JPH01142739A - 現像器脱着型記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の分野］ 本発明は、脱着自在な現像ユニットを備え、該現像ユニ
ットを交換することによって記録色を変えうるように構
成した記録装置に関する。

［従来の技術］ 例えばＰＰＣ複写機においては、原稿からの反射光を感
光体上に照射して、該感光体上に、原稿像に応じた静電
潜像を形成する。この静電潜像は、現像剤であるトナー
を備えた現像器によって可視化される。つまり、静電潜
像の電位に応じて感光体上にトナーが付着し、可視像が
形成される。従って、現像器に備わるトナーの色を変更
すれば、記録色を切換えろことができる。

そこで、比較的低価格の複写機においては、従来より、
現像ユニットを複写機本体に対して脱着自在に構成し、
複数の互いに異なる色のトナーを備えた現像ユニットを
選択的に交換して使用することにより、記録色の変更を
可能にしたものが存在する。

ところが、使用するトナーの種類（色）が変われば、記
録プロセス上の様々な要素において、記録特性が変化す
ることになる。好ましい記録を行なうためには、精密に
求められた最適な記録条件を記録プロセスの各部で設定
することが必要であるから、現像色を切換える場合には
、同時に記録プロセスの条件設定を切換えるのが好まし
い。

そこで従来は、各々の現像ユニットにトナー色識別用の
特別な機械的部品を付加したり、又はオペレータのマニ
ュアルスイッチ操作によるモード切換えによって、記録
条件を変更する方法がとられている。しかし、前者の場
合には構造が複雑になって装置コストが上昇する。また
、現像ユニットの機械的な構造が各色のユニットで異な
るので、ユニットの共通化ができないという不都合があ
る。

後者の場合には、オペレータの操作ミスによって不適切
なコピーができ易（、記録色確認のための操作が煩わし
いという不都合がある。

［発明の目的］ 本発明は、記録色の切換えに伴なう記録条件の切換え操
作を不要にするとともに、装置コストの上昇を抑えるこ
とを目的とする。

［発明の構成コ 上記目的を達成するため、本発明においては。

脱着される記録ユニット（例えば現像ユニット）に、そ
の記録色に応じた特性を有する定電圧素子などのレベル
ｍ整手段を設けて、装置本体側から供給される電源のレ
ベル（例えば電圧）を、その記録ユニット特有の、即ち
トナー色固有のレベルに変換する。そして、レベル調整
手段によって変換された特有のレベルを装置本体側で識
別し、その識別結果に応じて記録プロセスの条件設定を
行なう。

これによれば、装置本体に実際に装着する記録ユニット
の種類に応じて、装置本体側で検出されるレベルが変わ
り、記録プロセスの条件が最適な状態に設定されろ。つ
まり、記録ユニットの種類を識別するために、特別な機
械部品やセンサなどの電気要素を設ける必要がなく、従
って各色のユニットの構造を共通化でき、しかも位置調
整などの必要もない。

本発明の好ましい態様においては、前記レベル調整手段
を、ツェナーダイオードのような半導体定電圧素子によ
って構成し、それによって、装置本体側の電源の出力端
子から出力される電圧を、そのユニット固有の現像バイ
アス電圧に降圧し、それによって得られる電圧を現像バ
イアス電極に印加する。またこの場合、装置本体側の電
源の出力端子電圧が、記録ユニットの種別に応じて切換
わろので、その電圧を監視することによって現像色を識
別し、その識別結果に応じて他のプロセス条件（例えば
転写電流）をも自動的に切換える。

このようにすれば、現像バイアス電力を供給するための
電源ラインが、現像色を識別するための信号ラインとし
て共用されるので、特別な配線を追加する必要がなく、
装置本体と記録ユニットとの接続が簡単になる。

本発明の他の目的及び特徴は、以下の１図面を参照した
実施例説明により明らかになろう。

［実施例］ 第２図に、本発明を実施する一形式の複写機の機構部の
構成概要を示す。第２図を参照して説明する。１３が原
稿台である。原稿は、原稿台１３のコンタクトガラス８
上に載置される。コンタクトガラス８の下方に、多数の
光ファイバを束ねて構成した。リンスと呼ばれろ光伝送
素子ＩＯが配置されている。

原稿は、コンタクトガラス８の下方に位置する露光ラン
プ９によって露光される。原稿からの反射光は、光伝送
素子１０を通って感光体ベルト１２上に照射される。光
伝送素子１０は、図の紙面に垂直な方向に向かって直線
状に配置されており、スリットのように、原稿の光伝送
素子ＩＯが対向する部分の１ライン相当の光情報を感光
体ベルト１２に導く。また、この例では原稿台１３が図
の左右方向に往復移動し、それによって原稿の副走査が
行なわれる。

感光体ベルト１２は、帯電チャージャ７によって表面が
所定の高電位に均一に帯電する。帯電した感光体ベルト
１２に原稿からの光が照射されると、その光の強度に応
じた電位分布、即ち静電潜像が感光体ベルト１２上に形
成される。

この静電潜像は、現像ユニット４０によって可視化され
る。即ち、現像ユニット４０内には現像剤としてトナー
が備わっており、静電潜像の形成された感光体ベルトが
現像ユニット４０の現像ローラ１４の隣りを通ると、電
位分布に応じて感光体ベルト１２にトナーが付着するの
で、静電潜像に対応するトナー像が形成される。

このトナー像は、それが転写チャージャ２５と対向する
時に、感光体ベルト１２の動きに同期した所定のタイミ
ングでその表面に送り込まれる転写紙に転写される。転
写紙は、手差しテーブル１９又はカセットから繰り出さ
れ、送りローラ１８及びレジストローラ２４を通って、
感光体ベルト１２の表面に重ねられる。

トナー像が転写された転写紙は、搬送ベルト２６で搬送
され、定着器で転写像が定着された後、コピー受け３４
に排紙される。定着器は、加圧ローラ２８．定着ローラ
３２及び定着ヒータ２７を何えている。

現像ユニット４０の構造を第３ａ図及び第３ｂ図に具体
的に示す、各回を参照すると、現像ユニット４０には、
現像ローラ１４．アジテータ１７゜除電ブラシ４１．ト
ナーカートリッジ４２．現像ローラカバー４３．現像ブ
レード４４．トナー補給ローラ４５及び電極軸４６が備
わっている。現像ユニット４０は、複写機の本体に対し
て着脱自在になっており、容易に交換ができる。つまり
、各々異なる色のトナーを備えた複数の現像ユニットを
用意しておき、それらを交換することにより、記録色を
変更することができろ。現像ユニット４０を所定位置に
装着すると、電極軸４６が電極板４７に接触し、所定の
電力が現像ユニット４０に供給される。そして、除電ブ
ラシ４１．＠像ローラ１４及び現像ブレード４４に、所
定の現像バイアス電圧が印加される。

第１図に、第２図の複写機の電装部の一部の構成を示す
。第１図を参照する。現像バイアス電源１１０は、現像
ユニット４０（４０Ａ又は４０Ｂ）に供給する電力を生
成する。即ち、システム制御ユニット１００が発振回路
１１１を付勢すると。

発振回路１１１の出力に得られる交流信号が、昇圧トラ
ンスＴｌで昇圧され、ダイオードＤ１で整流され、直流
電圧（例えば−３００Ｖ）として電極板４７に出力され
る。

電極板４７に接続される現像ユニット４０には、現像バ
イアス電圧を生成するためにツェナーダイオードが備わ
っている。即ち、黒色のトナーを備える現像ユニット４
０ＡにはツェナーダイオードＺＤＡが備わっており、カ
ラートナーを備える現像ユニット４０Ｂにはツェナーダ
イオードＺＤＢが鍔わっでいる。この例では、ＺＤＡの
ツェナー電圧は２５０Ｖ、ＺＤＢのツェナー電圧は１５
０Ｖになっている。

従って、現像ユニット４０Ａを装置本体に装着した時に
は、現像バイアス電源１１０の出力端子の電圧は一２５
０ｖに変化し、現像ユニット４０Ｂを装置本体に装着し
た時には、電圧は一１５０ｖに変化する。従って、現像
ユニットの現像ローラ１４等には、そのユニットに備わ
ったツェナーダイオードの特性に応じた現像バイアス電
圧が印加される。ここでは、現像ユニット内のトナーの
種類（色）に最も適した現像バイアス電圧が得られる特
性のツェナーダイオードを各々の現像ユニットに用いで
ある。つまり、現像ユニットを交換すると、実際に装着
した現像ユニットのトナーの種類に応じて、最適な現像
バイアス電圧が自動的に設定される。

現像バイアス電源１１０の出力端子には、比較器１２０
が接続されている。この比較器１２０は、現像バイアス
電源１１０の出力レベルを分圧した電圧と基準電圧Ｖｒ
ｅｆとを比較し、その大小関係に応じた二値信号を電源
切換回路１３０に出力する。具体的に言うと、現像バイ
アス電［１１０の出力レベルが一２５０ｖか一１５０Ｖ
かに応じて、即ち現像ユニット４０Ａ、４０Ｂのいずれ
が装着されているかに応じて、１又はＯの信号を電流切
換回路１３０に出力する。

電源切換回路１３０は、比較器１２０から出力される二
値信号に応じて、転写コロナ電源１４０の電流値を切換
える。転写チャージャ２５は転写コロナ電源１４０から
供給される電源によりコロナ放電を生じるが、その放電
時の電流値は、転写コロナ電源１４０によって一定に制
御される。この電流値が、電流切換口ｍ１３０によって
２種類の中から選択的に設定される。なお、システ１１
制御ユニット１００は、所定のコピープロセスタイミン
グに従って、転写コロナ電源１４０のオン／オフ制御を
行なう。

従って、この実施例では、現像ユニット４０を交換する
と、その時装着した現像ユニットのトナーの種類に応じ
て、現像バイアス電圧と転写電流とが自動的に切換えら
れる。互いに色の異なるトナーは、それぞれ異なる現像
特性や転写特性を有しているが、使用するトナーの種別
に応じて現像バイアス電圧及び転写電流を切換えること
により。

いずれの色のトナーを使用する場合でも、最適な記録特
性が得られる。

なお、上記実施例では、現像ユニット４０Ａ。

４′ＯＢの両方にツェナーダイオードを設けたが、例え
ば電源（１１０）の無負荷時出力電圧を一２５０■に設
定すれば、一方の現像ユニットのツェナーダイオードＺ
ＤＡは省略しうろ。また、実施例ではトナーの種類を黒
色トナーとカラートナーの２種類に識別したが、カラー
トナーを更に赤、青。

緑などに分類して各々の色に最も好ましい現像バイアス
電圧及び転写電流を設定してもよい。その場合、各々の
現像ユニットにそれぞれ異なる特性の定電圧素子を設け
、比較器１２０を多値レベルの識別が可能なＡ／Ｄ変換
器に交換し、電流切換回路１３０も電流設定を多値レベ
ルに対応可能な構成にする必要がある。

更に、実施例では現像バイアス電圧を生成するために現
像ユニットにツェナーダイオードを用いたが、同様に定
電圧特性が得られるものであれば、他のもの（例えばバ
リスタ）に変更してもよい。

また、現像バイアス電圧を現像ユニット毎に変える必要
がない場合には、レベル変換手段として、定電圧素子の
かわりに抵抗分圧器などを用い、その出力電圧を比較器
１２０に印加してもよい。但しその場合には、装置本体
と現像ユニットとを接続する部分に信号ラインを１本増
設する必要があり、構成が複雑になる。

更に、実施例では現像色に応じて、現像バイアス電圧と
転写電流を切換えるようにしたが、他のプロセス要素、
例えば原稿の露光光量、感光体ベルトの帯電電位、トナ
ー濃度等々を切換えてもよい。

［効果］ 以上のとおり、本発明によれば記録色を切換えるために
現像ユニットを交換すると、自動的に転写電流などの記
録プロセス条件が変更されるので。

オペレータが特別な切換操作を行なう必要がない。

しかも、構造が簡単であり、また現像ユニットの機械的
な構造を現像色に応じて変える必要がないので、現像ユ
ニットを各色共通に利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、第２図の複写機の電装部の一部の構成を示す
ブロック図である。 第２＠は１本発明を実施する一形式の複写機の機構部の
構成概要を示す正面図である。 第３ａ図及び第３ｂ図は、それぞれ、第２図の装置の現
像ユニットを示す拡大正面図及び斜視図である。 ８：コンタクトガラス　ＩＯ＝光伝送素子１２：感光体
ベルト　　１３：原稿台 １４：現像ローラ ４０．４ＯＡ、４０Ｂ：現像ユニット（現像手段）４５
：トナー補給ローラ ４６：電極軸　　　　　４７：電極板 １００ニジステム制御ユニツト １１０：＠像バイアス電源（電源手段）１２０：比較器
　　　　１３０：電流切換回路１４０：転写コロナ電源

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録装置本体に対し脱着自在に構成された、少な
   くとも現像手段を含む記録ユニットを備える現像器脱着
   型記録装置において：前記記録装置本体に設けられ、前
   記記録ユニットに電力を供給する電源手段；前記記録ユ
   ニットに設けられ、該ユニット内の現像剤固有の特性に
   応じて、前記電源手段が出力する電力に基づいてレベル
   が変換された信号を出力するレベル変換手段；前記レベ
   ル変換手段が出力する信号のレベルを識別し該識別の結
   果に応じて、少なくとも１つの記録プロセス要素の条件
   設定を選択的に切換える、条件切換手段；を備える現像
   器脱着型記録装置。
2. （２）前記レベル変換手段は、その端子間の電位差を実
   質上一定に維持する半導体定電圧素子であり、前記電源
   手段の出力端子のレベルを、それが接続されない場合よ
   りも小さいレベルに変換する、前記特許請求の範囲第（
   １）項記載の現像器脱着型記録装置。
3. （３）前記条件切換手段は、前記電源手段の出力端子の
   レベルを識別し該識別の結果に応じて、記録プロセス要
   素の条件設定を選択的に切換える、前記特許請求の範囲
   第（２）項記載の現像器脱着型記録装置。
4. （４）前記半導体定電圧素子の一端が、前記記録ユニッ
   ト内の現像バイアス電極に接続された、前記特許請求の
   範囲第（２）項記載の現像器脱着型記録装置。
5. （５）前記条件切換手段は、現像画像転写用のコロナ放
   電器の設定電流を、レベル識別結果に応じて切換える、
   前記特許請求の範囲第（１）項、第（２）項、第（３）
   項又は第（４）項記載の現像器脱着型記録装置。