JPH0324284B2 - - Google Patents
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- JPH0324284B2 JPH0324284B2 JP60232709A JP23270985A JPH0324284B2 JP H0324284 B2 JPH0324284 B2 JP H0324284B2 JP 60232709 A JP60232709 A JP 60232709A JP 23270985 A JP23270985 A JP 23270985A JP H0324284 B2 JPH0324284 B2 JP H0324284B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/78—Control of tube rolling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B19/00—Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work
- B21B19/02—Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work the axes of the rollers being arranged essentially diagonally to the axis of the work, e.g. "cross" tube-rolling ; Diescher mills, Stiefel disc piercers or Stiefel rotary piercers
- B21B19/06—Rolling hollow basic material, e.g. Assel mills
- B21B19/10—Finishing, e.g. smoothing, sizing, reeling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はリーリングミルの圧延制御方法、特に
マンネスマンプラグミル製管法により継目無鋼管
を製造するに際して、プラグミル圧延後素管の実
肉厚情報に応じてリーリングミル出側の素管外径
を管長手方向に制御し、これによつてサイジング
ミル出側の最終製品の肉厚寸法精度の向上を図る
圧延制御方法に関する。
マンネスマンプラグミル製管法により継目無鋼管
を製造するに際して、プラグミル圧延後素管の実
肉厚情報に応じてリーリングミル出側の素管外径
を管長手方向に制御し、これによつてサイジング
ミル出側の最終製品の肉厚寸法精度の向上を図る
圧延制御方法に関する。
マンネスマンプラグミル製管法による圧延工程
のブロツク図を第1図に示す。加熱炉1で加熱さ
れたビレツトは、ピアシングミル2で穿孔圧延さ
れ、エロンゲータ3で拡管延伸圧延が行なわれ、
プラグミル4にてほぼ製品肉厚に等しい長さまで
圧延され、リーリングミル(以下リーラーと称す
る)5,6で内外面磨管されると同時に拡管が行
なわれ、サイジングミル(以下サイザーと称す
る)7で所定の外径に仕上げられて最終製品とな
る。8はクーリングテーブルである。このように
マンネスプラグミル方式による継目無鋼管の圧延
では、製品の肉厚はほぼプラグミル圧延後の素管
肉厚によつて決められるので、製品肉厚のバラツ
キを減少させて品質の向上、圧延歩留りの向上を
図るためには、プラグミルにおいて素管長さある
いは素管肉厚を制御することが最も有効と考えら
れ、従来プラグミルでの素管寸法のバラツキを減
少させるべく、種々の対策が講じられてきた。
のブロツク図を第1図に示す。加熱炉1で加熱さ
れたビレツトは、ピアシングミル2で穿孔圧延さ
れ、エロンゲータ3で拡管延伸圧延が行なわれ、
プラグミル4にてほぼ製品肉厚に等しい長さまで
圧延され、リーリングミル(以下リーラーと称す
る)5,6で内外面磨管されると同時に拡管が行
なわれ、サイジングミル(以下サイザーと称す
る)7で所定の外径に仕上げられて最終製品とな
る。8はクーリングテーブルである。このように
マンネスプラグミル方式による継目無鋼管の圧延
では、製品の肉厚はほぼプラグミル圧延後の素管
肉厚によつて決められるので、製品肉厚のバラツ
キを減少させて品質の向上、圧延歩留りの向上を
図るためには、プラグミルにおいて素管長さある
いは素管肉厚を制御することが最も有効と考えら
れ、従来プラグミルでの素管寸法のバラツキを減
少させるべく、種々の対策が講じられてきた。
しかしプラグミルでの肉厚制御にも限界があ
り、また第1図からも分るように、プラグミル圧
延後の素管はリーラー、サイザーという2つの圧
延工程を経てはじめて最終製品になるので、この
2つの圧延機を無視してプラグミルだけの圧延制
御を実施したところで大きな効果を得ることがで
きない。また従来でも最終製品の外径寸法精度を
改善するためにリーラー圧延後の素管外径を管長
方向に一定にすることを目的として、リーラーに
て圧延電力一定制御などが実施されていたが、サ
イザーを経た最終製品の肉厚もしくは長さを制御
するようにはなされていなかつたのでその効果は
少なかつた。
り、また第1図からも分るように、プラグミル圧
延後の素管はリーラー、サイザーという2つの圧
延工程を経てはじめて最終製品になるので、この
2つの圧延機を無視してプラグミルだけの圧延制
御を実施したところで大きな効果を得ることがで
きない。また従来でも最終製品の外径寸法精度を
改善するためにリーラー圧延後の素管外径を管長
方向に一定にすることを目的として、リーラーに
て圧延電力一定制御などが実施されていたが、サ
イザーを経た最終製品の肉厚もしくは長さを制御
するようにはなされていなかつたのでその効果は
少なかつた。
本発明は、この点に鑑みてなされたものであ
り、最終製品の肉厚のバラツキをさらに小さくす
ることのできるリーラーの圧延制御方法を提供す
ることを目的とする。
り、最終製品の肉厚のバラツキをさらに小さくす
ることのできるリーラーの圧延制御方法を提供す
ることを目的とする。
この目的のために、本発明は素管圧延中のリー
ラーをダイナミツクに調整し、リーラー圧延後の
素管外径を管長手方向に均一にするとともにその
目標とする素管外径をプラグミル圧延後素管の肉
厚の変化に応じてリーラー圧延中に修正変更する
ようにしたものである。
ラーをダイナミツクに調整し、リーラー圧延後の
素管外径を管長手方向に均一にするとともにその
目標とする素管外径をプラグミル圧延後素管の肉
厚の変化に応じてリーラー圧延中に修正変更する
ようにしたものである。
次にリーラー圧延後の前記素管目標外径の修正
量の求め方について説明する。
量の求め方について説明する。
プラグミルで圧延された素管はリーラーにて磨
管圧延され、管厚がわずかに減肉されて外径が大
きくなる。リーラーでの磨管圧延後の素管は、サ
イザーにて所定の外径まで管が絞られる。サイザ
ー後の最終鋼管の肉厚、外径、長さそれぞれtS,
DS,lS,リーラー後の素管の肉厚、外径、長さを
それぞれtR,DR,lR,プラグミル後の素管の肉
厚、外径、長さをそれぞれtP,DP,lPとする。サ
イザーにおける圧延メカニズムは、小径管サイズ
の鋼管製造設備において広く使用されているレデ
ユーシングミルとよく似ているが、サイザーでは
ストレツチ係数がほとんど零である。ストレツチ
係数が零のときの圧延においては、縮管過程で外
径の縮管によつて発生する歪の半分が管厚が増肉
する方向の歪として作用し、残りの半分が管長手
方向に長さが伸びる方向の歪として作用する。即
ち、歪として対数歪を採用すれば、 lotR/tR=−1/2loDR/DS ……(1) ストレツチ係数零のときの(1)式は圧延理論から
容易に導かれる。
管圧延され、管厚がわずかに減肉されて外径が大
きくなる。リーラーでの磨管圧延後の素管は、サ
イザーにて所定の外径まで管が絞られる。サイザ
ー後の最終鋼管の肉厚、外径、長さそれぞれtS,
DS,lS,リーラー後の素管の肉厚、外径、長さを
それぞれtR,DR,lR,プラグミル後の素管の肉
厚、外径、長さをそれぞれtP,DP,lPとする。サ
イザーにおける圧延メカニズムは、小径管サイズ
の鋼管製造設備において広く使用されているレデ
ユーシングミルとよく似ているが、サイザーでは
ストレツチ係数がほとんど零である。ストレツチ
係数が零のときの圧延においては、縮管過程で外
径の縮管によつて発生する歪の半分が管厚が増肉
する方向の歪として作用し、残りの半分が管長手
方向に長さが伸びる方向の歪として作用する。即
ち、歪として対数歪を採用すれば、 lotR/tR=−1/2loDR/DS ……(1) ストレツチ係数零のときの(1)式は圧延理論から
容易に導かれる。
さらに発明者らは、プラグミル圧延後素管の外
径DP、肉厚tPとリーラー圧延素管の外径DR、肉
厚tRの関係を調べた結果、次のような関係式が成
立することを見出した。
径DP、肉厚tPとリーラー圧延素管の外径DR、肉
厚tRの関係を調べた結果、次のような関係式が成
立することを見出した。
tP/tR=(DR/DP)P ……(2)
P=f(tP/DP) ……(3)
(3)式の関係を図示すれば第2図の如くであり、
PはtP/DPの増加にともない増大する。
PはtP/DPの増加にともない増大する。
(2)式を書き直すと
lotP/tR=−PloDP/DR ……(4)
(1)式、(4)式から、
lotP/tS=−PloDP+1/2loDS
+(P−1/2)loDR ……(5)
(5)式においてtS,DSは最終製品の目標肉厚と外
径であつて、たとえtP、DP、DRなどが変化して
もtS、DSは変化をしない一定の値でなければなら
ない。(5)式の両辺をtPで微分し整理すると、 dDR/dtP=(DP)P/DS 1/2・DR (P-3/2) ・1/P−1/2・1/tS ……(6) DSDRDPとすれば(6)式は近似的に ΔDR=DS/P−1/2・1/tS・ΔtP ……(7) ΔtP,ΔDRは基準値から変化量である。
径であつて、たとえtP、DP、DRなどが変化して
もtS、DSは変化をしない一定の値でなければなら
ない。(5)式の両辺をtPで微分し整理すると、 dDR/dtP=(DP)P/DS 1/2・DR (P-3/2) ・1/P−1/2・1/tS ……(6) DSDRDPとすれば(6)式は近似的に ΔDR=DS/P−1/2・1/tS・ΔtP ……(7) ΔtP,ΔDRは基準値から変化量である。
一方、リーラー圧延後目標肉厚tR、目標外径
DR、プラグミル圧延後目標肉厚tPは、あらかじめ
(1)式、(2)式に従つて各圧延サイズ毎に基本的なロ
ーリングスケジユールとしてプロセスコンピユー
タに組込まれている。(7)式は、そのようにして決
められたローリングスケジユールに対してプラグ
ミル後実肉厚がΔtPだけ変化した場合のリーラー
目標外径の修正量ΔDRを与える式である。即ち、
プラグミル後の実肉厚をリーラーにフイードフオ
ワードして(7)式によつてリーラー素管目標外径を
計算してリーラー圧延機を自動制御すれば、最終
製品の寸法バラツキは小さくなる。
DR、プラグミル圧延後目標肉厚tPは、あらかじめ
(1)式、(2)式に従つて各圧延サイズ毎に基本的なロ
ーリングスケジユールとしてプロセスコンピユー
タに組込まれている。(7)式は、そのようにして決
められたローリングスケジユールに対してプラグ
ミル後実肉厚がΔtPだけ変化した場合のリーラー
目標外径の修正量ΔDRを与える式である。即ち、
プラグミル後の実肉厚をリーラーにフイードフオ
ワードして(7)式によつてリーラー素管目標外径を
計算してリーラー圧延機を自動制御すれば、最終
製品の寸法バラツキは小さくなる。
上述のようにして求まつたリーラー目標外径に
なるようにリーラーを圧延中に制御し管長手方向
に所定のリーラー後素管外径を得る。以下、リー
ラーの具体的な制御方法を述べる。
なるようにリーラーを圧延中に制御し管長手方向
に所定のリーラー後素管外径を得る。以下、リー
ラーの具体的な制御方法を述べる。
求められたリーラー目標外径をDROとする。リ
ーラー圧延後に目標外径DROを得るためのリーラ
ーの目標減肉量ΔtOを計算すると、 ここでtP;プラグミル圧延後の実肉厚、 DP;プラグミル圧延後の実外径である。
ーラー圧延後に目標外径DROを得るためのリーラ
ーの目標減肉量ΔtOを計算すると、 ここでtP;プラグミル圧延後の実肉厚、 DP;プラグミル圧延後の実外径である。
DPはプラグミル圧延後に外径計を設置して素
管外径を測定した数値を用いる。またtPはプラグ
ミル圧延後の素管の長さlPを測定して求めること
が可能である。即ち、加熱炉装入前の素材ビレツ
トを秤量してその重量を求め、加熱炉内などでの
スケールロス量を引き去つてプラグミルにおける
鋼材重量Wを求めたのち、ここの鋼材のプラグミ
ル圧延後の長さlPを測長して、外径計によつて測
定されているプラグミル後の素管外径DPとから
次の(9)式によつて計算して求める。
管外径を測定した数値を用いる。またtPはプラグ
ミル圧延後の素管の長さlPを測定して求めること
が可能である。即ち、加熱炉装入前の素材ビレツ
トを秤量してその重量を求め、加熱炉内などでの
スケールロス量を引き去つてプラグミルにおける
鋼材重量Wを求めたのち、ここの鋼材のプラグミ
ル圧延後の長さlPを測長して、外径計によつて測
定されているプラグミル後の素管外径DPとから
次の(9)式によつて計算して求める。
ここでρPは長さ測定時の鋼材温度に依存した鋼
材密度である。なお、tPはリーラー入測にγ線方
式などによる肉厚測定装置を設置して直接計測し
てもよいことは勿論である。
材密度である。なお、tPはリーラー入測にγ線方
式などによる肉厚測定装置を設置して直接計測し
てもよいことは勿論である。
また(8)式中のlP/lRは、(DRO/DP)1-Pとして算出
可 能である。なぜならば、圧延前後の全歪量には変
化がないからである。即ち、 lotP/tR+loDP/lR=0……(10) (2)式および(10)
式から lolP/lR=−(1−P)loDP/DR ……(11) 即ち、lP/lR=(DRO/DP)1-P このように、(8)式によつて求まつた目標減肉厚
量ΔtOを圧延中を通じて達成できるように、リー
ラーを制御する。以下、その制御方法を示す。
可 能である。なぜならば、圧延前後の全歪量には変
化がないからである。即ち、 lotP/tR+loDP/lR=0……(10) (2)式および(10)
式から lolP/lR=−(1−P)loDP/DR ……(11) 即ち、lP/lR=(DRO/DP)1-P このように、(8)式によつて求まつた目標減肉厚
量ΔtOを圧延中を通じて達成できるように、リー
ラーを制御する。以下、その制御方法を示す。
発明者らは、リーラーミルでの実減肉量ΔtA
は、リーラー圧延トルクと鋼材の変形抵抗によつ
て、 ΔtA=Trq/Kfn・(a・DP+b) ……(12) として求まることを見出した。
は、リーラー圧延トルクと鋼材の変形抵抗によつ
て、 ΔtA=Trq/Kfn・(a・DP+b) ……(12) として求まることを見出した。
ここでTrq;リーラー圧延トルク、
Kfn;鋼材の変形抵抗、
a,b;固定定数、
変形抵抗Kfnは鋼材の圧延温度、鋼材の炭素含
有量などから求める。その求め方は、従来多くの
計算式が提案されているので、それらの中で適当
なものを用いるとよい。鋼材の圧延温度は、リー
ラー入側材料の温度を長手方向に直接測定するこ
とにより得る。当然のことながら、Kfnは素管長
手方向の温度パターンによつて圧延中に変化す
る。圧延トルクTrqは圧延ロールをトルクメータ
によつて直接測定する。トルクメータは歪ゲージ
方式によるものなどを用いればよいがトルクが測
定可能なものならば何でもよい。なお、トルク
Trqは圧延モータの電機子電圧Va、電機子電流Ia
および回転速度NMを検出してTrq=Va・Ia/NMによ り計算で求めてもよいことは勿論である。このよ
うにして(12)式によつて求まる実減肉量ΔtAと(8)式
によつて求まる目標減肉量ΔtOとを比較してリー
ラーの圧延ロール位置を制御する。
有量などから求める。その求め方は、従来多くの
計算式が提案されているので、それらの中で適当
なものを用いるとよい。鋼材の圧延温度は、リー
ラー入側材料の温度を長手方向に直接測定するこ
とにより得る。当然のことながら、Kfnは素管長
手方向の温度パターンによつて圧延中に変化す
る。圧延トルクTrqは圧延ロールをトルクメータ
によつて直接測定する。トルクメータは歪ゲージ
方式によるものなどを用いればよいがトルクが測
定可能なものならば何でもよい。なお、トルク
Trqは圧延モータの電機子電圧Va、電機子電流Ia
および回転速度NMを検出してTrq=Va・Ia/NMによ り計算で求めてもよいことは勿論である。このよ
うにして(12)式によつて求まる実減肉量ΔtAと(8)式
によつて求まる目標減肉量ΔtOとを比較してリー
ラーの圧延ロール位置を制御する。
次に実際のリーラーについてその制御系統を説
明する。第3図はリーラーにおける本発明の制御
系統を示した図であり、リーラーを上方からみた
ものである。また第4図はリーラーの圧延状況を
横断面で模型的に示した図である。圧延素管12
は、互いに逆方向に軸線が傾斜した一対の太鼓型
圧延ロール10,10′と、素管内に挿入たれた
圧延プラグ13とによつて、互いに矢印方向に回
転しながら圧延によつて減肉され、これによつて
素管の偏肉および前工程のプラグミルで生じたプ
ラグすり疵などが消失されていく。11,11′
は素管12の上下方向の位置を規制するガイドシ
ユー、14は圧延プラグ13のプラグバー、17
は圧延ロール10,10′の軸部に取付けられて
該ロールの間隔を調整する圧下スクリユー、18
は圧下スクリユー17を作動させる圧下モータ、
15は圧延ロール10,10′を回転駆動する圧
延モータである。制御演算装置21には、温度計
20で測定された材料温度T、圧延ロール10,
10′のスピンドル22,22′に取付けられたト
ルクメータ16,16′からの圧延トルクTrqの
情報と、プラグミル圧延後リーラー圧延前に測定
された素管肉厚tP、素管外径DPの情報とが入力さ
れ、これに基いて圧延ロール10,10′の位置
制御を実行する圧下制御を実行する圧下制御装置
19に圧下制御信号ΔEを出力する。第5図は制
御演算フローを示した図である。目標減肉量ΔtO
と実減肉量ΔtAとの差分(ΔtA−ΔtO)に応じて圧
延ロール10と10′との間隔Eが制御される。
即ち、ΔtA−ΔtO>0のときは間隔Eが大きくな
るように制御し、ΔtA−ΔtO<0のときは間隔E
が小さくなるように制御することにより、常に
ΔtA=ΔtOになるように圧延状態を保つ。
明する。第3図はリーラーにおける本発明の制御
系統を示した図であり、リーラーを上方からみた
ものである。また第4図はリーラーの圧延状況を
横断面で模型的に示した図である。圧延素管12
は、互いに逆方向に軸線が傾斜した一対の太鼓型
圧延ロール10,10′と、素管内に挿入たれた
圧延プラグ13とによつて、互いに矢印方向に回
転しながら圧延によつて減肉され、これによつて
素管の偏肉および前工程のプラグミルで生じたプ
ラグすり疵などが消失されていく。11,11′
は素管12の上下方向の位置を規制するガイドシ
ユー、14は圧延プラグ13のプラグバー、17
は圧延ロール10,10′の軸部に取付けられて
該ロールの間隔を調整する圧下スクリユー、18
は圧下スクリユー17を作動させる圧下モータ、
15は圧延ロール10,10′を回転駆動する圧
延モータである。制御演算装置21には、温度計
20で測定された材料温度T、圧延ロール10,
10′のスピンドル22,22′に取付けられたト
ルクメータ16,16′からの圧延トルクTrqの
情報と、プラグミル圧延後リーラー圧延前に測定
された素管肉厚tP、素管外径DPの情報とが入力さ
れ、これに基いて圧延ロール10,10′の位置
制御を実行する圧下制御を実行する圧下制御装置
19に圧下制御信号ΔEを出力する。第5図は制
御演算フローを示した図である。目標減肉量ΔtO
と実減肉量ΔtAとの差分(ΔtA−ΔtO)に応じて圧
延ロール10と10′との間隔Eが制御される。
即ち、ΔtA−ΔtO>0のときは間隔Eが大きくな
るように制御し、ΔtA−ΔtO<0のときは間隔E
が小さくなるように制御することにより、常に
ΔtA=ΔtOになるように圧延状態を保つ。
本発明は、プラグミル圧延後の素管の肉厚ばら
つきが最終製品においてさらに小さくなるよう
に、リーラーを制御するものであるから、従来技
術に比較して、製品の品品質面、歩留り面に多大
な効果を及ぼすものである。
つきが最終製品においてさらに小さくなるよう
に、リーラーを制御するものであるから、従来技
術に比較して、製品の品品質面、歩留り面に多大
な効果を及ぼすものである。
すなわち従来技術では最終製品の肉厚をコント
ロールするのに、プラグミルのみに注目してプラ
グミルの圧延制御だけに頼つていた。しかしなが
らこの従来方法では、リーラー、サイザーでの圧
延特性が充分に研究され把握されていなかつたの
で、プラグミルで肉厚ばらつきが発生すると、そ
の肉厚ばらつきが最終製品にまで残つてしまうこ
とは勿論のこと、リーラーでの外乱作用により、
ばらつきが増加する傾向にあつた。
ロールするのに、プラグミルのみに注目してプラ
グミルの圧延制御だけに頼つていた。しかしなが
らこの従来方法では、リーラー、サイザーでの圧
延特性が充分に研究され把握されていなかつたの
で、プラグミルで肉厚ばらつきが発生すると、そ
の肉厚ばらつきが最終製品にまで残つてしまうこ
とは勿論のこと、リーラーでの外乱作用により、
ばらつきが増加する傾向にあつた。
この点、本発明は、積極的に最終製品の肉厚ば
らつきを小さくする方法であるので、リーラーで
の外乱作用を消せるだけでなく、最終製品の肉厚
ばらつきは著しく改善される。
らつきを小さくする方法であるので、リーラーで
の外乱作用を消せるだけでなく、最終製品の肉厚
ばらつきは著しく改善される。
第1図はマンネスマンプラグミル製管法の圧延
工程を示したブロツク図、第2図はP=f(tP/
DP)の関係を示した図、第3図は本発明を適用
する場合のリーラーの圧延状況を上方からみた
図、第4図はリーラーの圧延状況を横断面で模型
的に示した図、第5図は本発明の制御方法による
制御演算フローを示す図である。 10,10′……圧延ロール、12……圧延素
管、13……圧延プラグ、15……圧延モータ、
16……トルクメータ、17……圧下スクリユ
ー、18……圧下モータ、19……圧下モータ制
御装置、20……温度計、21……制御演算装
置。
工程を示したブロツク図、第2図はP=f(tP/
DP)の関係を示した図、第3図は本発明を適用
する場合のリーラーの圧延状況を上方からみた
図、第4図はリーラーの圧延状況を横断面で模型
的に示した図、第5図は本発明の制御方法による
制御演算フローを示す図である。 10,10′……圧延ロール、12……圧延素
管、13……圧延プラグ、15……圧延モータ、
16……トルクメータ、17……圧下スクリユ
ー、18……圧下モータ、19……圧下モータ制
御装置、20……温度計、21……制御演算装
置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 リーリングミルにおける圧延制御方法におい
て、プラグミル圧延後素管の実肉厚寸法偏差に応
じてリーリングミルの目標外径からの変化量を下
記(イ)式により求めて該リーリングミルでの拡管量
を修正しつつサイジングミル圧延後の鋼管肉厚寸
法が予め定めた目標値通りになるように前記拡管
量を制御することを特徴とするリーリングミルの
圧延制御方法。 ΔDR=DS/P−1/2・1/tS・ΔtP……(イ) ただし DS;サイジングミル圧延後の鋼管外径、 tS;サイジングミル圧延後の鋼管肉厚、 P;プラグミル圧延後の素管の(肉厚)/(外
径)の関数、 ΔtP;プラグミル圧延後素管の実肉厚寸法偏
差、 ΔDR;リーリングミルの目標外径からの変化
量。 2 リーリングミルの圧延トルクを検出して圧延
中にリーリングミルの拡管量を修正することを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載したリーリ
ングミルの圧延制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60232709A JPS6188913A (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | リーリングミルの圧延制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60232709A JPS6188913A (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | リーリングミルの圧延制御方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55120829A Division JPS5744413A (en) | 1980-09-01 | 1980-09-01 | Controlling method for rolling work by reeling mill |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6188913A JPS6188913A (ja) | 1986-05-07 |
JPH0324284B2 true JPH0324284B2 (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=16943549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60232709A Granted JPS6188913A (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | リーリングミルの圧延制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6188913A (ja) |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP60232709A patent/JPS6188913A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6188913A (ja) | 1986-05-07 |
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