JPH03250127A - 洗浄ノズル駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、温水洗浄便座に用いられる洗浄ノズル駆動装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より温水洗浄便座に用いられる洗浄ノズル駆動装置
として、第５図及び第６図に示すものが知られている。

Ａはシリンダであり、その一端に給水口Ｈと、内部にピ
ストンＣと、他端にピストンＣが当接する肉厚部Ｉを有
する。

Ｂはノズルロッドであり、ピストンＣに連設され、その
内部に貫通孔Ｆを有し、その先端に噴出口Ｅが設けられ
、第６図に示すように常時シリンダＡ内に収納される。

ピストンＣにはパツキンＤが設けられ、またビストンＣ
を給水口Ｈ側へ付勢する復帰ばねＧが設けられている。

このものは、給水口Ｈから洗浄水が給水されると、その
水圧にてピストンＣが摺動し、ノズルロッドＢがシリン
ダＡより突出し、ピストンＣが肉厚部■にパツキンＤを
介して当接しシリンダＡ内が水密状態になると、ノズル
ロッドＢの通水孔Ｆを経由し噴出口Ｅから洗浄水が噴出
する。

給水口Ｆ１からの給水が停止されると、復帰ばねＧのピ
ストンＣへの付勢力によりノズルロッドＢがシリンダＡ
内に収納される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来技術の洗浄ノズル駆動装置にお
いては、シリンダＡとピストンＣとの摺動面にはパツキ
ンを設けていないため、給水口Ｈから給水したときは、
シリンダ八とピストンＣとの隙間から洗浄水を漏らしな
がらノズルロッドＢが突出するため洗浄水を無駄にして
いた。

特に、洗浄水が瞬間式給湯機を用いた温水である場合、
瞬間式給湯機の加熱能力以−トの洗浄水が流れるため洗
浄水を所定の温度まで加熱できずシリンダＡに送水し、
人体の局部に冷水が当たるという問題があった。

また、シリンダＡとピストンＣとの摺動面にパツキンを
設けて水密摺動させると、ピストンＣの突出時にシリン
ダＡ内の圧力が上昇して所定位置に来るまでに噴出口Ｅ
から洗浄水が噴出し、衣服を濡らすという問題があった
。

本発明の洗浄ノズル駆動装置は、上記従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは
、洗浄水の供給にて先端に噴出口を有するノズルロッド
を突出させる際に、突出が完了する間際まで洗浄水の漏
出を防ぎ、ノズルロッドの突出中での洗浄水のロスを少
なくする洗浄ノズル駆動装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段〕 請求項１に記載の洗浄ノズル駆動装置は、通水自在のピ
ストンを後端に具備せる筒型のノズルロッドをシリンダ
に摺動自在に内嵌し、シリンダの給水口からの給水にて
ノズルロッドが突出する洗浄ノズル駆動装置において、
細棒状の節水シャフトを前記ノズルロッドの貫通孔に挿
入しその一端をシリンダに対し不動となるように固定し
、該節水シャフトに節水栓を可動自在、且つ、水圧で貫
通孔の後端に当接するように配し、ノズルロッドの突出
時に節水栓が貫通孔の後端と所定の間隔をあけて係止さ
れるようにして成ることを特徴とするするものである。

請求項２に記載の洗浄ノズル駆動装置は、請求項１に記
載の洗浄ノズル駆動装置において、前記ピストンの外周
面にパンキンを配してなることを特徴とするものである
。

請求項３に記載の洗浄ノズル駆動装置は、請求項１また
は請求項２に記載の洗浄ノズル駆動装置において、外ピ
ストンに給水口をもつ前記シリンダを外シリンダに摺動
自在に内嵌し、核外シリンダの給水口からの給水による
シリンダおよびノズルロッドの突出時に、シリンダの突
出の後にノズルロッドが突出するようにしてなることを
特徴とするものである。

（作用〕 請求項１に係る洗浄ノズル駆動装置は、細棒状の節水シ
ャフトがノズルロッドの貫通孔に摺動自在に挿入され、
その一端は節水シャフトがシリンダに対し不動となるよ
うに固定され、該節水シャフトに節水栓を摺動自在に、
且つ、給水口から給水された洗浄水の水圧で貫通孔の後
端に当接するように配されているので、給水口からの給
水によりノズルロッドが突出時に、節水栓が貫通孔の後
端を塞ぐような状態で移動し、貫通孔への洗浄水の流入
は少量に制限される。

また、ノズルロッドの突出の完了時において、節水栓は
貫通孔の後端と所定の間隔をあけて係止されるように配
されているので、突出が完了する時点においては、貫通
孔が開放され、給水された洗浄水が噴出口から噴出され
る。

請求項２に係る洗浄ノズル駆動装置は、ピストンの外周
面にパツキンが配されているので、シリンダの内壁面と
の摺動面が水密化され、給水口からの給水によるノズル
ロッドの突出時に、摺動面からの水漏れを防止する。

なお、従来、パツキンによる水密化にともなうシリンダ
内の内圧の増加による噴出口からの給水の漏れは、前述
する節水シャフトと節水栓にて防止できる。

請求項３に記載の洗浄ノズル駆動装置は、外ピストンに
給水１］をもつ前記シリンダを外シリンダに摺動自在に
内嵌し、該外シリンダの給水口がらの給水によるシリン
ダおよびノズルロッドの突出伸長時に、シリンダの突出
の後にノズルロッドが突出するようにされているので、
シリンダが突出している間は、常にノズルロッドの貫通
孔の後端は節水栓が塞ぐようにしている結果となり、そ
の間、不用意に噴出口から洗浄水が噴出することがない
。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面に基づいて詳述する。

第１図乃至び第４図は、本発明の第１実施例の横断面を
示すものである。

第１図および第２図に示すように、本実施例においては
、通水自在のピストン６を後端に具備せる筒型のノズル
ロッド９をシリンダ５に摺動自在に内嵌し、細棒状の節
水シャフト１１を前記ノズルロッド９の貫通孔９ａに摺
動自在に挿入しその一端をシリンダ５に対し不動となる
ように固定し、該節水シャフト１１に節水栓Ｉ２を摺動
自在、且つ、水圧で貫通孔９ａの後端に当接するように
配されている。

更には、シリンダ５を外シリンダ１に摺動自在に内嵌さ
れる構成とされている。

外シリンダ１は、有底円筒状物にてなり、その一端の近
傍に給水口１４を有し、内壁には摺動面１ａと、その給
水口】４からの給水の流れ方向（以降、給水流れ方向と
称する）の先端部に肉厚部１ｂを形成している。

外ピストン２は、第３図に示すように、円板状物を主体
とし、通水自在となるように通水口２ｂが設けられ、ま
た、円板の外周面には、溝２８が設けられ、政情２ａに
外パツキン３が配されてい外ピストン２は、核外パンキ
ン３を介して、外シリンダ１の摺動面１ａに摺動自在に
保持されると共に、給水流れ方向に抗した付勢力が得ら
れるように外戻しバネ４が設けられている。

外ピストン２の通水口２ｂをシリンダ５の給水口となる
ように、外ピストン２にシリンダ５が連設されている。

シリンダ５は、円筒状物にてなり、内壁面に摺動面５ａ
を有し、給水流れ方向の先端に肉厚部５ｂを形成してい
る。

ピストン６は円板形状物にてなり、中央部に通水口６ｂ
が開けられ、円板の外周面には連続した溝６ａが設けら
れ、政情６ａにパツキン７が配せられ、該パツキン７を
介してシリンダ５の摺動面５ａに摺動自在に保持される
。

また、ピストン６に対し、給水流れ方向に抗した付勢力
が得られるように戻しバネ８が設けられている。

ノズルロッド９は、内部に貫通孔９ａを有し、その先端
を封するように洗浄ノズル１０が配され、該洗浄ノズル
１０に貫通孔９ａと直交する方向に小口径の噴出口１０
ａが設けられている。

ノズルロッド９はピストン６の通水口６ｂが貫通孔９ａ
の後端となるようにピストン６に連設されている。

ここで、第２図に示すように、ノズルロッド９の貫通孔
９ａには、常時、細棒状の節水シャツ１−１１が挿入さ
れている。

節水シャフト１１は、貫通孔９ａに対しては摺動自在と
され、シリンダ５に対しては不動となるように、その一
端は、第４図に示すように外ピストン２のシャフト受け
２Ｃに固定されている。

節水シャフト１１には、穴あき小円板状の節水栓１２が
摺動自在に挿着され、第２図に示すように、常時、貫通
孔９ａの後端に当接されている。

給水によるノズルロッド９の突出の完了時には、第１図
に示すように、節水栓１２が貫通孔９ａの一端と所定の
間隔をあけて係止されるように節水シャフト１１の先端
に係止片１３が設けられている。

また、本実施例においては、シリンダ５およびノズルロ
ッド９の突出伸長時に、シリンダ５の突出した後にノズ
ルロッド９が突出するようにするため、シリンダ５とノ
ズルロッド９とを戻し側に付勢している外戻しバネ４と
戻しバネ８のそれぞれのバネ荷重を、外ピストン２の給
水による受圧面積とピストン６の給水による受圧面積と
の比により設定している。

本実施例は上記構成を有し、常時、第２図に示すように
、外戻しバネ４と戻しバネ８の付勢力により、外シリン
ダ１にシリンダ５が収納され、シリンダ５にノズルロッ
ド９が収納されている。

外シリンダ１の給水口１４からの給水により、外ピスト
ン２およびピストン６が受圧し、外シリンダ１およびシ
リンダ５の内壁面の摺動面１ａ、５ａを摺動し、肉厚部
１ｂ、５ｂに当接して第１図に示すように、シリンダ５
とノズルロッド９が突出する。

ここで、外ピストン２とピストン６の外周面には、それ
ぞれ外パツキン３、パツキン７が配されているので、そ
れぞれの摺動面１ａ、５ａとの接触部からの水漏れが防
止される。

また、細棒状の節水シャフト１１をノズルロッド９の貫
通孔９ａに摺動自在に挿入しその一端はシリンダ５に対
し不動となるように固定され、貫通孔９ａの一端は、節
水シャフト１１に摺動自在に配された節水栓１２にて当
接され、給水口１４からの給水によりノズルロッド９の
突出時に、節水栓１２が給水の流れ方向に押され、貫通
孔９ａの一端を塞ぐようにして移動し、貫通孔９ａへの
洗浄水の流入は少量に制限される。

また、節水シャフト１１の先端に配した係止片１３によ
り、ノズルロッド９の突出の完了時においては、節水栓
１２は貫通孔９ａの一端と所定の間隔をあけて係止され
るので、貫通孔９ａが開放され、給水された洗浄水が噴
出口１０ａから噴出される。

また、シリンダ５とノズルロッド９とを戻し側に付勢し
ている外戻しバネ４と戻しバネ８のそれ１ ぞれのバネ荷重と、外ピストン２の給水による受圧面積
とピストン６の給水による受圧面積との比の関係により
、シリンダ５およびノズルロッド９の突出伸長時に、シ
リンダ５の突出した後にノズルロッド９が突出するよう
にされているので、シリンダ５の突出の完了前にノズル
ロッド９の突出完了し、噴出口から水が漏れるのを防ぐ
。

また、シリンダ５を包含するように外シリンダ１を配す
る構成にて、シリンダ５およびノズルロッド９のそれぞ
れの突出方向の長さを外シリンダｌを用いない構成より
短くすることができ、常態時にコンパクトにすることが
できる。

なお、本実施例においては、外シリンダ１としては１段
のものを使用しているが、他殺方式のものを使用しても
よい。

〔発明の効果〕

請求項１に係る洗浄ノズル駆動装置は、細棒状の節水シ
ャフトがノズルロッドの貫通孔に摺動自在に挿入され、
その一端は節水シャフトがシリンダに対し不動となるよ
うに固定され、該節水シャ２ フトに節水栓を摺動自在に、且つ、給水口から給水され
た洗浄水の水圧で貫通孔の後端に当接するように配され
ているので、給水口からの給水によりノズルロッドが突
出時に、節水栓が貫通孔の後端を塞ぐような状態で移動
し、貫通孔への洗浄水の流入は少量に制限され、洗浄水
の無駄を少なくする効果を奏する。

なお、節水栓はノズルロッドの突出の完了時において、
貫通孔の一端と所定の間隔をあけて係止されるように配
されているので、突出が完了する時点においては、貫通
孔が開放され、噴出口から噴出される。

請求項２に係る洗浄ノズル駆動装置は、ピストンの外周
面にパツキンが配され、シリンダの内壁面との摺動面が
水密化され、給水口からの給水によるノズルロッドの突
出時に、摺動面からの水漏れが防止される。

また、パツキンによる水密化にともない、シリンダ内の
内圧の増加による噴出口からの給水の漏れは、前述する
節水シャフトと節水栓にて防止でき、洗浄水の無駄を少
なくする効果を奏する。

請求項３に記載の洗浄ノズル駆動装置は、外ピストンに
給水口をもつ前記シリンダを外シリンダに摺動自在に内
嵌し、核外シリンダの給水口からの給水によるシリンダ
およびノズルロッドの突出伸長時に、シリンダの突出の
後にノズルロッドが突出するようにされているので、シ
リンダがしている間は、常にノズルロッドの貫通孔の後
端は節水栓が塞ぐようにしている結果となり、その間、
不用意に噴出口から洗浄水が噴出すして衣服を濡らすこ
とがなく、また、洗浄水の無駄を少なくする効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の突出時の断面図、第２図
は、その常態時の断面図、第３図は、その要部の正面図
、第４図は、その断面図、第５図は、従来例の突出時の
断面図、第６図は、従来例の常態時の断面図である。 １−外シリンダ、２−　外ピストン、３−　　外パッキ
ンド、４−　　戻しバネ、５−　　シリンダ、６−　　
ビス５ ン、７−　　パツキン、８−　　戻しバネ、９−　　ノ
ズルソド、９ａ−貫通孔、１０−　　洗浄ノズル、１０
噴出口、１１−　　節水シャフト、１２−　　節水１３
−　　係止片、１４−　　給水口。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）通水自在のピストンを後端に具備せる筒型のノズ
   ルロッドをシリンダに摺動自在に内嵌し、シリンダの給
   水口からの給水にてノズルロッドが突出する洗浄ノズル
   駆動装置において、細棒状の節水シャフトを前記ノズル
   ロッドの貫通孔に挿入しその一端をシリンダに対し不動
   となるように固定し、該節水シャフトに節水栓を可動自
   在、且つ、水圧で貫通孔の後端に当接するように配し、
   ノズルロッドの突出時に節水栓が貫通孔の後端と所定の
   間隔をあけて係止されるようにして成ることを特徴とす
   る洗浄ノズル駆動装置。
2. （２）前記ピストンの外周面にパッキンを配してなるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の洗浄ノズル駆動装置。
3. （３）外ピストンに給水口をもつ前記シリンダを外シリ
   ンダに摺動自在に内嵌し、該外シリンダの給水口からの
   給水によるシリンダおよびノズルロッドの突出伸長時に
   、シリンダの突出の後にノズルロッドが突出するように
   してなることを特徴とする洗浄ノズル駆動装置。