JPH03252675A - 静電記録ユニットの放電制御装置 - Google Patents

静電記録ユニットの放電制御装置

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JPH03252675A
JPH03252675A JP2050947A JP5094790A JPH03252675A JP H03252675 A JPH03252675 A JP H03252675A JP 2050947 A JP2050947 A JP 2050947A JP 5094790 A JP5094790 A JP 5094790A JP H03252675 A JPH03252675 A JP H03252675A
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current
photoreceptor
power supply
circuit
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JP2050947A
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Masahide Nakatani
正秀 中谷
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば複写機のように静電記録ユニットを有
する装置の放電制御装置に関し、特に、感光体に流れる
電流を検出してフィードバック制御を行なう静電記録ユ
ニットの放電制御装置に関する。
[従来の技術] 一般に複写機においては、感光体とその周辺に配置され
た数個の放電器が備わっており、放電器と感光体との間
で放電を発生し、電流を流すことによって感光体の帯電
や除電を行なっている。感光体の帯電量などは形成され
る画像に大きな影響を及ぼすので、良好な画像形成を実
現するためには、帯電量等を正確に制御する必要がある
この種の制御装置においては、高圧発生回路(電源)の
出力に接続された放電器の各々に流れる電流Ioを測定
し、その電流が予め定めた目標値と一致するように制御
している。
[発明が解決しようとする課題] ところが、放電器に流れる電流工0は、放電器のワイヤ
と感光体との間に流れる電流Idと、放電器のワイヤと
そのフレームとの間に流れる電流Icの両者の和である
ので、電流工。を一定に維持する場合であっても、感光
体の電流Idが変動する場合がある。即ち、気圧、温湿
度などの環境条件の変化や、長期間の使用後に紙粉やト
ナー粉による汚れがあると、工0が一定であってもId
が変化する。このため、従来は複写機内部の定期的な清
掃や放電電流の設定値の再設定が必要であった。
実際に感光体に流れる電流を検出できれば、環境条件等
の影響を受けずに帯電量を一定にすることができる。し
かし、感光体の周囲には複数の放電器が配置されており
、感光体に流れる電流Idはそれらの放電器による電流
の総和であるので、電流Idを測定しても、放電器の各
々の電流成分を検出することはできない。そこで本出願
人は先に、画像形成に同期した所定のタイミングでId
を検出することによって、各々の放電器によって感光体
に流れる電流を検出することを提案した(特願昭63−
333705号)。
ところで電流Idを検出する場合、Idには複数の放電
器による電流成分が含まれているので、各放電器のオン
/オフに応じて検出されるIdの値は広い範囲に渡って
変動する。実際には、個々の放電器によって流れる電流
が検出できればよいが、A/D変換器等に入力する信号
の最大値は定格レベル以内に抑えなければならないので
、電流の最大値がA/D変換器の定格レベルを越えない
ように信号のレベルが設定される。しかしこの場合、個
々の放電器の電流を測定する時には検出されるIdは最
大値に比べて比較的小さいので、A/D変換器の量子化
誤差を減らすためには、分解能の高い高価なA/D変換
器を使用せざるを得ない。
3− 本発明は、気圧、温湿度などの環境条件の変化の影響を
受けずに帯電電流を制御するとともに、安価な構成で精
密な制御を可能にすることを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、感光体
;前記感光体に対向して配置された放電電極とそれの近
傍でそれの一部分を覆う形で配置された導電体を含む放
電器;前記放電電極に電力を供給する電源手段;前記感
光体に流れる電流を検出する電流検出手段;前記電流検
出手段に印加される電流信号を減衰する減衰手段;前記
減衰手段に接続されたスイッチング手段;及び前記電流
検出手段の検出した電流に応じて前記電源手段の出力を
調整するとともに、必要に応じて前記スイッチング手段
を介して減衰手段をオン/オフ制御する。電源制御手段
;を設ける。
[作用] 本発明によれば、電流検出手段は感光体に流れる電流を
検出するので、気圧、温湿度などの環境4− 条件の変化の影響を受けずに帯電電流を制御することが
でき、またスイッチング手段を介して減衰手段をオン/
オフ制御し、電流検出手段(A/D変換器等)に印加さ
れる電流信号のレベルを抑制できる。単一の放電器のみ
放電する時の信号レベルをA/D変換器のフルスケール
レベルに近づければ、量子化誤差を小さくできる。大き
な電流が流れる時には減衰手段をオンすればA/D変換
器□に印加される信号レベルを抑制し、A/D変換器を
保護することができる。従って分解能の低いA/D変換
器を用いる場合でも、高精度な制御が実現する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照した
実施例説明によって明らかになろう。
[実施例] 第1図に本発明を実施する複写機用の画像形成ユニット
とそれに接続されたコロナ放電用等の高圧電源装置の構
成を示す。
第1図を参照して説明する。画像形成部に設けられたド
ラム状の感光体1は、図中矢印0で示す方向に回転する
。この感光体1は、感光体電流検出回路(以下Id検出
回路と記す)29を介して接地されている。感光体1の
周囲には、帯電高圧電源(以下C電源と記す)21に接
続された帯電コロナ放電器2.現像バイアス電源(以下
B電源と記す)22に接続された現像スリーブを含む現
像装置、転写前除電高圧電源(以下PTI−ランスと記
す)26に接続されたPTコロナ放電器4゜転写高圧電
源(以下T電源と記す)24に接続された転写コロナ放
電器52分離高圧電源(以下Dトランスと記す)27に
接続された分離コロナ放電器6.クリーニング前除電高
圧電源(以下PCトランスと記す)に接続されたPCコ
ロナ放電器7、クリーニングバイアス電源(以下BR電
源と記す)24に接続されたバイアスローラ8を含むク
リーニング装置、及び除電高圧電源25(以下PQトラ
ンスと記す)に接続された除電コロナ放電器9が備わっ
ている。更にPTコロナ放電器4と転写コロナ放電器5
の間には、転写紙の進入路のガイド板と送りローラRR
が、また分離コロナ放電器6の下流側には画像が転写さ
れた転写紙を次工程の定着装置(図示せず)に送るため
の搬送装置Sが設けられている。
高圧発生部に設けられた制御回路30には、パスライン
を介して、PWM (パルス幅変調)タイマ31.32
及び34が接続されている。PWMタイマ31は、直流
の高電圧を出力する電源21゜22.23.24及び2
5に接続されている。また、PWMタイマ32は交流分
駆動回路33に接続され、PWMタイマ34は直流分駆
動回路35に接続されている。電源26.27及び28
には、各々、交流分駆動回路33の出力する交流と直流
分駆動回路35の出力する直流とが重畳された電圧が印
加される。また、電源26.27及び28には、各々、
発振回路36と出力検出回路37が接続されている。制
御回路30は、複写機全体の動作を制御する主制御装置
(図示せず)とシリアルデータ通信回路を介して接続さ
れている。
次に第1図の装置について像形成プロセスを簡単に説明
する。
セレンなどを主成分とする感光体1は帯電コロ7 す放電器2によるコロナ放電により正極性の高電位(約
800V)に帯電する。この帯電した表面に、原稿画像
を露光した反射光が結像され、それによって反射光の強
弱分布に応じた電位分布、即ち静電潜像が形成される。
現像部では、現像スリーブ3上のトナーが静電潜像の電
位に応じて付着しトナー像を形成する。
続いて、PTコロナ放電器4による交流コロナ放電によ
ってトナーと感光体1との静電吸着力が弱められる。一
方、画像形成のタイミングに合わせて、転写紙が送りロ
ーラRRから送り出され、転写紙は感光体1上に形成さ
れたトナー像に重ねられる。次に、転写紙の背面から転
写コロナ放電器5によりトナーの電荷(負極性)と逆極
性の電界が付与されトナー像は転写紙に転写される。転
写紙は転写工程での電界により感光体1に吸着している
ため、転写紙の背面から分離コロナ放電器6により交流
電界を付与し、転写紙の電荷を除電する。これによって
転写紙は自重で感光体1から分離し、搬送装置Sに向か
う。
分離後の感光体1には紙粉や転写されなかった少量のト
ナーが付着しているので、次にPCコロナ放電器7で交
流電界を付与し電位を均一にした後、ファーブラシによ
って感光体1から残留トナーを除去する。ファーブラシ
に付着したトナーは、バイアスローラ8によって取り除
かれ、廃トナタンクに排出される。感光体1は、次にP
Cコロナ放電器9による直流電界で除電された後、更に
除電ランプで光除電され初期状態に復帰し、一連のプロ
セスの1サイクルが終了する。
次に複写処理の内容を第2図を参照しながら説明する。
電源を投入すると、まずCPUの初期化が実行される。
次に複写機の各部を初期状態に設定する。
この初期設定には、画像形成部の各コロナ放電器の放電
電流(感光体帯電電流)の初期設定も含まれている。次
に待機モードの処理が実行される。
この処理には、複写機の操作部の表示処理、各キーの状
態の読み込みとその結果に対応した処理。
各センサ出力の読み込み、及び異常有無の判別が含まれ
ている。複写機各部の準備が整いコピー可能な状態にな
った後、操作者によりプリントキーが押されるまでの間
、上記待機処理を繰り返し実行する。プリントキーが押
されると、コピー前モードを実行する。ここで画像形成
部への転写紙の給紙処理が行なわれる。次にコピーモー
ドの処理を実行する。この処理では、原稿及び転写紙の
サイズに応じた所定のタイミングで各コロナ放電器のオ
ン/オフや、その他複写プロセスに関与する部分の制御
及び転写紙の搬送処理などを行なっている。複数枚のコ
ピーをとる場合には、このモードを繰り返すようにして
いる。次にコピー後モードを実行する。ここでは、転写
紙の排紙処理や、次のコピーのためのコロナ放電器の放
電電流の設定などが行なわれる。この処理が終わると、
前述の待機モードに戻り再びプリントキーが押されるま
でこのモードを繰り返す。このようにコピー後モードの
実行時に、コロナ放電器の放電電流の設定(後述の感光
体帯電電流設定モード)を行なっているので、操作者が
複写された転写紙や原稿を取り出している間に、放電電
流の設定を完了して次のコピーに備えることができ幣。
次に、高圧発生部に関連するソフトウェア処理の内容を
第3図を参照しながら説明する。電源が投入されると初
期設定が実行される。この初期設定では、PWMタイマ
31の計数値と定電流制御及び感光体帯電電流設定モー
ドの目標値等の直前の値が、主制御装置のバックアップ
メモリから読み出され制御回路に設定される。更に、出
力検出回路37から制御回路30に取り込む信号を選択
し、その処理のタイミングを設定しているFB割り込み
タイマをスタートする。従ってこの設定が終了したのち
、電源及びトランスのトリガをオンすると、該当する高
圧出力がコロナ放電器に供給される。次に感光体帯電電
流設定モード、画像形成モード及び出力異常処理をルー
プ状に繰り返し処理する。これらのモードは主制御装置
からの割り込み信号に応答して必要に応じて実行される
通常は、複写機の電源投入時に感光体帯電電流設定モー
ドを実行した後、プリントキーが押される11− と主制御装置のコピーモードの処理に連携して画像形成
モードを実行し、次のコピー後モードの処理で感光体帯
電電流設定モードを実行する。従って電源投入後は、プ
リントキーの押下によるコピごとに感光体帯電電流設定
モードを実行する。
次に高圧発生部の電源及びトランスについて説明する。
高圧発生部のC電源21.T電源23゜PQC電源25
コロナ放電用の直流(約6000 V )を出力する高
圧電源であり、出力電流は定電流制御されている。電源
21.23及び25は互いに同一の回路構成になってい
るので、その中の1つの回路について第4図を参照して
説明する。第4図に示されるように、電源自身に出力を
安定化する機能が備わっている。PWMタイマ31は、
第5図に示すように、周期がTl(例えばIKHz)で
パルス幅T2が変化するPWM信号を電源回路に印加す
る。D/A変換部は積分回路であり、入力されるPWM
信号を積分(平滑)することによって、PWM信号のパ
ルス幅に対応してレベルの変化するアナログ信号を生成
する。このアナログ信12− 号は、比較器Aの基準電圧端子に印加される。比較器A
は、基準電圧端子のレベルと、フィードバック信号Is
’のレベルとを比較し、両者の差の電圧(以後エラー信
号と記す)をパルス幅変調回路PWMに印加する。パル
ス幅変調回路PWMでは、入力されるエラー信号に応じ
た時間幅のパルス信号をトランジスタQ1に出力する。
トランジスタQ1のオン/オフによって高圧トランスH
VTIの一次側巻線の電流がスイッチングされる。従っ
て、Qlのスイッチングのデユーティがエラー信号に対
応し、エラー信号に応じた高電圧が高圧トランスHVT
1の二次側巻線に発生する。この高電圧は、整流回路で
直流に変換され、負荷(コロナ放電器)に供給される。
負荷電流(放電電流)に対応する電圧Is’が出力検出
回路によって検出され、これが比較器の入力端子にフィ
ードバックされる。従って、タイマ31からこの電源に
入力されるPWM信号のデユーティが一定であれば、コ
ロナ放電器に流れる負荷電流は一定値に制御される。タ
イマ31の出力する信号のデユーティを調整すれば、そ
れに応じてコロナ放電器に流れる負荷電流が変わる。
B電源22及びBR電源24は、直流電圧(約600V
)を出力する定電圧電源であり、出力の電圧を安定化す
る制御を行なっている。出力の電流を検出する回路が電
圧を検出する回路に変わった他は、回路構成や動作は上
記電源21のものと同様である。
PTトランス26.Dトランス27.及びPCトランス
28は、各々、コロナ放電用の直流バイアスされた交流
電力(AC500Hy、 、 5500Vrms)を出
力するものであり、出力電流を安定化する回路が備わっ
ている。これらのトランス26.27及び28は、互い
に同一の構成になっている。1つの回路の構成を第7図
に示す。この回路においては、制御回路30によって出
力の安定化制御が行なわれる。
第7図を参照して説明する。トランジスタQ2とQ3が
他の1〜ランスと共通の発振回路36から供給されるパ
ルス信号によって、第8図に示すように互いに交互にオ
ン/オンする(VQ2.VQ3)。従って、高圧トラン
スHV T 2の二次側には正と負極性の時間(T4.
T5)及び波高値(V十、V−)がそれぞれ等しい矩形
波の交流高電圧が誘起する。各トランスは発振回路36
からのパルス信号を共用している。従って各トランスの
二次側に誘起する交流電圧の波形は同期している。この
交流高電圧の電圧値は、交流分駆動回路33から高圧ト
ランストIVT2に供給される直流電圧に比例した値に
なる。駆動回路33は第9図に示すようなチョッパ型の
DC/DCコンバータを構成しており、出力電圧はPW
Mタイマ32からトランジスタQ6のベースに供給され
るPWM信号のデユーティに対応した値になる。このP
WM信号の周期は約20KIlzである。従ってPWM
タイマ32から出力するPWM信号のデユーティによっ
て高圧出力の交流会を任意の値に調整できる。
直流分については、高圧1〜ランスHV T 3の出力
電圧を、交流会の高圧トランスHV T 2とア−=1
5 ス間に加えることによって出力している。従って負荷(
HV−アース間)には第8図に破線で示すような交流会
をVdc(V)だけ直流バイアスした電圧が供給される
。この直流分の電圧は、PWMタイマ34から出力する
PWM信号(0,05m秒)を直流分駆動回路35で増
幅し、トランジスタQ4のベースに供給することにより
、トランジスタQ4をスイッチングさせ、高圧トランス
HV T 3の二次側に誘起した高電圧を整流して作っ
ている。
従って交流会と同様にPWMタイマ34から出力するP
WM信号のデユーティにより、高圧出力の直流分を任意
の値に設定できる。
次にトランス26.27及び28の出力制御について説
明する。全体の出力制御は、第14図に示す「出力検出
スキャン」処理に従って実行されるが、ここでは個々の
出力制御の詳細について説明する。
出力電圧及び電流は、出力検出回路Isで低電圧として
検出され、出力検出選択回路37によって選択された電
圧が制御回路30のA/D変換用16− の入力端子に印加される。検出された電圧の処理は第1
0図に示すフローに従って所定の周期(例えば1.4m
秒)で実行される。即ち、まず制御回路30に取り込ま
れた検出電圧を、デジタルデータに変換し、このデジタ
ルデータと予め設定した目標値との差(以後エラーデー
タと記す)に比例定数(固定値)を乗じた変化分を、P
WMタイマの現在の設定値(操作量)に加え、結果を新
しい設定値としてPWMタイマに書込む。
また、出力電圧は出力電流の検出よりも長い周期(例え
ば100m秒)で検出し、第11図に示されるフローに
従って処理している。この処理では、出力電圧が基準範
囲内にあるか否かを判定するこ泊によって負荷の状態を
検出し各々の状態に応じた処理を行なっている。第11
図を参照して説明する。まず検出された出力電圧をデジ
タルデータに変換し、その変換結果を予め定めた基準値
の範囲内か否かを判定する。検出データがHL M T
以上あるいはLL M T以下の場合には、負荷での重
大な異常の発生が予想されるので、出力異常フラグFH
LMT又はFLLMTをセットし、更に現在の処理を中
断して「出力異常=1」の割込み処理を実行する。
次にトランスの出力検出手順を説明する。各トランスの
出力制御は一括して制御回路30で行なっているので、
検出信号を所定の手順で取り込み処理している。第12
図と第13図に示す出力検出信号のうち、前者のNol
からNo6までを14m秒の周期で、後者のNolから
No6までを84m秒の周期で検出し処理している。こ
の処理のフローを第14図に示す。この処理は制御回路
30内で2m秒毎に到来するFB割込みにより実行され
る。この処理の中では二個のプログラムによるカウンタ
を設けである。一方の■スキャンカウンタは、このサブ
ルーチンが実行される毎に(2m秒周期)カウントされ
、他方のVスキャンカウンタは■スキャンカウンタがカ
ウントアツプする毎に(14m秒周期)カウントしてい
る。各々のスキャンカウンタの計数値は、第12図及び
第13図に示す検出信号と対応させである。
以下、フローを参照して説明する。FB割込みが起こる
とIスキャンカウンタの減算が集約され、対応する検出
値が選択される。まず、PTトランス26の交流分出力
電流PTIacが検出されると、PTトランス26の出
力がオン(トリガオン)されているか判断しオフならば
この処理を終了し、オンの場合は出力検出信号PTIa
cを制御回路30のA/D変換器に取り込む。次に、第
10図に示す「定電流制御」のサブルーチンを実行して
この処理を終了する。次のFB割り込みが発生したとき
には、PTIdcが検出される。以後、FB割込みごと
に、D Iac、D Idc、PCIac、PCIdc
の順序で出力の検出が実行される。この後頁にFB割り
込みが発生すると、次にVスキャンカウンタの減算が行
なわれ第15図に示すサブルーチンの処理を行なう。こ
こでは、PTトランスの交流電圧PTVacが検出され
、「出力電圧検出」のサブルーチンが実行される。次に
Iスキャンカウンタがリセットされ、FB割り込みが発
生すると、先頭のPTIacから検出が行なわれる。従
って、19− 第12図に示す信号の検出が一巡する毎に、第13図に
示す信号が1つずつ検出される。
次に、各コロナ放電器でのコロナ放電によって流れる感
光体帯電電流Idの検出について説明する。第16図に
、Id検出回路29の具体的な構成を示す。感光体1の
導電性基板は、Id検出回路29内に設けられた検出抵
抗Rs(例えば10にΩ)を介して接地されている。従
って、コロナ放電によって感光体ドラムに電流が流れる
と、その電流が抵抗Rsを通るので、抵抗Rsの両端子
間に、感光体を流れる電流Idに対応する電圧が発生す
る。
この例では、抵抗Rsと並列に、短絡回路SHが接続さ
れている。この短絡回路SHは、Rsと並列に接続され
たダイオードブリッジ、該ブリッジを短絡するフォトト
ランジスタ、及び該フォトトランジスタと光結合された
発光ダイオードで構成されており、発光ダイオードの付
勢状態は制御回路30の出力ポートによって制御される
。つまり、制御回路30は、必要に応じて抵抗Rsを短
20− 絡することができる。
抵抗Rsに流れる電流は、各々のコロナ放電器の放電に
よって感光体1に流れる電流の総和であり、各々のコロ
ナ放電器はそれぞれ所定のタイミングでオン/オフされ
るので、例えば全てのコロナ放電器が同時にオンした時
には、かなり大きな電流が抵抗Rsに流れ、それに対応
した大きな電圧がRsの両端に生じうる。仮にこの最大
電圧によって生じる信号がA/D変換器等の定格レベル
を越えないように回路の定数を設定すると、最大電圧を
A/D変換器のフルスケールレベルに近づけざるを得な
いので、個々の放電器によって流れる電流を測定する時
には、A/D変換器に印加される信号のレベルがフルス
ケールよりもかなり小さくなり、量子化誤差が大きくな
る。
この実施例では、複数の放電器の放電によって比較的大
きな電流が感光体に流れる時には、制御回路30が短絡
回路SHをオンする。この場合、短絡回路SHのフォト
トランジスタがオンするので、感光体1を流れる電流の
一部分はダイオードブリッジを介してアースに流れ、抵
抗Rsを流れる電流は小さくなる。これによって、Rs
に生じる電圧、つまりA/D変換器に印加される信号の
レベルを抑制することができる。従って、m−の放電器
によって感光体に流れる電流を測定する時の信号レベル
をA/D変換器のフルスケールレベルに近づけてA/D
変換の量子化誤差を減らすことができ、同時に、感光体
に大電流が流れる時の高入力電圧からA/D変換器を保
護することができる。
第16図に示すId検出回路においては、抵抗Rsに生
じろ電圧は、3種類の成分に分離されて、その各々が制
御回路30でA/D変換される。即ち、電圧の正極性成
分は、ダイオードDI、コンデンサC1及び抵抗R1で
構成される十分整流回路を介して端子A/DIkm印加
され、電圧の負極性成分は、ダイオードD2.コンデン
サC2,抵抗R2及び極性反転回路で構成される一分整
流回路を介して端子A/D2に印加され、電圧の交流成
分は、コンデンサC3,C4,ダイオードD3゜D4.
及び抵抗R3で構成される交流分整流回路を介して端子
A/D3に印加される。
従って制御回路30ば、抵抗Rsの両端に生じた電圧の
正極性成分、負極性成分、及び交流成分を同時に測定す
ることができ、また正極性成分と負極性成分との和を検
出することによって、交流信号に含まれる直流成分の大
きさを検出することができる。感光体帯電電流設定モー
ドでは、制御回路30のA/D変換器に印加されるこれ
ら3種類の信号を、検出対象のコロナ放電器に応じて選
択して測定を実施している。
Id検出回路の変形例を第17図、第18図及び第19
図に示す。第17図の実施例においては、短絡回路を、
十分整流回路と一分整流回路にそれぞれ接続したリレー
によって構成しである。交流分整流回路にはリレーは接
続されていないが、他のリレー接点をオンすれば、ダイ
オードDi、D2を介して抵抗Rsが短絡されることに
なるので、交流会に対しても信号レベルは減衰する。リ
レーは制御回路30によって制御される。第18図の2
3− 実施例においては、スイッチング用の1−ランジスタに
よって各々のA/D変換器の入力端子を短絡できるよう
にしである。また第19図の実施例においては、正極性
成分を検出する回路のみについて、それを短絡するトラ
ンジスタを接続しである。
第19図の実施例は、正極性の成分だけに高い測定精度
を要求される場合に効果的である。
次に感光体帯電電流設定モードについて説明する。概略
でいうと、感光体帯電電流Idを所定値に設定したとき
の、高圧出力値を定電流化することにより、実質的に感
光体帯電電流Idを定電流化している。具体的な内容は
次の通りである。
感光体帯電電流設定モードでは、各コロナ放電器毎に単
独にコロナ放電を行い、PWMタイマの値、又は比例制
御の目標値を可変して、Id検出回路29での検出値が
所定値(所定の感光体帯電電流)になったときの出力電
流値を記憶し、この電流値を目標値として定電流制御し
ている。コロナ放電器の出力電流工0は、第4図に示す
ように、感光体帯電電流Idとケーシング電流Icとに
分24− 流するが、IoとIdとの比は、通常、コロナ放電器内
のトナーや紙粉等による汚れによってのみ変化する。従
って、汚れによる変化が許容できる所定の周期で出力電
流Ioの目標値を修正すれば、実際の感光体帯電電流I
dを測定しなくても、出力電流工0によってIdの値を
制御できる。このため、前述のように、電源投入時と複
写のための像形成プロセスが終了する毎にこの設定を行
なっている。この感光体帯電電流設定モードでは、電源
21,23.25とトランス26,27.28とでは設
定の方法が異なっている。前者の場合は感光体帯電電流
Idを設定するために直接PWMタイマ31の設定値を
操作しているが、後者については比例制御の目標値を操
作している。
前者に関する実際の処理の内容を第21図に示す。この
処理においては、まず電源の出力をオンする(トリガオ
ン)。この時の出力電流は、現在PWMタイマに設定さ
れている値によって定まるPWM信号のデユーティに応
じて変化する。初期時には予め決定された標準設定値が
PWMタイマに設定される。次に100m秒の待機後に
、Id検出回路29で検出される感光体帯電電流Idの
検出信号をA/D変換し、検出データが予め定められた
目標値の範囲内にあるか否かを判定する。
目標値内にある時にはそのまま終了し、目標値外にある
場合はPWMタイマ31の現在の設定値に対し増減を行
なった新しい設定値をPWMタイマ32に設定し、検出
データが目標値内に入るまで上記処理を繰り返す。
後者に関する実際の処理の内容を第22図に示す。この
処理では、まず、第10図に示す定電流制御のサブルー
チンを数回(例えば5回)実行して高圧出力を充分に立
ち上げた後、Id検出処理とA/D変換、更に検出デー
タの判定を行なう。
判定の結果、検出データが目標値外にあるときは、前述
の「定電流制御」のサブルーチンの比例制御の目標値を
、現在の値に対し増減を行ない検出データが感光体帯電
電流Idの目標値内に入るまで上記処理を繰り返す。
次に感光体帯電電流設定モードの処理を第20図を参照
して説明する。まず、感光体帯電電流の検出信号を減衰
させる減衰手段(短絡回路SH)を解除(開放)し、検
出信号が読み取り可能な状態にする。次に、感光体1を
回転させた後、コロナ放電器9を予めPWMタイマ31
に設定しである計数値に応じた出力電流で放電させ、感
光体1の全周を一様に帯電した後放電を停止する。この
帯電と同時に、除電ランプQ Lを点灯し光除電する。
この除電ランプQLはこのモードが終了するまで点灯さ
せる。次にPQコロナ放電器9のコロナ放電器による正
極性の感光体帯電電流Idを第21図に示す「■d設定
=1」のサブルーチンに従って設定する。続いて同様に
rId設定:1」に従ってTコロナ放電器5とCコロナ
放電器2の設定を行なう。なお、Cコロナ放電器2の設
定時は、イレーザEを点灯させ光除電を行なう。次に直
流バイアスされた交流コロナ放電をする各コロナ放電器
について設定するが、この場合は始めに交流分を実施し
次に直流分の設定を行なう。まず、PTコロナ放電器4
の交流分を第22図に示した27− rId設定=2」のサブルーチンに従って設定した後、
同じ<rId設定:2」を使って直流分の設定を実施す
る。この直流分は、前述のように正と負極性との差とし
て検出し、それを目標値と比較している。次にPQコロ
ナ放電器9で感光体1の全周を一様に帯電した後、PT
コロナ放電器4と同様にDコロナ放電器6とPCコロナ
放電器7での設定を行なう。pcコロナ放電器の設定が
終了したら、感光体を停止し、除電ランプをオフした後
、減衰手段をオン(短絡)する。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、実際の感光体に流れる電
流を検出し、それを制御系にフィードバックするので、
環境条件や汚れの影響を受けることなく安定な帯電量制
御を実施することができ、また必要に応じて減衰手段(
SH)をオン/オフすることによって、A/D変換器等
の入力信号レベルを抑制できるので、検出分解能の低い
A/D変換器を用いる場合でも、誤差の小さい検出が実
現し、高精度の帯電量制御を安価な装置で実現でき28
− る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する複写機の画像形成部と高圧電
源部の接続状態を示すブロック図である。 第2図は実施例の複写機の複写処理の概略を示すフロー
チャート、第3図は高圧発生装置におけるソフトウェア
処理を示すフローチャートである。 第4図は電源21,23.25の1つの構成を示すブロ
ック図、第5図はタイマ31から出力されるPWM信号
を示す波形図、第6図はPWM信号のデユーティと出力
電圧との相関を示すグラフである。 第7図は電源26,27.28の1つの回路構成を示す
ブロック図、第8図は第7図の各信号を示すタイミング
チャート、第9図は駆動回路33の構成を示す電気回路
図である。 第10図、第11図、第14図、第15図、第20図、
第21図及び第22図は、各処理の内容マツプである。 第16図、第17図、第18図及び第19図は、各々I
d検出回路の構成を示す電気回路図である。 1:感光体      2:帯電コロナ放電器3:現像
スリーブ   4:PTコロナ放電器5:転写コロナ放
電器 6:分離コロナ放電器7:PCコロナ放電器 8
:バイアスローラ9:除電コロナ放電器 2.4,5,6,7,9:  (放電器)21:帯電高
圧電源  22:現像バイアス電源23:転写高圧電源 24:クリーニングバイアス電源 25:除電高圧電源  27:分離高圧電源28:クリ
ーニング前除電高圧電源 2 ]、 、23,24,25,27,28 : (電
源手段)29:Id検出回路(電源検出手段) 30:制御回路(電源制御手段) 3 ]、32,34 : PWMタイマ35:直流分駆
動回路 36:発振回路37:出力検出選択回路 S I−i :短絡回路 RR:送り口 (減衰手段) ラ      S :搬送装置 特開平3 252675 (11) 東5図 −824− 第22図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光体; 前記感光体に対向して配置された放電電極とそれの近傍
    でそれの一部分を覆う形で配置された導電体を含む放電
    器; 前記放電電極に電力を供給する電源手段; 前記感光体に流れる電流を検出する電流検出手段; 前記電流検出手段に印加される電流信号を減衰する減衰
    手段; 前記減衰手段に接続されたスイッチング手段;及び 前記電流検出手段の検出した電流に応じて前記電源手段
    の出力を調整するとともに、必要に応じて前記スイッチ
    ング手段を介して減衰手段をオン/オフ制御する、電源
    制御手段;を備える静電記録ユニットの放電制御装置。
  2. (2)前記放電器及び電源手段は複数であり、電源制御
    手段は、複数の放電器が放電する時に前記減衰手段の減
    衰動作をオンし、単一の放電器が放電する時には減衰動
    作を禁止する、前記請求項1記載の静電記録ユニットの
    放電制御装置。
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