JPH03239912A - 操作フィーリング計測装置 - Google Patents

操作フィーリング計測装置

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JPH03239912A
JPH03239912A JP3586390A JP3586390A JPH03239912A JP H03239912 A JPH03239912 A JP H03239912A JP 3586390 A JP3586390 A JP 3586390A JP 3586390 A JP3586390 A JP 3586390A JP H03239912 A JPH03239912 A JP H03239912A
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JP3586390A
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Akira Asaoka
昭 浅岡
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、スイッチ等の操作具の操作フィーリングを車
両等に装着したままで簡単に計測し得る操作フィーリン
グ計測装置に関する。
B、従来の技術 従来、車両用のスイッチ等における操作フィーリングを
計測する装置としては、例えば実開昭61−57811
号公報に記載の[荷重、変位測定具」がある。この装置
では、歪みゲージを用いて剛性の小さい操作具の荷重と
変位を同時に検出している。
また、これとは別に、ロボット等を用いて計算により操
作具の操作軌跡を生成し、操作具の操作軌跡をトレース
する方法もある。
さらに第6図は、本出願人が従来がら使用している回転
型操作具のトルク、角度計測装置の一例を示す。基台1
01の上に押さえ具102を介して回転型操作具103
を取付ける。モータ104の回転中心軸は操作具103
の回転中心と同軸とされ、その回転力をトルクセンサ1
05.延長棒10.6を介して操作具103の操作ノブ
に伝えて操作具103を操作し、その時のトルクをトル
クセンサ105で、回転角を回転角センサ107で検出
する。
C1発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の操作フィーリング計測
装置にあっては、操作具の回転中心を計測装置の回転中
心と一致させて計測を行う構成となっていたため、両者
の回転中心を正確に一致させる構造が必要であるにもか
かわらず、操作具が車両等に装着されている状態におい
ては、操作具の回転中心は車両の内装材によって被覆さ
れていることから、内装材を撤去しなければ計測ができ
ず、第6図に示すように操作具を装着体より取り外して
計測しなければならなかった。
一方、ロボット等を用いた計測装置にあっては、機構が
複雑となり、移動が不可能であるため、やはり操作具を
単体で直接的に計測操作できるようにしなければ、計測
が簡単にできないという問題点があった。
本発明の技術的課題は、操作具が車両等に装着され、そ
の回転中心が不明であっても、簡単な構成で容易に操作
フィーリングを計測できるようにすることにある。
00課題を解決するための手段 一実施例である第1図および第2図に対応付けて本発明
を説明すると、本発明は、所定の回転軸心を中心に回転
操作される回転型操作具19の操作力と回転角とを計測
する操作フィーリング計測装置に適用され、次のような
構成で、上述した技術的課題を達成するものである。
先端側15が回転型操作具19に連結され後端側11か
ら操作されて操作具19を回転操作する操作部材100
と、この操作部材10oをその軸芯方向に拘束しつつ回
転操作するための後端側11の運動を案内する円弧状案
内部9aを有し、円弧の径方向に回転軸心との距離を調
節可能な案内ガイド9と、操作部材100を回転操作す
るときに生じる操作部材100の軸芯方向の圧縮および
引っ張り荷重を検出する荷重検出手段14とを具備する
81作用 操作部材100の先端側15に操作具19を装着し、後
端側11を案内ガイド9の円弧9aに沿って操作する。
円弧の中心が操作具19の回転中心19Xと一致してい
ない場合、荷重検出手段14の出力が引張力あるいは圧
縮力を検出する。引張力が検出される場合は、円弧中心
が回転軸芯19Xよりも第1図上左側に設定されている
ことになるから案内ガイド9を円弧径方向に外側にづら
して再度操作部材100を回転操作して操作具19を操
作し、その時の荷重検出手段14の出力を読む。この出
力がほぼOになるまで案内ガイド9の位置決めを行い、
その後、操作力と操作角を計測する。荷重検出手段14
で圧縮力が検出されるときは案内ガイド9を内側にづら
してから再度荷重検出手段14の出力を読めば良い。
なお、以上のD項およびE項では説明を判り易くするた
めに実施例の図を用いたが、本発明はこれに限定される
ものではない。
F、実施例 第1図〜第5図により本発明の一実施例を説明する。
第1図はこの実施例に係る操作フィーリング計測装置の
上面図、第2図は側面図である。これらの図において、
1は基台であり、基台1の先端には位置決めビン2が3
個取付けられるとともに基台1の後端にはハ、ンドル4
が取付けられている。
この計測装置はハンドル4を介して手で支持し、位置決
めピン2を内装材3に押圧して位置決めし、内装材3に
対する基台1の位置を固定して使用される。基台1の上
面には案内レール5が延設されており、この案内レール
5には不図示のリニアベアリングを介して基部スライダ
6が摺動可能に設けられている。スライダ6は、適切な
位置において固定ねじ7で案内レール5に固定される。
さらに、スライダ6には一対の固定ロッド8を介して案
内ガイド9が取付けられている。この案内ガイド9は、
適切な半径を有する円弧を有する基部9aと、この円弧
基部9aの内周面に刻設され後述する移動用モータ10
に装着されたギア10aと噛合する内歯9bとから成り
、案内レール5に沿って直線移動させることができる。
11は案内ガイド9に支持される移動台で、この移動台
11には上記モータ10が設置されるとともに、ロッド
12が貫設されている。移動台11はこのロッド12上
を摺動して位置調整可能であり、位置決め後、固定ねじ
13でロッド12に固着される。ロッド12の先端には
引張・圧縮荷重センサ14が設置され、この引張・圧縮
荷重センサ14の先端にはセンサ固定部材15が取付け
られている。センサ固定部材15は周方向に4分割され
て弾性力を有し、分割された4つの部材の外周面に加圧
ねじ17を螺合することによりそれらは一体化され、加
圧ねじ17を回転する二とにより4分割のセンサ固定部
材15が開閉する構造となっている。
4つのセンサ固定部材15の内面には操作力計測用の荷
重センサ18と面ぶれ検出用の荷重センサ16とが各2
個ずつ相対して配置され、各一対のセンサ出力の差から
操作力や面ぶれが検出されるようになっている。19は
車室内の内装材3から突出し回動軸19X回りに回動操
作される操作具(例えば、車両のウィンカスイッチ)で
あり、その操作部19aは各荷重センサ16,18の内
方に収容され、センサ加圧ねじ17により適切な圧力で
各荷重センサ16,18と接触している。
また、モータ10にはモータ回転量を検出する変位セン
サとしての回転センサ20が設けられている。さらに、
基台1の上には、変位センサ20゜荷重センサ16,1
8の駆動回路、警報を発する比較演算回路、および各セ
ンサ出力信号を変調する変調回路が組み込まれている。
以上の構成により、このガイド9を適切に位置決めした
状態で、後述するように移動台11をガイド9の円弧基
部9aに案内させながら円弧運動させると、移動台11
は操作具19の回動軸19Xを中心とする所定半径上を
運動することができる。
なお、以上の実施例の構成において、センサ固定部材1
5と、ロッド12と、移動台11とにより操作部材10
0が構成され、引張・圧縮荷重センサ14で操作部材1
00に作用する軸力を検出する。また、センサ固定部材
15が操作部材100の先端側、移動台11が操作部材
100の後端側である。
このように構成された計測装置の動作をつぎに説明する
回転中心が内装材3等により被覆されている車両の操作
具のフィーリングに関する物理量を計測する本装置は、
案内ガイド9の円弧中心を操作具19の回転軸19Xに
一致させて計測しなければならず、間接的に操作具の回
転中心を検出する必要がある。本実施例では第4図に示
す方法によりその回転軸中心を検出する。以下、第3図
に示す手順をも参照して説明する。
第4図において、0は操作具19の回転中心位置、Pは
荷重計測点、Llは操作具19の回転中心Oから計測点
Pまでの長さ、円弧C1はPの軌跡、O′は案内ガイド
9により形成される円弧9aの中心、PL5は内装材に
よって形成され操作部の回転軸に垂直な平面、R1はO
とPL5との距離、R1′はO′とPL5との距離(R
1の推定値)、R2は案内ガイド9により形成される円
弧9aの半径、C2は案内ガイド9により形成される円
弧、R3は円弧C2から計測点Pまでの距離、R4は平
面PLから円弧C2までの距離である。
ここで、説明を容易にするため、円弧C1’ を仮想す
る。円弧LL’は操作具19と加圧ねじ17とを一体化
せずに移動台11を98に沿って移動すると仮想したと
きの加圧ねじ17側の計測点Pの軌跡である。第4図に
おいて、第4図(a)はR1=R1’ (Oと○′とが
一致した状態)を表わす図、第4図(b)は、R1<R
1’の状態を表わす図、第4図(c)はR1>R1’の
状態を表わす図である。
まず、第3図においてステップS3までの手順について
説明する。ステップSOで操作具19が内装材3に対し
て垂直になるように操作具19の角度を調整する。ステ
ップS1で位置決めピン2を内装材3に当てて基台1の
位置決めを行う。ここでは、ロッド12が案内ガイド9
上の移動中心に位置するよう移動台11の位置をあらか
じめ調整しておく。ステップS2でガイド固定ねじ7お
よびロッド固定ねじ13を緩める。ステップS3では荷
重センサ加圧ねじ17を回して操作具19に固定する。
次いで、移動台11をロッド12上で移動させることに
より案内ガイド9も一体に案内レール5上を移動させて
、案内ガイド9の中心○′が操作具19の中心Oに一致
したと思われる所(R1’(R1の推定値)がR1と等
しいと思われる所)にて、ねじ7,13で固定する。以
上の手順により、距離L4の値が設定される。
次に、案内ガイド9の円弧9aの中心0′と操作具19
の回転中心19X(0)とが正しく一致しているかどう
かを次のようにして検出する。
ステップS4で移動用モータ10により移動台11を円
弧9aに沿って円弧運動させ、ステップS5で引張・圧
縮荷重センサ14の信号を読み込み、さらにステップS
6では読み込まれた荷重センサ14の信号の正負を判別
する。ここで、R1の推定値R1’ が正しければ(第
4図(a))、移動用モータ10により移動台11を案
内ガイド9に沿って円弧運動させると、R1+L4=L
2、すなわち案内ガイド9の円弧中心02が○と一致す
るから、P点における回転径方向(ロッド12の軸方向
)の荷重はOKgで一定であり、引張・圧縮荷重センサ
14の出力はOである。一方、R1の推定値R1’ が
実際より小さい場合(第4図(C))は、変位角θに従
い引張・圧縮荷重センサ14は圧縮方向の信号を出力す
る。逆に、R1の推定値R1’ が実際より大きい場合
(第4図(b))は、引張・圧縮荷重センサ14は引張
方向の信号を出力する。したがって、ステップS6で引
張・圧縮荷重センサ14の信号の正負を判別することに
より、R1の推定値が実際とどれだけ異なっているかが
判別可能となる。負(引張り)のとき(第4図(b))
はステップS7において、R4が大きくなるように案内
ガイド9と移動台11の位置を調節する。正(圧縮)の
とき(第4図(C))はステップS8において、R4が
小さくなるように案内ガイド9と移動台11の位置を調
節する。このような操作を繰り返して行い、引張・圧縮
センサ14の出力がOになるようにして真の回転中心を
求めることができる。
なお、ロッド12には予め目盛りが刻まれており、R3
が読み取れる。さらに、このR3から。
R2−L3=L1が読み取れる。このLlは、後述する
ように荷重センサ18の信号を回転軸19Xまわりのト
ルク信号に変換するために使用する。
以上のように本実施例では、例えば車両のレバースイッ
チの回転中心を求めるような場合でも、引張・圧縮荷重
センサ14の値が最小となるように計測装置を調整して
操作具19の回転中心を正確に求めているから、操作フ
ィーリングの計測精度を格段に高めることができる。
なお、引張・圧縮荷重センサ14の出力信号は表示装置
に直接入力し、R1推定誤差値として用いてもよいし、
比較回路に入力し、所定の誤差を越えると警報を発する
警報装置として用いてもよい。また、上述した目盛に代
えて直線変位計を用い上記各便を電気的に検出してもよ
い。
次に、上記処理でR4が求まった後、すなわち案内ガイ
ド9の円弧中心が操作具19の回動中心19X(換言す
ると第4図の中心O)に一致すると操作フィーリングの
計測処理を実行する。
最初に、面ぶれ検出用の荷重センサ16の用途について
説明する。操作具19の回転平面に対し垂直な方向(第
2図で上下方向)へ移動体11が移動すると、上述と同
様に計測用の荷重センサ18の計測精度を悪化させる要
因となる。例えば、位置決めピン2と内装材3との相対
位置関係が適切でなかったり、モータ10の軸心が操作
具の回転面と垂直でない場合等である。本誤差を排除す
るために面ぶれ検出用の荷重センサ16が配置され、荷
重センサ16の差分出力が常に零になるように位置決め
ピン2を調整すればよく、比較回路により誤差増大によ
る警報を発してもよい。この処理はステップ89〜ステ
ツプSllにおいて実行される。ステップS9で荷重セ
ンサ16の差信号を読込み、ステップ510でこれがO
でないときはステップSllにおいて位置決めピン2の
位置を調節して基台1の角度を調整する。
次に、操作フィーリングの計測処理に移る。
ステップS12で移動用モータ10を作動し、荷重およ
び回転角を計測する。荷重は荷重センサ18の信号から
読み込み、回転角はモータ10に同軸に配設された回転
センサ20の信号から読み込み、上記し2を用いて求め
る。なお角度センサとして、計測ロンドの先端を内装材
3の外面に挿入し、計測部本体を移動台11に配置した
ものや、さらに内装材3の上ではあるが操作具の回転略
中心位置に回転角センサ本体を配置し、その計測ロッド
を移動台11に固定する方式でもよい。また、磁気的、
光学的、音響的測距装置を用いて非接触的に案内ガイド
9と移動台11との相対距離を計測してもよい。これら
の相対距離と前記L2とから操作具19の回転角を演算
するようにしてもよい。
次いで、ステップS13では荷重および回転角の計測信
号を電磁的および光学的な信号に変調し。
外部の記録装置に伝送し、ステップS14でL2と回転
センサの信号から操作具19の回転角を演算し、さらに
荷重信号とLlの値とから回転トルク値を演算する。ス
テップS15ではこの演算結果および回転トルク値を画
面に表示する。
以上のような操作により荷重および回転角の計測が誤差
なく行われ、ハンドルを手で持つ簡便な方法でも高精度
の計測を行うことができる。
第5図は本装置の適用の具体例を示すもので、同図(a
)は装置本体111を車両のレバースイッチ112に、
同図(b)は装置本体111を車両のシーソスイッチ1
13に、同図(C)は装置本体111を車両のロータリ
スイッチ114に適用したものである。同図(b)、(
c)において、115.116は延長棒、117.11
8はスイッチとの接触面である。
第7図〜第16図により本発明の他の実施例を説明する
第7図は本装置の上面図、第8図は側面図である。まず
、構成を説明すると、第7図、第8図において、21は
回転軸心21Xを中心に回転操作される操作具、21a
はその操作部で、例えば車両用のスイッチ等である。操
作部21aには糸状体22がクリップ23により固定さ
れ、糸状体22は操作部21aに周回状に巻かれている
。糸状体22の各端部は張力調整ピン24にリング状に
縛られて係合しており、糸状体22には伸びにくい材料
、例えばワイヤ、ピアノ線等が用いられる。
張力調整ピン24は荷重センサ25 (25A〜25D
)にナツト26で螺着され、その位置を変えることによ
り糸状体22′の張力を調整可能な構造になっている6
荷重センサ25には第9図、第10図に拡大図を示すよ
うに歪みゲージ27が設けられている。荷重センサ25
は枠体としての固定板28に、操作部21aの周囲に互
いに90度の角度を有して4個又は8個配置される。固
定板28には超音波を受信する2つの受信マイク29A
29Bが固定されている。受信マイク29A、29Bを
2つ用いたのは、指向性による検出機能の低下を防止す
るためで、計測精度に差支えなければ、1個でもよい。
また、固定板28には一軸回りに回転可能なベアリング
を介してハンドル30が固定され、その固定位置は操作
具21に不要トルクが加わらないように操作部21aの
略直下にある。操作部21aの周囲には送信マイク31
〜34が互いに操作具21の軸回りに90度の角度を有
して配置され、これらの送信マイク31〜34は車両等
の内装材に固定される。また、この他にも送信マイク3
5が操作具21の回転中心の近傍に配置されている。送
信マイク31〜35は操作部21aの操作変位と回転中
心からの距離を検出するためしこ必要なもので、超音波
を発生する解放型マイクであり、適度な指向性を有し、
発信周波数は例えば40Khzである。なお、受信マイ
ク29A、29Bは送信マイク31〜35の発信周波数
に合わせたピークを持つ受信感度を有する無指向性マイ
クが用いられる。
第11図は本装置の電気的回路構成を示す図であり、こ
の図において、受信マイク29A、29Bの出力はスイ
ッチ41によって時系列的に切り換えられ、コンパレー
タ42、入力ボート43を順次弁してマイクロコンピュ
ータ44に入力される。また、4つの荷重センサ25A
〜25Dからの信号はA/D変換器45によりA/D変
換されてマイクロコンピュータ44に入力され、マイク
ロコンピュータ44からは出力ポート46を経た後、駆
動アンプ47〜51をそれぞれ介して送信マイク31〜
35に信号が送られる。マイクロコンピュータ44は時
間をずらして5個の送信マイク31〜35から超音波を
発射し、その信号を時系列的に受信マイク29A、29
Bにより受信することにより、送信マイク31〜35の
識別を行って操作部21aの変位の検出および操作部2
1aの回転中心からの距離を検出し、これらの情報およ
び荷重センサ25からの信号に基づいて操作具21の操
作フィーリングの計測を行う。
次に1作用を説明する。
操作具21の操作フィーリングの計測は次の手順で行わ
れる。
a)計測の初期作業 まず、計測したい部位に糸状体22を数回巻付けて、そ
の端部を張力調整ピン24に繋ぐ6次いで、張力調整ピ
ン24のナツト26を回して糸状体22に所定の張力を
付与する。このときの張力は計測荷重の最大値より大き
な値を設定する。これは、計測により張力が零となって
計測不能となることを防止するためである。糸状体22
を操作部21aの上で数回摺動させ、一対の荷重センサ
の荷重信号がほぼ等しくなったところで糸状体22をク
リップ23により操作部21aに固定する。
この操作をもう1つの直交する荷重センサ25について
も行う。
b)操作具回転角度の割り出し 回転中心が内装材等により被覆されている車両等の操作
具の操作フィーリングに関する物理量を計測するこの装
置は、その性格上5間接的に操作具21の回転中心を検
出する必要がある。ここでは第12図に示す方法により
回転中心を検出する。
第12図において、Oは操作部21aの回転中心位置(
未知)、Pは変位計測点(既知)、Aは受信マイク29
Bと送信マイク31との距離、Bは受信マイク29Bと
送信マイク32との距離、Cは受信マイク29Aと送信
マイク35との距離である。A’ 、B’ 、C’ 、
○l   P+はずれた場合の値である。一般に、異な
る3点からの距離がわかれば、3点と同一平面内にあっ
ては任意の1点の位置がわかる。しかし、送信マイク3
5は操作具の回転中心と完全に同一位置ではないので、
操作部21aにおける検出位置に誤差がでる。
そこで、このことを次のようにして解決している。送信
マイク31.32を中心とした半径AとBの円弧の交点
は平面内において2つ存在する。
AとBの測定精度は前述の問題はなく、きわめて正確に
計測が可能である。そこで、2つの交点のうち、送信マ
イク35を中心とした半径Cの円弧に近い方を現在の位
置と定める。この過程を第13図で説明する。○がずれ
ていても斜線で示す軌跡に内にあるAとBとの交点を位
置情報とすれば。
Oのずれは計測誤差に含まれず、0がO″にずれていで
も関係ない。
以上の位置情報はコンピュータにおける操作により、回
転座標に変換される。座標変換の方法は、原点Oと基準
点Pと現在点P′の3点がわがっているため、OPとO
P′とのなす角θは一般の三角関数を用いればよい。ま
た、3点と操作具の回転中心が同一平面内にない場合は
、3点からの位置情報により存在する 点は2点となる
(2点からの位置情報による円軌跡と1点からの位置情
報による球軌跡との交点)が、操作軌跡を平面から極端
にはずして動かすことをしなければ、実用上問題はない
C)荷重の計測 操作部21aに固定された2本の糸状体22は所定の張
力が付加されているため、第14図に示すように、正規
の計測(操作具21の軸と直交する平面内に4本の糸状
体22が全て含まれるように操作具21が操作される場
合で、図中M方向の荷重のみ作用するとき)においては
、2個の荷重センサ25の信号の差を求めれば操作力が
計測できる、一方、第14図M方向の荷重が各センサ2
5に作用するように検出荷重中に誤差要因の荷重成分が
含まれる場合は、2個の荷重センサ25の信号の和が操
作具19の軸力、つまり操作荷重の誤差量を示す信号と
なる。
このことを図示したのが第15図および第16図で、そ
のうち第15図(a)は2個の荷重センサ25の出力信
号に基づく正規の計測(第14図M方向)を表したもの
、同図(b)は和の信号、同図(c)は差の信号を表し
たものであり、差信号により操作荷重の検出が可能なこ
とがわかる。
また、第16図は誤差方向の計測を表しており、同図(
a)は2個の荷重センサ25の出力信号、同図(b)は
和の信号、同図(c)は差の信号を表しており、和信号
により操作荷重の誤差分の検出が可能なことがわかる。
本実施例のように2組の荷重センサ対を計測方向に直交
させて配置することにより、直交方向の2種類の荷重お
よび操作具の軸方向の誤差荷重を同時に計測することが
でき、これから操作具の操作フィーリングを計測するこ
とができる。この場合、本実施例では操作具が車両等に
装着状態で操作具の回転中心が不明であっても1回転方
向の荷重、角度情報を容易に得て、操作具21の操作フ
ィーリングを簡単に計測できる。また、操作具21の形
状が大幅に異なっても、簡単に計測することができる。
したがって、車両のコンビネーションスイッチ、レバー
スイッチ等の多軸の動きをするスイッチの計測にはきわ
めて都合がよく、計測精度も向上させることが可能とな
る。
d)tA差信号による警報の発令 この実施例においては手動で操作具を操作するため、操
作部21aの軌跡からの位置誤差が計測精度を悪化させ
る要因となる。そのため、所定の位置(軌跡)からはず
れると、警報を発する機能を具備している。この警報に
は前述の和の信号を用い、これが所定値を越えると、し
きい値比較器しこよりこの状態を検知して警報を発する
ようしこしている。
e)信号の変調 本実施例では、荷重および変位信号を電磁波および光学
的な信号に変調し、外部の記録装置に信号を伝送するよ
うにしている。その目的は、車両等の操作具の周辺は複
雑な形状を有しており、大型の記録装置、計測装置、増
幅装置等を持込みにくい環境にあるから、外部に伝送可
能な信号に変調して外部で必要な記録を行うためである
。さらに、本装置が最も威力を発揮する展示品(車両)
等の操作具の計測を行う場合1周囲の人間に対し脅威を
与えるような装置は持ち込めない。また、計測装置から
出力される信号ケーブルは精密な計測の妨げとなる。し
たがって1以上のように操作具と接する装置はなるべく
小型にする方がよい。
さらに、計測精度的にも無理に小型にするよりも優れて
いる。
第17図〜第22図は本発明のさらに他の実施例として
各種の変形態様を示す図である。
まず、第17図は変位検出手段として超音波センサ(受
信マイク)の代わりにポテンショに糸を巻付けた変位セ
ンサを用いた例である。同図において、51は変位セン
サであり、変位センサ51は固定板28に連結されてい
る取付板52に設置されている。なお、荷重センサとし
ては、水晶を用いた直流からの検出が可能な圧電式荷重
センサが用いられている。
変位センサ51の詳細は第18図に示される。
変位センサ51は回転型ポテンショ53.糸状体6oを
巻き取る糸巻き54、リターンばね55、糸巻き54に
連結された歯車56.歯車56と噛み合う他の歯車57
、ねじ棒58および糸状体60をむらなく巻き取るため
の送りガイド59を有しており、送りガイド59はねじ
棒58に連動して左右に定速で動く。
したがって、糸状体60の引き出された変位が回転型ポ
テンショ53によって検出される。
第19図は糸状体22を用いずに荷重センサを直接操作
具に密着した例である。
同図において1円筒状の枠体61の内部には8個の荷重
センサ25が2個ずつ90度おきに配置され、ロックね
じ62によって枠体61が操作部21aに固定される。
なお、荷重センサ25を軸方向に2個配置したのは、モ
ーメント方向の応力をキャンセルするために2支点とし
たものである。
したがって、この構成では、操作具の形状に合わせて荷
重センサ25を位置決めする必要があるが、小型化でき
るという利点がある。
第20図は変位検出手段として磁気的手段を用いた例で
あり、取付板52にはホール素子による磁気センサ71
〜73がx、y、z方向検出用として配置されている。
また、固定板28の周囲には3次元的に磁場発生用のマ
グネット74〜77が配設されている。マグネット74
〜77による磁場の変化は磁気センサ71〜73により
取付板52の変位として検出される。
第21図は受信マイク29A、29Bおよび操作部21
aを回転中心としたモーメントまわりの位置誤差を低減
するために、荷重センサ25を操作部21aの軸方向に
2個配設し、図中S方向まわりの位置誤差を減少させた
例である。
固定板28A、28Bも2つ設けられている。
誤差の検出には第21図の正面から左右の荷重センサ2
5の差をみればよく、和をみれば誤差が低減された荷重
信号が得られる。なお、図中では示していないが、同じ
構成で90度ずれてもう1対の荷重センサ25があり、
合計で8個の荷重センサ25により構成されている。
第22図は変位センサにおけるx、y、z方向まわりの
回転方向モーメント誤差を低減するために、超音波マイ
ク81〜83を3個互いに操作部21aを中心に90度
ずつずらして配設した構成である。中心まわりの回転角
度は3つの受信マイク(超音波マイク)81〜83によ
る定点からの距離を検出すればわかるから、本構成によ
れば、6構成分の全ての誤差が低減し、かつ誤差の度合
いも対のセンサ信号の差をとることにより知ることがで
きる。
G0発明の効果 本発明によれば、フィーリング計測対象である操作具に
計測装置を装着してからその回転軸心を割りだし、しか
る後に操作力や操作量を計測するようにしたので、内装
材などに隠れて回転中心が不明な操作具に対して計測を
行うときに事前に回転軸心の割りだしを行えば、操作具
を回転操作する際の案内となる円弧の中心を回転中心と
一致させた状態で操作具を回転操作しつつ計測でき、計
測精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明に係る操作フィーリング計測装
置の一実施例を説明するもので、第1図が装置の上面図
、第2図が装置の側面図、第3図が計測手順を示すフロ
ーチャート、第4図が円の中心を検知する方法を示す図
、第5図が本装置の適用の具体例を示す図、第6図が従
来の回転型の操作具のトルク、角度計測装置の一例を示
す図である。 第7図〜第16図は本発明に係る操作フィーリング計測
装置の他の実施例を説明するもので、第7図が本装置の
上面図、第8図が本装置の側面図、第9図、第10図が
荷重センサの拡大図、第11図が電気的回路構成を示す
図、第12図が回転中心を検出する方法を示す図、第1
3図が回転の軌跡を示す図、第14図が荷重センサの計
測方向を示す図、第15図が正規の計測を表した図、第
16図が誤差方向の計測を表した図である。 第17図〜第22図は本発明に係る操作フィーリング計
測装置のさらに他の実施例として各種の変形態様を説明
するもので、第17図が変位検出手段として超音波セン
サの代わりにポテンショに糸を巻付けた変位センサを用
いた例を示す図、第18図が第17図における変位セン
サの詳細な構成図、第19図が糸状体を用いずに荷重セ
ンサを直接操作具に密着した例を示す図、第20図が変
位検出手段として磁気的手段を用いた例を示す構成図、
第21図が荷重センサを操作部の軸方向に2個配設した
例を示す図、第22図が超音波マイクを3個互いに操作
部を中心に9o度ずつずらして配設した構成を示す図で
ある。 に基台       2:位置決めピン3:内装材  
    4:ハンドル 5:位置決めガイド  6:スライダ 7:ガイド固定ねじ 1o:移動用モータ11:移動台
     12:ロッド 13:ロッド固定ねじ 14:引張・圧縮荷重センサ1
5:センサ固定部  16:荷重センサ18:計測用の
荷重センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 所定の回転軸心を中心に回転操作される回転型操作具の
    操作力と回転角とを計測する操作フィーリング計測装置
    において、 先端側が回転型操作具に連結され後端側から操作されて
    前記操作具を回転操作する操作部材と、この操作部材を
    その軸芯方向に拘束しつつ回転操作するための前記後端
    側の運動を案内する円弧状案内部を有し、この円弧の径
    方向に前記回転軸心との距離を調節可能な案内ガイドと
    、 前記操作部材を回転操作するときに生じる操作部材の軸
    芯方向の圧縮および引っ張り荷重を検出する荷重検出手
    段とを具備することを特徴とする操作フィーリング計測
    装置。
JP3586390A 1990-02-16 1990-02-16 操作フィーリング計測装置 Pending JPH03239912A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011153847A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 操作感触測定装置及び操作感触測定方法
US8245561B2 (en) 2006-01-23 2012-08-21 Gustav Klauke Gmbh Hydraulically driven pressing device, and method of pressing a fitting

Cited By (4)

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US8245561B2 (en) 2006-01-23 2012-08-21 Gustav Klauke Gmbh Hydraulically driven pressing device, and method of pressing a fitting
US8656574B2 (en) 2006-01-23 2014-02-25 Gustav Klauke Gmbh Hydraulically driven pressing device and method of pressing a fitting
US9016103B2 (en) 2006-01-23 2015-04-28 Gustav Klauke Gmbh Hydraulically driven pressing device, and method of pressing a fitting
JP2011153847A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 操作感触測定装置及び操作感触測定方法

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