JPH03245944A - 貫通穴加工方法の決定機能を有する数値制御情報作成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、加工に先立って数値制御のための情報を作成
する数値制御情報作成機能における加工方法の決定方法
に関し、特に、貫通穴加工における加工方法の決定方法
及び装置に関する。

（従来の技術） オペレータがグラフィックデイスプレィ画面を見ながら
対話形式で必要なデータを入力することにより、数値制
御プログラム等の数値制御情報を作成する数値制御情報
作成機能が実用化されている。この数値制御情報作成機
能によれば、オペレータは設計図面に記載されている部
品の形状に従って、対応する操作盤上の形状キーを押す
だけて素材形状及び部品形状を入力することができ、ま
た、その時々のデータ設定に参考となる情報が図形表示
されると共に、日常語による問いかけが表示されるので
、これらの表示に応して寸法各種データを入力すること
ができる。そして、数値制御情報作成に必要な全データ
が入力されれば、即座に素材形状や部品形状か表示され
、数値制御データの自動計算が開始されて工具軌跡か図
形表示され、数値制御情報が作成されるようになってい
る。このような数値制御情報作成機能は、以下のステッ
プから成っている。

１　素材材質の選択ステップ ２　図面形式の選択ステップ ３　素材形状と寸法の入力ステップ ４　加工形状と寸法の入力ステップ ５　機械原点と刃物台位置の入力ステップ６　工程種類
の選択ステップ ７　工具の選択ステップ ８　加工範囲の決定ステップ ９　切削条件の入力ステップ １０　　工具軌跡の計算ステップ （発明が解決しようとする課題） 上述した数値制御情報作成機能においては、オペレータ
が素材形状や部品形状を入力した後に、オペレータの判
断により、どの領域を、どの工程種類で、どの切削条件
で加工するかを決定するとともに工程順序を決定し、こ
の工程順序にしたかって必要なデータを入力している。

従って、オペレータが自由に加工方法を設定することか
できるので、融通性に富んでいる。しかしながら、特に
貫通穴加工においては、工具の形状によってはオペレー
タが工具の先端が素材外に出るときの負荷を想定して切
削条件を設定または変更しなけれはならす、オペレータ
の軌線を必要とするため、初心者にとっては困難でわず
られしいという問題があった。

本発明は、上述のような事情からなされたものであり、
本発明の目的は、貫通穴の加工方法を数値制御情報作成
機能において自動的に決定することができる方法及び装
置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、加工前の素材形状と加工後の部品形状とを入
力し、これらの素材形状及び部品形状に基づいて数値制
御情報を作成する数値制御情報作成機能における貫通穴
加工方法の決定方法及び装置に関するものであり、本発
明の上記目的は、前者は前記素材形状と前記部品形状と
で囲まれた加工領域に貫通穴加工を必要とする加工領域
が存在する場合、前記貫通穴の加工範囲に基づいて使用
工具を自動的に選択し、その使用工具に応したデータと
前記貫通穴の加工範囲から求まるデータとに基づいて当
該使用工具が前記貫通穴の終端に達するまでと、当該使
用工具が前記貫通穴の終端に達してからの各々に対して
前記貫通穴の加工方法を自動的に決定して数値制御情報
を作成することによって達成され、後者は前記素材形状
と前記部品形状とで囲まれた加工領域内の貫通穴の加工
範囲に基づいて使用工具を選択し、前記貫通穴の加工範
囲のデータと前記使用工具のデータを出力する手段と、
前記使用工具の動作位置データ用バラメータを予め記憶
する手段と前記貫通穴の加工範囲のデータと前記使用工
具の動作位置データ用パラメータとに基ついて前記使用
工具の動作位置データを算出して出力する手段と、前屈
使用工具のデータに応じた前記使用工具の動作データを
予め記憶する手段と、前記便用工具の動作位置データの
みに基ついて、若しくは前記使用工具の動作データと前
記使用工具の動作位置データとに基づいて当該使用工具
か前記貫通穴の終端に達するまでと、当該使用工具が前
記貫通穴の終端に達してからの各々に対して前記貫通穴
の加工方法を決定する手段とを具備することによって達
成される。

（作用） 本発明にあっては、貫通穴加工に使用する種々の工具の
動作位置データ用パラメータと種々の工具の動作データ
とを予め記憶しているので、貫通穴の加工に合った工具
を自動的に選択することにより当該使用工具が前記貫通
穴の終端に達するまでと、当該使用工具か前記貫通穴の
終端に達してからの各々に対して貫通穴加工方法を自動
的に決定することができ、オペレータの負担を軽減させ
ることができる。

（実施例） 第１図は本発明の貫通穴加工方法の決定方法を実現する
数値制御情報作成装置の一例を示すブロック図であり、
その構成及び動作例を第２図のフローチャートに従って
説明する。オペレータにより入力された素材形状や部品
形状を基に決定された工程種類の評価が全て終了したか
否かを判定しくステップ５１）　、全工程種類の評価が
終了した場合には全ての処理を終了する。工程種類の評
価か全て終了していない場合には、工程順序に従って次
の工程種類を選択し、その工程種類が貫通穴加工工程で
あるか否かを判定しくステップＳ２）、その工程種類か
貫通穴加工工程でない場合には、工程順序に従ってさら
に次の工程種類を選択しくステップＳ３）、ステップＳ
１に戻って上述した動作を繰返す。一方、選択した工程
′種類が貫通穴加工工程である場合には、使用工具判定
部１１は貫通穴の加工範囲に基づき、使用工具としてハ
イストリルか適当か、超硬ドリルが適当かを判定する（
ステップ５４）。この判定方法としては、例えは穴径が
予め定められた一定範囲内で、かつ、穴径に対する加工
範囲のＺ方向の長さの比が予め定められた一定範囲内で
あれば超硬トソルを使用工具とし、さもなければハイス
トリルを使用工具とする。

使用工具判定部１１が、例えは第３図に示す貫通穴の加
工範囲（図示斜線部）の使用工具としてハイスドリルが
適当と判定したら、その加工範囲に合ったハイストリル
のデータを工具データ登録部１２から選択しくステップ
Ｓ５）、貫通穴の加工範囲をトリル始・終点算出部１３
に送出し、ハイストリルの工具データを切削条件パラメ
ータ登録部１５に送出する。ドリル始・終点算出部１３
は、貫通穴の加工範囲のＺ方向の最大値及び最小値と、
トリル始・終点パラメータ登録部１４から読出したステ
ップ送りによる固定サイクル始点のオフセット量とから
、第４図に示すようなステップ送りによる固定サイクル
の始点・終点の座標値を求めてステップ送り加工方法決
定部１６に退出する。ステップ送り加工方法決定部１６
は、トリル始・終点算出部１３からのステップ送りによ
る固定サイクルの始点・終点の座標値と、切削条件パラ
メータ登録部１５から読出したハイスドリルに応１シた
ステップ送り１回当りの送り量・引抜き量とに基ついて
、ハイスドリルのステップ送りによる固定サイクルの加
工方法を決定して（ステップ５６）貫通穴加工工程生成
部１８に送出する。

さらに、ハイスドリルの場合はハイスドリルの先端が素
材外に出る前と出た後で負荷が異なるので以下の処理も
行なう。即ち、ドリル始・終点算出部１３は、ハイスト
リルの工具径及びトリル刃先角と、トリル始・終点パラ
メータ登録部１４から読出した貫通穴超過深さとから、
第５図に示すような貫通穴の貫通加工の終点の座標値を
求めると共に、前に求めたステップ送りによる固定サイ
クルの終点の座標値と、トリル始・終点パラメータ登録
部１４から読出した貫通穴の貫通加工始点のオフセット
量とを加算することにより、第５図に示すような貫通穴
の貫通加工の始点の座標値を求め、貫通加工方法決定部
１７に送出する。貫通加工方法決定部１７は、ドリル始
・終点算出部１３からの貫通穴の貫通加工の始点・終点
の座標値に基づいて、ハイストリルの先端が前記貫通穴
の終端に達するまでと、ハイストリルの先端が前記貫通
穴の終端に達してからの各々に対して貫通穴の貫通加工
方法を決定して（ステップＳ７）貫通穴加工工程生成部
１８に送出する。

一方、使用工具判定部１１が、例えば第６図に示す貫通
穴の加工範囲（図示斜線部）の使用工具として超硬ドリ
ルか適当と判定したら、その加工範囲に合った超硬ドリ
ルのデータを工具データ登録部１２から選択しくステッ
プＳ８）、貫通穴の加工範囲をドリル始・終点算出部１
３に送出し、超硬ドリルの工具データを切削条件パラメ
ータ登録部１５に送出する。ドリル始・終点算出部１３
は、貫通穴の加工範囲のＺ方向の最大値及び最小値と、
ドリル始・終点パラメータ登録部１４から読出したステ
ップ送りによる固定サイクル始点のオフセット量とから
、第７図に示すようなステップ送りによる固定サイクル
の始点・終点の座標値を求めてステップ送り加工方法決
定部】８に送出する。ステップ送り加工方法決定部１６
は、ドリル始・終点算出部１３からのステップ送りによ
る固定サイクルの始点・終点の座標値と、切削条件パラ
メータ登録部１５から読出した超硬トリルに応したステ
ップ１回当りの送り量・引抜量とに基づいて、超硬トリ
ルのステップ送りによる固定サイクルの加工方法を決定
して（ステップＳ９）貫通穴加工工程生成部１８に送出
する。なお、超硬ドリルの場合は超硬トリルの先端が平
坦であるので、貫通加工方法の決定は行なわないものと
している。

貫通穴加工工程生成部１８は、ステップ送り加工方法決
定部１６からのハイストリルのステップ送りによる固定
サイクルの加工方法及び貫通加工方法決定部１７からの
ハイスドリルの貫通穴の貫通加工方法に基づいて、ハイ
ストリルの貫通穴加工工程を生成して数値制御情報生成
部１９に送出し、又は、ステップ送り加工方法決定部Ｉ
６からの超硬ドリルのステップ送りによる固定サイクル
の加工方法に基づいて、超硬トリルの貫通穴加工工程を
生成して数値制御情報生成部１９に送出しくステップ５
１０）、ステップＳ１に戻って上述した動作を繰返す。

そして、数個制御情報生成部Ｉ９は、貫通穴加工工程生
成部１８からのハイスドリル又は超硬ドリルの貫通穴加
工工程と、外部から入力される他の加工工程情報とを数
値制御情報に変換して数値制御装置に送出する。

尚、上述した実施イ列においては、ハイスドリルと超硬
トリルについて説明したが、特にこれらの種類のトリル
に限定されるものではない。

（発明の効果） 以上のように本発明の数値制御情報作成機能における加
工方法の決定方法及び装置によれば、貫通穴加工方法を
熟知していない初心者でも簡単なデータを入力するのみ
で自動的に貫通穴加工方法か決定されるのて、適切な加
工を正確に行なうことかできると共に、作業効率を高め
ることがてきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の貫通穴加工方法の決定方法を実現する
数値制御情報作成装置の一例を示すブロック図、第２図
はその動作例を示すフロチャート、第３図〜第７図はそ
れぞれ本発明の数値制御情報作成機能における貫通穴加
工方法の決定方法を説明するための図である。 １１・・・使用工具判定部、１２・・−工具データ登録
部、１３・・−ドリル始・終点算出部、Ｊ４・・・トリ
ル始・終点パラメータ登録部、１５・・・切削条件パラ
メータ登録部、１６・・・ステップ送り加工方法決定部
、１７・・・貫通加工方法決定部、１８・・・貫通穴加
工工程生成部、１９・・・数値制御情報生成部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、加工前の素材形状と加工後の部品形状とを入力し、
   これらの素材形状及び部品形状に基づいて数値制御情報
   を作成する数値制御情報作成機能において、前記素材形
   状と前記部品形状とで囲まれた加工領域に貫通穴加工を
   必要とする加工領域が存在する場合、前記貫通穴の加工
   範囲に基づいて使用工具を自動的に選択し、その使用工
   具に応じたデータと前記貫通穴の加工範囲から求まるデ
   ータとに基づいて当該使用工具が前記貫通穴の終端に達
   するまでと、当該使用工具が前記貫通穴の終端に達して
   からの各々に対して前記貫通穴の加工方法を自動的に決
   定して数値制御情報を作成することを特徴とする数値制
   御情報作成機能における貫通穴加工方法の決定方法。 ２、加工前の素材形状と加工後の部品形状とを入力し、
   これらの素材形状及び部品形状に基づいて数値制御情報
   を作成する数値制御情報作成装置において、前記素材形
   状と前記部品形状とで囲まれた加工領域内の貫通穴の加
   工範囲に基づいて使用工具を選択し、前記貫通穴の加工
   範囲のデータと前記使用工具のデータを出力する手段と
   、前記使用工具の動作位置データ用パラメータを予め記
   憶する手段と、前記貫通穴の加工範囲のデータと前記使
   用工具の動作位置データ用パラメータとに基づいて前記
   使用工具の動作位置データを算出して出力する手段と、
   前記使用工具のデータに応じた前記使用工具の動作デー
   タを予め記憶する手段と、前記使用工具の動作位置デー
   タのみに基づいて、若しくは前記使用工具の動作データ
   と前記使用工具の動作位置データとに基づいて当該使用
   工具が前記貫通穴の終端に達するまでと、当該使用工具
   が前記貫通穴の終端に達してからの各々に対して前記貫
   通穴の加工方法を決定する手段とを備えたことを特徴と
   する数値制御情報作成装置。