JPH03244912A - 流動床式焼却炉の燃焼制御方法 - Google Patents

流動床式焼却炉の燃焼制御方法

Info

Publication number
JPH03244912A
JPH03244912A JP4418390A JP4418390A JPH03244912A JP H03244912 A JPH03244912 A JP H03244912A JP 4418390 A JP4418390 A JP 4418390A JP 4418390 A JP4418390 A JP 4418390A JP H03244912 A JPH03244912 A JP H03244912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
air
flow
fluidized
appropriate range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4418390A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Furukawa
正昭 古川
Yutaka Yoshida
裕 吉田
Takeyuki Naito
内藤 剛行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP4418390A priority Critical patent/JPH03244912A/ja
Publication of JPH03244912A publication Critical patent/JPH03244912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流動床式焼却炉の燃焼制御方法に関するもので
ある。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕流動床炉
は、広範囲の発熱量のコミを完全に焼却できること等の
理由で都市ゴミ焼却炉として多く利用されている。
都市コミ等の揮発燃焼物は、流動床炉に投入されると、
乾燥、ガス化、燃焼という順番にプロセスが進行する。
流動層ではコミの乾燥とガス化が主に行なわれ、熱伝達
率が高いのでこの能力が非常に高く多量の投入があった
際も殆と瞬時にこれらのプロセスか進行する。従って主
にフリーボードの性能に依存する燃焼可能ガス量を越え
る乾燥、ガス化が行なわれることがしばしばあった。
その結果煙突から白煙の発生、−酸化炭素等の未燃物の
排出の増大を招いていた。−酸化炭素は最近微量有害廃
棄物の関係から排出量の抑制が叫はれており、流動床焼
却炉からの排出量が多いことが問題にきれている。この
問題に対してPCT/JP  88100437流動床
における燃焼速度制御方法が提案されている。
第2図は上記燃焼速度制御装置の構成を示す図である。
Cは流動床式の焼却炉であり、該焼却炉C内にフィーダ
Bから都市コミ又は産業廃棄物等の焼却物Aが投入され
るようになっている。焼却炉Cからの排ガスは誘引送風
機Iによりガス冷却装置りを通って、排ガス処理装置E
に導かれ、煙突Jから大気に放出される。なお、Gは空
気Fを焼却炉Cに送る押込送風機である。
4は火炎を検出するフレームセンサ、5は炉内圧力を検
出する炉内圧力センサ、6は排ガス中の酸素濃度を検出
する排ガス酸素濃度センサであり、11はこれらフレー
ムセンサ4.炉内圧力センサ5.排ガス酸素濃度センサ
6の出力より炉内の燃焼状態を検出する燃焼状態検出装
置、12はこの燃焼状態検出装置11の出力により炉内
の燃焼速度を制御する燃焼速度制御装置である。22に
は押込空気量調節計であり、押込空気量センサ21によ
り押込空気量調節弁23を制御して押込空気量を調節す
る。25は流動空気量調節計であり、流動空気量センサ
24と燃焼速度制御装置12の出力により、ハイ・ロー
リミッタ26を介して、流動空気調節弁27を制御して
流動空気量を調節している。
一般に都市ゴミや各種産業廃棄物は性状が大幅に異なる
ため、炉内への供給量を一定に保ったフィーダBの実現
は困難である。また、その上質のバラツキも大きいこと
から、炉内に投入される、これらの焼却物の質及び量の
変動がそのまま排ガスの変動となって現れる。その対策
として、上記第2図に示す構成の燃焼速度制御装置が提
案されたのである。即ち、フレームセンサ4、炉内圧力
センサ5、排ガス酸素濃度センサ6などの信号を燃焼状
態検出装置11で処理して炉内の燃焼状態を検出し、燃
焼速度制御装置12により、燃焼が旺盛になったら、流
動空気量を減らし、炉床でのガス化を抑制し、燃焼が緩
慢になったら流動空気量を増やしてガス化を促進させる
。この結果、燃焼状態はかなり改善されたが、センサ、
操作端などの遅れにより、フリーボードの燃焼能力を超
えたガス化量があった場合、上記制御でカバーできない
場合、−酸化炭素のピーク発生があった。即ち、流動空
気量を大きく変化させるためフリーボードへ導かれる未
燃ガス量が変動し、−酸化炭素濃度が従来よりも減少し
たものの理想とするレベルまでは下がらない欠点があっ
た。
本発明は上述の点に鑑みてなきれたもので、流動床の流
動化判定基準を基に、流動状態監視装置を設け、流動空
気量を最低限に維持するようにし、フリーボードの燃焼
能力に適合したガス化を雑持し安定した運転が継続でき
る流動床式焼却炉の燃焼制御方法を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明は、流動床の流動媒体の
流動状態を監視する流動状態監視手段を具備し、該流動
状態監視手段の出力から流動媒体の流動不良と判断した
場合流動空気量を増加させて流動状態を活性化させ、回
復したと判断した場合再び流動空気量を減少させ安定運
転を継続させることを特徴とする特 また、流動状態監視手段として、炉床温度を測定する炉
床温度計を用い、その測定値が適正範囲を逸脱した場合
、流動不良が発生したと判断し、流動空気量を増加させ
流動状態を回復させ、測定値が適正範囲に戻った場合再
び流動空気量を減少させ安定運転を継続させることを特
徴とする。
また、流動状態監視手段として炉床温度計を用い、その
測定値の変化率により流動状態の良/不良を判断するこ
とを特徴とする。
また、流動状態監視手段として複数の炉床温度計を用い
、その温度差により流動状態の良/不良を判断すること
を特徴とする。
また、流動状態監視手段として複数の炉床温度計を用い
、該複数の炉床温度針の測定温度値の内最低温度値を選
択し、該最低温度値が適正範囲を逸脱した場合、流動不
良が発生したと判断し、流動空気量を増加させ流動状態
を回復させ、測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空
気量を減少させ安定運転を継続させることを特徴とする
また、流動状態監視手段として複数の炉床温度計を用い
、該複数の炉床温度計の測定温度値の内最低温度値を選
択し、該最低温度値の変化率により流動状態の良/不良
を判断することを特徴とする。
また、流動状態監視手段として、排ガス中の02′a度
を測定する02a度センサを用い、その測定値が適正範
囲を逸脱した場合、流動不良か発生したと判断し、流動
空気量を増加させ流動状態を回復させ、沖]定値が適正
範囲に戻った場合再び流動空気量を減少させ安定運転を
継続させることを特徴とする。
また、流動状態監視手段として、炉内燃焼状態を検出す
るフレームセンサを用い、その検出値が適正範囲を逸脱
した場合、流動不良が発生したと判断し、流動空気量を
増加させ流動状態を回復させ、測定値が適正範囲に戻っ
た場合再び流動空気量を減少させ安定運転をM続させる
ことを特徴とする。
また、炉内燃焼状態を検出するフレームセンサとして炉
内を監視する工業用テレビを設け、該工業用テレビの画
像処理信号を用いることを特徴とする。
また、上記流動状態監視手段として、炉下圧力を測定す
る炉下圧力センサを用い、その測定値及びその振幅、振
動数等の変化か適正範囲を逸脱した場合、流動不良が発
生したと判断し、流動空気量を増加させ流動状態を回復
させ、測定値か適正範囲に戻った場合再び流動空気量を
減少させ安定運転を継続させることを特徴とする。
また、流動状態を視学段として、炉内に投入される焼却
物のガス化量を測定するガス化量測定センサを用い、そ
の測定値が適正範囲を逸脱した場合、流動不良が発生し
たと判断し、流動空気量を増加させ流動状態を回復させ
、測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空気量を減少
させ安定運転を継続させることを特徴とする。
また、流動状態監視手段として、炉頂部温度を測定する
炉頂温度計を用い、その測定値が適正範囲を逸脱した場
合、流動不良が発生したと判断し、流動空気量を増加さ
せ流動状態を回復させ、iまた、上記流動状態監視手段
として、炉内圧力を測定する炉内圧力センサを用い、そ
の測定値が適正範囲を逸脱した場合、流動不良が発生し
たと判断し、流動空気量を増加させ流動状態を回復させ
、測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空気量を減少
させ安定運転を継続させることを特徴とする。
また、上記いずれか2項以上を組合わせ、流動空気の最
大値でその値が適正範囲を逸脱した場合、流動不良か発
生したと判断し、流動空気量を増加させ流動状態を回復
させ、測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空気量を
減少させ安定運転をM続させることを特徴とする。
また、各々の要求流動空気量を複合演算し、総合的な流
動空気量を求め、該流動空気量が適正範囲を逸脱した場
合、流動不良が発生したと判断し、流動空気量を増加さ
せ流動状態を回復させ、測定値が適正範囲に戻った場合
再び流動空気量をiまた、各々の要求流動空気量に重み
付け複合演算を行ない、総合的な流動空気量を求め、該
流動空気量が適正範囲を逸脱した場合、流動不良が発生
したと判断し、流動空気量を増加させ流動状態を回復さ
せ、測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空気量を減
少させ安定運転を継続させることを特徴とする。
〔作用〕
流動床式焼却炉において、流動不良が起こると下記のよ
うな現象が発生する。
■炉床温度に温度差ができたり、炉床温度が低下する。
■炉内酸素濃度が増加する。即ち、都市コミ等の焼却物
が炉内に投入されていても、流動不良のためガス化きれ
ないので、酸素濃度が増加する。
■炉下圧力の変動が少なくなる。
■炉内の明るさが暗くなる。即ち、燃焼が不活発となる
ので当然明るさが暗くなる。
■炉頂温度が低下する。
■炉内圧力の変動か少なくなる。即ち、炉内に投入され
る焼却物のガス化及び燃焼が不活発となるので、炉内圧
力の変動が少なくなる。
■炉内に投入きれた焼却物のガス化量が低下する。
本発明の燃焼制御方法は、上記のように各種流動状態監
視手段を用い、この流動状態監視手段の出力から流動媒
体の流動不良と判断した場合流動空気量を増加させて流
動状態も活性化させ、回復したと判断した場合再び流動
空気量を減少させ安定運転を継続させるから、流動空気
量を最低限に維持し、流動層のガス化能力をフリーボー
ド部の燃焼能力に適合したもとなり、流動床式焼却炉の
安定運転の継続が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基ついて説明する。
第1図は本発明の燃焼制御方法を実施する流動床式焼却
炉の燃焼制御装置の構成を示す図である。同図において
、第2図と同一符号を付した部分は同−又は相当部分を
示す。
第1図において、1は炉床の温度を検出する炉床温度セ
ンサ、2はガス化量を検出するガス化量センサ、3は炉
頂温度を検出する炉頂温度センサ、7は炉下圧力を検出
する炉下圧力センサ、13は上記炉床温度センサ1、ガ
ス化量センサ2、炉頂温度センサ3、フレームセンサ4
、炉内圧力センサ5、排ガス酸素濃度センサ6及び炉下
圧力センサ7の出力から炉床の流動状態を検出する流動
状態検出装置、14は前記流動状態検出装置13からの
出力を基に流動床の適正な流動化を行なう適正流動化制
御装置である。
流動状態検出装置13により流動床の流動状態を検出し
、流動不良となったら適正流動化制御装置14により流
動空気量を増やし、流動状態が回復したら、再び流動空
気を下限値へ戻すものである。この手段としては、流動
空気量センサ24の測定信号Pv、lと流動空気量調節
計25の設定値Svとを比較演算し、流動空気調節弁2
7を操作して流動空気量を調節するか、又は設定値SV
をガスケード制御する代わりに、直接流動空気調節弁2
7を操作してもよい。
なお、本燃焼制御装置の操作端は、バイパスラインに設
けられた流動空気調節弁27に限定されるものではない
第3図は第1図の流動状態検出装置13及び適正流動化
制御装置14等の詳細な構成を示す図である。図示する
ように、流動状態検出装置13はローセレクタYl、レ
ンジ変換部Y2、微分部Y3、レンジ変換部Y4、ハイ
セレクタY6、fj、負部Y1、レンジ変換部Y2、ロ
ーセレクタYa、折線変換部Y9、フィルターY11、
折線変換部y+z、フィルターY14及び折線変換部Y
16を具備する構成である。
適正流動化制御装置14は変化率制限部Y、。。
YlB、YlB及びハイセレクタYI7を具備する構成
である。
また、ハイ・ローリミッタ26はローリミツトY1.と
ハイリミットY、。を具備する構成である。
ローセレクタY1及びハイセレクタY6には複数の炉床
温度センサ1−1 、1−2 、・・・・、1−nの出
力が入力され、ローセレクタY1ではその出力の最も低
いものが選択され、ハイセレクタY。
ではその出力の最も高いものが選択される。
ローセレクタY、は前述のように流動床の流動状態の判
断基準として、流動不良が起こると炉床温度が低下する
とか、場所により温度差が発生するとかがあり、炉の各
場所の温度中で低い測定値を管理した方がよいために設
けられる。
レンジ変換部Y、は温度−流動状態判定の変換を行なう
ものであり、微分部Y、は温度変化を藍視し、危険温度
になる前に制御するためのものであり、またレンジ変換
部Y4はこの微分部Y、の出力から、温度変化率−流動
状態判定の変換を行なうものである。
ハイセレクタY、は炉床の温度差を検出するために複数
の炉床温度センサ1−1.1−2.・・・、1−nから
最高温度を選択するものである。
減算部Y、はハイセレクタY、の出力からローセレクタ
Ylの出力を減算する(即ちY6=Y5−Y、)ための
ものであり、レンジ変換gt(y、は温度差流動状態判
定の変換を行なうためのものである。
ローセレクタY、はレンジ変換部Y2、レンジ変換部Y
4及びレンジ変換部Y、の出力信号の内流動状態判定信
号が悪い信号を選択するためのものである。
折線変換部Y、は、第4図に示す折線りの特性を有し流
動状態判定−流動空気量の変換を行なうためのものであ
る(第4図参照)。
変化率制限部Y、。は流動空気量の増加方向はゆっくり
と減少方向は速やかにするためのものである。
フィルターYl+は排ガス酸素濃度センサ6の出力の脈
動を吸収するためのものであり、折線変換部Y 12は
折線変換部Y、と同様、流動状態判定流動空気量の変換
を行なうだめのものである(第4図参照)。
変化率制限部Y13は変化率制限部y+oと同様、流動
空気量の増加方向はゆっくりと減少方向は速やかにする
ためのものである。
フィルターY 14はフレームセンサ4の出力の脈動を
吸収するためのものであり、折線変換部YI5は折線変
換部Ylffiと同様、流動状態判定−流動空気量の変
換を行なうためのものである(第4図参照)。
変化率制限部Yesは変化率制限部Y13と同様、流動
空気量の増加方向はゆっくりと減少方向は速やかにする
ためのものである。
ハイセレクタYI7は、流動空気量をその時点での最低
に維持するため、前記変化率制限部Y1゜、Y I3及
びy+gの各流動状態判定信号で得られた出力の中で最
大の信号選択し、流動空気量調節計25に出力する。
流動空気量調節計25はPID(比例十積分十微分)調
節部Y1.であり、流動空気量センサ24の出力と前記
適正流動化制御装置14のハイセレクタYI7の出力か
ら、流動空気流量調節信号を得、ハイ・ローリミッタ2
6に出力する。
ハイ・ローリミッタ26はローリミツトyesとハイリ
ミットyzoから構成され、ローリミツトY、は流動空
気調節弁27の開度の下限値(流動空気量の上限を制限
している)を設定し、ハイリミットY2゜は流動空気調
節弁27の開度の上限値(流動空気量の下限を制限して
いる)を設定している。なおY12は手動自動(A/M
)切換器である。第6図は焼却物供給量とガス化量の関
係を示す図である。同図(a)は時間に対する焼却物供
給量の変化を示し、同図(b)は通常の流動状態が活発
な場合(流動化開始速度の数倍)でのガス化量の変化の
状態を、同図(c)は第2図に示す燃焼速度制御装置で
のガス化量の変化の状態を、同図(d)は第1図に示す
燃焼制御装置でのガス化量の変化の状態をそれぞれ示す
第6図(b)に示すように、流動状態を活発にした場合
は、炉に投入きれた焼却物は瞬時にガス化されてしまが
、第2図に示す燃焼速度制御装置での燃焼速度を制御し
た場合は、同図(C)に示すようにガス化は安定するが
、それでもガス化量の変動は大きい。これに対して、第
1図に示す燃焼制御装置で最適流動化制御を行なった場
合、同図(d)に示すように焼却物供給量が大きく変動
しても、ガス化量の変化は極めて小きく、ガス化が安定
する。
一般に流動層の圧力損失と流動化開始速度の関係は第7
図に示すようになっており、Umf’は流動化開始速度
といわれ、これかIUmfより速度が速くなると流動層
と呼はれる。本発明においては、IUmf〜4.5Um
fの範囲で流動空気量を制御する。
なお、第3図においては、炉床温度センサ1や排ガス酸
素濃度センサ6やフレームセンサ4の出力から流動状態
を把握する例を示した力釈炉頂温度センサ3、炉内圧力
センサ5、ガス化量センサ2などの流動状態を把握する
信号を使用することも可能である。
また、上記実施例では最大値を選択する例を示したが、
複合演算を行ない流動空気量を決定したり、ファジィ演
算を行ない流動空気量を決定することも本実施例の延長
線上の技術である。
第5図は適正流動化制御と燃焼速度制御を組み合わせた
燃焼制御装置の例を示す図である。同図において、第3
図と同一符号を付した部分は同又は相当部分を示す。
燃焼速度制御部30は、炉内圧力センサ5の出を 力≠入力とし、該炉内圧力が所定の設定値(警報値を越
えたら、出力を送出する警報設定部Y 25と、該警報
設定部yzsの出力を反転させるNOT部”Lsと、該
NOT部Y26の出力により起動されるタイマーY3.
と、該タイマーY27の出力で警報設定部Y2Mの出力
をボールドするホールド部Y28と、該ホールド部Y。
の出力で第4図のダンパ開度を0%又は100%に切り
換える切換部Y 23と、フレームセンサ番4の出力を
入力とするPID調節部Y、sと、該PID調節部Y1
6′の出力と前記切換部Y13の出力を加算する加算部
Y t、とローリミツトYllと、ハイリミットY 2
6と、手動自動(A/M)切換器yz+と、切換部Yz
sの出力から手動自動(A/M )切換器Y21の出力
を減算する減算部Y14とから構成される。なお、減算
部Y24の出力は加算部Y2sでPID調節部Y18の
出力と加算される。
適正流動化制御装置14は変化率制限部Y、。と変化率
制限部Y18と変化率制限部y+aの出力の内一番低い
出力を選択するローセレクタYI7を具備しており、該
ローセレクタYI7の出力はハイセレクタY31とハイ
セレクタY。に入力されている。
ハイセレクタYJIには、第4図のダンパ開度を30%
に設定する設定値が入力きれており、ハイセレクタY3
1はこの30%と前記ハイセレクタYじの出力の内、レ
ベルが高い方の出力を選択してローリミツトLsに出力
する。また、ハイセレクタY。には第4図のダンパ開度
を70%に設定する設定値が入力きれており、ハイセレ
クタyszはこの30%と前記ハイセレクタY 17の
出力の内、レベルが高い方の出力を選択しエハイリミッ
トY2゜に出力する。
上記第5図の構成の燃焼制御装置において、第7図の(
a)に示すように炉内圧力が変化し、所定の設定値(図
では50mmAg)を越えた場合、警報設定部”Lsは
同図の(b)に示す出力信号をNOT部Y。とホールド
部yxsに出力する。タイマーY27は(c)に示すよ
うにこの出力信号を反転した出力信号をタイマーY27
に出力し、該タイマーY2?はこの出力信号により作動
し、(d)に示すように所定の時間だけ出力信号をホー
ルド部Y28に出力する。該ホールド部Y2mはこのタ
イマーyz、の出力信号により、警報設定部”Lsの出
力をホールドし、(e)に示すような出力信号を切換部
Y 23に出力する。切換部Y23はホールド部yza
の出力信号が“0”の時前記ダンパー開度O%を選択し
、“1”の時前記ダンパー開度100%を選択するよう
になっている。即ち、炉内圧力が所定の警報値を越えた
ら、タイマーYz7で設定した所定時間ダンパー開度1
00%を選択し、それ以外の時はダンパー開度0%を選
択している。
ハイセレクタY□は適正流動化制御装置14の前記ロー
セレクタYI7の出力がダンパー開度30%より高い場
合は、該ローセレクタYI7の出力を選択し、ローセレ
クタYl?の出力がダンパー開度30%より低い場合は
このダンパー開度30%をローリミツトYI9に出力す
る。
また、ハイセレクタY32は適正流動化制御装置14の
前記ローセレクタY、アの出力がダンパー開度70%よ
り高い場合は、該ローセレクタYI7の出力を選択し、
ローセレクタY17の出力がダンパー開度70%より低
い場合はこのダンパー開度■を通り、加算部Y2.で切
換部Y23の出力、即ち炉内圧力か所定の警報値を越え
ないならばダンパ開度0%の信号、警報値を越えたなら
ば所定時間ダンパー開度100%の信号と加算され、ハ
イセレクタY3□の出力で制御されるローリミツトY1
、及びハイセレクタY sxの出力で制御されるハイノ
ミットY、。を通って、自動手動(A/M)切換器yz
+に出力され、自動又は手動で流動空気調節弁27が制
御される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、流動床式焼却炉の
流動空気量をその時点での最低量とすることが可能とな
ったため、炉床部における燃焼物のガス化がフリーボー
ド部における燃焼能力に適合した量となり、安定した燃
焼が維持でき、且つ有害ガスの発生を極力抑えることか
可能となるという優れた効果か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の燃焼制御方法を実施する流動床式焼却
炉の燃焼制御装置の構成を示す図、第2図は従来の燃焼
制御方法を実施する流動床式焼却炉の燃焼制御装置の構
成を示す図、第3図は第1図の流動状態検出装置13及
び適正流動化制御装置14等の詳細な構成を示す図、第
4図は流動状態を把握する各パラメータとダンパー開度
及び流動空気量の関係を示す図、第5図は適正流動化制
御と燃焼速度制御を組み合わせた燃焼制御装置の例を示
す図、第6図(a)、(b)、(c)。 (d)は焼却物供給量とガス化量の関係を示す上図中、
A・・・・焼却物、B・・・・フィーダ、C・・・・焼
却炉、D・・・・ガス冷却装置、E・・・排ガス処理装
置、G・・・・押込送風機、H・・・・2次空気、■・
・・誘引送風機、J・・・・煙突、3・・・・炉頂温度
センサ、4・・・・フレームセンサ、5・・・・炉内圧
力センサ、6・・・・排ガス酸素濃度センサ、7・・・
・炉下圧力センサ、13・・・・流動状態検出装置、1
4・・適正流動化制御装置、21・・・・押込空気量セ
ンサ、22・・・押込空気量調節計、23・・・・押込
空気量調節弁、24・・・・流動空気量センサ、25・
・・流動空気量調節計、26・・・・ハイ・ローリミッ
タ、27・・・・流動空気調節弁。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流動床の流動媒体の流動状態を監視する流動状態
    監視手段を具備し、該流動状態監視手段の出力から流動
    媒体の流動不良と判断した場合流動空気量を増加させて
    流動状態を活性化させ、回復したと判断した場合再び流
    動空気量を減少させ安定運転を継続させることを特徴と
    する流動床式焼却炉の燃焼制御方法。
  2. (2)前記流動状態監視手段として、炉床温度を測定す
    る炉床温度計を用い、その測定値が適正範囲を逸脱した
    場合、流動不良が発生したと判断し、流動空気量を増加
    させ流動状態を回復させ、前記測定値が適正範囲に戻っ
    た場合再び流動空気量を減少させ安定運転を継続させる
    ことを特徴とする請求項(1)記載の流動床式焼却炉の
    燃焼制御方法。
  3. (3)前記流動状態監視手段として炉床温度計を用い、
    その測定値の変化率により流動状態の良/不良を判断す
    ることを特徴とする請求項(2)記載の流動床式焼却炉
    の燃焼制御方法。
  4. (4)前記流動状態監視手段として複数の炉床温度計を
    用い、その温度差により流動状態の良/不良を判断する
    ことを特徴とする請求項(1)記載の流動床式焼却炉の
    燃焼制御方法。
  5. (5)前記流動状態監視手段として複数の炉床温度計を
    用い、該複数の炉床温度計の測定温度値の内最低温度値
    を選択し、該最低温度値が適正範囲を逸脱した場合、流
    動不良が発生したと判断し、流動空気量を増加させ流動
    状態を回復させ、前記測定値が適正範囲に戻った場合、
    再び流動空気量を減少させ安定運転を継続させることを
    特徴とする請求項(1)記載の流動床式焼却炉の燃焼制
    御方法。
  6. (6)前記流動状態監視手段として複数の炉床温度計を
    用い、該複数の炉床温度計の測定温度値の内最低温度値
    を選択し、該最低温度値の変化率により流動状態の良/
    不良を判断することを特徴とする請求項(1)記載の流
    動床式焼却炉の燃焼制御方法。
  7. (7)前記流動状態監視手段として、排ガス中のO_2
    濃度を測定するO_2濃度センサを用い、その測定値が
    適正範囲を逸脱した場合、流動不良が発生したと判断し
    、流動空気量を増加させ流動状態を回復させ、前記測定
    値が適正範囲に戻った場合再び流動空気量を減少させ安
    定運転を継続させることを特徴とする請求項(1)記載
    の流動床式焼却炉の燃焼制御方法。
  8. (8)前記流動状態監視手段として、炉内燃焼状態を検
    出するフレームセンサを用い、その検出値が適正範囲を
    逸脱した場合、流動不良が発生したと判断し、流動空気
    量を増加させ流動状態を回復させ、前記測定値が適正範
    囲に戻った場合再び流動空気量を減少させ安定運転を継
    続させることを特徴とする請求項(1)記載の流動床式
    焼却炉の燃焼制御方法。
  9. (9)前記炉内燃焼状態を検出するフレームセンサとし
    て炉内を監視する工業用テレビを設け、該工業用テレビ
    の画像処理信号を用いることを特徴とする請求項(8)
    記載の流動床式焼却炉の燃焼制御方法。
  10. (10)前記流動状態監視手段として、炉下圧力を測定
    する炉下圧力センサを用い、その測定値及びその振幅、
    振動数等の変化が適正範囲を逸脱した場合、流動不良が
    発生したと判断し、流動空気量を増加させ流動状態を回
    復させ、前記測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空
    気量を減少させ安定運転を継続させることを特徴とする
    請求項(1)記載の流動床式焼却炉の燃焼制御方法。
  11. (11)前記流動状態監視手段として、炉内に投入され
    る焼却物のガス化量を測定するガス化量測定センサを用
    い、その測定値が適正範囲を逸脱した場合、流動不良が
    発生したと判断し、流動空気量を増加させ流動状態を回
    復させ、前記測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空
    気量を減少させ安定運転を継続させることを特徴とする
    請求項(1)記載の流動床式焼却炉の燃焼制御方法。
  12. (12)前記流動状態監視手段として、炉頂部温度を測
    定する炉頂温度計を用い、その測定値が適正範囲を逸脱
    した場合、流動不良が発生したと判断し、流動空気量を
    増加させ流動状態を回復させ、前記測定値が適正範囲に
    戻った場合再び流動空気量を減少させ安定運転を継続さ
    せることを特徴とする請求項(1)記載の流動床式焼却
    炉の燃焼制御方法。
  13. (13)前記流動状態監視手段として、炉内圧力を測定
    する炉内圧力センサを用い、その測定値が適正範囲を逸
    脱した場合、流動不良が発生したと判断し、流動空気量
    を増加させ流動状態を回復させ、前記測定値が適正範囲
    に戻った場合再び流動空気量を減少させ安定運転を継続
    させることを特徴とする流動床式焼却炉の燃焼制御方法
  14. (14)前記請求項(1)乃至(13)のいずれか2項
    以上を組合わせ、流動空気の最大値でその値が適正範囲
    を逸脱した場合、流動不良が発生したと判断し、流動空
    気量を増加させ流動状態を回復させ、前記測定値が適正
    範囲に戻った場合再び流動空気量を減少させ安定運転を
    継続させることを特徴とする流動床式焼却炉の燃焼制御
    方法。
  15. (15)前記請求項(14)の流動床式焼却炉の燃焼制
    御方法において、各々の要求流動空気量を複合演算し、
    総合的な流動空気量を求め、該流動空気量が適正範囲を
    逸脱した場合、流動不良が発生したと判断し、流動空気
    量を増加させ流動状態を回復させ、前記測定値が適正範
    囲に戻った場合再び流動空気量を減少させ安定運転を継
    続させることを特徴とする流動床式焼却炉の燃焼制御方
    法。
  16. (16)前記請求項(14)の流動床式焼却炉の燃焼制
    御方法において、各々の要求流動空気量に重み付け複合
    演算を行ない、総合的な流動空気量を求め、該流動空気
    量が適正範囲を逸脱した場合、流動不良が発生したと判
    断し、流動空気量を増加させ流動状態を回復させ、前記
    測定値が適正範囲に戻った場合再び流動空気量を減少さ
    せ安定運転を継続させることを特徴とする流動床式焼却
    炉の燃焼制御方法。
JP4418390A 1990-02-22 1990-02-22 流動床式焼却炉の燃焼制御方法 Pending JPH03244912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4418390A JPH03244912A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 流動床式焼却炉の燃焼制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4418390A JPH03244912A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 流動床式焼却炉の燃焼制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03244912A true JPH03244912A (ja) 1991-10-31

Family

ID=12684461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4418390A Pending JPH03244912A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 流動床式焼却炉の燃焼制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03244912A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993025849A1 (en) * 1992-06-12 1993-12-23 Ebara Corporation Method of controlling concentration of oxygen in combustion exhaust gas for combustion equipment
JPH10169948A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 焼却炉における燃焼制御方法
JP2009275975A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 流動床式熱分解炉の運転方法
JP2016125790A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 株式会社神鋼環境ソリューション 廃棄物処理システム及びその運転方法
JP2018173188A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 流動床式焼却炉の制御方法、流動床式焼却炉およびプログラム
JP2020159574A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 月島機械株式会社 流動焼却システムおよび流動焼却システムの制御方法
JP2021067432A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 川崎重工業株式会社 流動床バブリング状態把握方法、流動床バブリング状態維持方法、及び流動床バブリング状態安定化方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993025849A1 (en) * 1992-06-12 1993-12-23 Ebara Corporation Method of controlling concentration of oxygen in combustion exhaust gas for combustion equipment
JPH10169948A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 焼却炉における燃焼制御方法
JP2009275975A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 流動床式熱分解炉の運転方法
JP2016125790A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 株式会社神鋼環境ソリューション 廃棄物処理システム及びその運転方法
JP2018173188A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 流動床式焼却炉の制御方法、流動床式焼却炉およびプログラム
JP2020159574A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 月島機械株式会社 流動焼却システムおよび流動焼却システムの制御方法
JP2021067432A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 川崎重工業株式会社 流動床バブリング状態把握方法、流動床バブリング状態維持方法、及び流動床バブリング状態安定化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100304244B1 (ko) 쓰레기소각로의연소제어방법및그장치
JPH04371712A (ja) ごみ焼却炉の燃焼制御方法
JPH03244912A (ja) 流動床式焼却炉の燃焼制御方法
EP0358760B1 (en) Combustion control method for fluidized bed incinerator
CN112212322B (zh) 热力循环流化床锅炉优化燃烧的智能控制方法
JP4256378B2 (ja) ガス化炉の制御方法及び制御装置
JP3256335B2 (ja) 燃焼設備の燃焼排ガス酸素濃度制御方法
WO1991014915A1 (en) Method of controlling combustion in fluidized bed incinerator
JP3902454B2 (ja) 燃焼制御方法及び廃棄物処理装置
JPS6136611A (ja) ごみ焼却炉の燃焼制御方法
JPS58195707A (ja) ごみ焼却炉の燃焼制御装置
JP2762054B2 (ja) 流動床焼却炉の燃焼制御方法
CA1307977C (en) Method of controlling combustion in fluidized bed incinerator
JPH07111248B2 (ja) 流動床炉における燃焼制御方法
JP3235643B2 (ja) 汚泥焼却炉の燃焼制御方法およびその装置
JPH03255809A (ja) 流動床炉における流動化制御方法
JPH0152653B2 (ja)
JP3619940B2 (ja) 流動床式焼却炉とその燃焼方法
JPH11270829A (ja) ごみ焼却炉におけるごみの燃焼制御方法
JPH109548A (ja) 流動床焼却炉による汚泥焼却方法
JP3665476B2 (ja) 焼却炉の燃焼制御装置
JPH1114027A (ja) 焼却炉における燃焼制御方法
JPH0122539B2 (ja)
JP2597733B2 (ja) 焼却炉の燃焼制御方法および装置
JPH05322148A (ja) 炉内圧力制御装置