JP5814537B2 - ブローバイガス還流装置 - Google Patents

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本発明は、自動車等に搭載されるターボ過給機付きエンジンに用いられるブローバイガス還流装置に関し、特に過給効率の低下を防止する技術に関する。
ターボ過給機付きエンジンにおいて、ブローバイガスをエンジン内に還流する技術が知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。この技術は、エンジンのシリンダとピストンリングとの隙間からクランクケースへ漏出してくるブローバイガスをエンジンの吸気通路に導入し、クランクケース内に溜まったブローバイガスをクランクケースの外へ排出し、還流させるようにするものである。
なお、従来からの戻り部形状に対し、ブローバイガスの戻り部の突き出し量を可変とすることで、最適な新気との混合を行う構造も公開されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平8−210118号公報 特開2000−161147号公報 特開2003−278521号公報 特開2009−121360号公報 特開2003−269260号公報
上述したブローバイガス還流装置では、次のような問題があった。すなわち、ブローバイガス中に含まれるオイル分により、エンジンへの悪影響が生じる虞がある。特に、吸気系(コンプレッサホイールやディヒューザ部等)へオイルが付着するとエンジン性能が大きく低下する。
通常、ブローバイガス中のオイルミスト成分が吸気系に混入することを防ぐため、オイル分離装置が吸気との合流前に設けられるが、ブローバイガス中のオイル成分を完全に取り除くことは困難であり、またオイルミスト量を極少量に低減できたとしても、長時間の堆積により吸気系への付着は避けることができない。
図5に示すように、オイル分離装置を通過したブローバイガスGは、吸気ダクトQに直接接続される構造をとっており、ダクト壁面に接続されたホースTからは、ブローバイガスは新気の流れに抑制され、壁面に沿って、十分な混合のないままにコンプレッサCへと導かれ、局所的に濃度の高いオイルミストがコンプレッサCの内部で図6中Kに示すように付着をすることが確認されている。
一旦、付着したオイルミストは、その後その箇所を起点に堆積を加速させ、最終的には偏りのある粘着質上のオイル層を形成し、ターボチャージャの効率を低下させ、エンジン性能に悪影響を及ぼすこととなる。
そこで本発明は、新気との混合を促進してオイル密度の低減を図ることで、オイルミストの堆積を抑え、また堆積した場合でも均質な堆積状態とすることで効率の極端な悪化を抑制できるブローバイガス還流装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のブローバイガス還流装置を次のように構成した。
(1)エンジンの排気通路にターボ部、吸気通路にコンプレッサ部が設けられたターボ過給機と、前記エンジンのシリンダに連通して設けられたブローバイガス排出口と、前記ターボ過給機のコンプレッサ部の配設位置よりも上流側の吸気通路とを連通するブローバイガス還流通路と、前記吸気通路内に設けられ、前記ブローバイガス還流通路の出口部と接続された戻り管とを備え、前記戻り管は、先端が閉塞され、かつ、前記吸気通路の中央付近に位置させるとともに、その外周に複数の孔部が設けられている管体を有するものである。
(2)(1)に記載のブローバイガス還流装置において、前記戻り管は、前記管体の外周面側を同軸的に覆うとともに、複数の孔部が形成された外管をさらに備え、前記戻り管の孔部と前記外管の孔部とは、互いのピッチが相異なる、又は、相対向しない位置に設置されている。
(1)に記載したブローバイガス還流装置によれば、ブローバイガス内のオイルミストが吸気通路内で新気に十分に混合するため、オイル濃度の偏りが無く、コンプレッサホイール、カバー部等の吸気系へのオイル付着が低減するとともに、均質なオイル層が形成される。このため、ブローバイガス中のオイルミストがコンプレッサに付着した場合においても、コンプレッサ効率の悪化を抑制することが可能となる。
(2)に記載したブローバイガス還流装置によれば、より混合を促進させることができ、コンプレッサ効率の悪化をより抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係るターボ過給機付きエンジンのブローバイガス還流装置の概略構成を示す説明図。 同ブローバイガス還流装置の要部を切欠して示す拡大図。 同ブローバイガス還流装置の要部を示す斜視図。 同ブローバイガス還流装置の変形例に係る戻り管の機能を示す説明図。 従来のブローバイガス還流装置の要部を示す斜視図。 同ブローバイガス還流装置を用いた場合のデフューザのオイル堆積状態を示す正面図。
図1は本発明の一実施形態としてのブローバイガス還流装置10の概略構成を示す説明図、図2は、ブローバイガス還流装置10の要部を切欠して示す拡大図、図3はブローバイガス還流装置の要部を示す斜視図、図4はブローバイガス還流装置の変形例に係る戻り管の機能を示す説明図である。
ターボ過給機付きエンジンのブローバイガス還流装置10は、エンジン20と、ターボ過給機30と、ブローバイガス還流通路40とを備えている。
エンジン20は、クランクケース21と、このクランクケース21に一体的に設けられたシリンダ22と、このシリンダ22内に動作するピストン23とを備えている。また、シリンダ22には、燃焼ガスを排出する排気通路24と、新気を吸気する吸気通路25が接続されている。
クランクケース21には、シリンダ22とピストン23との隙間から漏出してくるブローバイガスBを排出するためのブローバイガス排出口21aと、後述するオイル分離装置42からオイルが戻るオイル戻り口21bとが設けられている。
ターボ過給機30は、ターボ部31と、コンプレッサ部32とを備えている。ターボ部31には、排気タービン31aが組み込まれている。コンプレッサ部32には、排気タービン31aにタービンシャフト33によって直結されて連動するコンプレッサホイール32aを備えている。
さらに、排気タービン31aは、排気通路24に介装され、排気圧によってタービンシャフト34を回転軸として回転するようになっている。一方、コンプレッサホイール32aは吸気通路25に介装されて、排気タービン31aに連動して回転しエンジン20への過給を行う。なお、図1中34はインタークーラを示している。
ブローバイガス還流通路40は、このブローバイガス排出口21aと、吸気通路25のコンプレッサホイール32の配設位置よりも上流側部分とを戻り管50を介して連通して接続している。ここで、図2に示すように、戻り管50は、吸気通路25の中央付近にその先端が位置する管体51を有し、その先端52は閉塞されている。また、外周53には複数の孔部54が設けられている。すなわち、エンジン20にて排出されたブローバイガスBを還流させて、吸気通路25から再度エンジン20へ送り込むことができる。
ブローバイガス還流通路40上にはオイル分離装置42が介装されており、このオイル分離装置42がブローバイガス排出口21aから排出されるブローバイガスB中に混入するクランクケース21内の潤滑油の気化成分(オイルミスト)を分離して浄化する。オイル分離装置42で分離されたオイル成分は、オイル戻り口21bからクランクケース21内へ戻る。
このように構成されたターボ過給機付きエンジンのブローバイガス還流装置10は、以下のように作用する。
エンジン20で生じたブローバイガスBがブローバイガス排出口21aから排出される。ブローバイガスB内のオイル成分は、オイル分離装置42において分離される。その後、オイル成分は、オイル戻り口21bからクランクケース21内へ戻される。
ブローバイガスBは僅かなオイル成分を含みながら、ブローバイガス還流通路40を通って、吸気通路25に設置された戻り管50まで送られる。戻り管50の孔部54からブローバイガスBが新気に混合しながら吸気通路25内に供給される。同時に、ブローバイガスBに含まれるオイルミストも分散される。戻り管50の先端52は、吸気通路25の中央となる位置に配置されているため、新気の流速の速く、混合が促進されるとともに、コンプレッサホイール32aの中央から吸い込まれ、さらに拡散される。
このため、コンプレッサホイール32a等の吸気系部品へのオイル付着が抑制される。また、堆積した場合であっても表面性状が均一化し、オイル堆積部が偏在せず、過給効率の極端な悪化を抑制できる。
上述したように、本実施の形態に係るブローバイガス還流装置10によれば、ブローバイガスBを新気の流速がより大きい吸気通路25の中央付近に細かい孔部54を介してブローバイガスBを還流させることで新気への拡散を促進させることができる。このため、ブローバイガスBが吸気通路内で新気に十分に混合するため、オイル濃度の偏りが無く、コンプレッサホイール32a、カバー部等の吸気系へのオイル付着が低減するとともに、均質なオイル層が形成される。このため、ブローバイガスB中のオイルミストがコンプレッサに付着した場合においても、コンプレッサ効率の悪化を抑制することが可能となる。
図4は、変形例に係る戻り管50Aの機能を示す説明図である。なお、図4において図2と同一機能部分には同一符号を付した。戻り管50Aは、吸気通路25の中央付近にその先端が位置する管体51を有し、その先端52は閉塞されている。また、外周53には複数の孔部54が設けられている。さらに、管体51の外周面側を同軸的に覆う外管60を備えている。外管60は、管体61を有し、その先端62は閉塞されている。また、外周63には複数の孔部64が設けられている。なお、管体51の孔部54のピッチP1と、外管60の孔部64のピッチP2とは、相異なるように形成されている。
このように、外管60が設けられ、孔部54と孔部64とのピッチが異なって設けられることでブローバイガスBはより分散しやすくなり(図4中二点鎖線B)、新気との混合が促進される。本変形例においても、前述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、ピッチを異ならせる他、孔部54と孔部64とを相対向しない位置に設置するようにしてもよい。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
新気との混合を促進してオイル密度の低減を図ることで、オイルミストの堆積を抑え、また堆積した場合でも均質な堆積状態とすることで効率の極端な悪化を抑制できるブローバイガス還流装置が得られる。
10…ブローバイガス還流装置、20…エンジン、21…クランクケース、22…シリンダ、24…排気通路、25…吸気通路、30…ターボ過給機、31…ターボ部、31a…排気タービン、32…コンプレッサ部、32a…コンプレッサホイール、33…タービンシャフト、40…ブローバイガス還流通路、42…オイル分離装置、50,50A…戻り管、51…管体、54…孔部、60…外管、61…管体、64…孔部。

Claims (2)

  1. エンジンの排気通路にターボ部、吸気通路にコンプレッサ部が設けられたターボ過給機と、
    前記エンジンのシリンダに連通して設けられたブローバイガス排出口と、前記ターボ過給機のコンプレッサ部の配設位置よりも上流側の吸気通路とを連通するブローバイガス還流通路と、
    前記吸気通路内に設けられ、前記ブローバイガス還流通路の出口部と接続された戻り管とを備え、
    前記戻り管は、先端が閉塞され、かつ、前記吸気通路の中央付近に、軸方向を吸気の通流方向と直交させて位置させるとともに、その外周の全周、かつ、軸方向に沿った領域に複数の孔部が設けられている管体を有することを特徴とするブローバイガス還流装置。
  2. 前記戻り管は、前記管体の外周面側を同軸的に覆うとともに、複数の孔部が形成された外管をさらに備え、
    前記戻り管の孔部と前記外管の孔部とは、互いのピッチが相異なる、又は、相対向しない位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
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