JPH03244984A - 殺菌性氷 - Google Patents

殺菌性氷

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JPH03244984A
JPH03244984A JP2040387A JP4038790A JPH03244984A JP H03244984 A JPH03244984 A JP H03244984A JP 2040387 A JP2040387 A JP 2040387A JP 4038790 A JP4038790 A JP 4038790A JP H03244984 A JPH03244984 A JP H03244984A
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JP
Japan
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ozone
water
ice
sterilizing
antiseptic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2040387A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kawabata
川端 一寿
Mikiya Hanabusa
花房 幹也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKUA PIA KK
Original Assignee
AKUA PIA KK
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Publication date
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は食品その他の保冷などに用いる殺菌性氷、こ
の氷を用いた冷却具および殺菌性氷の製造方法に関する
〔従来の技術] 一般に、氷は、食品その他の製造時や運送時の保冷その
他広い分野に用いられている。氷を用いた生鮮食品など
の保冷は、保冷対象が5°C前後まで冷却され、−C細
菌の増殖が抑えられるので、1〜2日間は腐敗を防くの
に有効である。
しかし、氷は、一般細菌に対する殺菌力がなく、食品を
腐敗させずに衛生的に保存し得る期間が短かかった。
一方、オゾンは、無声放電などによって活性化した原子
状の酸素を分子状の酸素に結合させることによって得ら
れ、その半減期には、原子状の酸素が解離して強い酸化
力を示すので、強力な脱臭力および殺菌力があることが
知られており、病院や学校での室内の空気の殺菌、脱臭
、飲料水の殺菌などに用いられている。
しかし、オゾンは水に難溶で、たとえ水に7容解したと
しても、常温常圧においては約30分程度で揮散消失す
る。したがって、このような水を殺菌に用いても、その
効果は持続しないという問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題] この発明は、上記したように氷に殺菌能がないという欠
点およびオゾンの殺菌力が非持続的であるという問題点
を解決し、氷を担体としてオゾンの殺菌力を保冷その他
に効率よく利用することを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、この発明においては、オゾ
ンを含有する殺菌性水を採用したのである。
または、殺菌性水を通気性のある防水性素材で包装した
冷却具とすることもできる。
殺菌性水は、オゾン発生器で発生したオゾンを水に混入
する工程と、この工程を経て生成したオゾン水をオゾン
雰囲気下で凍結する工程とからなる製造方法によって得
られる。以下、その詳細を述べる。
この発明で用いられるオゾンは、周知のオゾン発生器に
乾燥した空気または酸素を供給して得られるが、その際
、オゾン発生器の収率を高め、またオゾン雰囲気中のオ
ゾンの濃度を高めるため、オゾン発生器に冷却されたオ
ゾン雰囲気を還流することが望ましい。
この発明でオゾン水とは、オゾンが水に溶解するかまた
は空気、酸素その他の気体と共に微小な泡となって水に
混入したものをいう。
この発明の殺菌性水は、オゾン濃度40〜50PPMの
オゾン水が凍結したもので、30〜40PP?程度のオ
ゾンが混入している。
この発明の冷却具に用いる通気性のある防水性素材とし
ては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの
シート、フィルムが挙げられる。
〔作用〕
この発明の殺菌性水は、通常の水と同様の冷却作用に加
え、融解に伴って表面からオゾンが徐々に揮散するので
持続的な殺菌作用がある。
殺菌性水を通気性のある防水性素材で包装した冷却具は
、上記した殺菌性水と同様の作用があることに加えて、
融解した水が漏れず、周囲を濡らさない。
この発明の殺菌性水の製造方法によると、オゾンの雰囲
気中でオゾン水を冷却するので、揮散が抑制されてオゾ
ンが水内部に効率よく保持される。
(実施例] この発明の実施例を以下、図面に基づいて説明する。
実施例1: 殺菌性水を製造するには、以下のように行なった。すな
わち、第1図に示すように、オゾン発生器(中足商事社
製ニオシンキャスターC−NH型(300g/H) )
 1の排気側に曝気用配管2を連結し、所定量の水が入
ったアイス缶3内にこの配管2の先端開口を配置した。
アイス缶3には、密閉蓋4を設け、密閉M4の一部には
、還流用配管5の吸気端を連結した。還流用配管5は、
送風機6を介してオゾン発生器1の吸気側に連結し、ま
たアイス缶3は、図外の冷凍機で約−15°Cに冷却し
た塩水7で冷却した。
オゾン発生器1および送風11ii6を駆動すると、オ
ゾンおよび空気中に含まれる酸素の混合気体が水中に曝
気されて、アイス缶3内にオゾン水8が生成され、同時
にアイス缶3の内壁に近いところから凍結する。オゾン
水8が完全に凍結するまでは、還流用配管5を経由して
低温で未溶の前記混合気体がオゾン発生器1に戻って排
気側のオゾン濃度は高められる。このようにして、オゾ
ン濃度がほぼ30〜40PPMの殺菌性水をアイス缶3
内に生成した。なお、オゾン水8が完全に凍結する直前
に曝気用配管2の先端を水中から引き抜き、未凍結のオ
ゾン水を除いた。
得られた殺菌性水の効果を調べるため、以下の試験を行
なった。すなわち、赤身魚(マグロ)の切身(約20g
)2片をそれぞれ試験片とし、全く同し条件で外気に2
時間放置して一般細菌数(生菌数)を調べた。つぎに滅
菌処理した同型の密閉容器2個にそれぞれ100gの殺
菌性水Aまたは従来のアイス缶方式で飲料水を凍結した
氷Bを入れ、この上にそれぞれ試験片を載置し、密閉し
て室温17°Cで1時間保存し、試験片の一般細菌数(
生菌数)を調べた。この結果を第1表に示す。
第1表からも明らかなように、殺菌性水Aを用いて保存
すると、明らかに試験片の一般細菌数が減少し、殺菌効
果があることが確認された。
第1表 実施例2: 殺菌性水をいわゆるプレート流水方式で製造するには、
以下のように行なった。すなわち、第2図に示すように
、オゾン発生器を内蔵した周知のオゾン水製造I!9の
排水側に散水管10を連結し、散水口11を冷却プレー
ト12の上方に配置した。
また、オゾン水13は、還流用配管14からポンプ15
でオゾン水製造機9に還流されるよう配管し、散水管1
0、冷却プレート12を密閉容器16内に収容した。
上記したオゾン水製造l!9およびポンプ15を駆動す
ると、オゾン水製造機S内でオゾンは水と混合され散水
管10から冷却プレート12上に散水される。このとき
凍結せずに冷却されたオゾン水13は、オゾン水製造8
!9に還流し、オゾン発生器は冷却されて効率よくオゾ
ンが発生し、オゾン雰囲気で満たされた密閉容器16内
の冷却プレート12上でフレーク状またはチップ状の氷
が得られた。
なお、得られた氷について、実施例1の試験と全く同様
にして殺菌性の試験を行なったところ、実施例1の試験
結果と同し結果が得られ、殺菌性のある氷が製造された
ことが確認された。
実施例3 実施例1で得られた殺菌性水Aを砕いて、それぞれ20
gの角形、5gの角形、粉状に成形し、各100gずつ
通気性のある防水性フィルム(輿入社製: TSF−E
TFA)で巾着状に包み、水が漏れないように上部を熱
シールして各々冷却具C,D、Eとした。
得られた冷却具C,D、Eの殺菌力を調べるため、保存
時間を2時間とする以外は実施例1の試験と全く同様に
して、殺菌性の試験を行なった。
この結果を第2表に示す。なお、実施例1で用いた氷B
についても通気性のある防水性フィルムで密封し、これ
を冷却具B’  (比較例)として同し試験を行ない、
この結果を第2表中に併記した。
第2表 第2表からも明らかなように、冷却具C,D、Eで2時
間保存した試験片の一般細菌数は、保存前の33〜60
%に減少しており、この冷却具の持続的な殺菌効果が確
認された。
〔効果〕
この発明は、以上説明したように水中にオゾンが殺菌成
分として保存されており、融解に伴ってオゾンの殺菌作
用が冷却作用と共に持続的に発揮される。また、この発
明の製造方法では、殺菌性水を簡単な手法で効率よく製
造することができる。
したがって、生鮮食品、外食産業用半調理済食品その他
の食品または容器、移送用配管その他製造関連設備など
の保冷、殺菌および脱臭を簡便に行なうことができ、こ
の発明の産業上の利用価値は高いものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法の第1実施例の製造工程を
模式化して示す説明図、第2図は第2実施例の同説明図
である。 1・・・・・・オゾン発生器、 8.13・・・・・・
オゾン水。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オゾンを含有する殺菌性氷。
  2. (2)請求項1記載の殺菌性氷を通気性のある防水性素
    材で包装した冷却具。
  3. (3)オゾン発生器で発生したオゾンを水に混入する工
    程と、この工程を経て生成したオゾン水をオゾン雰囲気
    下で凍結する工程とからなる殺菌性氷の製造方法。
JP2040387A 1990-02-21 1990-02-21 殺菌性氷 Pending JPH03244984A (ja)

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JP2040387A JPH03244984A (ja) 1990-02-21 1990-02-21 殺菌性氷

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275441A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Japan Organo Co Ltd 水素ガス含有氷、その製造方法及び生鮮食品の保存方法
US20090087528A1 (en) * 2002-08-20 2009-04-02 Schreiber John E Method of Improving the Biocidal Efficacy of Dry Ice
JP2010195645A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Ihi Corp オゾンハイドレートカプセル及びその利用方法
JP2017040467A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 Ice2.0合同会社 一定融点温度の固液混合物を生成する方法・システム

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