JPH0323681A - 光電変換素子及びその製造方法 - Google Patents

光電変換素子及びその製造方法

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JPH0323681A
JPH0323681A JP1159215A JP15921589A JPH0323681A JP H0323681 A JPH0323681 A JP H0323681A JP 1159215 A JP1159215 A JP 1159215A JP 15921589 A JP15921589 A JP 15921589A JP H0323681 A JPH0323681 A JP H0323681A
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JP
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amorphous silicon
intrinsic amorphous
silicon layer
transparent conductive
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JP1159215A
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Noritoshi Yamaguchi
文紀 山口
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 本発明は光電変換素子とその製造方法の改良に関する. (従来の技術及びその問題点)) 従来、アモルファスシリコン層を用いた光電変換素子は
、第4図に示すように、ガラス等の透光部材から成る基
板11上に金属酸化物等から成る透明導電膜12を形成
し、この透明導電11i12上に例えばプラズマCVD
法によって第1のn1型アモルファスシリコン層《又は
p+型アモルファスシリコン層》13、真性《i型〉ア
モルファスシリコン層14、及び第2のn+型アモルフ
ァスシリコン層(又はp+型アモルファスシリコン層)
15から成る3層のアモルファスシリコン層を順次形成
して、第2のn1型アモルファスシリコン層(又はp1
型アモルファスシリコン層〉15上にニッケル等からな
る電′l!i!16を真空蒸着法又はスパッタリング法
によって形成した光電変換素子があった.上記第1及び
第2のれ+型アモルファスシリコン層《又はp9型アモ
ルファスシリコン層)13.15は、オーミック層とし
て作用するものである.また、この光電変換素子は、透
明導電1!I12と電極16との間に例えばバイアス電
圧を印加して明電流又は暗電流を検出することにより例
えばファクシミリ用のラインセンサ等として用いるもの
である(例えば特開昭56−135980号公報及び特
開昭59−229882号公報参照). ところが、この従来の光電変換素子では、第1のn+型
アモルファスシリコン層13上に、基板11を150〜
400℃に加熱しながら真性アモルファスシリコン層1
4をプラズマCVD法により堆積するため、真性アモル
ファスシリコン層l4を堆積する際に第1のn+型アモ
ルファスシリコン7113内の不純物であるリン(P)
がプラズマダメージによって真性アモルファスシリコン
層l4中に混入(オートドープ)してしまう.このオー
トドープは、真性アモルファスシリコン層14とn+型
アモルファスシリコン層l3との界面近傍力1ら真性ア
モルファスシリコンM14の中央部にかけて発生し、こ
のオートド−7によって明電流と暗電流の差が小さくな
り、また素子ごとの特性にバラツキを生じ、その結果光
センサ素子として使用する場合に明暗状態を正確に検出
すことができないという問題があった.特に、ファクシ
ミリ用のラインセンサ等に使用する場合、光源波長が5
50nm近傍であり、アモルファスシリコン層の比較的
浅いところで吸収されるため、オートドープの影響は一
NIM4著になる.このオートド−1を防止するために
、第5図に示すように、透明導t膜l2上に真性アモル
ファスシリコン層l4”を直接形成して、この真性アモ
ルファスシリコン層14゜上にn+型アモルファスシリ
コン層15′とニッケル等から成る電極16を順次形成
した光電変換素子も提案されている.ところが,透明導
電Ml2上に真性アモルファスシリコン層14゜を直接
形成すると透明導電膜l2と真性アモルファスシリコン
層14゜との間にショットキー障壁が形成され、整流性
を持つダイオードになってしまう.即ち、透明導電膜l
2を構成する酸化114 ( S n O z )が電
子、n+型アモルファスシリコン層がホールに対してそ
れぞれプロッキングコンタクトになるため、電極からの
2次キャリアの注入がおこなわれなくなり、利得は1を
超えることができない.このため明/暗比は大きいもの
の、大きな光電流が取れなくなるという問題を誘発する
. (発明の目的) 本発明は、上述のような真性アモルファスシリコン層へ
のオートドープ、及び透明導電膜と真性アモルファスシ
リコン層とのブロッキングコンタクトを解消し、明暗比
が大きく、しかも大きな光電流を得ることができる特性
の安定した光電変換素子及びその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである. 《発明の構成) 本発明によれば、透光性基板上に、リン元素を含有する
透明導電膜、真性アモルファスシリコン層、及び前記真
性アモルファスシリコン層との接合部がマグネシウム若
しくはマグネシウム化合物から成る電極を順次積層して
成る光電変換素子が提供される. また、絶縁基板上に透明導電膜、真性アモルファスシリ
コン層、及び電極を順次形處する光電変換素子の製造方
法において、曹記透明導@股上に真性アモルファスシリ
コン層を形成する前に、前記透明導電膜表面をフォスフ
ィン(PH3)と水素(H2)の混合ガスでプラズマ処
理することを特徴とする光電変換素子の製造方法が提供
される.(実施例) 以下、本発明を添付図面に基づき詳細に説明する. 第1図は、本発明に係る光電変換素子の一実施例を示す
断面図であり、1は透光性基板、2は透明導電膜、3は
真性アモルファスシリコン層、4は電極である. 前記透光性基板1は、ナトリウムイオンをほとんど含ま
ないガラス、石英、透光性セラミックス等から成る. 前記透明導t膜2は、酸化94(Sn02) 、酸化イ
ンジュム錫(ITO)等から成り、厚み300〜100
0人程度に形成される.この透明導電膜2の表面近傍2
aには、リン元素をlppm〜1%含有させてある.し
たがって、真性アモルファスシリコン層3とオーミツク
コンタクトを形成することができる. 前記真性アモルファスシリコン層3は、0.5〜1μm
程度の厚みに形成される. 前記電極4は、マグネシウム若しくはマグネシウム化合
物層4aとニッケル若しくはアルミニウムjli4bと
で構成される.このマグネシウム若しくはマグネシウム
化合物層4aは、真性アモルファスシリコン層3とオー
ミックコンタクトを形成する作用を為す.即ち、シリコ
ン(St)とマグネシウム(Mg)は、仕事関数差が小
さいことから良好なオーミックコンタクトを形成するこ
とができる.マグネシウム化合物には、マグネシウムシ
リサイド(Mg2Si)等がある.また、金属層4のう
ちニッケル若しくはアルミニウム層4bは、マグネシウ
ム若しくはマグネシウム化合物層4aの保護コート層と
して作用するものであり、マグネシウム若しくはマグネ
シウム化合物層4aの腐食が問題にならなければ、ニッ
ケル若しくはアルミニウム層4bは必ずしも必要ではな
い.なお、マグネシウム若しくはマグネシウム化合物層
4aの厚みは1000人程度に、またニッケル若しくは
アルミニウム層4bの厚みは3000人程度に形成され
る. 上述のように構成した光電変化素子は、例えば透明導電
112と金属電極4との間にバイアス電圧を印加して明
電流又は暗電流を検出する光センサやファクシミリ等の
画像入力部に用いられる.明電流を検出する場合は、光
は透光性基板1側から真性アモルファスシリコン層3に
照射する.次に、本発明に係る光電変換素子の製造方法
を説明する. まず、透光性基板1上に透明導電Igl2を従来周知の
スッパタリング法等で厚み300〜iooo人程度に形
成する. 次に、透明導電膜2の表面をプラズマ処理する.即ち、
透明導電[2が被着形成された基板1をプラズマ処理炉
に搬入して炉の内圧を0.5〜3Torrまで減圧する
と共に、濃度1ppm=1%の7オスフィン(PHs)
と水素《H2》との混合ガスを炉内に導入して基板1を
150〜250℃に維持してRF出力0.05〜Q.5
W//で30秒〜3分間プラズマ処理を施す.したがっ
て、透明導電膜2の表面近傍2aにリン元素が導入され
る. 次に、透明導電[I2上に真性アモルファスシリコン層
3をシラン、ジシラン等の半導体膜形成用ガスから従来
周知のプラズマCVD法、熱CVD法等で厚み0.5〜
1μm程度に形成する.この場合、真性アモルファスシ
リコン層3側にごく薄いn+ドーピング層が形成される
.このドーピング層は、従来例のオートドープよりも浅
く、電気特性に影響を与えることはない. 最後に、真性アモルファスシリコン層3上にマグネシウ
ム若しくはマグネシウム化合物層4aとニッケル若しく
はアルミニウム層4bとを従来周知の真空蒸着法、スパ
ッタリング法などにより形成して完成する. (実験例) ガラスからなる透光性基板上に酸化錫から成る透明導電
膜をスッパタリング法で厚み500人に形成してプラズ
マ処理炉に搬入し、炉の内圧を2Torrに減圧すると
共に、濃度1000ppmのフォスフイン(PH3)と
水素(H2》との混合ガスを炉内に導入して基板1を2
00℃に加熱しながらRF出力0.1W/a/で2分間
プラズマ処理し、次いで透明導電股上に真性アモルファ
スシリコン層をプラズマCVD法で厚み0.8μmに形
成し、最後に真性アモルファスシリコン層上に厚みが1
000人のマグネシウム層と厚みが3000人のニッケ
ル層とをそれぞれ真空蒸着法により形成して光電変換素
子を作成し、基板l側から波長549nm光度10Lx
の光を照射した場合の電流一電圧特性(第2図における
10Lx)と光を照射しない場合の電流一電圧特性《第
2図におけるdark)を調べた.その結果を第2図に
示す. なお、透光性基板上に、厚さ800入の透明導電膜、不
純物濃度が1%で厚みが100人のn+型アモルファス
シリコン層、厚みが3000人の真性アモルファスシリ
コン層、不純物濃度が1%で厚みが500人のn+型ア
モルファスシリコン層、及び厚みが3000人のニッケ
ル電極を順次形成した従来の光電変換素子の電流一電圧
特性を第3図に示す.照射した光の条件は本発明品と同
一である. 第2図及び第3図から明らかなように、本発明品では、
光照射時の電流一電圧特性と光を照射しないdark時
の電流一電圧特性とが、従来品に比較して差が大きく良
好な明暗比が得られている.また、第2図及び第3図か
ら明らかなように、dark時の高電圧側で本発明品で
は従来品に比べてl桁t流が小さくなり、かつ従来品と
あまり遜色のない大きな光電流を得ることができ、良好
な明暗比が得られる. (発明の効果) 以上のように、本発明に係る光電変換素子によれば、透
光性基板上に、リン元素を含有する透明導電膜、真性ア
モルファスシリコン層、及び真性アモルファスシリコン
層との接合部がマグネシウム若しくはマグネシウム化合
物から成る電極を順次積層したことから、明暗比と光電
流が大きく、しかも特性の安定した光電変換素子を得る
ことができ、ファクシミリ用のラインセンサ等に好適な
光電変換素子を得ることができる. また、本発明に係る光電変換素子の製造方法によれば、
透明導電膜上に真性アモルファスシリコン層を形成する
首に、前記透明導電膜表面をフォスフィン(PH3)と
水素(H2)の混合ガスでプラズマ処理することから、
簡単な工程で透明導電膜と真性アモルファスシリコン層
とをオーミック接合させることができ、明暗比と光電流
の大きな光電変換素子を得ることができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光電変換素子の一実施例を示す断
面図、第2図は同じく電流一電圧特性を示す図、第,3
図は従来の光電変換素子の電流一電圧特性を示す図、第
4図は従来の光電変換素子のi遺を示す断面図、第5図
は従来の他の光電変換素子の構造を示す断面図である. 1、透光性基板 2、透明導電展 3、真性アモルファスシリコン層 4、電極 4a、マグネシウム若しくはマグネシウム化合物層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透光性基板上に、リン元素を含有する透明導電膜
    と真性アモルファスシリコン層とを順次積層し、該真性
    アモルファスシリコン層上に、この真性アモルファスシ
    リコン層との接合部がマグネシウム若しくはマグネシウ
    ム化合物から成る電極を取着して成る光電変換素子。
  2. (2)透光性基板上に透明導電膜、真性アモルファスシ
    リコン層、及び電極を順次形成する光電変換素子の製造
    方法において、前記透明導電膜上に真性アモルファスシ
    リコン層を形成する前に、前記透明導電膜表面をフォス
    フィン(PH_3)と水素(H_2)の混合ガスでプラ
    ズマ処理することを特徴とする光電変換素子の製造方法
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