JPH03249393A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

ロータリ圧縮機

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JPH03249393A
JPH03249393A JP4437790A JP4437790A JPH03249393A JP H03249393 A JPH03249393 A JP H03249393A JP 4437790 A JP4437790 A JP 4437790A JP 4437790 A JP4437790 A JP 4437790A JP H03249393 A JPH03249393 A JP H03249393A
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石川 津雄
Masayasu Sudo
須藤 正庸
Akio Machida
秋雄 町田
Kihachiro Tanaka
田中 基八郎
Hideki Yazawa
矢沢 秀樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロータリ圧縮機に係り、例えば空気調和機、
冷蔵庫等の冷凍機器および空調機器に用いられ、特に運
転騒音を静粛にするのに好敵なロータリ圧縮機に関する
ものである。
[従来の技術] 従来のロータリ圧縮機について第12図および第13図
を参照して説明する。
第12図は、従来のロータリ圧縮機の縦断面図、第13
図は、従来の消音室カバー板の斜視図である。
従来のロータリ圧縮機は、第12図に示すように、密閉
容器を構成するケース16内に電動機Mと、この電動機
Mにクランクシャフト2を介して連結される圧縮機溝C
とが収納され、ケース16内の下部は潤滑油を貯溜して
いる。
電動機Mは回転子1aおよび固定子1bよりなり、回転
子1aにはクランクシャフト2の一端部が連結され他端
部が圧縮機溝Cへ延びている。
圧縮機溝Cは、シリンダ3と、このシリンダ3内のシリ
ンダボア3aの両端を密閉する主軸受4および副軸受5
とを有している。この主軸受4および副軸受5はクラン
クシャフト2を支持している。主軸受4と副軸受5との
間に位置するクランクシャフト2の部分が偏心部2aを
構成しており。
この偏心部2aにローリングピストンに係るローラ7が
回転自在に嵌合されている。ベーン6は。
シリダ3内のベーン溝6a内に摺動自在に配置され、そ
の上端縁がローラフの外周面に摺接している。ローラ7
はシリンダボア3aの内周面にほとんど接触した状態で
配置されてシリンダボア3aと協力して三日月形の空間
を形成する。ベーン6はこの空間を吸入室と圧縮室とに
仕切り、かつ。
ローラフの偏心回転に追従して往復動を行う。すなわち
、ローラ7の偏心回転によって吸入室、圧縮室の容積が
変化し、この容積変化により、ガスがシリンダボア3a
内に吸入され、圧縮される。
副軸受5の外周部のリブ9によって内側に凹所が形成さ
れ、この凹所が消音室カバー板10Aにより覆われて消
音室11を形成し、消音室11の下部が吐出弁8を装備
した吐出弁室15を構成する。
副軸受5には、シリンダボア3aと吐出弁室15とを連
通ずる吐出孔5bが穿孔されており、シリンダボア3a
内で圧縮されたガスは吐出孔5bを経て吐出弁室15内
に吐き出され、消音室11へ上昇し、ここから連通孔5
Cを通って、電動機Mが収納されているケース内空間1
6aへ吐出され、この空間16aからケース外へ図示し
ない吐出ポートを介して排出される。
シリンダ3の下部にはベーン6の下端部(背部)を可動
に装備するポンプ室12が設けられけている。このポン
プ室12の容積はベーン6の往復動によって変化し、こ
れにともない、ケース16の下部に貯溜されている潤滑
油がポンプ室12に吸い込まれ、この吸い込まれた油が
ポンプ室12から押し出される。この押し出された油は
、消音室カバー板10Aと、この消音室カバー板10A
に取り付けられた給油路カバー板13とで形成された給
油路14を経てクランクシャフト2の偏心部2aに供給
され摺動部分を潤滑する。
なお、この種のロータリ圧縮機として関連するものに、
例えば特開昭63−230974号公報記載の技術が知
られている。
[発明を解決しようとする課題] 上記の従来技術では、圧縮機の停止中に、シリンダボア
3a内のガス圧力とケース16内のガス圧力の差圧によ
りシリンダボア3a内に潤滑油が侵入し、シリンダボア
3a内に油が充満する。
この油は圧縮機の始動時に消音室11内に噴出し、吐出
弁室15内に滞留する。この滞留した油中に、その後の
定常運転中に圧縮ガスが吐出弁8を経て吐き出され油叩
き音(干渉音)が発生する。
この騒音の発生を防止する目的をもって、吐出弁室15
内に油が滞留しないようにするための油逃し孔を消音室
カバー板10Aに設けることが従来行われていた。
しかし、吐出弁室8から油が流出した後の圧縮機の定常
運転中には、シリンダボア3aからガスが吐出される際
に発生する吐出ガス音が油逃し孔を通してケース16内
の空間に放射され、このために、圧縮機がより大きな騒
音を発生する。従来技術はこの点について配慮されてい
なかった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するために
なされたもので、吐出弁室における油の滞留を防止する
ことにより、吐出ガスと吐出室内の油とによって発生す
る干渉音が防止され、運転騒音を低減した静粛なロータ
リ圧縮機を提供することを、その目的とするものである
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係るロータリ圧縮
機のもっとも基本的な構成は、下部に潤滑油を貯溜して
いる密閉容器内に、電動機と、この電動機に連結された
圧縮機構とを収納し、その圧縮機構は、少なくとも、シ
リンダと、シリンダボア内にあって前記電動機により駆
動されガスの吸入、圧縮を行うローリングピストンと、
前記シリンダボアから吐出される圧縮ガスの吐出音を低
減する消音室と、この消音室の下部に配置された吐出弁
と、摺動部に潤滑油を送給する給油手段とを備えてなる
ロータリ圧縮機において、前記消音室は、油逃し孔を有
し、この油逃し孔を、前記密閉容器内の空間の、前記潤
滑油の液面よりも上方の空間部に連通ずる排油通路を形
成する油逃し通路手段が設けられているものである。
より詳しくは、上記構成のロータリ圧縮機において、圧
縮機構は、シリンダボア内でローリングピストンを回転
自在に支持し、かつ駆動するクランクシャフトと1.前
記シリンダボアの両端を密閉する第1および第2の軸受
と、シリンダ内のベーン溝内に摺動自在に配置され、前
記ローリングピストンの偏心回転に追従して往復動する
ベーンと。
このベーンの往復動にともない容積が変化して潤滑油の
吸入、吐出を行うポンプ室とを備え、消音室は、前記第
1および第2の軸受のいずれか一方と消音室カバー板と
の間に形成されており、前記消音室カバー板には、油逃
し孔と、前記ポンプ室に連通ずる給油孔とが穿孔され、
油逃し通路手段の下端部が前記油逃し孔に接続され、上
端部が密閉容器内空間の、潤滑油液面よりも上方に開口
し。
前記給油孔から吐き出される潤滑油が給油通路手段によ
り潤滑部に供給されるように構成されたものである。
[作用] 上記の構成により、ロータリ圧縮機の始動時には、シリ
ンダボアから排出される油が排油通路を通って消音室か
ら排出されるので、油が消音室内に溜まることが防止さ
れる。
したがって、圧縮ガスが吐出弁を通って消音室内の油中
に吐き出されることによって生じていた干渉音の発生が
防止される。また、排油通路は吐出弁室に吐き出される
ガスの吐出音のエネルギーを減衰させる効果を奏する。
[実施例] 以下1本発明の各実施例を第1図ないし第11図を参照
して説明する。なお、これらの図中、先の第12図、第
13図と同一符号のものは、従来技術と同等部を示す。
第1−は、本発明の一実施例に係る密閉形ロータリ圧縮
機の縦断面図、第2図は、第1図の副軸受端面を示す分
解斜視図、第3図は、第1図の消音室カバー板の分解斜
視図、第4図は、第1図の給、排油路部材の分解斜視図
である。
第1図に示す密閉形ロータリ圧縮機の実施例は、第12
図に示した従来例の圧縮機の構成要素と同じ構成要素を
多く含んでいるので、同じ符号を付して示すことにより
説明の重複を避けることにし、以下においては相違点の
み説明することにする。
消音室カバー板10には、第3図に示すように、潤滑部
に給油するための給油孔20−1.20−2が穿孔され
ている。給油孔20−1は、シリンダ3の下部(ベーン
6の背部)にある前記ポンプ室12に副軸受5の給油孔
5aを介して連通ずる位置に穿孔されており、給油孔2
0−2は、副軸受5に支持されたクランクシャフト2の
軸端に連通ずる位置に穿孔されている。
また、消音室カバー板10には、副軸受5に設けた吐出
弁室15の下端と同じ高さ位置に油逃し孔21が穿孔さ
れている。
給油孔20−1.20−2は、次に説明する給。
排油路部材17により連通されている。
給、排油路部材17は、消音室カバー板10に溶接等の
手段により固着された板からなり、この給、排油路部材
17の片側の面には細長い溝が絞り加工により形成され
ており、第4図においては。
この溝を絞り加工で形成したことにより給、排油路部材
17の板の反対側の面に生じた突起18が図示されてい
る。この突起に表わされている溝は給油孔20−1.2
0−2と連通ずる。この理由により、符号18で示され
ているものを以下給油溝と呼ぶ。また、給、排油路部材
17の板には、給油溝18と平行に油逃し溝19が形成
されている。この油逃し溝19も絞り加工に形成された
もので、第4図では反対側の面に生じた突起として図示
されている。
油逃し溝19の下端は、消音室カバー板10に穿孔され
ている油逃し孔21と連通し、上端は給。
排油路部材17の板の上端に開口している。
給、排油路部材17が消音室カバー板10の外面に固着
されているので、給油溝18および油逃し溝19は、消
音室カバー板10の外面と働き合って給油路および排油
路を形成する。
給、排油路部材17の板は、その上端がケース16内の
潤滑油の液面よりも上方に位置するように、消音室カバ
ー板10に取り付けられている。
したがって、油逃し溝19の上端はケース16内の、潤
滑油の液面よりも上方の部位に開口している。
第1〜4図に示す密閉形ロータリ圧縮機のガス圧縮作動
は従来のものと変わらない。すなわち、電動機Mが作動
すると、シリンダ3内の吸入室と圧縮室との容積がロー
ラフの偏心回転にともなうベーン6の往復動によって変
化し、ガス(例えば冷媒ガス)の吸入と圧縮とが行われ
る。
ベーン6の往復動によりポンプ室12から押し出された
油が、副軸受の給油孔5a、消音室カバー板10の給油
孔20−1.給、排油路部材17の給油溝18を経て、
消音室カバー板10の給油孔20−2からクランクシャ
フト2の軸端部に給油される。
一方、圧縮機の始動時に、シリンダボア3aから吐出弁
8を経て吐出される油は、吐出弁室15に面した油逃し
孔21から給油路カバー板10の油逃し溝19内に入り
、吐出ガス圧によってこの油逃し溝19の上端の開口か
ら数比される。油逃し溝19は細い溝であるので、圧縮
機の通常運転中に吐出弁室15から放射される騒音(吐
出ガス音)が圧縮機構Cの外へ出るのを絞る作用がある
このように、本実施例の密閉形ロータリ圧縮機では、停
止時にシリンダボア3aに充満した油が始動時に吐出さ
れても、また、運転中に循環する油が吐出されても、消
音室11下方の吐出弁室15に油が滞留することがなく
、すみやかに油逃し孔21から給、排油路部材17の油
逃し溝19の上端から放出され、吐出弁室15内に油が
滞留するのが防止できる。
したがって、吐出ガスと吐出弁室15内の油とによって
発生する干渉音が防止されるので、静粛な運転が行われ
るという効果がある。
第5図は、本発明の他の実施例に係る給、排油路部材の
斜視図である。図中、第4図と同一符号で示した部分は
先の実施例のものと同等であるから、その説明を省略す
る。また、第5図の実施例を適用するロータリ圧縮機の
各部構成は第1図ないし第3図に示したものと同等であ
る。
第5図に示す給、排油路部材17Aでは、油逃し溝19
Aを湾曲させて油吐出出口19aを概ね水平方向に向け
て形成している。油逃し溝19Aが油逃し孔21を覆う
ように形成されていることは、先の実施例と同様である
第5図の実施例によれば、先の実施例と同様の効果が期
待されるほか、油逃し溝19Aの油吐出口19aから噴
出した油が横方向に出るため、消音室カバー板10に付
着した油が油逃し溝19A内へ逆流することがないので
、吐出弁室15の油の排出がより確実に行われるという
本実施例特有の効果がある。
次に、第6図(a)は、本発明のさらに他の実施例に係
る給、排油路部材を取り付けた消音室カバー板の平面図
、第6図(b)は、第6図(a)のA−A矢視拡大断面
図、第7図は、排油通路の横断面積と該通路の出口開口
の面積との比率を1゜4および0.7にした場合の、様
々な周波数域における騒音レベルに関する試験結果を示
す線図である。
第6図は、第5図に示した給、排油路部材17Aに対す
る変形例17Bを示す。
この変形例では、油逃し溝19Bの端部にある油吐出口
19aは、第6図(b)に示すように、その軸線が消音
室カバー板10の外面に対して角度θをもって斜めにな
るように形成されている。
したがって、油逃し溝19Bから油吐出口19aを通っ
て吐き出される油およびガスの噴流は、ケース16の円
筒部と平坦な端壁との接続部の方−向く。ケース16の
円筒部と端壁との接続部は、ケース16のうちで最も振
動しにくい部位であるから、油吐出口19aが、この接
続部の方に向いていることは油吐出口19aから出る騒
音のエネルギーに対するケース16の共鳴を防止する上
で有利である。
第7図は、横軸に周波数(Hz)、縦軸に騒音のレベル
(dB)をとり、第6図に示した油逃し溝19Bの横断
面積に対する油吐出口19aの開口面積の比率(絞り率
)が1.4の場合の騒音を破線で、開口面積の比率(絞
り率)が0.7の場合の騒音を実線で示したものである
第7図から明らかなように、前記開口面積の比率(絞り
率)が1.4の場合よりも0.7の方が騒音のレベルが
低い。このことから、油逃し溝19Bの横断面積に対す
る油吐出口19aの開口面積が小さい方が消音効果が大
であることが分る。
次に、第8図ないし第11図は、いずれも本発明のさら
に他の実施例に係る変形例を示す消音室カバー板の斜視
図である。図中、第3.4.5図と同一符号で示した部
分は、先の実施例のものと同等であるから、その説明を
省略する。
第8図に示す変形例では、給油溝18と油逃し溝19A
とがそれぞれ別々の板である給油路部材17−1と排油
路部材17−2とに絞り加工により形成されている。こ
れら2つの板に係る給油路部材17−1と排油路部材1
7−2とは別々に消音室カバー板10に溶接等により固
着されているので、この変形例によれば、前述の実施例
による効果に加えて、給油溝18と油逃し溝19Aとが
相互に連通ずることなく確実に分離されるという本実施
例特有の効果がある。
第9図に示す変形例では、第8図に示した排油路部材1
7−2の板が排油路パイプ17−3に置換されている。
この排油路パイプ17−3の下端は消音室カバー板10
の油逃し孔21に接続され、上端部が横向きに曲げられ
、この曲げられた部分の先端に油吐出口19aが開口し
ている。
したがって、この変形例では、給油溝18と、排油路パ
イプ17−3とが完全に分離されるので、第9図の実施
例は、第8図の実施例と全く同じ効果が得られる。
第10図に示す実施例は、第5図に示した実施例に対す
る変形例ともいうべきもので、給、排油路部材17Cに
は先の実施例におけると同じ給油溝18と油逃し溝19
Gとが形成されており、この油逃し溝19Cは、その中
間部に拡張室19C−1を有する。
この実施例によれば、油逃し溝の入口と出口との間の中
間部における横断面積が大きいので、消音室カバー板1
0の油逃し孔21から放射される騒音が拡張室19C−
1の拡張作用と油吐出口19aの絞り作用とにより、他
の実施例より一層消音されるという本実施例特有の効果
がある。
第11図に示す変形例では、第5図に示す油逃し溝と同
様な油逃し溝19Aの途中に、共鳴室19Dがのど部1
9Eを介して接続されている。油逃し溝19A、のど部
19Eおよび共鳴室19Dは、他の実施例におけると同
じ給油溝18とともに給、排油路部材17Dに絞り加工
により形成されている。
この実施例によれば、のど部19Eと共鳴室19Dとが
共鳴形消音器を構成するので、特定の周波数の音を大幅
に減衰できる。したがって、油逃し孔21から放射され
油吐出口19aから出る騒音のレベルが大幅に低減され
るという本実施例特有の効果がある。
なお、上記各実施例で説明した密閉形ロータリ圧縮機は
1例えば空気調和機、冷蔵庫など冷凍機器および空調機
器に用いられ、それら機器の運転騒音を低減できること
は言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、吐出弁室
における潤滑油の滞留が排油通路により防止されるから
、滞留潤滑油と吐出ガスとの干渉によって発生する騒音
が防止され、しかも、排油通路は消音作用をも奏するの
で、圧縮機の通常運転中のガスの吐出音が排油通路を通
ってケース内の空間に漏れ出る量を大幅に低減する。こ
れにより、運転騒音を低減した静粛なロータリ圧縮機を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る密閉形ロータリ圧縮
機の縦断面図、第2図は、第1回の副軸受端面を示す分
解斜視図、第3図は、第1図の消音室カバー板の分解斜
視図、第4図は、第1図の給、排油路部材の分解斜視図
、第5図は、本発明の他の実施例に係る給、排油路部材
の斜視図、第6図(a)は、本発明のさらに他の実施例
に係る給、排油路部材を取り付けた消音室カバー板の平
面図、第6図(b)は、第6図(a)のA−A矢視拡大
断面図、第7図は、排油通路の横断面積と該通路の出口
開口の面積との比率を1.4および0.7に下場合の、
様々な周波数域における騒音レベルに関する試験結果を
示す線図、第8図ないし第11図は、いずれも本発明の
さらに他の実施例に係る消音室カバー板の斜視図、第1
2図は、従来のロータリ圧縮機の縦断面図、第13図は
、従来の消音室カバー板の斜視図である。 M・・・電動機、C・・・圧縮機溝、2・・・クランク
シャフト、2a・・・偏心部、3・・・シリンダ、3a
・・・シリンダボア、4・・・主軸受、5・・・副軸受
、6・・・ベーン、7・・・ローラ、8・・・吐出弁、
10・・消音室カバー板、11・・・消音室、12・・
・ポンプ室、15・・・吐出弁室、16・・・ケース、
17.17A、17B、17C。 17D・・・給、排油路部材、17−1・・・給油路部
材、17−2・・・排油路部材、17−3・・・排油路
パイプ、18−給油溝、19.19A、19B、19C
−・油逃し溝、19a・・・油吐出0.19C−1・・
・拡張室、19D・・・共鳴室、19E・・・のど部、
20−1゜20−2・・・給油孔、21・・・油逃し孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下部に潤滑油を貯溜している密閉容器内に、電動機
    と、この電動機に連結された圧縮機構とを収納し、 その圧縮機構は、少なくとも、シリンダと、シリンダボ
    ア内にあって前記電動機により駆動されガスの吸入、圧
    縮を行うローリングピストンと、前記シリンダボアから
    吐出される圧縮ガスの吐出音を低減する消音室と、この
    消音室の下部に配置された吐出弁と、摺動部に潤滑油を
    送給する給油手段とを備えてなるロータリ圧縮機におい
    て、 前記消音室は、油逃し孔を有し、 この油逃し孔を、前記密閉容器内の空間の、前記潤滑油
    の液面よりも上方の空間部に連通する排油通路を形成す
    る油逃し通路手段が設けられている ことを特徴とするロータリ圧縮機。 2、請求項1記載のものにおいて、 圧縮機構は、シリンダボア内でローリングピストンを回
    転自在に支持し、かつ駆動するクランクシャフトと、前
    記シリンダボアの両端を密閉する第1および第2の軸受
    と、シリンダ内のベーン溝内に摺動自在に配置され、前
    記ローリングピストンの偏心回転に追従して往復動する
    ベーンと、このベーンの往復動にともない容積が変化し
    て潤滑油の吸入、吐出を行うポンプ室とを備え、 消音室は、前記第1および第2の軸受のいずれか一方と
    消音室カバー板との間に形成されており、 前記消音室カバー板には、油逃し孔と、前記ポンプ室に
    連通する給油孔とが穿孔され、 油逃し通路手段の下端部が前記油逃し孔に接続され、上
    端部が密閉容器内空間の、潤滑油液面よりも上方に開口
    し、 前記給油孔から吐き出される潤滑油が給油通路手段によ
    り潤滑部に供給されるように構成された ことを特徴とするロータリ圧縮機。 3、請求項2記載のものにおいて、油逃し通路手段は、
    消音室カバー板の外面に取り付けられた板部材に形成さ
    れた油逃し溝からなることを特徴とするロータリ圧縮機
    。 4、請求項2記載のものにおいて、給油通路手段が、消
    音室カバー板の外面に取り付けられた板部材に形成され
    た給油溝からなることを特徴とするロータリ圧縮機。 5、請求項2記載のものにおいて、給油通路手段が、消
    音室カバー板の外面に取り付けられた請求項4記載の板
    部材とは別の板部材に形成された給油溝からなることを
    特徴とするロータリ圧縮機。 6、請求項2記載のものにおいて、油逃し通路手段が、
    消音室カバー板の外面に取り付けられたパイプ部材から
    なることを特徴とするロータリ圧縮機。 7、請求項6記載のものにおいて、給油通路手段が、消
    音室カバー板の外面に取り付けられた板部材に形成され
    た給油溝からなることを特徴とするロータリ圧縮機。 8、請求項3記載のものにおいて、油逃し溝の上部が下
    部に対して曲げられてほぼ水平な方向に延びていること
    を特徴とするロータリ圧縮機。 9、請求項6記載のものにおいて、パイプ部材の上部が
    下部に対して曲げられてほぼ水平な方向に延びているこ
    とを特徴とするロータリ圧縮機。 10、請求項2記載のものにおいて、油逃し通路手段の
    上端部の開口は、その軸線が消音室カバー板に対して9
    0度以下の角度をなすように形成されていることを特徴
    とするロータリ圧縮機。 11、請求項2記載のものにおいて、油逃し通路手段の
    上端部の開口の面積は当該油逃し通路手段の通路断面積
    より小さいことを特徴とするロータリ圧縮機。 12、請求項8記載のものにおいて、油逃し通路手段の
    上端部の開口は、油逃し溝の上部の先端部に形成された
    油吐出口であり、この油吐出口は、その軸線が消音室カ
    バー板に対して90度以下の角度をなすように形成され
    ていることを特徴とするロータリ圧縮機。 13、請求項12記載のものにおいて、油吐出口の面積
    は、油逃し溝の横断面積の70%以下であることを特徴
    とするロータリ圧縮機。 14、請求項2記載のものにおいて、油逃し通路手段の
    下端部と上端部の開口との間に消音手段が設けられてい
    ることを特徴とするロータリ圧縮機。 15、請求項3記載のものにおいて、油逃し溝の入口と
    上端部の開口との間に消音手段が設けられていることを
    特徴とするロータリ圧縮機。 16、請求項15記載のものにおいて、油逃し溝は、そ
    の中間部に拡張室を有し、この拡張室が消音手段を構成
    することを特徴とするロータリ圧縮機。 17、請求項15記載のものにおいて、消音手段は、板
    部材に形成された共鳴室からなり、この共鳴室はのど部
    を介して油逃し溝の中間部に接続されたことを特徴とす
    るロータリ圧縮機。 18、請求項2記載のものにおいて、油逃し通路手段は
    消音室カバー板の外面に取り付けられた板部材に形成さ
    れた油逃し溝からなり、給油通路手段が前記板部材に形
    成されている給油溝からなり、前記油逃し溝の入口と上
    端部の開口との間に消音手段が設けられていることを特
    徴とするロータリ圧縮機。 19、請求項18記載のものにおいて、油逃し溝はその
    中間部に拡張室を有し、この拡張室が消音手段を構成す
    ることを特徴とするロータリ圧縮機。 20、請求項18記載のものにおいて、消音手段は板部
    材に形成された共鳴室からなり、この共鳴室はのど部を
    介して油逃し溝の中間部に接続されたことを特徴とする
    ロータリ圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6214190U (ja) * 1985-07-11 1987-01-28
JPS63230974A (ja) * 1987-03-20 1988-09-27 Hitachi Ltd 圧縮機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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