JPH03243993A - 楽音発生装置 - Google Patents

楽音発生装置

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JPH03243993A
JPH03243993A JP2041830A JP4183090A JPH03243993A JP H03243993 A JPH03243993 A JP H03243993A JP 2041830 A JP2041830 A JP 2041830A JP 4183090 A JP4183090 A JP 4183090A JP H03243993 A JPH03243993 A JP H03243993A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、撥弦楽器、擦弦楽器等の楽音発生に用いて
好適な楽音発生装置に関する。
「従来の技術」 従来、楽音発生装置としては、その音源に波形メモリを
用いたものがある。この波形メモリには、いくつかの基
本的な楽音の波形が記憶されている。
この楽音発生装置では、楽音発生に際して、上記波形メ
モリから所望する波形データを読出し、この波形データ
に様々な音響効果を施した後、楽音として出力する。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、ギターなどの撥弦楽器やバイオリンなどの擦
弦楽器等においては、通常の演奏法以外の特殊な演奏法
として、例えば、値上の整数倍比(例えば、l/2.1
/3.l/4.l/5など)で分割される点を軽く指で
触れて、人工的に振動の節(ノード)を作り、基音の一
倍音を生じさせるハーモニクス演奏法というのものがあ
る。この演奏法では、ブリッジ側から伝搬した振動の一
部は、指で触れた位置で反射して再びブリッジへ戻る。
また、上記伝搬において、指で触れた位置を通過した振
動は、フレットまで伝わり、該フレットで反射して、再
び指で触れた位置に戻る。そして、該位置に戻った振動
の一部は、該位置で反射し、再びフレット側へ戻る。そ
して、上記フレット側で反射し、かつ、指で触れた位置
に戻った振動の残りは、該位置を通過してブリッジ側に
戻ってくる。すなわち、弦振動は、フレットとブリッジ
、指とブリッジ、フレットと指の計3つのループにおい
て互いに干渉しながら巡回する。言い換えれば、撥弦楽
器、擦弦楽器等の自然楽器では、上述したように弦振動
の伝搬が複数の経路を介し行われる弦楽器特有の演奏法
がいくつかあり、これらの演奏法によって多彩な音色の
楽音が得られる。このような複数の経路を形成して行う
演奏法には、例えば、倍音を発生するハーモニクス奏法
や、あるいは、エレキギター等におけるギター アンプ
およびスピーカによりループを形成し、一種の発振状態
(ハウリング)を作り出して楽音を発生するフィードバ
ック奏法などがある。
しかし、従来の楽音発生装置では、撥弦楽器、擦弦楽器
等に特有の上述した演奏法による楽音を発生できず、該
演奏法による多彩な音色が得られないという問題を生じ
る。
また、従来の楽音発生装置において、仮に上述した演奏
法による楽音を発生させようとすると、各演奏法に応じ
て発生する楽音の波形データを通常の演奏に用いる波形
データとは別に記憶しておく必要があるため、通常の値
以上の波形メモリを必要とし、コストアップにつながる
という問題を生じる。
この発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、通
常の楽音を発生する回路構成を変えることなく、撥弦楽
器1.擦弦楽器等に特有の71−モニクス奏法、フィー
ドバック奏法などによって得られる多彩な音色や、ある
いは、ハーモニクスと同様の原理によって生じるサブハ
ーモニクス音を含む楽音を発生できる楽音発生装置を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 上述した問題を解決するために、この発明では入力信号
を遅延して出力する遅延手段、および、該遅延手段の出
力信号に所定の処理を施し、前記入力信号として前記遅
延手段に戻す帰還手段からなる帰還ループを複数有する
閉ループ手段と、所定の制御信号に応じて、励起振動に
相当する駆動信号を発生し、前記閉ループ手段に供給す
る励起手段と、前記所定の制御信号を出力するとともに
、前記遅延手段の遅延時間および前記帰還手段の処理特
性を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
「作用」 制御手段は、所定の制御信号を出力するとともに、前記
遅延手段の遅延時間および前記帰還手段の処理特性を制
御する。
次に、励起手段は、上記所定の制御信号に応じて、励起
振動に相当する駆動信号を発生して閉ループ手段に供給
する。
遅延手段および帰還手段からなる複数の帰還ループでは
、上記駆動信号を巡回させて楽音信号として出力する。
「実施例」 次に図面を参照してこの発明の実施例ζ二ついて説明す
る。
A、実施例の構tc5 第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。この図において、lは制御装置であり、図示しな
い鍵盤等からの演奏情報が供給される。この制御装置l
は、上記演奏情報に従って、駆動信号発生器2に所定の
駆動信号を発生するための制御信号S1を出力し、遅延
回路3,5,9゜12.16およびI8に遅延時間を設
定するためのデイレイ制御信号DSを出力し、そして、
フィルタ6.7,10,13.14および19にフィル
タ特性を設定するためのフィルタ制御信号FSを出力す
る。駆動信号発生器2は、上記制御信号S1に従って駆
動信号を発生し、これを加算器4および17へ出力する
。また、上述した遅延回路3、加算器4、遅延回路5、
フィルタ6.7、加算器8、遅延回路9、フィルタ10
1乗算器11、遅延@路12、フィルタ13.14、加
算器15、遅延回路16、加算器17、遅延回路18、
フィルタ19および乗算器20によって閉ループ回路が
構成されている。この閉ループ回路は、弦(1本)の振
動をシミュレートする。
ここで、上記閉ループ回路を構成する各構成要素の詳細
について、第2図に示すギターの弦の励起振動のメカニ
ズムに対応させて説明する。まず、第2図において、S
は弦、T1は固定端(ブリッジ側)、T、は固定端(フ
レット側)である。また、Mは中間点であり、ハーモニ
クス演奏において、指によって軽く触れられる弦S上の
位置を示す。この中間点Mは、弦S上の整数倍比(例え
ば、1/2. !/3.1/4.115など)で分割さ
れるところに位置する。
このような弦Sにおいて、固定端T1と中間点Mとの間
をピックまたは爪等によって撥弦すると、固定端T1側
から伝搬してくる振動波Waは、固定端T、、固定端T
、および中間点Mにおいて反射と透過を繰り返しながら
弦Sを伝搬する。伝搬経路には、固定端T、と中間点M
とで反射を繰り返す第Iの経路、中間点Mを通過した振
動波が該中間点Mと固定端T、とて反射を繰り返す第2
の経路、さらに、中間点Mを通過−して、固定端T、と
固定端T、とで反射を繰り返す第3の経路がある。
このように、ハーモニック演奏法によれば、指で弦Sを
押さえることにより該弦S上に振動の節が形成され、振
動が上述した複数の経路を介して伝搬するため、この押
さえた位置に応じて、基音以外の上音を含む倍音が得ら
れる。この倍音は、柔らかで透明な響きの音色を有する
次に、第1図における構成要素を第2図に示す弦Sに対
応させると、フィルタ19および乗算器20は、固定端
T、に対応しており、フィルタ19のフィルタ特性によ
って固定端T、の減衰特性を実現し、乗算器20によっ
て固定端T、による位相反転を実現する。また、これと
同様にフィルタIOおよび乗算器11は、固定端T、に
対応している。また、加算器4および17は、ピックに
よって振動が与えられる駆動点に対応している。
この駆動点には、振動に対応する駆動信号が駆動信号発
生器2によって供給される。次に、フィルタ6および7
、加算器8、フィルタ13および14、加算器15は、
第2図における中間点Mに対応している。
また、遅延回路5および16には、各々、ピックと中間
点Mとの間の進行波、反射波の伝搬に要する時間が遅延
時間として設定される。遅延回路9およびI2には、各
々、中間点Mと固定端T。
との間の進行波、反射波の伝搬に要する時間が遅延時間
として設定される。遅延回路3および18には、各々、
固定端T1とピックとの間の反射波、進行波の伝搬に要
する時間が遅延時間として設定される。したがって、図
示のループA、BおよびCは、各々、第2図に示す第夏
の経路、第2の経路、第3の経路に相当する。これは、
該閉ループ回路がフィルタ7.14,10.19を有し
た複数の帰還ループを備えていると言い換えることがで
きる。
また、前述した指での反射および透過の時間制御を行う
ために、フィルタ6.7.13および14の各々の周波
数特性をフィルタ制御信号FSによって直接制御しても
よいが、もっと簡単に制御を行うため、この例の場合に
は、第3図(a)に示す構成としている。この図におい
て、フィルタ21゜2Iは同一のものであり、乗算器2
2,23.24および25の各々は、乗算係数1−IK
I、に、におよび1−IKIを有している。この例の場
合、これら乗算係数のうち係数Kを時間的に変化させる
ことにより指での反射および透過を時間制御する(K=
1の時・・・自由端、K=−1の時・・・固定端に等し
い)。上記係数には、例えば第3図(b)に示すように
、イニシャルレベルILで始まり、KON (キーオン
)信号を受けてから時間DTが経過するまで一定値をと
り、時間DT経過後、徐々に減少していき、最終的に完
全に「0」になるようにする。これにより、駆動信号は
、KON信号の後のしばらくの間(時間DTの間)は、
係数Kが一定のために乗算器22および25を通過しに
くく、フィルタ21.21による減衰効果が働く。その
後、駆動信号は、係数Kが徐々に小さくなるために乗算
器22および23を通過しやすくなる。そして、最終的
には、係数に=0となるため、〈指〉の影響が全くなく
なり、駆動信号は乗算器22.25を通過する。
次に、上述した係数にの生成回路の一例を第4図(a)
に示す。なお、この生成回路は、第1図に示す制御装置
1内に含まれる。この図において、26は遅延回路であ
り、図示しない鍵盤等からKON信号が供給される。こ
の遅延回路26には、第3図(b)に示す時間DTが遅
延時間として設定される。この遅延回路26は、KON
信号を遅延時間DTだけ遅らせて、エンベロープジェネ
レータ27へ出力する。エンベロープジェネレータ27
は、KON信号に従って、第4図(b)に示すエンベロ
ープを乗算器28へ出力する。乗算器28は、このエン
ベロープにイニシャルレベル■Lを乗算し、第3図(b
)に示す係数Kを出力する。また、この場合の係数には
、第1図に示すフィルタ制御信号FSに相当する。
B、実施例の動作。
次に、上述した構成によるこの実施例の動作について説
明する。まず、鍵盤が操作されると、KON信号などの
演奏情報が制御装置1(遅延回路26、エンベロジェネ
レータ27および乗算器2Sを含む)に供給され、この
制御装置lは、制御信号Sl、デイレイ制御信号DSお
よび係数K(またはフィルタ制御信号PS)を出力する
。次に、駆動信号発生器2は、上記制御信号s1に従っ
て駆動信号を発生し、閉ループ回路の加算器4および1
7へ出力する。加算器4および17に供給された駆動信
号は、前述した各帰還ループA、BおよびCを相互に干
渉しながら巡回する。この時、遅延回路2,5,9,1
2,16.18では、デイレイ制御信号DSに従って遅
延時間が時間制御され、第3図(a)に示す乗算器22
.23,24.25では、係数Kに従ってゲインが時間
制御される。
そして、楽音信号は、例えば、第1図に示すように遅延
回路1gとフィルタ19との間がら取り出される。なお
、定数Kを初めからrOJにすれば〈指〉による効果は
働かず、通常の演奏による楽音が発生する。
C1第1変形例。
次に、上述した実施例の変形例について、第5図(a)
に示すブロック図を参照して説明する。
なお、この図において、第1図に示す実施例の各部に対
応する部分については同一の符号を付けて説明を省略す
る。
この第1変形例の特徴は、上述した実施例において、音
に直接影響が少ないフレットと指によるループを省略し
、かフ、駆動方法も簡略化したことにある。この図にお
いて、3Iおよび32は、遅延回路であり、両者に設定
される遅延時間の比によって弦Sの分割比が設定される
。言い換えれば、第2図の中間点Mの位置は、上記遅延
回路3Iおよび32に設定される遅延時間の比によって
決まる。すなわち、フィルタ33は指による反射を実現
しく帰還ループE)、フィルタ34は固定端T雪による
反射と指の通過とを実現する(帰還ループD)。このフ
ィルタ33および34の出力信号は、加算器35へ出力
される。加算器35は、第1図の加算器15に相当し、
上記出力信号を加算し、これを加算器30へ供給する。
また、この変形例の場合も第1図の実施例と同様に、フ
ィルタ33および34のフィルタ特性を直接制御するこ
とは困難であるため、第5図(b)に示す回路構成とし
ている。この図において、フィルタ36は、上記フィル
タ33および34を共通にしたものであり、乗算器37
および38のゲインの係数(各々、Kおよび1−IK+
)を変えることにより制御を行う。
上述した構成によれば、鍵盤が操作されると、KON信
号などの演奏情報が制御袋R1に供給される。制御装置
1は、制御信号s1、デイレイ制御信号DSおよび係数
K(またはフィルタ制御信号FS)を出力する。次に、
駆動信号発生器2は、上記制御信号Slに従って駆動信
号を発生し、閉ループ回路の加算器30へ出力する。加
算器3゜に供給された駆動信号は、帰還ループDおよび
帰還ループEを相互゛に干渉しながら巡回する。この時
、遅延回路31.32では、デイレイ制御信号DSに従
って遅延時間が時間制御され、乗算器37.38では、
係数Kに従ってゲインが時間制御される。そして、楽音
信号は、第5図(b)に示す加算器30と遅延回路31
との間から取り出される。
D、第2変形例。
次に、上述した実施例の別の変形例について、第6図に
示すブロック図を参照して説明する。なお、この図にお
いて、第1図に示す実施例の各部に対応する部分につい
ては同一の符号を付けて説明を省略する。
この第2変形例の特徴は、第5図(a)に示す第1変形
例をさらに発展させて、複数の帰還ループRi (iは
1− nの整数)を備えたことにある。
この図において、40は遅延回路であり、複数の遅延回
路(rr段)を有している。この遅延回路40は、各段
毎の出力信号をそれぞれフィルタ41(iは1〜nの整
数)へ出力する。フィルタ4Iは、各々の出力信号を加
算器42−x(iは1〜nの整数)へ出力する。加算器
42−8は、各出力信号を各帰還ループRi毎に順次加
算して最終的に加算器30へ出力する。また、この変形
例の場合も第1図の実施例または第5図(a)の第1変
形例と同様に各フィルタ41−1のフィルタ特性を直接
制御することは困難であるため、実際には共通フィルタ
と乗算器とにより構成する(図示路)。
上述した構成によれば、鍵盤が操作されると、KON信
号などの演奏情報が制御装置lに供給される。制御装置
lは、制御信号Sl、デイレイ制御信号DSおよびフィ
ルタ制御信号FS(または係数K)を出力する。次に、
駆動信号発生器2は、上記制御信号Slに従って駆動信
号を発生し、閉ループ回路の加算器30へ出力する。加
算器30に供給された駆動信号は、フィルタ41−1か
ら成る帰還ループR8を相互に干渉しながら巡回する。
この時、遅延回路40では、デイレイ制御信号DSに従
って遅延時間が時間制御され、各フィルタ4I−8では
、フィルタ制御信号FSに従ってゲインが時間制御され
る。そして、楽音信号は、第6図に示すように加算器3
0と遅延回路40との間から取り出される。
なお、上述した実施例において、遅延時間DT。
イニシャルレベルILおよびエンベロープジェネレータ
27の出力波形は任意に設定してもよい。
また、上述した実施例、第1変形例および第2変形例に
おいて、帰還ループが基音(基本ピッチ)を決める遅延
量よりも長い遅延量を有することによって、電気ピアノ
などに見られるサブハーモニクスを含んだ楽音を発生さ
せることができるという利点が得られる。
また、同実施例、第1変形例および第2変形例において
、複数の帰還ループにより入力側(加算器4または30
)に戻る駆動信号が1より大きくなるように定数を設定
することによって、エレキギターのフィードバック演奏
法のような、遅延量により決まる特定の振動モードで振
動が励起される効果をえることができる利点が得られる
。ただし、振幅を押さえるためのリミッタを具備する。
また、複数の帰還ループを持つことにより、閉ループ回
路全体では複雑な山谷を有する櫛形フィルタとなるため
、自然楽器にはない楽音を発生できる利点が得られる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、複数の帰還ル
ープを備えることによって、通常の楽音を発生する回路
構成を変えることなく、撥弦楽器、擦弦楽器等に特有の
ハーモニクス奏法、サブハーモニクス、あるいは、フィ
ードバック奏法などによって得られる多彩な音色を有す
る楽音を発生できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成の概念を示すブロッ
ク図、第2図はギターあ弦の励起振動のメカニズムを説
明する概念図、第3図(&)は同実施例の実際の構成(
一部)を示すブロック図、第3図(b)は係数にの変化
を示す波形図、第4図(a)は同実施例の制御装置に含
まれる係数にの発生回路を示すブロック図、第4図(b
)は同図(a)のエンベロープジェネレータの出力を示
す波形図、第5図(a)は同実施例の第!変形例の構成
の概念を示すブロック図、第5図(b)は同第1変形例
の実際の構成(一部)を示すブロック図、第6図は同実
施例の第2変形例の構成の概念を示すブロック図である
。 l・・・・・・制御装置(制御手段)、2・・・・・・
駆動信号発生装置(励起手段)、6,7,9,10,1
3゜14.21,33,34,36.4m、〜4I−0
・・・・・・フィルタ(帰還手段)、3,5,9,12
゜16.18,31,32.40・・・・・・遅延回路
(遅延手段)、A、B、C,D、R,−R,、・・・・
・・帰還ループ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力信号を遅延して出力する遅延手段、および、該遅延
    手段の出力信号に所定の処理を施し、前記入力信号とし
    て前記遅延手段に戻す帰還手段からなる帰還ループを複
    数有する閉ループ手段と、所定の制御信号に応じて、励
    起振動に相当する駆動信号を発生し、前記閉ループ手段
    に供給する励起手段と、 前記所定の制御信号を出力するとともに、前記遅延手段
    の遅延時間および前記帰還手段の処理特性を制御する制
    御手段と を具備することを特徴とする楽音発生装置。
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Cited By (1)

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