JPH0323706Y2 - - Google Patents

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JPH0323706Y2
JPH0323706Y2 JP109882U JP109882U JPH0323706Y2 JP H0323706 Y2 JPH0323706 Y2 JP H0323706Y2 JP 109882 U JP109882 U JP 109882U JP 109882 U JP109882 U JP 109882U JP H0323706 Y2 JPH0323706 Y2 JP H0323706Y2
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transistor
resistor
capacitor
zener diode
circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、無安定マルチバイブレータに、その
2個のトランジスタのベース電位を制御用トラン
ジスタのオン動作に伴つて動作停止状態となる電
位に強制的に移行させる動作停止回路を付設した
発振回路に関するものである。
この種の発振回路は、例えばサイリスタのゲー
ト点弧回路の信号源等として使用されており、そ
の回路の構成例を第1図に示す。図において、
Q1及びQ2はコレクタベース結合形の無安定マル
チバイブレータを構成するトランジスタであり、
両トランジスタQ1,Q2はそのエミツタが共通接
続(接地)となつている。そして、トランジスタ
Q1のコレクタは、変圧器Tのセンタータツプ付
一次巻線の一方端に接続されるとともに、コンデ
ンサC2及び抵抗C2を介してトランジスタQ2のベ
ースに接続され、トランジスタQ2のコレクタは
前記一次巻線の他方端に接続さるとともに、抵抗
R1及びコンデンサC1を介してトランジスタQ1
ベースに接続されている。また、両トランジスタ
Q1,Q2のベース、エミツタ間にはダイオードD1
D2が接続されている。このダイオードD1,D2
そのカソードがベース側となる極性とする。
一方、Q3は前記無安定マルチバイブレータの
運転動作を制御する運転操作制御回路のトランジ
スタであつて、そのエミツタは前記トランジスタ
Q1,Q2のエミツタと共通接続となり、コレクタ
はダイオードD3を介して前記抵抗R1及びコンデ
ンサC1の接続点に、またダイオードD4を介して
前記抵抗R2の一端(トランジスタQ2のベース)
にそれぞれ接続されるとともに、抵抗R3を介し
て正電源Vccに接続されている。この場合、両ダ
イオードD3,D4はトランジスタQ3のコレクタ側
がカソードとなる極性としている。前記トランジ
スタQ3のベース、エミツタ間には抵抗R4が接続
され、またそのベースはツエナダイオードZD1
びダイオードD5を介して制御信号入力端tiに接続
されている。ツエナダイオードZD1は正電源Vcc
の電圧が確立したとき前記トランジスタQ3にベ
ース電流を供給するためのものであつて、その前
記ダイオードD5との接続点は抵抗R5を介して正
電源Vccに接続されている。
前記変圧器Tは二次巻線を有しており、その端
子間には整流回路RFが接続され、出力パルスが
ゲート信号としてサイリスタTHに供給されるよ
うになつている。また、一次巻線のセンタータツ
プは抵抗R6とコンデンサC3を並列接続したフイ
ルタ回路を介して正電源Vccに接続されている。
このような発振回路においては、制御信号入力
端tiに零レベルの制御信号が加わつていると、ト
ランジスタQ3がオフ状態にあり、無安定マルチ
バイブレータは運転状態となる。この状態では、
トランジスタQ1,Q2が交互にオン、オフを繰返
し、変圧器Tの二次巻線に所定のパルス幅の矩形
波電圧が発生し、これが半波整流されてサイリス
タTHのゲートに供給される。この場合、必要に
応じて分配、移相が行われる。
また、制御入力端tiがレベル「1」となると、
正電源Vccから抵抗R5、ツエナ電圧ZD1を通して
トランジスタQ3にベース電流が流れ、トランジ
スタQ3がオン状態になる。この結果、変圧器T
の一次巻線を流れる電流がダイオードD3,D4
通してトランジスタQ3に流れ込むようになり、
無安定マルチバイブレータにおけるトランジスタ
Q1,Q2のベース電位が強制的に低電位とされ、
トランジスタQ1,Q2のオン、オフ動作が停止さ
れる。即ち、運転停止となる。
このように制御入力端tiのレベルを変えること
によつて、無安定マルチバイブレータの運転及び
停止が制御されるが、電源投入時に停止指令にも
拘らず発振が生じる欠点がある。それは、電源投
入時には、ツエナダイオードZD1の存在によつて
トランジスタQ3のベースに流れる電流が微少と
なり、電源投入と同時にトランジスタQ3がオン
することができずに停止機能が喪失しているにも
拘らず、マルチバイブレータにおいては変圧器T
を通して流れる電流がトランジスタQ1またはQ2
に流れ、電源電圧が確立して制御用トランジスタ
Q3がオンとなるまでの間、トランジスタQ1,Q2
のオン、オフが繰返されるからである。そのた
め、変圧器7の二次巻線に電圧が発生し、サイリ
スTHが誤まつて点弧される。
本考案は上記の欠点を除去するためになされた
もので、無安定マルチバイブレータの2個のトラ
ンジスタのエミツタ共通接続点と接地間に誤動作
防止用のトランジスタを挿設し、そのベース側に
ツエナダイオードを用いたベース電流供給路と、
電源投入時に所要時間ベース電流の供給を停止さ
せるCR時定数回路とを設けて誤動作防止用のト
ランジスタのオン、オフ動作を制御することによ
り、電源投入時にも停止指令を忠実に実行するこ
とができる発振回路を提供することを目的とす
る。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第2図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図と同一構成部分には同一符号を付している。運
転操作制御回路と無安定マルチバイブレータの基
本構成は従来と同様であり、無安定マルチバイブ
レータの2個のトランジスタQ1,Q2のエミツタ
共通接続点と接地間に誤動作防止用のトランジス
タQ4を挿設したこと及びそのベース制御回路を
設けたことが異なる。トランジスタQ4はそのコ
レクタを前記トランジスタQ1、Q2のエミツタに
接続し、エミツタを接地電位としており、コレク
タ、エミツタ間にはダイオードD6を逆並列とな
るように接続している。また、ベース、エミツタ
間には抵抗R7を接続し、かつそのベースはツエ
ナダイオードZD2及び抵抗R8を介して正電源Vcc
に接続している。この正電源Vccとトランジスタ
Q4のエミツタの間には抵抗R9とコンデンサC4
直列接続したCR時定数回路を接続し、その共通
接続点を前記ツエナダイオードZD2と抵抗R8の接
続点にダイオードD7を介して接続している。ダ
イオードD7の極性は時定数回路側がカソードと
なるようにする。また、時定数は、電源投入時の
所要時間、例えば制御用のトランジスタQ3がオ
ン状態となるのに要する時間内に前記ツエナダイ
オードZD2のツエナ電圧に達しないような電圧上
昇速度となる値に選定する。
上記のような構成とすると、停止指令が制御入
力端tiに与えられている状態で電源投入を行つた
場合、コンデンサC4の端子電圧は抵抗R9の抵抗
値とコンデンサC4のキヤパシタンスによつて定
まる時定数で上昇し、この電圧がツエナダイオー
ドZD2のツエナ電圧より小さいときにはダイオー
ドD7を通してもコンデンサC4に電流が流れ、ツ
エナダイオードZD2が不導通状態に保持されてト
ランジスタQ4はオフ状態にある。トランジスタ
Q4がオフしていればマルチバイブレータのトラ
ンジスタQ1,Q2のオン、オフ動作は不能であり、
運転操作制御回路のトランジスタQ3がオフであ
つても、指令通り発振停止となる。
電源投入後ある時間が経過すると、コンデンサ
C4の端子電圧がツエナ電圧以上となり、これに
伴つてツエナダイオードZD2を通じてトランジス
タQ4にベース電流が流れ、トランジスタQ4がオ
ンする。このときには、電源電圧が確立して運転
操作制御回路のトランジスタQ3はオン状態にな
つており、無安定マルチバイブレータの発振は停
止されたままである。即ち、停止指令に背くこと
なく電源投入が完了する。この結果、発振出力を
利用するサイリスタTHの誤動作が防止される。
また、電源電圧が異常に低下した場合にも、ツ
エナダイオードZD2が不導通となつてトランジス
タQ4がオフとなり、発振動作が自動的に停止さ
れる。これは、電源電圧の低下で異常発振が起こ
り、外部の回路に悪影響を及ぼすことが防止され
る点で有効である。
なお、上記実施例ではコレクタベース結合形の
無安定マルチバイブレータを用いたが、他の形の
無安定マルチバイブレータの場合にも適宜に実施
可能である。
以上のように本考案によれば、停止機能を有す
る無安定マルチバイブレータにタイマ機能を持た
せたことにより、電源投入時にも忠実に停止指令
を実行できるようになり、パルス信号源として利
用した場合に外部回路の誤動作が防止され、安定
性の向上に寄与し得るといつた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は無安定マルチバイブレータに発振停止
機能を付加した発振回路の従来例を示す回路図、
第2図は本考案に係る発振回路の一実施例を示す
回路図である。 Q1〜Q4……トランジスタ、D1〜D7……ダイオ
ード、R1〜R9……抵抗、C1〜C4……コンデンサ、
ZD1及びZD2……ツエナダイオード、T……変圧
器、RF……整流回路、TH……サイリスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無安定マルチバイブレータに、このマルチバイ
    ブレータの2個のトランジスタのベース電位を制
    御用トランジスタのオン動作に伴つて動作停止状
    態となる電位に強制的に移行させる運転操作制御
    回路を付設した発振回路において、前記マルチバ
    イブレータの2個のトランジスタのエミツタ共通
    接続点と接地間に誤動作防止用のトランジスタを
    挿設し、このトランジスタのベースと電源端子と
    の間に所定のツエナ電圧を有するツエナダイオー
    ド及び抵抗の直列回路を接続し、また誤動作防止
    用トランジスタのエミツタと電源端子との間にコ
    ンデンサ及び抵抗の直列回路を接続し、前記ツエ
    ナダイオード及び抵抗との共通接続点と前記コン
    デンサ及び抵抗との共通接続点間に逆流防止用ダ
    イオードを接続し、前記コンデンサ及び抵抗から
    なる時定数は、電源投入時、前記制御用トランジ
    スタがオン状態になるのに要する時間内に、前記
    ツエナダイオードのツエナ電圧に達しないような
    電圧上昇速度となる値に選定したことを特徴とす
    る発振回路。
JP109882U 1982-01-08 1982-01-08 発振回路 Granted JPS58103586U (ja)

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JP109882U JPS58103586U (ja) 1982-01-08 1982-01-08 発振回路

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JP109882U JPS58103586U (ja) 1982-01-08 1982-01-08 発振回路

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Publication Number Publication Date
JPS58103586U JPS58103586U (ja) 1983-07-14
JPH0323706Y2 true JPH0323706Y2 (ja) 1991-05-23

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