JPH03259251A - 顕色剤塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、葉書、コピー用紙などの普通紙を顕色媒体と
するための顕色剤塗布装置に関するものである。

［従来技術］ 従来、染料前駆物質、光硬化性樹脂及び光重合開始剤を
主内包物とするマイクロカプセルか表層に担持される感
光感圧媒体と、前記マイクロカプセルの内包物である染
料前駆物質と反応して呈色する物質、いわゆる顕色剤が
表層に担持される顕色媒体とを用いて、前記感光感圧媒
体面に画像情報に基づき光を照射し、その照射光により
光硬化樹脂を硬化させ、しかる後に前記感光感圧媒体面
に顕色媒体を重ね合わせ加圧することにより、硬化しな
かったマイクロカプセルを破壊し、それによって内部の
染料前駆物質と顕色媒体の顕色剤とを反応させて顕色剤
担持面にカラー画像を形成させる装置が、例えば特開昭
６１−１７３９８１号公報により提案されている。

この種の装置では前記顕色媒体にカラー画像を形成する
ことはできても、ＰＰＣ用紙なとの普通紙に画像を形成
することはできなかった。このため、ＰＰＣ用紙などに
顕色剤層を形成する方法が種々提案されている。

その中でも、顕色剤を微粒子状にして静電的に付着させ
る方法は、電子写真技術を応用することにより普通紙を
顕色媒体とするもので、顕色剤層を普通紙に付与する方
法の中でも、特に優れたものである。

たとえば第２図にその概略構成図を示す。トナーケース
３１内に蓄えられる顕色剤粒子２５は、フィードローラ
ー２４との接触及び摩擦により帯電させられ、ドナーロ
ーラー３２上にブレード２６の作用により、一定の厚み
で供給される。一方、普通紙１３が搬送ベルト１２によ
り、ドナーローラー３２に対向する搬送ローラー１１の
位置まで搬送される。ドナーローラー３２と搬送ローラ
ー１１との間には、顕色剤粒子の帯電特性にしたがって
極性の決められる電圧Ｅが、高圧電源１４により印加さ
れているから、この静電気力によって顕色剤粒子は、ド
ナーローラー３２から搬送ローラー１１の方へ飛翔して
、普通紙１３に付着し、普通紙を顕色媒体とすることが
できる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような塗布装置においては短時間で
普通紙を顕色媒体とすることが困難であった。つまり顕
色剤粒子を短時間で大量に塗布するためには、印加電圧
を非常に高くするか、塗布領域を広くすることが必要と
なる。しかし、あまり印加電圧を高くすると二つの電極
間で放電が始まってしまい、かえって均一な塗布を妨げ
る結果となってしまう。また、電圧の印加されている領
域を広くすることにより、塗布領域を広くすることが考
えられるが、装置全体の大きさに制限があることから、
ドナーローラー３２、及び搬送ローラー１１の両者とも
を大きな径のものとするような方法で、実際に電圧Ｅが
印加されている領域を広げることは困難である。このた
め、発色に必要な厚みの顕色剤粒子を塗布するためには
、紙の搬送速度を遅くせざるをえず、短時間で普通紙を
顕色媒体とすることはできなかった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、紙の搬送速度を速くした場合でも、十分な量
の顕色剤粒子を塗布できる、顕色剤塗布装置を提供する
ことを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明の顕色剤塗布装置は
、染料前駆物質と発色反応を起こし得る顕色剤の粒子を
帯電させる帯電手段と、前記顕色剤を担持する担持手段
と、支持体を搬送する搬送手段とを備え、前記帯電させ
られた顕色剤粒子を前記支持体へと静電的に飛翔させる
ための前記担持手段がエンドレスベルトを備えているこ
とを特徴とする。

又、前記搬送手段がエンドレスベルトあるいは平板であ
ることが望ましい。

［作用］ 上記の構成を有する本発明の顕色剤塗布装置は、帯電手
段によって帯電させられた顕色剤粒子を、エンドレスベ
ルトあるいは平板に担持させて、エンドレスベルトに保
持されている支持体へと静電的に飛翔させる。従って、
顕色剤粒子を付着させる領域を広くすることができ、顕
色剤の塗布が高速に行なわれるようになり、短時間で普
通紙の顕色媒体化が可能となる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。第１図は本発明の顕色剤塗布装置の概略構成を
示すものである。第２図に示した図と共通に使われるも
のには同一の番号を付した。

第１図において、普通紙１３は公知の保持手段により、
エンドレスベルトとしての搬送ベルト１２上に固定され
ている。この搬送ベルト１２は電極ローラー１工、１１
に張架されている。また、その材質は各種ゴム状物質中
にカーボンブラックなどの導電性粒子が分散されたもの
に代表される、公知の導電性材料で出来ており、搬送ベ
ルト１２上の電位はどこでも電極ローラー１１と等しく
なっている。

搬送ベルト１２の下方には、トナーケース２１が有り、
トナーケース２１内には顕色剤粒子２５が蓄えられてい
る。また駆動ローラー２２．　２２によってドナーベル
ト２３が張られており、これらにより本発明の担持手段
が構成される。このドナーベルト２３も搬送ベルト１２
と同様にエンドレス状で公知の導電性材料で出来ており
、駆動ローラー２２が接地されていることから、ドナー
ベルト２３上の電位はＯとなっている。ドナーベルト２
３は、搬送ベルト１２とは０．０５〜２ｍｍ。

より好ましくは０．　３〜１ｍｍのギャップを保って略
平行に配置されている。駆動ローラー２２の右下方には
顕色剤粒子２５を帯電させるためのフィードローラー２
４があり、駆動ローラー２２右上方にブレード２６があ
る。

駆動ローラー２２と搬送ローラー１１との間に、高圧電
源１４により、顕色剤粒子の帯電特性にしたがって極性
の決められる電圧Ｅが印加されると、搬送ベルト１２と
ドナーベルト２３とが平行に保たれた空間においては、
−様な電場が形成される。

このような構成において、普通紙１３に顕色剤粒子２５
が塗布されるプロセスについて説明すると、まず、フィ
ードローラー２４の回転にともなって、顕色剤粒子２５
か、他の顕色剤粒子あるいはトナーケース２１などの各
部材と接触したり、摩擦したりすることにより帯電させ
られる。駆動ローラー２２が、反時計回りに回転して顕
色剤粒子２５を転写領域に移動させるのにともなって、
ドナーベルト２３上から余分な顕色剤粒子かブレード２
６によりかき落とされ、ドナーベルト２３上には一定の
厚みの顕色剤粒子が供給される。

一方、普通紙１３が搬送ベルト１２により、ドナーベル
ト２３と平行に配置される位置まで搬送される。これに
タイミングを合わせて、電極ローラー１１と駆動ローラ
ー２２．２２との間には、高圧電源１４により顕色剤粒
子の帯電特性にしたがって極性の決められる電圧Ｅが印
加され、搬送ベルト１２とドナーベルト２３とによって
形成されたギャップ間では−様な電場が形成されるよう
になる。顕色剤粒子２５は、静電気力によってこのギャ
ップ内の全領域で、ドナーベルト２３から搬送ベルト１
２の方へと飛翔し、普通紙１３に付着する。搬送ベルト
１２の移動にともなって、普通紙１３の新たな面に顕色
剤粒子２５が塗布されて行き、普通紙１３の全面に顕色
剤粒子が塗布されて、普通紙１３が顕色媒体とされる。

本実施例に於いては、普通紙に顕色剤粒子を塗布するこ
とにより、普通紙を顕色媒体としているが、本実施例に
於いて示したような搬送手段によって搬送できるもので
あれば、普通紙に限られるものではなく、たとえば、感
光感圧媒体に露光を行なって潜像を形成後、本実施例で
示した方法で顕色剤粒子を感光感圧媒体に塗布したもの
を、普通紙と重ね合わせて加圧すれば、普通紙を顕色媒
体化したのと同様の効果が得られることは明らかである
。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、エンドレスベルトによって形成される平行な領域で静
電塗布を行なうことにより、小さな塗布装置で、従来と
同程度の電圧の印加によって、より短時間で必要量の顕
色剤粒子を普通紙上に静電塗布して、顕色媒体とするこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を具体化した実施例を示すもので、第１
図は、本発明の顕色剤塗布装置の概略イ１４成図であり
、第２図は従来の顕色剤塗布装置の概略構成図である。 図中２５は、顕色剤粒子、２４はフィートローラー、２
３はドナーベルト、２２は駆動ローラー１３は普通紙、
１１は対向電極、１２は搬送ベルト、１４は高圧電源で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、染料前駆物質と発色反応を起こし得る顕色剤の粒子
   を帯電させる帯電手段と、前記顕色剤を担持する担持手
   段と、支持体を搬送する搬送手段とを備え、前記帯電さ
   せられた顕色剤粒子を前記支持体へと静電的に飛翔させ
   る顕色剤塗布装置において、 前記担持手段をエンドレスベルトで構成したことを特徴
   とする顕色剤塗布装置。 ２、請求項１記載の顕色剤塗布装置において、前記搬送
   手段をエンドレスベルトで構成したことを特徴とする顕
   色剤塗布装置。 ３、請求項１記載の顕色剤塗布装置において、前記搬送
   手段を平板で構成したことを特徴とする顕色剤塗布装置
   。