JPH03257196A - アルミ装飾板の製造方法 - Google Patents
アルミ装飾板の製造方法Info
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- JPH03257196A JPH03257196A JP5373890A JP5373890A JPH03257196A JP H03257196 A JPH03257196 A JP H03257196A JP 5373890 A JP5373890 A JP 5373890A JP 5373890 A JP5373890 A JP 5373890A JP H03257196 A JPH03257196 A JP H03257196A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、時計、アクセサリ−2文房具、インテリア
、建材等の装飾部材等に用いられる、アルミニウムの装
飾板の製造方法に関するものである。
、建材等の装飾部材等に用いられる、アルミニウムの装
飾板の製造方法に関するものである。
[従来の技術]
アルミニウム部材は、軽量てあり、加工性、耐蝕性が良
いという利点を有するため、時計の外装や建材等に広く
用いられている。
いという利点を有するため、時計の外装や建材等に広く
用いられている。
[解決しようとする課題]
しかし、アルミニウムの地肌のままでは装飾性に乏しく
、塗装、アルマイト処理、印刷、化学エツチング処理等
により表面の色調を変えても、装飾部材としては物足り
ないものであった。
、塗装、アルマイト処理、印刷、化学エツチング処理等
により表面の色調を変えても、装飾部材としては物足り
ないものであった。
そこで本出願人は、アルミニウム部材に熱処理を施して
結晶粒を粗大化させ、さらにエツチング処理を施して表
面の汚れ等を取り除き、これにより結晶粒を浮かび上が
らせ、この結晶粒模様により装飾性を高める方法を発明
した。
結晶粒を粗大化させ、さらにエツチング処理を施して表
面の汚れ等を取り除き、これにより結晶粒を浮かび上が
らせ、この結晶粒模様により装飾性を高める方法を発明
した。
しかし、アルミニウム板を熱処理した後エツチング液に
浸漬するだけでは、板金面に結晶粒模様がついてしまい
、部分的な模様っけが困難であり、単調で平面的な模様
しか得られなかった。
浸漬するだけでは、板金面に結晶粒模様がついてしまい
、部分的な模様っけが困難であり、単調で平面的な模様
しか得られなかった。
そこで本発明の目的は、立体性を有する、結晶粒模様を
利用したアルミ装飾板の製造方法を提供することにある
。
利用したアルミ装飾板の製造方法を提供することにある
。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明のアルミ装飾板の製
造方法は、アルミニウム板を熱処理して結晶粒を粗大化
させる工程と、結晶粒が粗大化したアルミニウム板に着
色処理を施す工程と、アルミニウム板の着色面に、厚膜
部と薄膜部とを有する保護膜を接着する工程と、上記保
護膜上からサンドブラスト処理を施して薄膜部において
はアルミニウム板の表層部まで削り取る工程と、サンド
ブラスト処理されたアルミニウム板にエツチング処理を
施す工程とを有する。
造方法は、アルミニウム板を熱処理して結晶粒を粗大化
させる工程と、結晶粒が粗大化したアルミニウム板に着
色処理を施す工程と、アルミニウム板の着色面に、厚膜
部と薄膜部とを有する保護膜を接着する工程と、上記保
護膜上からサンドブラスト処理を施して薄膜部において
はアルミニウム板の表層部まで削り取る工程と、サンド
ブラスト処理されたアルミニウム板にエツチング処理を
施す工程とを有する。
[実施例コ
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
本実施例においては、アルミニウム板として、市販され
ている工業用純アルミニウム圧延板のAl080 (純
度99.8%以上)、A1050(純度99.5%以上
)又はAl100(純度99.0%以上)を用いる。工
業用純アルミニウム板は、圧延加工により作られており
、製品は圧延方向に塑性歪みを生じている。このアルミ
ニウム板を切断して、時計の文字板の大きさにし、また
中央部に指針軸(図示せず。)を通すための孔を開ける
。
ている工業用純アルミニウム圧延板のAl080 (純
度99.8%以上)、A1050(純度99.5%以上
)又はAl100(純度99.0%以上)を用いる。工
業用純アルミニウム板は、圧延加工により作られており
、製品は圧延方向に塑性歪みを生じている。このアルミ
ニウム板を切断して、時計の文字板の大きさにし、また
中央部に指針軸(図示せず。)を通すための孔を開ける
。
次にこのアルミニウム板に熱処理を施す。すなわち、大
気、還元性ガス又は不活性ガスの雰囲気中で、500℃
〜660℃(アルミニウムの融点)の温度で30分間以
上保持する。すると塑性歪みを受けている結晶等が再結
晶し、さらに、その結晶が肉眼で見ることができる程に
粗大化する。結晶粒の状態については、アルミニウム板
の純度。
気、還元性ガス又は不活性ガスの雰囲気中で、500℃
〜660℃(アルミニウムの融点)の温度で30分間以
上保持する。すると塑性歪みを受けている結晶等が再結
晶し、さらに、その結晶が肉眼で見ることができる程に
粗大化する。結晶粒の状態については、アルミニウム板
の純度。
質料(加工率)、板厚、及び熱処理温度等の熱処理条件
により決定し、等軸晶、混合品又は柱状晶等の結晶粒模
様を有するアルミニウム板1が生成する。しかしこの段
階ではアルミニウム板の表面の汚れ等により、結晶粒模
様は明瞭に現れてはいない(第2図)。
により決定し、等軸晶、混合品又は柱状晶等の結晶粒模
様を有するアルミニウム板1が生成する。しかしこの段
階ではアルミニウム板の表面の汚れ等により、結晶粒模
様は明瞭に現れてはいない(第2図)。
次に着色処理として、本実施例では染色工程を含むアル
マイト処理を施す(第3図)。
マイト処理を施す(第3図)。
まず20〜23℃の15%硫酸浴中に、DC20V、電
流100A/−で電界をかける。そして上記の熱処理を
行ったアルミニウム板1を、この溶液の中に30分間浸
漬し、陽極酸化を行う。
流100A/−で電界をかける。そして上記の熱処理を
行ったアルミニウム板1を、この溶液の中に30分間浸
漬し、陽極酸化を行う。
これにより8μmの厚さの酸化物の膜が生成される。
次に、例えば黄色の染料を2.0〜10 g/fl含み
、pHが6.0〜7.5で、液温か50〜70℃の溶液
中に10分間浸漬し、染色を行う。
、pHが6.0〜7.5で、液温か50〜70℃の溶液
中に10分間浸漬し、染色を行う。
そして、例えば5〜5.8t/j2の酢酸ニッケル。
1 g/1.の酢酸コバルト、8〜8.4g/j!のホ
ウ酸を含み、pHが5〜6.温度が70〜90℃の溶液
中に15〜20分間浸漬することにより、封孔処理を行
う。
ウ酸を含み、pHが5〜6.温度が70〜90℃の溶液
中に15〜20分間浸漬することにより、封孔処理を行
う。
これにより、表面に黄色のアルマイト被膜2を有するア
ルミニウム板1が得られる。
ルミニウム板1が得られる。
次に、このアルマイト被膜2の表面に保護膜3を接着剤
等で接着する(第4図)。保護膜3は、ゴム系皮膜等か
らできており、文字板の縁部及び時表示文字が厚膜部3
aで、他の部分が薄膜部3bとなっている。なお厚膜部
3aの厚さは、後述のサンドブラスト処理が行われた場
合においても厚膜部3aが残るだけの厚さにしである。
等で接着する(第4図)。保護膜3は、ゴム系皮膜等か
らできており、文字板の縁部及び時表示文字が厚膜部3
aで、他の部分が薄膜部3bとなっている。なお厚膜部
3aの厚さは、後述のサンドブラスト処理が行われた場
合においても厚膜部3aが残るだけの厚さにしである。
次に、保護膜3上からサンドブラスト処理を施す。サン
ドブラスト処理は、小さな鉄粉等をエアー等で吹き付け
ることにより表面を削る。これにより、薄膜部3bにお
いては、保護膜が全て取り除かれるばかりでなく、アル
ミニウム板の表層部が約10μm以上削り取られて凹部
1aが形成され、このときアルマイト被膜2は削り取ら
れる。
ドブラスト処理は、小さな鉄粉等をエアー等で吹き付け
ることにより表面を削る。これにより、薄膜部3bにお
いては、保護膜が全て取り除かれるばかりでなく、アル
ミニウム板の表層部が約10μm以上削り取られて凹部
1aが形成され、このときアルマイト被膜2は削り取ら
れる。
しかし、厚膜部3aにおいては、保護膜3は完全には削
り取られず、アルミニウム板1の表面のアルマイト被膜
2は保護膜3にて被覆されている(第5図)。
り取られず、アルミニウム板1の表面のアルマイト被膜
2は保護膜3にて被覆されている(第5図)。
次に、厚膜部3aをアルミニウム板1から剥がす(第6
図)。これにより縁部及び時表示文字のアルマイト被膜
2が現れる。
図)。これにより縁部及び時表示文字のアルマイト被膜
2が現れる。
次にエツチング処理を施す。H2O−HNO3−HCl
系またはH2O−FeCl3− HCl系のエツチング
液を用意し、アルミニウム板を、常温で5分間以上浸漬
する。これにより、アルマイト被膜2が残っている部分
以外において、表面の汚れ等が取り除かれ、粗大化した
結晶粒がきれいにうかび上がる。アルマイト被膜2の部
分はエツチングされず、着色された状態のまま残される
。
系またはH2O−FeCl3− HCl系のエツチング
液を用意し、アルミニウム板を、常温で5分間以上浸漬
する。これにより、アルマイト被膜2が残っている部分
以外において、表面の汚れ等が取り除かれ、粗大化した
結晶粒がきれいにうかび上がる。アルマイト被膜2の部
分はエツチングされず、着色された状態のまま残される
。
最後にアルミニウム板を水洗いしてエツチング液を取り
除き、またトップコーティング等を行い、アルミ装飾板
が完成する(第1図)。縁部及び時表示部に黄色のアル
マイト被膜2が残り、また他の部分には結晶粒模様がき
れいにうかび上がる。
除き、またトップコーティング等を行い、アルミ装飾板
が完成する(第1図)。縁部及び時表示部に黄色のアル
マイト被膜2が残り、また他の部分には結晶粒模様がき
れいにうかび上がる。
しかも着色されている縁部及び時表示文字と、結晶粒模
様が浮かび上がっている部分とには段差がついており、
このために変化に富みかつ立体性を有するものとなって
いる。
様が浮かび上がっている部分とには段差がついており、
このために変化に富みかつ立体性を有するものとなって
いる。
上記実施例では、着色処理を施す工程を染色工程を含む
アルマイト処理により行ったが、着色処理を施す工程は
他にも種々可能である。本実施例のように、着色処理に
よる着色面がエツチング処理により浸食されない場合は
、保護膜の厚膜部を取り除いた後にエツチング処理を施
すことができる。着色面がエツチング処理により浸蝕さ
れる場合は、エツチング処理により浸蝕されない保護膜
を用いれば、厚膜部が接着されたままの状態でエツチン
グ処理を施すことができ、その後で保護膜を取り除けば
よい。
アルマイト処理により行ったが、着色処理を施す工程は
他にも種々可能である。本実施例のように、着色処理に
よる着色面がエツチング処理により浸食されない場合は
、保護膜の厚膜部を取り除いた後にエツチング処理を施
すことができる。着色面がエツチング処理により浸蝕さ
れる場合は、エツチング処理により浸蝕されない保護膜
を用いれば、厚膜部が接着されたままの状態でエツチン
グ処理を施すことができ、その後で保護膜を取り除けば
よい。
[効果]
以上に説明した本発明の製造方法によると、1枚のアル
ミニウム板上に、着色処理が施されている部分と結晶粒
模様かうかび上がっている部分εを混在させて変化に富
んだものεすることができ、またサンドブラスト処理に
よりそれらに段差を設けて立体感を持たせることが可能
であり、極めて装飾効果の高いアルミ装飾板が得られる
。
ミニウム板上に、着色処理が施されている部分と結晶粒
模様かうかび上がっている部分εを混在させて変化に富
んだものεすることができ、またサンドブラスト処理に
よりそれらに段差を設けて立体感を持たせることが可能
であり、極めて装飾効果の高いアルミ装飾板が得られる
。
第1図(a)は本発明の方法により得られたアルミ装飾
板の正面図、第1図(b)はその断面図、第2図〜第6
図はその製造過程を示す説明図であ・アルミニウム板、 ・着色面、 ・保護膜、 ・厚膜部、 ・薄膜部。 以 上 第1図 第3目 (a) (a)
板の正面図、第1図(b)はその断面図、第2図〜第6
図はその製造過程を示す説明図であ・アルミニウム板、 ・着色面、 ・保護膜、 ・厚膜部、 ・薄膜部。 以 上 第1図 第3目 (a) (a)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 アルミニウム板を熱処理して結晶粒を粗大化させる工程
と、 上記結晶粒が粗大化したアルミニウム板に着色処理を施
す工程と、 上記アルミニウム板の着色面に、厚膜部と薄膜部とを有
する保護膜を接着する工程と、 上記保護膜上からサンドブラスト処理を施して上記薄膜
部においては上記アルミニウム板の表層部まで削り取る
工程と、 上記サンドブラスト処理されたアルミニウム板にエッチ
ング処理を施す工程と を有することを特徴とするアルミ装飾板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5373890A JPH03257196A (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | アルミ装飾板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5373890A JPH03257196A (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | アルミ装飾板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03257196A true JPH03257196A (ja) | 1991-11-15 |
Family
ID=12951167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5373890A Pending JPH03257196A (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | アルミ装飾板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03257196A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04189469A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-07 | Nec Toyama Ltd | アルミニウムケースの外装表示方法 |
JP2005097735A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-04-14 | Denka Himaku Kogyo Kk | アルミニウム及びアルミニウム合金の製造方法 |
JP2005146391A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Denka Himaku Kogyo Kk | マグネシウム及びマグネシウム合金材料及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776199A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-13 | Pentel Kk | Aluminum product with surface pattern ad its manufacture |
JPS6478762A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-24 | Fuji Mfg Co Ltd | Masking material for sand blast |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP5373890A patent/JPH03257196A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776199A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-13 | Pentel Kk | Aluminum product with surface pattern ad its manufacture |
JPS6478762A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-24 | Fuji Mfg Co Ltd | Masking material for sand blast |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04189469A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-07 | Nec Toyama Ltd | アルミニウムケースの外装表示方法 |
JP2005097735A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-04-14 | Denka Himaku Kogyo Kk | アルミニウム及びアルミニウム合金の製造方法 |
JP2005146391A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Denka Himaku Kogyo Kk | マグネシウム及びマグネシウム合金材料及びその製造方法 |
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