JPH0325003Y2 - - Google Patents

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JPH0325003Y2
JPH0325003Y2 JP1985070456U JP7045685U JPH0325003Y2 JP H0325003 Y2 JPH0325003 Y2 JP H0325003Y2 JP 1985070456 U JP1985070456 U JP 1985070456U JP 7045685 U JP7045685 U JP 7045685U JP H0325003 Y2 JPH0325003 Y2 JP H0325003Y2
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reducing agent
pipe
tube
cooling medium
agent injection
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案はボイラー等の燃焼排ガス中のNOxを
還元するための無触媒脱硝用還元剤注入管に関す
るものである。 〔従来の技術〕 燃焼排ガス中のNOxを低減する無触媒脱硝法
は、アンモニア等の還元剤を排ガス中に吹込んで
脱硝するものであるが、この場合脱硝還元の最適
温度は850〜1050℃と高温である。そのため、還
元剤注入管は、火炉からの輻射熱又は排ガスの対
流により高温に曝され、還元剤が排ガス中の
NOxと反応する以前に注入管内において高温で
分解し、還元剤使用量に対するNOx低減率が低
下し或いは還元剤注入管が焼付き等の現象を生ず
る。 そのため従来還元剤注入管に高価な耐熱材料を
使用したり又は第5図若しくは第7図の如く注入
管の強制冷却を行つている。即ち、第5図は還元
剤注入管501の先端を盲とし、該還元剤注入管
501に同心的に外管502を取付け、前記還元
剤注入管501の軸に沿つて第6図のように外管
502を貫通して複数の噴霧孔503を形成し、
還元剤注入管501外周と外管502との間に冷
却媒体を供給して還元剤注入管501を冷却して
いる。 また、第7図は還元剤注入管の他の例を示した
ものであつて、還元剤注入管701は4本のパイ
プ702が正方形状に配置され、かつ、4本のパ
イプ702が壁703によつて固定されており、
また該壁703の一部に第8図のように複数の噴
霧孔704が形成されたものである。第7図に示
すものは4本のパイプ702と壁703とで囲ま
れた内部に還元剤を注入し、還元剤は壁703に
形成した噴霧孔704から噴射され、他方4本の
パイプ702内には夫々冷却媒体を注入して冷却
するものである。 〔本発明が解決しようとする問題点〕 しかし、前述従来の還元剤注入管では、燃焼炉
の負荷が低く、発生するNOx濃度が少ない場合
には、還元剤注入量は少なくできるが、還元剤注
入量が少量の場合には、還元剤の噴霧速度が遅く
なり、燃焼ガスと還元剤との混合が十分に行われ
ず、従つて脱硝率が低下するという欠点がある。 本考案は還元剤注入管の冷却を容易ならしめる
と共に、還元剤注入量に関係なく必要な還元剤の
噴霧速度を維持することができ、従つて従来に比
較して格段に高い脱硝率を達成できる還元剤注入
管を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の還元剤注入管は、内管と、内管の外径
より大径とされた内径を有する同軸の外管との二
重構造とされており、前記内管壁に複数の噴霧孔
が穿設されていると共に、前記外管壁に、前記内
管の噴霧孔と同芯で、かつ若干孔径が大とされて
いる噴霧孔が穿設されており、前記内管内部に還
元剤と冷却媒体たる気体を供給し、他方外管に冷
却媒体を供給できるよう構成されている無触媒脱
硝用還元剤注入管である。 〔作用、効果〕 本考案は以上の如き構成のものからなり、還元
剤注入管の内管内部には、還元剤と冷却媒体とを
混合して供給する。本考案に於いて使用する冷却
媒体は例えばスチームが用いられるが、必らずし
もこれに限定されるものではない。 前記内管内に供給される還元剤と冷却媒体の供
給量および内管と外管との間に供給される冷却媒
体とは、脱硝すべき排ガスの条件即ち排ガス温
度、NOx濃度等により夫々次のように注入量を
制御することができる。
【表】
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し
たものであるが、つぎにこれら図面によつて本考
案を具体的に説明する。還元剤注入管1が内管2
の外径より大径とされた内径を有する外管3との
二重構造とされており、内管2の先端が外管3の
側面4に取付けられている。 前記内管2には、その軸に沿つて複数の噴霧孔
5が穿設されており、また外管3にも同様複数の
噴霧孔6が穿設されている。該噴霧孔6は、内管
2に穿設されている噴霧孔5と同芯で、かつ、該
噴霧孔5より若干孔径を大とされている。尚、図
示例では前記噴霧孔5及び6は、還元剤注入管1
の断面直角の二方向に夫々穿設されているが、必
らずしもこれに限定されるものではなく、一方向
或いは3若しくは4方向に穿設されていてもよ
い。 第4図は本考案に係る還元剤注入管を燃焼炉に
取付けた状態を示したものであるが、燃焼炉7の
バーナー8の対向面に仕切壁9が取付けられ、仕
切壁9までの部分が火炉とされ、火炉で生ず
る燃焼ガスが仕切壁9の上部から該仕切壁9の裏
側に形成されている脱硝室へ送られ、燃焼ガス
は該脱硝室に通ずる水管部を経て煙道へ送ら
れるようになつている。 還元剤注入管1は、脱硝室の燃焼ガスの入口
部分に取付けられており、該還元剤注入管1の内
管2はパイプ10によつて混合器11及びバルブ
12を介して還元剤タンク(図示省略)に通じて
おり、また還元剤注入管1の外管3はパイプ13
によつてバルブ14を介して冷却媒体容器(図示
省略)に通じている。また、冷却媒体容器からは
前記バルブ14とパラレルに取付けられたバルブ
15を介して混合器11に通じている。尚、還元
剤注入管1の取付部分は、火炎の影響を受けず、
かつ、排ガス温度850〜1050℃の部分に取付けら
れゝば足り、必らずしも仕切壁9を有しないもの
あつても、前記の条件が充足されるものであれば
よい。 第4図に於て、燃焼炉負荷が低く、発生する
NOx濃度が少ない場合には、バルブ15を開き、
バルブ14を閉として混合器11で還元剤と冷却
媒体を混合し、内管2の噴霧孔5から外管3の噴
霧孔6を介して前記混合気体を排ガス中に供給す
ればよい。即ち、ボイラー負荷が低い場合は燃焼
ガス温度も低く、従つてこの場合には、外管3に
冷却媒体を供給する必要がない。また、内管2内
部の還元剤も少量でよいが、冷却媒体が混合され
ているため還元剤の噴霧速度も低下することなく
燃焼ガス中に供給できるから、十分な混合が図ら
れ、脱硝率も向上する。 また、燃焼炉負荷が高い場合には、バルブ14
及び15とを開とし、冷却媒体を内管2内部と外
管3との両者から供給すれば、燃焼炉負荷の増大
に伴なう排ガス温度を脱硝最適温度範囲内に冷却
できると共に、内管2内部の還元剤は外管3に供
給する冷却媒体によつて冷却されるから還元剤の
熱分解も防止でき、従つて必要最小限の還元剤で
脱硝率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
同断面図、第3図は第2図中−線断面図、第
4図は本考案の使用の一例の説明図、第5図は従
来の一例の要部断面図、第6図は第5図中−
線断面図、第7図は従来の他の例の要部斜視図、
第8図は第7図中−線断面図である。 1……還元剤注入管、2……内管、3……外
管、4……外管の側面、5,6……噴霧孔、7…
…燃焼炉、10,13……パイプ、12,14,
15……バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 注入管が内管と、内管の外径より大径とされた
    内径を有する同軸の外管との二重構造とされてお
    り、前記内管壁に複数の噴霧孔が穿設されている
    と共に、前記外管壁に、前記内管の噴霧孔と同芯
    で、かつ若干孔径が大とされている噴霧孔が穿設
    されており、前記内管内部に還元剤と冷却媒体た
    る気体を混合して供給し、他方外管に冷却媒体を
    供給できるよう構成されていることを特徴とする
    無触媒脱硝用還元剤注入管。
JP1985070456U 1985-05-13 1985-05-13 Expired JPH0325003Y2 (ja)

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JPS61186946U JPS61186946U (ja) 1986-11-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4592775B2 (ja) * 2008-03-06 2010-12-08 中国電力株式会社 加圧流動層ボイラ
JP5814537B2 (ja) * 2010-11-12 2015-11-17 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG ブローバイガス還流装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472765A (en) * 1977-11-22 1979-06-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Injecting method for ammonia-containing gas mixture

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