JPH03247666A - 着色粒子およびその製造法 - Google Patents

着色粒子およびその製造法

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JPH03247666A
JPH03247666A JP4507790A JP4507790A JPH03247666A JP H03247666 A JPH03247666 A JP H03247666A JP 4507790 A JP4507790 A JP 4507790A JP 4507790 A JP4507790 A JP 4507790A JP H03247666 A JPH03247666 A JP H03247666A
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JP
Japan
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dyeing
particles
grains
natural
silk
Prior art date
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Pending
Application number
JP4507790A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Yamamoto
山本 好和
Tomoko Hayase
智子 早瀬
Hirotoshi Umemoto
梅本 弘俊
Akira Katayama
明 片山
Yoshiko Sakata
坂田 佳子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、天然色素を担持する天然物由来の粒子および
その製造法に関するものである。詳しくは、天然色素か
、アントシアニン、ベルベリンの群から選ばれるもので
あり、天然物由来の粒子か絹あるいはセルロースの粒子
およびその製造法に関する。
(従来の技術) 特開昭63−258970号には、重合性エチレン性不
飽和単量体の重合体で酸性イオン基を有する樹脂粒子に
ヘンゾピリリウム基か担持されている着色樹脂粒子か開
示され、化粧品、食品の分野で使用されるとしている。
しかし、本来食品や化粧品に使用されるへき材料は、安
全性の観点から、色素も担持粒子も天然物由来であるこ
とか望ましい。
特開昭61293907号には、水溶性アルミニウム塩
を媒染剤として各種天然色素を担持させた絹粉末が開示
されている。しかし、本出願にはアントシアニン、色素
は開示されておらず、また水溶性アルミニウム塩を媒染
剤としているので、色素と絹目体か直接なんらかの結合
をしているとは考えにくい。そのため、絹と色素は解離
しやすく不安定な状態となり、長期的な安定性に劣る欠
点を有していた。
(発明が解決しようとする課題) ここにおいて、化粧品、食品の分野で無害で、かつ耐光
堅牢度なと長期の安全性に富んだ粒子、すなわち天然色
素を天然素材に強固に結合させた粒子を得ることか課題
となる。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は絹またはセルロース粒子の表面にアンド
シアニン、ベルベリンの群からなる天然色素のうち少な
くとも一つが担持されていることを特徴とする着色粒子
を提供する。
また、本発明はアントシアニン、ベルベリンの群からな
る天然色素のうち少なくとも一つを含有し、かつpH2
,5以下の染浴液中て絹またはセルロース粒子を染色す
ることを特徴とする着色粒子の製造法を提供する。
本発明に用いるセルロース粒子は木材セルロースを酸加
水分解処理および機械的に処理して微粉化して得られる
。組粒子は絹繊維を塩化カルンウム溶液に溶解し、濾過
、透析した後に乾燥微粉化して得られる。粒子の大きさ
および形は特に限定はないが、粒径1〜100μ、好ま
しくは1〜lOμで球形に近いものか好ましい。絹また
はセルロース粒子は好ましくは酸性イオン基、特にスル
ホン酸基を有するのが好ましい。酸性イオン基の存在は
耐光堅牢度をより向上する。スルホン酸基を有する粒子
はスルホン酸基のない絹またはセルロース粒子をスルホ
ン化剤(1、4−ブタンサルトン(富士フィルム社製)
、サントスペースSクキ。
ト(サンド社製)等)で処理して得てもよい。市販のス
ルホン化セルロース粒子、例えtf東京(IJ(株)製
を用いてもよい。
本発明に使用されるアンドシアニンは、通常、式1を骨
格とする化合物群の総称であり、普通自然界では花弁や
果皮に含まれる。ベルベリンは、本発明では、式2を骨
格とする化合物群の総称を意味し、自然界ではキハタの
樹皮、オウレンの根に含まれる。
(式1.2) (1)           (2) これら天然色素は、自然界から直接採取により得たもの
を用いてもよいか、鮮やかな色彩を得ようとするには、
ただ一種の化合物からなる天然色素であることか望まし
い。通常の生物組織から採取される天然色素は、複数の
天然色素からなることが多いが、植物細胞培養で生産さ
れた天然色素の場合、単一の色素であることが多く、本
発明でも植物細胞培養生産色素であることか望ましい。
アンドシアニンの場合、特開昭57−2697号で開示
されている、ハナキリン培養細胞の生産するアントシア
ニン、ベルベリンの場合、で開示されているオウレン培
養細胞の生産するベルベリンであることが望ましい。
本発明に使用される染浴液は、上記天然色素の0.01
%(w/v)から10%(w/v)水溶液を塩酸等によ
りpH2,5以下に調整して用いられる。pH2,5よ
り高くした場合、染色性が劣り、また耐光堅牢度も劣る
。また、電解質を添加することによっても染色性が向上
する。電解質の存在比は、0.5%(v/v)〜10%
(w/v)において染色性に好ましい結果か得られる。
上記染浴を80〜95°Cに保ち、その染浴液中に上記
粒子を30分〜2時間浸漬することによって染色する。
その後、十分な水洗により染色液を除去し、風乾させる
。得られた粒子を目視て観察し、その染色性を確認し、
更に、カーホンアーク燈による耐光試験を行い、耐光性
を確認する。
得られた粒子を更に、各種金属イオンを含有する水溶液
で媒染することによって、スルホン化しない粒子に比べ
て、多様な染色性か得られる。金属イオンとしては、銅
イオン、鉄イオン、クロムイオン、アルミニウムイオン
、スズイオンなとか挙げられ、その濃度は、0.1〜1
0%(w/v)の範囲にある。媒染は、通常25°C5
5分〜1時間浸漬によって行われる。
(発明の効果) 本発明の方法により、天然色素の粒子への染色性の向上
および耐光堅牢度の向上が得られる。
(実施例) 本発明を実施例により更に詳細に説明する。本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
参考例1 スルホン仕組粒子の作成 サンドスペース312.59をLoom(!の水に溶解
させた液と炭酸カリウム14gを100iI2に溶解さ
せた液を混合し、80°Cに保持した。その液に、組粒
子を30分浸漬した。粒子を取り出し、流水中で洗浄し
、十分に処理液を除いた後、風乾した。
実施例1 pH2の塩酸酸性水溶液1000xCに乾燥ハナキリン
培養細胞209を浸漬し、濾過して得られたO11%ア
ントシアニン水溶H200w(lを5000好ガラスビ
ーカーに移し、pH2に塩酸で調整し、95°Cに保温
した。染浴液中に参考例より得られた29のスルホン仕
組粒子、あるいは東京化成製のスルホン化セルロース粒
子を1時間浸漬し染色した。着色粒子を取り出し流水中
に浸して十分に染色液を除いた後、風乾して水分を除去
した。染色性と耐光性を観察した。結果を表−1に示す
実施例2 乾燥・・ナキリン培養細胞をオウレン培養細胞に代えて
ヘルベリン水溶液で着色する以外は実施例1と同様に処
理し、着色粒子を得た。染色性と耐光性の結果を表−1
に示す。
表−1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絹またはセルロース粒子の表面にアントシアニン、
    ベルベリンの群からなる天然色素のうち少なくとも一つ
    が担持されていることを特徴とする着色粒子。 2、アントシアニン、ベルベリンの群からなる天然色素
    のうち少なくとも一つを含有し、かつpH2.5以下の
    染浴液中で絹またはセルロース粒子を染色することを特
    徴とする着色粒子の製造法。
JP4507790A 1990-02-26 1990-02-26 着色粒子およびその製造法 Pending JPH03247666A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5861305A (en) * 1994-10-08 1999-01-19 Don Whitley Scientific Limited Anaerobic cabinets and systems
CN102604423A (zh) * 2012-02-16 2012-07-25 武汉纺织大学 一种植物药染料的制备方法及其应用
JP2019504127A (ja) * 2015-11-30 2019-02-14 アノメラ インコーポレイテッド セルロース系有機顔料

Cited By (4)

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