JPH03252592A

JPH03252592A - 核燃料集合体の検査装置

Info

Publication number: JPH03252592A
Application number: JP2050688A
Authority: JP
Inventors: Yasutaka Higuchi; 保隆樋口; Ryoichi Hosoi; 細井　良一
Original assignee: Nuclear Fuel Industries Ltd
Current assignee: Nuclear Fuel Industries Ltd
Priority date: 1990-03-01
Filing date: 1990-03-01
Publication date: 1991-11-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は核燃料集合体、特に照射済燃料集合体の健全性
を外観から検査する、原子炉用核燃料集合体の検査装置
に関するものである。

（従来の技術）原子力発電所で使用される核燃料集合体は、照射使用済
燃料を原子炉に再装荷して再使用する前にその健全性を
検査し、再使用が可能かどうか確認する必要がある。そ
のために各種定期検査に付し、漏洩検査、該集合体の各
燃料棒間隔の正確性、各燃料支持格子の健全性、該集合
体の曲がり等、集合体を構成する各構成部材の健全性を
テレビカメラ等の検出装置により検出し、外観検査を行
っている。

かかる検査を行う装置としては、例えば実公昭６３−６
７２０号公報に記載のものが知られており、該装置は、
２体の核燃料集合体を平行かつ回動自在に保持しうる枠
体と、該枠体に回動自在に設けられ前記核燃料集合体に
沿ってのびた保持柱と、前記枠体に設けられ前記保持柱
を軸方向に回動させる回転装置と、前記保持柱に昇降自
在に保持され前記核燃料集合体の一方を選択的に映出す
る水中テレビカメラとからなる。

この検査装置は、２体の核燃料集合体を枠体に保持しう
るようにしたことで、一方の核燃料集合体をカメラで検
査する間に他方の検査済の核燃料集合体を交換できる構
成のものであり、該交換に要する時間を実質的に検査時
間から省略することができる。そして、水中テレビカメ
ラは、何れの核燃料集合体の方をも向くことができるよ
うに、水中テレビカメラを支持する保持柱を軸に左右に
首を振るように回動可能に設けられ、また各核燃料集合
体の上から下までを映出できるように保持柱に沿って昇
降可能に設けられている。

（発明が解決しようとする課題）ところが、上記検査装置は、その水中テレビカメラの昇
降機構としてワイヤロープ及びこれを巻上げる巻上機を
使用しているため、ワイヤロープの伸びや巻上機の停止
精度が悪く、核燃料集合体長さ等の上下方向の寸法測定
精度が悪いという欠点がある。

しかも、上記の装置にあっては、核燃料集合体２体を上
述の通り検査の順序に従って１体ずつ選択するにあたり
、水中テレビカメラの首を振るように回動させて核燃料
集合体に向ける構成であるため、核燃料集合体もカメラ
の方向に被検査部が向くよう回転させる動作が必要であ
り、カメラとの向き合いの調整などに時間を要する難が
ある。

更に、この水中テレビカメラの首振り回動は、カメラと
核燃料集合体の各部位との距離が首振り角度によって変
化するので、測定データ等の較正が必要になるなど扱い
が複雑になるという問題もあった。

本発明は叙上の実情に対処すべく、水中テレビカメラの
昇降機構と水平移動機構とに新規な構成を見い出すこと
により、検査装置の測定精度を高めると共に検査時間を
短縮し、かつ該装置の操作も簡単ならしめる核燃料集合
体の検査装置の提供を目的とするものである。

（課題を解決するための手段）即ち、上記目的に適合する本発明検査装置の特徴は、２
体の核燃料集合体を直立させて平行かつ回動自在に保持
しうる燃料保持架台と、上記燃料集合体の一方を選択的
に映出する水中テレビカメラと、該水中テレビカメラを
核燃料集合体と平行に上下に昇降させる昇降機構と、該
水中テレビカメラを水平に移動させる水平移動機構とを
備えた核燃料集合体の検査装置において、特に昇降機構
にサーボモータ及び該サーボモータにより駆動するボー
ルネジあるいはローラチェーンを用い、かつ上記水平移
動機構にモータ及び該モータにより駆動するラック及び
ピニオンあるいはボールネジを用いて前記水中カメラを
核燃料集合体の並び方向に沿い直線的に水平移動させる
ようにしたことにある。

（作用）以上の本発明検査装置は、燃料保持架台に２体の核燃料
集合体を保持させると共に、水平移動機構によって水中
テレビカメラを移動させて一方の燃料集合体を選択し、
昇降機構及び水平移動機構にてカメラを上下左右に移動
させると共に、核燃料集合体を回転させて燃料集合体全
面を映出するものである。

かかる検査装置において本発明は、水中テレビカメラを
昇降させる昇降機構にサーボモータと該モータにより駆
動するボールネジ或いはローラチェーンを用いたため、
ワイヤロープ及び巻上機の使用と異なり、ワイヤロープ
の伸びもなく、水中テレビカメラの昇降における停止精
度を高めると共に、該カメラの揺れをも極度に押さえる
ことができ、核燃料集合体の上下方向の寸法測定精度を
向上することができる。

しかも、水中テレビカメラを水平移動させる水平移動機
構にモータと該モータにより駆動するラック及びピニオ
ン、或いはボールネジを用いて上記カメラを、並設され
た核燃料集合体の並び方向に沿い直線的に水平移動しう
るようにしたため、カメラを首振りさせる必要がなくな
った。これにより核燃料集合体をカメラ方向に向くよう
回転調節させる必要もなくなって、向き合い調整等に要
した時間を省くことができ、また、上記首振りに伴うカ
メラと核燃料集合体の距離変化もなくなることから、測
定データ等の較正も不必要となって、全体として検査装
置の操作を簡単にすることができる。

（実施例）以下、更に添付図面を参照して、本発明の詳細な説明す
る。

第１図は実施例の核燃料集合体検査装置の全体図、第２
図は同実施例の水中テレビカメラ及び昇降部を被写体側
から見た斜視図である。

この検査装置は図示の如く２体の核燃料集合体（Ａ）　
、　（Ａ）を直立させて平行かつ回動自在に保持する燃
料保持架台（１）と、上記燃料集合体（Ａ）　、　（Ａ
）の一方を選択的に映出する水中テレビカメラ（２）、
　（２）と、該テレビカメラ（２）、　＜２１を核燃料
集合体（Ａ）と平行に上下に昇降させる昇降機構（３）
と、該水中テレビカメラ（２）、　（２）を水平に移動
させる水平移動機構（４）とを備えると共に、特に図示
しないが、テレビカメラ（２）、　（２）の映像を映出
したり、寸法測定を行う映像制御盤、各機構を動作させ
る駆動制御盤及びデータ処理盤を備えている、なお（５
）はフレームであり、この検査装置が設置されるプール
の壁面に固定される。

燃料保持架台（１）は、フレーム（５）に固定された上
板部（６）と下板部（７）とからなり、下坂部（７）は
核燃料集合体（Ａ）　、　（Ａ）を夫々３６０°回動で
きる２基のターンテーブル（８）（一方は図示せず）を
備えている。

水中テレビカメラ（２）、　（２）は、第２図に示すよ
うにカメラケースα鴫に収納された２台のカメラを１組
として用いられ、この隣接して設置した１組のカメラに
より広い視野が付与されている。この水中テレビカメラ
（２）、　（２１は水平移動機構（４）によって水平移
動することにより、前記２体の核燃料集合体（Ａ）　、
　（Ａ）を選択的に映出し、映像制御盤（図示せず）等
に映像信号を送る。同図中、カメラ（２）。

（２）の下方に夫々設置されているものはミラー（９）
。

（９）である。

昇降機構（３）は、第１図に示すように装置上部に設け
られたサーボモータＱｌと、該サーボモータａωにより
回動するボールネジαυと、ボールネジαυのナツト（
図示せず）が固定され該ボールネジ住υの回動により昇
降する昇降部（ロ）とからなる。サーボモータＱＯ）は
入力電圧に対応して回転数が定まるものであるため高い
停止精度を有し、ボールネジαυと相まって、昇降部（
２）に水平移動機構（４）を介して設置された水中テレ
ビカメラ（２１，（２）に上下方向の高い停止精度を提
供することができる。なお、ボールネジａυの代わりに
ローラチェーンを用いてもよく、この場合でも、該ロー
ラチェーンは従来のワイヤのように伸びることがないた
め、やはりカメラに高い停止精度を与えることが可能で
ある。

水平移動機構（４）は、第２図及び第３図に示すように
、前記昇降機構（３）の昇降部＠に固定されたモータ（
２）と、該モータにより回転するピニオンＱ４）と、カ
メラ（２）、　（２）のカメラケースαつ上端部裏側に
設けられたラックＱ［９と、昇降部に設けられカメラケ
ースα喝を水平に案内する水平レールαη、卸とからな
る。

この水平移動機構（４）は、カメラ（２）、　（２１を
ラックＱｌ１９とピニオンα旬により、核燃料集合体（
Ａ）　、　（Ａ）の並び方向に直線的に水平移動させる
ことができる。

なお、ラックとピニオンの代わりとしてボールネジを用
いてもよく、またモータとしてサーボモータを用いてよ
い。

以上の構成を有する実施例検査装置は、２体の核燃料集
合体を燃料保持架台に保持させ、駆動制御盤（図示せず
）から水平移動機構によって水中テレビカメラを移動さ
せて、まず一方の核燃料集合体を選択し、次に昇降機構
及び水平移動機構にてカメラを上下左右に移動させ、ま
た保持架台で核燃料集合体を回転させることにより、該
集合体全面を映像としてとらえると共に、この映像を図
示しない映像制御盤やデータ処理盤に送って、核燃料集
合体の外観検査及び寸法検査を行うことができる。

このとき、実施例検査装置は、水中テレビカメラを昇降
させる昇降機構にサーボモータとボールネジとを用いた
ことにより、上記テレビカメラの停止精度を高め、該カ
メラの揺れを極度に押さえて核燃料集合体の上下方向の
寸法測定精度を向上せしめることができ、またポールネ
ジを用いたことにより、昇降機構の強度を増し、テレビ
カメラの落下の危険性もなくすことができる。

しかも、この検査装置は、水中テレビカメラを水平移動
させる水平移動機構に、モータと該モータにより駆動す
るラック及びピニオンを用いて上記カメラを、並設され
た核燃料集合体の並び方向に直線的に水平移動しうるよ
うにしたため、従来のようにカメラを首振りさせる必要
がなく、従って核燃料集合体をカメラ方向に向くよう回
転調節させる必要もなく、向き合い調整等に要した時間
を省き、更に、上記首振りに伴ったカメラと核燃料集合
体の距離変化もなくなることから、測定データ等の較正
も不必要となって検査装置の操作を簡単にすることが可
能となる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の核燃料集合体の検査装置
は、燃料保持架台に２体の核燃料集合体を保持させると
共に、水平移動機構によって水中テレビカメラを移動さ
せて一方の燃料集合体を選択し、昇降機構及び水平移動
機構にてカメラを上下左右に移動させると共に、該燃料
集合体を回転させることにより燃料集合体全面を映出す
るものであり、上記昇降機構にサーボモータと該モータ
により駆動するポールネジ或いはローラチェーンを用い
たことにより従来のワイヤロープと巻上機による機構の
如くワイヤの伸びによる問題もなく水中テレビカメラの
昇降における停止精度を一段と高めると共に、該カメラ
の揺れをも極度に押さえることができ、これによって従
来に比べ上下方向の寸法測定精度の向上をはかることが
でき、しかも、他方の水平移動機構に、モータと該モー
タにより駆動するラック及びピニオン或いはボールネジ
を用いることによりカメラを首振りさせることがなくな
り、燃料集合体をカメラ方向に回転調節する必要もなく
なって向き合い調整等に要した時間を省くことができ、
更に、上記首振りに伴うカメラと燃料集合体の距離変化
もなくなることから、測定データ等の較正も不必要とな
り、検査装置の操作を簡略に行える顕著な効果が期待さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の核燃料検査装置の全体図、第２
図は同実施例の水中テレビカメラ及び昇降部を被写体側
から見た斜視図、第３図は水平移動機構のランクとピニ
オンを示す部分拡大図である。（１）・・・燃料保持架台、（２）・・・水中テレビカメラ、（３）・・・昇降機構、（４）・・・水平移動機構、（５）・・・フレーム、（８）・・・ターンテーブル、（９）・・・ミラーＱＯ）・・・サーボモータ、 αυ・・・ボールネジ、（２）・・・昇降部、Ｑ３１・・・モータ、 α（・・・ピニオンギヤ、ａ鴫・・・カメラケース、 αη・・・水平レール。 αｅ・・・ラック、

Claims

【特許請求の範囲】

１、２体の核燃料集合体を直立させて平行かつ回動自在
に保持しうる燃料保持架台と、上記燃料集合体の一方を
選択的に映出する水中テレビカメラと、該水中テレビカ
メラを核燃料集合体と平行に上下に昇降させる昇降機構
と、該水中テレビカメラを水平に移動させる水平移動機
構とを備えた核燃料集合体の検査装置において、上記昇
降機構にサーボモータ及び該サーボモータにより駆動す
るボールネジあるいはローラチェーンを用い、かつ上記
水平移動機構にモータ及び該モータにより駆動するラッ
ク及びピニオンあるいはボールネジを用いて前記水中カ
メラを核燃料集合体の並び方向に沿い直線的に水平移動
させるようにしたことを特徴とする核燃料集合体の検査
装置。