JPH0324182A - ケーブル床貫通部の防火構造 - Google Patents

ケーブル床貫通部の防火構造

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JPH0324182A
JPH0324182A JP1158641A JP15864189A JPH0324182A JP H0324182 A JPH0324182 A JP H0324182A JP 1158641 A JP1158641 A JP 1158641A JP 15864189 A JP15864189 A JP 15864189A JP H0324182 A JPH0324182 A JP H0324182A
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宗政 義仁
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビル、ホテル、マンシッン等の建物の床をiw
Aやケーブル(以下ケーブルと総称する)が貫通するケ
ーブル貫通部の防火構造に関するものである. 〔従来の技術〕 ビル、ホテル、マンシ曹ン等の建物に於いて火災が生じ
たときにケーブル床貫通部を通じて火災が上の階に伝播
するのを防止するためケーブル床貫通部を防火構造とす
る必要がある.この防火構造として床貢遣孔内を貫通す
るケーブルを囲んで床貫通孔内に各種の防火材を充填し
て貫通孔に隙間、煙道が生じないようにすることが実施
されている.また施工の便利、簡単化からケーブル床貫
通部を上下に貫通して垂直に布設されたケーブルの支持
、引留をケーブル貫通部で行わずに、ケーブルランク、
架台及び壁面等を利用して行うこともすでに行われてい
る。
この様なケーブル床貫通部の防火性能に対する要求が、
いわゆる1時間耐火である場合には、防災試験における
加熱時の到達最高温度が840℃と比較的に低温である
ために従来の防火工法で充分であったが、2時間耐火の
場合は上記に対応する防災試験における加熱時の到達最
高温度が1000℃以上と過酷となるため、1時間耐火
に関する従来周知の防火技術は全く役に立たず、ケーブ
ル床貫通部の防火構造に対する新規開発が必要になった
. かかる背景から、第3図に断面図を示す防火構造が2時
間耐火の要求を満たすケーブル床貫通部防火構造として
最近提案された. これを図面に基づき説明すると、100はコンクリート
床であり、102は床100に設けられたケープ貫通孔
である.103は該貫遣孔102を貫通して垂直に布設
されたケーブルであり、図では車心ケーブル3条を一体
に撚合せたトリプレックスケーブルが示されている.1
04は貢遣孔102に嵌合された受金具で、ケーブル1
03が貫通孔102を貫通して布設された後でも貫通孔
102に容易に取付けることができる様に垂直方向に半
割になっている.受金具104の底1fflG5はケー
ブルが貫通する穴を備えるだけであるが、受金具104
の側面106には、防火材が貫通孔の壁面に充分に密着
して充填され得る様に多数の穴(図示せず)が設けられ
ており、側面106は外部に対し解放された面を威して
いる.受金具104は、また床面101に係合するため
の鍔108を備えている.この受金具104は、ケーブ
ル床貫通部に防火材を充填するに当たり、防火材の支持
体として機能し、防火材の充填を容易にするという利点
がある. 109は、貫通孔102の下部に充填された防火パテ層
であり、貫通孔に炎道や煙道となる隙間がない様に密に
充填されている。1)0は防火パテ層109の上部に充
填されたロックウールである.1)1は貫通孔102の
上面、及び受金具104の鍔108を覆って床面101
に@頭円錐形に盛り上げられた防火パテのブロックであ
る.第3図に示したケーブル床貫通部の防火構造は2時
間耐火の要求を満足させ得るものではあるが、貫通孔の
上面を覆って床画上に防火パテのブロックを截頭円錐形
に大きく盛り上げるものであるから、防火パテを大量に
使用する必要があり資材費が高くつくだけでなく、防火
パテを所定の形状、寸法に盛り上げるという面倒、かつ
時間を要する施工作業を必要とする難点がある.ケーブ
ルサイズが大きくなり貫通孔の孔径が大きくなればなる
程この難点は著しくなる. またケーブル床貫通部を上下に貫通して垂直に布設され
たケーブルの支持、引留をケーブルラック、架台あるい
は壁面等を利用して行うことが可能である場合は問題な
いが、それが不可能である場合はケーブルの支持をケー
ブル貫通部の床上で行う必要があるが、第3図に示す従
来例では截頭円錐形に盛り上げられた防火パテの存在の
ためにそれが出来ない問題もある. 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明が解決しようとするm!!は、上記従来の難点を
解消することにあり、これを換言すればケーブルの支持
をケーブル貫通部の床上で行い、2時間耐火の要求を満
足することができ、しかも低コストで容易に施工できる
新規なケーブル床貫通部を開発することである. 〔課題を解決するための手段〕 この課題は、ケーブル貫通孔の床面に係合された不燃性
の受具、受具の底面に設けられた孔を通じて床のケーブ
ル貫通孔を貫通するケーブル、ケーブル貫通孔に隙間が
ないように受貝に充填された防火材、ケーブルをケーブ
ル貫通孔の床面上で難燃性有機高分子材料からなるスペ
ーサを介して固定把持する半割把持具、スペーサの上端
面から上方向に少なくとも100mの長さにわたりケー
ブルのシース表面を覆うように塗着された防火パテ塗着
部、及び防火パテ塗着部の外周に設けた防火シート層と
より或ることを特徴とするケーブル貫通部の防火構造に
より解決される. 〔発明の構威並びに作用〕 本発明に於いては、ケーブル貫通孔とそこを貫通するケ
ーブルと間に隙間がないように防火材が充填され、ケー
ブル貫通孔床面上ではケーブル表面はまず難燃性有機高
分子材料からなるスペーサにて、さらにその上はスペー
サの上端面から少なくとも100fiの長さにわたりケ
ーブルのシース表面を覆うように防火パテが塗着され、
さらに防火パテ塗着部の外周に防火シート層が施される
ので充分な2時間耐火性を示す.一方、ケーブル貫通孔
内での防火材の充填作業を容易とするために受具を使用
するが、譲受具自体もケーブル貫通孔への設置が容易で
ある.さらに難燃性有機高分子材料からなるスペーサと
して、現場に適応し易いように所定寸法、構造に予め威
形加工したものを使用すると、それのハンドリングや適
用が容易である.シース表面への防火パテの塗著作業は
、第3図のように大量のパテを盛り上げる場合と比較し
て簡単であり、防火パテ塗着部の外周への防火シート層
の施与も所定寸法の防火シートの縦添や防火テープの横
壱にて容易に行うことができる.また更にケーブルは、
ケーブル貫通孔の床面上にて難燃性有機高分子組底物か
らなるスペーサを介して半割把持具により固定把持する
ことができる. 以下、図面に基づき本発明を説明する.第1図は本発明
の防火構造の実施例の断面図であり、第2図は第1図の
A−A’線から見た一部断面上面図である. 図に於いて1はコンクリート床であり、2はケーブル貫
通孔である.3は外貫通孔内を上下に貫通するケーブル
で、3条のケーブル31,32及び33と接地線34と
が一体に撚合されている.なお、図を簡単にするためケ
ーブル3については断面の詳細を図示していない.4は
既に第3図に基づき説明した所と同様な、ケーブル貫通
孔2に嵌合された受金具(たとえば鉄製)であり、取付
けを容易にするため長さ方向に半割りにされている.受
金具4の底面5はケーブル3が貫通する六6を傭えてい
る.受金J%4の側面7は、防火材が貫通孔の壁面に充
分に密着して充填され得るように、多数の孔(図示せず
)を有している.8は受命具4をコンクリ.一F床1の
床面に係会するための鍔部である.9は受金具4内に充
填された防火材である. lOはケーブル3をケーブル貫通孔2の床面上で難燃性
有機高分子材料からなるスペーサ1)を介して固定把持
するための金属、たとえば鉄製の半割把持具である.半
割把持具10は、ケーブル貫通孔2の開口部全面を覆う
平板部101、フランジ部102、及びケーブル貫通孔
2に挿入固定するための環状脚部103とからなってい
る.スペーサ1)の高さは、少なくとも40訪とする必
要があり、特に40〜70mが好ましい.スペーサ1)
の上端面から上方向に少なくとも100mの長さにわた
りケーブル3のシース表面には防火パテ12が塗着され
ており、防火パテ塗着部12の外周に設けた防火シート
層l3が、更にその上にポリ塩化ビニル等の抑え巻きテ
ープが巻かれている. 受具内に充填する防火材としては、酸素指数30以上、
望ましくは35以上の難燃性有機高分子材料、耐火性あ
るいは不燃性の材料、発泡性防火材料等が用いられ得る
. 酸素指数30以上、望ましくは35以上の難燃性有機高
分子材料の代表的な具体例としては、有機高分子樹脂に
各種の難燃剤を配合したm或物が用いられる.有機高分
子樹脂の例としては、従来公知のものを広く使用でき、
例えばポリエチレン、ポリブロビレン、ポリスチレン等
のオレフィンのiam合体、エチレンープロピレンゴム
、エチレンープロビレンージエンゴム等のオレフィンの
共重合体、スチレンーブタジエンゴム、イソブチレンー
イソブレンゴム、アクリロニトリルーブタジエンゴム、
エチレンーエチルアクリk−ト共重合体、エチレンー酢
酸ビニル共重合体等のビニル系モノマーとオレフィンと
の共重合体等、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、
ポリクロロブレン、クロロスルホン化ポリエチレン、エ
ビクロルヒドリン等の含ハロゲンボリマー類、ナイロン
、ポリエステル、ポリウレタン等のその他のプラスチッ
クスやゴム等が用いられる. 難燃剤としては、デカブロモジフエニルオキサイド、ヘ
キサブロモベンゼン、ヘキサブロモシクロドデカン、ド
デカクロロペンタシクロオクタデカ?.15ジエン、テ
トラブロモビスフェノールA1トリブロモフェノール、
テトラブロモ無水フタル酸、ジブロモネオベンテルグリ
コール、テトラブロモビスフェノールA−ビスー(アリ
ールエーテル)、塩素化ポリエチレン、等の含ハロゲン
有機難燃剤、二酸化アンチモン、二酸化モリブデン等の
金属酸化物、アルミナ水和物、マグネシア水和物、塩基
性硫酸グネシュウム水和物、塩基性炭酸マグネシェウム
水和物、塩基性リン酸マグネシェウム水和物等の水和金
属酸化物の1種または2種以上が用いられる.特に水和
金属酸化物が好ましいが、含ハロゲン有al1燃剤と金
属酸化物との併用系も好ましい. 難燃剤の使用量は、使用する難燃剤や有機高分子樹脂の
種類によって異なるが、一般的には、有機高分子樹脂1
00重量部あたり10〜100重量部程度である.M燃
性有機高分子組底物は、上記の各戒分を、更に必要に応
じてその他の威分、たとえば酸化防止剤、充填剤、顔料
、加工助剤、難燃助剤(たとえば3ZnO−2B*Os
−3H*O 、2ZnO−38*Os−3.5H*O 
、Z+O−ZnM*O赤、CaO−ZnMeOe、Zn
x(POe)s−4hO、ZnOとMgOの複合焼戒物
、ZnO 、ZnCOs、メタ硼酸バリウムなど含亜鉛
化合物類、酸化チタン、ケイ酸ジルコニウム、炭酸マグ
ネシウム、ペンナイト、赤燐、等)を一緒に混合して均
一組戒物とし、架橋してもしくは非架橋のままで用いら
れる. 酸素指数30以上、望ましくは35以上の難燃性有機高
分子材料の他の具体例としては、高ハロゲン含有樹脂、
たとえば硬質ポリ塩化ビニル、47フ化ポリエチレン、
四フッ化エチレン・ブロビレン共重合体、ボリフッ化ビ
ニリデン等が例示される. またポリブテン、シリコン油、流動パラフィン、液状ク
ロロブレン重合体等の常温で液状のバインダーに上記し
た難燃剤、特に水和金属酸化物の1種または2種以上を
混合分散した難燃性バテ状物(非発泡性パテ)も好まー
しい. 難燃性有機高分子材料以外の耐火性あるいは不燃性の材
料としては、ガラス繊維、セラミック繊維、アルξナ繊
維、無機化合物のウィスカ、ロソクウール、砂、粉マイ
カ等が用いられる.発泡性防火材料は、高温度に熱せら
れると自ら熱分解して発泡炭化物を生或する材料の総称
であって、たとえばペンタエリスリトール等の炭化水素
系多価アルコール類の少なくとも1種、メラミン、ジシ
アンジアミド等の発泡剤の少なくとも1種、並びにモノ
リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム等の難燃
性脱水剤の少なくとも1種とを常温で固体の高分子量ポ
リマーバインダーあるいはポリプテン、シリコン油、流
動パラフィン、液状クロロプレン重合体等の常温で液状
のバインダーに混合分散したm威物が例示される.使用
するバインダーが常温で固体の高分子量ポリマーである
場合は押出威形が可能な&l戒物が得られ使用するバイ
ンダーが液状である場合は、パテ状物が得られる. 上記した非発泡性パテや発泡性パテとしては、従来より
ケーブル床貫通部の防火材や電線、ケーブルの防火材と
して現に広く使用されているものが特に好適である.特
公昭55−39190号公報、特公昭55−33795
号公報等に示された発泡性パテ、特公昭63−460号
公報、特開昭56−106935号公報等に示された非
発泡性パテはその例であって、就中液状ポリクロロフブ
レンをベースとするもの、特にそれにアルミナ水和物、
マグネシア水和物等の水和金属酸化物と、クレー、硼酸
亜鉛、ペンナイト等の無機質充填剤と、ガラス繊維、ア
スベスト繊維、フェノール繊維等の耐熱繊維などを配合
した防火パテがノンドリップ性で、灰化物の形状保持強
靭性に秀れ本発明に於いても好適に用い得る. 受其内に充填する防火材が常温で固体のものである場合
は、粉砕物や粉状として用いるのがよく、パテ状物の場
合は、通常の方法で充填使用するとよい.上記防火材を
ケーブル貫通孔及び受其の内部に充填するに当たっては
、前記の従来技術(第3図〉に示されているように、ま
た後記の本発明の実施例で示すように、貫通孔を上下に
導通する隙間、煙道がない様に充分に充填することが望
ましい.受具内は、防火材の少なくとも1種にて充填さ
れておればよいが、最下部に非発泡性パテや発泡性パテ
をその上にロックウール等の耐火性あるいは不燃性の材
料を更にその上に非発泡性パテや発泡性パテを充填する
3層構造とすることが好ましい. スペーサ1lを構威する難燃性有機高分子材料としては
、前記した酸素指数30以上、望ましくは35以上の難
燃性有機高分子材料、就中半割把持具10によるケーブ
ル3の固定把持の際に、過度に変形することなく、寧ろ
ケーブルのずり落ちを防止して良好なシール作用を助長
する物性を有するものが用いられる.たとえばプラスチ
ックスまたはゴムと難燃剤とからなる絹威物の架橋物が
例示される.難燃性有機高分子材料は、予めスペーサ1
)の形状に戒形し、架橋し、次いで半割あるいは擬似半
割として使用すると工事現場での施与作業が簡単となる
. 防火パテ塗着部12は、スペーサ1)の上端面から上方
向に少なくとも100−の長さにわたりケーブル3のシ
ース表面のみならず、ケーブル撚合せの谷間、隙間も全
て充填するようにケーブルに塗着されていることが好ま
しい.防火パテ塗着部12は、ケーブル3のシースの表
面全て少なくとも21m1特に少なくとも5鶴の厚さで
覆われているように塗着されている.塗着部12の形威
に使用する防火パテとしては、前記した非発泡性パテや
発泡性パテが使用され、このうち特に非発泡性パテが防
災性能上特に好ましい. 防火パテ塗着部12の外周に密着して設けられる防火シ
ート層13の構威材料としては、受具内に充填する防火
材として説明した酸素指数30以上、望ましくは35以
上の難燃性有機高分子材料のうち、厚さ0.1〜5簡程
度のシートあるいはテープに威形可能な機械的強度を有
する非発泡あるいは発泡性の材料、特に架橋した材料の
前記厚さのシートあるいはテープが好ましい.防火シー
ト層l3の厚みは、ケーブル3の最外径にもよるが、通
常1〜3m程度である.なお防火シート層13の下端と
スペーサ1lとの間に隙間が生じないように防火シート
層13の下端の少なくとも5〜10−はスペーサ1)と
ラップしていることが望ましい. 〔実施例〕 以下に実施例並びに比較例を示して本発明を詳しく説明
する. 実施例1〜7、比較例1〜2 0さ100flのコンクリート床に穿設された内径15
0mmのケーブル貫通孔に外径22mのポリエチレン絶
縁一ボリ塩化ビニルシースケーブルの3条を貫通設置し
、鉄製受具4、受金具4内に充填される防火材9、把持
幅(フランジ部102の高さ)40lの鉄製半割把持具
10、スペーサ1) (高さは鉄製半割把持具10の把
持輻と同じく40m)、防火パテ塗着部l2(3本のケ
ーブル内に充分充填、ケーブル表面上の厚さは60)、
防火シート層13 (巾125fi、厚さ1.4mmの
防火シートを約1.3ターン捲回して作成したものであ
り、スペーサ1)の上端面からの施与長さ120鶴、但
し比較例lはなし、比較例2は50fi)、及びその上
に施されるポリ塩化ビニル抑え巻きテープを採用して第
1図及び第2図に示す通りのケーブル貫通孔の防火構造
を作製した。
この際、防火材9、スペーサ1)、防火パテ塗着部工2
、及び防火シート層l3の各構威材料として下記に示す
ものを第1表に示す組み合わせにて使用した. 〔防火材9の例〕 A−1:酸素指数80の非発泡性防火パテであって、液
状クロロプレン重合体(25℃の粘度が50,000 
c.st.、末端アルキルザンテート基) 100重量
部,、アルミナ水和物(平均粒径60μM )200重
量部、アルミナ永和物(平均粒径3.5μm )300
重量部、ガラス繊維(繊維径13μ−、長さ6間、二酸
化アンチモン10重量部とからなるもの.A−2:酸素
指数60の非発泡性防火パテであって、液状クロロブレ
ン重合体(25℃の粘度が100.000 c.st.
 、末端カルボキシル基)100重量部、アルξナ水和
物(平均粒径3.5μex )30(1!t部、ガラス
繊維(繊維径13μ一、長さl3■鴎、ベントナイト1
0重量部とからなるもの.A−3:発泡性防火パテであ
って、ボリブテン( 98.9℃の粘度4.050 c
.st.) 100重量部、ポリリン酸アンモニウム2
70重量部、メラミン270重量部、モノペンタエリス
リトール270重量部とからなるもの. A−4:ロックウール A−5=砂 〔スペーサ1)の材料例〕 B−1:クロロブレンゴム100重量部、デカブロモジ
フェニルオキサイド20重量部、二酸化アンチモン10
重量部、2−メルカブトイξダゾリン1重量部とからな
る組威物を150℃、30分の条件で加硫した酸素指数
80の加硫物, B−2:塩素化ポリエチレン100重量部、テトラブロ
モビスフェノールA 20重量部、二酸化アンチモン1
0重量部、ジクミルパーオキシド2.5重量部、トリア
リルイソシアネー12重量部とからなる組或物を170
℃、20分の条件で加硫した酸素指数35の加硫物. B−3:塩素化ポリエチレン30重量部、エチレンープ
ロピレンージエン三元共重合ゴム15重量部、ポリリン
酸アンモニウム1)重量部、メラミン13.8重量部、
ジベンタエリスリトール30.2重量部、ジクξルパー
オキシド3,5重量部とからなるHAIv.物を170
℃、20分の条件で加硫した発泡性加硫物. 〔防火パテ塗着部12の材料例〕 C−1:A−1に同じ. C−2:A−2に同じ. C−3:A−3に同じ. 〔防火シート層l3の材料例〕 o−l:s−tに同じ. D−2 : B−2に同じ. D−3 : B−3に同じ. 上記の通り構成した実施例及び比較例の各ケーブル床貫
通部の防火構造について、日本建築センターが規定する
方法に依り、JIS A 1304号に定められた加熱
曲線に従って2時間加熱を行った.2時間加熱後におい
て貫通ケーブルの床面からの高さ140mの点に於ける
ケープルシースの温度を測定した.この測定温度を第1
表に示し、これが340℃未満である場合を合格とし、
それ以上である場合、あるいは2時間加熱の間または直
後に床面上側に火炎や煙が現れた場合は不合格とした.
結果を第1表に示す. 〔以下余白〕 〔効果〕 本発明のケーブル床貫通部の防火構造は、上記実施例か
らも明らかな通り、2時間耐火の要求を満たす優れた防
火性能である.しかも、従来技術に於けるケーブル貫通
孔を覆って大量の防火パテを盛り上げた防火パテブロッ
クを必要とせず、これに代えて床面より上部の貫通ケー
ブルに対し防火パテの塗着を行い(この防火パテの塗着
は従来技術に於ける防火パテブロックの盛り上げの場合
も必要である)、その周囲に防火シート層を防火シート
の壱回により構戒するだけで済むので、防火パテの使用
量は1/5〜1/1 0に減少し、施工作業も簡単で、
短時間で済む. 即ち、本発明によれば従来技術に較べ著しく低コストで
、施工も容易な2時間耐火の要求を満たすケーブル床貫
通部の防火構造が実現出来る.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のケーブル床貫通部の防火構造を示す縦
断面図であり、第2図は第1図のA−A’線よりみた一
部断面上面図である.第3図はケーブル床貫通部の防火
構造の従来技術を示す縦断面である. 第1図及び第2図に於いて、1:コンクリート床、2:
ケーブル貫通孔、3:ケーブル、4:受金具、8:受金
具の係合鍔部、9:防火材、10:半割把持具、l1:
スペーサ、12:防火パテ塗着部、l3:防火シート層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーブル貫通孔の床面に係合された不燃性の受具
    、受具の底面に設けられた孔を通じて床のケーブル貫通
    孔を貫通するケーブル、ケーブル貫通孔に隙間がないよ
    うに受具に充填された防火材、ケーブルをケーブル貫通
    孔の床面上で難燃性有機高分子材料からなるスペーサを
    介して固定把持する半割把持具、スペーサの上端面から
    上方向に少なくとも100mmの長さにわたりケーブル
    のシース表面を覆うように塗着された防火パテ塗着部、
    及び防火パテ塗着部の外周に設けた防火シート層とより
    成ることを特徴とするケーブル貫通部の防火構造。
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