JPH0324705A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPH0324705A
JPH0324705A JP16006389A JP16006389A JPH0324705A JP H0324705 A JPH0324705 A JP H0324705A JP 16006389 A JP16006389 A JP 16006389A JP 16006389 A JP16006389 A JP 16006389A JP H0324705 A JPH0324705 A JP H0324705A
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JP
Japan
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substrate
dielectric film
capacitor
electrode
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP16006389A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Miyazaki
宮崎 正裕
Masato Karaiwa
唐岩 正人
Akihito Oga
昭仁 大賀
Tetsuya Miyazaki
哲也 宮崎
Akira Itani
井谷 彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、電気容量が大きく、かつ耐電圧性に優れたコ
ンデンサ、特に薄膜コンデンサに関する。
発明の技術的背景 コンデンサの一つとして誘電体の薄膜からなる薄膜コン
デンサがある。これは基板上に下部電極、誘電体膜、上
部電極を、この順に積層してある。
このような薄膜コンデンサでは、電気容量は誘電体膜の
誘電率に比例し、誘電体膜の厚さに反比例するため、容
量を大きくするためには、誘電率の大きな材料を用いる
か、誘電体膜を薄くすればよい。一般に誘電率の大きな
材料は誘電率の温度変化が大きいことから、このような
材料を誘電体膜として用いた薄膜コンデンサでは、コン
デンサ容量が温度変化によって大きく変動することにな
る。
そこで、温度係数の小さな材料を誘電体薄膜として用い
、その容量を向上させるために、誘電体の膜厚を薄くす
ることが考えられる。しかしながら、このような場合に
は、誘電体の厚さを十分に薄くしないと、満足な電気容
量が得られない。しかもこのように誘電体膜が薄いと下
地の凹凸や異物などによって、耐電圧が小さくなるとい
う問題がある。
さらに従来の薄膜コンデンサでは、基板上に下部電極と
誘電体膜とをこの順で積層してあるため、誘電体膜を焼
成する際に下部電極も高温にさらされることから、耐熱
性に優れたpt等の電極を用いる必要があった。しかも
、このような耐熱性電極を用いた場合には、基板との間
に密着層が必要となり、電極作製工程が複雑でコストも
かかる。
なお、Si基板の表面を熱酸化して得られるケイ素酸化
物層をコンデンサとして利用することは集積回路では知
られているが゛、個別コンデンサとして、電気容量を向
上させるためにケイ素酸化物層の膜厚を薄くすると、耐
電圧性が低下するという問題点を有していた。
発明の目的 本発明は、このような実情に鑑みてなされ、電気容量が
大きく、かつ耐電圧性に優れたコンデンサを提供するこ
とを目的とする。
発明の概要 このような目的を達或するために、本発明に係るコンデ
ンサは、少なくとも一つの面に溝が形成されたSi基板
と、その溝が形成された面の表面に形成されたケイ素酸
化物からなる誘電体膜と、前記誘電体膜の表面に形成さ
れた第1電極とを有し、前記Si基板を第2電極とする
ことを特徴としている。
本発明では、前記Si基板の比抵抗が0.1Ω・印以下
であることが好ましい。
本発明では、Si基板を第21!極とする電極構造を有
しているため、従来のように基板上に下部電極と誘電体
膜とをこの順で積層する必要がなく、誘電体膜を焼成す
る際に生じる虞のある下部電極の劣化の心配がなくなる
。また本発明では、Si基板の表面に形成されたケイ素
酸化物を誘電体膜として用いていることから、誘電体膜
とSi基板との密着性が向上すると共に、誘電体膜のク
ラック等を防止することが可能である。しかも、Si基
板を熱酸化して得られるケイ素酸化物膜は、比誘電率が
4以下と小さいが、膜が緻密で耐電圧も高いことから、
誘電体膜の耐電圧性も向上する。
さらに本発明では、Si基板の少なくとも一つの面上に
溝を設け、この溝を含むSi基板の表面にケイ素酸化物
膜を設けており、これを誘電体膜として利用しているの
で、溝のない表面に誘電体膜を形成する場合に比較して
、誘電体膜の表面積が増大し、電気容量が増大する。
発明の具体的説明 以下、本発明に係るコンデンサについて具体的に説明す
る。
第1図は本発明に係るコンデンサの一例を示す断面図、
第2図は同実施例に係・るコンデンサの製造方法を示す
正面図である。
第1図に示すように、本発明に係るコンデンサ2は、少
なくとも一つの面に溝3が形成されたSi基板4と、こ
の?f43が形成されたSi基板4の表面に形成された
誘電体膜6とを有する。この誘電体膜6の表面には、溝
3に入り込むように第1電極8が設けられている。
誘電体膜6は、ケイ素酸化物からなり、好まし《はtl
3が形成されたSi基板4を熱酸化する事により得られ
る。ただし、蒸着やスパッタリングなどの他の方法によ
って誘電体膜6を形成するようにしてもよい。このよう
な誘電体膜6の膜厚は、好ましくは50人〜10μm、
さらに好ましくは100A〜5μmである。なお、ケイ
素酸化物は主とし゜てS L 0 2から戊るが、Si
O等を含んでも良い。
第1電極8としては、AgSCu,Au,Ap sPt
,Pd等の電極が用いられ得る。この第1電極8を誘電
体膜6表面に形成するための手段としては、スパッタ法
、蒸着法、ペースト塗布等が用いられる。これら電極8
の厚さは、0.1μm〜50μmであることが好ましい
Si基板4は、比抵抗が0.1Ω・cm以下であること
が好ましい。Si基板それ自体で比抵抗が小さいと、S
i基板4も電極として機能するからである。Si基板4
としては、具体的には、シリコンウェーハ等が用いられ
る。シリコンウエー八としては、ノンドープ型、P型も
しくはN型等あらゆるタイプの市販品をそのまま使うこ
とが可能である。基板4の厚さは、特に限定されないが
、十分な電極面積を得るために溝3を形成することがで
きるように決定されることが好ましいと共に、コンデン
サ全体に適度な剛性を付与するに十分な厚さを有するこ
とが好ましく、一般的には、0.5mm以上の厚みを有
することが好ましい。基板4は、必ずしも平板形状に限
定されない。基板が平板形状以外である場合には、その
上に形成される誘電体膜および電極も、基板形状に沿っ
た形状となる。また、Si基板4の表面に形成される溝
3の数や形状は特に限定されず、直方体形状の溝であっ
ても良いし、円柱状の溝であっても良い。
なお図示する実施例では、Si基板4自体を第2電極と
するために、Si基板の裏而4aには誘電体膜6を設け
ないで、ここにリード線等を接続可能にしてある。この
裏面には、直接リード線を接続することなく、取出し電
極を設けたり、あるいは他の電極を補助的に設けてもよ
い。このようなリード線取山部は、必ずしもSi基板4
の裏面4aである必要はなく、他の側面等であっても良
い。
次に本発明に係るコンデンサ2の製造方法について説明
する。
まず、所定の大きさのSi基板4を準備し、このSi基
板4の表面にたとえば線状の満3を所定間隔で形成する
。次に、このSi基板4を酸化雰囲気下で加熱する。加
熱温度は、好ましくは300〜1300℃、さらに好ま
しくは700〜1100℃である。加熱時間は、特に限
定されないが、好ましくは3分間〜300分間、さらに
好ましくは10分間〜180分間である。このような加
熱処理によって、Si基板4の溝3が形威された表面お
よびその他の面に所定膜厚のケイ素酸化物膜からなる誘
電体膜6が形成される。
その後、この溝3が形成された基板4の表面に、第1電
極8となるペースト状電極8aを、たとえば第2図に示
すようなマス目状に、塗布形成する。
その際に、ペースト状電極8aは、溝3内に入り込むよ
うに形成する。その後、個々のペースト状電極8aを分
割するように、たとえば切断線10に沿って、基板4を
マス目状に切断する。
次に、Si基板4の裏面4aに形威されたケイ素酸化物
膜を研磨して除去して、Si基板面を露出させ、ここに
リード線取り出し部分を設ける。
このようなリード線取り出し部分は、Si基板4の側端
面4bでも良い。側端面4bは切断面であることから、
ケイ素酸化物膜除去のための研磨が不要となる。Si基
板4は低抵抗であるため、第2電極として機能し、第1
電極8と第2電極としてのSi基板4との間でコンデン
サが構成される。
このようなコンデンサ2ては、゛基板4の少なくとも一
面に形成された溝の表面にケイ素酸化物膜か形成され、
これを誘電体膜6として利用しているので、コンデンサ
容量が向上するとともに、耐電圧特性も向上する。
なお、本発明では、コンデンサ2を製造するための手段
は、上述した実施例に限定されず、種々に改変すること
が可能である。
発明の効果 以上説明してきたように、本発明では、Si基板を第2
電極とする電極構造を有しているため、従来のように基
板上に下部電極と誘電体膜とをこの順で積層する必要が
なく、誘電体膜を焼成する際に生じる虞のある下部電極
の劣化の心配がなくなる。また本発明では、Si基板の
表面に形成されたケイ素酸化物を誘電体膜として用いて
いることから、誘電体膜とSi基板との密着性が向上す
ると共に、誘電体膜のクラック等を防止することが可能
である。しかも、Si基板を熱酸化して得られるケイ素
酸化物膜は、比誘電率が4以下と小さいが、膜が緻密で
耐電圧も高いことから、誘電体膜の耐電圧性も向上する
。さらに本発明では、Si基板の少なくとも一つの面上
に満を設け、この溝を含むSi基板の表面にケイ素酸化
物膜を設けており、これを誘電体膜として利用している
ので、満のない表面に誘電体膜を形威する場合に比較し
て、誘電体膜の表面積が増大し、電気容量が増大する。
[実施例] 以下、本発明をさらに具体的な実施例に基づき説明する
が、本発明は、これら実施例に限定されない。
実施例1 sbをドーブして比抵抗が0,01Ω・cmである厚さ
1.0開のSi基板にカッティングソーで30μm幅、
深さ600μmの溝を60μmピッチで形威した。これ
を1000℃酸素雰囲気中で20分間熱処理した。この
溝を形成したSi基板表面にスクリーン印刷でAgペー
ストを第2図に示すようなパターンに塗布した。Agペ
ーストから或る個々の電極の大きさは1.・3X0.8
+ueであった。その後、個々のペースト状電極を分割
するように、基板4をカッティングソーでマス目状に切
断した。得られたチップの大きさは1.5×1.0關で
あった。つぎに、Si基板4における溝が形成されてい
ない面をダイヤモンド砥粒でラッピングし、Si酸化物
膜を研磨して除去し、ケイ素基板面を露出させ、ここに
Agペーストを塗布し、リード線取り出し用としての取
出電極を設け、第2電極としてのSi基板と、第1電極
としての溝側に設けられた電極との間にコンデンサを構
威した。
このようにして得られたコンデンサにおける誘電体膜の
表面積は、溝を形成しない場合に比較して21倍であっ
た。また、このコンデンサの特性をLCRメータを用い
て測定した結果を次に示す。
測定周波数I M H zで容量が2.3nF、容量の
でIOCΩ以上であった。容量のばらつきは3%以下で
あった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る薄膜コンデンサの一例を示す断面
図、第2図は同実施例に係るコンデンサの製造方法を示
す正面図である。 2・・・コンデンサ    3・・満 4・・・Si基板     6・・・誘電体膜8・・・
第1電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)少なくとも一つの面に溝が形成されたSi基板と、
    その溝が形成された面の表面に形成されたケイ素酸化物
    からなる誘電体膜と、前記誘電体膜の表面に形成された
    第1電極とを有し、前記Si基板を第2電極とすること
    を特徴とするコンデンサ。 2)前記Si基板の比抵抗が0.1Ω・cm以下である
    ことを特徴とするコンデンサ。
JP16006389A 1989-06-22 1989-06-22 コンデンサ Pending JPH0324705A (ja)

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JP16006389A JPH0324705A (ja) 1989-06-22 1989-06-22 コンデンサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239324A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Chikako Hebiguchi 湾曲した物かけ用具
JP2010045297A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Tdk Corp トレンチ型コンデンサ及びその製造方法
CN113012939A (zh) * 2021-02-22 2021-06-22 四川大学 高耐电压低损耗硅基薄膜电容器及其制备方法

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