JPH0325095A - 航空機用速度／加速度制限記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ 本発明は航空機の飛行制限に適用される航空機用速度／
加速度制限記ｔａ装置に関する。

し従来の技術］ 従来の航空機の飛行制御装置（ＦｌｉｇｈｔＣｏｎｔｒ
ｏｌ　Ｓｙｓｔｅｖ）においては、火器管制装置（Ｆｉ
ｒｅ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　Ｓｙｓｔｅｍ）が搭載物の状況
をモニタし、その情報を受けた荷重警報装置（Ｏｖｅｒ
　ＬｏａｄＷａｒｎｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍ）が内蔵して
いる搭載物のｆｆｉ量データを基に搭載パターンに応じ
た加速度制限値を計算し、飛行制限に反映している。

〔発明が解決しようとする課題］ （１）　　従来の方式の場合、加速度制限（主に荷重に
よって決まる）は考慮できるが、速度制限（主にフラッ
タによって決まる）は考慮できず、速度制限については
パイロットの記憶に頼ることになる。

（２）加速度制限においても搭載物倚重として考慮され
るＧＩ重は、慣性力だけで空気力は考慮されない。この
ため計算された制限値は操縦指令書（Ｔφ−１）に記載
されている制限値と必ずしも一致するとは限らない。仮
に搭載物空気力を考慮するとしても、計算に必要となる
空力データは膨大な量となるので、機上コンピュータの
メモリを圧迫することになる。

（３）航空機の速度／加速度制限は搭載物パターンによ
って複雑に変化するので、運用年数が長くなるほど新規
の搭載パターンが増加し、制限も複雑になっていく傾向
がある。したがって、従来の方式の場合、新規搭載物が
開発されるたびにそのデータ・ベースを機上コンピュー
タに組み込むための大がかりな改修が必要となる。

本発明の課題は、上記従来の問題点を角ダ消することが
できる航空機用速度／加速度制限記憶装置を提供するこ
とである。

［課題を解決するための手段］ 本発明による航空機用速度／加速度制限記憶装置は、航
空機の飛行制御装置および火器管制装置とそれぞれ連動
して、全ての搭載物パターンに対する速度／加速度制限
を統括する記憶装置を具備してなることを特徴とする。

［作　用］ 本発明によれば、データの読み書きができる記憶装置を
用意し、これに全搭載物パターンの速度／加速度制限デ
ータを人力し、また、読込み装置を機上に設置し、記憶
装置から読み込んだデータを機上コンピュータに転送で
きるように、さらに地上には新規搭載物の速度／加速度
制限値を記憶装置に書き込むデータ書込み装置を設置し
ておくことにより、全ての搭載物パターンに対する速度
／加速度制限を統括することができる。

［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例を示す図であり、１は読込
み装置、２は記憶装置、３は飛行制御装置、４は火器管
制装置、５は搭載物、６はヘッド・アップ・ディスプレ
イを示す。

第１図において、飛行の前に読込み装置１が記憶装置２
の速度／加速度制限データを読み取り、それを飛行制御
装置３に転送する（実線矢印）。

飛行中は火器管制装置４が各搭載位置の搭載物５の状況
（８類，数）を把握しく点線矢印）、結果を搭載物デー
タとして飛行制御装置に転送する（一点鎖線矢印）。飛
行制御装置は搭載物データを受けると、飛行前に読んだ
制限データと照合し、現状の速度／加速度制限を決定し
、結果を飛行制御に反映する。また、制限値はヘッド・
アップ・ディスプレイ６に表示される。

＋一０一 第２図は、本発明の一実施例において、飛行前に操作し
ておく装置について説明するための図である。まず、飛
行の前に初期の搭載物情報を火器管制コントロール●パ
ネルのセレクタ２１によってセットする。（この操作は
従来方式と同様である。）次に、記憶装置を読込み装置
２２にセットする。（例としてカード型の場合を示して
いる。） 第３図は本発明の一丈施例におけるヘッドアップ・ディ
スプレイの表示例を示す図である。飛行中はヘッド・ア
ップ・ディスプレイに搭載物の搭載状況３１．速度の状
況と制限値′３２及び加速度の状況と制限値３３が表示
される。警報音及び音声は従来通りとする。（｛ＬＩＬ
、制限値に近づくと制御機構が作動する。） 第４図は、本発明の一実施例における飛行前のフローを
示す図で、以下のように作動する。

■　火器管制コントロールーパネルから搭載形態が入力
される。

■　制限記憶装置のデーターベースの中から、今回の搭
載形態から起こりうる全ての搭載状態をカバーするのに
必要な制限データだけを拾い出してメモリに書き込む。

第５図は、本発明の一実施例における飛行中のフローを
示す図で、以下のように作動する。

■　火器管制装置から現在の搭載物状況データを滉る。

■　メモリに書き込まれた前記制限データの中から■で
得られた搭載物状況データと飛行条件に合致するものを
選び出し、制限Ｇと制限速度を決定する。

■　結果をヘッド・アップ・ディスプレイと制御部へ出
力する。

なお、前記の制御部では、このデータに基づいて、制限
値を超えているかどうかを判断し、エンジン出力、舵角
等をコントロールする。

第６図は、本発明の一実施例における記憶装置の内容の
一例を示す図である。

［発明の効果］ 本発明によれば、パイロットは、飛行前に記憶装置を読
込み装置に読み込ませるだけで、搭載形態によって複雑
に変化する速度／加速度制限から完全に解放される。ま
た、新規搭載物に関する制限の盛り込みも記憶装置の内
容を書き換えるだけで瞬時に完了する。さらに、搭載物
に関するデータは記憶装置に入れておＣナばよいので、
機上コンピュータのメモリ１こ余事谷ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示す図、第２図は本
発明の一実施例の作用を説明するための図、第３図は本
発明の一実施例における表示例を示す図、第４図および
第５図は、それぞれ本発明の一実施的における飛行前お
よび飛行中のフローを示す図、第６図は本発明の一実施
例における記憶装置の内容の一例を示す図である。 １・・・読込み装置、２・・・記憶装置、３・・・飛行
制御装置、４・・・火器青制装置、５・・・搭載物、６
・・・ヘッド・アップ・ディスプレイ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 航空機の飛行制御装置および火器管制装置とそれぞれ連
   動して、全ての搭載物パターンに対する速度／加速度制
   限を統括する記憶装置を具備してなることを特徴とする
   航空機用速度／加速度制限記憶装置。