JPH03239429A - ワーク位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、少なくとも一組の長尺状治具によりワークを
位置決め保持するよう槽底するワーク位置決め装置に関
する。

［従来の技術］ 各種ワークに溶接や加工作業を施す際、このワークを所
定の姿勢に位置決めすべく、治具が用いられている。

例えば、自動車用車体を槽底するルーフやボンネット等
のパネル部材にスチフナ一部材を溶接する場合、予めス
チフナ一部材をこれよりも大型の治具に位置決め固定す
る作業が行われている。

Ｃ発明が解決しようとする課題］ しかしながら、スチフナ一部材のように比較的大型のワ
ークを位置決めする際には、このワークより寸法の大き
な治具を用意しなければならず、ワークの種類変更時に
行われる治具交換作業が相当に煩雑なものとなっている
。しかも、ワークの種類が多くなれば、必要とされる治
具の数も増大し、このような大型の治具を多数収容する
ためのスペースが拡大するとともに、治具交換用の設備
が大型化してしまう。

本発明はこの種の問題を解決するものであり、比較的大
型のワークを位置決めする場合であっても、治具自体を
可及的に小型化することができ、取扱性に優れ、しかも
治具の収容スペースを容易に縮小し得るワーク位置決め
装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 前記の課題を解決するために、本発明は、少なくとも一
組の長尺状治具を備え、この長尺状治具により一以上の
ワークを位置決めするものである。

［作用コ 上記の本発明に係るワーク位置決め装置では、少なくと
も一組の長尺状治具を用いてワークを位置決め支持する
ため、このワークの寸法にさほど影響されることがなく
前記長尺状治具を可及的に小型化且つ軽量化することが
できる。

［実施例コ 本発明に係るワーク位置決め装置について実施例を挙げ
、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図および第２図において、参照符号１０は本実施例
に係るワーク位置決め装置を示す。

この装置１０は、配置ステーションＡに設けられた固定
台１２に着脱自在で且つ矢印Ｘ方向に延在する一組の平
行な第１長尺状治具１４と、この第１長尺状治具１４上
に位置決めされる複数のワーク、すなわち、スチフナ一
部材１６ａ乃至１６ｃをその位置決め姿勢のまま保持し
て作業ステーションＢｉ′ニー搬送自在な一組の平行な
第２長尺状治具１８とを備え、この第２長尺状治具１８
が移動機構２０に装着される一方、この移動機構２０に
並設し且つ配置ステーションＡに近接してストッカ２２
が配設される。

固定台１２上に矢印Ｘ方向に延在する一組の支持バー２
４が固着され、この支持バー２４に上下に対向して配設
される一対のガイドローラ２６が、夫々所定間隔ずつ離
間して複数配設される。

第１長尺状治具１４は、支持バー２４に設けられている
一対のガイドローラ２６間に支持されるレール部材２８
を有するとともに、スチフナ一部材１６ａ乃至１６ｃを
位置決め支持するための係止部位３０並びに位置決めビ
ン３２が所定の位置に複数配設される（第３図参照）。

第１長尺状治具１４の一端側と支持バー２４とは、ロッ
クピン３４を介して一体的に固定される一方、この第１
長尺状治具１４の他端側に係止溝部３６が形成される。

移動機構２０は、矢印Ｘ方向に延在する一組のレール４
０を備え、このレール４０間にラック４２が配設される
とともに、前記レール４０上に可動ベース４４が載置さ
れる。可動ベース４４には、モータ４６が固定され、こ
のモータ４６に連結された図示しないビニオンがラック
４２に噛合する。可動ベース４４には、矢印Ｘに直交す
る矢印Ｙ方向に延在してシリンダ５０並びにこれを挟持
するように一組のレール５２が固定され、このレール５
２に係合する枠体５４に、シリンダ５０から延在するピ
ストンロッド５０ａが係着される。枠体５４に鉛直方向
に延在して一組のレール５６が固着され、このレール５
６に係合する昇降台５８は、シリンダ６０から鉛直上方
向に延在するピストンロンド６Ｑａに固定される（第３
図参照）。

昇降台５８は、−組の支持バー２４の内方にあってこれ
と平行な一組の支持バー６２を有し、この支持バー６２
には、上下に対向する一対のガイドローラ６４が夫々所
定間隔離間して複数設けられる。支持バー６２にロック
ピン６６を介して第２長尺状治具１８が装着される。

第２長尺状治具１８には、夫々のガイドローラ６４に係
合するレール部材７０が矢印Ｘ方向に延在して設けられ
るとともに、所定の位置にスチフナ一部材１６ａ乃至１
６Ｃを支持するための係止部位７２と位置決めピン７４
とが設けられ、さらにロックピン６６が係合する一端側
に対応する他端側に係止溝部７６が形成される。

作業ステーションＢには、スチフナ一部材１６ａ乃至１
６Ｃにシーリングを施すべく、矢印Ｘ方向、矢印Ｙ方向
並びに昇降自在なシーリング装置８０が配設されている
。

ストッカ２２は、基台９０を備え、この基台９０に取着
されたシリンダ９２から延在するピストンロッド９４に
昇降ベース９６が固着される（第４図参照）。昇降ベー
ス９６は、基台９０に鉛直方向に指向して固着された一
組のガイドレール９８に沿って昇降するものであり、こ
の昇降ベース９６に枠体９９が支持される。この枠体９
９に、第１収容部位１００ａ乃至第６収容部位１００ｆ
が鉛直下方向に指向して順次形成される。

第１収容部位１００ａは、枠体９９の上部に夫々矢印Ｙ
方向に延在し且つ所定間隔離間する複数組の支持アーム
１０２ａを有し、この支持アーム１０２Ｈには、第２長
尺状治具１８に設けられているレール部材７０に係合す
るガイドローラ１０４と、この第２長尺状治具１８の両
側部に係合する一組の支持板１０６とが設けられる。枠
体９９には、第２長尺状治具１８の係止溝部３６に係合
してこの第２長尺状治具１８を固定する係止板１１０が
配置される。

第２収容部位１００ｂ上には、前述した支持アーム１０
２ａと略同様の支持アーム１０２ｂが設けられており、
この支持アーム１０２ｂにはガイドローラ１０４並びに
支持板１０６の他、第１長尺状治具１４に係合するガイ
ドローラ１１２並びに支持板１１４が設けられる。支持
アーム１０２ｂには第１および第２長尺状治具１４．１
８が収容され、これらは係止板１１０により一体的に固
定される。

第３収容部位１００Ｃ乃至第５収容部位１００ｅには、
支持アーム１０２Ｃ乃至１０２ｅが設けられるとともに
、これらの支持アーム１０２Ｃ乃至１０２ｅは、前述し
た支持アーム１０２ｂと同様に構成されており、同一の
構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明は
省略する。

第６収容部位１００ｆに設けられる支持アーム１０２ｆ
には、第１長尺状治具１４を収容すべくガイドローラ１
１２並びに支持板１１４が設けられる一方、第２長尺状
治具１８用のガイドローラ１０４並びに支持板１０６は
設けられていない。

第２図に示すように、枠体９９と配置ステーションＡと
の間に、第１および第２長尺状治具１４．１８の交換高
さ位置に対応して補助ローラ１１６ａ、１１６ｂが配設
される。

本実施例に係るワーク位置決め装置は、基本的には以上
のように構成されるものであり、次にその動作について
説明する。

先ず、第２長尺状治具１８が昇降台５８を介して第１長
尺状治具１４の下方に配置されており、この第１長尺状
治具１４にワークである複数のスチフナ一部材１６ａ乃
至１６Ｃが整列される。ここで、スチフナ一部材１６ａ
乃至１６Ｃは、第１長尺状治具１４に設けられている係
止部位３０並びに位置決めピン３２を介して所定の姿勢
に位置決め保持される。

シリンダ６０を駆動し、ピストンロッド６０ａが上昇さ
れることにより昇降台５８がレール５６の案内作用下に
上昇し、これに保持されている第２長尺状治具１８が上
昇変位する。この第２長尺状治具１８が、第１長尺状治
具１４からスチフナ一部材１６ａ乃至１６Ｃを受は取り
、係止部位７２並びに位置決めビン７４を介してこれら
を所望の姿勢で保持して所定の高さに至る際、シリンダ
６０が減勢される。

次に、シリンダ５０が駆動されて昇降台５８が枠体５４
と一体的に矢印Ｙ方向に移動し、これによって配置ステ
ーションＡから作業ステーションＢに移送されたスチフ
ナ一部材１６ａ乃至１６Ｃには、シーリング装置８０の
駆動作用下にシーラの塗布が施される。

シーリング作業終了後、移動機構２０を構成するモータ
４６が駆動され、可動ベース４４がレール４０に沿って
矢印Ｘ方向に移動して、第２長尺状治具１８に位置決め
保持されているスチフナ一部材１６ａ乃至１６Ｃが、次
なる作業位置である溶接ステーション（図示せず〉に移
送される。

次いて、組み立てられる車体の車種が異なる際には、以
下に示す手順により所望の第１長尺状治具１４並びに第
２長尺状治具１８の交換作業が行われる。

配置ステーションＡにおいて、シリンダ６０が駆動され
て昇降台５８が上昇端まで変位される（第２図参照）。

次に、ストッカ２２を構成するシリンダ９２の駆動作用
下に昇降ベース９６が昇降され、第１収容部位１００ａ
が、配置ステーションＡに位置決めされている第２長尺
状治具１８の高さ位置に対応して位置決めされる。同時
に、第２収容部位１０２ｂは、固定台１２に配置されて
いる第１長尺状治具１４と同一高さに位置決めされる。

第２長尺状治具１８を昇降台５８に固定しているロック
ビン６６が取り外され、この第２長尺状治具１８が補助
ローラ１１６ａ並びにガイドローラ１０４の案内作用下
に第１収容部位１００ａに引き込まれる。さらに、係止
板１１０が第２長尺状治具１８の係止溝部７６に係合し
、この第２長尺状治具１８が第１収容部位１００ａに固
定される。

一方、第１長尺状治具１４を固定台１２に固定している
ロックピン３４が取り外され、この第１長尺状治具１４
が補助ローラ１１６ｂ並びにガイドローラ１１２および
支持板１１４の案内作用下に、第２収容部位１００ｂに
収容され、係止板１１０がその係止溝部３６に係合され
てこの第１長尺状治具１４が固定される。

シリンダ９２の駆動作用下に、昇降ベース９６が鉛直方
向に対し変位され、所望の第１長尺状治具１４並びに第
２長尺状治具１８が夫々固定台１２並びに昇降台５８の
所定の高さ位置に位置決めされる。そして、係止板１１
０が取り外されて所望の第１長尺状治具１４が、レール
部材２８およびガイドローラ２６の案内作用下に支持バ
ー２４に引き込まれた後、ロックピン３４により固定さ
れる。所望の第２長尺状治具１８が、同様に昇降台５８
の支持バー６２に設けられているガイドローラ６４の案
内作用下に、この支持バー６２に引き込まれ、ロックビ
ン６６により固定される。

この場合、本実施例では、スチフナ一部材１６ａ乃至１
６ｃを位置決め保持するための第１長尺状治具１４と、
この位置決めされたスチフナ一部材１６ａ乃至１６ｃを
配置ステーションＡから作業ステーションＢ並びに他の
ステーションに移送するための第２長尺状治具１８とを
備えている。このため、スチフナ一部材１６ａ乃至１６
Ｃのように、比較的大型のワークを位置決めすべく、従
来のように大型の治具を用いる必要がない。

特に、夫々−組の第１長尺状治具１４、第２長尺状治具
１８のように、治具全体を可及的に小型化し且つ軽量化
し得るため、種類の異なる車体の組立作業を行うべく、
これら第１および第２長尺状治具１４．１８を複数備え
る場合であっても、これらを収容するストツカ２２全体
が大型化することがない。しかも、夫々の長尺状治具１
４．１８を＃１量化できるために、これらの長尺状治具
１４．１８の取扱性が一挙に向上するという効果が得ら
れる。

これによって、複数の第１および第２長尺状治具１４．
１８を狭小なスペース内に有効に配置することが可能に
なるとともに、作業性に優れたワーク位置決め装置１０
を提供することができる。

なお、本実施例では、第１および第２長尺状治具１４．
１８が互いに平行に配設されているが、ワークの形状等
に対応して夫々の長尺状治具１４．１８を互いに傾斜し
て設けてもよい。

［発明の効果］ 以上のように構成される本発明に係るワーク位置決め装
置では、次のような効果乃至利点を奏する。

少なくとも一組の長尺状治具によりワークを位置決め保
持するために、このワークが大型なものであっても、長
尺状治具自体を可及的に小型化且つ軽量化することがで
きる。このため、複数の長尺状治具を備える場合にも、
これらを収容するためのストッカを効果的に小型化する
ことが可能になるとともに、これらの長尺状治具の取扱
作業性が一挙に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るワーク位置決め装置の概略斜視図
、 第２図は前記装置の正面図、 第３図は前記装置の一部側面図、 第４図は前記装置を構成するストッカの拡大平面図であ
る。 １０・・・装置 １４・・・長尺状治具 １６ａ〜１６Ｃ・・・スチフナ一部材 １８・・・長尺状治具 ２０・・・移動機構 ２２・・・ストッカ ２４・・・支持バー ５８・・・昇降台 ６２・・・支持バー ９６・・・昇降ベース １００ａ〜１００ｆ・・・収容部位

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）一辺上のワークを位置決め保持するための装置で
   あって、 前記一辺上のワークを載置する少なくとも一組の長尺状
   治具、 を備えることを特徴とするワーク位置決め装置。
2. （２）請求項１記載の装置において、 前記長尺状治具は、一辺上のワークを載置する一組の第
   １長尺状治具と、 前記第１長尺状治具とは異なる間隔離間するとともに、
   前記第１長尺状治具に支持されているワークを、その位
   置決め姿勢のまま保持して移動自在な一組の第２長尺状
   治具と、 を備えることを特徴とするワーク位置決め装置。
3. （３）請求項１または２記載の装置において、ワーク位
   置決め位置に近接して複数組の長尺状治具を収納すると
   ともに、前記長尺状治具の交換を行うべく昇降自在なス
   トッカ、 を備えることを特徴とするワーク位置決め装置。