JPH03246271A - モノ置換ジチオオキサミド化合物の製造法 - Google Patents

モノ置換ジチオオキサミド化合物の製造法

Info

Publication number
JPH03246271A
JPH03246271A JP2312592A JP31259290A JPH03246271A JP H03246271 A JPH03246271 A JP H03246271A JP 2312592 A JP2312592 A JP 2312592A JP 31259290 A JP31259290 A JP 31259290A JP H03246271 A JPH03246271 A JP H03246271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dithiooxamide
solution
reaction
reactive amine
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2312592A
Other languages
English (en)
Inventor
David B Olson
デイヴィッド・・ビー・オルソン
Robert J Lokken
ロバート・ジェイ・ロッケン
Roger A Mader
ロジャー・エイ・メイダー
Jacqueline M Furlong
ジャックリン・エム・ファーロング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH03246271A publication Critical patent/JPH03246271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C327/00Thiocarboxylic acids
    • C07C327/38Amides of thiocarboxylic acids
    • C07C327/40Amides of thiocarboxylic acids having carbon atoms of thiocarboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C327/42Amides of thiocarboxylic acids having carbon atoms of thiocarboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms to hydrogen atoms or to carbon atoms of a saturated carbon skeleton
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、有機合成方法、特にモノ置換ジチオオキサミ
ド化合物の製造法に関する。より詳しくは、本発明はN
−(モノ置換)ジチオオキサミド類の製造及び分離方法
に関する。
従来の技術 ジチオオキサミド(c2H4S 2N 2)は、下記構
造式1のよ(知られた、広く研究された物質である。
5 H2N−C−C−NH2I ジチオオキサミドは、又、遷移金属カチオンとの錯化又
は配位のためのよ(知られた配位子である。特J、: 
N i ” 2、Zn”、Pd”、Pt+2、Fe今2
Cu+2、及びCo”2のようなカチオンと配位するこ
とが知られている。
幾つかの置換ジチオオキサミドもかなりよ(知られてお
り、広く研究されている。これらは、下記−最大Hによ
るN、N’−(ジ置換)ジチオオキサミドである。
S R’HN−C−C−NHR2m (式中、R1及びR2は、直鎖又は分枝構造を含む、且
つ鎖はヘテロ原子、例えば酸素、窒素又はイオウを含む
、種々のアルキル又はアリール基である)  N、N’
 −(ジ置換)ジチオオキサミド、即ち式■の化合物は
、遷移金属カチオンと種々の型の錯体を形成することが
理論的に可能である。それらの三つは、式■、■及びV
によりそれぞれ示される「モノマー」錯体、「カチオン
」錯体及び「ポリマー」錯体としてここに引用される。
皿 ■ モノマー錯体は、式M(HL)2(式中、Mは、+2の
酸化状態を有する遷移金属カチオンであり、HLは、一
つのチオアミド水素が除去するために−1の全電荷を有
する、−最大■のジチオオキサミド配位子である。
ポリマー錯体は、配体子と遷移金属カチオン間の1対1
配位よりなり、一般に式CML>nC式中、Mは+2の
酸化状態を有する遷移金属カチオンであり、Lは式■(
式中、2つのチオアミド水素(各窒素から1つ)が除去
して−2の配位子で全電荷となる。
「カチオン」錯体は、−最大M(H2L2)2X2 [
式中、Mは+2の酸化状態を有する遷移金属カチオンで
あり、H2Lは、一般に式■で示されるジチオオキサミ
ド配位子であり、そしてXは−1の電荷又は原子価数を
有するアニオンである。
式■、■及びVは、それぞれ化学量論だけの目的のため
である。配位子の配位は、変化しうるのであって、異性
体の異種が考慮される。
N、N’−(ジ置換)ジチオオキサミドのポリマー錯体
は、既知であり研究されて来た。ある程度、これは、そ
れらが強い典型的にマゼンダ色を示すという事実のため
である。結果として、それらはカーボンレスペーパー構
造として製品に商業的に使用されて来た。
一般に、カーボンレスベーパー構造は、2つの基質、例
えば二枚のペーパー、おのおの−面又は両面が反応物で
被覆されている、よりなる。2つの基質は、一般にドナ
ーシートとレセプターシートといわれる。2つの基質の
被覆面が接触して反応物が混合すると、反応が起きてイ
メージが形成する。
典型的なカーボンレストランスファーペーパー構造ては
、ドナーシートは、一般にその上に、適当なバインダー
中、カプセルに包まれた配位子物質のコーチングを含み
、しばしば被覆バック(cOated  back(c
B ))シートといわれる。レセプターシートは、一般
に、所望により適当なバインダー中、遷移金属塩のコー
チングを含み、しばしば被覆70ンド(cF)シートと
いわれる。金属塩は、ジチオオキサミド配位子と接触し
たときポリマーを形成しうるちのである。使用の際、ド
ナーシートとレセプターシートは、CF表面と接してC
B裏表面共に置かれる。即ち、2枚のシートは、カプセ
ル被覆ドナー(cB)シートがレセプター(cF)シー
ト上の金属塩コーチングと面するように位置する。ドナ
ーシートのフロント面、即ち被覆されていない面にかけ
られた筆圧(例えばペン圧)又はキー圧(例えばタイプ
ライタ−キー圧)は、配位子を含んでいるカプセルを破
壊し、配位子を放出してレセプターシートの表面に移し
、表面上の金属塩と着色錯体を形成するに至る。これに
関し、注意がジー、ダブリュー、マトソン、米国特許第
3.516.846号(1970)に向けられる。
適切な筆又はキー圧は、一般に本明細書中では、「活性
化(actiuating)圧力」と称する。かかる系
は、ドナーシート上に印刷又はタイプされるもののコピ
ーがカーボンペーパーを用いることなくレセプターシー
ト上に生ずるので、一般1ゴカーボンレスペーパー」装
置(arrangement)と称せられる。
上で説明したように、一般にN、N’ −(ジ置換)ジ
チオオキサミドは、ニッケルによりマゼンタポリマー錯
体を形成する。これは、暗青色又は濃いあい色が美学的
並びに対照的に好ましいので、カーボンレスペーパー製
品用としては理想的とは云えない。それゆえ、N、N’
 −(ジ置換)ジチオオクタミドに代るものが、青いイ
メージが望ましいという製品での使用又は応用での使用
のための配位子として求められて来た。
最近、幾つかのN−(モノ置換)ジチオオキサミドが、
遷移金属カチオンと反応して暗い、即ち青又は濃いあい
色のポリマー錯体を形成することが発見された。これに
関し、本出願の譲り受は人に譲渡された係続中の米国特
許出願番号第438゜776号を参照されたい。N−(
モノ置換)ジチオオキサミドとN、N’ −(ジ置換)
ジチオオキサミドの混合物がカーボンレスペーパーに有
用でありうることが記載されている。
本出願は、N−(モノ置換)ジチオオキサミドの合成及
び分離の好ましい方法に関する。以下の記載から明らか
なように、置換ジチオオキサミドを合成するための従来
の方法は、この目的を達成するのに本当に容認しうるも
のではなかった。
非置換チオアミドと第一脂肪族アミンとの反応は、ウォ
ーラック反応(Wallack  Reaction)
として知られ、置換ジチオオキサミドの製造に用いられ
て来た。オウ、ウォーラック、  Ann、  189
1.262,324参照。特にN、N’ −(ジ置換)
ジチオオキサミドの異種(variety)がこの方法
により製造されて来た。例えばアール、エフ。ハード等
、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリイ、1
962.26.3980参照。
ウォーラック反応はアミノ基転移反応である。
芳香族第一アミン、例えばアニリンに限られ、第二脂肪
族アミン、例えばジエチルアミン又はジェタノールアミ
ンは典型的反応条件下では反応しない。加えて、ウォー
ラック反応は、一般に対称的なジ置換生成物の形成に都
合がよく、モノ置換生成物は、有意な収量で分離するの
が困難である。
例えばジー・エッチ・アート、米国特許第3,658.
900号(1972)及びビー・バーソン等。
アクタ・キミカ・スカンジナビア、1964,18.1
059参照。
ウォーラック反応の変形がN−(モノ置換)ジチオオキ
サミド化合物の形成を都合よく行なうのに用いられて来
た。特に、ハスヶ等、ジャーナル・オブ・オーガニック
・ケミストリイ、1967.32.1579は、チオオ
オキサミドプロトンの酸性性質を使用する一段階合成に
よる幾つかの脂肪族置換ジチオオキサミドの製造を報告
している。
一般に、ハスヶ等は、ジチオオキサミド塩の形成により
、チオアミド官能基の一方をブロックすることを行なっ
た。塩と脂肪族アミンの反応は、低収量のモノ置換ジチ
オオキサミドしか得られないと報告された。これらの方
法を経て、彼等はジチオオキサミドのN−エチル、N−
プロピル、N−ブチル、N−3−ジメチルアミノプロピ
ル、N2−ヒドロキシエチル及びN−3−ヒドロキシプ
ロピル誘導体の製造を報告した。典型的には、収率は、
約5.7%(N−ブチル化合物に対し)から15.3%
(ヒドロキシエチル化合物に対し)の範囲であった。水
性水酸化ナトリウム中で実施された反応は、典型的にジ
チオオキサミドの加水分解的分解(hydrolyti
c  decomposition)により行なわれ、
アンモニア、スルフィド、シアニド、チオシアナート及
びシュウ酸エステルイオンを形成した。反応時間を短か
くして加水分解を最少にしようという試みは、典型的に
出発材料を大量に回収する結果となった。
N−(モノ置換)ジチオオキサミド誘導体の別の製造法
が知られている。例えば、エッチ・ニー・キベル等、ヨ
ーナル・フェア・フラクテイッシエ・ヘミ−、−198
1,323,41及びゲー・エルフルト等、ドイツ民主
共和国特許第112,435号(1975)参照。本合
成は、ナトリウム・シアノジチオフォルマートとアミン
との反応を基本とし、次いで硫化水素で処理してジチオ
オキサミドを形成させる。硫化水素の毒性、シニアド溶
液の取り扱いと濾過及びこの反応で用いられる二硫化炭
素の燃焼性から、商業的に有用なモノ置換ジチオオキサ
ミドを大量生産するのにこの反応は望ましくない。
モノ置換ジチオオキサミドを製造する他のル−トは、種
々の有毒で危険な材料の使用を含み、これは商業的生産
に関し上で説明したと同様の問題を生ずる。例えば、三
硫化リンは、N−フエニルジチオオキサミドを製造する
ためにN−フェニルオキサミドの処理に用いられて来た
。アー・ライザート、ケミッシェ・ベリヒテ、 190
4.37.3708参照。又、イソシアナートは、シア
ン化カリウムとの反応に用いられ、その生成物は、次い
てアンモニアと硫化水素と反応させて種々のN−(モノ
フェニル)ジチオオキサミドを形成する。アー、ライザ
ートケミッシエ・ベリヒテ、 1924゜57B、98
1及びエイ、デイ−、グラベンコ等、Zh、Org、K
him、1972,8,528参照。
上で報告した方法は、特にモノ置換ジチオオキサミドの
製造に好ましいように開発されたが、わずかに、比較的
短鎖のアルキル基または短鎖置換基を有するアリール基
で置換された化合物を製造するのに用いられただけであ
る。即ち、窒素に置換する基が十分大きくてモノ置換生
成物に実質上の不揮発性を付与し、又、商業的応用、例
えばカーボンレスペーパー製品での温存的利用可能性を
付与するN−(モノ置換)ジチオオキサミドの製造法は
、文献には示されていない。このような化合を製造する
ことの必要性は、青又は濃いあい色のイメージを有する
製品の商業的有用性のためである。
合成法は、モノ置換物質の全体の収率が好ましいもので
あるか少くとも商業的に受は入れうるものであり、モノ
置換物質とジ置換物質の割合が好ましいものであるか少
くとも商業的に受は入れうるちのであり、生成物混合物
から所望のモノ置換物質が容易に分離でき、且つ反応条
件及び試薬が大規模製造実施で受は入れうるものである
のが好ましい。ここに記載される方法が、これらの原因
を有意に越えていることは、以下の記載から判るであろ
う。
発明の構成、効果等 本発明は、ジチオオキサミドのアミノ基転移によるN−
(モノ置換)ジチオオキサミドの合成に関する。本発明
による好ましい方法は、N−(モノ置換)ジチオオキサ
ミドの収量が、ウォーラック反応において、反応混合物
の温度をコントロールすること、反応物の初期濃度を最
適にすること、有効量の酸を加えて仕上げ(work−
up)即ち、プロセッシング処理を有利にすること、及
び/又は所望により有効量の特定の窒素塩基を反応混合
物に加えることにより改良できるという発見を利用する
ものである。ここに、物質の有効量とは、以下のいずれ
かの結果をもたらすのに十分な量を意味する。モノ置換
ジチオオキサミド誘導体の収率での相対的増加、モノ対
シ置換誘導体の収率の比における相対的増加、1:1よ
りも大きな、N−(モノ置換)ジチオオキサミド生成物
対N、N’ −(ジ置換)ジチオオキサミド生成物のモ
ル比、又は、プロセッシング処理、即ち精製及び分離で
の改良又は簡易化。改良された処理は、同様に定義され
るものである。
モノ置換ジチオオキサミドの形成促進の目的で所望によ
り添加される塩基は、ここでは「補助」又は「非反応性
」塩基と称するが、それ自体、一般にアミノ基転移反応
を行なうアミン、ここでは「反応」又は「反応性」塩基
と称する、と同様の手段ではジチオオキサミドと反応し
ない。場合により、モノ置換ジチオオキサミドの収率を
高めるのに有効な典型的塩基は、窒素塩基で、芳香族第
一アミン、第二及び第三脂肪族アミン、芳香族異項環化
合物、並びにそれらの混合物を含む。これら窒素塩基の
例は、アニリン、ジエチルアミン、ピリジン及びそれら
の混合物である。
一般に、本発明の反応は、溶液中、ジチオオキサミド自
体(むしろ脱プロトン形、反応が強い水酸化物塩基の存
在下に行なわれる場合、存在する)と反応性アミンとの
間で行なわれる。従って、非反応性塩基は比較的弱い塩
基が好ましい。
本改良方法により合成される化合物は、遷移金属カチオ
ンとの配位化合物の製造に有用である。
これらモノ置換配位子のあるものは、圧感イメージング
技術によるイメージ形成に有用な錯体を形成する。とい
うのは錯体は望ましい色と物理的性質を有する。
本発明の詳細な記載をここに示すが、一般に詳細な記載
は、代表例としてのみと考えるべきである。
ウォーラック反応によるジチオオキサミド誘導体の合成
は、溶媒、例えばアルコール中、アミンとジチオオキサ
ミドとの反応よりなる。ありきたりの手段で、アミン対
ジチオオキサミドの初期1コ1モル比を用いた場合、モ
ノ置換及びジ置換誘導体は、典型的にほぼ同一量で形成
される。ビー、パーソン等、アクタ・キミ力・スカンジ
ナビア。
1964.18,1059.参照。パーソン等は、例え
ばアルコール中、メチルアミンとジチオオキサミドの等
モル比の反応で、N−メチルジチオオキサミド19%収
率及びN、 N’ −ジメチルジチオオキサミド13%
収率を報告している。
本発明の好ましい、応用では、ウォーラック反応混合物
の温度と反応物の濃度をコントロールし、反応を酸で抑
制する。所望により、補助塩基をウォーラック反応混合
物に供給する。温度の記載されたコントロール、反応物
の濃度、酸抑制及び適当な補助塩基の所望による使用は
、N−(モノ置換)ジチオオキサミドの形成、分離及び
/又は収率に好都合である。
補助塩基 上で示したように、ウォーラック反応、即ちジチオオキ
サミドとアミンの反応を含むアミノ基転移を経てN−(
モノ置換)ジチオオキサミド化合物を形成する場合、特
定の反応にとって補助塩基の存在は好ましいものとなる
。一般に、望ましい効果を達成するのに使用しうる補助
塩基は、窒素塩基、即ち、一般にウォーラック反応の条
件下、非反応性のアミン塩基である。これらの塩基は、
芳香族第一アミン、第二及び第三脂肪族アミン並びに芳
香族含窒素異項環、即ち芳香環の少(とも一つに窒素を
含む芳香族化合物並びにそれらの混合物を含む。好まし
いこれら塩基は、ピリジン、アニリン、ジエチルアミン
及びそれらの混合物を含む。
非反応性補助塩基を用いる場合、好ましくは、ジチオオ
キサミドに対し約0.5−3.0モル当量の補助塩基を
初期に用いる。最も好ましくは、非反応性補助塩基対ジ
チオオキサミドの初期モル比は、約0.8ないし1.2
の範囲内である。
本反応の最適条件が一般に非反応性塩基対ジチオオキサ
ミドのほぼ等モル比の初期使用を含むことは、以下に示
される表Hの結果から判る。これは、ジチオオキサミド
のジ置換誘導体に対するモノ置換誘導体の収量の増大を
示す。
補助塩基の使用によるN−(モノ置換)ジチオオキサミ
ドの収率に関するプラスの効果は、一般に反応性アミン
H2NR’ のR′置換分としてアルキル又はアラルキ
ル基を含むものの反応に認められる。ここに「アルキル
基」は、直鎖、分枝鎖、環構造、飽和基及び不飽和基か
らなる炭化水素基を含む。これらの基は、又、種々の官
能基を含む。
用語「官能基」は、アルキル基に置換される異原子を含
む基を称する。かかる官能基は、その範囲内に水酸基や
ハライド基を含むがこれらに限定されない。プラスの効
果は、しかしながら、反応性アミンのR′置換分がアミ
ド結合を含む反応に対してはそれほど明らかでない。
N−(モノアルキル化)ジチオオキサミドの形成での非
反応性塩基の存在によるプラスの効果は、以下の表Iに
報告されるデータから明らかである一般に、表■は、と
ドロキシエチルアミン(HEA)、即ちエタノールアミ
ンとジチオオキサミド(DTO)の間のアミノ基転移を
含む2つのウオーラック反応の比較である。関心のある
分離された生成物は、モノ置換生成物、N−(2−ヒド
ロキシエチル)ジチオオキサミド(MHE)及びジ置換
生成物、N、N’−ジ(2−ヒドロキシエチル)ジチオ
オキサミド(DHE)である。両者の反応条件は一般に
以下の実験例2に記載される通りで、補助塩基(ピリジ
ン)の存在又は不存在でわずかに違いがみられる。反応
生成物は、溶媒の留去と実験例2で記載した通りのシリ
カゲルでのカラムクロマトグラフィを用いての反応混合
物の分別により分離した。
以下の表に示すパーセント収率に関し、理論収率は、2
つの生成物について、競合反応が起こることなく、各化
合物が形成された生成物であるとして計算した。表中で
特別に報告された反応に関し、ジチオオキサミド対反応
性アミンの初期比は、約1:1であった。従って、モノ
置換生成物の理論収量は、化学量論が1モルの反応性ア
ミン対1モルのジチオオキサミドを含むので、どちらか
の反応物を制限試薬として出した。ジ置換生成物に関し
ては、理論収量は、化学量論が2モルの反応性アミン対
1モルのジチオオキサミドを含むので、反応性アミンを
制限試験(limiting  reagent)とし
た。全ての場合のモノ、ジ比は、各反応混合物のモノ置
換生成物対シ置換生成物のモル比であることに注意され
たい。
表 ■ ヒドロキシエチルジチオオキサミドの 収率に関する塩基の影響 2.49  1.29 、−−−  0.89  0.
890.02モル 0.02モル        0.
005モル 0.004モル2.49  1.29  
1.69  1.19  0.890.02モル 0.
02モル 0.02モル 0.007モル 0.004
モル25%38%IJ:1 34%38%1.8:1 種々の補助塩基を反応を促進するために本発明に従って
用いつるのであって、モノ置換ジチオオキサミドの収率
を向上しつる。表■は、異なる補助塩基の影響とN、 
N’ −ジドデシルジチオオキサミドに対するN−ドデ
シルジチオオキサミドの収率に基づく濃度の影響を示す
。これらの結果から、補助塩基の適当量は、一般にジチ
オオキサミドのモル数とほぼ等しい量であることが認め
られる。しかしながら、最も有効であるべきこの量に対
し、ジチオオキサミドの濃度が、一般に以下に記載され
るように、好ましい範囲内であることが注目される。
表Hに示すデータに関し、反応は一般に下記実験例1に
記載されるように実施した。ジチオオキサミドとドデシ
ルアミンとのモル比は、各場合、初期が1:1で、ジチ
オオキサミドと補助塩基の濃度は、表示した相対量に従
って変えた。
表■ N−ドデシルジチオオキサミドとN、 N’−ジドデシ
ルジチオオキサミドの収量に対する塩基及び塩基濃度の
影響 1.5・1 N−(モノ置換)生成物に好ましい反応条件本発明のモ
ノ置換物質の製造を最大にするための典型的反応条件は
、反応溶液中、初期に、約0.8:1ないし3:1モル
比のジチオオキサミド対反応性アミン、好ましくは1:
1ないし2:1モル比の使用を含む。反応性アミンの量
に対し2倍多(ジチオオキサミドを使用するとモノ一対
ジー置換比、特に反応性アミンH2NR’(式中、R′
はアミド官能性を含む置換分である)を含む反応に対し
、を増加することが判った。
一般に全ての置換分に関し、希釈反応混合物がモノ置換
生成物の形成に好ましい。特に、反応が初期に、約領8
:1と3:1の間のジチオオキサミド対反応性アミンの
比で用いられ、好ましくは反応溶液中のDTOの濃度が
初期に約15重量%より大きくないとき、より好ましく
は約10重量%より大きくないとき、都合がよい。
濃度の影響は、上記表■及び下記表■のデータの試験か
ら明らかである。一般に、表■のデータの生成をもたら
した実験例は、反応混合物中の溶媒の重量%の変化以外
は、以下に報告される実零例1で概略示される手順に従
って実施した。表1の全ての反応に関し、アニリンが補
助塩基とし]用いられ、モノ置換生成物の形成に好まし
がっtことが注目される。各反応で、用いられたアユ1
2ンの重量%は、アニリン対ジチオオキサミドの?モル
当量をなす量である。
溶媒の重量%の増加に伴い、即ち反応物の濃誼が減少す
るにつれて、モノ置換誘導体対ジ置換壽導体の生成物収
量のモル比が増加することに注目されたい。又、モノ置
換誘導体の収量が常に実質的に増加するのではないが、
それにしても望ましくないジ置換誘導体の収量が一般に
実質的に減少することに注目されたい。これは、モノ置
換生成物対シ置換生成物の比が改良されたので、本発明
による改良である。
表■ N−ドデシルジチオオキサミドとN、 N’−ジドデシ
ルジチオオキサミドの形成に関する濃度の影響wt% 
モル   収量”     収量  モノニジ溶媒  
 DTO)’テ゛シルーDTOシ゛トチ゛シル−DTO
比2.5:1 *これらの反応に用いた出発物質、ジチオオキサミドは
約り0%純度である。不純物は不活性で、従って反応に
影響しなかった。結果として、収率パーセントは一見低
いように見えるが、しかしながらモルニジ比は、一般に
不純物により影響されなかった。
反応温度を溶媒の環流温度より低く保つこと、特に好ま
しくは40℃又はそれ以下にすることで有利な結果が得
られることも認められた。これに関し、下記表■に報告
されるデータに注意が向けられる。
表■のデータは、示された変形とともに実験例1に概略
示される実験手順から一般に得られた。
各実験は、メタノール中、ジチオオキサミドとドデシル
アミンそれぞれ0.02モルで実施された。塩基が添加
されたように示される2つの反応において、補助塩基は
アニリンで、その0.02モルを存在させた。酸が添加
されたように示される2つの反応では、37%水性HC
Iが、3時間の反応時間後に、溶液のpHを約2−5の
値に調整するのにのに有効な量を加えた。
このデータから、反応温度は、モノ置換ジチオオキサミ
ド化合物の収量を改良するのに有意な因子であることが
明らかである。好ましくは、反応混合物の温度は、溶媒
の環流温度より有意に低く保つ。メタノールの場合、5
6°Cである。より好ましくは、反応温度は、最適結果
を得るには約30と40℃の間に保つ。
表 ■ T(℃)時間 補助 酸    生成物収量   モノ
:ン塩基     トチ゛ンルーDTOシ゛トチ゛ツル
ーDTO比56 1hr  no   no  2.1
8(36%)  1.0g(22%)35 3hr  
no   no  2.59(43%)  1.8g(
39%)35 3hr  no   yes  2.6
9(45%)  2.19(46%)35 3hr ”
yes  no  3.29(55%)  1.19(
24%)35 3hr  yes  yes  3.2
g(55%)  1.59(32%)no””iされた
反応物が反応混合物に添加されなかった(即ち、補助塩
基が反応に用いられなかったか、酸が反応を抑制するた
めに用いられなかった) **yeS=示された反応物が反応混合物に添加された
(即ち、塩基として、0.02モルのアニリンが反応混
合物中に初期に存在した場合、酸として37%水性HC
J’を加えて反応を抑制し溶液のpHを約2−5の値に
調整した) 反応を抑制するための特定の処理が(モノ置換3.5:
1 2.2:1 2.0:1 4.2:1 3.3:1 ジチオオキサミド生成物の品質を改良するのに役立つこ
とも確認された。特に、反応を抑制するための酸の添加
は、反応混合物の外観の色から一部裏づけられるように
、生成物の品質を明らかに改良する。そして酸添加が行
なわれた反応では、反応混合物は非常に淡い色である。
これは、モノ置換生成物から除去しなければならない望
ましくない副生成物が少なくなっていることを示す。
所望の生成物の分別及び分離も、又、反応を抑制するた
めに酸を添加することにより、特に所望の生成物が疎水
性部分を含む場合に改良される。
例えば、長鎖置換分、例えばアルキル基が約12〜20
炭素であるものを有するN−(モノアルキル)ジチオオ
キサミドの製造において、望ましくない副生成物として
形成されるN、 N’ −(ジアルキル)ジチオオキサ
ミドは、濃厚酸で処理後、アルコール性反応溶媒中に比
較的難溶性であることが観察される。しかしながら、モ
ノ置換物質は、酸添加後でも可溶性である。即ち、ジ置
換物質は容易に濾過により分離除去され、所望のN−(
モノ置換)ジチオオキサミド生成物の精製と分離を容易
にする。事実、モノ置換生成物は、例えば水による続い
ての沈殿により、典型的に、実質的に純粋で、不純物を
含まない状態で分離することができる。これは、分離及
び精製処理が簡単であるので、本発明による改良である
さらに、モノ置換誘導体の収量は、ある状態で、酸の添
加により高められ反応を抑制する。
典型的には、反応を抑制するために、適宜の酸、例えば
37%HCIを反応溶液に加えて約2−5のpH値とす
る。一般に望ましい結果をもたらす酸は、強鉱酸である
。鉱酸とほぼ同様の強さを有する有機酸、例えばトリク
ロロ酢酸やトリクロロメタンスルホン酸も、望ましい結
果を与え、本発明の範囲に含まれる。酸添加は、本発明
の有利な態様であり、酸が望ましくないアミン化合物の
塩を形成することにより副生成物の形成を押えるように
考えられる。
上述したように、反応生成混合物の色は、酸をアミン基
転移反応抑制に用いた場合、明白に明る(なる。酸使用
による生成物の品質に対する有意な影響は、しかしなが
ら定量的ではない。補助塩基を反応に使用しても使用し
なくても、酸添加は一般に純度を改良して生成物の分離
を容易にする。例えば、酸を用いない場合、さらに次の
反応をプロセッシング処理の間に行なわなければならな
い。得られる生成混合物は扱いにくい油である。
多くの状態で、生成物は一般にカラムクロマトグラフィ
を用いて分離、精製される。しかしながら、酸添加によ
り、処理のスケールアップがよりやりやすい方法、例え
ば抽出や沈殿を用いることができる。従って、本発明の
方法は、商業的規模でのモノ置換ジチオオキサミドの合
成を明らかに改良する。
実験的実施例 以下の実施例は、N−(モノ置換)ジチオオキサミド生
成物の製造並びに分離のために、明細書中に記載した改
良方法の有用性を示す。その処理は、特に、ジチオオキ
サミドに置換する基が一般に比較的不揮発性の生成物に
導くような、好ましい生成物の製造に有用である。上記
表I −IVに報告されるデータは、以下の一般的観察
を支持するのに役立つ。
(a)  ウォーラックアミノ基転移反応において、特
定のクラスのN−(モノ置換)ジチオオキサミドの製造
は、一般に補助アミン、例えば窒素塩基の存在で有利に
行なわれ、典型的なウォーラック反応条件下ではうま(
反応しない。
(b)溶媒の環流温度より低い温度、好ましくは約30
°から40℃の範囲内で反応を行なうと一般に、ジ置換
生成物に比ベモノ置換生成物を形成し、望ましくない副
反応を最少にする。
(c)  ジチオオキサミド対反応性アミンの比が初期
に、約0.8 : 1ないし約3:1の範囲内で、ジチ
オオキサジンの濃度が好ましくは約15%より大でな(
、より好ましくは10%より大でない希釈反応混合物の
場合、モノ置換生成物の形成上一般に好ましい。そして (d)  酸により反応を抑制すると、商業的なスケー
ルアップがやりやすい手段で、N−(モノ置換)ジチオ
オキサミド生成物の分離が都合よ(行ないうる。
補助アミンがモノアルキル化ジチオオキサミドの形成に
有利な結果をもたらすことは注目される。即ち、補助塩
基の使用によるN−(モノ置換)ジチオオキサミドの収
量に対するプラスの効果は、一般に、反応性アミンH2
N R’がR゛置置換色してアルキル又はアラルキル基
を含む反応について認められる。既に述べたように、こ
こに「アルキル基」は、直鎖、分枝鎖、環構造、飽和基
及び不飽和基からなる炭化水素基を含む。これらの基は
、種々の官能基、即ち、アルキル基に置換する異原子を
含む基を含む。この定義内に水酸基とハライド基が含ま
れるが限定されない。
しかしながら、化合物の特定のクラスに関し、補助窒素
塩基は、はとんど有意な効果を示さないようである。そ
のクラスの化合物は、置換分がアミド結合を含む置換ジ
チオオキサミドを含む。即ち、反応性アミン、H2NR
’のR′置換分がアミド結合を含む反応に対しては、補
助塩基のプラス効果はほとんどみられない。
しかしながら、特定のクラスの化合物は、ウォーラック
反応で、添加された補助塩基の存在により、間接的に有
利に合成される。即ち、種々の化合物は、本発明の方法
により有利に合成される単純なモノ置換ジチオオキサミ
ドから誘導することができる。例えば、置換分がエステ
ル基を含むモノ置換ジチオオキサミドは、アシルハロゲ
ン化物とN−(ヒドロキシアルキル)ジチオオキサミド
の反応から容易に生成できる。N−(ヒドロキシアルキ
ル)ジチオオキサミドは、ジチオオキサミドとヒドロキ
シアルキルアミンの反応により容易に合成され、補助ア
ミンの存在によって容易となる実験例I N−ドデシルジチオオキサミドの製造 表■、■及び■に報告したデータは、実験例1で記載さ
れる処理と類似の処理に従い、表に示されたように変化
させながら得たものである。
マグネチックスクーラー、コンデンサー、温浴を備えた
100翼l丸底フラスコに、2.49(0,02モル)
のジチオオキサミド、1.89(0,02モル)のアニ
リン、及び4011Nのメタノールを入れた。溶液を撹
拌して35℃で30分間加温した。
反応性アミン、ドデシルアミン(3゜79.0.02モ
ル)を加えて、溶液をさらに3時間35℃で撹拌した。
粗反応混合物を25℃に冷却して、37%HCA(水性
)の添加により酸性度を約2のpHに調整した。形成し
た沈殿を濾過により集め、少量のメタノールで洗浄し、
乾燥して1.5gの黄褐色固体(生成物1)を得た。水
(40+A’)を濾液に撹拌しながら加え、撹拌を10
分間継続した。沈殿を濾過により集め、水とメタノール
、50:50の混合物の最少量で洗浄し、乾燥して褐色
固体(生成物2)3.2qを得た。
酢酸エチルに溶解した生成物1の1滴をTLCプレート
上に置き、酢酸エチルとヘキサン50:50の混合物で
溶出した。生成物1は本質的に単一化合物であることが
観察された。エタノ−と水50:50混合物の、2%硝
酸ニッケル溶液をスポットにスプレィし、N、N’−(
ジアルキル)ジチオオキサミドによるニッケル配位化合
物固有のマゼンタ色が発現した。さらに生成物は、1H
と13CNMRによりN、 N’−ジドデシルジチオオ
キサミドと一致することが確認された。生成物の重量は
1.59(3,3X 10−3モル)で、33%の収率
を示した。
生成物2は、酢酸エチルに溶解し、溶液の1滴をTLC
プレートに置いた。酢酸エチルとヘキサン50:50の
混合物による溶出を行なった。生成物は、エタノール/
水溶媒の2%硝酸ニッケル溶液で処理すると青色を発現
するただ一つの酸物を含むことが観察された。IH及び
13CNMRにより、生成物はN−ドデシルジチオオキ
サミドと同定された。収量は0.011モルに相当し、
又は55%収率であった。
実験例2 N−(2−ヒドロキシエチル)ジチオオキサミドの製造 表Iのデータは、一般に実験例2で記載されるものに類
似の処理に従って得た。
マグネチックスターラー、コンデンサー及び温浴を備え
た100m7丸底フラスコに2.4g(0,02モル)
のジチオオキサミドとメタノール(40翼l)に溶解し
たピリジン(1,69,0,02モル)の溶液とを入れ
た。反応混合物を、撹拌しながら35℃で30分間加温
した。エタノールアミン(1,29,0,02モル)を
加えて、溶液をさらに3時間35℃で撹拌した。粗反応
混合物を室温に冷却し、37%HCIC水性)を加えて
酸性度をpH約2に調整した。シリカゲル(109)を
溶液に加えて、溶媒を減圧下に除去した。吸着した生成
混合物とシリカゲルの乾燥残渣をクロマトグラフィーカ
ラムに加えた。生成物を酢酸エチル/ヘキサン混合物で
溶出して、最初に溶出するモノ置換生成物をジ置換ジチ
オオキサミドと分別した。N−(2−ヒドロキシ)ジチ
オオキサミドの収量は1.18(7,0X10−”モル
、38%収率)であった。次いで0、89(4,OX 
10−3モル、38%収率)のN、N−ジ(2−ヒドロ
キシエチル)ジチオオキサミドを分離した。モノ1換対
ジ置換ジチオオキサミドのモル比は1.8+1であった
実験例3 N−(2−オクタノイルオキシエチル)ジチオオキサミ
ドの製造 その製造法が実験例2に記載されている化合物N−(2
−ヒドロキシエチル)ジチオオキサミドは、より高分子
量の変形であるN−(モノ置換)ジチオオキサミド形成
用の前駆物質として有用である。既に記載したように、
そのような化合物は、特定の繊維金属、例えばNi+2
と青又は濃いあい色の錯体を一般に形成するので、潜在
的に商業上有用である。それらは、又、比較的不揮発性
で、従ってより取り扱いが容易で、例えばカーボンレス
ペーパー様式のようた製品により容易に利用可能である
N−(2−オクタノイルエチル)ジチオオキサミド合成
の本記載は、N−(2−とドロキシエチル)ジチオオキ
サミドを選択された高分子量N−(モノ置換)ジチオオ
キサミドの製造に用いる手段の模範である。
回転スターラー、コンデンサー及び温浴を備えた250
zl丸底フラスコに、6.09(0,05モル)のジチ
オオキサミドとメタノール(100IA’)に溶解した
ピリジン(4,0g、0.05モル)の溶液を入れた。
溶液を撹拌しながら35℃で30分間加温した。エタノ
ールアミン(3,Oy、0.05モル)を加え、溶液を
撹拌し、35℃で3時間加温した。粗反応混合物を室温
に冷却した。この混合物の酸性度を、37%HCI(水
性)の添加により約2のpHに調整した。メタノールを
真空下に除去し、100m1のメチレンクロリドを加え
た。得られる混合物を室温で30分間撹拌した。混合物
を濾過することにより、未反応のジチオオキサミド(3
g)を暗褐色固体として除去した。
濾液を集めて溶媒を真空下に除去した。塩化オクタノイ
ル(8,09,0,05モル)を残った油に加えた。反
応混合物を60℃で1時間加熱し、室温に冷却して、1
00mj2の、メタノールと水の50:50混合物を加
えた。次いて炭酸水素ナトリウムを溶液のpHが約7と
なるまで加えた。次いで混合物を濾過し、4.5gのN
、 N’−ジ(2−オクタノイルオキシエチル)ジチオ
オキサミドを得た。この段階での濾液をメチレンクロリ
ド(2X50m1)で抽出し、丸底フラスコに移し、硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去し、7
、0g(50%)のN−(2−オクタノイルオキシエチ
ル)ジチオオキサミドを暗黒電油として得た。物質はガ
スクロマトグラフィにより80%の純度であると測定さ
れた。これは純モノ置換物質の約35%の全収率に相当
する。
実験例4 N−(2−オクタノイルアミドエチル)ジチオオキサミ
ドの製造 上記のジチオオキサミドの合成には、2−オクタノイル
アミドエチルアミンが必要であった。このアミンは、日
本特許67:15,925に記載された通りに製造した
。これを引用して明細書記載の一部とする。要するに、
コンデンサー、マグネチツクスターラー及び加熱用マン
トルを備えた250m1丸底フラスコに、1009(0
,82モル)のオクタンニトリル、509(0,82モ
ル)のエチレンジアミン、0.4gの硫黄と209の水
を入れた。混合物を20時間加熱還流し、次いで室温ま
で放冷した。コンデンサーを取り除いて蒸留ヘッドと置
きかえ、1.09(0,015モル)の粉末亜鉛を加え
た。水とエチレンジアミンを真空で除去して、生成物を
蒸留して1249(81%)の2−オクタノイルアミド
エチルアミン、bp155−157℃(0,25mmH
g)を得た。この物質は放置すると一部固化した。化合
物はNMR分光学により同定した。
2−オクタノイルアミドエチルアミンを反応性アミンと
して用い、以下の手順でN−(2−オクタノイルアミド
エチル)ジチオオキサミドを製造した。回転スタークー
、コンデンサー及び温浴を備えた100翼l丸底フラス
コに、2.49(0,02モル)のジ−チオオキサミド
、1.89(0,02モル)のアニリンと49m1のメ
タノールを入れた。混合物を35℃で30分間加温した
。溶液に3.89(0,02モル)の2−オクタノイル
アミドエチルアミン(上記の通り製造した)を加え、反
応混合物を35℃で3時間保った。粗反応混合物を室温
まで冷却し、酸性度を、37%HCIの添加により約2
のpHに調整した。イミダシリンと同定された白色固体
が沈殿し、これを濾過により集めた。濾液に水(40m
/)を加えて褐色固体の生成物が沈殿した。30分間撹
拌し、次いで濾過し、乾燥して1、89(31%)のN
−(2−オクタノイルアミドエチル)ジチオオキサミド
を得た。薄層クロマトグラフィによる分析で、生成物は
比較的枠練で事実上ジ置換生成物を含んでいないことが
確認された。
実験例5 補助塩基によるN−(6−プロパノイルアミドヘキシル
)ジチオオキサミドの製造 N−(6−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサ
ミドの形成の際の反応性アミン、1−アミノ−6−プロ
パノイルアミドヘキサンを以下の手段で製造した。加圧
反応がまに90.90kg(7゜8X102モル)の1
,6−へキアミンジアミン、プロピオン酸(29,09
kg、3.9X102モル)を加えて反応混合物を周囲
圧力下、150℃で6時間加熱した。冷却後、真空にし
反応混合物を再び加熱した。過剰の1.6−へキサミン
ジアミンを100−140℃、5mmHgで留去した。
回収1.6−へキサミンジアミンは約50に9であった
。コンデンサーを50℃に保ってジアミンが冷却して固
化するのを防いだ。140−160℃、0.25mmH
gでの真空蒸留を続けて、45kgから54kgの1−
アミノ−6−プロパノイルアミドヘキサンを澄明ないし
0黄電油として得た。収率は65−80%の範囲であっ
た。本物質は放置すると一部固化した。1−アミノ−6
−プロパノイルアミドヘキサンの純度をガスクロマトグ
ラフィにより以下の手段で高めた。少量の反応生成物を
クロロホルムに溶解した。溶液を、内径0.25mmで
フィルムの厚さ0.00025mmの長さ15mの毛細
管DB−1カラムに注入した、初期カラム温度は75℃
で、2分間保持した。次いで温度を15℃/分で上げて
250℃の温度にした。この温度を5分間保った。1−
アミノ−6−プロパノイルアミドヘキサンに対する保持
時間は7.70分で、1.6−ジブロバノイルアミドヘ
キサンに対するそれは11.5分であった。未反応の1
,6−ヘキサンジアミンの保持時間は2.68分であっ
た。ガスクロマトグラフィデータの積分により、以下の
量の物質が存在することが示された。未反応1.6−ヘ
キサンジアミン(50%−55%)、1−アミノ−6−
プロパノイルアミドヘキサン(35%−40%)及び1
,6−ジブロバノイルアミドヘキサン(5%−10%)
。IR及びNMR(IH及び130)スペクトルは、指
示した構造と一致した。
N−(6−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサ
ミドを以下の方法で製造した。回転スタークー、コンデ
ンサー及び温浴を備えた反応釜に、16.36kg(1
,4x102モル)のジチオオキサミド、218kgの
メタノール、及び28kgのアニリンを入れた。(注:
反応は、又、補助塩基を使用することな〈実施しく実験
例6参照)、同様の結果であった。)反応混合物を加温
し、35℃の温度で30分間保った。1−アミノ−6−
プロパノイルアミドヘキサン(16,36kg、 95
モル)を加えて、反応混合物を約35℃の温度で2時間
保った。さらに6.19kg(36モル)の1−アミノ
−6−プロパノイルアミドヘキサンを加えて反応をさら
に4時間続けた。反応混合物を25℃に冷却した。酸性
度を、約60kgの37%HCI(水性)を加えること
により約3以下のpHに調整した。
釜を真空にし、加熱してメタノールを除去した。
温度を真空蒸留の間ずっと40℃以下に保った。
ジクロロメタン(181kg)を残留油に加えた。次い
でこれに136kgの水を加えた。混合物を袋又はクツ
(Quno)フィルターを通して加圧濾過し、層を分別
した。下部の有機層を集め、次いで減圧で溶媒を除去し
、N−(6−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキ
サミドとN、 N’−ジ(6,6’−ブロパノイルアミ
ドヘキシル)ジチオオキサミドの混合物を得た。
トリブチルホスフェート(18,2kg)を加えて、N
−(6−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサミ
ドとN、N’−(6,6’−プロパノイルアミドヘキシ
ル)ジチオオキサミドの混合物の純度を以下の手段で高
めた。少量の反応混合物を特級のアセトニトリルに溶解
した。25μlの試料を、15cmx 4.6mm、 
xンドキップのC−8I BMトリメチルシリル安全(
guard)カラムによるHP1090液体クロマトグ
ラフィに注入した。試料を、2μモルのジブチルアミン
の添加の水とアセトニトリルの分配混合により、流速Q
、75mA’/分、温度50℃で溶出した。流出分配時
間は15分であった。分配傾斜は、100水O分、75
%アセトニトリル10分、及び100%アセトニトリル
15分であった。UV検出器を305mmにセットした
。ジチオオキサミドは5.5分に溶出することが、N−
(6−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサミド
は9.5分に溶出することが、モしてN、 N’−ジ(
6,6’−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサ
ミドは10.9分に溶出することが判った。N−(6−
プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサミドの量は
11.IKg(40モル)でN、 N’−ジ(6,6’
−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサミドの量
は7.5Kg(17,4モル)であった。モノ置換生成
物対ジ置換生成物のモル比は、2.3:1であった。
反応混合物の試料をシリカゲルカラムに吸着させ、ヘキ
サンと酢酸エチルの50:50混合物で溶出した。N−
(6−プロパノイルアミドヘキシル)ジチオオキサミド
が最初に溶出し、次いでN。
N′−ジ(6,6’−プロパノイルアミドヘキシル)ジ
チオオキサミドが溶出した。N−(6−プロパノイルア
ミドヘキシル)ジチオオキサミド(主生成物)及びN、
 N’ジ(6,6°−プロパノイルアミドヘキシル)ジ
チオオキサミド(副生成物として形成)のこのように精
製された試料の13CNMRスペイトルは、指示構造と
一致した。
実験例6 補助塩基によるN−(6−プロパノイルアミドヘキシル
)ジチオオキサミドの製造 マグネチックスクーラー、コンデンサー及び温浴を備え
た25(1+A’丸底フラスコに、6.09(0゜05
モル)のジチオオキサミドと100m1のメタノールを
入れた。混合物を撹拌して35℃で30分間加温した。
上記実験例5のように製造した1−アミノ−〇−プロパ
ノイルアミドヘキサン(43g、0.025モル)を加
えた。反応混合物を35℃でさらに22時間撹拌した。
粗反応混合物を室温まで冷却して、酸性度を37%HC
Iの添加によりpH2に調整した。溶媒を真空下に除去
し、次いで5Qm/のCH,C12と50fflI!の
水を添加した。混合物を撹拌し、濾過して2,9gの未
反応ジチオオキサミドを得た。母液の二層を分別して水
性層を除去した。減圧でCH2C1□を除去し、4.4
9の生成物を油として得た。上記実験例5のようにして
決定されたN−(6−プロパノイルアミドヘキシル)ジ
チオオキサミド対N、 N’−ジ(66“−プロパノイ
ルアミドヘキシル)ジチオオキサミドの比は、2.6:
1であった。
実験例7 上記実験例1の一般的手段を用いて、以下のモノ置換ジ
チオオキサミドを製造した。
N−メチルジチオオキサミド (反応性アミン=メチルアミン) N−エチルジチオオキサミド (反応性アミン=エチルアミン) N−オクチルジチオオキサミド (反応性アミン=オクチルアミン) N−デシルジチオオキサミド (反応性アミンニブシルアミン) N−(4−メチルベンジル)ジチオオキサミド(反応性
アミン=4−メチルベンジルアミン)N−(4−ジメチ
ルアミノベンジル)ジチオオキサミド (反応性アミン=4−ジメチルアミノベンジルアミン) N−(3,4−ジクロロベンジル)ジチオオキサミド (反応性アミン=3.4−ジクロロベンジルアミン) N−シクロプロピルジチオオキサミド (反応性アミン=シクロプロピルアミン)N−(11−
カルボキシデシル)ジチオオキサミド (反応性アミン=11−カルボキシデシルアミン) N−(3−ジエチルアミノプロピル)ジチオオキサミド (反応性アミン−3−ジエチルアミノプロピルアミン) N−ベンジルジチオオキサミド (反応性アミン=ベンジルアミン) N−(4−クロロベンジル)ジチオオキサミド(反応性
アミン=4−クロロベンジルアミン)N−(4−メトキ
シペンシル)ジチオオキサミド(反応性アミン=4−メ
トキシベンジルアミン) N−ブチルジチオオキサミド (反応性アミンニブチルアミン) N−(2−フェニルエチル)ジチオオキサミド(反応性
アミン=2−フェニルエチルアミン)N−オクタデシル
ジチオオキサミド (反応性アミンニオフタデシルアミン)N−(1−ナフ
チルメチル)ジチオオキサミド(反応性アミン=1−ナ
フチルメチルアミン)N−(1−メチル−2−フェノキ
シエチル)ジチオオキサミド (反応性アミン=1−メチルー2−フェノキジエチルア
ミン) N−(3−エトキシプロピル)ジチオオキサミド(反応
性アミン=3−エトキシプロピルアミン) N−アルコキシプロピルジチオオキサミド(混合物、C
s  C+oアルキル) (反応性アミン”cs  CIOアルコキシプロピルア
ミンの混合物) N−アルコキシプロピルジチオオキサミド(混合物、C
I4  CI5アルキル) (反応性アミン=01□−CI5アルコキシプロピルア
ミンの混合物) N−テトラデシルジチオオキサミド (反応性アミン=テトラデシルアミン)N−ヘキサデシ
ルジチオオキサミド (反応性アミン=ヘキサデシルアミン)実験例3に概略
記載した一般的手段を用いて、N−(2−ドデカノイル
オキシエチル)ジチオオキサミドをN−(2−ヒドロキ
シエチル)ジチオオキサミドとドデカノイルクロリドか
ら、又、N−(2−デカノイルオキシエチル)ジチオオ
キサミとはN−(2−ヒドロキシエチル)ジチオオキサ
ミドとデカノイルクロリドから合成した。
上記実験例4.5及び6に概略記載した一般的手段を用
いて、以下のモノ置換ジチオオキサミドを製造した。
N−(2−ヘキサノイルアミドエチル)ジチオオキサミ
ド (反応性アミン=2−ヘキサノイルアミドエチルアミン
) N−(2−アセタミドエチル)ジチオオキサミド(反応
性アミン=2−アセタミドエチルアミン) N−(6−フェニルアセタミドヘキシル)ジチオオキサ
ミド (反応性アミン=1−アミノ−6−フェニルアセタミド
ヘキサン) N−(12−プロパノイルアミドデシル)ジチオオキサ
ミド (反応性アミン=1−アミノー12−プロパノイルアミ
ドドデカン) N−(12−オクタノイルアミドドデシル)ジチオオキ
サミド (反応性アミン=1−アミノー12−オクタノイルアミ
ドドデカン) N−(2−フェニルアセタミドエチル)ジチオオキサミ
ド (反応性アミン=2−フェニルアセタミドエチルアミン
) N−(6,−ブタノイルアミドヘキシル)ジチオオキサ
ミド (反応性アミン=1−アミノ−6−プタノイルアミドヘ
キサン) N−(6−オフタライルアミドヘキシル)ジチオオキサ
ミド (反応性アミン=1−アミノ−6−オクタツイルアミド
ヘキサン N−(6−ウンゾカノイルアミドヘキシル)ジチオオキ
サミド (反応性アミン=1−アミノ−6−ウンゾカノイルアミ
ドヘキサン) N−(5−プロパノイルアミド−4−メチルペンチル)
ジチオオキサミドと混合したN−(5−プロパノイルア
ミド−2−メチルペンチル)ジチオオキサミド* (反応性アミン=1−アミノー2−メチル−5−プロパ
ノイルアミドペンタンと1−アミノ−4−メチル−5−
プロパノイルアミドペンタンの混合物) N−(5−ペンタノイルアミド−4−メチルペンチル)
ジチオオキサミドと混合したN−(5ペンタノイルアミ
ド−2−メチルペンチル)ジチオオキサミド* (反応性アミン=1−アミノー2−メチル5−ペンタノ
イルアミドペンクンと1−アミノ−4−メチル−5−ペ
ンタノイルアミドペンクンの混合物) N−(5−オクタノイルアミド−4−メチルペンチル)
ジチオオキサミドと混合したN−(5オクタノイルアミ
ド−2−メチルペンチル)ジチオオキサミド* (反応性アミン=1−アミノー2−メチル−5−オクタ
ノイルアミドペンタンと1−アミノ−4−メチル−5−
オクタノイルアミドベンクンの混合物) N−(5−ヘプタノイルアミド−4−メチルペンチル)
ジチオオキサミドと混合したN−(5−ヘプタノイルア
ミド−2−メチルペンチル)ジチオオキサミド* (反応性アミン=1−アミノー2−メチル−5−ヘプタ
ノイルアミドペンタンと1−アミノ−4−メチル−5−
ヘプタノイルアミドペンタンの混合物) N−(5−ノナノイルアミド−4−メチルペンチル)ジ
チオオキサミドと混合したN−(5−ノナノイルアミド
−2−メチルペンチル)ジチオオキサミド* (反応性アミン=1−アミノー2−メチル−5−ノナノ
イルアミドペンタンと1−アミノ−4−メチル−5−ノ
ナノイルアミドペンタンの混合物) *注:これらのジチオオキサミドは、反応性アミンの形
成に用いたジアミンが1,5−ジアミノ−2−メチルペ
ンタンであるため、全て2−メチルペンチル及び4−メ
チルペンチル生成物の混合物である。このジアミンと適
当なカルボン酸との間の反応で、1位のアミン基と酸が
反応して4−メチルペンチル生成物となり、続いてジチ
オオキサミドと反応した。同様に、5位のアミノ基と酸
が反応して2−メチルペンチル生成物が形成し、さらに
ジチオオキサミドと反応した。さらに、2−メチルペン
チル及び4−メチルペンチルジチオオキサミド生成物は
、それぞれキラル中心を含み、従ってこれらジチオオキ
サミドの各々は、正に2つの光学異性体の混合物である
本発明を種々の特定の及び好ましい態様並びに技術に関
して記載した。しかしながら、多くの変更や修飾が、本
発明の精神並びに範囲内にとどまりながらもなしうろこ
とを理解すべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジチオオキサミドと反応性アミンの反応によるN−
    (モノ置換)ジチオオキサミド化合物の製造法であって
    、該方法は以下のステップを含む。(a)反応を溶液中
    で行なうこと (b)溶液中ジチオオキサミドの初期濃度を約15重量
    %よりも大きくないようにすること、及び(c)溶液中
    のジチオオキサミド対反応性アミンの初期モル比を約0
    .8:1から3:1の間にすること 2、溶液中の反応性アミンとジチオオキサミドの初期濃
    度が、それぞれ当初、約10重量%よりも大でないよう
    にする、請求項1の方法。 3、(a)溶液に有効量の酸を加えることによりジチオ
    オキサミドと反応性アミンの反応を抑制すること のステップをさらに含む、請求項2の方法。 4、(a)溶液中に有効量の補助窒素塩基を供給するこ
    と のステップをさらに含む、請求項1の方法。 5、(a)溶液に有効量の酸を加えることによりジチオ
    オキサミドと反応性アミンの反応を抑制すること のステップをさらに含む、請求項4の方法。 6、(a)反応中、溶液の温度を約30℃から40℃の
    範囲内に保存すること のステップを含む、請求項5の方法。 7、窒素塩基を供給するステップが、ジチオオキサミド
    の初期量に対し、溶液中、約0.5ないし3.0モル当
    量の補助窒素塩基を供給するステップを含む、請求項4
    の方法。 8、窒素塩基を供給するステップが、ジチオオキサミド
    の初期量に対し、溶液中、約0.8ないし1.2モル当
    量の補助窒素塩基を供給するステップを含む、請求項7
    の方法。 9、補助窒素塩基が、ピリジン、アニリン、ジエチルア
    ミン及びそれらの混合物から成る群から選ばれる、請求
    項4の方法。 10、(a)有効量の酸を溶液に加えることによりジチ
    オオキサミドと反応性アミンの反応を抑制すること のステップをさらに含む、請求項1の方法。 11、(a)反応中、溶液の温度を約30℃から40℃
    の範囲内に保持すること のステップをさらに含む、請求項10の方法。 12、抑制のステップが強鉱酸の添加を含む、請求項1
    0の方法。 13、抑制のステップがHCl添加を含む、請求項10
    の方法。 14、酸添加による反応抑制のステップが、pHを約2
    ないし5の範囲内にするに必要な量の酸を溶液に添加す
    るステップを含む、請求項10の方法15、ジチオオキ
    サミドと反応性アミンの反応によるN−(モノ置換)ジ
    チオオキサミド化合物の製造法であって、該方法は (a)溶液中で反応を行なうこと 及び (b)反応中、溶液の温度を約30℃から40℃の範囲
    内に保持すること のステップを含む。 16、(a)溶液中のジチオオキサジンの初期濃度を約
    15重量%よりも大でないようにすること及び(b)溶
    液中の反応性アミンの初期濃度を約15重量%よりも大
    でないようにすること のステップをさらに含む、請求項15の方法。 17、(a)溶液中のジチオオキサミド対反応性アミン
    の初期モル比を約0.8:1ないし3:1の範囲内とす
    ること のステップをさらに含む、請求項15の方法。 18、(a)溶液中のジチオオキサミドの初期濃度を約
    10重量%より大でないようにすること、及び(b)溶
    液中、ジチオオキサミドに対し当量の反応性アミンを初
    めに供給すること のステップをさらに含む、請求項15の方法。 19、(a)有効量の酸を溶液に加えることによりジチ
    オオキサミドと反応性アミンの反応を抑制すること のステップをさらに含む、請求項15の方法。 20、ジチオオキサミドと反応性アミンの反応によるN
    −(モノ置換)ジチオオキサミド化合物の製造法であっ
    て、該方法は、 (a)反応を溶液中で行なうこと 及び (b)溶液に有効量の補助窒素塩基を供給すること のステップを含む。 21、窒素塩基が、芳香族第一アミン、第二脂肪族アミ
    ン、第三脂肪族アミン、芳香族含窒素ヘテロ環及びそれ
    らの混合物から成る群から選ばれる、請求項20の方法
    。 22、補助窒素塩基が、アニリン、ピリジン、ジエチル
    アミン及びそれらの混合物からなる群から選ばれる、請
    求項20の方法。
JP2312592A 1989-11-17 1990-11-16 モノ置換ジチオオキサミド化合物の製造法 Pending JPH03246271A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/438,765 US5041654A (en) 1989-11-17 1989-11-17 Preparation of monosubstituted dithiooxamide compounds
US438,765 1989-11-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03246271A true JPH03246271A (ja) 1991-11-01

Family

ID=23741917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2312592A Pending JPH03246271A (ja) 1989-11-17 1990-11-16 モノ置換ジチオオキサミド化合物の製造法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5041654A (ja)
EP (1) EP0431783A1 (ja)
JP (1) JPH03246271A (ja)
AU (1) AU6668590A (ja)
CA (1) CA2030187A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005272738A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Kyushu Univ 重合体および複合体ならびにその複合体を用いた装置
JP2018504490A (ja) * 2015-02-17 2018-02-15 エルジー・ケム・リミテッド 線状無機配位高分子、金属錯化合物、これを含む金属ナノ構造体および触媒組成物

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5284812A (en) * 1992-01-06 1994-02-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Thiazolo[5,4-d]thiazole color-formers
WO2019044478A1 (ja) * 2017-08-28 2019-03-07 日本ゼオン株式会社 導電性物質および該導電性物質の製造方法、並びに該導電性物質を含む電極、触媒、および材料

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA548341A (en) * 1957-11-05 P. Doerner Mona Dithiooxamides
GB808425A (en) * 1954-08-21 1959-02-04 Takashige Tojo Improvements in or relating to the separation of aromatic amines
GB831002A (en) * 1956-10-18 1960-03-23 American Cyanamid Co Preparation of monothiooxamide
US3111423A (en) * 1960-05-16 1963-11-19 Minnesota Mining & Mfg Heat-sensitive copy-sheet
US3252910A (en) * 1963-07-01 1966-05-24 Socony Mobil Oil Co Inc Lubricants containing metal compounds of n, n'-substituted dithiooxamides
US3318675A (en) * 1964-02-03 1967-05-09 Monsanto Co Method for inhibiting plant growth
US3437677A (en) * 1967-05-23 1969-04-08 Mallinckrodt Chemical Works N,n'-dioleyldithiooxamide and polyvalent metal complexes thereof
US3516846A (en) * 1969-11-18 1970-06-23 Minnesota Mining & Mfg Microcapsule-containing paper
US3658900A (en) * 1970-08-03 1972-04-25 Monsanto Co N n'-dicyclopropyl dithiooxamide
DD112435A1 (ja) * 1974-07-01 1975-04-12

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005272738A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Kyushu Univ 重合体および複合体ならびにその複合体を用いた装置
JP2018504490A (ja) * 2015-02-17 2018-02-15 エルジー・ケム・リミテッド 線状無機配位高分子、金属錯化合物、これを含む金属ナノ構造体および触媒組成物
US10376868B2 (en) 2015-02-17 2019-08-13 Lg Chem, Ltd. Linear inorganic coordination polymer, metal complex compound, and metal nanostructure and catalyst composition comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
AU6668590A (en) 1991-05-23
US5041654A (en) 1991-08-20
CA2030187A1 (en) 1991-05-18
EP0431783A1 (en) 1991-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2275125A (en) Nu-cyclohexyl sulphamic acid and salts
US5278309A (en) Highly pure amidoximes
JPH03246271A (ja) モノ置換ジチオオキサミド化合物の製造法
EP0330381A1 (en) Process for preparing bis (3,5-dioxopiperazinyl) alkanes or alkenes
US3988367A (en) Preparation of N,N'-dicarboxymethyl-1,3-propanediamines
CA1255332A (en) Process for the preparation of 4,4'-dinitrodibenzyls
US4427600A (en) Preparation of 1-alkyl-2-chloro-5-nitrobenzene-4-sulfonic acids
US5395945A (en) Synthesis of 3,3-dinitroazetidine
US5382689A (en) Process for preparation of bevantolol hydrochloride
EP0947510B1 (de) Verfahren zur Herstellung von 1,3,4-trisubstituierten 1,2,4-Triazoliumsalzen
EP2307355A1 (en) Novel synthesis of substituted 4-amino-pyrimidines
US4595773A (en) Method for preparing copper-diamine complexes and diamines
US3246031A (en) Phenoxypropylguanidine compounds
US4418210A (en) Process for producing asymmetrical thioureas
US5116974A (en) 3-carbalkoxyamino-5-aminoacyl-5H-dibenz[b,f]azepines, and methods for making
DE69924702T2 (de) Difluormethoxybenzolderivate und ihre verwendung als zwischenprodukte
EP0621260B1 (en) Process for producing N,N-disubstituted p-phenylenediamine derivative sulphate
JPS59155315A (ja) イミダゾ−ル誘導体
CH653023A5 (de) Verfahren zur herstellung von 2-alkyl-4-amino-5-aminomethylpyrimidinen.
EP0092890A1 (en) Method for the production of 3-phenylpyrrole derivatives
JP4032825B2 (ja) 3,4−ジヒドロキシベンゾニトリルを製造する方法
Hambley et al. Regiochemistry of formation, stereochemistry, and interconversion of. alpha.-tert-butyl-(4-or 5-nitro-N-methyl-2-pyrrolyl) methyl sulfones and sulfinates
WO2022101627A1 (en) Method of synthesis
KR800001313B1 (ko) 인돌린 유도체의 제조방법
SU1351931A1 (ru) Способ получени 1,7-диаза-4,10,13-триоксациклопентадекана