JPH03246212A - 粉末固型化粧料 - Google Patents

粉末固型化粧料

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JPH03246212A
JPH03246212A JP4340790A JP4340790A JPH03246212A JP H03246212 A JPH03246212 A JP H03246212A JP 4340790 A JP4340790 A JP 4340790A JP 4340790 A JP4340790 A JP 4340790A JP H03246212 A JPH03246212 A JP H03246212A
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JP
Japan
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cosmetic
powder
weight
parts
fluorine
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JP4340790A
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English (en)
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Makoto Toritsuka
誠 鳥塚
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粉末固型化粧料、更に詳細にはしっとり感が
あり、プレス成形等の後の固形状態においてケーキング
を起こさず弱い力で必要な使用量を取り出すことが可能
な粉末固型化粧料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕粉末を
主成分として固形油及び/又は液体油を含む油分を含有
し、中皿等の容器にプレス成形又は流し込み成形によっ
て充填されてなる主にメークアップ用に使用される化粧
料は、一般に粉末固型化粧料と称される。
このような粉末固型化粧料には、通常粉っぽさを防止し
、しっとりした感触を得る目的で固体脂(固形油)と液
体油を併せて25%位までの油分が配合されている。
しかしながら、粉末固型化粧料中に斯かる油分を多量に
配合すると、しっとりとした感触が得られる反面、粉体
の粒子間に油分が多量に侵入し、その結果成形品はケー
キングを発生したり、繰り返しの使用で成形品の表面が
平滑になり過ぎて通常の使用法では必要量を取り出せな
くなる現象(一般に表面に光沢が生じることより「テカ
リ」と呼ばれている現象)を招(という欠点を有してい
る。
そこで粉っぽさの防止やしっとりした感触の付与の効果
の高い油分について研究されているが、根本的な解決は
なされておらず、使用する際の粉っぽさの防止やしっと
りした感触について満足し得る粉末固型化粧料は得られ
ていない。
従って、ケーキング現象や「テカリ」が生じず、かつ使
用感触の良好な粉末固型化粧料の開発が熱望されていた
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者は上記課題を解決すべく
鋭意研究した結果、粉末固型化粧料に、低い表面張力を
有する不揮発性フッ素系液体油剤を特定量配合すれば、
粉末固型化粧料でありながら粉っぽさがなくしっとりし
た感触を有しさらにケーキングや「テカリ」の発生が起
こらないことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は次の成分(A)及び(B)(A)不
揮発性フッ素系液体油剤 15〜50重量% (B)化粧料用顔料      50〜85重量%を含
有することを特徴とする粉末固型化粧料を提供するもの
である。
本発明の粉末固型化粧料に用いられる(A)成分のフッ
素系液体油剤としては、撥水性及び攬油性を有し、室温
(約25℃)で不揮発性で液体のフッ素含有化合物であ
れば特に制限されない。これらフッ素系液体油剤(A)
の市販品として寥易に入手可能なものとしては次の一般
式(I)〔式中、R1、R2、R3、R2及びR3は同
−又は異なってフッ素原子、パーフルオロアルキル基又
はオキシパーフルオロアルキル基を示し、p、q及Ur
は分子量500〜100.000を与える0以上の整数
を示す。但しp=q=r= 0となることはない〕で表
わされるパーフルオロポリエーテルが挙げられる。
更に、この中でも粘度が5〜5000cStのパーフル
オロポリエーテルが好ましく、これらは例えば次の一般
式(II) 〔式中、m及びnは分子量500〜10.000を与え
る数を示し、口/mは0.2〜2である〕で表わされる
FOMBLIN 1(C−04、同)1cm25及び同
)1cmR(以上モンテフロス社製)や、次の一般式(
) %式%() 〔式中、lは4〜500である〕 で表わされるデムナム5−20、同5−65、同S−1
00及び同S−200(ダイキン工業■製)などが市販
されている。
本発明において、(A)成分のフッ素系液体油剤の配合
量は15〜50重量%(以下単に%で示す)であり、特
に20〜40%が好ましい。配合量が15%未満ではし
っとりとした感触が得られず、50%を超えるとケーキ
ング現象や「テカリ」が発生してしまう。ただしくA)
成分のフッ素系液体油剤の配合量が15%未満であって
も、他の適当な化粧品用油剤を併用することにより、し
っとりとした感触が得られることがある。
また、本発明の粉末固型化粧料に用いられる(B)成分
の化粧料用顔料としては、従来より化粧料用粉体として
用いられている粉体が使用でき、例えば酸化チタン、酸
化亜鉛(亜鉛華)、酸化鉄、群青、セリサイト、シリカ
アルミナ、シリカゲル、カオリン、タルク、マイカ、ク
レー、ナイロンパウダー、雲母チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化クロム、酸化アンチモン、炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸
化アルミニウム、窒化ホウ素、水酸化クロム、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム、ポリエチレン粉体、赤色202号、赤色204号
、赤色226号、オレンジ201号、青色404号、黄
色401号等の顔料を挙げることができる。またこれら
の顔料は微粒子にしたものを用いてもよく、これらの顔
料の2種以上をメカノケミカル的手段を用いて複合化し
た粉体を用いることもできる。さらに上述の粉体の表面
を金属石鹸処理、シリコン処理、ジアルキルリン酸処理
、パーフルオロ基含有化合物による処理、アミノ酸処理
、レシチン処理、コラーゲン処理等で処理したものを使
用してもよい。
本発明において(B)成分の化粧料用顔料の配合量は5
0〜85%であり、特に55〜75%が好ましい。配合
量が50%未満ではケーキングやテカリが発生してしま
い、85%を超えると使用時に粉っぽくなってしまう。
尚、本発明の粉末固型化粧料には、上述の必須成分以外
に、通常の化粧料に用いられる添加剤を併用することが
できる。斯かる添加剤の例としては、炭化水素、高級脂
肪酸エステル、動植物油脂、シリコーン等の化粧品用油
剤、界面活性剤、酸化防止剤、香料、色素、アルコール
、多価アルコール、防汚剤、紫外線吸収剤、保湿剤、水
等が挙げられる。
本発明の粉末固型化粧料は常法によって製造され、フェ
イスパウダー、ボディーパウダー、パウダーファンデー
ション、頬紅、アイシャドー等の多岐にわたった種類の
化粧料とすることができる。
〔作用及び発明の効果〕
フッ素系液体油剤(A)又は他の油剤と化粧料用顔料を
含有する粉末固型化粧料について、取れ易さ及びしっと
り感の評価を行った。その結果を表−1に示す。
(評価方法) マイカ20gに各油剤を1〜15g粉砕器を用いて混合
し、次いでプレス成形して粉末固型化粧料を調製した。
この化粧料の表面を指で軽く擦った際に指に取れる粉体
の量によって、取れ易さを評価した。また、しっとり感
も併せて評価した。
(評価基準) 取れ易さの評価: 5・・・非常によく取れる 4・・・よく取れる 3・・・取れる 2・・・取れにくい l・・・取れない しっとり感の評価: 5・・・非常にしっとりしている 4・・・しっとりしている 3・・・普通 2・・・やや粉っぽい 1・・・粉っぽい 以下余臼 尚、阻7及びNα10のサンプルは非常に取れに<<、
通常の化粧動作で使用するには皮膚上にうまく塗布でき
ないため、しっとり感の評価はできなかった。
表−1の結果から明らかな如く、油剤として本発明に係
るパーフルオロポリエーテルを用いると、−船釣な粉末
固型化粧料の原料粉体であるマイカと混合してプレス成
形したときの取れ易さは著しく向上した。また、パーフ
ルオロポリエーテルの配合量を増加させても取れにくく
なることはなかった。
しかしながら、従来から一般に用いられている油剤であ
るスクワランやジメチルポリシロキサンでは、配合量が
増大するにつれて、粉体結合力が太き(なり、粉体が塊
となってしまい、指でプレス成形品の表面を擦って取ろ
うとすると、「テカリ」を示した。
従って、本発明の粉末固型化粧料は、しっとりとした感
触と取り易さ等の使用性を兼ね備えた優れた化粧料であ
る。さらに本発明においては(A)成分のフッ素系液体
油剤の配合量を従来の油剤より多くしても取れにくくな
るということはなく、様々の化粧料処方を組む場合の制
限が少なくなり、非常に有用である。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 パウダーファンデーション: 下記処方により、パウダーファンデーションを調製した
(処方) 組成物A マイカ・・・・・・・・・・・・35.0重量部タルク
・・・・・・・・・・・・18.0重量部酸化チタン・
・・・・・・・・・10.0重量部酸化鉄(赤、黄、黒
)・・・・・ 6.4重量部組成物B パーフルオロポリエーテル0・・30.0重量部防腐剤
・・・・・・・・・・・・適量 本2:バーフルオロボリエーテルはPOMBLINHC
−04(モンテフロス社製)を使用(製法) 上記組成物Aをヘンシェル型ミキサーで3分間高速混合
した後、これに70℃で加温した組成物Bを滴下しなが
らさらに低温で3分間攪拌混合し、得られた混合物を一
定量ずつ全国にとりプレス成形してパウダーファンデー
ションを得た。
比較例1 パウダーファンデーション: パーフルオロポリエーテルをスクワランに置き換えた他
は実施例1と同様にして、パウダーファンデーションを
得た。
比較例2 パウダーファンデーション: パーフルオロポリエーテルをスクワランに置き換えて配
合量を11.0重量部に減じ、その分マイカを54.0
重量部にした他は実施例1と同様にして、パウダーファ
ンデーションを得た。
試験例1 実施例1及び比較例1〜2で得られたパウダーファンデ
ーションについて、取れ易さ、しっとり感の官能評価を
専門パネラ−5人によって評価した。評価結果を表−2
に示す。各項目についての評価は以下に示す5段階評価
とし、その平均点を評価点とした。
5:非常に良い 4:良い 3:どちらとも言えない 2:やや悪い l:悪い 表−2パウダーファンデーションの評価尚、比較例1の
パウダーファンデーションは、非常に取れに(<、通常
の化粧動作で使用するには皮膚上にうまく塗布できない
ため、しっとり感の評価はできなかった。
表−2の結果から明らかな如く、本発明品は取れ易さ及
びしっとり感の両立しにくい2つの性質を兼ねそなえて
おり、かつそれらの性質も非常に優れたものである。
実施例2 パウダーアイシャドー: 下記処方により、パウダーアイシャドーを調製した。
(処方) 組成物A マイカ・・・・・・・・・・・・10.0重量部タルク
・・・・・・・・・・・・24.0重量部雲母チタン・
・・・・・・・・・35.0重量部酸化鉄(赤、黄、黒
)・・・・・ 6.4重量部有機顔料・・・・・・・・
・・・ 4.3重量部組成物B パーフルオロポリエーテル0・・20.0重量部防腐剤
・・・・・・・・・・・・適量 本3:バーフルオロポリエーテルはFOMBLINHC
−04(モンテフロス社製)を使用(製法) 上記組成物へをヘンシェル型ミキサーで3分間高速混合
した後、これに70℃で加温した組成物Bを滴下しなが
らさらに低温で3分間攪拌混合し、得られた混合物を一
定量ずつ全血にとりプレス成形してパウダーアイシャド
ーを得た。
実施例3 プレストパウダー: 下記処方により、プレストパウダーを調製した。
(処方) 組成物A カオリン・・・・・・・・・・・15.0重量部タルク
・・・・・・・・・・・・38.0重量部酸化亜鉛・・
・・・・・・・・・15.0重量部軟質炭酸カルシウム
・・・・・・10.0重量部着色顔料・・・・・・・・
・・・適量 組成物B パーフルオロポリエーテル$4・・15.0重量部スク
ヮラン・・・・・・・・・・ 5.0重量部防腐剤・・
・・・・・・・・・・適量 本4:バーフルオロポリエーテルはFOMBLINHC
−04(モンテフロス社製)を使用(製法) 上記組成物Aをヘンシェル型ミキサーで3分間高速混合
した後、これに70℃で加温した組成物Bを滴下しなが
らさらに低温で3分間攪拌混合し、得られた混合物を一
定量ずつ全血にとりプレス成形してプレストパウダーを
得た。
実施例4 固型頬紅: 下記処方により固型頬紅を調製した。
(処方) 組成物A カオリン・・・・・・・・・・・45.0重量部タルク
・・・・・・・・・・・・13.0重量部酸化チタン・
・・・・・・・・・12.0重量部酸化鉄(赤、黄、黒
)・・・・・ 5.0重量部有機顔料・・・・・・・・
・・・ 2.4重量部組成物B パーフルオロポリエーテルIs・・15.0重量部スク
ワラン・・・・・・・・・・ 7.5重量部防腐剤・・
・・・・・・・・・・適量 本5:パーフルオロホリエーf JレバFOMBLIN
HC−04(モンテフロス社製)を使用(製法) 上記組成物Aをヘンシェル型ミキサーで3分間高速混合
した後、これに70℃で加温した組成物Bを滴下しなが
らさらに低温で3分間攪拌混合し、得られた混合物を一
定量ずつ全血にとりプレス成形して固型頬紅を得た。
実施例2〜4で調製した本発明品はいずれも肌へのしっ
とり感があり、なおかつ使用性に優れた化粧料であった
以上 手続補正書 (自発) 平成2年4月4日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の成分(A)及び(B) (A)不揮発性フッ素系液体油剤 15〜50重量% (B)化粧料用顔料50〜85重量% を含有することを特徴とする粉末固型化粧料。
JP4340790A 1990-02-23 1990-02-23 粉末固型化粧料 Pending JPH03246212A (ja)

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JP4340790A JPH03246212A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 粉末固型化粧料

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JP (1) JPH03246212A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136331A (en) * 1996-07-08 2000-10-24 Daikin Industries Ltd Cosmetic preparations containing fluorinated oils
JP2010229105A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Shiseido Co Ltd 粉末固形化粧料及びその製造方法

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