JPH03254336A - 表面性状が良好なオーステナイト系ステンレス薄鋼帯の製造方法 - Google Patents
表面性状が良好なオーステナイト系ステンレス薄鋼帯の製造方法Info
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- JPH03254336A JPH03254336A JP4589990A JP4589990A JPH03254336A JP H03254336 A JPH03254336 A JP H03254336A JP 4589990 A JP4589990 A JP 4589990A JP 4589990 A JP4589990 A JP 4589990A JP H03254336 A JPH03254336 A JP H03254336A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/46—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting
-
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- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は2表面性状が良好なオーステナイト系ステンレ
ス蒲iii*の製造方法に関する。
ス蒲iii*の製造方法に関する。
〔従来の技術]
従来のオーステナイト系ステンレス鋼冷延鋼帯もしくは
鋼板は、溶鋼から連続鋳造によって、厚さ100〜20
0Il111のスラブとなし、熱間圧延により熱間圧延
鋼帯とした後、冷間圧延と焼鈍を組み合わせて製造する
のが通常であった。これに対し省工程並びに省エネルギ
ーによる製造コスト低減を主目的として、溶鋼から従来
の熱延鋼帯に相当する板厚を有する薄板を直接鋳造する
薄板鋳造法が提案されている。このような薄板連鋳材を
素材とする冷延鋼帯もしくは鋼板の製造に関しては例え
ば特開昭62−197247号公報や特公昭63−27
407号公報に記載の提案がある。
鋼板は、溶鋼から連続鋳造によって、厚さ100〜20
0Il111のスラブとなし、熱間圧延により熱間圧延
鋼帯とした後、冷間圧延と焼鈍を組み合わせて製造する
のが通常であった。これに対し省工程並びに省エネルギ
ーによる製造コスト低減を主目的として、溶鋼から従来
の熱延鋼帯に相当する板厚を有する薄板を直接鋳造する
薄板鋳造法が提案されている。このような薄板連鋳材を
素材とする冷延鋼帯もしくは鋼板の製造に関しては例え
ば特開昭62−197247号公報や特公昭63−27
407号公報に記載の提案がある。
薄板連鋳材を素材とする冷延鋼帯(本発明は鋼板も対象
とするが本明細書では調帯と総称する)は、熱間圧延工
程を省略することができるため。
とするが本明細書では調帯と総称する)は、熱間圧延工
程を省略することができるため。
熱間圧延設備を不要とし、多大な設備費が不要であるば
かりでなく2熱間圧延にかかる諸エネルギーが不要にな
るなど大幅な製造コスト低減の可能性がある。しかしな
がら1 その反面、材料特性においては、従来からの連
続鋳造−熱間圧延を経て製造した場合に比べて1冷間圧
延後に表面肌あれが発生する場合があるとの新たな問題
点を本発明者らは見い出した。
かりでなく2熱間圧延にかかる諸エネルギーが不要にな
るなど大幅な製造コスト低減の可能性がある。しかしな
がら1 その反面、材料特性においては、従来からの連
続鋳造−熱間圧延を経て製造した場合に比べて1冷間圧
延後に表面肌あれが発生する場合があるとの新たな問題
点を本発明者らは見い出した。
本発明者らは、薄板連鋳材を素材とするオーステナイト
系ステンレス鋼の冷延綱帯の表面品質に及ぼす製造条件
の影響を系統的に調査し、以下のような知見を得た。
系ステンレス鋼の冷延綱帯の表面品質に及ぼす製造条件
の影響を系統的に調査し、以下のような知見を得た。
薄板連鋳材を素材として、該鋳造薄板調帯に冷間圧延・
焼鈍を施すか、もしくは鋳造薄鋼帯に溶体化処理を施し
た後、冷間圧延・焼鈍を施すかしてオーステナイト系ス
テンレス鋼の冷延鋼帯を得た場合には、鋳造時の粗大な
結晶粒が、続く溶体化処理後にも持ち来たされているた
め、冷間圧延後において、冷間圧延前の粗大な結晶粒に
対応して表面凹凸すなわち表面肌あれが発生する。
焼鈍を施すか、もしくは鋳造薄鋼帯に溶体化処理を施し
た後、冷間圧延・焼鈍を施すかしてオーステナイト系ス
テンレス鋼の冷延鋼帯を得た場合には、鋳造時の粗大な
結晶粒が、続く溶体化処理後にも持ち来たされているた
め、冷間圧延後において、冷間圧延前の粗大な結晶粒に
対応して表面凹凸すなわち表面肌あれが発生する。
一方、従来の連続鋳造法により製造されたスラブを素材
とする冷延綱帯では、熱間圧延時に高圧下率の加工が施
されるので鋳造時の粗大な結晶粒が破壊され、続く熱延
板焼鈍(通常: 1100−1150”C)を施すこと
で粒径は20〜40μm程度となる。
とする冷延綱帯では、熱間圧延時に高圧下率の加工が施
されるので鋳造時の粗大な結晶粒が破壊され、続く熱延
板焼鈍(通常: 1100−1150”C)を施すこと
で粒径は20〜40μm程度となる。
したがって、その後冷間圧延を施しても表面品質上問題
は生しない。
は生しない。
以上のことから、tm板連鋳材を素材とする冷延鋼帯に
おいて、従来の連続鋳造スラブを素材とする冷延綱帯と
同等の表面品質を確保するには、仕上冷間圧延前の結晶
粒径を小さくする何らかの対策が必要である。
おいて、従来の連続鋳造スラブを素材とする冷延綱帯と
同等の表面品質を確保するには、仕上冷間圧延前の結晶
粒径を小さくする何らかの対策が必要である。
本発明は9以上のような知見事実に基づいてなされたも
のであり、その要旨とするところは、オーステナイト系
ステンレス溶鋼を双ロール式連鋳機に連続注湯し、該ロ
ールのそれぞれの円周面上に形成される該鯛の凝固シェ
ル同士を双ロールの狭隙部で板幅l曽鴎当り40kgf
以下の圧着負荷のもとで圧着して、厚さ0.2〜5.0
−園のオーステナイト系ステンレス薄鋼帯を連続的に鋳
造し、この鋳造Fi!lil帯に溶体化処理を施した後
、1次冷間圧延−中間焼鈍を施したうえ、仕上冷間圧延
−仕上焼鈍を施すところにある。
のであり、その要旨とするところは、オーステナイト系
ステンレス溶鋼を双ロール式連鋳機に連続注湯し、該ロ
ールのそれぞれの円周面上に形成される該鯛の凝固シェ
ル同士を双ロールの狭隙部で板幅l曽鴎当り40kgf
以下の圧着負荷のもとで圧着して、厚さ0.2〜5.0
−園のオーステナイト系ステンレス薄鋼帯を連続的に鋳
造し、この鋳造Fi!lil帯に溶体化処理を施した後
、1次冷間圧延−中間焼鈍を施したうえ、仕上冷間圧延
−仕上焼鈍を施すところにある。
本発明法によると、薄板連鋳材を素材とするオーステナ
イト系ステンレス鋼の冷延鋼帯の製造に際して、仕上冷
間圧延以前の焼鈍前に適切な加工歪が加えられるので、
仕上冷間圧延前(中間焼鈍後)の結晶粒径が小さくなる
。これによって、薄板連鋳材を素材とする冷延鋼帯の表
面肌荒れが防止できる。
イト系ステンレス鋼の冷延鋼帯の製造に際して、仕上冷
間圧延以前の焼鈍前に適切な加工歪が加えられるので、
仕上冷間圧延前(中間焼鈍後)の結晶粒径が小さくなる
。これによって、薄板連鋳材を素材とする冷延鋼帯の表
面肌荒れが防止できる。
第1図は2本発明法を通用する双ロール式連鋳機の要部
および鋳造中の状態を示している。第1図に示すように
、タンデイツシュ内のオーステナイト系ステンレス溶鋼
lは、タンデイツシュの開口部より互いに反対方向に回
転する内部水冷式の双ロール3,3゛の円周面上に形成
される湯溜り部4に連続的に注入され、双ロール3,3
°の円周面上で急冷凝固して薄い凝固シェル5,5゛を
形成するがこれらがロールの回転につれて双ロール3.
3′の狭隙部で圧着圧延されて連続した鋼帯6が製造さ
れる。このときの圧着負荷は、ロール軸受け(ロールチ
ゴック) 7.7’に取り付けたロードセル8,8°に
加わる荷重として示される。この圧着負荷は、低いロー
ル回転数で凝固が進行すると大きくなり逆に回転数が高
くなると小さくなる。
および鋳造中の状態を示している。第1図に示すように
、タンデイツシュ内のオーステナイト系ステンレス溶鋼
lは、タンデイツシュの開口部より互いに反対方向に回
転する内部水冷式の双ロール3,3゛の円周面上に形成
される湯溜り部4に連続的に注入され、双ロール3,3
°の円周面上で急冷凝固して薄い凝固シェル5,5゛を
形成するがこれらがロールの回転につれて双ロール3.
3′の狭隙部で圧着圧延されて連続した鋼帯6が製造さ
れる。このときの圧着負荷は、ロール軸受け(ロールチ
ゴック) 7.7’に取り付けたロードセル8,8°に
加わる荷重として示される。この圧着負荷は、低いロー
ル回転数で凝固が進行すると大きくなり逆に回転数が高
くなると小さくなる。
該双ロール式連鋳機にオーステナイト系ステンレス溶鋼
を連続注湯し、該ロールのそれぞれの円周面上に形成さ
れる該綱の凝固シェル同士を双ロールの狭隙部で圧着し
て鋳造する際、圧着負荷が板幅law当り40kgfを
越える場合には、縦割れや横割れ等の表面欠陥が多発す
るようになる。このため圧着負荷は板幅1+u++当り
40kgf以下とする必要がある。このときの鋳造1鋼
帯の板厚が薄い場合には板形状が“わかめ状”になるの
で0.2mm以上とし、また厚い場合にはブレークアウ
トが多発するようになるので5.0ms以下とするのが
よい。
を連続注湯し、該ロールのそれぞれの円周面上に形成さ
れる該綱の凝固シェル同士を双ロールの狭隙部で圧着し
て鋳造する際、圧着負荷が板幅law当り40kgfを
越える場合には、縦割れや横割れ等の表面欠陥が多発す
るようになる。このため圧着負荷は板幅1+u++当り
40kgf以下とする必要がある。このときの鋳造1鋼
帯の板厚が薄い場合には板形状が“わかめ状”になるの
で0.2mm以上とし、また厚い場合にはブレークアウ
トが多発するようになるので5.0ms以下とするのが
よい。
この鋳造薄鋼帯に溶体化処理を施した後、1次冷間圧延
−中間焼鈍を施したうえ、仕上冷間圧延仕上焼鈍を施す
ことにより、1次々間圧延−中間焼鈍後には認められた
表面肌あれを完全に除去することができ8通常材と同等
の表面品質を有する綱を得ることができる。そのさい、
溶体化処理は所望の固溶処理が達せられる温度と均熱時
間で行うが5通常は1050〜1150″Cで10m1
n以内の条件であればよい。また1次々間圧延と中間焼
鈍はこれによって結晶粒径が約35〜45μm以下とな
るような条件であればよい。具体的には、圧延率10%
以上の1次々間圧延を施し、 1050〜1150℃で
lO■in以内の中間焼鈍を施せばよい、仕上冷間圧延
は11次々間圧延との圧下配分との関係において仕上冷
間圧の圧延率が40〜90%の範囲となる程度で行えば
よい。仕上焼鈍は中間焼鈍と同程度とするか、若干低温
で行ってもよい。
−中間焼鈍を施したうえ、仕上冷間圧延仕上焼鈍を施す
ことにより、1次々間圧延−中間焼鈍後には認められた
表面肌あれを完全に除去することができ8通常材と同等
の表面品質を有する綱を得ることができる。そのさい、
溶体化処理は所望の固溶処理が達せられる温度と均熱時
間で行うが5通常は1050〜1150″Cで10m1
n以内の条件であればよい。また1次々間圧延と中間焼
鈍はこれによって結晶粒径が約35〜45μm以下とな
るような条件であればよい。具体的には、圧延率10%
以上の1次々間圧延を施し、 1050〜1150℃で
lO■in以内の中間焼鈍を施せばよい、仕上冷間圧延
は11次々間圧延との圧下配分との関係において仕上冷
間圧の圧延率が40〜90%の範囲となる程度で行えば
よい。仕上焼鈍は中間焼鈍と同程度とするか、若干低温
で行ってもよい。
1次々間圧延と中間焼鈍を介在させることによる効果を
先ず試験例で以下に示す。
先ず試験例で以下に示す。
第1表に示す化学成分を有するオーステナイト系ステン
レス溶鋼を、直径400mm、輻300m5の水冷銅合
金ロールを有する前述した双ロール式連鋳機で圧着負荷
10kgf/amにて板厚2■の薄板に鋳造し。
レス溶鋼を、直径400mm、輻300m5の水冷銅合
金ロールを有する前述した双ロール式連鋳機で圧着負荷
10kgf/amにて板厚2■の薄板に鋳造し。
この鋳造Fit鋼帯に1150℃X 1ainの溶体化
処理を施した後、第2表に示すように、50%の圧延率
で1次々間圧延を施し、 1050°C×1−inの中
間焼鈍を施したうえ、全圧延率を80%とするように、
60%の圧延率で仕上冷間圧延を施し、 1050°
CX1m1nの仕上焼鈍を施した。得られた板表面のう
ねり状態を測定し、その結果を第3図に示した。
処理を施した後、第2表に示すように、50%の圧延率
で1次々間圧延を施し、 1050°C×1−inの中
間焼鈍を施したうえ、全圧延率を80%とするように、
60%の圧延率で仕上冷間圧延を施し、 1050°
CX1m1nの仕上焼鈍を施した。得られた板表面のう
ねり状態を測定し、その結果を第3図に示した。
また、比較として前例の鋳造薄鋼帯に溶体化処理を施し
た後、第2表に示すように、80%の圧延率で直接仕上
冷間圧延し、仕上焼鈍を施した。得られた板表面のうね
り状態を測定し、その結果を第2図に示した。
た後、第2表に示すように、80%の圧延率で直接仕上
冷間圧延し、仕上焼鈍を施した。得られた板表面のうね
り状態を測定し、その結果を第2図に示した。
さらに、従来例として第1表に従来例として記した化学
成分を有するオーステナイト系ステンレス溶鋼を従来の
連続鋳造法により厚さ200園−のスラブを製造し、こ
れに熱間圧延を施し厚さ2.Otwの熱延鋼帯とし、こ
れに同様の溶体化処理を施した後、第2表に示すように
80%の圧延率で仕上冷間圧延を施し、仕上焼鈍を施し
た。得られた板表面のうねり状態を測定し、その結果を
第4図に示した。
成分を有するオーステナイト系ステンレス溶鋼を従来の
連続鋳造法により厚さ200園−のスラブを製造し、こ
れに熱間圧延を施し厚さ2.Otwの熱延鋼帯とし、こ
れに同様の溶体化処理を施した後、第2表に示すように
80%の圧延率で仕上冷間圧延を施し、仕上焼鈍を施し
た。得られた板表面のうねり状態を測定し、その結果を
第4図に示した。
第2図と第3図の比較から明らかなように、溶体化処理
材から直接仕上冷間圧延・仕上焼鈍を行ったもの(第2
図)では、大きな表面うねりを示しているのに対し、仕
上冷間圧延前に1次々間圧延と中間焼鈍を実施したもの
(第3図)では表面うねりは消滅しており、従来材(第
4図)のものに比べて遜色のない表面状態が得られてい
る。
材から直接仕上冷間圧延・仕上焼鈍を行ったもの(第2
図)では、大きな表面うねりを示しているのに対し、仕
上冷間圧延前に1次々間圧延と中間焼鈍を実施したもの
(第3図)では表面うねりは消滅しており、従来材(第
4図)のものに比べて遜色のない表面状態が得られてい
る。
第5図と第6図は、前例における仕上冷間圧延に供する
前での表層部の金WA組織写真であり、第5図は1次々
間圧延・焼鈍を省略したときのもの第6図は1次々間圧
延・焼鈍を行ったときのものである。第5図の比較例に
おいては、前述したように鋳造組織の影響を受けた粗大
な組織を呈しているのに対し、第6図の本発明例におい
ては、結晶粒径が30μm程度の再結晶組織を示してい
る。
前での表層部の金WA組織写真であり、第5図は1次々
間圧延・焼鈍を省略したときのもの第6図は1次々間圧
延・焼鈍を行ったときのものである。第5図の比較例に
おいては、前述したように鋳造組織の影響を受けた粗大
な組織を呈しているのに対し、第6図の本発明例におい
ては、結晶粒径が30μm程度の再結晶組織を示してい
る。
以上から明らかなように、双ロール式連鋳機によりオー
ステナイト系ステンレス鋼の薄板を連続鋳造する場合に
特有の粗大結晶粒に基づく冷間圧延時の表面肌荒れ(オ
レンジピール状の表面肌荒れ)は、鋳造薄鋼帯に溶体化
処理を施した後、1次々間圧延を施し、中間焼鈍を施し
たうえ、仕上冷間圧延を施し、仕上焼鈍を施すことで1
その発生を防止することができる。
ステナイト系ステンレス鋼の薄板を連続鋳造する場合に
特有の粗大結晶粒に基づく冷間圧延時の表面肌荒れ(オ
レンジピール状の表面肌荒れ)は、鋳造薄鋼帯に溶体化
処理を施した後、1次々間圧延を施し、中間焼鈍を施し
たうえ、仕上冷間圧延を施し、仕上焼鈍を施すことで1
その発生を防止することができる。
〔実施例]
第3表にその化学成分を示したオーステナイト系ステン
レス1ll(本発明例の鋼恥3〜6)を本文に記述した
双ロール式連鋳機に連続注湯し、該ロールのそれぞれの
円周上に形成される該鋼の桑園シェル同士を双ロールの
狭隙部で第3表に示す圧着負荷のもとで圧着して薄鋼帯
を鋳造し、この薄鋼帯に1150℃で均熱1分の溶体化
処理を施した後、圧延率を20ならびに50%で1次々
間圧延を施し、 1050℃X 1ainの中間焼鈍を
施したうえ、全圧延率が80%となるように仕上圧延を
施し、 tosooCX 1ainの仕上焼鈍を施して
その表面状態を調査した。
レス1ll(本発明例の鋼恥3〜6)を本文に記述した
双ロール式連鋳機に連続注湯し、該ロールのそれぞれの
円周上に形成される該鋼の桑園シェル同士を双ロールの
狭隙部で第3表に示す圧着負荷のもとで圧着して薄鋼帯
を鋳造し、この薄鋼帯に1150℃で均熱1分の溶体化
処理を施した後、圧延率を20ならびに50%で1次々
間圧延を施し、 1050℃X 1ainの中間焼鈍を
施したうえ、全圧延率が80%となるように仕上圧延を
施し、 tosooCX 1ainの仕上焼鈍を施して
その表面状態を調査した。
また、比較として前記と同じ鋳造Til1iil帯に1
150℃で均熱1分の溶体化処理を施した後、 80%
の圧延率で仕上冷間圧延を施し、 1050°(Xlm
inの仕上焼鈍を施してその表面状態を調査した。
150℃で均熱1分の溶体化処理を施した後、 80%
の圧延率で仕上冷間圧延を施し、 1050°(Xlm
inの仕上焼鈍を施してその表面状態を調査した。
さらに、第3表に従来例として記した化学成分を有する
オーステナイト系ステンレス溶鋼から。
オーステナイト系ステンレス溶鋼から。
従来の連続鋳造法によって厚さ20(1m−のスラブを
製造し、これに熱間圧延を施して厚さ2.0m−の熱延
鋼帯とした後、 1150°Cで均熱1分の溶体化処理
を施した後80%の圧延率で仕上冷間圧延を施し105
0°CX1+winの仕上焼鈍を施してその表面状態を
調査した。
製造し、これに熱間圧延を施して厚さ2.0m−の熱延
鋼帯とした後、 1150°Cで均熱1分の溶体化処理
を施した後80%の圧延率で仕上冷間圧延を施し105
0°CX1+winの仕上焼鈍を施してその表面状態を
調査した。
第4表にこれらの表面肌あれ発生状況を示す。
1次々間圧延−中間焼鈍を施したものは1表面肌あれの
発生は認められず1通常材と同等の表面状態である。
発生は認められず1通常材と同等の表面状態である。
第3表
第4表
〔発明の効果〕
以上のように1本発明法によれば、オーステナイト系ス
テンレス鋼の薄板を双ロール式連鋳機を経て製造する場
合において、鋳造材の粗大な結晶粒が仕上冷間圧延前で
は微細な結晶粒となり、双ロール式連鋳機の鋳造薄板を
素材として冷間圧延する場合の表面肌荒れの原因が除去
され、従来からの連続鋳造法により得られる冷延鋼帯と
ほぼ同等の表面品質を有するオーステナイト系ステンレ
ス銅の冷延鋼帯が製造できる。したがって、従来法では
必須であった熱延工程の省略によるコスト低減によって
安価にして良品質のオーステナイト系ステンレス鋼が製
造できる。
テンレス鋼の薄板を双ロール式連鋳機を経て製造する場
合において、鋳造材の粗大な結晶粒が仕上冷間圧延前で
は微細な結晶粒となり、双ロール式連鋳機の鋳造薄板を
素材として冷間圧延する場合の表面肌荒れの原因が除去
され、従来からの連続鋳造法により得られる冷延鋼帯と
ほぼ同等の表面品質を有するオーステナイト系ステンレ
ス銅の冷延鋼帯が製造できる。したがって、従来法では
必須であった熱延工程の省略によるコスト低減によって
安価にして良品質のオーステナイト系ステンレス鋼が製
造できる。
第1図は本発明法を適用する双ロール機の要部を示す略
断面図 第2図は薄板連鋳材を素材とし溶体化処理−仕上冷間圧
延−焼鈍を施したものの表面うねりの状態を示す図。 第3図は薄板連鋳材を素材とし溶体化処理−1次冷間圧
延−中間焼鈍−仕上冷間圧延一仕上焼鈍を施したものの
表面うねりの状態を示す同第4図は連鋳スラブを素材と
した従来材の冷間圧延材の表面うねりの状態を示す図。 第5図は溶体化処理後仕上冷間圧延前の板表層部の金属
組織を示す金属顕微鏡写真(700℃で1hの鋭敏化処
理を施した後、10%蓚酸水溶液にて電解エツチングし
て撮影) 第6図は1次々間圧延・中間焼鈍後仕上冷間圧延前の板
表層部の金属組織を示す金属顕微鏡写真(第5図と同様
にして撮影)である。 1・・・オーステナイト系ステンレス溶鋼。 2・・・タンデイツシュ。 3.3゛・・内部水冷式双ロール 4・・・湯溜り部。 5.5゛・・凝固シェル 6・・・薄銅帯。 7.7“・・ロールチヨック。 8.8°・・ロードセル。
断面図 第2図は薄板連鋳材を素材とし溶体化処理−仕上冷間圧
延−焼鈍を施したものの表面うねりの状態を示す図。 第3図は薄板連鋳材を素材とし溶体化処理−1次冷間圧
延−中間焼鈍−仕上冷間圧延一仕上焼鈍を施したものの
表面うねりの状態を示す同第4図は連鋳スラブを素材と
した従来材の冷間圧延材の表面うねりの状態を示す図。 第5図は溶体化処理後仕上冷間圧延前の板表層部の金属
組織を示す金属顕微鏡写真(700℃で1hの鋭敏化処
理を施した後、10%蓚酸水溶液にて電解エツチングし
て撮影) 第6図は1次々間圧延・中間焼鈍後仕上冷間圧延前の板
表層部の金属組織を示す金属顕微鏡写真(第5図と同様
にして撮影)である。 1・・・オーステナイト系ステンレス溶鋼。 2・・・タンデイツシュ。 3.3゛・・内部水冷式双ロール 4・・・湯溜り部。 5.5゛・・凝固シェル 6・・・薄銅帯。 7.7“・・ロールチヨック。 8.8°・・ロードセル。
Claims (2)
- (1)オーステナイト系ステンレス溶鋼を双ロール式連
鋳機に連続注湯し、該ロールのそれぞれの円周面上に形
成される該鋼の凝固シェル同士を双ロールの狭隙部で板
幅1mm当り40kgf以下の圧着負荷のもとで圧着し
て、厚さ0.2mm〜5.0mmのオーステナイト系ス
テンレス薄鋼帯を連続的に鋳造し、この鋳造薄鋼帯に溶
体化処理を施した後、1次冷間圧延−中間焼鈍を施した
うえ、仕上冷間圧延−仕上焼鈍を施すことを特徴とする
表面性状の良好なオーステナイト系ステンレス薄鋼帯の
製造方法。 - (2)中間焼鈍後仕上冷間圧延前の薄鋼帯は、平均結晶
粒径が45μm以下である請求項1に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4589990A JPH03254336A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 表面性状が良好なオーステナイト系ステンレス薄鋼帯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4589990A JPH03254336A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 表面性状が良好なオーステナイト系ステンレス薄鋼帯の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03254336A true JPH03254336A (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=12732093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4589990A Pending JPH03254336A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 表面性状が良好なオーステナイト系ステンレス薄鋼帯の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03254336A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2775205A1 (fr) * | 1998-02-25 | 1999-08-27 | Usinor | Installation de fabrication de bandes d'acier inoxydable laminees a froid |
KR100489018B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2005-05-11 | 주식회사 포스코 | 쌍롤형 박판 주조기를 이용한 고망간강의 박판 제조 방법 |
US7066237B2 (en) * | 2002-03-27 | 2006-06-27 | Nippon Steel Corporation | Method of manufacturing austenitic stainless steel sheet cast piece |
KR100887119B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2009-03-04 | 주식회사 포스코 | 쌍롤형 박판 주조기를 이용한 고 망간 강의 박판 제조 방법 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP4589990A patent/JPH03254336A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2775205A1 (fr) * | 1998-02-25 | 1999-08-27 | Usinor | Installation de fabrication de bandes d'acier inoxydable laminees a froid |
WO1999043451A1 (fr) * | 1998-02-25 | 1999-09-02 | Ugine S.A. | Installation de fabrication de bandes d'acier inoxydable laminees a froid |
US7066237B2 (en) * | 2002-03-27 | 2006-06-27 | Nippon Steel Corporation | Method of manufacturing austenitic stainless steel sheet cast piece |
CN1305606C (zh) * | 2002-03-27 | 2007-03-21 | 新日本制铁株式会社 | 奥氏体不锈钢薄带铸件的生产方法 |
KR100489018B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2005-05-11 | 주식회사 포스코 | 쌍롤형 박판 주조기를 이용한 고망간강의 박판 제조 방법 |
KR100887119B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2009-03-04 | 주식회사 포스코 | 쌍롤형 박판 주조기를 이용한 고 망간 강의 박판 제조 방법 |
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