JPH10193068A - Cr−Ni系ステンレス鋼板の製造方法及び装置 - Google Patents

Cr−Ni系ステンレス鋼板の製造方法及び装置

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JPH10193068A
JPH10193068A JP450197A JP450197A JPH10193068A JP H10193068 A JPH10193068 A JP H10193068A JP 450197 A JP450197 A JP 450197A JP 450197 A JP450197 A JP 450197A JP H10193068 A JPH10193068 A JP H10193068A
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JP450197A
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Shinichi Teraoka
慎一 寺岡
Takeshi Inoue
剛 井上
Susumu Shiraishi
進 白石
Takashi Arai
貴士 新井
Shunji Shoda
俊二 庄田
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続鋳造法により製造したCr−Ni系ステ
ンレス鋼薄鋳片から、表面品質さらには加工性に優れた
熱延鋼板および冷延鋼板を製造する。 【解決手段】 Cr−Ni系ステンレス鋼を双ドラム式
連続鋳造機1によって板厚10mm以下の薄鋳片Sに鋳造
し、薄鋳片Sに軽圧下圧延機6により圧下率1〜5%の
圧下を加え、次に熱間圧延機7により圧下率20〜35
%の圧延を行い、続いて熱処理炉8により1150〜9
50℃の温度域で5〜110秒間保持する熱処理を行
い、続いて巻取機9により600℃以下の温度域で巻き
取る。この熱延鋼帯は、通常の冷延条件により冷延鋼板
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Cr−Ni系ステ
ンレス溶鋼を板厚10mm以下の薄鋳片に連続鋳造し、
続いて薄鋳片を熱間圧延さらには冷間圧延するプロセス
によって表面品質さらには加工性の優れた熱延鋼板や冷
延鋼板を製造する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鋳型壁面が鋳片と同期して移動す
る連続鋳造によって薄鋳片を製造する技術として、例え
ば双ドラム式連続鋳造機によって溶鋼から直接的に板厚
10mm以下の薄鋳片を製造する技術が開発され、実機規
模の試験がなされるに至っている。この新しい技術によ
れば、熱工程を簡略あるいは省略することが可能にな
る。従来は、板厚が100mmを超えるスラブを熱間圧延
ミルによって多大なエネルギーを費やして熱延してお
り、熱間圧延工程が簡略あるいは省略されるメリットは
製造コストを下げるだけでなく、環境面からも望まれる
ものである。以下、溶鋼から板厚10mm以下の薄鋳片を
鋳造する工程を含むプロセスを新プロセスと呼び、スラ
ブを熱間圧延して熱延鋼板にする工程を含むプロセスを
現行プロセスと呼ぶ。
【0003】18%Cr−8%Ni鋼に代表されるCr
−Ni系ステンレス冷延鋼板を新プロセスによって製造
すると、製品表面にローピングが発生して表面品質が低
下し、また製品の結晶粒が細粒になって延性が低下する
ことが知られている。
【0004】たとえば、日新製鋼技法第62号62頁に
は、新プロセスで製造したSUS304冷延鋼板の表面
にオレンジピール状の肌荒れ(本発明ではローピングと
呼ぶ)が発生することや、加工性(延性)が現行プロセ
ス材に比べて劣ることが述べられている。
【0005】オレンジピール状の肌荒れ改善のためには
鋳造後の溶体化処理前に、圧下率10〜17%程度の圧
延を行って冷間圧延前の結晶粒径を30〜40μm 程度
の再結晶組織にすることが必要と述べられている。ま
た、延性の低下についてはδフェライトに起因する鋳片
組織の不均一やNi偏析が原因と考えられており、組織
均一化のためには冷間圧延前に1150℃で3時間の熱
処理を行うか、中間焼鈍を挟んで2回の冷間圧延を行う
か、冷間圧延前に1200℃で圧下率5%の熱間圧延を
行うことが有効と述べられている。
【0006】一方、本出願人はローピングの発生と延性
の低下を解決する方法を特願平6−76197号により
出願した。この方法は、鋳造直後の1200〜900℃
の薄鋳片に圧下率10〜50%の熱間圧延を行い、続い
て1200〜900℃の温度域で5秒以上の熱処理を行
った後、600℃以下の温度域で巻き取ることを特徴と
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、新プロ
セスによって品質良好なCr−Ni系ステンレス冷延鋼
板を製造するためには、上記の技術だけでは不十分であ
る。すなわち、新プロセスによって製造した鋼板の表面
には、前記の他に表面光沢不良や倒れ込み疵と呼ぶ表面
欠陥が発生する。この倒れ込み疵は、現行プロセスの熱
延工程で発生する割れやスケールの被さりによるもので
はなく薄鋳片に特有の欠陥であり、鋳片表面の凹凸が熱
延時に倒れ込むことで発生することが判った。また、上
記の技術だけでは、ローピングおよび延性低下を十分に
防止できない他に、表面光沢不良が発生することが判っ
た。
【0008】そこで本発明は、新プロセスによって製造
されるCr−Ni系ステンレス鋼板の倒れ込み疵の発生
を防止し、さらには表面光沢不良とローピングおよび延
性低下の発生を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記倒れ込み疵の発生を
防止する本発明の方法は、次のように構成されている。
その特徴は、Cr−Ni系ステンレス溶鋼を鋳型壁面が
鋳片と同期して移動する連続鋳造機によって薄鋳片に連
続鋳造し、続いて前記薄鋳片に1パス目の圧下率が1〜
5%の軽圧下熱延を行った後に熱間圧延を行うCr−N
i系ステンレス鋼板の製造方法にある。
【0010】また、上記表面光沢不良とローピングおよ
び延性低下を防止する本発明の方法は、次のように構成
されている。その特徴は、Cr−Ni系ステンレス溶鋼
を鋳型壁面が鋳片と同期して移動する連続鋳造機によっ
て薄鋳片に連続鋳造し、続いて前記薄鋳片に合計圧下率
が20〜35%の熱間圧延を行い、続いて1150〜9
50℃の温度域で5〜110秒間保持する熱処理を行っ
た後、600℃以下の温度域で巻き取ることを特徴とす
るCr−Ni系ステンレス鋼板の製造方法にある。更
に、上記倒れ込み疵、表面光沢不良とローピングおよび
延性低下を一挙に防止するには、Cr−Ni系ステンレ
ス溶鋼を鋳型壁面が鋳片と同期して移動する連続鋳造機
によって薄鋳片に連続鋳造し、続いて前記薄鋳片に1パ
ス目の圧下率が1〜5%の軽圧下熱延を行った後、更に
前記薄鋳片を合計圧下率が20〜35%の熱間圧延を行
い、続いて1150〜950℃の温度域で5〜110秒
間保持する熱処理を行った後、600℃以下の温度域で
巻き取るCr−Ni系ステンレス鋼板の製造方法にあ
る。
【0011】更に本発明は上記方法を実施するために双
ロール式連続鋳造機の下流側に、2ロール式の軽圧下圧
延機と4ロール式の熱間圧延機を順に設けるか、また前
記両圧延機列に加え更に熱処理炉と巻取機を順に設けた
構成としたCr−Ni系ステンレス鋼板の製造装置であ
る。
【0012】薄鋳片の表面には図1(a)に示すように
波形のディンプルによる表面凹凸が存在する。この表面
凹凸はRmax で80〜150μm 程度の突起である。こ
のような表面の薄鋳片を熱間圧延すると図1(b)に示
す断面形状の倒れ込み疵が発生する。本発明者等は表面
凹凸の形状と倒れ込み疵発生の関係について種々の調査
を行った結果、熱間圧延前の凹凸の形状が倒れ込み疵に
大きく影響することを見いだした。即ち、図2(a)に
示すように凸部の上部を軽圧下熱延によって平滑化した
後に熱間圧延すると図2(b)に示すように、凹凸全体
が平坦化し、倒れ込み疵が発生しないことを見い出し
た。このとき、平滑化に過不足があると倒れ込み疵が発
生するため、適切な平滑化が必要である。
【0013】次に、本発明における構成要件の限定理由
を説明する。前記倒れ込み疵は18%Cr−8%Ni鋼
に代表されるCr−Ni系ステンレス鋼において発生す
るため、対象鋼種をCr−Ni系ステンレス鋼とした。
他鋼種についても凹凸に応じた倒れ込み疵が発生すると
考えられる。
【0014】連続鋳造に続いて行う軽圧下熱延における
1パス目の圧下率が1%未満か、5%を超えると倒れ込
み疵が発生する。したがって、軽圧下熱延における1パ
ス目の圧下率を1〜5%とした。より望ましい圧下率は
2〜3%である。なお、軽圧下圧延機が複数基の場合の
圧下率の下限は1パス目の圧下率が1%未満であっても
合計圧下率が1%以上であればよい。
【0015】一方、熱間圧延における合計圧下率が20
%未満であると再結晶粒径が大きくなって冷延時にロー
ピングが発生し、合計圧下率が35%を超えると熱延ロ
ールとの焼き付きによる疵(焼付疵)が発生する。した
がって、熱間圧延における合計圧下率を20〜35%と
した。より望ましい合計圧下率は25〜33%である。
更に、上述した倒れ込み疵と冷延時のローピングを回避
するためには、前述の軽圧下熱延に加え、更に合計圧下
率が20〜35%の熱間圧延を行うことが好ましい。
【0016】前記熱間圧延後の熱延鋼板を、その温度が
800℃以下に低下するまで放置すると、微細な析出物
が析出して冷延工程の焼鈍時における粒成長が阻害され
て製品の結晶粒径が細粒になることで延性が低下する。
そのため熱間圧延後の熱延鋼板は再結晶化のための熱処
理を行う。熱処理温度が1150℃を超えるか熱処理時
間が110秒を超えると、熱延板表面の粒界酸化が激し
くなり、冷延工程の酸洗時に粒界腐食が生じて表面光沢
が低下する。また、熱処理温度が950℃未満または熱
処理時間が5秒未満であると再結晶が十分に進まないた
めにローピングが発生し表面品質が低下する。したがっ
て、熱間圧延後に続いて行う熱処理の条件は、1150
〜950℃の温度域で5〜110秒間の保持とした。よ
り望ましい熱処理温度は1130℃〜1050℃であ
り、熱処理時間は20〜60秒である。
【0017】熱処理後に薄鋳片を巻き取るときの温度が
600℃を超えると、粒界にクロム炭化物が生成して鋭
敏化し、酸洗時に粒界腐食が生じて製品の表面光沢を損
ねる。したがって、熱処理後の薄鋳片の巻取温度は60
0℃以下とした。より望ましい巻取温度は550〜30
0℃である。
【0018】薄鋳片の板厚は2〜6mmが望ましい。鋳片
の板厚が6mmを超えると凝固時の結晶粒が粗大にな
り、熱延再結晶によって結晶粒を微細化するためには、
板厚6mm以下の鋳片に行う熱間圧延よりも高い圧下率
が必要になる。この高圧下率を得るためには、熱間圧延
機を複数配置するか、単独の巨大な熱間圧延機とするこ
とが必要になり、経済的でない。また、鋳片厚みが2m
m未満であると熱延時にロール焼き付き疵が発生し易く
なる。より望ましい板厚範囲は3.0〜5.0mmであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図3は、本発明を実施するための
双ドラム式連続鋳造装置1の例を示し、図において、1
対の冷却ドラム2,2は銅または銅合金製で内部を水冷
されて矢印の方向に回転する。冷却ドラム2,2の周面
は、ショットブラスト等が施されて表面粗さが70〜1
50μm 程度である。冷却ドラム2,2の両端面には耐
火物製のサイド堰3,3(片側のみ示す)が押し当てら
れており、冷却ドラム2,2とサイド堰3,3とで溶鋼
溜まり4が形成されている。溶鋼溜まり4に供給された
溶鋼は冷却ドラム2,2の周面で凝固シェルを生成し、
凝固シェルは矢印方向に回転する冷却ドラム2.2の間
隙で圧着されて薄鋳片Sとなる。薄鋳片Sの表面には8
0〜150μm の凹凸が存在する。薄鋳片Sをピンチロ
ール5によって2ロール式の軽圧下圧延機6に送って圧
下率が1〜5%の軽圧下熱延を行うと薄鋳片表面の凸部
の上部が図2(a)のように平坦化する。このようにし
て凸部の上部を平坦化した後、4ロール式の熱間圧延機
7によって圧下率が20〜35%の熱間圧延を行う。こ
の熱間圧延による再結晶により結晶粒を微細化すること
で倒れ込み疵やローピングの発生を防止する。また、倒
れ込み疵が見られない場合や、倒れ込み疵が問題視され
ない場合には、ローピングの発生を防止する目的で、薄
鋳片Sに合計圧下率20〜35%の熱間圧延を直接行う
ことでも対応できる。
【0020】熱間圧延後は、熱処理炉8によって115
0〜950℃の温度域を5〜110秒間保持する熱処理
を行う。この熱処理により微細析出物の析出による延性
低下や粒界酸化による光沢不良を防止し、また再結晶化
を進めることでローピングの発生をより確実に防止す
る。熱処理後は、巻取機9によって600℃以下の温度
域で巻き取る。600℃以下で巻き取ることにより、ク
ロム炭化物の生成による光沢不良を防止する。このよう
にして製造した熱延鋼板は、通常の条件でデスケーリン
グ、冷間圧延、焼鈍酸洗または光輝焼鈍、調質圧延等を
施して冷延鋼板を製造する。なお、図1において、ピン
チロール5に軽圧下熱延の機能を付加することで、ピン
チロール4を軽圧下熱延機として使用しても良い。な
お、本発明方法の実施に際しては、双ロール式連続鋳造
機の下流側に、2ロール式の軽圧下圧延機と4ロール式
の熱間圧延機と熱処理炉と巻取機を順に設けるか、直接
熱間圧延機と熱処理炉と巻取機を順に設けることが好ま
しい。
【0021】
【実施例】18%Cr−8%Ni鋼を基本とする成分の
Cr−Ni系ステンレス鋼を溶製し、図3に示した双ロ
ール式連続鋳造機によって種々厚みの薄鋳片を鋳造し
た。本発明例では鋳造に続いて薄鋳片に圧下率1〜5%
の軽圧下熱延を行ったのち、鋳片温度が1130℃〜9
50℃の間で圧下率20〜35%の熱間圧延を行った。
引き続いて熱処理炉によって、鋳片温度が800℃以下
に低下するまでに、1150〜950℃の温度域で5〜
110秒間保持する熱処理を行った後、600℃以下で
巻き取った。巻き取った熱延鋼板は、通常の条件で酸
洗、冷間圧延、焼鈍酸洗、調質圧延を行って冷延鋼板に
製造し、表面品質及び機械的性質を調査した。比較例は
軽圧下熱延、熱間圧延、熱処理、巻取の各条件のうち、
何れかが本発明の条件を外れた例である。
【0022】こうして得られた冷延鋼板のロール焼き付
き疵、ローピング, 粒界腐食(表面光沢)と延性(伸
び)を調査した。表1に示すように、本発明例では良好
な表面品質および加工性が得られたが、比較例では表2
に示すように軽圧下熱延、熱間圧延、熱処理、巻取の各
条件のうち、何れかが本発明の条件を外れて不適切であ
るため、表面品質あるいは加工性が不良であった。
【表1】
【表2】
【0023】
【発明の効果】本発明は、Cr−Ni系ステンレス鋼の
薄鋳片の、連続鋳造に続いて行う熱間圧延、熱処理、及
び巻取りの各条件を制御することによって、良好な表面
品質および加工性を有する熱延鋼板および冷延鋼板の製
造を可能にするものである。従って、その工業的効果は
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は従来法における薄鋳片の表面形状
を示す断面図で、図1(b)は熱間圧延後の鋼板の表面
形状を示す断面図である。
【図2】図2(a)は本発明による薄鋳片の表面形状を
示す断面図で、図2(b)は本発明による鋼板の表面形
状を示す断面図である。
【図3】本発明の方法を実施するための双ドラム式連続
鋳造装置例を示す図である。
【符号の説明】
1…双ドラム式連続鋳造機 2…冷却ドラム 3…サイド堰 4…溶鋼溜まり部 5…ピンチロール 6…軽圧下圧延機 7…熱間圧延機 8…熱処理炉 9…巻取機 S…薄鋳片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C21D 8/02 C21D 8/02 D (72)発明者 新井 貴士 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 庄田 俊二 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cr−Ni系ステンレス溶鋼を鋳型壁面
    が鋳片と同期して移動する連続鋳造機によって薄鋳片に
    連続鋳造し、続いて前記薄鋳片に1パス目の圧下率が1
    〜5%の軽圧下熱延を行った後に熱間圧延を行うことを
    特徴とするCr−Ni系ステンレス鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 Cr−Ni系ステンレス溶鋼を鋳型壁面
    が鋳片と同期して移動する連続鋳造機によって薄鋳片に
    連続鋳造し、続いて前記薄鋳片に合計圧下率が20〜3
    5%の熱間圧延を行い、続いて1150〜950℃の温
    度域で5〜110秒間保持する熱処理を行った後、60
    0℃以下の温度域で巻き取ることを特徴とするCr−N
    i系ステンレス鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 Cr−Ni系ステンレス溶鋼を鋳型壁面
    が鋳片と同期して移動する連続鋳造機によって薄鋳片に
    連続鋳造し、続いて前記薄鋳片に1パス目の圧下率が1
    〜5%の軽圧下熱延を行った後に合計圧下率が20〜3
    5%の熱間圧延を行い、続いて1150〜950℃の温
    度域で5〜110秒間保持する熱処理を行った後、60
    0℃以下の温度域で巻き取ることを特徴とするCr−N
    i系ステンレス鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】 双ロール式連続鋳造機の下流側に、2ロ
    ール式の軽圧下圧延機と4ロール式の熱間圧延機とを順
    に設けたことを特徴とするCr−Ni系ステンレス鋼板
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 双ロール式連続鋳造機の下流側に、2ロ
    ール式の軽圧下圧延機と4ロール式の熱間圧延機と熱処
    理炉と巻取機を順に設けたことを特徴とするCr−Ni
    系ステンレス鋼板の製造装置。
JP450197A 1997-01-14 1997-01-14 Cr−Ni系ステンレス鋼板の製造方法及び装置 Withdrawn JPH10193068A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516224A (ja) * 2003-01-22 2006-06-29 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト 連続鋳造スラブを生成する方法と装置
KR101286213B1 (ko) * 2010-12-28 2013-07-23 주식회사 포스코 마르텐사이트계 스테인리스 박판의 주조 방법 및 마르텐사이트계 스테인리스 박판의 주조 장치
JP2020175435A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 日本製鉄株式会社 形鋼の製造方法

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