JPH0324884Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0324884Y2 JPH0324884Y2 JP1985079869U JP7986985U JPH0324884Y2 JP H0324884 Y2 JPH0324884 Y2 JP H0324884Y2 JP 1985079869 U JP1985079869 U JP 1985079869U JP 7986985 U JP7986985 U JP 7986985U JP H0324884 Y2 JPH0324884 Y2 JP H0324884Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lining material
- shaft body
- lining
- nut
- arrow
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 36
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 8
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 7
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 7
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000004699 Ultra-high molecular weight polyethylene Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Chutes (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、船艙や貯蔵槽等のホツパー内面、貸
物搬送用のシユーター内面等に施工されたライニ
ング材の上記壁面に対する固定部構造に関する。
〔従来の技術〕 従来、上記内面、即ちライニング材施工面(以
下、施工面という。)へは第2図及び第3図に示
した構造によつてライニング材を固定していた。
物搬送用のシユーター内面等に施工されたライニ
ング材の上記壁面に対する固定部構造に関する。
〔従来の技術〕 従来、上記内面、即ちライニング材施工面(以
下、施工面という。)へは第2図及び第3図に示
した構造によつてライニング材を固定していた。
第2図の固定部構造は、施工面1にスタツド等
の軸体2を突出させ、この軸体2に刻設されてい
るねじ溝3にナツト4を螺合し、このナツト4に
よつてライニング材5に形成されている段付部6
を上記施工面1に押し付けてなる。この構造によ
ると、ナツト4の締付力を適切な大きさにするこ
とによつて十分な押付力が得られるので、ライニ
ング材5を確実に施工面1に固定することが可能
になり、高い固定信頼性が確保される。
の軸体2を突出させ、この軸体2に刻設されてい
るねじ溝3にナツト4を螺合し、このナツト4に
よつてライニング材5に形成されている段付部6
を上記施工面1に押し付けてなる。この構造によ
ると、ナツト4の締付力を適切な大きさにするこ
とによつて十分な押付力が得られるので、ライニ
ング材5を確実に施工面1に固定することが可能
になり、高い固定信頼性が確保される。
しかし、十分な押付力を発揮させるためには金
属性のナツト4を使うことを要するので、ホツパ
ー内面やシユーター内面の滑性を高めるために超
高分子量ポリエチレン樹脂のような高滑性合成樹
脂板よりなるライニング材5が施工される場合に
は、ナツト4の表面滑性がライニング材5の表面
滑性よりも劣ることになり、ライニング面の滑性
にむらを生じる難点がある。また、経年使用によ
る摩耗度合もナツト4とライニング材5とでは異
なるので、摩耗によつて両者の境界部に段差を生
じやすい難点がある。さらに、ナツト4が振動等
の外力によつて緩む恐れがあり、ナツト4が緩む
と上記した確実な固定状態が維持されない。
属性のナツト4を使うことを要するので、ホツパ
ー内面やシユーター内面の滑性を高めるために超
高分子量ポリエチレン樹脂のような高滑性合成樹
脂板よりなるライニング材5が施工される場合に
は、ナツト4の表面滑性がライニング材5の表面
滑性よりも劣ることになり、ライニング面の滑性
にむらを生じる難点がある。また、経年使用によ
る摩耗度合もナツト4とライニング材5とでは異
なるので、摩耗によつて両者の境界部に段差を生
じやすい難点がある。さらに、ナツト4が振動等
の外力によつて緩む恐れがあり、ナツト4が緩む
と上記した確実な固定状態が維持されない。
第3図の固定部構造は、施工面1にスタツド等
の軸体2を突出させ、この軸体2の上端部に刻設
されている鏃状の凹凸部7に栓体8を叩き込み、
この栓体8によつてライニング材5の段付部6を
上記施工面1に押し付けてなる。この構造による
と、軸体2の凹凸部7に対して栓体8が抜け方向
で緩みなく係合されている間は確実な固定状態が
維持される。
の軸体2を突出させ、この軸体2の上端部に刻設
されている鏃状の凹凸部7に栓体8を叩き込み、
この栓体8によつてライニング材5の段付部6を
上記施工面1に押し付けてなる。この構造による
と、軸体2の凹凸部7に対して栓体8が抜け方向
で緩みなく係合されている間は確実な固定状態が
維持される。
しかし、ライニング材5として上記のような高
滑性合成樹脂板が使用される場合に、ライニング
面に滑性のむらを生じなくするためには栓体8と
してライニング材5と同一材質の合成樹脂を使用
することになるので、その熱伸縮や合成樹脂の硬
度との関係上、栓体8が軸体2から脱落しやす
く、固定信頼性に不安がある。
滑性合成樹脂板が使用される場合に、ライニング
面に滑性のむらを生じなくするためには栓体8と
してライニング材5と同一材質の合成樹脂を使用
することになるので、その熱伸縮や合成樹脂の硬
度との関係上、栓体8が軸体2から脱落しやす
く、固定信頼性に不安がある。
上記のように、従来の固定部構造においては、
固定信頼性を高めると、ライニング面に、滑性の
むらや経年使用による局部的な段差を生じやす
い。逆に、ライニング面に滑性のむらや経年使用
による局部的な段差を生じにくくすると、固定信
頼性に欠ける傾向を生じる。
固定信頼性を高めると、ライニング面に、滑性の
むらや経年使用による局部的な段差を生じやす
い。逆に、ライニング面に滑性のむらや経年使用
による局部的な段差を生じにくくすると、固定信
頼性に欠ける傾向を生じる。
本考案はこのような二律背反する問題点を解決
するもので、固定信頼性が高まると同時にライニ
ング面に滑性のむらや局部的な段差を生じにくい
ライニング材の固定部構造を提供することを目的
とする。
するもので、固定信頼性が高まると同時にライニ
ング面に滑性のむらや局部的な段差を生じにくい
ライニング材の固定部構造を提供することを目的
とする。
上記問題点を解決するため、本考案は、施工面
に鏃状の凹凸部とねじ溝を有する軸体が突出さ
れ、この軸体のねじ溝に螺合された金属製ナツト
によつてライニング材に形成された段付部が上記
施工面に押し付けられ、合成樹脂製の栓体が上記
軸体の鏃状の凹凸部に叩き込まれて抜け方向で係
合されていると共に、この栓体の表面とライニン
グ材の表面とが略同一のレベルに設定されている
ことを特徴とする。
に鏃状の凹凸部とねじ溝を有する軸体が突出さ
れ、この軸体のねじ溝に螺合された金属製ナツト
によつてライニング材に形成された段付部が上記
施工面に押し付けられ、合成樹脂製の栓体が上記
軸体の鏃状の凹凸部に叩き込まれて抜け方向で係
合されていると共に、この栓体の表面とライニン
グ材の表面とが略同一のレベルに設定されている
ことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
第1図に例示した固定部構造において、軸体2
は、上端部に鏃状の凹凸部7を有し、この凹凸部
7の下部にねじ溝3が刻設されている。鏃状の凹
凸部7の径はねじ溝3よりも小径となされ、また
凹凸部7は外周面が下広がりの傾斜面となる台形
を複数個ならべた形状をなしている。ライニング
材5には段付部6を有する孔9が形成されてい
る。そして、上記軸体2は、例えばライニング材
5の孔9を利用して施工面1にスタツド溶接する
ことによつて、施工面1に突出される。軸体2の
ねじ溝3には金属性ナツト4が螺合されており、
このナツト4によつてライニング材5の段付部6
が施工面1に押し付けられている。なお、ナツト
4に穿設された孔10は二股状のナツト締め付け
具(不図示)を係合させるためのものである。ラ
イニング材5と同一材質よりなる栓体8は軸体2
の凹凸部7より小径の空所11が穿設され、該空
所11を凹凸部7に叩き込むことにより軸体2に
固定されている。この栓体8は軸体2の凹凸部7
に抜け方向で係合し、しかも、その表面はライニ
ング材5の表面と略同一レベルに設定されてい
る。上記係合は、凹凸部7が鏃状をなしているた
めに、栓体8は叩き込み時は外周傾斜面をすべる
ようにして圧入されるが、いつたん叩き込まれる
と抜け方向には鏃状の段部が栓体8に食い込んで
抜けなくなるのである。
は、上端部に鏃状の凹凸部7を有し、この凹凸部
7の下部にねじ溝3が刻設されている。鏃状の凹
凸部7の径はねじ溝3よりも小径となされ、また
凹凸部7は外周面が下広がりの傾斜面となる台形
を複数個ならべた形状をなしている。ライニング
材5には段付部6を有する孔9が形成されてい
る。そして、上記軸体2は、例えばライニング材
5の孔9を利用して施工面1にスタツド溶接する
ことによつて、施工面1に突出される。軸体2の
ねじ溝3には金属性ナツト4が螺合されており、
このナツト4によつてライニング材5の段付部6
が施工面1に押し付けられている。なお、ナツト
4に穿設された孔10は二股状のナツト締め付け
具(不図示)を係合させるためのものである。ラ
イニング材5と同一材質よりなる栓体8は軸体2
の凹凸部7より小径の空所11が穿設され、該空
所11を凹凸部7に叩き込むことにより軸体2に
固定されている。この栓体8は軸体2の凹凸部7
に抜け方向で係合し、しかも、その表面はライニ
ング材5の表面と略同一レベルに設定されてい
る。上記係合は、凹凸部7が鏃状をなしているた
めに、栓体8は叩き込み時は外周傾斜面をすべる
ようにして圧入されるが、いつたん叩き込まれる
と抜け方向には鏃状の段部が栓体8に食い込んで
抜けなくなるのである。
第1図の固定部構造によると、ナツト4が金属
性であるので、このナツト4の押付力によつてラ
イニング材5の固定信頼性が確保され、栓体8が
振動等によるナツト4の緩みを未然に阻止するの
で、上記固定信頼性が長期に亘つて維持される。
また、ライニング材5と栓体8は同一材質である
ので、ライニング面に滑性のむらを生じることは
なく、例えば、ライニング材5及び栓体8を上記
した超高分子量ポリエチレン樹脂や弗素樹脂のよ
うな滑性に富む合成樹脂によつて製作しておく
と、平坦な高滑性のライニング面を形成でき、し
かもそのライニング面に経年使用による摩耗度合
の差に基づく段差を生じることもない。
性であるので、このナツト4の押付力によつてラ
イニング材5の固定信頼性が確保され、栓体8が
振動等によるナツト4の緩みを未然に阻止するの
で、上記固定信頼性が長期に亘つて維持される。
また、ライニング材5と栓体8は同一材質である
ので、ライニング面に滑性のむらを生じることは
なく、例えば、ライニング材5及び栓体8を上記
した超高分子量ポリエチレン樹脂や弗素樹脂のよ
うな滑性に富む合成樹脂によつて製作しておく
と、平坦な高滑性のライニング面を形成でき、し
かもそのライニング面に経年使用による摩耗度合
の差に基づく段差を生じることもない。
さらに、栓体8は軸体2の鏃状の凹凸部に叩き
込まれるので、栓体8は叩き込み易く抜け難い状
態となり、長期に亘り係合関係が維持される。
込まれるので、栓体8は叩き込み易く抜け難い状
態となり、長期に亘り係合関係が維持される。
上記したように、本考案の固定部構造による
と、ライニング材が金属製ナツトにより施工面に
押し付けられ、栓体により金属製ナツトの緩みが
未然に阻止されているので、ライニング材の固定
信頼関係が長期に亘つて確保される。そして、栓
体は鏃状の凹凸部に叩き込まれて係合しているの
で、栓体は叩き込み易く抜け難く長期間係合状態
を保持できる。そのため、金属製ナツトの摩耗等
によつて段差を生ぜず、高滑性が要求され、摩耗
の激しい船艙や貯蔵槽等のホツパー内面やシユー
ター内面に施工されるライニング材の固定部構造
として卓効がある。
と、ライニング材が金属製ナツトにより施工面に
押し付けられ、栓体により金属製ナツトの緩みが
未然に阻止されているので、ライニング材の固定
信頼関係が長期に亘つて確保される。そして、栓
体は鏃状の凹凸部に叩き込まれて係合しているの
で、栓体は叩き込み易く抜け難く長期間係合状態
を保持できる。そのため、金属製ナツトの摩耗等
によつて段差を生ぜず、高滑性が要求され、摩耗
の激しい船艙や貯蔵槽等のホツパー内面やシユー
ター内面に施工されるライニング材の固定部構造
として卓効がある。
第1図は本考案の実施例による固定部構造を示
す断面図、第2図はナツトを使用した従来の固定
部構造を示す断面図、第3図は栓体を使用した従
来の固定部構造を示す断面図である。 1……ライニング材施工面、2……軸体、3…
…軸体のねじ溝、4……ナツト、5……ライニン
グ材、6……ライニング材の段付部、7……軸体
の凹凸部、8……栓体。
す断面図、第2図はナツトを使用した従来の固定
部構造を示す断面図、第3図は栓体を使用した従
来の固定部構造を示す断面図である。 1……ライニング材施工面、2……軸体、3…
…軸体のねじ溝、4……ナツト、5……ライニン
グ材、6……ライニング材の段付部、7……軸体
の凹凸部、8……栓体。
Claims (1)
- ライニング材施工面に鏃状の凹凸部とねじ溝を
有する軸体が突出され、この軸体のねじ溝に螺合
された金属製ナツトによつてライニング材に形成
された段付部が上記ライニング材施工面に押し付
けられ、合成樹脂製の栓体が上記軸体の鏃状の凹
凸部に叩き込まれて抜け方向で係合されていると
共に、この栓体の表面とライニング材の表面とが
略同一のレベルに設定されていることを特徴とす
るライニング材の固定部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985079869U JPH0324884Y2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985079869U JPH0324884Y2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61194806U JPS61194806U (ja) | 1986-12-04 |
JPH0324884Y2 true JPH0324884Y2 (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=30625185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985079869U Expired JPH0324884Y2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0324884Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS597827B2 (ja) * | 1977-05-23 | 1984-02-21 | 東レ株式会社 | 親水化処理剤 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812780Y2 (ja) * | 1979-01-29 | 1983-03-11 | ソマ−ル工業株式会社 | 物品案内装置 |
JPS597827U (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-19 | タキロン株式会社 | 金属板への合成樹脂板の取付構造 |
-
1985
- 1985-05-28 JP JP1985079869U patent/JPH0324884Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS597827B2 (ja) * | 1977-05-23 | 1984-02-21 | 東レ株式会社 | 親水化処理剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61194806U (ja) | 1986-12-04 |
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