JPH03243595A - マンコンベヤの移動手摺駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はエスカレータ或いは動く歩道等のマンコンベヤ
の移動手摺駆動装置に関する。

（従来の技術） 従来、例えばエスカレータにおける移動手摺駆動装置は
、特公昭６１−２９３１４号公報の第１図乃至第３図に
示されている知＜、手摺巻き付は駆動方式が多かった。

即ち踏段駆動部に連動させて比較的大きな一個の手摺駆
動輪を回転せしめ、この駆動輪の略半周に移動手摺を巻
き付けて、その回転摩擦力により該移動手摺を駆動する
方式である。

しかし、近年ではエスカレータの据付スペースを出来る
だけ小゛さくして建屋内の有効面積を広げ、建屋内の効
率的な活用を図ろうとする社会的要求が多（、この為に
同上公報中の第４図乃至第６図に示されている如く、エ
スカレータの幅及び深さ共に小形化することができる直
線手摺駆動方式のものの採用が多くなってきた。

この直線手摺駆動方式のものを第８図を参照して説明す
る。

図中１はエスカレータの本体を構成する一般にトラス等
と称される本体フレーム、２はその本体フレーム１内の
左右上下段に配設した前後輪用ガイドレール３ａ、３ｂ
、４ａ、４ｂに沿ッテ走行可能に設けられた踏段で、こ
の踏段２は図示しないが左右の踏段チェーンを介して多
数連結されて無端コンベア状に配列されている。図中５
は上記本体フレーム１の上階側水平部内の端部寄りに設
置された踏段駆動部を示す。この踏段駆動部５には図示
省略するモータ・減速機並びに左右踏段チェーン駆動ス
プロケットなどがある。図中６は左右の欄干外周を通っ
てそれぞれ本体フレーム１内に引き通された無端状の移
動手摺である。この左右の移動手摺６が以下に述べる手
摺駆動装置により駆動されて踏段２と同期して走行する
ようになっている。

手摺駆動装置は各構成が左右対称的に本体フレーム１内
に配するので、その片側のものについてのみ説明する。

図中７は前期踏段駆動部５の踏段チェーン駆動スプロケ
ットと同軸的に一体に回転する手摺駆動スプロケットで
ある。このスプロケット７に第１手摺駆動チェーン８を
介して連動する中継アイドラ９が前記本体フレーム１の
水平部内の傾斜１部側寄り位置に設けられている。この
中継アイドラ９は前記第１手摺駆動チェーン８が巻き掛
けられて回転する内側スプロケット９ａと、これより外
側に同軸的に設けた外側スプロケット９ｂとを有し、こ
の外側スプロケット９ｂに第２手摺駆動チェーン１０が
巻き掛けられている。

上記外側スプロケット９ｂに巻き掛けられた第２手摺駆
動チェーン１０は、本体フレーム１の傾斜部内に設けた
アイドラ１１に巻き掛けられてから上方に立ち上げられ
、その上方に前記移動手摺６の上面に沿って一直線上に
列設された複数個（４個）の手摺駆動輪１２とそれぞれ
同軸の各スプロケット１３及びそれらの中間アイドラ１
４に次々と巻き掛けられたのち、更に下方に降ろされて
テンショナ１５の緊張車１５ａに巻き掛けられて戻され
ている。

前記中継アイドラ９は水平方向に向けて緊張度調整スタ
ッド９Ｃを備え、このスタッド９Ｃを操作して前記手摺
駆動スプロケット７と反対側に押しやることで第１手摺
駆動チェーン８の弛み・伸びを吸収調整している。また
前記テンショナ１５は下向きに緊張度調整スタッド１５
ｂを備え、このスタッド１５ｂを操作して下方に引張る
ことにより第２手摺駆動チェーン１０の弛み・伸びを吸
収調整するようになっている。

しかして、前記踏段駆動部５の踏段チェーン駆動スプロ
ケットと同軸で一体に手摺駆動スプロケット７が回転駆
動されると、これに第１手摺駆動チェーン８を介し連動
して中継アイドラ９が回転し、これに更に第２手摺駆動
チェーン１０が連動して前記各手摺駆動輪１２が回転さ
れて移動手摺６を摩擦駆動するようになっている。

なお、上記手摺駆動輪１２の摩擦駆動力が確実に移動手
摺６に伝わるように、各手摺駆動輪１２に対し下側から
移動手摺６を挟んで対向配置して該各部動輪１２に移動
手摺６を圧接せしめる複数個の転動輪１６が設けられて
いる。

ここで、前記本体フレーム１は左右それぞれ山形鋼より
なる上弦材１ａと下弦材１ｂ、及びその上弦材１ａと下
弦材１ｂとの間に掛け渡したチャンネル形鋼などよりな
る多数の縦材ＩＣで構成されている。それら各適当位置
の縦材ＩＣに前記中継アイドラ９やアイドラ１１やテン
ショナ１５が個々に取り付は支持されている。

また、前記本体フレーム１は左右幅寸法が広がらないよ
うに、しかも、前記上段の前輪用ガイドレール３ａの外
側上方に配する番手摺り駆動輪１２及びこれと各々同軸
のスプロケット１３の設置幅を確保するため、山形鋼よ
りなる上弦材１ａの内折れ部が長さに亘って切欠され、
そこに、補強を兼ねて厚い板１７が溶接固定され、この
厚板１７に対してボルト止めなどにより固定される駆動
輪フレーム１８を介して前記各手摺駆動輪１２及びその
各スプロケット１３並びに中間アイドラ１４が設けられ
ている。

前記各転動輪］６は２個ずつトラス１の縦材１ｃに対し
て上下動可能に摺嵌した転動輪フレム１９にそれぞれ回
転自在に装着して取り付けられ、その下側に縦材ＩＣに
固定した取付フレーム２０を介してスタッド２１と押上
げバネ２２が設けられて、これに押し上げられて各手摺
駆動輪１２に対する移動手摺６の挟圧力を得るようにな
っている。

ところで、上記移動手摺６の走行時に移動手摺６に対し
負荷が大きく作用し、移動子ｔ７ＩＶ６の走行速度に変
化が生じることがある。

この場合、本来は同期して同一速度で移動するはずの踏
台２と移動手摺６が同期しなくなり、乗客の姿勢が不安
定となり危険なものとなる。

このため、従来においては、上記移動子ｔｆｌ　６の走
行速度および踏段駆動部５の速度を検出し、これら速度
を比較することにより、移動手摺６の速度変化を検出す
るようになっている。

このように、移動手摺６の速度変化を検出したときは、
警報を発生させたり、あるいは、エスカレータの駆動を
停止させて安全を図る。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来においては、移動手摺６の速度およ
び踏段駆動部５の速度を検出する検出器をそれぞれ備え
、これら検出器により個別に検出していたため、検出器
の配置スペースが広く必要になるとともに、その取付作
業および保守点検作業も手間取るという問題がある。

そこで、本発明は中継アイドラーの近傍に検出器を一個
設けるだけで、移動手摺の速度変化を検出できるように
したマンコンベヤの移動手摺駆動装置を提供することを
目的とする。

〔発明の構成〕

（問題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成すべく、マンコンベアの本体フ
レーム内に配する踏段駆動部に第１手摺駆動チェーンを
介して連動する中継アイドラと、この中継アイドラに第
２手摺駆動チェーンを介して連動回転し前記移動手摺を
摩擦駆動する手摺駆動部とを備え、前記中継アイドラは
その回転軸の両端部にそれぞれスプロケットを取り付け
、これらスプロケットに上記第１および第２の手摺駆動
チェーンを掛け渡すマンコンベヤ移動手摺駆動装置にお
いて、前記移動手摺の駆動時における前記中継アイドラ
の回転軸のねじれを検出することにより、前記移動手摺
の速度変化を検出する検出器を備えたことを特徴とする
ものである。

（作用） 移動手摺の走行時に移動手摺に大きな負荷がかかって走
行速度が変化すると、中継アイドラの両端部のスプロケ
ットに加わる負荷に差が生じ、中継アイドラの回転軸に
ねじれが発生する。この中継アイドラの回転軸のねじれ
を検出器で検出することにより、移動手摺の速度変化を
検出する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第４図に従い説明
する。

なお、図中前記第８図に示した部分と同一の部分につい
ては、同一符号を付す。

また、ここではエスカレータを例示して述べるか、これ
以外の動く歩道などのマンコンベアにおいても同様であ
る。

第１図は第４図の矢印Ａ方向から見た中継アイドラ９を
示すもので、図中２１は取付フレームである。この取付
フレーム２１には中継アイドラ９のシャフト（回転軸）
２２が回転自在に取り付けられている。前記シャフト２
２の一端部には外側中継スプロケット９ｂおよび第２の
回転検出体２３ｂが一体に取り付けられ、他端部には内
側中継スプロケット９ａおよび第１の回転検出体２３ａ
が一体に取り付けられている。

上記内側中継スプロケット９ａには第１の手摺駆動チェ
ーン８が掛け渡され、上記外側中継スプロケット９ｂに
は第２の手摺駆動チェーン１０が掛け渡されている。

また、上記取付フレーム２１には第１および第２の回転
検出用センサー２４ａ、２４．ｂが取り付けられ、これ
ら第１および第２の回転検出用セン”ｔ−２４ａ、２４
ｂは上記第１および第２の回転検出体２３ａ、２３ｂの
外周面に対向されている。

上記第１および第２の回転検出体２３ａ。

２３ｂの外周面には多数個の凸部２５・・・が連続的に
突設されている。

しかして、前記踏段駆動部５の踏段チェーン駆動スプロ
ケットと同軸で一体に手摺駆動スプロケット７が回転駆
動されると、これに第１手摺駆動チェーン８を介し連動
して中継アイドラ９が回転し、これに更に第２手摺駆動
チェーン１０が連動して前記各手摺駆動輪１２が回転さ
れて移動手摺６が駆動走行される。

ところで、この移動手摺６の走行時には中継アイドラ９
の回転とともに第１および第２の回転検出体２３ａ、２
３ｂが回転され、その凸部２５・・・が第１および第２
のセンサー２４ａ、２４ｂにより検出される。

これにより、第３図に示すように、パルス信号が発生し
、通常状態では、電動機側の回転検出信号と手摺駆動部
側の回転検出信号は同期している。

しかし、移動手摺６に大きな負荷かかかってその走行抵
抗が大きくなると、中継アイドラー９のシャフト２３の
両端部のスプロケット９ａ、９ｂに作用する負荷に差が
生じ、シャフト２３にねじれトルクが発生し、同期すべ
き前記回転検出信号にずれを生じることになる。

このずれ信号の出力が一定の許容値を越え、かつ、少く
ても連続して２回以上続いた場合、これを異常と判断し
、異常出力を発生させる。このように、異常出力を発生
したときは、図示しない制御製置により警報を発したり
、エスカレータの駆動を停止させる。

上述したように、中継アイドラー９の回転軸２２のねじ
れを検出することにより、移動手摺６の速度変化を検出
するため、検知器２４ａ。

２４ｂは中継アイドラー９の近傍にのみに設ければよい
。

したがって、従来のように、検知器を複数箇所に配設す
る必要がなく、構成的に簡略化できるとともに、その取
付作業、および保守点検作業などが著しく容易となる。

なお、本発明は上記一実施例に限られるものではなく、
第５図乃至第７図に示すように検出器としてひずみセン
サー３］ａ、３１ｂを用いて中継アイドラ３２のシャフ
ト３３のねじれを検出するようにしてもよい。

すなわち、上記中継アイドラー３２の固定軸３４の中に
は絶縁体３５により、被覆された導体棒３６が固定され
ている。

上記シャフト３３の内周面には周囲を絶縁体３７で国わ
れた導体幅３８が取り付けられており、前記シャフト３
３の外周面に配置したひすみセン”ｔ−３１ａ、３１ｂ
と電気的に結線されている。

なお、ひずみセンサー３１ａ、３１ｂはシャフト３３の
内周部側に配置してもよい。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、中継アイドラの回転軸の
ねじれを検出することにより、移動手摺の速度変化を検
出するため、検知器は中継アイドラの近傍にのみに設け
ればよい。

したがって、従来のように、検知器を複数箇所に配設す
る必要がなく、構成的に簡略化できるとともに、その取
付作業、および保守点検作業などが著しく容易になると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は中継アイドラーを示す平面図、第２図は第１図の
■−■線に沿って示す断面図、第３図は検出パルスを示
す動作チャート図、第４図は手摺駆動装置を本体フレー
ム内に組付けた状態を示す構成図、第５図乃至第７図は
本発明の他の実施例を示すもので、第５図は中継アイド
ラーを示す平面図、第６図はその固定軸を示す斜視図、
第７図は中継アイドラーを示す側断面図、第８図は従来
例を示す概略的構成図である。 １・・・本体フレーム、５・・・踏段駆動部、８・・・
第１手摺駆動チェーン、９．３２・・・中継アイドラ、
９ａ、９ｂ・・・スプロケット、１０・・・第２手摺駆
動チェーン、］２．・・・手摺駆動部、２２．３３・・
・シャフト（回転軸）　　２４ａ、２４ｂ、３１ａ。 ３１ｂ・・・センサー（検知器）。 第 １ 図 第 図 第 図 第 ５ 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マンコンベアの本体フレーム内に配する踏段駆動部に第
   １手摺駆動チェーンを介して連動する中継アイドラと、
   この中継アイドラに第２手摺駆動チェーンを介して連動
   回転し前記移動手摺を摩擦駆動する手摺駆動部とを備え
   、前記中継アイドラはその回転軸の両端部にそれぞれス
   プロケットを取り付け、これらスプロケットに上記第１
   および第２の手摺駆動チェーンを掛け渡すマンコンベヤ
   移動手摺駆動装置において、前記移動手摺の駆動時にお
   ける前記中継アイドラの回転軸のねじれを検出すること
   により、前記移動手摺の速度変化を検出する検出器を備
   えたことを特徴とするマンコンベアの移動手摺駆動装置
   。