JPH03245940A - 工具交換装置 - Google Patents

工具交換装置

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JPH03245940A
JPH03245940A JP4346990A JP4346990A JPH03245940A JP H03245940 A JPH03245940 A JP H03245940A JP 4346990 A JP4346990 A JP 4346990A JP 4346990 A JP4346990 A JP 4346990A JP H03245940 A JPH03245940 A JP H03245940A
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exchange
gripping
tool
shaft
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Tadashi Uemura
植村 正
Yoshiaki Mase
間瀬 善明
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Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はマシニングセンタ等の工具交換装置に関する
ものである。
従来の技術 従来のこの種の工具交換装置は、交換軸の交換腕によっ
て工具ホルダを把持した後主軸内のプッシュロッドを移
動させて工具ホルダの把持を解放(アンクランプ)して
いるので、工具ホルダのアンクランプに要する時間の為
に工具交換時間が長くかかっていた。その為、従来実開
昭62−138513号や特開昭63−52942号公
報に示されているように、主軸の先端部に工具ホルダと
弾性的に係合して仮保持する仮保持機構を付設し、工具
ホルダを交換腕によって把持する前に予めプッシュロッ
ドを移動させて工具ホルダをアンクランプ状態にし、そ
の工具ホルダを仮保持機構で保持して落下しないようし
ておき、この工具ホルダを交換腕によって把持するもの
が提案されている。
発明が解決しようとする課題 上記のように主軸に仮保持機構を付設する装置にあって
は、主軸にばね等を備えた仮保持機構を設けであるので
、その仮保持機構の組付けが面倒でしかもその保守、点
検が極めて困鷺であり、また工具ホルダの抜き挿し時に
仮保持機構のばね力が工具ホルダに作用し、そのばね力
を強くして仮保持力を大きくすると交換腕や主軸に大き
な衝撃力が作用して工具交換の高速化を阻害し、逆にば
ね力を弱くすると工具ホルダの主軸への嵌着が解除され
たときの反動で工具ホルダが仮保持機構から外れて工具
ホルダが落下する大きな問題点があった。本発明の課題
は上記問題点を解決することにある。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決する為に、プッシュロッドに工
具ホルダのプルスタッドを押して嵌着解除する押出部材
を設けると共にプルスタッドを押出部材との間に隙間を
もって挾む把持部材を半径方向移動自在に設け、主軸内
面に把持部材を工具ホルダの嵌着解除時にプルスタッド
の移動軌跡内に保持した後上記移動軌跡外に逃がす把持
制御部を設け、更にプッシュロッドと操作軸の移動を、
上記嵌着解除後把持部材がプルスタッドの移動軌跡内に
ある間に交換腕が工具ホルダを把持するように平行させ
て成ることを特徴としている。
作用 工具交換する場合、プッシュロッドが前進移動して押出
部材が工具ホルダのプルスタッドに当接し工具ホルダの
主軸への食い付きを解放する。その工具ホルダは食い付
き解放時の反動によって前方へ移動されるが、把持部材
が把持制御部によってプルスタッドの移動機構内に保持
されているので、工具ホルダのプルスタッドが把持部材
に受止められて保持される。一方、上記プッシュロッド
の揺動と同時的に操作軸を移動させ、上記把持部材によ
って保持されている嵌着解放後の工具ホルダを交換腕で
把持する。このとき工具ホルダのプルスタッドは把持部
材と押出部材によって隙間をあけて挟まれているので、
工具ホルダを把持したときに機械的な干渉点をもたず、
工具ホルダをスムーズに把持できる。その後交換軸が軸
方向移動と回動とを行なって工具ホルダを交換する。
実施例 図面は縦型マシニングセンターに実施した例を示してい
るが、横型のマシニングセンターにも同様に実施できる
。第1図において、1はコラム、2はコラム1に設けた
案内レール、3は案内レール2に上下動自在に取付けで
ある主軸ヘッドで、図示しない昇降用モータによって回
転されるスクリュー軸4とそのスクリュー軸4に螺合す
るボールねじ5によって周知のごとく上下動されるよう
にしである。前記主軸ヘッド3には第2図、第3図に示
すように中心部に室内孔6を有する上下方向の主@7を
ベアリング8を介して回動自在に設け、下面にはへラド
キャップ3aを取付けである。
上記主軸7には工具ホルダ保持装置Aを装設しである。
先ずこの工具ホルダ保持装置Aについて説明する。前記
主軸7の上端部には相対向する部分に上下方向の長孔9
.9を設けると共にそれらの長孔9.9をを覆うように
筒体10を上下摺動自在に嵌合し、この筒体10に両端
部を支持させたピン11を上記長孔9.9を通して案内
孔6に貫通させである。上記案内孔6の先端(下端)は
工具ホルダ嵌合用のテーパ孔12に形成しである。
この案内孔6には軸方向に伸びるプッシュロッド15を
軸方向移動自在に挿通し、皿ばね16により後方(上方
)に付勢され、プッシュロッド15の後端に止着した当
接部材17がピン11に当接している。プッシュロッド
15の先端には第4図〜第6図に示すように工具ホルダ
18のプルスタッド18aを挿入可能な挿入穴19を設
けて筒部2oを形成し、その筒部20には元部側部分の
周囲を四等分する位置に保持孔21を夫々設け、それら
の保持孔21に夫々押出部材として例示する押出鋼球2
2が半径方向へ移動自在に嵌合されている。上記保持孔
21は押出鋼球22が挿入穴19の中心側へは所定量以
上突呂しないように出口の直径が押出鋼球22の直径よ
り小さく形成しである。上記押出鋼球22は直径が筒部
20の筒壁厚さより大きく、保持孔21に外周側から嵌
合されて案内孔6の内面によって保持孔21からの抜は
出しが阻止されており、挿入穴19側へ突出された状態
では挿入穴19に挿入される工具ホルダ18のプルスタ
ッド18aの移動軌跡内に位置し、プルスタッドL8a
の先端側に係合可能にしである。また上記筒部20には
第6図に示すように先端側部分の周囲を四等分する位置
でかつ上記保持孔21とは位相を異にする位置に夫々別
の保持孔23を設け、それらの保持孔23に夫々把持部
材として例示する把持鋼球24が半径方向へ移動自在に
嵌合されている。上記保持孔23は保持孔21と同様に
把持鋼球24が挿入穴19の中心側へ所定量以上突出し
ないように形成しである。上記把持鋼球24は押出鋼球
22と同様に筒部20の厚さより大きい直径を有し、保
持孔23に嵌合されて案内孔6の内面によって保持孔2
3からの抜は出しが阻止されており、挿入穴19側へ突
出された状態では上記プルスタッド18aの移動軌跡内
に位置し、プルスタッド18aの元部側に係合可能にし
である。上記押出鋼球22と把持鋼球24の位置は、工
具ホルダ18のプルスタッド18aを隙間をあけて挾む
位置に設定されている。上記隙間は工具交換の際に後述
の交換アームによる工具ホルダ18の把持、抜取り動作
とプッシュロッド15による工具ホルダ18のアンクラ
ンプ動作との機械的干渉を避ける為のもので、例えば0
.5m程度の大きさにしであるが、これに限定されるも
のではない。
上記案内孔6の内面には押出鋼球22と対応する部分に
押出制御部25を形成し、また把持鋼球24と対応する
部分に把持制御部26を形成しである。上記押出制御部
25は押出鋼球22を工具ホルダ18の嵌着を解除する
位置迄プルスタッド18aの移動軌跡内に位置させる押
出部材受部25aと工具ホルダ18の嵌着解除後押出鋼
球22を上記軌跡外に逃がす押出部材逃部25bとで構
成しである。押出部材受部25aは筒部20の外径より
僅かに大きい径の案内孔6の内面によって構成し、押出
部材逃部25bは上記案内孔6の内面に形成した環状凹
溝27の底面27aと側面27bによって構成しである
。また、上記把持制御部2Gは把持鋼球24を上記押出
鋼球22による工具ホルダ18の嵌着解除の際上記移動
軌跡内に位置させる把持部材受部26aと嵌着解除され
た工具ホルダのプルスタッド18aを受止めた後把持鋼
球24を上記移動軌跡外に逃がす把持部材逃部26bと
で構成しである。把持部材受部26aは環状凹溝27よ
り前方に位置する案内孔6の内面によって構成し、把持
部材逃部26bは案内孔6の先端近くに形成した大径部
28の内面28aと膜薄28bとで構成しである。上記
側面27bと段面28bとは案内孔6の軸線方向に対し
て斜めに形成して押出鋼球22と把持鋼球24をスムー
ズに案内するようにしである。
更に、上記主1[17の上端には第2図、第3図に示す
ように回転力伝達用の嵌合凸部30を設け。
また上記筒体10にはプッシュロッド15を押圧移動さ
せる為の鍔状の係合部31aを有する係合筒31を螺合
すると共にすyト32によって固定しである。
次に、上記主軸ヘット3の上面には第1図、第2図に示
すように箱形の支持ブロック3Sを固着し、これの上面
に主軸回転用の駆動モータ36を止着しである。この駆
動モータ36の駆動軸36aは先端部が主軸7の案内孔
6に嵌合され、またカップリング37が楔着され、この
カップリング37に形成した係合凹部37aが主軸7の
係合凸部30に係合している。
次に、主軸ヘッド3には、第1図、第7図に示すように
上記主軸7のテーパ孔12に嵌着されている工具ホルダ
18と図示を省略した工具マガジンの所定の工具ボット
39(第8図参照)に嵌着されている工具ホルダ18と
を交換する為の交換軸40を上、下一対の軸受41.4
2によって軸線方向へ摺動自在でかつ回転自在に支持さ
せである。この交換軸40の下端部には第8図に示すよ
うにヘッド本体43を固着し、そのヘッド本体43の下
面に工具ホルダ18を挾む2組の一対の交換腕44.4
4の先部を枢軸45.45を介して枢着しである。この
枢軸45は交換腕44と一体に回動するように構成し、
その枢軸45の上部側面にはカムフォロア46を軸支し
である。交換軸40の中心部には大径部と小径部から成
る貫通孔40aを設け、この貫通孔40aにプルロッド
47を挿通しである。プルロット47の下端部にはヘッ
ド本体43内に位置するカム部材48を止着し、このカ
ム部材48の側面に上記カムフォロアが嵌合するカム溝
48aを夫々設けである。これらのカム溝48aはプル
ロッド47を上昇させると一対の交換腕44.44を閉
じ、プルロッド47を下降させると交換腕44,44を
開くように斜めに形成されている。プルロッド47の上
端部にはばね座49を嵌着し、そのばね座49と貫通孔
40aの段部との間に圧縮ばね50を介装し。
プルロッド47を常に上方へ引き上げるようにしである
。上記交換軸40の上端部には交換軸40を昇降させる
為の環状ガイド溝51aを有するシフト部材51を固着
し、交換軸40の中間部には交換軸40を旋回させる為
の歯車52を楔着しである。
次に、上記プッシュロッド15の押下げと、プルロッド
47の押下げと、交換軸40の昇降と、交換軸40の旋
回とを行なわせる交換駆動装置5Sを、第1図、第2図
、第7図に基づいて説明する。先ず、主軸ヘッド3の上
面に箱形の支持ブラケット56を固着し、その上面に駆
動モータ57を止着しである。また主軸ヘッド3の上面
には支持体58を嵌着し、この支持体58に回転軸59
をベアリング60を介して支承させである。この回転軸
59の上端部は駆動モータ57の駆動軸57aに一体的
に連結されている。回転軸58には円筒カム61を固着
しである。この円筒カム61の外周面にはブツシュコツ
ト押下げ用のカム溝61aと交換軸昇降用のカム溝61
bを設け、上端面にはプルロッド押下げ用の端面カム6
1cを設けである。第1図、第2図に示すように支持ブ
ラケット35に止着したブラケット63にはプッシュロ
ッド押下げ用のカムレバー62を枢軸64を介して枢着
し、そのカムレバー62の先端部62aは二叉状に形成
して上記係合筒31の係合部31aの上方に対峙させ、
後端部にはカム溝61aに嵌合するカムフォロア65を
軸支しである。カムレバー62の先端部は工具交換を行
なわないとき即ち切剤加工を行なうとき等には係合部3
1aとの間に隙間を有し、係合部31aと接触しないよ
うにしである。また支持ブラケット56にはプルロッド
押下げ用のカムレバー66の中間部を枢軸67を介して
枢着しである。カムレバー65の先端部にはプルロッド
47の上端面に当接する当接部材68を螺合固着し、後
端部には端面カム61cに当接するカムフォロア69を
軸支しである。
又支持ブラケット56には交換軸昇降用のカムレバー7
0の後端部を枢軸71を介して枢着し、このカムレバー
71の先端部に環状ガイド溝51aに嵌合するカムフォ
ロア73を軸支し、中間部にはカム溝61bに嵌合する
カムフォロア74を軸支しである。
上記回転@59の下端部にはゼネバ原動車75を固着し
、そのゼネバ原動車75にカムフォロア76を軸支しで
ある。また主軸ヘッド3の下面には支軸77を止着し、
その支軸77にベアリング78を介してゼネバホイール
79を支持させである。ゼネバホイール79はカムフォ
ロア76と係合する係合溝79aを有し1回転軸59が
1回転するとゼネバホイール79が60度回動されるよ
うにしである。ゼネバホイール79の第6図における左
半分の外周には上記歯車52に噛合する歯車80を設け
である。この歯車80の外径は歯車52の外径の3倍に
設定し、ゼネバホイール79が60度回動すると歯車5
2が180度回動するようにしである。上記カムレバー
62.66.70の揺動と歯車52の回動は回転軸59
の1回転に伴って第9図に示すタイムチャート図に示す
所定のタイミングで行なわれるように構成しである。
上記構成のものにあっては、主軸7を回転させて加工物
を加工する場合には、駆動モータ57の駆動軸57aは
停止しており、カムレバー62の先端部62aは係合部
31aから廻れ、カムレバー66の先端部の当接ボルト
68はプルロッド47の上端を押下げて2組の交換腕4
5.45を夫々開放させており、またカムレバー70は
交換軸40を上昇端に位置保持している。この状態で、
工具交換指令が発信されると、図示しない駆動モータが
スクリュー軸4を回転させて主軸ヘッド3を上昇端であ
る工具交換位置に上昇させる。このように主軸ヘッド3
が工具交換位置に上昇されると、主軸7側とは反対側の
交換腕45.45は第8図に示すように予め工具マガジ
ンから所定位置に移動されている工具ボット39の工具
ホノ1ノダ18の両側に位置される。次に、工具交換用
の駆動モータ57が作動して駆動軸57aが第9図に示
すように一方向へ1回転する3この駆動軸57aの回転
によって円筒カム体61が回転してカムレバー62が揺
動し、これによりカムレバー62の先端部62aが係合
部31aを押下げて係合筒31、筒体10、ピン11及
び当接部材17を介してプッシュロッド15を押下げる
。このプッシュロッド15の下降によって第10図に示
すように押出鋼球22が下降し、この押出鋼球22が工
具ホルダ18のプルスタッド18aの先端側に当接して
プルスタッド18aを下方へ押す。この場合、押出鋼球
22は筒部20の外周側方向への移動が押出部材受部2
5aによって受止められているので、プッシュロッド1
5の下降によってプルスタッド18aを強制的に押下け
る。その結果工具ホルダ18は第9図に示すa点におい
てテーパ孔12への食い付きが解除され、工具ホルダ1
8はその解除の反動によって瞬時に下方へ移動する。と
ころがその時点においては把持鋼球24が今だ第11図
に示すように把持部材受部26によって受止められてそ
の一部がプルスタッド18aの移動軌跡内に位置されて
いるので、工具ホルダ18のプルスタッド18aは上記
下降によって把持鋼球24に当接して受止められ、工具
ホルダ18が抜止めされて落下が阻止される。その後、
プッシュロッド15が更に下降されると押出鋼球22は
押出部材退部25bと対向し、筒部2oの外周側方向へ
移動してプルスタッド18aの移動軌跡外へ移動できる
ようになり、また把持鋼球24は第9図に示すb点にお
いて把持部材退部26bと対向し、筒部20の外周側方
向へ移動してプルスタッド18aの移動軌跡外へ移動で
きるようになり、その後プルスタッド18aは下降端に
位置される。
一方、上記円筒カム体61の回転によってカムレバー6
6が揺動し、これによりカムレバ−66先端部の当接ボ
ルト68が上昇してプルロッド47の押下げを解除し、
プルロッド47は圧縮ばね50によって上昇する。この
プルロッド47の上昇によって2組の一対の交換腕44
.44は主軸7に装着されている工具ホルダ18と工具
ポット39に装着されている工具ホルダ18を両側から
把持し、その状態を維持する。この交換腕44.44に
よる工具ホルダ18の把持は、上記押出鋼球22が工具
ホルダ18のテーパ孔12への食い付きを解除したa時
点より後でかつ把持鋼球24が把持部材退部26bに対
向するb時点迄の間のC時点において行なわれる。この
場合押出鋼球22と把持鋼球24とはプルスタッド18
aを所定量の隙間をあけて挟むように設けであるので、
交換腕44.44によって工具ホルダ18を把持しても
プッシュロッド15と機械的な干渉を生じることがなく
、プッシュロッド15の移動中に工具ホルダ18を把持
しても主軸7に無理な力を加えることはない。また、把
持鋼球24によって抜止めされている工具ホルダ18を
交換腕44.44によって把持した後もプッシュロッド
15は更に下降移動するが、交換腕44.44が工具ホ
ルダ18を把持した時点でプルスタッド18aと把持鋼
球24との間には隙間があるので、押出鋼球22がプル
スタッド18aに当接する迄に押出鋼球22を所定量下
降させることができ、その結果押出鋼球22を容易に押
出部材退部25bに対向させることができ、押出鋼球2
2とプルスタッド18aとの干渉を防止できる。
また、上記円筒カム体61の回転によってカムレバー7
0が揺動し、カムフォロア73がシフト部材51を押下
げて交換軸40を下降させる。この交換軸4oの下降は
上記交換腕44.44による工具ホルダ18の把持完了
後に、今だプッシュロット15が下降移動を行なってい
る時点から開始し、工具交換時間の短縮を図っているが
、交換軸40の下降は把持鋼球24が把持部材連部26
bと対向した後にプルスタッド18aが把持鋼球24に
当接して把持鋼球24をプルスタッド18aの移動軌跡
外へ押し出し、把持鋼球24とプルスタッド18aが干
渉しないようにしである。なお、上記交換軸40の下降
はプッシュロッド15が下降端に達してから開始するよ
うにしても良い。
上記交換軸40が下降端に下降されると、2組−対の交
換腕44.44で把持した工具ホルダ18.18は主軸
7と工具ボット39から完全に抜き出される。一方、上
記回転軸59の回転によってゼネバ原動車75が回転し
てカムフォロア76がゼネバホイール79を回動させ、
このゼネバホイール79が歯車52を回転させて交換軸
40を一方向へ180度回転させる。その結果工具ボッ
ト39から抜取った工具ホルダ18が主軸7のテーパ孔
12に対向され、主軸7から抜取った工具ホルダ18が
工具ボット39に対向される。上記交換軸40の回動は
工具ホルダ18.18を主軸7や工具ボット39から抜
き始めた後その下降動作中に開始するが、工具ホルダ1
8が主軸7やボット39と干渉しないように両者の速度
を関連させている。なお、上記交換軸4oの回動は交換
軸40が下降端に下降した後開始することも自由である
が、交換時間の短縮を図る意味では下降と回動を平行し
て行なう入きであり、このことは次に述べる交換軸40
の上昇の場合にも同じことが言える。
上記交換軸40が1.80度近く迄回動すると、今度は
上記カムレバー70がシフト部材51を押上げて交換軸
40を上昇させる。この交換軸40の上昇によって一方
の工具ホルダ18が主軸7のテーパ孔12に挿入され、
他方の工具ホルダ18が工具ボット39に挿入保持され
る。交換軸40が上昇端に上昇して工具ホルダ18をテ
ーパ孔に完全に挿入すると、工具ホルダ18のプルスタ
ッド18aはプッシュロッド15の挿入穴19に挿入さ
れ、そのときプルスタッド18aが押出鋼球22に当接
するが、押出鋼球22は押出部材逃部25bに対向して
いるので、プルスタッド18aは押出鋼球22を第12
図に示すように外周側へ押しのけて挿入する。
またカムレバー62がプッシュロッド15の押下げを解
除してプッシュロッド15が皿ばね16によって上昇端
へ上昇され、その結果把持鋼球24が段面28bによっ
て挿入穴19側へ移動され、把持部材受部26aによっ
て外周側への移動が受止められてプルスタッド18aの
移動軌跡内に保持される。従って、把持鋼球24はプル
スタッド18aに当接してプルスタッド18aを引上げ
工具ホルダ18を第6図に示すようにテーパ孔12に食
い付かせ、この状態を保持する。また、カムレバー66
がプルロット47を押下げ、これにより交換腕44.4
4が工具ホルダ18の把持を解放し、その開放状態を保
持する。上記交換腕44.44による工具ホルダ18の
把持解放は第10図に示すように旧記把持鋼球24が把
持部材受部26aに乗り上げた後に把持鋼球24がプル
スタッド18aを引上げ開始する迄に行ない、交換腕4
4.44に無理な力が加わらないようにしである。その
後回転軸59は1回転を完了し、駆動モータ57の作動
が停止して一連の工具交換動作を完了する。上記工具ホ
ルダ18の抜き取り動作と挿し込み動作は丁度逆になる
ようにしてあり、第9図のタイムチャート図は180度
の位置を中心にして左右対称となっている。そして、本
実施例では次回の工具交換動作は駆動モータ57の駆動
軸57aが上記とは逆方向へ回転することによって行な
うようにしである。なお、本願にあってはゼネバホイー
ル79の歯車8oを特開昭63−52945号公報に示
すように全周に亘って設けると共にゼネバホイールを一
方向へ何回でも回転させ得るように構成し、更に歯車8
0が交換軸40の下降状態でのみ歯車52と噛合するよ
うに構成することによって、駆動モータ57の駆動軸5
7aを常に一方向へ回転させて工具交換でき、その場合
には上記タイムチャート図を左右対称にする必要はない
第13図は本願の異なる実施例を示すもので。
押出部材としてプッシュロッド15eに設けたコレット
100のばね性を有する把持片24eの先端部が工具ホ
ルダ18のプルスタッド18aに係合するようにしであ
る。なお、上記実施例と同一構成部分には上記実施例と
同一の符号を付して重複説明を省略する。
第14図は本願の別の異なる実施例を示すもので、押出
部材をプッシュロッド15fの挿入穴19fの底に設け
た押出底壁22fによって構成したもので、この押出底
壁22fと挿入状態の工具ホルダ18のプルスタッド1
8aとの間には間には相尚大きな隙間をあけである。プ
ッシュロッド19fが下降して押出底壁22fがプルス
タッド18aを押して工具ホルダ18の食い付きを解放
したとき、把持鋼球24が今だ把持部材受部26aに案
内されてプルスタッド18aの移動軌跡内に位置され、
プルスタッド18aを把持鋼球24が受止めて落下を阻
止し、この状態のとき交換腕が工具ホルダ18を把持す
るようにしである。
発明の効果 以上のように本発明にあっては、プッシュロッドに押出
部材と把持部材を設け、押出部材によって工具ホルダの
主軸への食い付きを解放したときその工具ホルダのプル
スタッドを押出部材との間に隙間をあけた状態で受止め
、その把持部材によって受止めている工具ホルダを交換
腕で把持して工具ホルダを抜取るようにしたので、交換
腕による工具ホルダの把持とプッシュロッドによる工具
ホルダの把持解放とを同時に行なうことができ、工具交
換時間の短縮を図ることができる。またプッシュロッド
に設けた把持部材によって受止めている工具ホルダを交
換腕によって把持するものであるので、主軸から仮保持
機構を省くことができ、主軸付近の構成を簡易にできて
保守、点検を容易にでき、しかも工具ホルダの抜き挿し
の際に主軸や交換腕に無理な力が加わるのを防止できて
工具交換をスムーズにできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は主軸ヘッド部分の横断面図、第2図は第1図の
■−■線断面図、第3図は第2図のm−■線断面図、第
4図は第3図の要部拡大図、第5図は第4図の■−v線
拡線断大断面図6図は第4図の要部拡大図、第7図は第
1図の一部を断面にして示す右側面図、第8図は交換軸
の交換腕部分を示す部分断面図、第9図は作動を示すタ
イムチャート図、第10図、第11図、第12図は第6
図の作動を示す説明図、第13図、第14図は異なる実
施例を示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、主軸内にプッシュロッドを移動自在に嵌装し、主軸
    ヘッドに2組の交換腕を備えた交換軸を軸方向へ移動自
    在かつ回動自在に支持させ、交換軸内に交換腕開閉用の
    操作軸を移動自在に嵌装し、プッシュロッドと操作軸を
    移動させる交換駆動装置を備えて成る工具交換装置にお
    いて、プッシュロッドに工具ホルダのプルスタッドを押
    して嵌着解除する押出部材を設けると共にプルスタッド
    を押出部材との間に隙間をもって挾む把持部材を半径方
    向移動自在に設け、主軸内面に把持部材を工具ホルダの
    嵌着解除時にプルスタッドの移動軌跡内に保持した後上
    記移動軌跡外に逃がす把持制御部を設け、更にプッシュ
    ロッドと操作軸の移動を、上記嵌着解除後把持部材がプ
    ルスタッドの移動軌跡内にある間に交換腕が工具ホルダ
    を把持するように平行させて成る工具交換装置。
JP4346990A 1990-02-23 1990-02-23 工具交換装置 Expired - Lifetime JP2845547B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI410297B (ja) * 2010-11-19 2013-10-01

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