JPH03237395A

JPH03237395A - 原子炉補機冷却設備

Info

Publication number: JPH03237395A
Application number: JP2032436A
Authority: JP
Inventors: Tomoko Fujihira; 藤平　智子
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-02-15
Filing date: 1990-02-15
Publication date: 1991-10-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、原子力発電所内の補機を冷却する原子炉補機
冷却設備に関する。

（従来の技術）原子炉補機冷却設備は、緊急炉心冷却系の安全上の区分
１．ＩＩ及び■に対応した互いに分離・独立した３つの
冷却系から成る。区分■、■に対応する冷却系は、余熱
除去系統機、ディーゼル発電設備、非常用炉心冷却系統
機器等の非常用機器及びＰＬＲポンプクーラ、放射性流
体を含む機器等の常用機器を冷却する原子炉機器冷却水
系（以下ＲＣＣＷと略す）のＡ系、Ｂ系である０区分■
に対応する冷却系は高圧炉心スプレィ系のディーゼル発
電設備、ＨＰＣＳポンプクーラ等の常用機器及び廃棄物
処理系機器等の常用機器を冷却する高圧炉心スプレィ機
器冷却水（以下ＨＰＣＣ：Ｗと略す）系である。

以下第２図を参照して原子炉補機冷却設備の従来例につ
いて説明する。第２図において原子炉補機冷却設備はＲ
ＣＣＷＡ系５０．ＲＣＣＷＢ系５１およびＨＰ　ＣＣＷ
Ｓ２の三系統から構成されている。

この三系統には各々非常用機器４ａ、　４ｂ、　４ｃお
よび常用機器８ａ、　８ｂ、　８ｃが配設されている。

この非常用機器４ａ、　４ｂ、　４ｃおよび常用機器８
ａ、　８ｂ、　８ｃ内で使用された冷却水は冷却水戻り
配管５ａ、　５ｂ、　５ｅ。

冷却水ポンプｌａ、　ｌｂ、　ｌｃを介して熱交換器２
ａ、　２ｂ。

２ｃ内に導入され海水配管１２ａ、　１２ｂ、　１２ｃ
、　　海水ポンプ１１ａ、　ｌｌｂ、　ｌｌｃにて導か
れた冷却海水によって間接的に冷却される。この冷却さ
れた冷却水は冷却水供給配管３ａ、　３ｂ、　３ｃを介
して再び前記非常用機器４ａ、　４ｂ、　４ｃおよび常
用機器８ａ、　８ｂ、　８ｃ内に導入される構成になっ
ている。そして、常用機器８ａ、　８ｂ、　８ｃの出口
側には逆止弁１０ａ、　１０ｂ、　１０ｃが、入口側に
は空気作動弁６ａ、　６ｂ、　６ｃが配設されている。

従来の原子炉補機冷却設備は第２図に示すように、ＲＣ
ＣＷＡ系５０の常用機器８ａへの冷却水供給配管３ａと
ＲＣＣＷＢ系５１の系列１器８ｂへの冷却水供給配管３
ｂ、ＲＣＣＷＡ系５０の常用機器８ａからの冷却水戻り
配管５ａとＲＣＣＷＢ系５１の系列１器８ｂからの冷却
水戻り配管５ｂ、ＲＣＣＷＢ系５Ｉの常用機器８ｂへの
冷却水供給配管３ｂとＨＰＣＣＷ系５２の常用機器８ｃ
への冷却水供給配管３ｃ、ＲＣＣＷＢ系５１の系列１器
８ｂからの冷却水戻り配管５ｂとＨＰＣＣＷ系５２の常
用機器８ｃからの冷却水戻り配管５ｃとの間には、それ
ぞれ系統を分離するための仕切弁２８、３０．２５．２
７．３４．３６．３１．３３を有する連絡管２９、２６
．３２．３５が配設されている。これらの仕切弁は、通
常時は閉しているが、ＲＣＣＷＡ系５０の冷却系機器で
ある冷却水ポンプｌａ、熱交換器２ａ。

海水ポンプｌｌａが定期点検（以下定検と略す）あるい
は供用期間中検査（以下ＩＳＩと略す）のときには仕切
弁２５．２７．２８．３０が開し、空気作動弁６ａが閉
することによりＲＣＣＷＢ系５１か系列１ＣＷＡ系５０
の常用機器のみに冷却水を供給する。ＲＣＣＷＢ系５１
あ系列１ＨＰＣＣＷ系５２が定検、ＬＳＩ時に停止した
場合も同様に停止系列の常用機器のみに他の冷却系列か
ら冷却水を供給する。

（発明が解決しようとする課題）従来の設備は停止系列の非常用機器には冷却水を供給し
ないので、ＩＳＩ時の非常用冷却系におけるバックアッ
プ性能が低下するおそれがあった。

本発明は、ＩＳＩ時にも非常用機器に冷却水を供給する
ことができ、非常用冷却系におけるバックアップ性能を
向上させることのできる原子炉補機冷却系を得ることを
目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明においては、原子力
発電所の常用機器および非常用機器を冷却する二系統の
原子炉機器冷却水系と、高圧炉心スプレィ系の常用機器
および非常用機器を冷却する高圧炉心スプレィ機器冷却
系とから成る原子炉補機冷却設備において、この二系統
の原子炉機器冷却水系および高圧炉心スプレィ機器冷却
系の各々を構成する非常用系配管の前記非常用機器入口
側と出口側を連絡管にて連絡して成ることを特徴とする
原子炉補機冷却設備を提供する。

（作用）この様に構成された原子炉補機冷却設備においては、定
検時およびＩＳＩ時、連絡管の仕切弁を開くことによっ
て、停止された常用機器と非常様機器に冷却水を供給す
る。よって停止時の非常用・常用機器のバックアップ性
能を向上させることができる。

（実施例）以下本発明の一実施例に係る原子炉補機冷却設備を第１
図を参照して説明する。なお第１図において第２図と同
一部分には同一符号を付し構成の説明は省略する。第１
図において、ＲＣＣＷＡ系５０の非常用機器４ａへの冷
却水供給配管３ａとＲＣＣＷＢ系５１の系列１機器４ｂ
への冷却水供給配管３ｂ、ＲＣＣＷＡ系５０の非常用機
器４ａからの冷却水戻り配管５ａとＲＣＣＷＢ系５１の
系列１機器４ｂからの冷却水戻り配管５ｂ、ＲＣＣＷＢ
系５１の系列１機器４ｂへの冷却水供給配管３ｂとＨＰ
ＣＣＷ系５２の非常用機器４Ｃへの冷却水供給配管３ｃ
、　ＲＣＣＷ　Ｂ系５１の非常用機器４ｂからの冷却水
戻り配管５ｂとＨＰＣＣＷ系５２の非常用機器４Ｃから
の冷却水戻り配管５Ｃとの間には、それぞれ系統を分離
するための仕切弁１６、１８．１３．１５．１９．２１
．２２．２４を有する連絡管１７、１４．２３．２０が
接続されている。

連絡管１４．１７．２０．２３に設けられた仕切弁１３
゜１５、１６．１８．１９．２１．２２．２４は通常時
は閉しているが、ＲＣＣＷＡ系５０の系層０機器である
冷却水ポンプｌａ、熱交換器２ａ、海水ポンプｌｌａが
定検あるいはＩＳＩのとき、仕切弁１３．１５．１６．
１８が開することによりＲＣＣＷＢ系５１からＲＣＣＷ
Ａ系５０の系層０び非常用機器４ａ、　８ａへ冷却水を
供給する。ＲＣＣＷＢ系５１あるいはＨＰ　ＣＣＷ系５
２が定検、ＩＳＩ時に停止した場合も同様に停止系列の
常用及び非常用機器へ冷却水を供給する。

〔発明の効果〕

以上詳述したように１本発明によれば、定検時あるいは
ＩＳＩ時に停止系列の常用機器に他の冷却系から冷却水
を供給するだけでなく、停止系列の非常用機器にも冷却
水を供給することができる。これにより、ＩＳＩ時に非
常用冷却系のバックアップ性能を向上させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る原子炉補機冷却設備を
示す概略構成図、第２図は原子炉補機冷却設備の従来例
を示す概略構成図である。ｌａ、ｌｂ、ｌｃ・・・冷却水ポンプ２ａ　、　２ｂ　、　２ｃｍ熱交換器３ａ　、　３ｂ　、　３ｃ・・・冷却水供給配管４ａ、
４ｂ、４ｃ・・・非常用機器５ａ　、　５ｂ　、　５ｃ・・・冷却水戻り配管８ａ　
、　８ｂ　、　８ｃｍ常用機器

Claims

【特許請求の範囲】

原子力発電所の常用機器および非常用機器を冷却する二
系統の原子炉機器冷却水系と、高圧炉心スプレイ系の常
用機器および非常用機器を冷却する高圧炉心スプレイ機
器冷却系とから成る原子炉補機冷却設備において、この
二系統の原子炉機器冷却水系および高圧炉心スプレイ機
器冷却系の各々を構成する非常用系配管の前記非常用機
器入口側と出口側を連絡管にて連絡して成ることを特徴
とする原子炉補機冷却設備。