JPH03241684A - 素線接続方法 - Google Patents

素線接続方法

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Publication number
JPH03241684A
JPH03241684A JP3946190A JP3946190A JPH03241684A JP H03241684 A JPH03241684 A JP H03241684A JP 3946190 A JP3946190 A JP 3946190A JP 3946190 A JP3946190 A JP 3946190A JP H03241684 A JPH03241684 A JP H03241684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strands
spot welding
connection
gas
knot
Prior art date
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Pending
Application number
JP3946190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Tanaka
田中 久郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3946190A priority Critical patent/JPH03241684A/ja
Publication of JPH03241684A publication Critical patent/JPH03241684A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、超電導コイルを始めとする素線一般の接続に
関し、特にその接続状態を良好ならしめるための素線接
続方法に関するものである。
[従来の技術] 従来の素線接続方法は、素線同士を編み合わせ又はより
合わせた後、その合わせ部分に大気中で半田付は若しく
はスポット溶接を施すようにしており、−船釣な電気機
器、電気回路に適用してその接続状態が抵抗、強度的に
特に問題となるようなことはなかった。
[発明が解決しようとする課題] ところが、近時において出現したMRI(核磁気共鳴イ
メージング)では、そのような慣行的手法を適用するこ
とが次のような不具合を生じさせる原因となっている。
すなわち、MHIは高安定磁界を発生させるために極め
て大きく且つ安定した永久電流をコイルに流す必要があ
り、このためにNb−Ti等の索線祠料からなるコイル
を極低温寒剤中に侵潰してマイスナー効果を生じさせ、
素線の電気抵抗を可及的に0に近付ける環境づくりがな
されている(最近では高温超電導材料の開発も盛んであ
る)。このように、超電導を利用した機器において素線
の電気抵抗を排除することは至上の命題であるが、これ
にも拘らず従来の接続方法は、特に上述したNb−Ti
等が高温で極めて活性であること等も災いして、スポッ
ト加熱時に大気中の02やN2等を反応によって素線中
に不純物として取り込み易く、素線同士を反応層を介し
て単につなげるだけで、見掛は上ナゲツト(鋳造組織の
溶融部)のように見えても実質的には何ら溶着し合って
いないことが殆どである。このため、接続抵抗が大きく
、接続状態も断線し易い脆弱なものとなっており、現行
MRIの課題である永久電流の減衰、磁界の乱れを引き
起こす大きな要因になっていると考えられる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであ
って、接続部分の電気抵抗を極小とし、しかも十分な接
続強度を確保できる素線接続方法を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 本発明の素線接続方法は、かかる目的を達成するために
、素線同士を編み合わせ又はより合わせた後、その合わ
せ部分にHeガス雰囲気中でスポット溶接を施すように
したことを特徴としている。
[作用] このような方法によると、スポット加熱時にいかに素線
が活性化しようとも周囲に反応性ガスが存在しなければ
不純物の混入のしようがないため、溶融した部分を羅実
にナゲツト化させることができる。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、この素線接続方法を実施するために使用され
る装置の概略を示している。基台]」二に設置されたス
ポット溶接機2からは2本のアーム3.4が延出されて
おり、両アーム3.4の先端に電極5.6が保持されて
いる。」二部アーム3は図示しないアクチュエータ等に
よって昇降駆動可能とされ、加圧調節ツマミ7により調
節した圧力で電極5.6間に素線を挾持し得るようにな
っている。
また、8は溶接が行われる雰囲気を囲繞する空気遮蔽ボ
ックスであり、別置のHeガスボンベ9からホース10
を通じて該ボックス8内にHeガスを導入し得るように
なっている。
次に、この装置を利用して素線接続を行う手順を第2図
〜第5図に沿って説明する。先ず、接続を要する2本の
多芯超電導線11を用意する(第2図)。これらの超電
導線11はNb−Ti素線11aの外周に被覆11b(
銅、フォルツル)が施されたものである。、このため、
先ず超電導線11の外周にツルコート(高性能特殊塗膜
剥離剤)を塗ってフォルツル被覆を除去し、次に硝酸溶
液(約50%WT)に浸漬させて銅被覆を除去し、ただ
ちに炭酸水素ナトリウム溶液(約20%WT)にひたし
中和する。その後十分に水洗することにより、接合しよ
うとするNb−Ti素線11aを表出させる。そして、
画素線11a同士をより合わせて先端に結び目11Cを
つくり(第3図)、この結び目11cを前記スポット溶
接機2の空気遮蔽ボックス8内に挿入して電極5.6間
にセットする。
次に、Heガスボンベ9から空気遮蔽ボックス8内にH
eガスを送給する(予めボックス8内を排気しておいて
もよい)。そして、ボックス8内がHeガスで充満され
たら、アーム3を駆動して所要圧力で素線結び目11C
を加圧し、このとき電極5.6に大電流を供給して抵抗
発熱により局部溶融させる。この状態ではスポット加熱
により素線11aが活性化することとなるが、周囲に0
2やN2等の反応性ガスが存在しないため素線表面に反
応は起こらない。その結果、素線同士は反応層の介在な
しに溶融・凝固し、溶着部11dが極上のナゲツトとな
る(第4図)。このことは当該溶着部11dの色調が銀
白色となることによって確認することができる。これに
対して溶着部11dの色調が黒白色、灰色の場合は見掛
け」ニナゲットのように見えても02やN2等の反応層
があるときで、Heガス濃度を高める等して溶接をやり
直す必要がある。このようにして溶接が適正になされた
ら、溶接部に外力を加えて後、時効熱処理を施し、しか
る後接続部11dに銅パイプ12を被せ、半田又はウッ
ドメタル(超電導の性質を有しているもの)13を銅パ
イプ12内に流し込んで接続部lidを固定補強する(
第5図)。
しかして、このような方法によるとナゲツト11dの生
成を通じて抵抗極微な、強度の高い接続状態が得られる
ことになり、この素線をMHI等に適用することによっ
て永久電流の減衰と断線の不具合とを有効に解消するこ
とが可能になる。
なお、本発明は必ずしも溶接時に加圧を必要とするもの
ではない。しかし、加圧することによって素線同士の溶
着を助け、作業をより確実且つ高効率で行い得る。また
、素線同士は三つ編み等に編み合わせることもでき、素
線自体の利料も上記に限定されるものではない。
[発明の効果] 本発明の素線接続方法は、以上のように溶接時に不純物
が介入できないような雰囲気を与えることによって、素
線同士の接続を高純度、高効率で行い得るようになり、
この結果、接続抵抗の極小化と十分な接続強度とを得て
、この素線が適用されるMRI等における永久電流の減
衰や断線の不具合等を有効に解消できる効果が得られる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は実施に際して
使用される装置の概略図、第2図〜第5図は2つの素線
の状態を接続手順に沿って示す説明図である。 2・・・スポット溶接機 1a・・・Nb Ti素線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 素線同士を編み合わせ又はより合わせた後、その合わせ
    部分にHeガス雰囲気中でスポット溶接を施すようにし
    たことを特徴とする素線接続方法。
JP3946190A 1990-02-20 1990-02-20 素線接続方法 Pending JPH03241684A (ja)

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JP3946190A JPH03241684A (ja) 1990-02-20 1990-02-20 素線接続方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4757312B2 (ja) * 2005-12-07 2011-08-24 ジーノ・トネッロ 電線相互接続方法
JP2016177956A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 矢崎総業株式会社 接続端子付き電線及びその電線の製造方法
JP2016177951A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 矢崎総業株式会社 接続端子付き電線及びその電線の製造方法

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JP2016177956A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 矢崎総業株式会社 接続端子付き電線及びその電線の製造方法
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