JPH03237013A - マッツァイトの類からの新規なゼオライト、その合成方法、及びその触媒としての用途 - Google Patents

マッツァイトの類からの新規なゼオライト、その合成方法、及びその触媒としての用途

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JPH03237013A
JPH03237013A JP2225468A JP22546890A JPH03237013A JP H03237013 A JPH03237013 A JP H03237013A JP 2225468 A JP2225468 A JP 2225468A JP 22546890 A JP22546890 A JP 22546890A JP H03237013 A JPH03237013 A JP H03237013A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マッツァイト(ma+2ite)型の合威結
品性ゼオライトに関し、その合成方法に関し、及びその
吸着おける用途並びに炭化水素の転化用の触媒としての
用途に関する。
マッツァイトという名前で知られているゼオライトは1
972年にフランス、ロアール(Loire)のセミオ
ール山(Mount Sem1ol)の玄武岩の中から
発見された[ガリ(GALLI)  らのコントリビュ
ーションズ・トウー・ミネラロジー・アンド・ベトoo
ジー(CantooMineral、 and Pet
「ol)、45.99(1974) ]。マッツァイト
の構造は、グメリナイ) (gmelinNe)ケージ
(c a g e)の6個のカラムの集合によって表さ
れ、これは±1/4の変位をともなう、2つの6角形面
、9つの正方形面、及び3つの8角形面の組み合わせに
相当する[リナルディ(Ltnaldi)  らのアク
タ・クリスタログラフィカ(Acta CBs1. B
31.1603 (197511]。
三次元格子は、以下の結晶軸7に平行な3本のチャネル
(channel)から成る系によって特徴づけられる
a−0,75乃至0.8nmの自由直径を有する 12
−正四面体環(12−tet+ahedral rin
gs)によって縁取られた単円筒状(quasi−cy
lindrical)チャネル。
これらのチャネルの壁は、交互に変わるグメリナイトケ
ージの4つの四面体で構成されている環(「ings)
  と5つの四面体で構成されている環とから成る梯子
状体で線が引かれており、これはカラムが結合した結果
である。
b−グメリナイトケージのカラムの間に位置する、大き
く歪んだ(di+to+1ed)イス型コンフォーメー
ションを形成する8つの四面体で構成されている環から
成る、第2のチャネル。
C−ケージで構成されているカラムの内側のチャネル。
6つの四面体で構成されている環を経由して接近できる
マッツァイト型のゼオライトは、特異なX線回折パター
ンによって特徴づけられる。
この型のゼオライトの最もよく知られかつ最も特徴づけ
られた例は、ゼオライト・オメガと23M1である。こ
れらは、吸着と触媒に関して興味のある固体である。
ゼオライト・オメガの合成は、米国特許第4.2410
36号(ユニオンカーバイド)及び米国特許第4.09
1. ON号(モービル石油)に記載されている。仏国
特許第2.074.007号(モービル石油)及び英国
特許第1.297.256号(モービル石油)には、z
SM−4の合成が記載されている。ゼオライト・オメガ
と同等の構造(isosl+actu+al)を有し、
Li2O2と呼ばれている固体が特許出願PCT WO
87100,158(ユニオンカーバイド)記載されて
いる。
ゼオライト・オメガと28M−4の合成が、同様に、ア
イエロ(Aiello)ら[ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサイエティ−(J、  Chem、  Soc、
) A 19701470] 、ドワイヤー(Dwye
+)ら[ジャーナ ル・オブ・キャタリストJ、  C
a1a1.) 59263(1979) ] 、コール
(Cafe)ら[Adv、 Chem、  5et12
1583 (1973)] 、ペロツタ(Pe+rot
ta)ら[ジャーナル・オブ・キャタリスト 5524
0 (197&) ]、アラヤ(^+ayaj  ら[
ゼオライツ(2eolifes) 4263(1984
) ] 、ファジュラ(Fajula)ら[ゼオライツ
7203 (1987) ] 、及びニコラス(Nic
olasl  ら[5tud、  Su+[、Sci、
 Cajal、  37115 (1987) ]によ
って科学文献に記載されている。
ゼオライト・オメガとzSM−4は、アルミノシリケー
トの反応性アルカリ性ゲルの熱水(hydr。
1hern+al)結晶化によって製造される。特許出
願PCT WO87100,158に記載された1つを
除いて、全ての合成は、テトラメチルアンモニウム(T
MA)、ピロリジン、塩素、ジアゾビシクロオクタン又
はトリエチレンジアミンのような有機反応体の存在下に
行われる。TMAは最も一般的でかつ最も選択的な有機
反応体である。これらの有機化合物は、そのままで、或
いはヒドロキシドの形態又は塩の形態で使用される。必
要な水準のアルカリ度(alkalinity)を得る
ためには、無機塩基の添加が必要である。ゼオライト・
オメガと25M−4を合成するためには、使用される無
機塩基は水酸化ナトリウムである。反応媒体はリチウム
を含むことができるが、カリウムは許容されないか又は
少量し0 か許容されない[アイエロらのジャーナル・オブ・ケミ
カル・ソサイエティー A 19701470及びコー
ルらのAdv、  Chem、  Ser、  121
583 (1973)]。
カリウムが存在する場合、一般にオフレタイト(olf
reti+e)が得られる。
マッツァイト型の合成ゼオライトの合成されたままの形
態の一般式は酸化物のモル数に換算して、1±0.5(
M 20 + A20) ; Al2O3・ 3〜20
 SiO2・n         m O〜20 H2O、 ここで、Mはn価のカチオン、一般にナトリウムであり
、Aはm価の正電荷を有する有機反応体である。
ゼオライトのようなアルミノシリケートの特殊な性質に
よれば、合成中に組み入れられたカチオンと有機化合物
は除去でき、他のカチオンで置換することができる。こ
のような操作は、ゼオライトの孔を自由にし、触媒活性
を生じさせるためにも必要である。
有機反応体は、より従来的には、酸化■焼によって除去
される。カチオンMは、水性媒体中で1 公知の方法によって他のカチオンと交換できる。
触媒に最も有用なカチオンは、プロトン又は希土類に属
するカチオンである。
しかしながら、これらの交換処理は、特に水蒸気の存在
下に高温を適用することが必要な操作中に、ゼオライト
骨格の脆化を引き起こす。この脆化現象はよく知られて
おり、A l−0−T結合を加水分解する反応によって
起こされるが、ここでTは格子のカチオンであって、一
般に珪素である。この反応は、アルミニウムの存在に関
連する過剰な負電荷を中和するために格子中に存在する
プロトンによって触媒される。熱水処理が長くなると、
ゼオライト構造は徐々に崩壊し、最終的には非晶質にな
る。
本発明の第1の目的は、長時間の熱水処理の後もその結
晶性及び特徴的な触媒特性並びに吸着挙動を保持する、
マッツァイト型の新規な合成結晶性ゼオライトである。
本発明の第2の目的は、合成中に組み入れられた無機カ
チオンの一部が交換できない(non2 exchageab l e)である、マツツアイト型
の結晶性ゼオライトである。
従って、本発明は、マッツァイト型の新規な合成結晶性
ゼオライトであって、 酸化物のモル数で表される理論組成が、1±0.5[(
1−x) M 、、 + 2 A2 )]0 +XK2
O;n        m Al2O3; ySi(h  ;  O〜20 +12
0、に相当し、Mは少なくとも1つの交換可能なn価の
アルカリ金属又はアルカリ土類金属のカチオン、好まし
くはナトリウム又はカリウム、或いはプロトンであり、
Aはm価の正電荷を有する有機反応体であって、好まし
くはテトラメチルアンモニウムイオン、であり、Xは交
換できないカリウムカチオンの割合(fraction
)であって、0.1乃至0.8、好ましくは0.2乃至
0.5であり、yは3乃至20、好ましくは4乃至10
の範囲内であり、かっ2はO又は1に等しく、 X線回折パターンが第1表に記載されているものに相当
し、 長時間の熱水処理の後もその結晶性及びプロト3 ンが付加した(projonaled)形態における吸
着容量が保持されている、結晶性ゼオライトに関する。
本発明者らは、このマッツアイト型の新規なゼオライト
をMl 34と呼ぶ。
M234のX線回折パターンの主要なピークを第1、表
に示す。
ゼオライ d (1,0−’ nm) 15.47 9.03 7.83 82 93 47 5.24 4、679 357 3.934 3.789 第1表 ) M2−34のX線回折パターン 1/lo xlOOhk 100 60       11、0 15       200 15       101 31       210 201 300 34       2]1 5     310 + 301 11、       400 100311+002 4 3、691       27         10
23.610       35         3
203.501          67      
    112  + 4013.42       
 13       202  +  4103.26
4        6         3213、1
49       85       500  + 
 4113、076       36       
  3023、030       32      
   3302、975       22     
    4202 910       78    
   501  +  2222.826      
  6       510  +  3312、6+
9        18          511こ
の回折パターンは、銅のにα、線と増幅検出器を使用す
る従来法によって得られた。ピークの強度はそれらの位
置の関数として記録され、2シータとして表されるが、
ここでシータはブラッグ角(Bragg angle)
である。これに基づいて、相対強度+/+、  (ここ
で、1は与えられたピークの強度であり、 Ioは最も
重要なピークの強度である)と面間隔d(10−’nm
)を決定する。これらの値5 は、ゼオライトの水和の程度、温度、又は使用する装置
のようなパラメーターの関数として、わずかに変化する
こともあるが、一般法則として、X線回折パターンはゼ
オライトの結晶格子を特徴づけるものである。
オメガ又はzSM−4型のゼオライトにおいては、合成
中に導入された無機及び有機カチオンは、当技術分野で
公知の方法による酸化熱処理と交換反応との組み合わせ
によって除去できる。これらは、例えば、ペロツタら[
ジャーナル・オブ・キャタリシス 55240 (19
7B) ] 、コールら[AdvChem、  Set
、  121583 (1973)] 、又はウィーク
ス(Weeks)  ら[ジャーナル◆オプ・ケミカル
・ソサイエティー・ファラデイー・トランスアクション
(1,Chem、 Sac、 Faraday T+a
ns、)I 72575(19761]の刊行物に記載
されている。
これに反して、M2−34はアルミニウム当たりXのカ
リウムイオンを含み、これは上述の方法によっては交換
できない。
従って、ML34はプロトン付加形態に転換した6 後も、依然Xのカリウムイオンを保持している。
そのカリウム含有率は、熱水処理の結果としては減少し
ない。
M2=34のプロトン付加形態は、有機カチオンの熱分
解、無機アンモニウム塩との交換、続いてアンモニウム
塩の熱分解を行うことによって得られる。
一般に、硝酸アンモニウムが無機アンモニウム塩として
使用される。交換は約18時間の環流下での処理を必要
とする。
有機カチオンとアンモニウム塩の熱分解は、■焼(ca
lcinajion )により、空気中500乃至60
0℃の温度で約5時間行われる。
酸化物のモル数で表されるM2−34のプロトン付加形
態理論の組成は、 1±0.5[(1−x) H+XK]20 ; Al2
O2; ysio2;0〜20 H2O。
であり、ここでXとyは上述の通りである。
第2表は、水蒸気の存在下で17時間750℃で処理し
た後、M2−34のカリウム濃度は変化しないま7 まであり、一方、初めから低いゼオライト・オメガのカ
リウム濃度は酸性形態の熱水処理の後、さらに低下する
ことを示している。
残りのカチオン濃度は化学的元素分析によって測定する
ゼオライト・オメガ又はゼオライト zsM−4にカリ
ウムイオンを導入した後、それらを続いていかなる塩の
カチオンとも交換できる。従って、2重量%のカリウム
で置換され、環流下に硝酸アンモニウムのモル液(mo
lar 5olution)で処理されたゼオライトは
、この交換後0,1重量%のカリウムしか含んでいない
2%のカリウムを含むゼオライト MZ−34のカリウ
ム含有率は、このような処理の後も不変のままである。
この相違は、ゼオライト・オメガとゼオライトMz−3
4の結晶格子中におけるカリウムの位置によって説明で
きる。この位置は2つのゼオライトの吸着容量から推測
できる。
8 第2表 ゼオライト・オメガとゼオライトM2−34の酸性形態
の特性 1.013  XIO3 aH20 1,013XIO3 al120 結晶度 00 吸着  0.08 シクロ ヘキサン (ml x  gl) 50 イソオフ タンのり 〈0 <IQ 05 00 0.08 QQ 5 6 50 mmol/h/g 重量%K Of<0.03        2      2(1
)  380℃、 hv =  II  h”’   
]、O13XI05PaMz−34の交換できないカリ
ウムイオンはその吸着容量を減少させない。2重量%の
カリウムを含有するプロトン付加形態のMZ−34は、
80重量%のシクロヘキサン、25℃及び1333.2
 Paで10乃至13重量%の水、及び25℃及び26
66.4 Paて3乃至9 6%の1.354リメチルベンゼンを吸着する。これら
の結果は、自由孔直径(Iree pare diam
ete+)が少なくとも0.751mであり、大きなチ
ャネル(large channel)の計算気孔率(
void volume)に相当することを証明する[
プレツク(Breck)及びグo−ス(G+ote) 
、Adv、  Chem、 Set、  12]  3
]9(1973) ]。
これに反して、イオン交換によって2重量%のカリウム
が導入されているゼオライト・オメガにおいては、同じ
測定条件下で、吸着容量の減少が観察される。従って、
シクロヘキサンの吸着能力は8重量%から2乃至4%に
なる。
その多孔質構造によって、ゼオライトの大きいチャンネ
ルのみが炭化水素に接近できる[チャウビン(Chau
vin)  らのジャーナル・オプ・キャタリシス、 
1.11. 94 (1988) ]。ゼオライト・オ
メガのカリウムを含む、交換プロセスは吸着容量を低下
させ、このことは導入されたイオンが大きいチャネルに
配されることを示唆する。
他方、M2−34においては、大きいチャネルの全0 容積が占有されない。理論的考察によって縛られること
は望まないが、本発明者らは、Mz−34の交換できな
いカリウムイオンは構造のグメリナイトケージの内側に
位置しており、そこからはそれらの大きさのために離れ
ることができないのだと考えている。無水のカリウムの
イオン直径が、ナトリウムの0.097mmに比較して
、0.133mmであることを心に止めておくべきであ
る。さらに、これらのグメリナイトケージはカチオン交
換の従来方法では接近できない。
本発明者らは、M2−34の熱水安定性は交換できない
カリウムイオンの存在によるものであると考えているが
、この説明によって縛られることは望まない。実際に、
熱水処理によってもたらされるゼオライト・オメガ又は
ゼオライト 25M−4の非晶質構造の形成は、Al−
0−Si結合を加水分解する反応によって起こされ、こ
れは負電荷を中和するプロトンの存在によって促進され
る。M2−34においては、交換できないカリウムイオ
ンがこの加水分解プロセスを妨害し、これが三次元格子
を安定化1 する。
イオン交換によってゼオライト・オメガ又はゼオライト
 15M−4にカリウムイオンを導入しても、安定化効
果は得られない。このようなカリウムイオンは熱水処理
中に除去される。
第2表中では、プロトン付加形態のゼオライト・オメガ
とゼオライトM2−34の熱水安定性が比較されている
プロトン付加形態は、空気中500℃で■焼することに
より合成された形態から、環流下18時間硝酸アンモニ
ウムのモル液により交換し、続いて第2の爛焼を行うこ
とによって得られる。
プロトン付加形態は熱水処理を施されるが、この処理は
1.0]3x I[l’ Paの水蒸気圧の下に750
℃で17時間加熱することからなる。
このような条件下では、M2−34はその結晶性を75
%保持するが、ゼオライト・オメガは非晶質になる。結
晶度はX線回折によって測定し、これは熱水処理の前後
のゼオライトの回折ピークの面積の合計の比率を比較す
る。
2 M2−34中で結晶度が保持されていることのもう1つ
の証拠は、シクロヘキサンに対する吸着容量であり、こ
れは少なくとも初期値の75%に等しい値を保持する。
380℃、大気圧でのイソオレフィンのクラ・ンキング
反応においては、ゼオライトψオメガとゼオライト M
2−34とは同等の活性を有する。しかしながら、M2
−34の主要な利点は、元の値の約80%という熱水処
理後の活性であり、一方オメガは完全に不活性になる。
本発明は、同様に、M2−34の合成にも関する。
この合成方法は、以下の工程を含む。
a) 一般に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及
び有機反応体を含有するアルカリ溶液を調製する工程、 b) 前記透明溶液に珪素源を連続的かつ激しく攪拌し
ながら添加し、液状の均一混合物が得られるまで、一般
に5乃至1110時間攪拌を続ける工程。
この操作は一般に環境温度で行われるが、バッチ全体を
30乃至50℃の温度に保つことによって珪素3 源の溶解を促進することができる。
C) この珪素源のアルカリサスペンションを静置する
工程、 d) 激しく攪拌しながらアルミニウム源を添加し、続
いて急速に混合物を、一般に80乃至150°Cである
、結晶化温度にする工程。第1表に与えたX線回折パタ
ーンを示す結晶相が形成するまでこの温度を維持する。
結晶化時間は一般に20乃至150時間の間で変化する
結晶化ゲル中のモル比を第3表にまとめる。
第3表 ゼオライトM2−34を形成させるための結晶化ゲル中
のモル比 SiO2/A120a +120/Al203 0H−/5i02 Na/T、 C K/T、 C TMA/T、C C 0−100 100−1000 0,2−1 0、4−0,9 0、10−0,50 0、02−0,2 Na  +  K  +  TMA い範囲 20−80     28−60 5OL2000  600−1300 0.5−0.9  0.65−0.850、4−0.9
   0.4−0.9 0、lLo、50 0.10−0.500.02−0.
2  0.05−0.15文献には、カチオンの総量に
対してカリウムイオンが約10%以上の比率で存在して
いるとオメガ及び25M1型のゼオライトが得られない
と教示されているが[アイエロらのジャーナル・オブ・
ケミカル・ソサイエティー A 19701470及び
コールらのAdv、 Chem、 Ser、  12]
 583 (1973)] 、本発明者らは、カリウム
イオンが無機イオンの50%まで存在できる媒体中でマ
ツツアイト型のゼオライトを合成することを可能にする
方法を発見したことに注目される。
一方、本発明者らは、M2−34の形成は、珪素源が予
め消化されている(predigeslcd )混合物
、即ち構造化されたシリケートイオンを含有する媒体中
にアルミニウムが導入されるという事実に部分的に依存
していると考えているが、この説明によって縛られるこ
とは望まない。実際に、従来技術に記載された合成方法
においては、一般的にシリカの前にアルミニウムの源が
アルカリ性源中に溶解される。この方法が適用された場
合、第3表に記載した理論比率と組み合わせたとしても
、第5 フレタイトが形成する。
珪素とアルミニウムの源はどのようなタイプのものでも
よい。珪素源の中では、シリケート、固体シリカ、コロ
イド状シリカ、及びシリカゾル並びにゲルを挙げること
ができる。アルミニウムの源としでは、アルミニウム塩
、金属アルミニウム、酸化アルミニウム、クレー、及び
合成並びに天然のゼオライトを挙げることができる。合
成並びに天然の結晶性アルミノシリケートのような低溶
解性のアルミニウム源を使用するのが好ましい。この結
果は、M2−34の形成がアルミニウムの、溶解したシ
リケートへのゆっくりとした組み込みに関連していると
いう仮説を確認する。
有機反応体の中では、水酸化物又はそれらの塩の1つの
形態で導入されるテトラメチルアンモニウムイオンを使
用するのが好ましい。
合成の期間は、播種(seeding)又はエージング
のような本技術分野で公知の方法を適用することによっ
て短縮できる。播種は、反応混合物に、1乃至20%の
ゼオライトMz−34結晶、又は1乃至306 %の結晶化が始まる前のMZ−34ゲル、又は■乃至3
0%の前の合成の母液を添加することを意味すると理解
される。播種が結晶化が始まる前のMZ−34ゲルによ
って行われる場合、ブレース(GRACE)の米国特許
第3.947.482号に記載されているような、他の
方法ではテトラメチルアンモニウムイオンを欠いている
反応混合物を使用することが可能になる。エージングは
、反応混合物を結晶化温度より低い温度に1時間乃至2
0日間保持することからなる。
A2−34のプロトン付加形態は、クラッキング、異性
化、アルキル化、改質、重合、又は脱ワックス化のよう
な種々のプロセス用の非常に有効な触媒である。プロト
ンの一部を例えば希土類に属するカチオンのような触媒
効果を有するカチオンで置換することができる。
A2−34の触媒活性はゼオライト・オメガ及びゼオラ
イト 15M−4のものに匹敵するものであり、Ml−
34の主要の利点は長時間の熱水処理の後でさえもその
活性を維持しているということである。
7 以下の実施例は本発明を説明するものであるが、限定す
るものではない。
実施例1 この実施例は、本発明によるゼオライトM2−34の一
般的な合成方法を説明する。
50m1の脱イオン水を含有するビーカーに、2.62
gの水酸化ナトリウムペレット(NaOH)、]、92
gの水酸化カリウムペレット(KOH,純度85.5%
)、及び0.97gのテトラメチルアンモニウムヒドロ
キシド五水和物(TMAOH,5H20を溶解した。
8.1Ogの粉末シリカ[セカゲル(Cecagel)
80.6%の5i(h 、19.4%のO20]をこの
アルカリ溶液に激しく攪拌しながら加えた。10時間後
、液状均一混合物が得られた後、アルミニウムの源を1
.85gのY型ゼオライト(Na20;A120a  
;  4.6SiO2; 18.7 O20)の形態で
添加し、混合物を5時間攪拌した。混合物は以下の全体
組成を有していた。
23(11,66Ng  + 0.29  K  + 
 0.05  TMA  )20;A120a  ; 
 535102  ;  12958208 混合物を、内部攪拌機を備えたステンレススチール反応
器に移し、140回転/分の撹拌機の回転速度で24時
間115℃に加熱した。
A2−34の結晶を濾過によって回収し、洗浄し、そし
て70℃、大気圧のオーブン中で乾燥した。これらのX
線回折パターンは第1表に報告したものと同じであり、
以下の構造パラメーターを有するマツツアイト型のゼオ
ライトの特徴を示した:a−1.821+o、001 
nm 、 c:o、761]8+0.004 nm 、
及び218.27 nm3の単位細胞体積。
元素分析によって決定した酸化物のモルで表した組成は
以下の通りである: (0,3Na  十 0.45  K  +  0.2
5  TMA  hclA1203  ;  9.55
5ilh  ;  6.5 O20゜この固体を大気中
で5時間550 ’Cで■焼してTMAイオンを分解し
、環流下に硝酸アンモニウム(NH4NO3の1M溶液
中で3回交換を行ってアンモニウムイオンで無機イオン
を交換した。処理が終了した後、この固体を分析した。
この固体は2重量%のカリウムを含有しており、このこ
とは初め9 のカリウムイオンの55%が交換されなかったことを示
す。
酸触媒を、この交換した固体から、アンモニウムイオン
を熱分解(500℃、4時間、100m1/mnの空気
)してプロトンを与えることによって調製した。酸化物
のモル数で表した触媒の組成は以下の通りである: (Q、75 H+ 0.25 K ) 20.A120
a 。
9.555i02. 7.2 O20゜この固体は、1
2.6重量%の水(1333,3Pa、 25℃1  
6.2重量%のシクロヘキサン、及び4.5重量%のメ
シチレン(2666,6,Pa、 25°C)を吸着す
る。380℃の温度、大気圧(]、013X105Pa
) 、及びII h−’の空間速度[炭化水素の重量/
(触媒の重量0時間)]でイソオクタン(2,2,4−
トリメチルペンタン)をクラッキングするための触媒と
して使用した場合、750 mmol/hxgのクラッ
キング速度が得られた。触媒を熱水処理の後でも評価し
た。熱水処理は、]、 013X 105Paの水蒸気
圧の下に17時間750℃で加熱することから成った。
この0 処理の後、X線回折によれば触媒は75%の結晶度を保
持しており、シクロヘキサンに対する吸着容量は5重量
%であり、イソオクタンのクラッキングに対する活性は
、上述の条件下で650 mmol/hBであった。
実施例2 この実施例は、予めエージングしたゲルの存在下に、ア
ルミニウムを調節しながら供給してゼオライトM2−3
4を製造することを説明する。
(D  4(0,8Na + 0.2 TMA )20
. Al2O3。
9.25i02. 156 H2Oの全体理論量を有す
るゲルを、160m1の脱イオン水、10.47 g 
 NaOHペレット、17.1gのTMAOII・5H
20J35.2 gの粉末シリカ[非多孔性シリカ、9
1.2%の5i(h、8.8%の020]、及び9.7
gのアルミン酸ナトリウム(NaAlO2)から、実施
例↑に記載した方法と反応体の添加順序を使用して調製
した。均質化後、混合物をポリプロピレンのボトルに入
れて、攪拌せずに23日間50℃のオーブン中に保存し
た。
0)組成: 4 Na2O;  K2O; 15 Si
O2;1 377.3 H2Oを有する第2の混合物を、360m
1の水、17.78gのNaOH,7,25gの85%
濃度のKOII、及び60.Igの粉末シリカ[セカゲ
ル(Cecagel)80.6%の5i(h 、19.
4%のH20]から調製した。
シリカを消化(digesjion) させた後、0)
に記載したエージングしたゲルの90m1をこの新しい
ゲルに添加した。混合物全体をtリットルの容量の攪拌
されているオートクレーブに移した。これを115℃に
上げた。
(至)オートクレーブの内部の温度が115℃に達した
後、700m1の水、26.2gのNaAlO2、及び
56.5gの85%濃度のKOHから調製された、0.
46mol/lのアルミン酸ナトリウム濃度と1.23
 mol/1の水酸化カリウム濃度を有するアルカリ性
アルミン酸塩溶液を、計量ポンプによってこの系に添加
した。オートクレーブ中の溶解したアルミニウムの濃度
が3mmol/lで一定に保たれるようにポンプの出力
の値を設定した。
アルミニウムを消費する結晶の成長と成長表面(gro
wth 5urface)は時間とともに増加するので
、2 ポンプの出力は規則的に調節する(反応の初めの0.6
ml/hと添加の終りの 19.2ml/hの間)。
33時間後、形成した固体を濾過によって回収し、洗浄
し、乾燥キャビネット中で乾燥した。そのX線回折パタ
ーンは、マッツァイト型のゼオライトの特徴(第1表)
を示し、その化学組成は以下の通りであった (0.45  Na  +  0.30  K  + 
 0.25  TMA)  20;Al2O3; 10
.45i(h  ; 13.4 H2O。
TMAイオンを除去するための■焼と環流下での硝酸ア
ンモニウム1M溶液による3回の交換の後、ゼオライト
は1.7重量%の残留ナトリウム含有率を有しており、
これは合成中に導入されたカリウムイオンの78%が交
換されなかったことを示す。
プロトン付加形態を得るために、この交換された固体5
gを大気中500°Cで爛焼し、その後1−気圧の水蒸
気の存在下に17時間750℃で処理した。
熱水処理の後、この固体は、5.8重量%のシクロヘキ
サンと4重量%のメシチレンを吸着した。X線回折パタ
ーンから決定した結晶度は78%である。
3 実施例3乃至に れらの例では、ゼオライト Mz−34を製造するため
に実施例1の方法に従ったが、使用した反応体の比率を
変えた。(以下の表中に、これらの実施例をまとめる。
T、 C,はカチオンの総量を表し、Na 十K + 
TMAの合計を意味する。)TCNa     K  
   TMA    5iO21−12008例  A
l2O3TCTCTCAl2O3Al2O35i023
  21.9  0.528   G、42  0.0
52  5+、7  1261  0.814   0
.6  0.562  0.39   (1,0529
,76250,77520,20,7140,2330
,05251!   1205  0.756  21
.7  0,670  0.276  0.054  
56.1  1247  0.701i5°Cで24時
間反応させた後、実施例3乃至6で得られた固体は、ゼ
オライトMZ−34のX線回折パターンを示し、 1.
3乃至2.2重量%のカリウムを含有していた。
続いて、前述のように■焼及び交換を行うと、交換され
ないカリウム含有率は、1乃至1.8重量%であった。
4 実施例7(比較例) この例は、本技術分野で公知の方法(アルカリ性溶液へ
のアルミニウム源の添加)を使用し、アルミニウムの可
溶性源(アルミン酸ナトリウム)を使用すると、M2−
34ではなくオフレタイトが形成することを示す。
50m1の脱イオン水、2.67gのN a OHll
、96gの85%KOI(、及び1.022gのTII
AOH・5H20を含有するアルカリ溶液を調製し、こ
れに0.525gのアルミン酸ナトリウムを溶解させた
。完全に溶解させた後、8.9 gの粉末シリカ[セカ
ゲル(Cecagel) 、80.6%の5i02.1
9.4%の020]を激しく攪拌しながら添加した。混
合物をスチール製のオートクレーブに移し、150回転
/分の速度で攪拌し、115°Cで24時間加熱した。
固体フラクションを濾過によって回収し、洗浄し、乾燥
した。そのX線回折パターンはオフレタイトのものに対
応した。
実施例7(比較例)で得られたゼオライトのX線回折パ
ターンは以下の通りであった。
5 d(10 ’nm) 1/1゜ ×100

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)マッツァイト型の新規な合成ゼオライトであって
    、 酸化物のモル数で表される理論組成が、 1±0.5[(1−x)(M_2/n+zA_2/m)
    O+xK_2O]、Al_2O_3、ySiO_2、0
    〜20H_2O)に相当し、Mは少なくとも1つの交換
    可能なn価のアルカリ金属又はアルカリ土類金属のカチ
    オン、又はプロトンであり、Aはm価の正電荷を有する
    有機反応体であり、xは交換できないカリウムカチオン
    の割合であって、0.1乃至0.8であり、yは3乃至
    20の範囲内であり、かつzは0又は1に等しく、 X線回折パターンが第1表に記載されているものに相当
    し、 長時間の熱水処理の後もそのプロトンが付加した形態に
    おける結晶度及び吸着容量が保持されている、合成ゼオ
    ライト。 (2)xが0.2乃至0.5であることを特徴とする請
    求項第1項に記載のゼオライト。(3)yは4乃至10
    の範囲内であることを特徴とする請求項第1項又は第2
    項に記載のゼオライト。 (4)Aがテトラメチルアンモニウムイオンであること
    を特徴とする請求項第1項乃至第3項のいずれか1請求
    項に記載のゼオライト。 (5)Mがナトリウムとカリウムの混合物を表すことを
    特徴とする請求項第1項乃至第4項のいずれか1請求項
    に記載のゼオライト。 (6)Mがプロトンを表し、zが0に等しいことを特徴
    とする請求項第1項乃至第3項のいずれか1請求項に記
    載のゼオライト。 (7)1.013×10^5Pa蒸気圧の下に750℃
    で17時間加熱した後、少なくとも75%の結晶度を保
    持することを特徴とする請求項第6項に記載のゼオライ
    ト。 (8)酸化物のモル数で表される理論組成が、1±0.
    5[(1−x)(M_2/n+A_2/m)O+xK_
    2O]、Al_2O_3、ySiO_2、0〜20H_
    2O、に相当し、Mは少なくとも1つの交換可能なn価
    のアルカリ金属又はアルカリ土類金属のカチオンであり
    、Aはm価の正電荷を有する有機反応体であり、xは交
    換できないカリウムカチオンの割合であって、0.1乃
    至0.8、好ましくは0.2乃至0.5、であり、yは
    3乃至20、好ましくは4乃至10、の範囲内であり、 X線回折パターンが第1表に記載されているものに相当
    する、マッツァイト型の新規な合成ゼオライトの合成方
    法であって、 水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び有機反応体を
    含有するアルカリ溶液を調製する工程、 珪素源を攪拌しながら添加し、液状の均一混合物が得ら
    れるまで、攪拌を続ける工程、 この混合物を静置する工程、 攪拌しながらアルミニウム源を添加し結晶化ゲルを得る
    工程、 このゲルを結晶化温度まで加熱し、結晶相が形成するま
    でこの温度を維持する工程、 を含む方法。 (9)結晶化ゲルの成分のモル比が第3表に記載されて
    いるものであることを特徴とする請求項第8項に記載の
    方法。 (10)有機反応体が、テトラメチルアンモニウムイオ
    ンの水酸化物又は塩であることを特徴とする請求項第8
    項又は第9項に記載の方法。 (11)珪素源が、シリケート、固体シリカ、コロイド
    状シリカ、及びシリカゾル並びにゲルから選択されるこ
    とを特徴とする請求項第8項乃至第10項のいずれか1
    請求項に記載の方法。 (12)アルミニウムの源が、アルミニウム塩、金属ア
    ルミニウム、酸化アルミニウム、クレー、及び合成並び
    に天然のゼオライトから成る群から選択されることを特
    徴とする請求項第8項乃至第11項のいずれか1請求項
    に記載の方法。 (13)結晶相を空気中で■焼して、マッツァイト型の
    合成ゼオライトであって、 酸化物のモル数で表される理論組成が、 1±0.5[(1−x)M_2O/n+xK_2O]、
    Al_2O_3、ySiO_2、0〜20H_2O、 に相当し、Mは少なくとも1つの交換可能なn価のアル
    カリ金属又はアルカリ土類金属のカチオンであり、Aは
    m価の正電荷を有する有機反応体であり、xは0.1乃
    至0.8、好ましくは0.2乃至0.5、であり、yは
    3乃至20、好ましくは4乃至10、の範囲内であり、 X線回折パターンが第1表に記載されているものに相当
    する、合成ゼオライトを形成することを特徴とする請求
    項第8項乃至第12項のいずれか1請求項に記載の方法
    。 (14)■焼した結晶相を無機アンモニウム塩で交換し
    、再び■焼して、マッツァイト型の合成ゼオライトであ
    って、 酸化物のモル数で表される理論組成が、 1±0.5[(1−x)H+_xK]_2O、Al_2
    O_3、ySiO_2、0〜20H_2O、 に相当し、xは0.1乃至0.8、好ましくは0.2乃
    至0.5、であり、yは3乃至20、好ましくは4乃至
    10、の範囲内であり、 X線回折パターンが第1表に記載されてい るものに相当する、合成ゼオライトを形成することを特
    徴とする請求項第13項に記載の方法。 (15)無機アンモニウム塩が硝酸アンモニウムである
    ことを特徴とする請求項第14項に記載の方法。 (16)空気中で約5時間500乃至600℃で加熱す
    ることによって■焼を行うことを特徴とする請求項第1
    3項乃至第15項のいずれか1請求項に記載の方法。 (17)請求項第6項に記載のゼオライトの、クラッキ
    ング、異性化、アルキル化、改質、重合、脱ワックス化
    又は水添のような炭化水素の転換プロセスにおける用途
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