JPH03256441A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録用紙としてカット紙の使用が可能なファク
シミリ装置に関する。

従来の技術 従来、ファクシミリ装置においては記録紙としてロール
紙を用いており、ロール紙は長さの制限がないため、定
形外の長さの画情報を受信してもロール紙の切断位置を
調節することで対処可能であった。

一方、カット紙を用いた場合、ファクシミリ装置におい
ては、装着されているカット紙よりも長い画情報が送ら
れてきた場合、縮小するか複数枚に分けて印字する必要
があった。さらに送信局側において送信局名や送出ペー
ジ数を画情報の先頭に付加してきた場合には、さらに第
４図のように送信局側では定形の原稿サイズでも受信側
でも付加情報分だけ長くなり、第５図のように分割印字
され、２枚にわたってしまう頻度が多くなり、カット紙
を大量に消費するという問題点があった。

発明が解決しようとする課題 以上のように従来のファクシミリ装置は、画像信号の先
頭にどうしても無駄な空白部分があり、さらに送信局側
で送信局名や送出ページ数などの情報を先頭に付加する
ことが多く、本来の画像情報として送信局側から送信さ
れた画信号の印字スタート位置が記録紙の先頭から離れ
た位置になってしまうため、記録紙の無駄があった。と
くに記録紙としてカット紙を用いるとカット紙の記録容
量を少しでもオーバーするとカット紙が１枚増加するこ
とになり、用紙の有効活用の面で課題を有していた。

本発明は以上の課題に留意し、送信局名や送信ページ数
などの送信局側付加情報などのために受信局側における
分割印字による無駄なカット紙の消費を防止することが
できるファクシミリ装置を提供しようとするものである
。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、ファクシミリ装置
の各部の動作を制御する中央演算処理装置と、ファクシ
ミリ装置に入力された画信号を印字記録するプリンタ部
と、上記中央演算処理装置の制御によりプリンタ部への
記録すべき画信号のアドレスを発生するアドレス発生回
路とを具備しており、中央演算処理装置が入力画信号の
先頭から第１の区間、第２の区間、それ以降の第３の区
間に所定数のラインごとの３区間を設定する手段と、こ
の第１の区間と第３の区間はアドレス発生回路とプリン
タ部に画信号の印字信号を発生し記録紙に印字し、第２
の区間はプリンタ部の動作を停止させる印字選択手段を
有するファクシミリ装置である。

また、第２の発明としてとくに第２の区間について中央
演算処理装置で画信号が存在するかどうかを検査し、全
て白信号である場合のみ第２の区間の間プリンタ部を停
止し、それ以外はプリンタ部による記録を行う手段を有
するものである。

作用 上記構成の本発明のファクシミリ装置は、内蔵された中
央演算処理装置の印字選択手段により、入力された画信
号の先頭部分に含まれる送信局側からの送信局名や送出
ページ数の画情報は確実に受信側で記録するために第１
の区間はプリンタ部により印字する。っぎの第２の区間
は一般にわずかな空白部分が存在し、その空白部分をそ
のままプリンタ部で印字すると記録紙が、ただ送られて
無駄が発生するので、プリンタ部を停止し、記録紙の送
りも印字も行わない。つぎに続く第３の区間は本来の情
報伝達のための画信号であり最も一般的に大きな区間に
なるが、第１の区間と同様に確実にプリンタ部で記録さ
れる。また、とくに第２の区間の画信号を検出し、全て
画信号の場合のみプリンタ部を停止し、もし画信号が存
在した場合は画信号が欠落する危険があるため、プリン
タ部で確実に記録することにより画信号の欠落を防止す
るものである。

実施例 以下図面を参照しながら本発明の具体的一実施例につい
て、詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例の概略の楕戒図を示すもので
ある。図示のようにファクシミリ装置の制御を司どる中
央演算処理装置１（以降ＣＰＵと略す〉と装置の動作プ
ログラムを貯蔵するＲＯＭ２と前記ＣＰＵＩの動作に必
要な情報および公衆回線を介して送られてくるファクシ
ミリ手順信号や、圧縮形の画信号を一時貯蔵するＲＡＭ
３で制御部分を構成している。公衆回線から送られてく
るアナログファクシミリ信号をインターフェース部５を
介してモデム４でデジタル信号に変換する。

ＲＡＭ３に貯えられた画信号を展開し、画イメージで画
信号をページメモリ６で貯蔵する。

ページメモリ２からのパラレルデータをシリアルデータ
をプリンタインターフェース部７で変換し、このプリン
タインターフェース部７からの電気的画情報を電子写真
方式を用いたプリンタ部８で可視画像に変換する。ペー
ジメモリ６に対して印字領域と非印字領域の規定にした
がって、出力すべきデータのアドレスをアドレス発生回
路９より発生する。１０はプリンタ部８によって印字の
行われる記録用カット紙である。

以上のように構成されたファクシミリ装置について、以
下その構成要素の関連動作を説明する。

公衆回線を介して送信局からの呼出しを回線インターフ
ェース５にて検出した後、必要なファクシミリ手順信号
を授受し、プロトコルを確立した後、送信局からのアナ
ログファクシミリ信号をモデム４によって受信し、デジ
タル信号に変換し、ＣＰＵＩを介し、−たんＲＡＭ３に
画信号を圧縮形のままとり込む。同時に前記ＲＡＭ３に
貯えられた圧縮形の画信号をＣＰＵＩにより画イメージ
に展開しながらページメモリ６に貯蔵する。ＣＰＵ１は
ページメモリ６にＡ４長のライン数（２２８７ライン副
走査密度７．７ライン／■〉をとり込んだ時点で先頭か
ら前もって設定された区間である２４〜４６ライン間の
画信号を検査し、全て画信号であるか否かを調べ、全て
白である場合印字スキップ可の情報をＲＡＭ３に記憶さ
せる。その後プリンタ部８に対して起動をかけプリンタ
部８が印字可になった時点でさきにＲＡＭ３に記憶した
印字スキップ可否の情報をアドレス発生回路９に伝達す
るとともに、プリンタ部８に対して印字開始を指示する
。アドレス発生回路９はさきに受は取った印字スキップ
情報にもとづいて先頭から２４〜４６ライン全て白のと
きは、印字情報は存在しないため、その部分を出力の対
象とせず読みとばすように、また、前記ラインが全て白
でないときは、読みとばしはしないよう出力すべきデー
タの格納されているアドレスを発生させる。ページメモ
リ６は前記アドレス発生回路からのアドレスの指定にし
たがって貯蔵されているデータをプリンタインターフェ
ース部９を介してプリンタ部８に送り、記録用カット紙
１０に画情報が記録される。なお、印字スキップ可否の
前提として２４〜４６ライン全てが白か否かを検査する
過程においては、送信局側の原稿読み取り時のノイズな
どにより混入する散発的な黒ドツトは検査の対象から除
去するのが望ましい。

第２図は受信画情報の一例を示す。第２図において受信
画の前もって設定した第１の区間である始端から２３ラ
インまでは印字し、第２の区間である２４〜４６ライン
は全て白とみなし、印字はスキップさせ、続く第３の区
間である４７ライン目から引き続き印字を行う。

第４図の送信原稿の出力画は上記動作により第３図のよ
うに得られる。なお、各区間のライン数の設定は最も記
録紙の有効活用ができ、また画像情報信号の欠落がない
値に設定される。そのため、とくに第２の区間の確認な
しで全て、印字スキップする条件設定も可能である。ま
た、第２の区間の印字のスキップは利用者の要求で取消
しができる選択手段を有することも実用的である。

発明の効果 以上の説明より明らかなように本発明の記録紙を用いた
ファクシミリ装置はその印字データの出力方法において
印字することにより、記録紙のむだな消費を防止するこ
とができる。とくにカット紙の場合、わずかにカット紙
１枚分をオーバーするような画情報のときさらに１枚追
加されることになり、本発明により１枚削減されれば、
効果が大きくなり、取扱上および経済的な面で効果が大
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のファクシミリ装置の構成を
示すブロック図、第２図は同実施例の動作説明のための
送信原稿の状態図、第３図は同実施例の受信画像図、第
４図は従来例の説明のための送信画像図、第５図は従来
の受信画像図である。 １・・・・・・ＣＰＵ、２・・・・・・ＲＯＭ、３・・
・・・・ＲＡＭ。 ４・・・・・・モデム、５・・・・・・回線インターフ
ェース、６・・・・・・ページメモリ、７・・・・・・
プリンタインターフェース部、８・・・・・・プリンタ
部、９・・・・・・アドレス発生回路、 １ Ｏ・・・・・・記録用カッ ト紙。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ファクシミリ装置の各部の動作を制御する中央演
   算処理装置と、入力画信号を記録するプリンタ部と、前
   記中央演算処理装置の制御により前記プリンタ部へ記録
   すべき画信号のアドレスを発生するアドレス発生回路と
   を具備し、前記中央演算処理装置には、入力画信号の先
   頭から第１の区間、第１の区間に続く第２の区間および
   それ以降の第３の区間の３区間を設定するとともに、前
   記第１の区間および第３の区間は前記アドレス発生部に
   印字信号を送ることにより前記プリンタ部で印字を行い
   、前記第２の区間は前記アドレス発生部に印字停止信号
   を送ることにより前記プリンタ部の動作を停止させる印
   字選択手段を有するファクシミリ装置。
2. （２）請求項１記載の中央演算処理装置が、第２の区間
   の画像信号が全て白の信号であることを確認した場合の
   み前記第２の区間のプリンタ部の動作を停止し、それ以
   外は前記プリンタ部による前記第２の区間の印字を行う
   手段を有するファクシミリ装置。
3. （３）プリンタ部の記録用紙がカット紙である請求項１
   または２記載のファクシミリ装置。