JPH0324084B2 - - Google Patents
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- JPH0324084B2 JPH0324084B2 JP26158884A JP26158884A JPH0324084B2 JP H0324084 B2 JPH0324084 B2 JP H0324084B2 JP 26158884 A JP26158884 A JP 26158884A JP 26158884 A JP26158884 A JP 26158884A JP H0324084 B2 JPH0324084 B2 JP H0324084B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric resonator
- dielectric
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- resonator
- case
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P7/00—Resonators of the waveguide type
- H01P7/10—Dielectric resonators
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えばフイルタとして使用される積
層型誘電体共振器に関する。
層型誘電体共振器に関する。
一般に、この種の誘電体共振器としては、例え
ば円柱形または円筒形の誘電体ブロツクで共振器
ユニツトを構成するものがある。この場合、所要
の共振モードの周波数の近傍の周波数域にスプリ
アスが発生することは良好な共振特性を得るうえ
で好ましくない。
ば円柱形または円筒形の誘電体ブロツクで共振器
ユニツトを構成するものがある。この場合、所要
の共振モードの周波数の近傍の周波数域にスプリ
アスが発生することは良好な共振特性を得るうえ
で好ましくない。
このため、従来では、例えば共振モードとして
TE01〓モードを用いるような場合、第３図に示す
ように、個々に共振器として作用する短円柱形
（または短円筒形）の複数の誘電体共振器ユニツ
ト１…を準備し、これらの共振器ユニツト１…を
それぞれ軸心方向に積層して全体で１個の積層型
誘電体共振器として作用するようにし、各共振器
ユニツト１…の周囲を導体ケース４でシールドし
て、スプリアスを高周波域に移してその特性を向
上させるようにしている。
TE01〓モードを用いるような場合、第３図に示す
ように、個々に共振器として作用する短円柱形
（または短円筒形）の複数の誘電体共振器ユニツ
ト１…を準備し、これらの共振器ユニツト１…を
それぞれ軸心方向に積層して全体で１個の積層型
誘電体共振器として作用するようにし、各共振器
ユニツト１…の周囲を導体ケース４でシールドし
て、スプリアスを高周波域に移してその特性を向
上させるようにしている。
ところで、このような多層状の共振器において
は、それぞれの誘電体共振器ユニツト１…どうし
を積層して相互に機械的に結合するために、例え
ばエポキシ系の樹脂接着剤８を使用している。と
ころがこの場合、周囲温度の急激な変化に伴なつ
て前記接着剤８の接着強度が劣化し、これによつ
て各ユニツト１…相互間に剥がれが生じ易くなる
ため、共振器自体の機械的、電気的特性に悪影響
がある。また、接着剤８としてエポキシ系樹脂を
使用した場合、その樹脂の誘電体損tanδが共振器
のそれに比べて著しく大きい。したがつて、該接
着剤８による各共振器ユニツト１…相互間の接合
部分における共振系のエネルギーロスが大きいた
め、共振器自体の無負荷Ｑ値の低下を招くという
問題点がある。
は、それぞれの誘電体共振器ユニツト１…どうし
を積層して相互に機械的に結合するために、例え
ばエポキシ系の樹脂接着剤８を使用している。と
ころがこの場合、周囲温度の急激な変化に伴なつ
て前記接着剤８の接着強度が劣化し、これによつ
て各ユニツト１…相互間に剥がれが生じ易くなる
ため、共振器自体の機械的、電気的特性に悪影響
がある。また、接着剤８としてエポキシ系樹脂を
使用した場合、その樹脂の誘電体損tanδが共振器
のそれに比べて著しく大きい。したがつて、該接
着剤８による各共振器ユニツト１…相互間の接合
部分における共振系のエネルギーロスが大きいた
め、共振器自体の無負荷Ｑ値の低下を招くという
問題点がある。
本発明はかかる従来の問題点に鑑み、温度安定
性が良好で、共振特性に優れた誘電体共振器を提
供しようとするものである。
性が良好で、共振特性に優れた誘電体共振器を提
供しようとするものである。
本発明ではこのような目的を達成するために、
誘電体共振器ユニツトを接着することなく積み重
ねて収納ケース内に収納固定するとともに、該収
納ケースを誘電体共振器ユニツトと熱膨張係数が
同等または近似し、かつ誘電体損tanδが小さい樹
脂材で構成したことに特徴を有する。
誘電体共振器ユニツトを接着することなく積み重
ねて収納ケース内に収納固定するとともに、該収
納ケースを誘電体共振器ユニツトと熱膨張係数が
同等または近似し、かつ誘電体損tanδが小さい樹
脂材で構成したことに特徴を有する。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳細
に説明する。
に説明する。
第１図はこの実施例の縦断正面図であり、第２
図は半截斜視図である。これらの図において、こ
の実施例の積層型誘電体共振器は例えば共振モー
ドとしてTE01〓モードを用いるものであつて、複
数（図では３個）の誘電体共振器ユニツト１…を
備える。これらの共振器ユニツト１…は酸化チタ
ン（TiO2）系のセラミツク誘電体からなる成型
品であつて、互いに何らの接着剤を介して接着さ
れることなく、その軸心方向に沿つて単に積み重
ねることによつて収納ケース２内に収納固定され
ている。
図は半截斜視図である。これらの図において、こ
の実施例の積層型誘電体共振器は例えば共振モー
ドとしてTE01〓モードを用いるものであつて、複
数（図では３個）の誘電体共振器ユニツト１…を
備える。これらの共振器ユニツト１…は酸化チタ
ン（TiO2）系のセラミツク誘電体からなる成型
品であつて、互いに何らの接着剤を介して接着さ
れることなく、その軸心方向に沿つて単に積み重
ねることによつて収納ケース２内に収納固定され
ている。
この収納ケース２は肉厚が約１mm程度の薄肉の
有底円筒状に形成され、比較的誘電体損tanδが小
さく、かつ共振器ユニツト１…の素材と同等また
は近似する熱膨張係数を有する樹脂材、例えばテ
フロン樹脂（商品名）で構成されている。前記各
共振器ユニツト１…はその周壁が収納ケース２の
内壁面に密接する状態で組み入れられ、その収納
後において該収納ケース２の開放端面に、このケ
ース２と同材質のキヤツプ３が被蓋される。な
お、このキヤツプ３をケースに装着する際に誘電
体損tanδの大きいエポキシ系の樹脂接着剤を使用
する場合があるが、この場合に、該接着剤の使用
量は極めて少量であり、共振器自体の共振特性に
して殆ど影響しない。
有底円筒状に形成され、比較的誘電体損tanδが小
さく、かつ共振器ユニツト１…の素材と同等また
は近似する熱膨張係数を有する樹脂材、例えばテ
フロン樹脂（商品名）で構成されている。前記各
共振器ユニツト１…はその周壁が収納ケース２の
内壁面に密接する状態で組み入れられ、その収納
後において該収納ケース２の開放端面に、このケ
ース２と同材質のキヤツプ３が被蓋される。な
お、このキヤツプ３をケースに装着する際に誘電
体損tanδの大きいエポキシ系の樹脂接着剤を使用
する場合があるが、この場合に、該接着剤の使用
量は極めて少量であり、共振器自体の共振特性に
して殆ど影響しない。
各共振器ユニツト１…が組み入れられた収納ケ
ース２は、金属製の導体ケース４内に組み込まれ
る。この導体ケース４は円筒状に形成され、その
底部には例えばフオルステライト等の共振系に対
する影響が少ない低誘電率の誘電体基板５が配置
されている。前記収納ケース２はこの誘電体基板
５上に固定され、該導体ケース４によつて電気的
にシールドされている。なお、符号６は導体ケー
ス４から外部に引き出された入，出力用リード端
子である。
ース２は、金属製の導体ケース４内に組み込まれ
る。この導体ケース４は円筒状に形成され、その
底部には例えばフオルステライト等の共振系に対
する影響が少ない低誘電率の誘電体基板５が配置
されている。前記収納ケース２はこの誘電体基板
５上に固定され、該導体ケース４によつて電気的
にシールドされている。なお、符号６は導体ケー
ス４から外部に引き出された入，出力用リード端
子である。
なお、この導体ケース４の形状は、誘電体共振
器ユニツト１…の周囲をシールドするものであれ
ば、必ずしも円筒形に限られるものではない。
器ユニツト１…の周囲をシールドするものであれ
ば、必ずしも円筒形に限られるものではない。
また、各誘電体共振器ユニツト１…は第１図中
想像線で示すように、中央に貫通孔７を設けた円
筒形のものであつてもよい。さらに、誘電体基板
５に代えて、収納ケース２とたとえば実開昭51−
9634号等で公知の支持台で固定してもよい。
想像線で示すように、中央に貫通孔７を設けた円
筒形のものであつてもよい。さらに、誘電体基板
５に代えて、収納ケース２とたとえば実開昭51−
9634号等で公知の支持台で固定してもよい。
以上説明したように、本発明においては、複数
の誘電体共振器ユニツトを互いに接着することな
く積み重ねて収納ケース内に収納固定している。
すなわち、誘電体共振器ユニツト同士を接着剤に
よつて接着固定していないので、従来のように接
着剤による共振器自体の機械的、電気的特性に対
する悪影響をなくすことができる。また、該収納
ケースを誘電体共振器ユニツトと熱膨張係数が同
等または近似し、かつ誘電体損tanδが小さい樹脂
材で構成したので、周囲温度が変化しても、誘電
体共振器ユニツトは収納ケース内で良好に固定保
持されるのみならず、共振系の無負荷Ｑ値も高Ｑ
値に保持することができる。
の誘電体共振器ユニツトを互いに接着することな
く積み重ねて収納ケース内に収納固定している。
すなわち、誘電体共振器ユニツト同士を接着剤に
よつて接着固定していないので、従来のように接
着剤による共振器自体の機械的、電気的特性に対
する悪影響をなくすことができる。また、該収納
ケースを誘電体共振器ユニツトと熱膨張係数が同
等または近似し、かつ誘電体損tanδが小さい樹脂
材で構成したので、周囲温度が変化しても、誘電
体共振器ユニツトは収納ケース内で良好に固定保
持されるのみならず、共振系の無負荷Ｑ値も高Ｑ
値に保持することができる。
第１図および第２図は本発明の実施例を示し、
第１図はこの実施例の縦断正面図、第２図は半截
斜視図、第３図は従来例の縦断正面図である。 １……誘電体共振器ユニツト、２……収納ケー
ス。
第１図はこの実施例の縦断正面図、第２図は半截
斜視図、第３図は従来例の縦断正面図である。 １……誘電体共振器ユニツト、２……収納ケー
ス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 複数の誘電体共振器ユニツトを積層してなる
積層型誘電体共振器において、 前記誘電体共振器ユニツトを接着することなく
積み重ねて収納ケース内に収納固定するととも
に、該収納ケースを前記誘電体共振器ユニツトと
熱膨張係数が同等または近似し、かつ、誘電体損
tanδが小さい樹脂材で構成したこと特徴とする積
層型誘電体共振器。 ２ 前記特許請求の範囲第１項に記載の積層型誘
電体共振器において、 前記収納ケースがテフロン樹脂（商品名）で構
成されている積層型誘電体共振器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26158884A JPS61139102A (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | 積層型誘電体共振器 |
| US06/806,025 US4706052A (en) | 1984-12-10 | 1985-12-06 | Dielectric resonator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26158884A JPS61139102A (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | 積層型誘電体共振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61139102A JPS61139102A (ja) | 1986-06-26 |
| JPH0324084B2 true JPH0324084B2 (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=17364002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26158884A Granted JPS61139102A (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | 積層型誘電体共振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61139102A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2222315B (en) * | 1988-08-24 | 1993-04-07 | Murata Manufacturing Co | Dielectric resonator |
| JPH0397207U (ja) * | 1990-01-24 | 1991-10-07 | ||
| DE102014007643A1 (de) | 2014-05-23 | 2015-11-26 | Astyx Gmbh | Abstandmessvorrichtung, insbesondere für metallische und dielektrische Zielobjekte |
-
1984
- 1984-12-10 JP JP26158884A patent/JPS61139102A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61139102A (ja) | 1986-06-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |