JPH03248306A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JPH03248306A
JPH03248306A JP4440990A JP4440990A JPH03248306A JP H03248306 A JPH03248306 A JP H03248306A JP 4440990 A JP4440990 A JP 4440990A JP 4440990 A JP4440990 A JP 4440990A JP H03248306 A JPH03248306 A JP H03248306A
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JP
Japan
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thin film
magnetic
sputtering
soft magnetic
atmosphere
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JP4440990A
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Michio Yanagi
道男 柳
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Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は磁気記録媒体に対し情報の磁気記録または再生
を行なう磁気ヘッドの製造方法に関し、特に磁気ギャッ
プを介し突き合わされる突き合わせ面に軟磁性金属薄膜
が成膜された磁気コアを有した磁気ヘッドの製造方法に
関するものである。
[従来の技術] 近年、磁気記録再生装置の分野、例えばVTRなどにお
いては、磁気テープ幅の縮小化や高画質化等を目的とし
て短波長記録化、高密度記録化が進められており、この
ために磁性粉に強磁性金属粉末を使用した、いわゆるメ
タルテープの様に高抗磁力、高残留磁束密度を有する磁
気記録媒体が採用される様になってきている。従ってこ
の種の磁気記録媒体に対して記録、再生を行なう磁気ヘ
ッドの磁気コアには高い飽和磁束密度を有すること、高
い周波数領域においてiも透磁率が高いこと等が要求さ
れている。
このためVTRの画像用磁気ヘッドなどでは、フェライ
トからなる磁気コアの磁気ギャップを介し突き合わされ
る突き合わせ面に高飽和磁束密度の軟磁性金属薄膜を成
膜したメタルインギャップ型(以下MIG型と略す)と
呼ばれる複合型の磁気ヘッドが主流となっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが上記のMIG型ヘッドにおいては、磁気コアの
フェライトと軟磁性金属薄膜(例えばセンダスト薄膜)
の境界面がギャップとして働き、主ギャップに対し疑似
ギャップと呼ばれる。この疑似ギャップの作用により磁
気ヘッドの再生信号に干渉によるうねりを生じてしまう
問題がある(コンタ−効果)。
そこで、この問題を解決するために第5図のような磁気
コアの構造が採用された。同図は磁気コアの磁気記録媒
体摺動面を示しており、一対の磁気コア半体8.8を磁
気ギャップ7を介し突き合わせ、溶着ガラス5による溶
着で接合して磁気コアが構成されている。磁気コア半体
8の本体部分はフェライト6からなり、その磁気ギャッ
プ7に臨む突き合わせ面はV字形に尖って形成され、そ
の片面に軟磁性金属薄膜3が成膜されている。磁気コア
半体8のそれぞれの薄膜3の端面が磁気ギャップ7を介
し突き合わされる。このような構造で磁気ギャップ7と
疑似ギャップのなす角度を鋭角に傾斜させ、アジマスロ
スを利用してコンタ−効果を解消している。
しかしながら、この構造ではトラック幅を軟磁性金属薄
膜3の膜厚で出すため、薄膜3を膜厚が20μm〜30
μm位の厚い膜に成膜する必要があり、また形状も複雑
なため、コスト高となってしまう。
そこで最近では疑似ギャップの発生原因に対して更に種
々の検討が進められ、コンタ−効果を1dB以下まで抑
えられる様になり、第4図の様なシンプルな形状の磁気
コアが実用化されつつある。この場合磁気コア半体8の
突き合わせ面は磁気ギャップ7に向かって台形の断面形
状に形成され、その全面に軟磁性金属薄膜3が成膜され
ている。
ところが第4図の構造で磁気ギャップ7のギャップスペ
ーサが5in2薄膜のみの場合には、磁気テープの摺動
走行時に溶着ガラス5の脱落および磁気コアの割れが発
生するという問題があった。この理由は、ギャップスペ
ーサの5102薄膜が磁気ギヤツブ部具外で溶着ガラス
5と同化することにより軟磁性金属薄膜3と溶着ガラス
5が直接接触して反応するためと思われる。
また溶着ガラス5が例えばPbO−5in2−B ix
 Os  B 20 z系として上記反応で溶着ガラス
5中の酸素が軟磁性金属薄膜3により奪われ、溶着ガラ
ス5が還元されてPbQがpbとなり黒くなってしまう
(失透現象)。そうするとギャップデプスを光学的に測
長することが困難となり、品質管理の点でも問題となる
この問題を解決するために、S i O*薄膜の更に上
に溶着ガラスと反応しないCr、 Cr z O−等の
薄膜を反応防止膜として成膜しておけば、上述の様な反
応は防止可能である。しかし、この種の反応防止膜を成
膜した場合には、フェライト6、軟磁性金属薄膜3、S
 L O*薄膜、CrあるいはCra Ox薄膜と硬度
の異なる材料で磁気ギャップ部が形成される結果、磁気
ヘッドと磁気テープとのスペーシングロスが生じ、磁気
ヘッドの特性が劣化してしまう。従ってギャップスペー
サは単一の材料で構成されることが望ましく、特に硬度
などの点から5i02等の酸化物が・適している。
そこで本発明の課題は、MIG型磁気ヘッドの磁気コア
においてギャップスペーサ上に上記反応防止膜を成膜せ
ずに軟磁性金属薄膜と溶着ガラスの反応を防止できるよ
うにすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため本発明によれば、磁気ギャッ
プを介し突き合わされる突き合わせ面に軟磁性金属薄膜
が成膜された磁気コアを有した磁気ヘッドの製造方法に
おいて、前記薄膜の成膜をスパッタリングにより行ない
、該スパッタリングの雰囲気を初期は純Arガスとし、
その後Arと0□の混合ガスとする構成を採用した。
[作 用] このような構成によれば、成膜される軟磁性金属薄膜の
外側部分に酸化物が含まれ還元能力を抑制されるため、
該部分が溶着ガラスに接触しても反応しにくくなる。
[実施例] 以下、図を参照して本発明の実施例の詳細を説明する。
第1図〜第4図は本発明の実施例によるMIG型磁気ヘ
ッドの製造方法を説明するもので、特に磁気コアの製造
工程を説明するものである。
第2図(A)において符号10は磁気コア半休を切り出
す母材としてのフェライトピースである。磁気コアの製
造工程では、まずこのフェライトピースlOの後で磁気
ギャップを介し突き合わされる突き合わせ面を鏡面加工
した後、その突き合わせ面に第1図(A)のようにトラ
ック溝lと巻線溝2を形成する。トラック溝1は磁気コ
アのトラック幅を規制する溝であり、巻線溝2は磁気コ
アに不図示のコイル巻線を巻回するための溝である6 次に第2図(B)のように、フェライトピースlOの突
き合わせ面に先述した軟磁性金属薄膜3、例えばセンダ
スト薄膜をスパッタリングにより成膜する。ここで本実
施例では従来と異なる点として、軟磁性金属薄膜3を成
膜するスパッタリングの雰囲気を初期は純Arガスとし
、その後Arと0□の混合ガスとする。例えば軟磁性金
属薄膜3を5μmの膜厚で成膜するものとして、まず純
Arガスの雰囲気中で4μmの膜厚の成膜を行ない、そ
の後雰囲気に0□ガスを導入してArと0□の混合ガス
の雰囲気中で1μmの膜厚の成膜を行なう。なお0□ガ
スを混合する濃度は体積比で4%程度とする。このよう
な成膜方法を採用した理由は後述する。
更に第2図(C)のように軟磁性金属薄膜3上にギャッ
プスペーサとしての非磁性の5iO−薄膜4をスパッタ
リングにより成膜する。スパッタリングの雰囲気はAr
と02の混合ガスとし、その場合に0□ガスを混合する
濃度は体積比で6%程度とする。
上記の成膜工程により第3図に拡大して詳しく示すよう
にフェライトピースlOのフェライト6上に3層の薄膜
が形成される。即ち上記の軟磁性金属薄膜3は純Arガ
スの雰囲気中で成膜された薄膜3aと、Arと0□の混
合ガスの雰囲気中で成膜された薄膜3bの2層に成膜さ
れ、その上にSiO□薄膜4が成膜される。
次に第2図(D )のように上記薄膜3.4を成膜した
一対のフェライトピース10を突き合わせ、溶着ガラス
5の溶着により接合する。この際にS i Oz薄膜4
により磁気ギャップ7が形成される。そして前記接合に
より得られたブロックの磁気記録媒体摺動面を研磨した
後に符号aで示す切断線に沿って前記ブロックを切断し
て第4図の磁気コアが得られる。この第4図では軟磁性
金属薄膜3は概略的に1層として示しであるが、第1図
に磁気ギャップ7周辺を拡大して示すように軟磁性金属
薄膜3は上述した薄膜3a、3bの2層になっている。
そしてこの磁気コアに不図示のコイル巻線を巻回して磁
気ヘッドが完成する。
以上のような実施例によれば、製造された磁気コアにお
いて第1図のようにSiO□薄膜4と接触する外側の軟
磁性金属薄膜3bは上述の成膜方法により酸化物を含む
ので還元能力を抑制され、S i Oを薄膜4と同化し
た溶着ガラス5と反応しにくく、その反応による溶着ガ
ラス5の脱落、磁気コアの割れを防止でき磁気ヘッドの
歩留りを大幅に向上できる。また前記の反応による溶着
ガラス5の失透現象を防止できるので、ギャップデプス
の光学顕微鏡による測長が可能であり、ギャップデプス
を高精度に管理でき、磁気ヘッドの品質を向上できる。
なお上述の軟磁性金属薄膜3成膜時の雰囲気を考慮する
ために行なった実験とその結果について以下に説明して
おく。
まず下記の表はスパッタリングの雰囲気のArとO2の
混合ガスにおける02ガス混合量と成膜応力の関係を調
べた結果を示している。成膜応力を調べる実験ではフェ
ライトピース(1,15mmtx2.65mmX10m
m)にセンダスト薄膜を5μmの膜厚で成膜し、成膜後
のピースの反りの量から成膜応力を算出した。表の上段
は5μmの成膜を全てArと02の混合ガスの雰囲気で
行なった結果を示し、下段は4μmを純Arガス、残り
1μmをArと02の混合ガスの雰囲気で行なった結果
を示している。
この表かられかるように、5μmの成膜を全てArと0
2の混合ガスの雰囲気で行なうと応力が大きく、これに
対して4μmの成膜を純Arガスの雰囲気、残り1μm
をArと02の混合ガスの雰囲気で行なうと、応力は約
115となる。また0□ガス量が2%、4%と増えるに
従って応力が大きくなる。この応力が0に近い方がフェ
ライトのクラックの発生、及び溶着ガラスのヒビの発生
が少なくなるので望ましい。応力をOにするにはO2ガ
ス量をOにすれば良いが、そうすると前述まう。
このような実験結果から、軟磁性金属薄膜3のスパッタ
リングによる成膜方法として、4μmの成膜を純Arガ
スの雰囲気、残りIumをArと0□の混合ガスの雰囲
気で行ない、02量は4%程度とするのが良いと判断し
た。
また実施例では5in2薄膜4のスパッタリングによる
成膜で雰囲気をArと02の混合ガス(0□の混合比6
%)としたが、その理由は、実験で雰囲気を純Arにし
たところ溶着ガラスの脱落ないし磁気コアの割れはなか
ったものの溶着ガラスに若干の失透現象による色変化が
見られたからである。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明によれば、磁気ギ
ャップを介し突き合わされる突き合わせ面に軟磁性金属
薄膜が成膜された磁気コアを有した磁気ヘッドの製造方
法において、前記薄膜の成膜をスパッタリングにより行
ない、該スパッタリングの雰囲気を初期は純Arガスと
し、その後Arと02の混合ガスとする構成を採用した
ので、磁気コアの溶着ガラスと上記軟磁性金属薄膜の反
応を防止し、溶着ガラスの脱落、磁気コアの割れを防止
でき、磁気ヘッドの歩留りを大幅に向上できる。また溶
着ガラスの失透現象を防止してギャップデプスを高精度
に管理でき磁気ヘッドの品質を向上できるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の製造方法で製造した磁気ヘッ
ドの磁気コアの磁気ギャップ周辺の拡大図、第2図(A
)〜(D)は同実施例の磁気コアの製造工程の説明図、
第3図は同工程による軟磁性金属薄膜とSiO□薄膜の
成膜状態を示す拡大図、第4図は同工程で製造された磁
気コアの磁気記録媒体摺動面の平面図、第5図は従来の
磁気コアの磁気記録媒体摺動面の平面図である63.3
a、3b・−軟磁性金属薄膜 4−・・SiO2薄膜 6・・−フェライト 8−・・磁気コア半休 lO−・−フエライトピ 5−・溶着ガラス 7−・−磁気ギャップ 1−  ′;:、−1 第1図 第3図 第2図 1酌、フJ1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)磁気ギャップを介し突き合わされる突き合わせ面に
    軟磁性金属薄膜が成膜された磁気コアを有した磁気ヘッ
    ドの製造方法において、前記薄膜の成膜をスパッタリン
    グにより行ない、該スパッタリングの雰囲気を初期は純
    Arガスとし、その後ArとO_2の混合ガスとするこ
    とを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。 2)磁気コアの磁気ギャップのギャップスペーサとなる
    非磁性薄膜をスパッタリングにより成膜する工程を有し
    、該スパッタリングの雰囲気をArとO_2の混合ガス
    とすることを特徴とする請求項第1項に記載の磁気ヘッ
    ドの製造方法。
JP4440990A 1990-02-27 1990-02-27 磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH03248306A (ja)

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