JPH032498Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH032498Y2
JPH032498Y2 JP8530485U JP8530485U JPH032498Y2 JP H032498 Y2 JPH032498 Y2 JP H032498Y2 JP 8530485 U JP8530485 U JP 8530485U JP 8530485 U JP8530485 U JP 8530485U JP H032498 Y2 JPH032498 Y2 JP H032498Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
cam
movable
workpiece
reciprocating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8530485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61203619U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8530485U priority Critical patent/JPH032498Y2/ja
Publication of JPS61203619U publication Critical patent/JPS61203619U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH032498Y2 publication Critical patent/JPH032498Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、搬送装置、特に往復動する可動棒
で一方向へ被搬送物を送るようにした搬送装置に
関する。
〔従来技術〕
従来のこの種の搬送装置としては、例えば第1
2〜14図に示すようなものがある。
図において、1a,1bは搬送装置のフレーム
であり、ある程度離して平行に並べ、搬送方向イ
に向つて下り勾配となるように形成してある。
2,2はこのフレーム1a,1bにそれぞれ固着
したガイド板、3はこのガイド板に沿い一方のフ
レーム1a上に固定した固定丸棒、4は他方のフ
レーム1b上に往復動可能に載置した可動丸棒、
5は一対の各丸棒3,4の脱落を防止する固定金
具、6は可動丸棒4とアーム7を介して連結しこ
れを往復動させるアクチユエータシリンダで、取
付ブラケツト8でフレーム1bに固定されてい
る。
被搬送物W(以下、「ワーク」という)は、固定
丸棒3と可動丸棒4の上に渡して載置される。ア
クチユエータシリンダ6のロツドを前進させる
と、可動丸棒4が矢符号イのように移動する。固
定丸棒3は動かないから、ワークWは矢符号ロの
ように回転しながら、下り方向に前進する。アク
チユエータシリンダ6のストロークエンドで、図
示しない切替えバルブによりアクチユエータシリ
ンダ6への供給流体の方向を逆に切替え、可動丸
棒4を後退させる。この時ワークWの搬送面は下
り勾配になつている為、後退方向に対しては摩擦
抵抗が大きい。よつてワークWは後退せず、前進
位置で停止したまゝとなる。以下、この繰返しに
よりワークWを一方向へ搬送することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の搬送装置にあ
つては、ワークWは、固定丸棒3と可動丸棒4の
相対作用による回転運動で送られ、可動丸棒4の
後退時は、下り勾配に基づく摩擦抵抗を利用して
その場に止められる搬送方式となつていたため、
下り勾配が不可欠であり、水平面での搬送が出
来ない。回転運動をしながら搬送するので、丸
棒以外の物体の搬送が出来ないという問題点があ
つた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、平行に対置した一対の往復動
可動棒上にワークを載置し、それらの可動棒をワ
ーク搬送時は等速でゆつくり前進させる一方、戻
り時は瞬時に高速後退させて摩擦抵抗を減少させ
ることでワークをその場に置き去りにすることを
繰返す搬送装置を提供して、上記問題点を解決す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案は搬送装
置をつぎのとおりに構成するものである。
被搬送物を載置するべくフレーム上にほぼ水平
に対置した一対の往復可動棒と、これらの可動棒
をそれぞれ比較的低速で搬送方向へ1ストローク
分送る一対のカム機構及びこのカム機構と協動し
て前記往復可動棒をもとの位置へそれぞれ急速に
戻す一対の戻し機構を有する緩急揺動機構と、前
記一対のカム機構を駆動する駆動手段とを備え、
前記一対のカム機構のカムを、前記往復可動棒が
1ストローク分前進した後時間差をおいて戻る形
状とした搬送装置。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1乃至9図は、この考案の一実施例を示す図であ
る。
まず、構成を説明すると、図中10a,10b
はワークWを載置するべくほゞ水平に対置した一
対の往復動可動棒(以下、単に「可動棒」とい
う)で、箱体11上に架設したフレーム12a,
12bに、それぞれ複数のローラ13を介して支
持されている。14は緩急揺動機構であり、前記
可動棒10a,10bを比較的低速で搬送方向へ
1ストローク分送るカム機構15、及びこのカム
機構15と協動して可動棒10a,10bをもと
の位置へ急速に戻す戻し機構16を有する。17
はカム機構5を駆動する駆動手段であり、18は
可変減速機付電動モータ、19はプーリ、20は
伝導ベルトである。
なお、21a,21bは搬送中のワークWを案
内するガイドバーであり、それぞれフレーム12
a,12b上に支柱22を介して固定されてい
る。また23はワーク受け渡し用ブロツクであ
る。24は可動棒12a,12bが急速後退する
際(後述)のシヨツクを柔らげる衝撃吸収機構
で、可動棒に固定されたクツシヨンアジスト部材
25を介して、衝突エネルギーが緩衝ばね26に
吸収されるようにしてある。
第2図は前記緩急揺動機構14の詳細を示して
いる。図中、30a,30bカム機構15を形成
する偏心カムで、一対の可動棒10a及び10b
のそれぞれに対応させて左右一対とし、プーリ軸
19aに一体回転可能に固定されている。一方の
偏心カム30aは例えば第3図に示す形状に形成
されている。すなわち、O(プーリ軸19a)を
回転中心とする曲率半径が、OP1,OP2,OP3
OP4と次第に増大し、P4点(上死点)に至ると一
気にP5点(下死点)に移つてOP5と急減し、以後
P5点〜P7点の間はほゞ同一半径に形成されてい
る。∠P1OP4は例えば270゜である。これに対し他
方の偏心カム30bは、その曲率半径がOP1
OP2,OP3,OP4と全て同様に増大を続けるが、
P4点〜P6点の間は変化しない。そしてP6点で上
死点となり、一気に下死点P7に移つて半径OP1
戻るように形成され、∠P4OP6は例えば45゜にし
てある。31a,31bは上記偏心カム30a,
30bの外周に当接させた回転体である。32
a,32bは連結部材で、この回転体をそれぞれ
一端で支持すると共に、他端側には割溝33が形
成され、この割溝を介して可動棒10a,10b
にそれぞれ固定されている。
可動棒10a,10bの戻し機構16は、前記
連結部材32a,32bに立設されストツパ部材
35を貫通する案内棒36a,36bと、この案
内棒に装着された圧縮コイルばね37a,37b
を備えている。
次に第3図ないし第9図を参照して作用を説明
する。
初め、カム機構15の偏心カム30a,30b
は、そのP1点において回転体31a,31bに
当接しており、ワークWを載置した可動棒10
a,10bは後退した位置にあるとする。
駆動手段7が起動して、プーリ軸19aが図で
反時計まわりに回転を始めると、偏心カム30
a,30bが第3図に示す矢符号ハ方向に回転し
始める。この回転により、回転体31a,31b
との当接点がP2→P3→P4と次第に回転半径rが
増大する方向に移るから、可動棒10a,10b
は連結部材32a,32bを介して、第4図に矢
符号ニで示す方向に等速度でゆつくり前進する。
ワークWはこの可動棒10a,10bにより前方
に運ばれる。同時に、戻し機構16のコイルばね
37a,37bは偏心カムの偏心量だけ圧縮さ
れ、弾性エネルギーが蓄えられる。回転体31a
は、偏心カム30aのほゞ270゜の回転で上死点P4
から外れ、圧縮されたコイルばね37aの復元力
により弾圧されて、一瞬のうちに下死点P5迄戻
される(第5図、第6図参照)。これにより可動
棒10aが、瞬時に元の出発位置迄戻される。可
動棒10aの後退はほとんど瞬間的に行われるか
ら、可動棒上のワークWは、いわゆる「ダルマ落
し」(数個の輪を重ねた上にダルマ人形をのせ、
その人形を落さずに木槌で輪を打つてはずす)の
原理で、その場に置き去りにされ、後戻りするこ
とはない。偏心カム30bの方は、その後更に
45゜余分に回転し終る迄なお回転体31bを押し
続けるが、回転半径は変らないから、可動棒10
bは前進限で止まつたまゝである。そして回転体
31bが上死点P6から外れてP7点に急激に押し
戻されると同時に、今度は可動棒10bが、ワー
クWを置き去りして元の出発位置迄戻される(第
7図、第8図参照)。第9図は、上述したような
偏心カムの回転角とそのカムに連動する可動棒の
緩急揺動運動との相関を示すグラフであり、実線
は一方の偏心カム30a及び可動棒10aの挙動
を、鎖線は他方の偏心カム30b及び可動棒10
bの挙動を示すものである。上述の実施例におい
て、一対の可動棒10a,10bを一定の時間差
を置き後退させるのは、後退時の摩擦抵抗を時間
差を利用することにより更に小さくして、正確な
距離を搬送するためのものである。この可動棒1
0a,10bの緩速同時送りと急速時間差戻しの
繰返しにより、ワークWの搬送を行う。この緩急
揺動によれば、ワークWは回転させる必要がない
から形状を限定されない。また、多少上り勾配で
あつても搬送可能である。
第10図には他の実施例を示す。
この実施例は、カム機構15を偏心カムに代え
てドラムカムにしたものである。40はドラムカ
ム、41はカム溝、42はこのカム溝内を転動す
るカムローラで、連結部材32aに係合させてあ
る。ドラムカム40を回転させることで戻し機構
16と協動して可動棒10aを緩急に揺動させる
ことができる。
第11図には更に他の実施例を示す。
この実施例は、カム機構15の動きを更にリン
ク機構を介して可動棒に伝えるようにしたもので
ある。43はカム機構の回転体31aを支持する
スライドピンで、可動棒10aと平行に滑動可能
に形成されている。44はリンクで、一端はロー
ラ45を介して前記スライドピン43のローラ溝
46と係合し、他端はローラ47を介して連結部
材32aのローラ溝48と係合している。49は
このリンク44の支点材で、図の上下方向に移動
できるように構成されている。
この実施例によれば、支点材49を移動してリ
ンク44の腕の長さの比(レバー比)を変えるこ
とにより、偏心カム30aの1回転当りの可動棒
10aの揺動距離(すなわちワーク搬送距離)を
調整できる利点がある。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
平行に対置した一対の往復動可動棒上にワークを
載置し、それらの可動棒をワーク搬送時は等速で
ゆつくり前進させる一方、戻り時は瞬時に高速後
退させて摩擦抵抗を減少させることでワークをそ
の場に置き去りにすることを繰返す搬送装置とし
たため、次のような効果が得られる。
(1) 下り勾配を必要とせず、搬送可能である。
(2) 搬送中にワークを回転させる必要はなく、従
つて丸物以外のワークの搬送が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す全体斜視
図、第2図は第1図の要部拡大斜視図、第3図、
第4図、第5図、第6図、第7図、第8図はそれ
ぞれこの考案の作用の説明に供する要部の模式
図、第9図はこの考案の搬送動作線図、第10図
はこの考案の他の実施例を示す要部模式図、第1
1図a、第11図bはそれぞれこの考案の更に他
の実施例を示す要部模式図、第12図は従来の搬
送装置の一例を示す要部平面図、第13図は正面
図、第14図は側面図である。 W……被搬送物(ワーク)、10a,10b…
…可動棒、14……緩急揺動機構、15……カム
機構、16……戻し機構、17……駆動手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被搬送物を載置するべくフレーム上にほぼ水平
    に対置した一対の往復可動棒と、これらの可動棒
    をそれぞれ比較的低速で搬送方向へ1ストローク
    分送る一対のカム機構及びこのカム機構と協動し
    て前記往復可動棒をもとの位置へそれぞれ急速に
    戻す一対の戻し機構を有する緩急揺動機構と、前
    記一対のカム機構を駆動する駆動手段とを備え、
    前記一対のカム機構のカムを、前記往復可動棒が
    1ストローク分前進した後時間差をおいて戻る形
    状とした事を特徴とする搬送装置。
JP8530485U 1985-06-07 1985-06-07 Expired JPH032498Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8530485U JPH032498Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8530485U JPH032498Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61203619U JPS61203619U (ja) 1986-12-22
JPH032498Y2 true JPH032498Y2 (ja) 1991-01-23

Family

ID=30635581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8530485U Expired JPH032498Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH032498Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101988379B1 (ko) * 2018-11-15 2019-06-12 전인하 관성력을 이용한 컨베이어 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61203619U (ja) 1986-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3696657A (en) Metal working crank and slide press mechanism
KR100330188B1 (ko) 재료공급장치
US3861322A (en) Friction drive loader
JPH032498Y2 (ja)
US2128964A (en) Web feeding mechanism
JP2001163433A (ja) 形鋼の反転装置
US4002245A (en) Material handling apparatus having gripping means for moving articles in several directions
CZ296735B6 (cs) Zarízení k vytvárení zvedacího a spoustecího pohybu
JP2680063B2 (ja) ワーク姿勢変換装置
US4323151A (en) Article transfer mechanism
USRE29797E (en) Material handling apparatus having gripping means for moving articles in several directions
JPS5929813Y2 (ja) ワ−クの搬送装置
US4838171A (en) Frictionally driven roller type transfer apparatus
CN215323584U (zh) 一种折箱装置和折箱机
JPH0620746Y2 (ja) 移送装置
GB1584576A (en) Article transfer mechanism
JPH01237030A (ja) トランスファープレスの送り駆動装置
US4674624A (en) Feed bar operating device for a transfer press
JP2588881Y2 (ja) カム機構
JP6536450B2 (ja) 多段式横型鍛造装置
KR101103079B1 (ko) 못 제조기의 펀칭 장치
SU1162531A1 (ru) Устройство дл перемещени плоских заготовок
JP2010215356A (ja) 搬送装置
RU2080953C1 (ru) Подающее устройство
JPH0630159Y2 (ja) シーツ拡げ機