JPH0325862Y2 - - Google Patents

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JPH0325862Y2
JPH0325862Y2 JP1987065050U JP6505087U JPH0325862Y2 JP H0325862 Y2 JPH0325862 Y2 JP H0325862Y2 JP 1987065050 U JP1987065050 U JP 1987065050U JP 6505087 U JP6505087 U JP 6505087U JP H0325862 Y2 JPH0325862 Y2 JP H0325862Y2
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JP
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notch
center
cutting edge
end mill
sintered body
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JP1987065050U
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JPS63172512U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鋳鉄、高速度鋼、工具鋼、硬質の焼入
鋼などの穴あけ加工や溝加工等に好適なボールエ
ンドミルに関するものである。
(従来の技術) 先端の切刃部分が球面状に加工されているボー
ルエンドミルは、ワークに断面円形の溝加工を施
したり底部断面が円形の穴あけ加工を施したりす
るために用いられているが、その刃先部分の形状
が複雑でかつ精度が要求されるため、従来は高速
度鋼、工具鋼、超硬合金等の加工性に優れた金属
材料製のものが用いられているに過ぎなかつた
(例えば、「機械工学全書 第21巻 切削加工法」、
コロナ社、1982年7月、p.62〜63)。従つてワー
クが硬質材料である場合には加工性が悪く、また
刃先部分の損耗が激しい等の問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記したような従来の問題点を解決し
て、硬質材料をも容易に加工することができ、ま
た刃先部分の損耗も極めて小さいボールエンドミ
ルを目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は球面状の頭部にその回転軸を越えて反
対側にまで延びる第1の切欠部とその反対側に位
置する第1の切欠部よりも小さい第2の切欠部と
を形成し、これらの切欠部の側面に立方晶窒化硼
素焼結体又はダイヤモンド焼結体からなるチツプ
を、アキシヤルすくい角αが正、ラジアルすくい
角βが負で中心部へ向かい中心部の手前で正とな
り、ラジアル方向から見た刃先の稜線が中心を通
るように接合してすくい面を構成し、更にこれら
の切欠部に切削油噴出孔を開口させたことを特徴
とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明すると、1は工具鋼等からなるエンドミル本
体、2はその球面状に加工された頭部である。頭
部2には第1の切欠部3と、これより小さい第2
の切欠部4とが形成されている。第1の切欠部3
はエンドミル本体1の回転軸Oを越えて反対側に
まで延びており、回転軸Oを越えた部分には平坦
面5が形成されている。これらの第1及び第2の
切欠部3,4の側面には、エツジ部が切刃9とな
つた立方晶窒化硼素焼結体又はダイヤモンド焼結
体からなる複数枚のチツプ8が接合され、第1及
び第2のすくい面6,7を構成している。これら
のすくい面6,7はいずれも図示したとおり、ア
キシヤルすくい角αが正であり、またラジアルす
くい角βが負で中心部へ向かい中心部の手前で正
となり、ラジアル方向から見た刃先の稜線が中心
を通るようにようにされている。なお、第1のす
くい面6の先端に接合されているチツプ8の切刃
9は回転軸Oを通つている。また各チツプ8の切
刃9はエンドミル本体1が図示のとおり回転軸O
を中心として回転したときに球面を描く形状に加
工されている。なお10はエンドミル本体1の中
心に透設された切削油の供給孔、11は第1及び
第2の切欠部3,4に開口した切削油噴出孔であ
る。
(作用) このように構成されたものは、エンドミル本体
1の球面状の頭部2に第1の切欠部3と第2の切
欠部4とを形成し、その側面に立方晶窒化硼素焼
結体又はダイヤモンド焼結体からなるチツプ8を
接合したものであるから、チツプ8の形状自体を
複雑な立体形状に加工する必要もなく、しかもこ
れらの焼結体により寸法精度の良い切刃9を構成
することができる。従つて本考案のボールエンド
ミルは硬質材料の加工に使用しても刃先の摩耗を
生ずることなく超硬合金製のボールエンドミルの
5倍以上の高速で容易に加工を行うことができ、
また切刃9の切れ味が極めて優れているので鋳鉄
等の加工にも好適なものであり、その仕上がり面
は超硬合金製のものに比較して2倍以上きれいな
面とすることができる。しかも本考案のボールエ
ンドミルのすくい面6,7はラジアルすくい角β
が負で中心部へ向かい中心部の手前で正となり、
ラジアル方向から見た刃先の稜線が中心を通るよ
うにように構成されているので、切削時に切刃9
はネガランド方向に逃げることとなり、耐衝撃性
に乏しいチツプ8のチツピングが防止されるとと
もに中心部の切粉の排出がスムーズに行われる。
また本考案のボールエンドミルはアキシヤルすく
い角αが正となるように構成されているので切削
性が向上するとともに切刃9の寿命を一段と長く
することができ、従来の超硬合金製のボールエン
ドミルに比較して10倍以上の寿命を持たせること
ができる。
更に本考案のボールエンドミルは第1及び第2
の切欠部3,4に切削油噴出孔11を開口させて
あるので、エンドミル本体1の切削油の供給孔1
0を通じて供給される切削油がこれらの切削油噴
出孔11から噴出してチツプ8を潤滑するととも
に冷却し、その切刃9の切れ味を高めまたその寿
命を延長させることができる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、複
雑な形状と精度が要求されるボールエンドミルの
刃先を立方晶窒化硼素焼結体又はダイヤモンド焼
結体により構成したものであるから、硬質材料を
高速度で容易に加工できること、刃先の損耗が極
めて小さく寿命が長くなること、仕上がり面が良
好となること等の多くの利点があり、またアキシ
ヤルすくい角αが正、ラジアルすくい角βが負で
中心部へ向かい中心部の手前で正となり、ラジア
ル方向から見た刃先の稜線が中心を通るようによ
うに接合してあるので、チツピングが防止され切
削性にも優れる等の多くの利点を有する。よつて
本考案は従来の問題点を一掃したボールエンドミ
ルとして、その実用的価値は極めて大きいもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
はその正面図、第3図は平面図である。 2:頭部、3:第1の切欠部、4:第2の切欠
部、6:すくい面、7:すくい面、8:チツプ、
O:回転軸、α:アキシヤルすくい角、β:ラジ
アルすくい角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 球面状の頭部2にその回転軸Oを越えて反対側
    にまで延びる第1の切欠部3とその反対側に位置
    する第1の切欠部3よりも小さい第2の切欠部4
    とを形成し、これらの切欠部3,4の側面に立方
    晶窒化硼素焼結体又はダイヤモンド焼結体からな
    るチツプ8を、アキシヤルすくい角αが正、ラジ
    アルすくい角βが負で中心部へ向かい中心部の手
    前で正となり、ラジアル方向から見た刃先の稜線
    が中心を通るように接合してすくい面6,7を構
    成し、更にこれらの切欠部3,4に切削油噴出孔
    11を開口させたことを特徴とするボールエンド
    ミル。
JP1987065050U 1987-04-28 1987-04-28 Expired JPH0325862Y2 (ja)

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JP1987065050U JPH0325862Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

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JPS63172512U JPS63172512U (ja) 1988-11-09
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ID=30901770

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JP7119933B2 (ja) * 2018-11-15 2022-08-17 三菱マテリアル株式会社 ボールエンドミル
EP4169645A4 (en) * 2020-06-22 2023-12-13 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. CUTTING TOOL

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JPS546416A (en) * 1977-06-16 1979-01-18 Nec Corp Recorder for television picture

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JPS546416A (en) * 1977-06-16 1979-01-18 Nec Corp Recorder for television picture

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JPS63172512U (ja) 1988-11-09

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