JPH0324019A - 打錠用生薬配合粉末の製法と打錠法 - Google Patents

打錠用生薬配合粉末の製法と打錠法

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JPH0324019A
JPH0324019A JP1157565A JP15756589A JPH0324019A JP H0324019 A JPH0324019 A JP H0324019A JP 1157565 A JP1157565 A JP 1157565A JP 15756589 A JP15756589 A JP 15756589A JP H0324019 A JPH0324019 A JP H0324019A
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JP
Japan
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mixture
crude drug
powder
base
tableting
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JP1157565A
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Yasuyuki Ueda
上田 保之
Mutsuo Niihata
新畑 睦雄
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Nara Prefecture
Original Assignee
Nara Prefecture
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の技術分野) 本発明は、打錠用生薬配合粉末の製法と打錠法である。
(従来の技術) 生薬の粉末を配合した医薬品の錠剤化は、一般的には混
弐顆粒打錠法と言われる方法が用いられ゜〔いる。これ
は生薬配合粉末にデンプン、寒梅粉、ヒドロキシプロビ
ルセルロース等の結合剤を加え・〔加水練合し、これを
一旦顆粒状にし・〔乾燥した後、更に滑沢剤、崩壊剤を
加え・〔混合して打錠し”〔いる。この方法は、従来か
らの打錠法で生薬を配合した製剤の扛錠のみならず各種
合戊医薬品製剤の打錠にも広く使用され゜〔いる。筐た
、特公昭5 4 − 20571の発明は粉末状錠剤物
質の顆粒化法であつ・C請求項(1)から請求項(1)
はこれを侵すものでない。
(発明が解決しようとする課題) この混弐顆粒打錠法は、作業工程が多く効率が悪い。こ
の方法を改良するものとし゜C直打法がある。
これは粉末や結晶性の医薬品に結合剤、滑沢剤や賦形剤
を添加、混合し゜C直接打錠する方法でこれは工程が短
縮され゜〔作業効率がよい。しかし、生薬の粉末を配合
した医薬品ではカサが高く且つ流動性に乏しいため直打
法は不向きである。一部の研究とし℃生薬粉末に流動促
進剤等を添加し・〔錠剤化する方法が検討され”〔いる
のみである(参考資料l12)。
けれども次に述べる問題点が解決されれば直打法を生薬
の粉末を配合した医薬品にも応用できると考えられる。
この問題点として (0 打錠機の白へ粉末が常に一定量、定量的に供給さ
れること。(流動性) (2)打錠機の臼へ粉末が比較的大量に供給されやすい
こと。(カサが低い、流動性) (3)打錠機からの錠剤の杵離れがよいこと。(滑沢性
)(4)錠剤の硬度が実用硬度であること。錠剤の崩壊
性がよいこと。(結合性、崩壊性) (+1)錠剤の仕上がり状態がきれいであること。
等が考えられ、これらの解決を図ることを目的とする。
?に特公昭54 − 20571の発明は粉末状錠剤物
質の顆粒化法であつ゛〔生薬の粉末を配合した製剤に直
ちに適用できるものでない。
「実施例」 各種の添加剤(基剤●流幼促進剤)を用い゜〔打錠用生
薬粉末を作戊し打錠機(菊水製作所製クリーンプレス1
9)で打錠し錠剤の物理的特性と錠剤の硬度、重量の変
動を求めた。
■ 生薬の粉末及び添加剤の種類と製造法1,生薬の粉
末の種類 次の3種類の生薬粉末を用い・C検討を行った。
(1)生薬粉末A:オクパク末 (2)生薬粉末B:オクパク末500qゲンノショクコ
末soo Wgセンブリ末lO11gカンゾク末100
 qケイヒ末200岬の生薬混合粉末 (3)  生薬粉末C:オクパクエキス末100ηアカ
メガシフエキス末100■の生薬混合粉末2 基剤の種
類 基剤としては、薬理学的に毒性の極め゜〔低い高分子量
ポリエチレングリコール、非イオン性界面活性剤や油脂
が望壕しい。特に高分子量ポリエチレングリコールやH
LBの高い非イオン性界面活性剤はその水溶性を生かし
・〔、錠剤の崩壊性向上によい結果を与える。また、水
溶性でない基剤であつ・〔もその特性を生かし゜〔徐放
性(徐々に錠剤が溶解し、医薬品の作用を持続させる)
的な作用を与えることができる。従つ゛〔求める錠剤の
特性に合わせた基剤の選択が望まれ、次に挙げた基剤,
のみの使用に限られるものでない。
il1  ボリエチレングリコール20, 000(粉
末)(2)ポリエチレングリコール6, 000(粉末
)(3)ポリエチレングリコール4, 000(粉末)
(4)  シヨ糖脂肪酸エステル(DKエステルF−1
60  第一工業製薬製)[51  ソルピタン脂肪酸
エステル(6)  ステアリン酸ポリオキシノレ40(
NIKKOL  MMS−40日光ケミカル製)(1)
  ステアリン酸(MCステアリン 川研ファインケミ
カル製)(8)水素添加植物油脂(−)グリソックス1
 0 2 H  フロイント産業ti)8,流動促進剤
の種類 流動促進剤は、生薬粉末の流動性を改善する目的で配合
するものである。従つ・〔流動促進剤のタイプは微粉末
や軽質のものが望まれる。オた次に挙げた無機化合物以
外にも流動性を改善させる作用のあるものは多くあり、
この目的のために使用は可能である。
+11  メタケイ酸アルミン酸マグネシクム(ノイシ
リンUFL2富士化学工業製)(2)合戊ケイ酸アルミ
ニクム(軽質 協和化学工業製) [3)  無水ケイ
酸(軽質アドソリダー101フロイント産業製)(4)
酸化マグネシクム(軽質協和化学工業製)4, 製造法 生薬粉末Bを1 k9とシこれにポリエチレングリコー
ル2Q, 000 (粉末,凝固点約60″C)を20
0f加えて加温型二一グー(LDS−Is型小池鉄工製
)に゛〔約65゜Cで60分攪拌、練合する。その後常
温に戻しメタケイ酸アルミン酸マグネシクム(ノイシリ
ンUFL2)を50f加え゜〔更に約l5分間攪拌する
。この得られた粉末を打錠する。打錠機には粉末の強制
供給装置(フィーダー)が付属し゜〔いるがこの粉末は
流動性が良いためこれを使用せずに打錠する。
5.特性値の測定法 +l1  安息角:測定台 60、請φ(筒井理化学器
械製ABD粉体特性測定器) (2)  カサ密度:密充填カサ密度(筒井理化学器械
製ABD粉休特性測定器) {3}硬度:錠剤10個につい”〔測定( Heber
line製硬度計) (4)平均重量,重量幅(maへmin)、標!$偏差
二錠剤100個にクい゜〔測定。
6.配合例と結果 基剤及び流動促進剤の添加割合とこの処理によつ“〔得
た生薬粉末と錠剤の特性値は次の表のとふ・りである。
尚、表中0番号は、それぞれの添加剤をしめす。又表中
の崩壊剤は、錠剤の崩壊性を向上させるために添加した
ものである。表中の崩壊剤は次のものを用いる。
(1)  カルボキシメチルセルロースカルシクム(2
〉  寒天 (3)リン酸水素力ルシクム打錠条件は次
のとおりである。
1.打錠機の白の深さは常に一定に設定し、白は直径9
ffφのものを用いた。
2 打錠機:菊水製作所製クリーンブレス19型3,打
錠機の粉末の供給方法:フィーダー(強制供給装置)を
用いず粉末の自然流下による供給。
4.*:打錠機の粉末をフィーダーで供給5.**:特
許請求の範囲(4)の方法により製した。
「考察」 1, 表1−1は、基剤を添加しない状態での特性値を
示しているが生薬粉末の安息角は55度で流動性が悪く
また密度も小さい。流動促進剤を添加しても安息角は4
9〜50度でフィーダー(強制供給装Vi!1)を使用
しないと打錠できない(Nhl,2.4.5.)。
またフィーダーを使用し・〔も錠剤の重量の範囲(ma
x, min)は、広がる傾向にある(叱3)。
2 表1−2におい゛〔は、安息角は小さく逆にカサ密
度は大きくなりフイーク゛一を用いずとも充分打錠でき
、錠剤の重量の範囲もせ渣い。
流動促進剤を増量すれば錠剤の硬度は上がるが重量の範
囲は大きくなり標21k偏差も僅か大きくなる傾向にあ
る(凪1, 2. ) 1た隘7〜15は流動促進剤を一定にし゜〔基剤の種類
を変更し・〔その特性値の変化をみたものである。硬度
に差があらわれ゛〔いる。
「考察」 1, 表1と同じ傾向にある。生薬粉末のみでは安息角
は55度であるが、これに流動促進剤を添加すると49
〜50程度に小さくなる。基剤を添加したものでも同じ
ことがいえ安息角は、41〜42度と小さくなる。
2 安息角が43度程度以下であれば7イーダーを使用
せずに充分打錠が可能で、カサ密度も高いため打錠機へ
の粉末の充填量も充分である。従ってフィーダーを装備
し゛Cいない打錠機でも打錠が可能である。
8,表2−2のNll9. 10は基剤と流動促進剤と
を先に混合し゜〔次に加温練合したものである。僅か特
性値にふ・いて他の方法より劣る(&9.15)。磁1
4 16は同一試料につい゛〔フィーダーを使用しない
場合と使用した場合の特性値を求めたものである。フィ
ーダーを使用したほうが僅か良い結果を示している。凪
17は従来の方法により顆粒を製し゜〔それを打錠した
ものである。特性値におい℃は差はみとめられない。
「考察」 1,生薬エキスについ゜〔も前表と同じことがいえるが
、錠剤の重量の範囲は極めて小さくなり標!$偏差も小
さく重量の揃った均一な錠剤が製造できることを示して
いる。
a 錠剤の硬度はソックス及び界面活性剤を添加すると
低下する傾向がある。
(発明の効果) (!)打錠用の生薬粉末のカサは低く(カサ密度が高い
)なり、安息角は小さくなつ゛C生薬粉末の流動性は向
上した。直打用打錠機には、粉末の強制供給装置(フィ
ーダー)が付属して流幼の悪い粉末を強制的に打錠機の
白に供給しているが、本法による処理を行えばフィーダ
ーを必要とせずに打錠が可能となり、フィーダーを装備
し゜〔いない従米の打錠機も使用できる。
(2)基剤自身のもつ滑沢性や防水性の効果から打錠時
の錠剤の杵離れも向上することを見出した。生薬から抽
出されたエキスの乾燥粉末の記合剤は、吸湿しゃすく打
錠時に杵のキシミを生じる等の問題が発生するが本法で
は打錠用粉末への防水効果も現れトラブルの発生防止に
効果が現れた。
(3)錠剤の製造工程におい゜〔は、水を加えないため
加水練合と乾燥工程が不用となり生薬の粉末と基剤との
混合一加温攪拌.練合一流動促進剤との混合→冷却一打
錠と工程が短縮され製造に要する時間も短くなった。
(4)  生薬の粉末と基剤との加温攪拌.練合しただ
けの粉末混合物を打錠し・〔も錠剤の硬度ぱあ筺り高く
ないが、流動促進剤を添加することにより錠剤としての
実用硬度が得られることがわかった。
(5)得られた錠剤の重量の標#−偏差は小さくなう、
個々の錠剤につい゜〔常に配合戊分の量が一定で品質の
安定した製品が得られることになった。
「参考資料」

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生薬の粉末を配合した混合物(以下混合物Aとい
    う)に50〜80℃の範囲で溶融する基剤を加え、この
    基剤の溶融する温度より若干高めの温度下で攪拌、混合
    を行ない、これを常温に戻して得た打錠用生薬配合粉末
    の製法。
  2. (2)混合物Aに50〜80℃の範囲で溶融する基剤を
    加え、この基剤の溶融する温度より若干高めの温度下で
    攪拌、混合を行ないこれを常温に戻して得た打錠用生薬
    配合粉末に流動促進剤を添加して錠剤を製する打錠法。
  3. (3)混合物Aに基剤、流動促進剤を加え、基剤の溶融
    する温度より若干高めの温度下で攪拌、混合を行い、こ
    れを常温に戻して得た打錠用生薬配合粉末の製法。
  4. (4)混合物Aに基剤、流動促進剤を加え、基剤の溶融
    する温度より若干高めの温度下で攪拌、混合を行い、こ
    れを常温に戻して得た打錠用生薬配合粉末を用いて錠剤
    を製する打錠法。
  5. (5)上記の混合物Aが生薬から抽出されたエキスの乾
    燥粉末である請求項(1)記載の打錠用生薬配合粉末の
    製法。
  6. (6)上記基剤が内服医薬品の添加剤として通常認めら
    れているものであること。その基剤は1種単独で用いて
    もよいが、2種、3種の混合物としても用いてもよいこ
    と。混合物として用いる場合には、制限がないこと。そ
    の基剤の添加量は、重量比で混合物A100部に対して
    5〜50部である請求項(1)または請求項(3)記載
    の打錠用生薬配合粉末の製法。
  7. (7)上記流動促進剤が錠剤の賦形薬として用いられる
    無機化合物の粉末であること。その流動促進剤は1種単
    独で用いてもよいが2種、3種の混合物として用いても
    よいこと。混合物として用いる場合の割合には、制限が
    ないこと。その流動促進剤の添加量は、重量比で混合物
    A100部に対して3〜10部である請求項(2)また
    は請求項(3)または請求項(4)記載の打錠用生薬配
    合粉末の製法。
JP1157565A 1989-06-19 1989-06-19 打錠用生薬配合粉末の製法と打錠法 Pending JPH0324019A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006028171A (ja) * 2004-06-15 2006-02-02 Taisho Pharmaceut Co Ltd 生薬末含有錠剤
JP2006517929A (ja) * 2003-02-19 2006-08-03 ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット 溶融アグロメレーションを用いてアグロメレートを製造する方法
JP2013018769A (ja) * 2011-06-14 2013-01-31 Taisho Pharmaceutical Co Ltd 生薬含有固形製剤

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