JPH03257015A - 焼塩の製造方法 - Google Patents

焼塩の製造方法

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JPH03257015A
JPH03257015A JP2055680A JP5568090A JPH03257015A JP H03257015 A JPH03257015 A JP H03257015A JP 2055680 A JP2055680 A JP 2055680A JP 5568090 A JP5568090 A JP 5568090A JP H03257015 A JPH03257015 A JP H03257015A
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JP
Japan
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salt
roasting
mgo
firing
state
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JP2055680A
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English (en)
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Hiroshi Suefuji
末藤 博
Yukio Yamaguchi
幸男 山口
Kiyoshi Kamimura
清 上村
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SAKITO SEIEN KK
Original Assignee
SAKITO SEIEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は焼塩の製造方法に係り、特に、吸湿性が著しく
低く、長期間サラサラした状態を保つことができしかも
味覚に優れた焼塩を製造する方法に関する。
[従来の技術] 塩の一成分として含有されている塩化マグネシウム(M
gCft2)は苦味があり、また潮解性を有すごことか
ら空気中の水分を吸収して塩をベトつかせる原因となる
。塩を焼くことにより苦味がなくなり、また、サランと
した状態となることから、塩を焼いて作った焼塩は古く
から提供されている。しかしながら、従来、焼塩による
改良効果の原理についての定量的な研究はなされていな
い。専売公社小田原試験所報告13号第6,6頁(19
69年)に若干報告されているが、それは、約250℃
という低い焼成温度での試験結果、又は、塩化マグネシ
ウム(MgCft2・6H2o)単味だけを■ 温度5
00℃に3時間加熱すると、水酸化マグネシウム(Mg
 (o)l)2 )と酸化マグネシウム(MgO)との
混合物が生成する。
■ 温度700℃に4時間加熱すると全て酸化マグネシ
ウム(MgO)に変わる。
といった塩化マグネシウム単味だけの試験結果にすぎな
い。
このように、従来、塩の特性を改善するために塩を焼成
して焼塩とすることはなされてきたが、いずれも一般に
250℃前後あるいはそれ以下の低い焼成温度で製造さ
れているのが現状である。
因みに、250℃を超える焼成では塩に色が付〈という
不具合があった。なお、250℃以下の低温焼成による
従来の焼塩では、含有される゛塩化マグネシウム(Mg
Cft2・6H20)の一部が塩基性塩化マグネシウム
(MgOHCj2゜Mg2 (OH)s Cm ・48
20等の様々な化合物)に変化し、残部は塩化マグネシ
ウム1水塩(MgCJ22・H20)等となっている。
[発明が解決しようとするil!!] 上記従来の焼塩は、湿気にさらすと、当初はサラサラし
た状態(以下、「サラサラ性」と言うことがある。)を
保っているが、経時により雰囲気中の水分を吸収してサ
ラサラ性がなくなり、容器から出し難くなる上に、味も
悪くなるという欠点がある。
本発明は上記従来の問題点を解決し、長期間サラサラし
た状態を保つことができ、しかも味が良くおいしい焼塩
を製造することができる方法を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の焼塩の製造方法は、Mg塩の含有量が0.05
重量%以上の塩を500〜700℃で焼成することを特
徴とする。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の方法においては、Mg塩の含有量0.05重量
%以上の塩を原料として、これを温度(塩の温度)50
0〜700℃で焼成する。
原料として用いる塩のMg塩の含有量が0.05重量%
未満であると、長期のサラサラ性が付与されず味の良い
焼塩が得られない。Mg塩の含有量は高い程、焼塩の味
は向上するが、過度に高いと焼成時に塩化水素が多量に
発生して処理が大変である。従フて、本発明においては
、Mg塩の含有量0.1〜1.0重量%程度の塩を原料
とするのが好ましい。Mg塩としてはMgCft2・6
H20(7)ばかMg (OH)2などがあげられる。
焼成温度は500℃未満では、本発明による十分な吸湿
性の改善効果が得られない、即ち、焼成により、原料塩
に付着ないし含有される塩化マグネシウム(MgCA2
・6H20)が酸化マグネシウム(MgO)に変わり、
吸湿性が改善されるが、焼成温度が500℃未満では十
分な焼成効果が得られない。一方、焼成温度が700℃
を超えると溶融する恐れがあるので好ましくない。従っ
て、本発明においては、500〜700℃の範囲で焼成
する。
焼成時間は長い程塩化マグネシウムから酸化マグネシウ
ムへ変わる割合が大きくなるが、通常の場合、10分間
程度焼成することにより90%程度の塩化マグネシウム
が酸化マグネシウムに変化する。従って、経済性や処理
効率を考慮した場合、焼成時間は10〜30分とするの
が良い。
なお、焼成により系内には塩化水素(HCl2)ガスが
発生するため、これは適宜水中に捕捉するなどして処理
することが好ましい。
[作用] 本発明の方法によれば、塩を500〜700℃という高
温度で焼成することにより、塩に付着ないし含有されて
いる塩化マグネシウム(MgCJ22・6H20)+7
)殆どが酸化マグネシウム(MgO)に変化し、これが
塩の表面をコーティングした状態となる。このMgOの
コーティングにより塩の吸湿性は著しく低くなり、長期
間にわたフてサラサラ性が持続する。
また、Mg塩の含有量が0.05%以上と、比較的Mg
分の多い塩は味覚にも優れる。
[実施例コ 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例1 市販の塩を外熱式円筒型電気炉に入れ、第1表に示す温
度で15分間加熱した(温度の測定は加熱部)。この時
、塩化水素(HCl2)ガスが発生するので、円筒型電
気炉の一方からアスピレータ−で吸引してHCJ2ガス
を吸収瓶の中に導入した。
得られた焼塩(試験前の水分量は第1.2表に示す通り
、)について、それぞれ下記方法により吸湿量の経時変
化、サラサラ性の経時変化及び付着しているMg分の形
態を調べ、結果を第1表、第2表及び第3表に示した。
なお、比較のため、いずれの試験においても市販の焼塩
(試験前の水分量は第1.2表に示す通り。)について
同様に測定を行ない、結果を第1〜3表に示した。
a ti Ji旦亙豊U 25℃、75%R,H,の雰囲気に試料を放置し、第1
表に示す時間経過後の水分量を測定して吸湿量を調べた
サラサラ性の経時 ヒ フ5〜76%R,H,のデシケータ中に第2表に示す時
間放置した試料を砂時計式容器に入れ、自然落下させ、
落下終了までの時間を測定した(フリーフローイング試
験)。なお、第2表中、Xは測定不能(試験容器内で試
料が落ちないため測定ができなかたもの、即ち、全くサ
ラサラ性のないもの)を示す。
Mg立旦亙1 600℃、350℃、190℃に加熱した試料及び市販
の焼塩をそれぞれ水に溶解させ、3分後に50の濾紙(
TIS P 38015種C)で吸引濾過した。濾取し
た残査物(不溶解性)をX線回折装置にて分析した。
第1表〜第3表より、500℃以上の温度で焼成する本
発明の方法によれば、塩に付着ないし含有される塩化マ
グネシウムの殆どが酸化マグネシウムに変化し、このた
め塩の吸湿性が著しく少なくなり、長期間にわたってサ
ラサラ性が持続することが明らかである。
第1表 吸湿量の経時変化 第3表 Mg分の形態 実施例2 第4表に示すMg含有量の塩を原料として、それぞれ第
4表に示す温度で焼成したもの(或いは焼成せずにその
まま)2種を試料とし、下記試験方法で味覚試験を行な
い、結果を第4表に示した。
味】」【験 試料を溶解せずに、小さい粒状のものを指でとって舌に
載せ、2つの試料のうち好ましい方(おいしいと感じる
方)に丸印をつけ、無記名で投票した。試験は男10名
、女1名の計11名で行なった。
第4表 味覚 も優れる焼塩を製造することが可能とされる。
本発明の方法により製造される焼塩は容器内で固まって
出難くなることもなく、使い易く、また、料理の味を格
段に向上させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Mg塩の含有量が0.05重量%以上の塩を50
    0〜700℃で焼成することを特徴とする焼塩の製造方
    法。
JP2055680A 1990-03-07 1990-03-07 焼塩の製造方法 Pending JPH03257015A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1668994A1 (en) * 2003-10-03 2006-06-14 Ajinomoto Co., Inc. Meat improving agent and process for producing processed meat food by using the meat improving agent
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