JPH03258546A - 印刷物検査装置 - Google Patents

印刷物検査装置

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JPH03258546A
JPH03258546A JP2057457A JP5745790A JPH03258546A JP H03258546 A JPH03258546 A JP H03258546A JP 2057457 A JP2057457 A JP 2057457A JP 5745790 A JP5745790 A JP 5745790A JP H03258546 A JPH03258546 A JP H03258546A
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Noriaki Mikami
三上 憲明
Junya Hanaoka
花岡 淳也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷中の印刷物の絵柄をインラインで基準情
報と比較し、印刷欠陥を検出する印刷物検査装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、印刷物の印刷欠陥(汚れ、ドクター筋、インキは
ね、ゴミ等)の有無の検査はオペレータによる抜取り検
査が主流であった。しかし、このような抜取り検査はオ
フラインであり、全ての印刷物の品質を検査できず、印
刷欠陥が見落とされることがあった。そこで、印刷中の
全ての印刷物の品質を客観的に評価するため、印刷速度
に同期したストロボ照明をおこなったり、高速で同期回
転するミラーを用いたりして印刷走行中の印刷物を静止
画として評価しようとする試みが行われている。しかし
、この方法においても、品質の検査はオペレータに依存
している。これは、印刷物の絵柄が一点一点異なること
や、印刷物における検査項目が人間の視覚に頼らざるを
得ない微妙な差を問題にしていると考えられていたから
である。
また、印刷物に絵柄と共にカラーマークを印刷して、カ
ラーマークの検査を自動化して行うことにより印刷物の
検査を代行させようとする試みが行われている。しかし
、この方法では印刷欠陥が絵柄部に発生した場合、それ
を見逃してしまうことになり、検査装置としての機能を
十分果たしているとはいえなかった。
そこで、近年、例えば次のような種々の印刷物検査装置
が提案されている。
(])特開開59−109832号公報や特開昭59−
128418号公報には、オフセット印刷機において印
刷物の検査をラインセンサを用いて行う印刷物検査装置
が記載されている。この印刷物検査装置は、印刷物の絵
柄全体をインラインで自動検査できるため、前述の欠点
はなく、検査装置としては優れた効果が期待できる。こ
の検査装置は標準状態の印刷物の絵柄情報をあらかじめ
基準メモリ内に基準情報として格納し、検査の際には順
次ラインセンサより取り込まれた絵柄情報を基準情報と
比較しく差分等の手段を利用する)、これらの差が許容
範囲を越えた時は印刷欠陥が存在すると判断している。
(2)特開昭6()−146133号公報には、濃度差
の小さい印刷欠陥についても検出可能なようにセンサの
画素毎の濃度差を周囲数画素で加算して基準情報と比較
する方法も兼用している印刷物品質欠陥検査装置が記載
されている。この検査装置ではセンサの走査方向(用紙
の幅方向)で隣合う複数画素の濃度差を加算している。
(3)  特公平1−47823号公報にはドクター筋
などを検出するために用紙の搬送方向に沿って縦方向で
並ぶ画素1枚分の濃度を総和し、基準情報と比較し印刷
物の良否を判定する印刷物の検査装置が記載されている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記(1)の印刷物検査装置は、オフセット印
刷において発生する印刷欠陥を検出することが可能であ
っても、例えばグラビア印刷において発生する印刷欠陥
、特にサイズの小さい欠陥や濃度差の小さい欠陥はど、
検査装置のセンサにより基準情報との濃度差を検出し難
く、このような検査装置だけでは印刷欠陥の検出が不可
能な場合が多い。
具体的にグラビア印刷について述べると、ドクター筋あ
るいはツーツーと呼ばれる細線状の印刷欠陥(以下、単
にツーツーという)が発生する。
その様子を第3図を用いて示す。印刷が行われた後の用
紙3上に用紙の搬送方向と平行な線状にドクター筋31
とツーツー32は発生する。ドクター筋31は何枚にも
渡り連続して発生ずるが、ツーツー32は少ない場合は
1〜2枚しか発生しないこともある。ドクター筋やツー
ツーは、カラー印刷の4色のインキと同し色で発生する
とは限らず、何色かのインキが混ざったさまざまな色や
濃度でも発生する。従って、これらの印刷欠陥は、検査
装置のセンサによる濃度差の検出が白紙上でも難しいこ
とがあり、絵柄の中での検出はさらに困難なことが多い
第3図の用紙3上に濃度の高いドクター筋31と濃度の
低いツーツー32が発生した時に、白紙部分のラインL
l上と絵柄部分を含むライン上2上をラインセンサが撮
影した場合の信号出力例を第4図に示す。第4図はライ
ンLl上で印刷物が正常な場合(a)  と印刷欠陥の
ドクター筋41とツーツー42が発生した場合(b)、
およびラインセンサで印刷物が正常な場合(c)  と
印刷欠陥のドクター筋41゛  とツーツー42°が発
生した場合(d)である。
前述のように白紙上である程度濃度差が検出できるドク
ター筋も絵柄中ではほとんど濃度差が検出できない。も
ともと濃度差のないツーツーは絵柄中では全く検出不可
能である。
上記(2)の検査装置は、オフセット印刷における濃度
差の小さい印刷欠陥は、用紙の搬送方向だけでなく幅方
向にもある程度床がりを持っているため、このような検
査装置でも検出が可能であるが、前述のようなグラビア
印刷の印刷欠陥は非常に細い線状であるため、やはり検
出は困難である。
また、上記(3)の検査装置は、1枚の絵柄を細かい画
素に分割して検査する場合には演算の数が膨大になり、
グラビア印刷機の印刷速度に検査が追いつかない可能性
があり、また白紙部分や絵柄の濃度の高い低いにかかわ
らず濃度の総和を求めているため、汚れ状の印刷欠陥(
濃度が高くなる場合)と絵柄部分の濃度変動(濃度が低
くなる場合)が同時に発生している場合などは欠陥の検
出が困難となる。
その様子を第4図を用いて説明する。汚れ状の印刷欠陥
が白紙上で発生している場合(e)、その部分の濃度が
上がりラインセンサによる信号出力のレベルは下がる。
すなわち、ドクター筋41とツーツー42による信号出
力レベルの基準値との差d1とd2は負の値となる。
一方、印刷欠陥が発生している絵柄部分で濃度変動など
により濃度が下がっている場合(f)、絵柄部分のライ
ンセンサによる信号出力レベルは上がる。従って、ドク
ター筋41゛  とツーツー42゛  による信号出力
レベルの基準値との差d1° とd2” は正の値とな
る。1枚の絵柄の縦方向の画素全ての総和を求めても、
その中には白紙部分と絵柄部分の両方が含まれている。
前述のような場合、それぞれの部分の絵柄情報と基準情
報との差の値は符号が異なり、和を演算することにより
打ち消し合って総和としての基準との差は小さくなり検
出し難くなる。
このように、印刷機の原理や構造の相違により、印刷欠
陥の特徴(形状、濃度差、発生枚数等)にも相違があり
、同一の検査方法だけでは精度の高い検査は期待できな
い。また1枚の絵柄を細かい画素に分割して検査するよ
うな場合には、複雑な演算や膨大な量の演算により検査
を行うことは不可能かつ非効果的である。
本発明は、サイズの小さいあるいは濃度差の小さい印刷
欠陥でも精度の高い検査を可能とする印刷物検査装置を
提供することをその目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するためになされたもので、印
刷物を画像情報として入力するための人力手段と、前記
印刷物の基準となる画像情報を記憶する第1の記憶手段
と、前記入力手段から入力された画像情報と前記第1の
記憶手段に記憶されている基準画像情報との比較値をサ
ンプリングされる複数の低濃度域についての累積値とし
て算出する累積演算手段と、基準となる累積値を記憶す
る第2の記憶手段と、前記累積演算手段より得られた累
積値と前記第2の記憶手段に記憶されている基準累積値
とを比較し、印刷物の良否を判定する比較手段とを具備
することを特徴とする印刷物検査装置である。
〔作用〕
本発明による印刷物検査装置によれば、人力された印刷
物の画像情報と基準画像情報との比較値をサンプリング
される複数の低濃度域の累積値とあるいは濃度差の小さ
い印刷欠陥を、インキの転移変動による濃度変動に影響
されずに検出することができ、精度の高い検査が可能と
なる。
〔実施例〕
以下2図面を参照して本発明による印刷物検査装置の一
実施例を説明する。
第1図はその回路構成を示すブロック図であり、第2図
はグラビア輪転機における印刷物検査装置の取り付は例
を示す概略図である。
第2図に示すように、グラビア輪転機においては、給紙
部1に取り付けられたロール状の巻取用紙2から帯状の
用紙3が印刷部5に供給される。
印刷部5は、この例では表裏1色の印刷を行う2つのユ
ニットから構成されているが、通常のカラー印刷を行う
場合は表裏4色(墨、藍、赤、黄)で8つのユニットか
ら構成される。印刷が施された後の用紙3は折機6に搬
送され、折られたり断裁される前にラインセンサ7によ
り絵柄を画像情報として読み取られる。ラインセンサ7
のあるガイドローラにはロータリエンコーダ8が取り付
けられており、用紙2が搬送されてガイドローラが回転
するのに同期してロータリエンコーダ8はクロックパル
スを出力する。ロータリエンコーダ8のクロックパルス
は検査装置10に入力されており、ラインセンサ7が用
紙3上を搬送方向と直角方向に1ライン走査した時の絵
柄の画像情報がクロ・ンクパルスに従い検査装置lOに
入力される。このようにして印刷物の絵柄は用紙3が一
定ピ・ノチ搬送される毎に1ラインずつの絵柄の画像情
報となってやがて絵柄全面分が検査装置10に入力され
る。
なお、ラインセンサとロータリエンコーダは表用7a、
8a と裏用7b、8bが設置されており、表裏両面の
絵柄が検査装置10に入力される。
次に、第1図を参照して検査装置10の回路構成を説明
する。
検査のデータ処理を行う回路は、印刷物の絵柄全面につ
いて画素毎に絵柄の画像情報と基準画像情報を比較する
ことにより検査を行う基準値メモリ12、許容値メモリ
13、差分回路14、比較回路15の第1の検査部分と
、所定のサンプリングで得られる複数の低濃度域、すな
わち用紙の幅方向の同じ位置にある所定数の画素の画像
情報と基準画像情報との比較値の累積値を基準累積値情
報と比較することにより検査を行う演算回路17、サブ
許容値メモリ18、サブ比較回路19、サブコントロー
ラの第2の検査部分に大きく分かれる。
ロータリエンコーダ8からのクロックパルスGKはサン
プリングコントローラ16に供給される。サンプリング
コントローラ16はクロックパルスCKに同期してライ
ンセンサ7にライン同期信号LSを他の回路にサンプル
信号SSを出力する。ラインセンサ7の1ラインの走査
はライン同期信号LS毎に行われ、これにより印刷物の
搬送方向に沿って走査の位置決めがなされる。
はじめに第1の検査部分について説明する。
ラインセンサ7から出力される1ライン毎の映像信号I
sはA/D変換器11を介してディジタルの映像データ
I D (s I J )  として基準値メモリ12
、差分回路14、に供給される。基準値メモリ12の書
き込み、読み出しアドレス(i、j)  はサンプリン
グコントローラ16により出力されるサンプル信号SS
により制御される。基準値メモリ12は基準画像情報と
して、印刷機オペレータによって正常な印刷物と判断さ
れた時の映像データ10(i、j)から画素毎に基準デ
ータRD(i、j)を記憶する。ここで基準データRD
(i、j) は、印刷物1枚の絵柄の映像データからで
も、また複数枚の映像データからの平均演算などの結果
から決めてもよい。基準値メモリ12への基準データR
Dの記憶後検査が開始されると、サンプリングコントロ
ーラ16のサンプル信号SSに従い基準値メモリ12か
ら読み出される基準データRD(i、j)  と映像デ
ータ10(i、j) は差分回路14に入力される。差
分回路14は画素ごとに差の大きさ(差の絶対値)を求
めて差分データDD(i+j) として比較回路15に
出力する。
一方、予め検査の許容範囲の情報を記憶している許容値
メモリ13は、サンプル信号SSに従い、検査の許容値
を表す各画素の許容データAD(i+j)を比較回路1
5に出力する。ここで許容値メモ1J13の許容データ
AD(+1j)の設定方法は、正常な印刷物の濃度のば
らつきを予め調べておいてその値より大きな値を設定す
る方法等でよい。比較回路15は、画素ごとに差分デー
タDD(i、j)  と許容データAD(i。
j)の大きさを比較して、差分データDD(i、j)の
方が大きい場合は印刷欠陥が発生したとしてエラー信号
E1をCPU21に出力する。
次に第2の検査部分について説明する。
演算回路17にはA/D変換器11からの映像データ1
0(i、j) が入力されており、サブコントローラ2
0からの演算制御信号CAの出力により指定されるライ
ンにおいて画素ごとに映像データID(i、j)  と
基準データRD(i、j)を用い演算を行いその演算結
果を記憶する。演算回路17は、サブコントローラ20
から指定される複数のラインで演算を行うと、それらの
演算結果の画素毎の累積を算出し、累積データSDi 
としてサブ比較回路19に出力する。演算回路17で行
われる演算および累積演算は、例えばグラビア印刷で発
生する独特の印刷欠陥であるドクター筋やツーツーを検
出するためのものである。従って、用紙の白紙部分や濃
度の低い絵柄。
すなわち低濃度域において、映像データIDと基準デー
タRDの差の演算を行うかまたは映像データIDの同一
ライン内で幅方向に微分演算を行い、画素毎に幅方向の
同じ位置(用紙の搬送方向に沿った直線上)複数カ所の
累積を求めるとよい。いま、検査装置の映像データなど
のアドレス(i、j)のiが用紙の幅方向に対応し、j
が搬送方向に対応するとすれば、累積は次のような式■
■で表される。
タタしjk (k=1.・・・+n) は指定されてい
るラインの座標を表す。
差の累積 5Di−Σl RD(i、jk)−ID(i
、jk)  l  ■に工( 微分の累積5Di−Σl ID(i+1.jk)−10
(i、jk)  l■+に二( なお累積を行うラインの数は、発生枚数の少ない印刷欠
陥に対応するためにも印刷物1枚あたり2本以上必要で
あり、合計3〜4本程度であればよい。
所定のラインは、印刷機オペレータの入力により決定し
てもよいし、検査装置が自動的に決めてもよく、以下に
この指定ラインの決定方法について説明する。
グラビア印刷機においては、印刷内容(印刷物のサイズ
やページ数等)により1枚の印刷物上のレイアウトが定
まっており、したがって、印刷が行われない白紙がある
場合はその部分に指定ラインの位置を決めることができ
る。例えば、第5図のように絵柄の単位または本のペー
ジPが1枚の印刷物の搬送方向に4面並んでいるとする
。印刷内容(サイズ、ページ数)に対応するシリンダ(
版胴)周長の値をh、用紙の搬送方向に並ぶページの数
をnp、また検査装置におけるラインのピッチをplと
すると、ライン位置は次のようになる。
ここでnp=4である。
1ライン目(LSI) 1枚の始めから 1番目 2ライン目(L52) 1枚の始めから 1+h÷(np Xpl)番目3ライ
ン目(L53) 1枚の始めから 1+2h÷(np Xpl)番目4ラ
イン目(L54) 予め検査装置内のメモリに記憶させておき、印刷内容の
情報(サイズ、ページ数)を印刷機オペレータが入力す
ることにより、メモリから指定ラインの位置を読みだし
て自動的に決定してもよい。
また、絵柄の単位または本のページPの境界にライン単
位で白紙部分がない場合は、第6図のように複数のライ
ンL61 、 L62. L63. L64から部分的
に白紙部分ラインWl、W2.W3.W4を摘出して幅
方向の全ての位置(lライフ分)がそろうようにすると
よい。
ここで検査装置のサブコントローラ20が自動的に白紙
部分ラインを摘出する方法について第7図のフローチャ
ートを用いて説明する。
本実施例では1枚の絵柄の中から1ライン分の白紙部分
を摘出するが、白紙部分が多い場合は絵柄の半分から、
白紙部分が少ない場合は2枚以上の絵柄から摘出を行う
とよい。また白紙部分の摘出は、基準値メモリ12の基
準データ+u+(i、j)があるレヘル以上であるかど
うか比較することにより行う。サブコントローラは1枚
の絵柄の始まりのラインからレベル比較を行うため、最
初に用紙の搬送方向のラインアドレスj を1とする(
ステップSl)。次に基準値メモリからラインアドレス
jの基準データRDIライン分を入力しくステップS2
)、ラインの端から順次基準データRDのレヘル比較を
行うため用紙の幅方向のデータアドレスiを1とする(
ステップS3)。ここでデータアドレスiが白紙部分の
位置として既に記憶されているかどうかを調べる(ステ
ップS4)。1番始めのラインの場合は全く記憶されて
いるデータアドレスは無いが、2番目以降のラインでは
既にデータアドレスiの記憶されている基準データは調
べずに次の基準データの調査に移る。まだデータアドレ
スiの記憶されていない基準データRD(i、j)  
は予め設定されている境界レベルTHと比較され、白紙
部分であるかどうか調べられる(ステップS5)。
境界レベルTHは、例えば白紙部分のデータのレヘルの
80〜90%程度の値に決めておくとよい。基準データ
RD(i、j) がTHより大きい場合は、このデータ
の位置が白紙部分であるとしてアドレス(i、j)を記
憶する(ステップS6)。このようにして、ラインアド
レスj の基準データのデータアドレスiを1ずつ増や
して順次比較を行い(ステップS8)、ラインアドレス
jの全ての基準データRDの比較が終了したら(ステッ
プS7)、データアドレスi全てについて記憶されてい
るかどうかを調べて(ステップS9)、全てのデータア
ドレスiが記憶されるまでラインアドレスjを1ずつ増
やして順次釜ラインの基準データRDの比較を行う(ス
テップ511)。1枚の絵柄の全てのラインの基準デー
タRDで比較を行った後、全てのデータアドレスiにつ
いて記憶されていない場合は(ステップS10 )、境
界データTHを一定値dTH減らして始めからやり直す
(ステップ511)。もしも1枚の絵柄内に1ライン分
白紙部分がない場合は、この操作により濃度の低い絵柄
部分からも位置の摘出が行われる。
このようにしてサブコントローラは検査を始める前に第
2の検査部分が演算を行う位置を記憶する。本実施例で
は検査装置が印刷物の絵柄の情報やオペレータからの印
刷内容の人力情報に基づいて自動的に所定のラインを決
定する方法について説明したが、このほかに印刷物の1
枚の絵柄をモニタデイスプレィ上の画像に表示させなが
ら、印刷機オペレータが画像上の座標を入力することに
より、対応するラインの位置に決定してもよい。
サブコントローラ20は、CPU21から入力する制御
信号CT2により、前述のような方法で決定された指定
ライン位置とライン数情報を記憶している。検査が開始
されると、サブコントローラ20は、記憶している指定
ラインの位置情報とサンプリングコントローラ16から
のサンプル信号SSの表す位置情報を比較し、同じ位置
であることを検出すると、演算制御信号CAを演算回路
17に出力し演算を行わせる。また検査開始後、サブコ
ントローラ20は、所定数のラインで演算を行わせた時
点から、指定ラインを検出する毎にサブメモリ信号CM
をサブ許容値メモリ18に出力する。サブ許容値メモリ
18は、演算回路17で行われた累積演算の結果に対す
る基準情報を記憶しており、サブメモリ信号CMにより
、サブ許容データ5ADiとしてサブ比較回路19に出
力する。累積データSDi が差の累積の時、サブ許容
データ5ADiは、白紙部分についての濃度のばらつき
を予め基準データの記憶などの時に調べておき、その値
より大きな値を適当に設定するとよく、また累積データ
SDi が微分の累積の時は、やはり予め白紙部分に付
いて幅方向の微分値を調べておき、その値より大きな値
を適当に設定するとよい。なお、センサ部分の照明の明
るさのばらつきや明るさのむらは、用紙の幅方向で位置
によって異なることがあるため、上記の場合においてサ
ブ許容データ5ADiは幅方向の各画素で設定される必
要がある。
サブ比較回路19は、累積データSDi とサブ許容デ
ータ5ADiの大きさを比較して累積データSDi の
方が大きい場合は印刷欠陥が発生したとしてエラー信号
E2をCPU21に出力する。CPU21は、エラー信
号E1.E2の入力から印刷欠陥が発生したことを表示
信号DPにより警報器、表示器23を動作させて印刷機
オペレータに告知する。CPU21はこのほか、印刷機
オペレータによる検査装置への入力情報を、操作パネル
22からの操作信号OPにより検査装置内へ取り込んだ
り、制御信号CTI、CT2により検査装置の動作タイ
ごングを制御している。
このように、本実施例によれば、従来の検査装置の検査
のデータ処理のほかに、グラビア印刷用の検査のデータ
処理を併用しているので、グラビア印刷機においても精
度の高い検査が可能となる。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、
種々変更可能である。検査装置の第2の検査部分で決定
する指定ラインは、用紙の白紙部分上に限らず、濃度の
低い絵柄上に選んでも構わない。また、第2の検査部分
の演算回路で、映像データに対して行う同一ライン内の
幅方向での微分演算は、■式では1次微分の式を示した
が、2次微分でもよい。さらに、上記実施例では検査装
置の構成を第1図のような回路ブロックで示したが、同
様な機能を持つ回路またはソフトでも実現可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、入力された印刷物
の画像情報と基準情報との比較値を複数の低濃度域につ
いての累積値として算出することにより、サイズや濃度
差の小さい印刷欠陥をも検出することができ、精度の高
い検査ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
ツク図、第2図はグラビア輪転機における印刷物検査装
置を示す概略図、第3図はグラビア印刷において発生す
る印刷欠陥の発生状態を示すモデル図、第4図は印刷欠
陥が発生した場合としない場合のラインセンサによる出
力信号のモデル図、第5図と第6図は印刷された用紙上
で累積演算を行う指定ラインの位置の決定方法を示すた
めのモデル図、第7図は指定ラインの位置を自動的に決
定するためのフローチャートである。 7・・・ラインセンサ   8・・・ロータリエンコー
ダ11・・・A/D変換器  12・・・基準値メモリ
13・・・許容値メモリ  14・・・差分回路15・
・・比較回路 16・・・サンプリングコントローラ 17・・・演算回路    18・・・サブ許容値メモ
リ19・・・サブ比較回路  20・・・サブコントロ
ーラ21・・・CPU 第 3 図 1 第 図 手続補正書 (ノテデ℃) 1.49牛のj5R 平底2年特許願第57457号 2、発明の名称 4杯1最鹸査装置 3、補正をする者 羽生との関係

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印刷物を画像情報として入力するための入力手段
    と、 前記印刷物の基準となる画像情報を記憶する第1の記憶
    手段と、 前記入力手段から入力された画像情報と前記第1の記憶
    手段に記憶されている基準画像情報との比較値をサンプ
    リングされる複数の低濃度域についての累積値として算
    出する累積演算手段と、基準となる累積値を記憶する第
    2の記憶手段と、前記累積演算手段より得られた累積値
    と前記第2の記憶手段に記憶されている基準累積値とを
    比較し、印刷物の良否を判定する比較手段と、を具備す
    ることを特徴とする印刷物検査装置。
  2. (2)前記累積演算手段は、低濃度域の画素の画像情報
    と基準画像情報の差の演算を行い、前記差の累積値の演
    算を行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    印刷物検査装置。
  3. (3)前記累積演算手段は、低濃度域の画素の画像情報
    の幅方向の微分演算を行い、前記微分演算結果の累積値
    の演算を行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の印刷物検査装置。
  4. (4)前記累積演算手段は、累積演算を行う低濃度域の
    画素を印刷物のレイアウト情報により決まる絵柄間の白
    紙部分の幅方向の複数ライン上に決定することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の印刷物検査装置。
  5. (5)前記累積演算手段は、累積演算を行う低濃度域の
    画素を印刷物の画像情報の濃度レベルから白紙部分の位
    置を検出し、前記白紙部分から決定することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の印刷物検査装置。
JP2057457A 1990-03-08 1990-03-08 印刷物検査装置 Expired - Lifetime JP2510022B2 (ja)

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