JPH03255617A - GaAs基板上にInP層を結晶成長させる方法 - Google Patents

GaAs基板上にInP層を結晶成長させる方法

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JPH03255617A
JPH03255617A JP5401090A JP5401090A JPH03255617A JP H03255617 A JPH03255617 A JP H03255617A JP 5401090 A JP5401090 A JP 5401090A JP 5401090 A JP5401090 A JP 5401090A JP H03255617 A JPH03255617 A JP H03255617A
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達也 木村
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、GaAs基板上に転位(欠陥)の少ないI
nP層を結晶成長させる方法に関するものである。
(従来の技術) GaAsとInPは格子定数、熱膨張係数等の物理定数
か違うため、GaAs基板上にlnPを結晶成長させた
場合、InP結晶威長成長に転位(欠陥)か多数発生し
、InPデバイスを作成した場合、その欠陥により良好
な特性のデバイスな得ることかてきないという問題があ
った。
転位を低減するために従来は、第4図に示すように、G
aAs基板(1)上に約430℃の温度てGaAsバッ
ファ層(7)を約200人の厚さに結晶成長させ、該G
aAsバッファ層(7)上に約550°Cの温度てln
Pバッファ層(8)を約300人の厚さに結晶成長させ
た後、約630°Cの温度てInP層(9)を結晶成長
させていた。InP層(9)は膜厚か約9ド■てX線回
折ピーク半値幅200秒か得られた。
(発明か解決しようとする課題) 上記のような従来の方法によれば、GaAsバッファ層
(7)およびInPバッファ層(8)かGaAs基板(
1)上にInPが島状に成長するのを抑えることかてき
、これによってInP結晶層(9)に転位か発生するの
をある程度抑えることかてきる。しかしながら、GaA
sとInPは格子定数、熱膨張係数等の物理定数か本質
的に異なるため、転位を充分に減らすことかできず、]
nPデバイスを製造する上てなお問題かあった。
この発明は上記のような従来のInP結晶威長成長欠点
を解消し、GaAsとInPとの物理定数の違いによる
転位を抑制し、転位(欠陥)の少ない高品質のInP結
晶威長成長形成することのてきる改良されたInP結晶
成長方法を得ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この発明によるGaAs基板・上にInP層を結晶成長
させる方法は、GaAs基板上に第1のInP層を結晶
成長させる工程と、該第1のInP層が結晶成長された
GaAs基板を所定の高温に加熱し、次いて所定の低温
に冷却する熱サイクルアニールを施を工8と、その後上
記第1のInP層上に結晶組成の異なる超薄膜層を複数
層結晶成長させる工程と、上記超薄膜層上に第2のIn
P結晶層をエピタキシャル成長させる工程とを含んてい
る。
(作 用) この発明によれば、熱サイクルアニールによりInP結
晶層に熱応力をかけてInP結晶層中の転位を合体させ
、また、超薄膜層により転位を横方向に曲げることによ
り、上記転位か上部のInP結晶層に伝播するのを防止
し、これによってInP結晶層における転位の数を低減
する。
(実施例) 以下、図を参照しつつこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の方法の一実施例により形成されたI
nP結晶威長成長断面構造を概略的に示した図、第2図
はGaAs基板上にInP層、超薄膜層をそれぞれ結晶
成長させるシーケンスを示す図である。
GaAs基板(1)を例えば高周波誘導加熱MOCVD
反応装置中に配置し、第2図に示すように上記GaAs
基板(1)を約10分間、約650℃の温度に加熱する
。このとき、反応装置中にAsH,、を流1して上記G
aAs基板(1)の表面を清浄化する。
次にGaAs基板(1)の温度を約500℃に低下させ
、InP低温バッファ層(2)を約300人の厚みにエ
ピタキシャル成長させる。このInP低温バッファ層(
2)は、V/m比か例えば450(Pの原料であるホス
フィン(PH:+)とInの原料であるトリメチルイン
ジウム(TMI)の気相比が例えば450)の雰囲気中
て気相結晶成長させる。
次にGaAs基板(1)の温度を約600℃に上昇させ
、上記1nP低温バッファ層(2)上にInP第1層(
3)を約51Lmの厚みに結晶成長させる。このInP
第1層°(3)は、V/m比が例えば80の雰囲気中で
気相結晶成長する。
InP第1層(3)か所定の厚みに成長した後、熱サイ
クルアニール(T CA : ther■al cyc
licannea I )処理を行う。熱サイクルアニ
ールは各InP層を含むGaAs基板(])を、PH:
+尋養善の雰囲気中て約10分間約700℃に加熱し、
次いて約200°Cに冷却する処理を1サイクルとして
、この処理を数サイクル、例えば4サイクル繰返すこと
によって行なう。熱サイクルアニールをPH,の雰囲気
中て行うのは、InP第1層(3)のPか熱サイクルア
ニール中に離脱するのを抑えるためである。
熱サイクルアニール処理が終了すると、次に約600°
Cの温度て、上記]nP第1層(3)の形成時と同様な
条件でInP第2層(4)を約0.1 p、vrの厚み
にエピタキシャル成長させる。
次にInP第2層(4)上に約600℃の温度で、約1
0nmの厚みのIn、9Ga、、 、P /約]Onm
の厚みのInPを1周期とする歪超格子層(S L S
 :5trained−Layer 5uperlat
tice)と称される超薄膜層(5)を例えば5周期結
晶成長させる。このIno、 9caO,、p/InP
超薄層(5)を設けることにより、転位は横方向に曲げ
られ、転位か上方に伝播するのか可及的に防止される。
最後に上記超薄膜層(5)上に同しく約600°Cの温
度て、InP第3層(6)を約2μmの厚みに結晶成長
させる。その後、反応装置内の温度を室温にまで低下さ
せて、GaAs基板上に各1nP結晶層が結晶成長され
た製品を取出す。
第3図はこの発明の方法によって形成されたInP結晶
成長層の転位の数(・)を、GaAs基板上にInP低
温バッファ層を形成し、その上にInP層を結晶成長さ
せたもの(■印) 、 GaAs基板上にInP低温バ
ッファ層を形成し、InP層を結晶成長させた後熱サイ
クルアニールを4回施したもの(ム印)とそれぞれ比較
した結果を示す。同図から明らかなように、InP結晶
成長層の転位(欠陥)密度の目安となるエッチピット密
度は、InP層の膜厚か7IL園のとき、低温バッファ
層のみを挿入した場合には、■印て示すように、約6×
10’ [cm−2]てあった。GaAs基板上にIn
P低温バッファ層を形成し、InP層を結晶成長させた
後熱サイクルアニールを4回施したものては、同し膜厚
7終■て、エッチピット密度はム印で示すように、約3
 x 10’ [cm−2]と約1/2に減少した。
方、この発明の方法によって形成されたInP結晶威長
成長は、同し膜厚7終■で、エッチピット密度は・印で
示すように、約1 x 10’ [cm−2]にまて大
幅に減少した。膜厚をさらに厚くすると、エッチピット
密度は一層減少する。なお、このときのX線半値幅は1
34秒てあった。上記の実施例では、5ド嘗の厚みのI
nP第1層(3)、Ino、 gGao1P/InPの
超薄膜層(5)を形成した場合について説明したか、1
gm以上の厚みのInP第1層を形成し、超薄膜層とし
てInxGa+−xP / lnP 、 InyAl+
−yAs/ lnP 、 InzGa、−zAs/ I
nP 、 InXGa+−xP / InaGa+<P
 、 In、/Al、−yAs/ Ir+pAI+−4
As、In、Ga+−zAs/InyGa+−zAs、
  (0<x、 y、 z、α、β、γ〈1)を用いて
も同様の効果かある。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、GaAs基板とIn
P層の熱膨張係数の違いを利用して熱応力をInP結晶
威長成長かけて転位を合体させ、歪超格子層と称される
超薄膜層により転位を横方向に曲げることにより、この
転位か上方に伝播するのを抑えることかてき、InP第
3層(6)の転位(欠陥)密度か極めて少なくなるとい
う効果か得られる。よって、この発明の方法によって形
成されたInP結晶威長成長用いると、従来得られなか
った良好な特性をもったデバイスを作成することかてき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法によってGaAs基板上に形成
されたInP結晶威長成長構造を示す概略図、第2図は
GaAs基板上に第1図に示すInP結晶威長成長形成
する成長シーケンスを説明する図、第3図はこの発明の
方法によって形成されたInP結晶威長成長転位密度の
目安となるエッチピット密度と膜厚との関係を、この発
明の方法以外の方法によって形成されたInP結晶威長
成長それと比較して示す図、第4図は従来の方法によっ
てGaAs基板上に形成されたInP結晶威長成長構造
を示す概略図である。 (1)・・・GaAs基板、(5)・・・超薄膜層、代
  理  人 大  岩 増  雄 拓 1 図 猶 目 nP 陣犀(un) 噛 帖 亮 目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)GaAs基板上に第1のInP層を結晶成長させ
    る工程と、該第1のInP層が結晶成長されたGaAs
    基板を所定の高温に加熱し、次いで所定の低温に冷却す
    る熱サイクルアニールを施す工程と、次に上記第1のI
    nP層上に結晶組成の異なる超薄膜層を複数層成長させ
    る工程と、該超薄膜層上に第2のInP層を結晶成長さ
    せる工程とからなるGaAs基板上にInP層を結晶成
    長させる方法。
  2. (2)複数層の超薄膜層は、2つの異なる結晶組成を周
    期的に成長させたものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のGaAs基板上にInP層を結晶成
    長させる方法。
  3. (3)複数層の超薄膜層は、格子定数が異なる2つの結
    晶組成を周期的に成長させたものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のGaAs基板上にInP
    層を結晶成長させる方法。
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JP2005136421A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Sharp Corp 半導体デバイスの製造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005136421A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Sharp Corp 半導体デバイスの製造
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