置く必要があるが、風が吹くとバタつき
戸が壊れるおそれがあり、チエツカーを使用した
自動閉鎖の戸では、戸を直角に全開したときは戸
は停止するが、それ以外の半開きの角度では把手
を手離すと完全に閉じてしまうので、半開きの状
態にしたいときは他の物体を挟むか、把手を紐で
引つ張つておかなければならない。また、スライ
ド式の窓や戸では、半開きの状態で停止固定でき
ず、幼児が開けて外へ出たり、二階の窓から落ち
たりすることもあつて危険である。
に紐をつけて引つ張つておくか、または他の物体
を挟んで置く必要があるが、風が吹くとバタつき
戸が壊れるおそれがあり、チエツカーを使用した
自動閉鎖の戸では、戸を直角に全開したときは戸
は停止するが、それ以外の半開きの角度では把手
を手離すと完全に閉じてしまうので、半開きの状
態にしたいときは他の物体を挟むか、把手を紐で
引つ張つておかなければならない。また、スライ
ド式の窓や戸では、半開きの状態で停止固定でき
ず、幼児が開けて外へ出たり、二階の窓から落ち
たりすることもあつて危険である。
(考案の目的)
この考案は、従来の戸の上記欠点を改良し、任
意の半開きの状態で戸の開閉を停止させることの
できる戸の開閉停止装置を提供することを目的と
する。
意の半開きの状態で戸の開閉を停止させることの
できる戸の開閉停止装置を提供することを目的と
する。
(考案の構成)
戸と、
戸に一端を係止したギヤードケーブル11と、
断面が半円形の底面で両端が開口した直状の長
溝1を設け、長溝1の底面に、ギヤードケーブル
11の螺線のピツチに合い、かつ、螺線が嵌合で
きる複数の溝2を設けた部材と、 上記長溝1を設けた部材をギヤードケーブル1
1に押圧する部材, とで構成し、押圧部材をギヤードケーブル11に
押圧してギヤードケーブル11の螺線を溝2に嵌
合させてギヤードケーブル11の摺動進退を停止
させ、押圧部材による押圧を開放してギヤードケ
ーブル11の摺動進退を可能とし、ギヤードケー
ブル11の停止により戸を任意の開閉状態とする
ことを可能とする。
溝1を設け、長溝1の底面に、ギヤードケーブル
11の螺線のピツチに合い、かつ、螺線が嵌合で
きる複数の溝2を設けた部材と、 上記長溝1を設けた部材をギヤードケーブル1
1に押圧する部材, とで構成し、押圧部材をギヤードケーブル11に
押圧してギヤードケーブル11の螺線を溝2に嵌
合させてギヤードケーブル11の摺動進退を停止
させ、押圧部材による押圧を開放してギヤードケ
ーブル11の摺動進退を可能とし、ギヤードケー
ブル11の停止により戸を任意の開閉状態とする
ことを可能とする。
上記長溝1を設けた部材として、断面がU字型
の直状にして両端が開口した長溝1を設けた部材
Bを用いてもよい。
の直状にして両端が開口した長溝1を設けた部材
Bを用いてもよい。
また、上記長溝1を設けた部材として、ギヤー
ドケーブル11を挟んで、断面が半円形の直状に
して両端が開口した長溝1を2つの部材Aおよび
Bを用い、そのいずれか一方または双方の長溝1
の底面に、複数の溝2を設け、2つの部材Aおよ
びBをバネ3により反撥対向させてもよい。
ドケーブル11を挟んで、断面が半円形の直状に
して両端が開口した長溝1を2つの部材Aおよび
Bを用い、そのいずれか一方または双方の長溝1
の底面に、複数の溝2を設け、2つの部材Aおよ
びBをバネ3により反撥対向させてもよい。
(実施例)
この考案の詳細を図面による実施例により説明
する。
する。
断面半円形にして両端が開口した直状の長溝1
の底面に更にギヤードケーブル11の螺線のピツ
チに一致し、螺線部分が嵌合できる複数の溝2を
設けた2つの部材AおよびBのうち、部材Aにバ
ネ3の一端を固着させ、他の一端を部材Bのバネ
穴4に挿入して2つの部材AおよびBを反撥させ
る。バネ3を部材Aに固着せずに、部材Aにもバ
ネ穴を設けてバネ3をそのバネ穴に挿入してもよ
い。またバネ3は、上記とは逆に、一端を部材B
に固着させ、部材Aに設けたバネ穴に他端を挿入
してもよい。溝2は部材AまたはBのいずれか一
方の長溝にのみ設けてもよい。
の底面に更にギヤードケーブル11の螺線のピツ
チに一致し、螺線部分が嵌合できる複数の溝2を
設けた2つの部材AおよびBのうち、部材Aにバ
ネ3の一端を固着させ、他の一端を部材Bのバネ
穴4に挿入して2つの部材AおよびBを反撥させ
る。バネ3を部材Aに固着せずに、部材Aにもバ
ネ穴を設けてバネ3をそのバネ穴に挿入してもよ
い。またバネ3は、上記とは逆に、一端を部材B
に固着させ、部材Aに設けたバネ穴に他端を挿入
してもよい。溝2は部材AまたはBのいずれか一
方の長溝にのみ設けてもよい。
一方の部材Aに複数のネジ穴5を設けネジで部
材Aを戸または壁のいずれかに取り付ける。
材Aを戸または壁のいずれかに取り付ける。
部材Bの両側面にそれぞれ1または複数の突子
6を設ける。相対向させた部材A,Bの両側面に
部材CおよびDを当接させる。部材CおよびD
の、部材AおよびBに当接する面に、部材Bの突
子6が遊嵌する長溝7を、部材Bの突子6の数に
応じて設ける。この長溝7は、部材Cの底面側が
開口し、反対側が閉じて壁7aを形成するのが好
ましい。バネ3は発条またはその他の弾性体を用
いることができる。
6を設ける。相対向させた部材A,Bの両側面に
部材CおよびDを当接させる。部材CおよびD
の、部材AおよびBに当接する面に、部材Bの突
子6が遊嵌する長溝7を、部材Bの突子6の数に
応じて設ける。この長溝7は、部材Cの底面側が
開口し、反対側が閉じて壁7aを形成するのが好
ましい。バネ3は発条またはその他の弾性体を用
いることができる。
部材CまたはDには部材Bを押さえる押さえ具
8を取り付け、部材DまたはCには押さえ具8の
係止具9を取り付ける。この係止具9は、部材B
を部材Aに押圧した状態での係止と、部材Aおよ
びBが反撥している状態での係止の2段係止を可
能にするものとするのが好ましい。部材Cおよび
Dには壁または戸のいずれかに取り付けるための
ネジ穴10を設ける。
8を取り付け、部材DまたはCには押さえ具8の
係止具9を取り付ける。この係止具9は、部材B
を部材Aに押圧した状態での係止と、部材Aおよ
びBが反撥している状態での係止の2段係止を可
能にするものとするのが好ましい。部材Cおよび
Dには壁または戸のいずれかに取り付けるための
ネジ穴10を設ける。
なお、部材Bの押圧およびその解除のための手
段は上記構造に限定されるものではなく、部材A
にコイルを取り付けて電流を通じて部材Aを電磁
化し、それにより部材Bを引きつける構造にする
こともでき、また他の公知の方法を用いることも
できる。突子6および長溝7は上記とは反対に突
子6を部材CおよびDに、長溝7を部材Bに設け
てもよい。部材A、部材Cおよび部材Dを一体に
構成してもよい。この場合、部材Bの側面に穴を
穿がち穴の中にバネを介して突子6を挿入すると
共に長溝7の中へ突子6を挿入する。
段は上記構造に限定されるものではなく、部材A
にコイルを取り付けて電流を通じて部材Aを電磁
化し、それにより部材Bを引きつける構造にする
こともでき、また他の公知の方法を用いることも
できる。突子6および長溝7は上記とは反対に突
子6を部材CおよびDに、長溝7を部材Bに設け
てもよい。部材A、部材Cおよび部材Dを一体に
構成してもよい。この場合、部材Bの側面に穴を
穿がち穴の中にバネを介して突子6を挿入すると
共に長溝7の中へ突子6を挿入する。
部材A,B,CおよびDは金属または硬質合成
樹脂で作る。
樹脂で作る。
第5図に示す実施例は、前記の実施例における
部材Bに対向する部材Aを省略したものである。
すなわち、部材B′のバネ穴に固着または挿入し
たバネ3を直接壁または戸に当接または固着し
て、部材B′を壁または戸より反撥させ、部材
B′を押圧すれば、部材B′の長溝1′の底面の溝2
にギヤードケーブル11の螺線が嵌合してギヤー
ドケーブル11の摺動が停止することを可能とす
る。部材B′の押圧係止装置は図面では省略した。
部材B′の長溝1′は断面U字型にするのが好まし
い。
部材Bに対向する部材Aを省略したものである。
すなわち、部材B′のバネ穴に固着または挿入し
たバネ3を直接壁または戸に当接または固着し
て、部材B′を壁または戸より反撥させ、部材
B′を押圧すれば、部材B′の長溝1′の底面の溝2
にギヤードケーブル11の螺線が嵌合してギヤー
ドケーブル11の摺動が停止することを可能とす
る。部材B′の押圧係止装置は図面では省略した。
部材B′の長溝1′は断面U字型にするのが好まし
い。
いずれの実施例においても、パイプPの一端よ
り出たギヤードケーブル11の先端を補強部材を
介して戸に取り付ける。
り出たギヤードケーブル11の先端を補強部材を
介して戸に取り付ける。
(作用および効果)
この考案に係る戸の開閉停止装置は、平常は係
止具9を緩めるか、または電流を切つて、部材A
と部材Bをバネ3により反撥させてギヤードケー
ブルを開放すると、戸の開閉は自由となる。
止具9を緩めるか、または電流を切つて、部材A
と部材Bをバネ3により反撥させてギヤードケー
ブルを開放すると、戸の開閉は自由となる。
戸を全開または半開きの状態にしたいときは、
戸の任意の開き状態のときに、係止具を操作する
かまたは電流を通じて、部材BをAに押圧して部
材AおよびまたはBの長溝底面でギヤードケーブ
ル11を押圧し、更に長溝底面の溝2にギヤード
ケーブル11の螺線を嵌合させた状態を堅持する
と、ギヤードケーブル11は摺動進退することが
出来なくなり、戸は全開または任意の半開き状態
で停止する。
戸の任意の開き状態のときに、係止具を操作する
かまたは電流を通じて、部材BをAに押圧して部
材AおよびまたはBの長溝底面でギヤードケーブ
ル11を押圧し、更に長溝底面の溝2にギヤード
ケーブル11の螺線を嵌合させた状態を堅持する
と、ギヤードケーブル11は摺動進退することが
出来なくなり、戸は全開または任意の半開き状態
で停止する。
再び係止具を操作するか電流を切ると部材Aお
よびBを反撥させてギヤードケーブル11を開放
して摺動進退を自由にし、戸の開閉は自由とな
る。
よびBを反撥させてギヤードケーブル11を開放
して摺動進退を自由にし、戸の開閉は自由とな
る。
ギヤードケーブル11を、自動コード巻取器の
コードと連結するか、または戸にチエツカーを取
り付ければ、戸の自動閉鎖と、開閉停止装置によ
る半開きの作用を兼ねることができる。
コードと連結するか、または戸にチエツカーを取
り付ければ、戸の自動閉鎖と、開閉停止装置によ
る半開きの作用を兼ねることができる。
このように、この考案によれば、構造簡単で安
価に、従来通りの戸の開閉が出来る上に、全開お
よび任意の半開き状態で戸を停止させることが出
来る優れた効果を有する。
価に、従来通りの戸の開閉が出来る上に、全開お
よび任意の半開き状態で戸を停止させることが出
来る優れた効果を有する。
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
乃至第3図は部材A,B,Cの斜面図、第4図お
よび第5図は各部材の組立斜面図である。 A,B,C,D……部材、1……長溝、2……
溝、3……バネ、4……バネ穴、6……突子、7
……長溝、8……押さえ具、9……係止具、11
……ギヤードケーブル。
乃至第3図は部材A,B,Cの斜面図、第4図お
よび第5図は各部材の組立斜面図である。 A,B,C,D……部材、1……長溝、2……
溝、3……バネ、4……バネ穴、6……突子、7
……長溝、8……押さえ具、9……係止具、11
……ギヤードケーブル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 戸と、 戸に一端を係止したギヤードケーブル11
と、 断面が半円形の底面で両端が開口した直状の
長溝1を設け、長溝1の底面に、ギヤードケー
ブル11の螺線のピツチに合い、かつ、螺線が
嵌合できる複数の溝2を設けた部材と、 上記長溝1を設けた部材をギヤードケーブル
11に押圧する部材, とよりなり押圧部材をギヤードケーブル11に
押圧してギヤードケーブル11の螺線を溝2に
嵌合させてギヤードケーブル11の摺動進退を
停止させ、押圧部材による押圧を開放してギヤ
ードケーブル11の摺動進退を可能とし、ギヤ
ードケーブル11の停止により戸を任意の開閉
状態とすることを可能とする戸の開閉停止装
置。 2 断面がU字型の直状にして両端が開口した長
溝1′を設けた部材B′を用いたことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の戸の
開閉停止装置。 3 ギヤードケーブル11を挟んで、断面が半円
形の直状にして両端が開口した長溝1を有する
2つの部材AおよびBのいずれか一方または双
方の長溝1の底面に、複数の溝2を設け、2つ
の部材AおよびBをバネ3により反撥対向させ
たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項に記載の戸の開閉停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143283U JPS59128871U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 戸の開閉停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143283U JPS59128871U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 戸の開閉停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59128871U JPS59128871U (ja) | 1984-08-30 |
JPH032615Y2 true JPH032615Y2 (ja) | 1991-01-24 |
Family
ID=30152554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2143283U Granted JPS59128871U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 戸の開閉停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59128871U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51146738U (ja) * | 1975-05-19 | 1976-11-25 |
-
1983
- 1983-02-16 JP JP2143283U patent/JPS59128871U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59128871U (ja) | 1984-08-30 |
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