JPH0324597A - スピーカーによる再生音から臨場感を得る聴音装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野。

この発明は、スピーカーによる再生音から、臨場感を得
るための、聴音装置に関するものである口、従来の技術
。

従来スピーカーによる再生音を聴くには、スピーカーの
振動音を直接聴き、その間に補正装置を介在させたもの
はなかった。

ハ、発明が解決しようとする問題点。

従って、音叉や発振機等による純音を再生する場合は、
ほぼ原音に近いものが得られるが、周波数の異なる複数
の原音を再生するとき、それら個個の周波数を独立して
再生することは不可能で、マイクロフォンにより合成さ
れたものを再生することになり、スピーカーはその合成
音通りに振動するので、聴取者はスピーカーを合成音の
発生源としてとらえるので、スピーカーの存在をｌｉＷ
Ｆｈ’ｔし臨場感がなくなり、原音とは異なったものを
聴くことになる。

（二）、問題点を解決するための手段。

そのため、片方の耳にはそのすぐ前に、反対の耳にはそ
のすぐ後ろに適当な大きさの遮音板を置くことにより、
スピーカーからの再生音（直接耳に達するものと後頭部
を回って後方から達するものとの両方〉が遮音板を迂回
することにより、左右の耳に位相のずれを生ずるように
した。

（ホ）、作用。

このようにして、スピーカーからの合成音は、左右の耳
に対し、遮音板による到達鉋離の相違によりずれを生じ
（第１図）そのずれは周波枚の異なるごとに度合いが異
なるものとなる。

（へ）、発明の効果。

音源の位置を確認できるのは、左右の耳の音源に対する
距離の差による周波数のずれによるもので、音の強弱に
よるものではないと思われる。

例えば、一周波数の高い発振音等による正弦波を聴くと
き、その発生源の位愉を感知できないことがあるが、こ
れは両耳の音源に対する距離の差による音の強弱ではな
く、周波数のずれによるものであることを証明している
、音の強弱によるものであれば音源の位置は常に認知で
きるはずである音源の位置の感知が周波数のずれによる
ものであると、高い周波数の正弦波に対しては、両耳の
音源に対する距離の差が僅かの場合でも周波数のずれが
１サイクルとなり、ずれがなくなるので位置の認知が困
難となるものである。

従って、発明の装置により、スビー・力一からの音が周
波数のずれを生ずると音源がスピーカーの外方にあるよ
うな錯覚を生じ、個々の周波数によりその位置も異なる
ので、音源を直接聴く場合のように側々の周波数を独立
して聴くような錯覚を生じ、さらに音源がスピーカーの
外方に拡散するため臨場感が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の作用の説明図。 第２図から第４図までは、左右の遮音板を弾性体で結合
した本発明で、 第２図は、平面図。 第３図は、正面図。 第４図は、右（左）側面図。 １は、遮音板、　２は、弾性体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 片方の耳にはそのすぐ前に、反対側の耳にはそのすぐ後
   ろに、それぞれ適当な大きさの遮音板を置くようにした
   聴音装置。