JPH03261459A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子的に制御することにより超音波を収束
・走査して発射し、被検体内部での超音波の反射を利用
して被検体の断層面を可視化するなどにより医療診断を
行うための超音波診断装置、特に、被検体の診断部位や
計測項目をテレビモニタに表示し診断者がこれを選択す
る機能を有する超音波診断装置に関する。

〔従来の技術〕

超音波診断装置は、その表示モードや計測項目が種々の
ものが用意されていて、診断部位に応じて選択すること
ができるようになっている。

第１表 第１表は表示モードごとに設定された計測項目が対応す
る計測項目テーブルであり、後述のコンピュータの記憶
部に記憶されている。

この表で表示モードＢとは、Ｂモードのことであり、二
次元断層画像をモニタテレビに表示するモードであり、
Ｍモードとは、縦軸に反射位置とその強度、横軸に時間
をとって、固定した走査線での時間的変化が得られるも
ので、心臓の鼓動を診断するのに多く使用される。この
他に超音波診断装置の表示モードには、Ａモード、Ｃモ
ードと呼ばれているものもあるが詳細は省略する。計測
項目欄で心機とは心臓機能のことであり、表示モート欄
でＢ／Ｍとあるのは、ＢモードとＭモードとを同時にモ
ニタテレビに表示する場合のことを言う。

ｘ印はその表示モードでは使用されないものであり、数
値は計測項目を選択する際に表示される順序の優先順位
であるが、実際には計測項目の左から右に順次番号をつ
けただけで表示モードごとに最適の表示順序が設定され
ているわけではない。

第２図は表示モードや計測項目を選択するためのコンピ
ュータの概略構成を示すブロック図である。コンピュー
タは超音波診断装置全体を制御し画像処理も行われるも
のであるが、この図では前述のようなモニタテレビ４に
ボディマークや計測項目を表示し、診断者がこれを選択
するのに関係する部分だけを図示しである。

前表の計測順目テーブルは記憶部３に記憶されていて、
診断者は超音波診断装置に備え付けられているキーボー
ドなどの入力部２から指示データを入力し、これを一般
にＣＰＵと称される演算部ｌであらかしめ記憶されてい
るプログラムに従って解釈し、その結果に基づいて記憶
部３より必要なデータを抽出するとともに、あらかしめ
決められている手順と内容に基づいてモニタテレビ５に
表示する。コンピュータ内のデータの移動はデータバス
５によって行われる。

診断者はモニタテレビ４に表示された内容からボディマ
ークや計測項目を選択する。ボディマークはモニタテレ
ビ４の画面の一部に入力部２による操作に応じて順次一
定位置に異なるものを表示してゆく方式とか、−括して
モニタテレビ４の画面に並べて表示するという方式があ
り、計測項目の場合も１つづつ順次に表示する方式や、
−括して表示しカーソル移動によって選択する方式など
がある。

第３図は診断者がボディマークや計測項目を選択する操
作手順を示すフローチャートである。この図において、
最初にステップ３１においてあらかじめ決められている
順序にしたがってボディマークが表示され、これを判定
部３２において診断者が見て該当するものでなければ次
のボディマークの表示を指示し、該当するものであった
ときにその旨の指示をコンピュータに入力することによ
って、これからの診断の対象とする患者の身体部が決定
される。このボディマークはそのまま表示されたままの
状態が維持される。ついで、診断者はステップ３３にお
いて表示モードを指定し、計測項目の表示を指定すると
、ステップ３４において指定した表示モードに従って前
記第１表の計測項目テーブルに基づいた計測項目が表示
される。このときの計測項目の表示の種類や順序は第１
表に示すように表示モードに応じたものであって、既に
決定されているボディマークの種類には関係しない、ボ
ディマークの場合と同じように判定部３５において該当
する計測項目を指定することにより計測項目が決定され
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

第１表で、例えばＢモード表示のとき、ボディマークが
表示している心臓であっても胎児であっても計測項目の
メニューは一般計測から始まり、所望の計測項目を指定
する前に何回かの選択操作を繰り返す必要があり、不要
な操作手順があるために操作の能率が悪いとともに、選
択を誤ってやり直さねばならないことも生ずるという問
題かある。

この発明はこのような問題を解決し、操作がより簡便で
間違いの生じにくい超音波診断装置を提供することを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するためにこの発明によれば、被検体の
診断部位を示すボディマークをモニタテレビに表示し選
択可能で、複数の計測項目の実施が可能であるとともに
、これら計測項目を前記モニタテレビに表示し選択可能
な、複数の表示モート′による診断画像の表示が可能の
超音波診断装置において、この超音波診断装置に内蔵さ
れるコンピュータの記憶部に前記ボディマークの種類に
対応する計測項目を前記表示モードごとにその優先順位
とともに対応テーブルとして記憶させ、前記コンピュー
タの入力部から診断者による指示に基づいてボディマー
クと表示モードを決定し、これに基づいて前記対応テー
ブルに基づいた計測項目を優先順位の順序で前記モニタ
テレビに表示し、これに基づいて診断者が計測項目を選
択することにより使用する計測項目が決定されるものと
する。

〔作用〕

この発明の構成において、超音波診断装置に内蔵されて
いるコンピュータの記憶部にボディマークの種類に対応
する計測項目を表示モードごとにその優先順位とともに
対応テーブルとして記憶させ、コンピュータの入力部か
ら診断者による指示に基づいてボディマークと表示モー
ドを決定し、これとボディマークと計測項目の対応テー
ブルに基づいた計測項目を優先順位に従ってモニタテレ
ビに表示し、これに基づいて診断者が計測項目を選択す
る方式を採用することにより、指定されたボディマーク
と表示モードに適応する計測項目だけを使用頻度に基づ
いた優先順位に従って選択できることになるので、適切
でない計測項目を飛ばすための操作が少なくなり、した
がって誤って適切でない計測項目に選択してしまって最
初からやり直すようなことも起こりにくくなる。

〔実施例］ 以下この発明を実施例に基づいて説明する。第１図はこ
の発明の実施例における診断者の操作手順を示すフロー
チャートであり、第３図に共通のステップや判定部につ
いては同一の参照符号を付すことにより詳細な説明を省
略する。計測項目の選択においてはステップＩ４におい
て第２表のボディマークと計測項目の対応テーブルに基
づいてモニタテレビ４に優先順に基づいた計測項目の表
示がなされるので、これを基に判定部３５で第３図の場
合と同様に診断者が計測項目を選択する。

第２表 第２表はボディマークと計測項目の対応テーブルであり
、この表において、計測項目はボディマークの種類と表
示モードとの組み合わせに応して使用頻度に応じて決め
られた優先１頓位とともに適応する計測項目を設定した
ものである。例えば、ボディマークとして心臓を、表示
モードとしてＢモードをそれぞれ選択した場合には、こ
の組み合わせで最も使用頻度の高い心機能計ｆｉＢが先
ず表示され、これを選択しない場合には順次、一般社ｉ
ｊ！ｌＢ、産科計測Ｂの順で表示される。他の計測項目
はこの組み合わせには適応していないのでこの表にＸ印
で示すように選択項目から外されている。

また、同じＢモードであってもボディマークが腹部の場
合でも適応する計測項目は同しであるが、優先順位が一
般社ｉｊＭＢ、産科計測、心機能計測Ｂの順になってい
てボディマークが心臓の場合と変えである。これは当然
のことながら、腹部を診断するときには一般社測Ｂが最
も一般的に使用される計測項目であるから最優先にしで
ある、というようにボディマークの種類に応じて計測項
目ごとに最適の優先順位が設定されである。他のボディ
マークと表示モードの組み合わせの場合も同様である。

第２表に示すボディマークや計測項目は現在使用されて
いる超音波診断装置の例で示したもので、表示モードに
してもこの表に示したＢ、Ｍの２つのモードの他にＡモ
ード、Ｃモードなどがあり、診断部位や診断内容に応じ
て時に使用されることもある。したがって、第２表のボ
ディマークと計測項目の対応テーブルはあくまで１つの
例に過ぎず、また、それぞれの組み合わせごとの計測項
目の優先順位も絶対的なものではない。

第２図に示すコンピュータの構成は一般的なものであり
、この発明を実施する上で通常の構成と興なる必要はな
い、また、ボディマークや計測項目のモニタテレビ４の
画面に表示する方法についても、画面上の一定位置に順
次１つずつ表示する方式でも、まとめて表示し、その中
からカーソル又は番号で指定して選択するという方式で
もよく、この発明の目的を達成する範囲でどのような構
成、方法を採用してもよい。

〔発明の効果〕

この発明は前述のように、コンピュータの記憶部にボデ
ィマークの種類に対応する計測項目を表示モードごとに
その優先順位とともにボディマークと計測項目の対応テ
ーブルとして記憶させておき、診断者が入力部から指示
してボディマークと表示モードを決定し、これを基に前
述のボディマークと計測項目の対応テーブルに基づいて
計測項目を優先順位に従ってモニタテレビに表示し、こ
れに基づいて診断者が計測項目を選択するという方式を
採用することにより、指定されたボディマークと表示モ
ードに適応する計測項目だけを使用頻度に基づいた優先
順位に従って選択できることから、不適応の計測項目を
飛ばすための不要な操作が少なくなり、したがって誤っ
て適切でない計測項目に選択してしまって最初からやり
直すようなことも生じにくくなる。このように、簡単が
っ確実に計測項目の選択が可能になることから、装置の
使い勝手が向上し診断効率の向上などにも寄与するとい
う効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例における診断者の操作を示す
フローチャート、第２ｒＭは超音波診断装置内蔵のコン
ピュータの概略構成を示すブロック図、第３図は従来の
診断者の操作を示すフローチャートである。 ■・・・演夏部、２・・・入力部、３・・・記憶部、４
・・・モニタテレビ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）被検体の診断部位を示すボディマークをモニタテレ
   ビに表示し選択可能で、複数の計測項目の実施が可能で
   あるとともに、これら計測項目を前記モニタテレビに表
   示し選択可能な、複数の表示モードによる診断画像の表
   示が可能の超音波診断装置において、 この超音波診断装置に内蔵されるコンピュータの記憶部
   に前記ボディマークの種類に対応する計測項目を前記表
   示モードごとにその優先順位とともに対応テーブルとし
   て記憶させ、前記コンピュータの入力部から診断者によ
   る指示に基づいてボディマークと表示モードを決定し、
   これに基づいて前記対応テーブルに基づいた計測項目を
   優先順位の順序で前記モニタテレビに表示し、これに基
   づいて診断者が計測項目を選択することにより使用する
   計測項目が決定されることを特徴とする超音波診断装置
   。