JPH03261547A - 複合被覆構造体、土木建築物及び複合被覆構造体施工法 - Google Patents

複合被覆構造体、土木建築物及び複合被覆構造体施工法

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JPH03261547A
JPH03261547A JP7892990A JP7892990A JPH03261547A JP H03261547 A JPH03261547 A JP H03261547A JP 7892990 A JP7892990 A JP 7892990A JP 7892990 A JP7892990 A JP 7892990A JP H03261547 A JPH03261547 A JP H03261547A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート及びモルタル構造物、金属駆体
に対して通用される亀裂追従性、防水性、炭酸ガスバリ
ヤ−性、要項性、躯体との一体性・耐ブリスター性に優
れた複合被覆構造体、土木建染物及び複合被覆構造体施
工法に係わるものである。
〔従来の技術〕
コンクリート構造物や金属躯体を基体とした防水被覆塗
膜型構造体としては、特公昭52−25877号公報に
記載されているように、柔軟性のある不飽和ポリエステ
ル樹脂と繊維補強材を組み合わせたFRP構造体、ある
いは特開昭58−189071号公報に記載されている
ように、発泡ポリウレタン樹脂の被5!構造体が知られ
ている。
また、特開平01−219242号公報にはポリウレタ
ン樹脂層とFRP層を複合化し、亀裂追従性、防水性、
炭酸ガスバリヤ−性、要項性等を向上した施工法が提案
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したFRP構造体は、使用する樹脂性能により耐水
性、耐熱性、要項性、擦傷性、耐候性、ガスバリヤ−性
等に優れる。しかしながら、繊維補強材が混入している
ため材料の伸びが非常に小さくなる欠点がある。この欠
点は次のような問題点を生しる。
すなわち、コンクリートやモルタルなどの建築物におい
ては、乾燥収縮や地盤沈下、地震などにより、低速度及
び高速度の伸縮運動が繰り返し起こるため、その表面に
は必然的に亀裂が生しる。
そして、このように亀裂は漏水の原因になることから、
これら建築物に対しては防水施工を行う必要がある。一
般に、このような防水施工を行う場合、通用される防水
材としは、建築物素地面において低速及び高速の伸縮運
動や亀裂が生した場合でも、形成された防水層自体は容
易に亀裂や剥離を生じないように、伸縮性、接着性、さ
らには耐久性のすぐれたものであることが要求される。
この点からすると、FRP構造体はその伸びが小さいた
め亀裂追従性に劣るといった問題がある。これは建築物
の屋上防水等の一定間隔目地切り部では、応力集中個所
が発生するので、防水材の破断につながるものである。
この問題を解決するために、前記し7た特開平l−21
9242号公報ではFRPとポリウレタン樹脂の有する
優れた特徴を活かしたものとして、ポリウレタン樹脂層
上にFRP層を設けた構造体を提案している。ここでは
、特に問題点となるポリウレタン樹脂層とFRP層の眉
間接着性について、次のような改良策を提案している。
すなわち、ポリウレタン樹脂層側にFRPの樹脂と接着
性のよい、粒径0.4 m以上のプラスナック粒状物を
添加し、一体層を設けるという施工法である。この施工
構造物及び施工法は前記したコンクリート・クラック追
従性等について優れた性能を示す、しかし、この方法の
問題点として次のような点が挙げられる。
すなわち、プラスチック粒状物がポリウレタン樹脂層の
表面に現れた粒状物とFRPの樹脂が接触し、接着力が
向上するので、均一に粒状物が表面に凸状型に現れてい
なければならないが、ウレタン樹脂、粒状物の比重、塗
装方法、塗装地の外気温によるウレタン樹脂の粘度変化
等により、粒状物が沈みこんで表面に凸状に現れないこ
とがあり、この場合にはFRP層とウレタン樹脂層の接
着力は弱くなる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、上から(A)繊
維強化熱硬化樹脂層 (B)繊維強化熱硬化樹脂層用接着剤層(C) JIS
K6301に規定する引張伸び率が30%以上の高分子
組成物層 (D)基体 を有する複合被覆構造体を提供すくものである。
この際、(C)層の高分子組成物層が塗膜型樹脂組成物
層又はこれに補強材を混入した補強塗膜型樹脂組成物層
であっても良く、また、シート状体であっても良い。ま
た、(B)がイソシアネート基を有する樹脂であること
も好ましく、さらに−液湿気硬化ウレタン樹脂層により
(B)層と(C)層を兼用することもできる。
また、本発明は、上記複合被覆構造体を防水構造体とし
て用いた土木建築物を提供するとともに上記(D)上に
(C)を施工し、次いでイソシアネート基を有する(B
)を施工し、その上に(A)を施工する複合被覆構造体
施工法を提供するものである。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明に用いる(D)基体は、例えばセメントコンクリ
ート、アスファルトコンクリート、JI55403(石
綿スレート)、ALC板、pc板、FRP 、プラスチ
ック、木質物、金属などの単独あるいは組合わせで構成
されたもので、その形状はいずれのものでもよく、構造
物の表面であれば球面、曲面、延長面、平面、垂直面、
斜面、天井面等いずれでも良い。
また、本発明に用いる(C) JISK6301に規定
する引張伸び率が30%以上の高分子組成物層としては
、塗膜型樹脂組成物層とシート状体層が挙げられるが、
前者の場合にはコンクリート、金属等の堅固な基体は、
必要に応じて下地処理、プライマー処理等を行うとよい
基体と塗膜型樹脂組底物屡の眉間に使用するプライマー
は、一般公知のプライマーで例えば−液湿気硬化型ウレ
タンプライマー、ビスフェノールA型エポキシ/ポリア
ミン系プライマー、不飽和ポリエステル系プライマー等
を用いることができる。
引張り伸び率が3094F以上の高分子組成物層の材質
がシート状体の場合、基体との接着には接着剤を使用す
る。この接着剤には大別して有機溶剤系と非有機溶剤系
がある。有機溶剤系は合成ゴム又は合t7.樹脂を主成
分として補助剤などとともに溶剤に熔解したものである
。非有機溶剤糸は、エマルジョン型、及び主剤と硬化剤
を混合して使用する二液反応型があり、いずれも有機溶
剤を含有しないものである。この接着剤は基体とシート
状体のみならず、シート状体を複数重ねて用いる場合に
はシート状体相互の接着剤としても使用される。
本発明の(C)のJISK6301での引張伸び率が3
0%以上の高分子組成物層としては具体的には次のよう
なものである。塗膜型樹脂組成物としては、JISA6
910複層仕上塗材、JIS−A−6021屋根防水塗
材等が挙げられる。JISA6910ではポリマーセメ
ント系複層仕上塗材、合成樹脂Em (Emはエマルジ
ョンを示す、以下同様)系複層仕上塗材、反応硬化型合
成樹脂エマルジョン系複層仕上塗材、合成樹脂溶液系複
層仕上塗材等の主材層が該当する。
上記JISA6910のポリマーセメント系複層塗材と
は結合材としてセメント及び混和用ポリマーディスバー
ジョンを混合したものである。なお、ポリマーディスバ
ージョンとは、JISA6023で規定するアクリル系
、酢酸ビニル系などのEm合成樹脂である。
また、上記合成樹脂E+++系複層塗材とはアクリル系
、酢酸ビニル系などの合成樹脂Ea+である。また、上
記反応硬化型合成樹脂Emとはエポキシ樹脂などの反応
硬化型合成樹脂Esである。また、上記合成樹脂溶液系
複層仕上塗材とは、アクリル系、ビニル系などの合成樹
脂をキシレン、トルエンなどの有機溶剤で溶解したもの
及びエポキシ系、ウレタン系などの反応硬化型合成樹脂
をキシレン、トルエンなどの有機溶剤で溶解したもので
ある。
JISA6021(屋根防水用塗膜材)とは、ウレタン
ゴム系1類及び2@、アクリルゴム系、クロロプレンゴ
ム系、アクリル樹脂系、ゴムアスファルト系などがある
。ウレタンゴム系1類及び2類とは、NGO基を持った
化合物を主な原料とする主剤と、架橋剤、充填剤などを
主な成分とする硬化剤とよりなる2$、分糸ウレタンゴ
ム系防水科コ、その品質でIQと2類に区別している。
ここで、JISA6021のアクリルゴム系とは、アク
リル酸アルキルエステルを主な原料とする非加硫アクリ
ルゴムに充填剤などを配合したアクリルゴムEm系組底
物である。アクリル樹脂系とはアクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルを主な原料とする組成物である。ゴ
ムアスファルト系とはアスファルトとスチレン・ブタジ
ェンあるいはクロロプレンゴム等のゴム材を主な成分と
するゴムアスファルトEm組底物である。クロロプレン
ゴム系とは、クロロプレンを主な原料とし、充填剤など
を配合したクロロプレンゴム溶液系防水剤である。
ゴムアスファルト系とは、アスファルトとゴムを主な成
分とするゴムアスファルトエマルジョン系防水剤である
本発明で使用する塗膜型樹脂組成物で好ましく使用され
るのは、躯体のクランク追従性等を考慮した場合、JI
S八6へ21の各製品、JISA6910の伸張型合成
樹脂Era系複層塗材等である。
これら各種塗膜型樹脂組成物には、樹脂のほかに必要に
より骨材、粘度安定剤、ノニオン性界面活性剤、消泡剤
、凍結防止剤、分散剤、湿潤剤、防腐剤、pH調整剤、
増粘剤、造膜助剤、各種充填剤、顔料、セメント、繊維
質材料等の一部又は全部を配合しても良い。
充填剤、セメント等の粉体を混入した場合、引張伸び率
が小さくなる。伸び率が30%未満になった場合、クラ
ンク追従性が著しく悪くなる。好ましい引張り伸び率は
50%以上、さらに好ましくは100%以上である。
また、シート状体からなる高分子組底物眉とは次のよう
なものである。すなわち、JISA6008、JISA
6009に規定されている合成高分子ルーフイング、基
布その他を積層した合成高分子ルーフイング等である。
これらのルーフィング材には、■ エチレンプロピレン
ゴム、ブチルゴムなどの加硫ゴム系ルーフィング、■ 
ブチルゴム、エチレンプロピレンゴムなどの非加硫ゴム
系ルーフィング、塩化ビニル、塩化ビニル共重合体など
の塩化ビニル樹脂系ルーフインク、エヂレン酢酸ビニル
共重合樹脂系ルーフィング等がある。これらの各材料そ
の他を積層したものがJISA6009品である。
本発明の(B)繊維強化熱硬化樹脂層用接着剤層とは、
液状で塗布できる形態の接着剤により塗布形成されるも
のである。その種類としては、ウレタン系、エポキシ系
、ビニルエステル系、不飽和ポリエステル系、アクリル
系等がある。現場施工であることを考慮した場合、水分
と反応するイソシアネート基を有するウレタン系接着剤
が好ましい。イソシアネート基を有するウレタン系接着
剤とは、ポリイソシアネートとポリオールを反応させて
得られる末端にイソシア不−1−(NGO)基を有する
ウレタンプレポリマーからなる湿気硬化型接着剤である
上記イソシアネートとしては、湿気硬化形ウレタン塗料
の製造に使用される有機ポリイソシアネート類がいずれ
も使用でき、例えば2.4−トリレンジイソシアネート
、2,6−トリレンジイソシアネート、2.4/2.6
 =65/35(重量比)トリレンジイソシアネート、
2.4/2.6 =80/20(重量比)トリレンジイ
ソシア2−ト、4,4”−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、フェニレン
ジイソシアネート、1.5−ナフタレンジイソシアネー
ト、メタキシリレンジイソシアネート、水添化トリレン
ジイソシアネート、水添化4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、粗製トリレンジイソシアネート、ポ
リメチレンポリフェニルイソシアネート等が挙げられる
。そして、これらの単独又はこれらの混合物として用い
ることができる。
また、ポリオールとしては、従来ポリウレタンの製造に
用いられているポリオール類がいずれも使用でき、例え
ばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン
、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ヒ
マシ油、ジグリセリン、ソルビトール、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール等の活性水素含有化合
物、及び上述の活性水素含有化合物とエチレンオキシド
、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオ
キシド、テトラハイドロフラン等のアルキレンオキシド
類の単独又は混合物を付加束合して得られる、末端水酸
基2個以上を有する平均分子量3,000 y下平均官
能基数2以上、好ましくは平均分子量200〜1 、0
00平均官能基数2〜2.5の活性水素含有ポリマーが
使用される。その化ポリエステルポリオール、油変性ポ
リエステルポリオール、ポリε−カプロラクトンポリオ
ール、アクリルポリオール、ポリイミン、ポリアミド、
床素樹脂及びメラミン樹脂等の平均分子量3,000以
下平均官能基数1.5以上、好ましくは平均分子量20
0〜i 、 ooo平均官能基数2〜2.5の活性水素
含有ポリマーも併用することができる。
これらのイソシアネート及びポリオールの両威分は分子
末端がイソシアネートになるような割合で、公知慣用の
ウレタン化反応を通し゛ζウレタンプレポリマーとされ
る。次いで、このウレタンプレポリマーは希釈可能な溶
剤で希釈されて、樹脂分10〜70重量%、好ましくは
15〜50重量%の樹脂溶液が調製される。
この希釈溶剤として代表的なものは、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、メチルエチルケトン又はセロソルブア
セテートなどのごときイソシアネートとは反応しないも
のであり、これらは単独で、あるいは混合されて、ウレ
タン化反応の初期からポリオール成分と有機インシアネ
ート成分と共に用いられる。
すなわち、このウレタン化反応は、前記したそれぞれポ
リオール成分、有機イソシアネート収骨及び溶剤を加え
て、慣用のウレタン化触媒の存在下に、30〜80℃な
る反応容器中で、2〜5時間にわたり常法にしたがって
攪拌しながら行われるが、該ウレタン化触媒として代表
的なものを挙げれば、ジプチル錫ラウレート、オクチル
酸錫又はオクチル酸鉛などの如き金属触媒である。
かかる操作によって得られるウレタンプレポリマー中の
有機イソシアネート基の含有率は樹脂固形分の重量当た
り13〜25パーセン、特に13〜22パーセントが良
く、そして得られる樹脂溶液の粘度は20〜500cp
s程度の塗装容易な範囲が良い。
上記末端イソシアネート基を有するプレポリマーは、必
要に応してセメントti、体質顔料、着色剤、増粘剤、
レベリング剤、消泡剤等の各種添加剤を配合して接着剤
とされる。
接着剤とした後、ハケ、ローラーハケ等を用いた手によ
る塗装が通常行われるが、機械によるスプレー吹きつけ
塗装も可能であり、このようにして形成された塗膜は空
気中の水分ですみやたに硬化する。
上記は(C)Jiffに(B)層を設ける場合であった
が、特開昭57−94056号公報に記載されたものに
代表されるような希釈性溶剤分の非常に少ない一液湿気
硬化型ウレタン塗料と称せられるものを用いれば、その
塗布層はJIS A6021屋根塗膜用防水材に適合す
る材料となり、膜厚を厚く保持することができるので、
この塗布層により (C)j*と(B)層を兼用させる
こともでき、(B)層を設けなくとも(A)層との接着
を強固にすることができる。
本発明における(八)繊維強化熱硬化樹脂層に用いられ
る熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビ
ニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等で
あり、好ましくは不飽和ポリマーエステル樹脂、ビニル
エステル樹脂である。
不飽和ポリエステル樹脂としては、α、β−不飽和二塩
基酸又はその酸無水物と、芳香族飽和二塩基酸又はその
酸無水物と、グリコール類の重縮合によって製造され、
場合によっては酸成分として脂肪族或いは脂環族飽和二
塩基酸を併用して製造された不飽和ポリエステル30〜
80重量部を、α。
β−不飽和単量体70〜20重量部に溶解して得られる
ものが挙げられる。また、ビニルエステル樹脂とは、不
飽和ポリエステルの末端をビニル変性したもの、及びエ
ポキシ樹脂骨格の末端をビニル変性したものである。こ
れらは、必要にまり増粘剤、充填剤、硬化触媒、硬化促
進剤、低収縮化剤等を添加するが、特に硬化触媒、硬化
促進剤の添加は有用である。
上記のα、β−不飽和二塩基酸又はその酸無水物として
は、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、クロルマレイン酸及びこれらのエス
テル等があり、芳香族飽和二塩基酸又はその酸無水物と
しては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、ニトロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸
、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ハロケン
化無水フタル酸及びこれらのエステル等があり、脂肪族
或いは脂環族飽和二塩基酸としては、シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸
、グルタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸及びこれらの
エステル等があり、それぞれ単独或いは併用して使用さ
れる。
グリコール類としては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、■、3−ブタンジオール、1.4−ブタンジ
オール、2−メチルプロパン、1,3ジオール、ネオペ
ンチルグリコール、トリエチレンクリコール、テトラエ
チレングリコール、1,5ベンタンジオール、■、6−
ヘキサンジオール、ビスフェノールA1水素化ビスフエ
ノールA、エチレングリコールカーボネート、2.2−
ジー(4−ヒドロキシプロポキシジフェニル)プロパン
等が挙げられ、単独或いは併用して使用されるが、その
ほかにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等の
酸化物も同様に使用できる。また、グリコール類と[6
分の一部としてポリエチレンテレフタレート等の重縮合
物も使用できる。
また、上記α、β−不飽和単量体としては、スチレン、
ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレン
、ジクロルスチレン、ヒニルナフタレン、エチルビニル
エーテル、メチルビニルケトン、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のビニル化合物及びジ
アリルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルサク
シネート、トリアリルシアヌレート卑のアリル化合物な
どの不飽和ポリエステルやビニルエステル樹脂と架橋可
能なビニル七ツマ−或いはビニルオリゴマー等が挙げら
れ、単独或いは併用して用いられるが、−船釣にはスチ
レンが使用される。
増粘剤は不飽和ポリエステル等の有する水酸基、カルボ
キシル基やエステル結合等と化学的に結合して線状又は
一部交叉結合を生じせしめて分子量を増大させ、不飽和
ポリエステル樹脂を増粘させる性質を有するもので、例
えばトルエンジイソシアネートの如きジイソシアネート
類、アルミニウムイソプロポキシド、チタンテトラブト
キシの如き金属アルコキシド類、酸化マグネシウム、酸
化カルシウム、酸化ベリリウムの如き2価金属の酸化物
、水酸化カルシウムの如き2金属の水酸化物等を挙げる
ことができる。増粘剤の使用量は不飽和ポリエステル樹
脂100重量部に対して通M  O。
2〜5重量部、好ましくは0.5〜4重量部の割合であ
る。そして必要ならば水の如き極性の強い物質を増粘助
剤として少量使用することができる。
着色剤としては、従来公知の有機及び無機の染料、顔料
がいずれも使用できるが、なかでも耐熱性、透明性に優
れ、かつ不飽和ポリエステル等の硬化を著しく妨害する
ことのないものが好ましく用いられる。
本発明で用いる繊維強化材とは、例えばガラス繊維、ア
ミド、アラミド、ビニロン、ポリエステル、フェノール
等の有V&繊維、カーボン繊維、金属繊維、セラくツク
繊維あるいはそれらの組合わせである。施工性、経済性
を考慮した場合、好ましいのはガラス繊維、有機機維で
ある。繊維の形態は、平織り、朱子織り、マント状等が
あるが、施工性、厚み保持等よりマット状が好ましい。
また、ガラスロービングを20〜100 tmにカント
しτ、チョプドストランドにして使用することも可能で
ある。
充填剤としては、炭酸カルシウム粉、クレーアルミナ粉
、珪石粉、タルク、硫酸バリウム、シリカパウダー、ガ
ラス粉、ガラスピーズ、マイカ、水酸化アルミニウム、
セルロース糸、珪砂、川砂、寒水石、天理石屑、砕石な
どの公知のものが挙げられ、なかでも硬化時半透明性を
与えるのでガラス粉、水酸化アルミニウム、硫酸バリウ
ムなどが好ましい。
硬化触媒としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエ
ステル樹脂等に作用するもので、例えばアゾイソブチロ
ニトリルのようなアゾ化合物、ターシャリープチルバー
ヘンゾエート、ターシャリ−パーオクトエート、ヘンシ
イルバーオキサイド、メチルエヂルケトンバーオキサイ
ト、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物等を挙げ
ることができ、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に
対して通常0.3〜3重量部の範囲で用いることができ
る。
硬化促進剤としては、有機酸の金属塩類特にコバルト塩
、例えばナフテン酸コバルト、オフナル酸コバルト、ア
セチルアセトンコバルト等が使用される。
内部離型剤としては、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛
等の如き高級脂肪酸や高級脂肪酸エステル、アルキルリ
ン酸エステル等の従来公知のものを挙げることができ、
例えば不飽和ポリエステル樹脂100重量部対して通常
0.5〜5重量部の割合で用いることができる。
低収縮剤とはしては、熱可塑性樹脂が使用でき、その具
体例としてはメチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、ブチルメタクリレート、メチルアクリレート、エ
チルアクリレートなどのアクリル酸又はメタクリル酸の
低級アルキルエステル類、スチレン、塩化ビニル、酢酸
ビニルなどの単量体の単独重合体又は共重合体類、前記
ビニル単量体の少なくとも1種と、ラウリルメタクリレ
ート、イソビニルメタクリレート、アクリルアミド、メ
タクリルアくド、ヒドロキシルアルキルアクリレート又
はメタクリレート、アクリロニトリル、メタクリレート
リル、アクリル酸、メタクリル酸、セチルステアリルメ
タクリレートよりなる単量体の少なくとも1種の共重合
体などのほか、セルロースアセテートブチレート及びセ
ルロースアセテートプロピオネート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等がある。
本発明の被覆構造体を作製するには、基体(D)上に柔
軟性のある引張り伸び率が30%以上の高分子組成物層
(C)を形成させるが、上述したJISA6021やJ
ISA6910  の塗膜型の場合は、液状組成物を金
ゴテやスプレー等の装置を用いて形成する。
また、JISA6008やJISA6009に代表され
るシート状体を使用する場合は、各種接着剤を用いて基
体にはりつける。
次に(C)が塗膜型の場合は硬化させた後、また、シー
ト状体の場合はそのまま、例えばNGO基を有する接着
剤を上記した如く金ゴテ等で塗布し、繊維強化熱硬化樹
脂層用接着剤層(B)を形成する。
このようにすると、(C)層に混入した水分あるいは付
着した空気中の水分によりNGO基が反応して接着剤層
の接着性が向上する。
上記(B)繊維強化熱硬化樹脂層用接着剤層上に上記熱
硬化性樹脂の層を塗布してその上に上記繊維強化材をの
せるか、この繊維強化材を繊維強化熱硬化樹脂層用接着
剤層層(B)上にのせて熱硬化性樹脂を含浸させ、硬化
させて繊維強化熱硬化樹脂層(A)を形成する。また、
このような作業を軽減するため、SMC、BMG等の既
に上記熱硬化性樹脂を上記繊維強化材に含浸させた成形
材料(プリプレグ)を用いても良い。
本発明の最大の目的の一つは前記した様に基体に対する
被5を物の亀裂追従性能の向上である。実用上被覆物の
亀裂現象が発生するのは、屋上防水施工等でアスファル
ト防水層の上に抑えモルタルを打設している場合が多い
。一般にこの仕様はアスファルト防水層の上に幅約30
00 X長さ3000 X厚さ60mの押えモルタルを
打設し、約30tm幅の伸縮目地を設けている。
?′i修施工の場合、押えモルタルの上から直接新しい
防水層を設ける。そのため、この伸縮目地が温度変化、
建物の振動等で動くとき、押えモルタル上の新設防水層
に応力が伝播し、防水層が負荷を受ける。この負荷が大
きかったり、小さくても繰り返し回数が多い場合には防
水層の破断につながる。
一般に既設の防水層では、この問題を解決する手法とし
て、目地部では絶縁1法と呻ばれる、基体と防水層が密
着されていない方性を採用する場合が多い。当然のこと
ながら、この絶縁工法も本発明の施工法に含まれ、これ
により得られる構造体も本発明に含まれる。
更に目地部の基体追従性能を向上させるため(こ種々検
討の結果、(C)層の柔軟な高分子組成物層を塗布する
際、目地部の上部幅30〜200 n程度の補強材を配
置し、その上に高分子組成物を塗布し硬化させて(C)
層とするか、高分子組成物を補強材に含浸させ硬化させ
て(C)とすることが好ましい。この補強材としては、
上記したものが挙げられるが、実用上は朱子織、平織等
の幅100 tm程度のテープ状のものが好ましい。
このようにして得られる複合被覆構造体を土木建築物に
用いれば、防水構造体とすることができ、その場合亀裂
追従性等に優れるので、地震等により基体に亀裂が発生
してもこれを覆い、漏水を防止することができる。
〔実施例〕
次に本発明の詳細な説明する。
(NCO基を有する繊維強化熱硬化樹脂層接着剤の製造
〕 (a)  分子量2000でOH価が56のr)lip
rox DP−2000,4(大日本インキ化学工業@
製二官能ポリエーテルポリオール) 1000g、1.
3−ブチレングリコール60gトリメチロールプロパン
30g、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(日
本ポリウレタン個装クルードMDIを使用)2713g
及び樹脂分が60%になるようにトルエンを加えて、5
0℃で攪拌混合させてNC0%が9.6で粘度(25℃
、以下同様)が260cpsなる、ウレタンプレポリマ
ーと希釈溶剤 (トルエン〉とからなる樹脂溶液を得た
上記で得られた樹脂溶液に希釈性溶剤としてのキシレン
を加えて樹脂分を40%にし、粘度27cpsなる湿気
硬化型ポリウレタン樹脂溶液の接着剤(a)を得た。
(b)  分子量が1000でOH価が112なる「旧
proxDP−1000J (大日本インキ化学工業@
製二官能ポリエーテルポリオール) 1000g、トリ
メチロールプロパン90g 、 1.3−ブチレングリ
コール201g及び2.4〜/2.6−(80/20)
 l−リレンジイソシアネー) 1400gに、IIM
脂分が60%になるようにトルエンを加えて、60℃で
5時間攪拌混合を行い、NC0%が6.5で粘度が13
00cpsなるウレタンプレポリマーと希釈性溶剤(ト
ルエン)からなるポリウレタン樹脂溶液を得た。
上記で得られたポリウレタン樹脂溶液に希釈性溶剤とし
てのキシレンを加えて樹脂分が40%で、粘度が17c
psなる湿気硬化型ポリウレタン樹脂溶液の接着剤(b
)を得た。
(c) PAPIC商品名)           33.6重
量部〔ポリメチレンポリフェニルイソシア ネート(化成アンプジョン■製)〕 〕Nl5SO−PB−G−1,000(商品名)   
 36.4重量部〔分子量線i、oooのポリブタジェ ンポリオール(日本曹達■製) キシレン           30.0重量部を70
℃で4時間反応させ、次の性状のプレポリマーを得た。
不揮発分(%)          70粘度(25℃
ガードナー)      J有効NGO含有率(%〉8
.0 上記プレポリマー1重量部に対しセメント1重量部を混
合し接着剤(c)を調製した。
実施例1 ((C)層が塗膜型の場合〕(D)としての
基板(コンクリート又は石綿スレート〉上に(C)層と
してポリウレタン樹脂のデイック・ウレタン防水材(主
剤/硬化剤・50/ 50の混合溶液)を金ゴテにて約
2n厚さに塗布した。
硬化後、ポリウレタン樹脂層の上に(B)層として上記
で合成した接着剤(a)を固形分で150g/ m塗布
した。この接着剤層の樹脂が硬化後(A)層として不飽
和ポリエステル樹脂(大日本インキ化学工業側製ポリラ
イトPR−200)を塗布し、その上にガラスチョップ
マント(450g/ m、日東紡M■製)を敷設して複
合被覆構造体を作製した。この得た試験体についてクラ
ンク追従性試験、疲労試験、ピーリング試験、−軸引張
接着試験を行った結果を下記の表に示す。なお、試験方
法は後述する。
実施例2〜6 ((C)層が塗膜型の場合〕実施例1と
同様にして、後述の表のそれぞれに該当する欄に記載し
た横取の複合被覆構造体の試験体を作製し、これらにつ
い\ても実施例1と同様に試験した結果を表1に示す。
実施例7〜10((C)層がシート状体の場合)(D)
としての基板(コンクリート又はスレート)上にニトリ
ルゴム系接着剤DPボンド’E 200g/ rd’i
::均一に塗布し、20℃、60%に30分放置した。
その後、(C)層としてOPルーフシートをゴムロール
を用いて十分に圧着し空気を完全に押出して接着させた
。その後、下記表のそれぞれの実施例の欄の(B) N
、(A)層を実施例1と同様の方法で施工し、得られた
それぞれの試験体について実施例1と同様に試験した結
果を表1に示す。
実Wf、例11 実施例1と同様の方法で基体に(C)層を敷設し、その
上に(B)層としてエポキシ系接着剤(生剤エビクロン
5300−42(大日本インキ化学工業特製)/硬化剤
ラフカマイドB−3150−45(大日本インキ化学工
業特製)=100150)を塗布し、固形分で150」
/m′の接着剤層を形威した。この接着剤層の樹脂を硬
化させた後、実施例1と同様の方法で(A)層を設け、
試験体を作製した。これについても、実施例1と同様に
試験した結果を表1に示す。
実施例12〜13 実施例11において、(B)層に下記表のそれぞれの実
施例の欄に記載した接着剤を用いた以外は同様にして試
験体を作製し、これについても同様に試験した結果を表
1に示す。
実施例14 実施例7において、(B)層にエポキシ系接着剤(主剤
エピクロン5300−42(大日本インキ化学工業特製
)/硬化剤ラフカマイドB−3150−45(大日本イ
ンキ化学工業特製)=100150)を使用した以外は
同様にして試験体を作製し、これについても試験した結
果を表1に示す。
実施例15((B)と(C) Nを一層で兼用した場合
)実施例2と同様に基体にデイックウレタン−(大日本
インキ化学工業■製−液湿気硬化型ウレタン樹脂溶液)
を塗布し、硬化させて(C)層を形威し、その上に実施
例1と同様に(A)層を形成した試験体を作製し、これ
についても実施例1と同様に試験した結果を表1に示す
比較例1〜5 上記実施例と同様にして下記表のそれぞれの比較例の欄
に記載した構成の試験体を作製し、これらについても実
施例1と同様に試験した結果を表1に示す。
〔試験方法〕
■ クランク追従性試験 第1図に示すように、基板にスレー目を用いこれに上記
した如< (C) (B) (A)層の被覆体2設けた
試験体を作製し、品性オートグラフ(Is−5000)
 (品性製作所製)を用いて荷重〜伸び曲線を測定した
。評価は基板上に設けた被覆体2が破断するときの荷重
と伸びで行った。
■ 疲労試験 第1図に示す試験体を用い、建築工事標準仕様書・同解
説JASS8防水工事(1986)の疲労試験条件(表
)に従って測定した。試験機は@鷺宮製作所製の「油圧
サーボ建築仕上げ材疲労試験機」を用いた。
■ ピーリング試験 第1図に示す試験体を用い、JIS−5−6040に準
拠して(A)眉/(B)層/(C)層の接着力を測定し
た。
■ −軸引張接着試験 一軸引張接着試験を第2図に示すように、JISコンク
リート歩道版(300tm X 300 w X 70
℃m) 3上に第1図に示した被覆体と同様にして被覆
体4を設け、20℃、相対湿度65%の雰囲気下に1週
間放置し、切り込みを入れて4QwmX4Qmの鋼製治
具をエポキシ系樹脂剤を用いて接着した。接着剤が硬化
した後、小本扛重機側製油圧式接着試験機を用い、20
℃で載荷速度約1にg f / cd /秒で試験した
引張り接着強度の計算方法は次の通りである。
接着荷重(Kg−f) 引張り接着強度(Kgf/ cd)= 表1(複合被覆構造体の構成と試験屹町接着面積(−) 表1(つづき) 表1(つづき) 壽1(つづき) なお、表中、UPEは不飽和ポリエステル樹脂、VEは
ビニルエステル樹脂を表わす。
実施例16 実施例1と同様にして第3図に示すように(C)、(B
) 、(A)層からなる被覆体2゛を設けた試験体を作
製した。′1−なわち、第3図(イ)に示す石綿スレー
ト7′の空隙部8に両面粘着テープを用いて、同図(ロ
)に示すようにポリエチレン発泡体製バッカー9をこの
空隙部に入れて固定し、これにより(C)層を塗布して
その塗布物が入らないようにし1、以下同様に(B) 
、(A) Nを形威し、上記ハツカ−を除去して被覆層
を有する試験体を作製した。この試験体を上記■のクラ
ンク追従性試験と同様にして試験し、荷重と伸び曲線よ
りその破断時伸びと強度を求め、その結果を表2に示す
実施例17 実施例16の(C)層に250g/ triのガラスク
ロスを長さ20mm(第3図(ロ)点線)、幅50fs
((C)層の幅と同し)の形状で挿入した。その挿入方
法は、約半分のウレタン樹脂を規定寸法塗布し、硬化後
上記ガラスクロスを配置し、上から残り半分のウレタン
樹脂を塗布し、硬化させた。以下実施例16と同様にし
て(B) 、(A)層を形成し、試験体とした。これに
ついても実施例16と同様に試験した結果を表2に示す
実施例18〜20 実施例17において、ガラスクロスの長さをそれぞれs
ows (第3図(ロ)点線、実施例18) 、80n
(第3図(ロ)点線、実施例19) 、150 fl(
実施例20)にした以外は同様にして試験体を作製し、
これについても同様に試験した結果を表2に示す。
実施例21 第3図においてスレート板7′の空隙部8にバッカーの
代わりにシーリング材(ディンクシール#1000、大
日本インキ社製シーリング材)を充填した以外は、実施
例18と同様にガラス繊維強化の(C)Pi上に(B)
 、(^)層を順次有する試験体を作製した。これにつ
いても実施例16と同様に試験した結果を表2に示す。
実施例22 第3図においてバッカーの代わりにスレート7′の空隙
部8に絶縁テープ(商品名ハイスリーブ、長さ60×幅
40未)をこれをを覆うように張りつけ、絶縁個所を設
けた以外は実施例19と同様にガラス繊維強化の(C)
層上に(B) 、(A)層を順次有する試験体を作製し
た。これについても実施例16と同様に試験した結果を
表2に示す。
実施例23 (C)層に塗膜型プラスウオール2mmを仕様した以外
は実施例18と同様にして試験体を作製した。
これについても実施例16と同様に試験した結果を表2
に示す。
比較例6 第3図においてスレート板7にデイック・ウレタンJS
のみの被覆膜2Bを設けた試験体を作製し、実施例16
と同様に試験した結果を表2に示す。
比較例7 第3図においてスレート板7′にFRP (不飽和ポリ
エステル使用)のみの被rX股を設けた試験体を作実施
例16と同様に試験した結果を表2に示す。
表2(つづき) 表2(つづき) L発明の効果〕 本発明によれば、(D)基体に(C)引張伸び率が30
%以上の高分子組成物層を形成し、これに(B)繊維強
化熱硬化樹脂層接着剤層を介して(A)繊維強化熱硬化
樹脂層を形成したので、(B)層により(C)層と(八
)が強固に接合され、両者の剥離というような問題がな
い。特にNGO基を有する樹脂により(B) Piを形
成すると、その効果を大きくすることができる。
また、C層に補強材を併用すると目地部の集体追従性を
向上させることができる。
このようにしてコンクリート等を基体にした亀裂追従性
や厳しい疲労試験に耐える優れた複合被覆構造体が得ら
れ、(A)層のガス透過性、連環性等に優れた性能と併
せ、複合被覆構造体の実用価値を一段と向上することが
できる。例えば連環性については、社団法人日本道路協
会の「道路橋の塩害対策指針(案)・同解説」で定めさ
れている、C棟(塗膜の塩素イオン透過量が10 mg
/−・day以下)に合格させることができる。
このような複合波’tTt構遺体は土木建築物の防水構
造体として有用のみならず、例えばコンクリートの保護
ともなり、社会問題化しているコンクリートの劣化を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複合被覆構造体のクランク追従性試験に用いる
試験体の斜視図、第2図は一軸引張試験に用いる装置の
説明図、第3図(イ)は複合、被覆構造体の目地部の躯
体追従性試験に用いる試験体の斜視図、同(口〉はその
側面図である。 図中、2.2′は被覆体、Aは4層、BはB層、CはC
層、1.7′は基体としての石綿スレートである。 平底2年3月29日 第 鼾−一 第 図 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上から (A)繊維強化熱硬化樹脂層 (B)繊維強化熱硬化樹脂層用接着剤層 (C)JISK6301に規定する引張伸び率が30%
    以上の高分子組成物層 (D)基体 を有する複合被覆構造体。 2、(C)層の高分子組成物層が塗膜型樹脂組成物層で
    ある請求項1記載の複合被覆構造体。 3、(C)層の高分子組成物層がシート状体からなる高
    分子組成物層である請求項1記載の複合被覆構造体。 4、塗膜型樹脂組成物層を補強材により強化し(C)層
    の高分子組成物層を補強塗膜型樹脂組成物層とした請求
    項2記載の複合被覆構造体。 5、(B)がイソシアネート基を有する樹脂を含有する
    請求項1ないし4いずれかに記載の複合被覆構造体。 6、(C)層の樹脂が一液湿気硬化ウレタン樹脂層であ
    り、かつ(C)層が(B)層を兼用した請求項2ないし
    4いずれかに記載の複合被覆構造体。 7、請求項1ないし6いずれかに記載の複合被覆構造体
    を防水構造体として用いた土木建築物。 8、請求項1ないし6いずれかに記載の構成部材(A)
    〜(D)を用いて(D)上に(C)を施工し、次いでイ
    ソシアネート基を有する(B)を施工し、その上に(A
    )を施工する複合被覆構造体施工法。
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