JPH03138008A - 継目無管の圧延制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は継目無管の製造ラインのマンドレルミルを制
御する圧延制御装置に関する。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課ｆｆｉ］継
目無管の製造に際してビレットは加熱炉で加熱され、そ
の滞炉中にスケールが発生する。このスケールはピアサ
−で圧延された時にビレットから剥離し、ビレットの重
量が変化する。一方、主圧下ミル後の管の長さを一定に
制御するためには、ビレット即ち管体の重量を知ること
が重要である。

従来は、ミル間で管体の重量を測定するのが困難であっ
たため、加熱炉の装入前にビレット重量を測定し、スケ
ールの剥離部分を滞炉時間から推定して、主圧下ミル後
の管長さを一定に制御していた。このため、ビレット即
ち管体の重量の把握に精度を欠き、管長さの一定制御に
はその精度に限界があった。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
のであり、ビレット重量を正確に把握して管長さの制御
精度を向上させて、歩留りを向上させた継目無管の圧延
制御装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る継目無管の圧延制御装置は、ピアサ−と
マンドレルミルとの間に設けられ、ビレット重量を計測
する秤量機と、圧延ミルの入側又は出側の管の長さ及び
外径を計測する長さ計及び外径計と、秤量機からのビレ
ット重量、前記長さ計からの管長さ及び前記外径計から
の外径に基づいて、マンドレルミルのロール回転数及び
その間隔を求め、管を所定の長さ又は肉厚に制御する演
算制御装置とを有するものである。

［作　用］ この発明においては、秤量機がスケールが剥離した状態
のビレット重量を計測して、それを演算制御装置に入力
している。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例に係る継目無管の圧延制御
装置及びその製造ラインを示した概念図である。図にお
いて、（１〉は加熱炉であり、ビレットを所定時間加熱
する。（２）はピアサ−であり、加熱炉（１）で加熱さ
れたビレットを穿孔する。

（４）はエロンゲータであり、ピアサ−（２）で穿孔さ
れたビレットを圧延する。（５）はマンドレルミルであ
り、エロンゲータ（４）で圧延されたビレットを更に圧
延して管を形成する。（６）はサイザーであり、マンド
レルミル（５）で形成された管を所定の外径及び肉厚に
仕上げる。

（７）は演算制御装置であり、各種センサからのデータ
を入力してマンドレルミル（５）のロール回転数及び間
隔を求める。（８）は設備制御用シーケンサであり、演
算制御装置（７）からのロール回転数及び間隔に基づい
てマンドレルミル（５）を制御する。

（１１）は秤量機であり、ビレット重量を計測する。

この秤量機（１１）は、第２図に示すようにピアサ−（
２）とエロンゲータ（３）との間に設置されているアラ
イメントライン（３）の支持台にロードセル（ｌｌａ）
を取り付けることにより構成される。（１２）はサイザ
ー（６）の出側に設けられ、管の長さを計測する長さ計
、（１３）は同様にサイザー（６）の出側に設けられ、
管の外径を計測する外径計である。

上記のように構成された継目無管の圧延制御装置におい
ては、加熱炉（１）から取り出されたビレットはピアサ
−（２）で穿孔されるが、その際に加熱炉（１）内でビ
レットに付着したスケールが剥離する。この後、ビレッ
トは第２図のアライメントライン（３）で配列し直され
る。このとき、秤量機（１１）はスケールが剥離した状
態のビレット重量を計測する。その後ビレットはエロン
ゲータ（４）で圧延される。この秤量機り１１）の計測
結果はフィードフォワード情報として演算制御装置（７
）に入力する。一方、サイザー（６）で整形された管の
長さ及び外径を長さ計（１４）及び外径計（１５）がそ
れぞれ計測し、その計測結果をフィードバック情報とし
て演算制御装置（７）に入力する。

演算制御装置（７）は入力したフィードフォワード情報
及びフィードバック情報に基づいて次式によりマンドレ
ルミル（５）のロール回転数及びその間隔を演算する。

Ｃ−ｆ（Ｄ　　　、　　ｔ、Ｄ　　　、　　ΔＣ）Ｂ　
　　　　　　　　Ｐ Ｎ−ｆ（Ｖ、Ｒ，ｔ　、　Ａｈ） Ｗ；ビレット重量 Ｄ；外径値 ρ；管の密度 ｌ；目標長さ ＤＢ；マンドレルミルのバー径 ｔ；肉厚目標値 Ｄ　；カリバー深さ Ｃ；ロール間隔目標値 ΔＣ；ロール間隔調整量 Ｎ；ロール回転数 Ｖ；目標前速度 Ｒ；ロール半径 Δｈ；目標肉厚圧下量 演算制御装置（７）で求められたロール回転数及び間隔
は設備制御用シーケンサ−（８）に送り出される。設備
制御用シーケンサ−（８）はそれらの入力情報に基づい
てマンドレルミル（５）を制御する。

ビレットはマンドレルミル（５）で管形状に圧延された
後、サイザー（６）で整形される。

なお、上述の実施例においては長さ計（１２）及び外径
計（１３）をサイザー（６）の出側に設けた例を示した
が、入側に設けても同様な効果を奏することはいうまで
もない。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、スケールが剥離した状
態のビレットの重量を計測してその重量等に基づいてマ
ンドレルミルのロール回転数及びその間隔を制御するよ
うにしたので、管の長さ又は肉厚を所定の値に精度よ（
制御することができ、このため歩留まりが著しく向上し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る継目無管圧延制御装
置及びその製造ラインを示した概念図、第２図は秤量機
の説明図である。 （１）；加熱炉 （２）；ピアサ− （３）；アライメントライン （４）；エロンゲータ （５）；マンドレルミル （６）；サイザー （７〉；演算制御装置 （１１）　；秤量機

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ピアサーとマンドレルミルとの間に設けられ、ビレット
   重量を計測する秤量機と、 圧延ミルの入側又は出側の管の長さ及び外径を計測する
   長さ計及び外径計と、 秤量機からのビレット重量、前記長さ計からの管長さ及
   び前記外径計からの外径に基づいて、マンドレルミルの
   ロール回転数及びその間隔を求め、管を所定の長さ又は
   肉厚に制御する演算制御装置と を有することを特徴とする継目無管の圧延制御装置。