JPH05291607A - pinダイオード及びこれを用いた密着型イメージセンサ - Google Patents

pinダイオード及びこれを用いた密着型イメージセンサ

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JPH05291607A
JPH05291607A JP4121342A JP12134292A JPH05291607A JP H05291607 A JPH05291607 A JP H05291607A JP 4121342 A JP4121342 A JP 4121342A JP 12134292 A JP12134292 A JP 12134292A JP H05291607 A JPH05291607 A JP H05291607A
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JP
Japan
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amorphous silicon
hydrogenated amorphous
pin diode
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JP4121342A
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Shusuke Mimura
秀典 三村
Toshirou Futaki
登史郎 二木
Yasumitsu Ota
泰光 太田
Koichi Kitamura
公一 北村
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 既に形成されているi層に損傷を与えること
なく光を受ける側の半導体層にECRCVD法によって
μc−SiC層を形成できるpinダイオードを提供す
る。 【構成】 基板側から下部電極となる2000Åのクロ
ム層12、300Åのp型水素化アモルファスシリコン
層14、6000Åのi型水素化アモルファスシリコン
層16を形成し、この上に50Å程度の薄いn型のアモ
ルファスシリコンカーボン層18を形成する。この層は
緩衝層としての役割を果たし、この上に更に微結晶を含
むn型のシリコンカーボン層20をECRCVD装置に
よって高水素希釈条件の下で成膜しても、上記n型のア
モルファスシリコンカーボン層がi型水素化アモルファ
スシリコン層を保護するので、i型水素化アモルファス
シリコン層18が水素によって損傷を受けることを有効
に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入射光を電気信号に変
換するpinダイオード及びこれを多数配列して構成し
た密着型イメージセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】pinホトダイオードは、基板上にp型
の半導体層(p層)、ほぼ真性半導体であるi型半導体
層(i層)、n型の半導体層(n層)を順に積層したダ
イオードで、基板側からp、i、nの順に積層した場合
にはn層に光を照射し、基板側からn、i、pの順に積
層した場合にはp層に光を照射して光信号を電気信号に
変換する。
【0003】従来のpinダイオードとして、三層とも
水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)により形
成したものがある。しかし、a−Si:Hのバンドギャ
ップは約1.7eV(約730nmの波長に対応する)で
あり、特に青色の光が吸収され易く、このためpinダ
イオードをホトダイオードとして使用した場合には青色
感度が低く、カラー用のイメージセンサには適さない。
【0004】一方、光が入射する側のp層又はn層とし
て水素化アモルファスシリコンカーボン(a−SiC)
の膜を形成する場合がある。a−SiCのバンドギャッ
プはa−Si:Hよりも広く、例えば約2.2eV程度
(約560nmの波長に対応する)とすることができ、
その分だけ光は吸収されにくく、したがって青色感度を
高くできる。しかし、a−SiCは、バンドギャップを
広げることに伴って導電率が大幅に低下するという欠点
がある。このため密着型イメージセンサのブロッキング
ダイオードにa−SiCを使用すると順方向電流が小さ
くなり、そのため密着型イメージセンサで読み出せるの
で光信号特性が低下する。
【0005】この導電率が低下するという問題を解決す
るために、電子サイクロトロン共鳴化学堆積法(ECR
CVD)によってSi又はSiCの微結晶(直径100
Å程度)を含むa−SiC層(μc−SiC層)を形成
し、これを光が入射する側のp層又はn層として使用す
ることが提案されている(特願平3−155526
号)。このμc−SiC層を使用すると、バンドギャッ
プを2〜2.2eVとして10-2〜10-1S/cm(S/
cm=1/Ωcm)程度の導電率が可能となり、カラー
用のイメージセンサとしての十分な特性が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように光を受け
る側の半導体層にμc−SiC層を使用することによっ
てカラー用のイメージセンサとして良好な特性が得られ
る。そしてECRCVD法によってμc−SiC層を形
成するためには、前述の特願平3−155526号にお
いて述べられているように、原料ガスを50倍以上、通
常は75〜90倍という多量の水素で希釈した高水素希
釈条件の下で成膜工程を実行しなければならない。
【0007】しかしながら、周知のグロー放電法によっ
て例えば基板側からa−Si:Hのp層及びi層を形成
し、この上にECRCVD法によってn型のμc−Si
C層を形成すると、上記の高水素希釈条件の下では、既
に形成されているi層が高濃度の水素によって損傷を受
け易く、pinダイオードの逆方向電流不良が生じ、場
合によってはダイオード特性を示さなくなることがあ
る。
【0008】図4はこのようにして形成されたpinホ
トダイオード(面積105×125μm)の順方向特性
(曲線a)及び逆方向特性(曲線b)の一例を示すグラ
フである。これを見ると分かるように、逆方向電流は相
当に大きくなり、また、電圧の増加に伴って逆方向電流
も増加し、ホトダイオードとして使用するのに十分な特
性とはいえない。上記の従来の方法では、このような特
性を示すホトダイオードが製造されるので、そのホトダ
イオードを使用したイメージセンサの製造歩留りが20
%以下に低下するという問題がある。
【0009】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、既に形成されているi層に損傷を与えることな
く光を受ける側の半導体層にECRCVD法によってμ
c−SiC層を形成できるpinダイオード、及びこの
pinダイオードを使用した密着型イメージセンサを提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の本発明は、基板側から下部電極、p
型の水素化アモルファスシリコン層、i型の水素化アモ
ルファスシリコン層、微結晶を含むn型のシリコンカー
ボン層、ITO層の順で積層されたpinダイオードに
おいて、前記i型の水素化アモルファスシリコン層と微
結晶を含むn型のシリコンカーボン層との間に、30〜
100Åの厚さのn型の水素化アモルファスシリコンカ
ーボン層を設けたことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2記載の本発明は、基板側か
ら下部電極、n型の水素化アモルファスシリコン層、i
型の水素化アモルファスシリコン層、微結晶を含むp型
のシリコンカーボン層、ITO層の順で積層されたpi
nダイオードにおいて、前記i型の水素化アモルファス
シリコン層とp型の微結晶を含むシリコンカーボン層と
の間に、30〜100Åの厚さのp型の水素化アモルフ
ァスシリコンカーボン層を設けたことを特徴とするもの
である。
【0012】更に、請求項3記載の本発明になる密着型
イメージセンサは、上記の発明になるpinダイオード
のいずれかを光電変換素子として用いたことを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の本発明は前記の構成によって、
i型の水素化アモルファスシリコン層と微結晶を含むn
型のシリコンカーボン層との間にn型の水素化アモルフ
ァスシリコンカーボン層を設けたことにより、この水素
化アモルファスシリコンカーボン層が緩衝層としての役
割を果たす。したがって、この上に微結晶を含むn型の
シリコンカーボン層を高水素希釈条件の下で成膜する場
合に、i型半導体層が水素によって損傷を受けることを
有効に防止できる。
【0014】また、請求項2記載の本発明は前記の構成
によって、i型の水素化アモルファスシリコン層と微結
晶を含むp型のシリコンカーボン層との間にp型の水素
化アモルファスシリコンカーボン層を設けたことによ
り、この水素化アモルファスシリコンカーボン層が緩衝
層としての役割を果たす。したがって、この上に微結晶
を含むp型のシリコンカーボン層を高水素希釈条件の下
で成膜する場合に、i型半導体層が水素によって損傷を
受けることを有効に防止できる。
【0015】また、請求項3記載の本発明は前記の構成
によって、上記のようにして形成されたpinダイオー
ドを用いて密着型イメージセンサを作ることによって、
製造歩留りを向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例であるpinダイオード
の断面図、図2は、本実施例において成膜に使用する電
子サイクロトロン共鳴化学堆積(ECRCVD)装置の
概略断面図である。
【0017】まず図2のECRCVD装置について簡単
に説明する。本装置は、励起用ガスを電子サイクロトロ
ン共鳴によってプラズマ化させるプラズマ生成室30
と、このプラズマ生成室30において発生したプラズマ
により成膜性ガスを分解・励起させ、基板10上に薄膜
の堆積を行う試料室32を有しており、このプラズマ生
成室30と試料室32はプラズマ引き出し窓34を介し
て連通している。プラズマ生成室30には励起用ガスを
導入するための励起用ガス導入手段36が接続されてお
り、また、前記プラズマ引き出し窓34と対向する壁面
には、導波管38により伝搬されるマイクロ波をプラズ
マ生成室30内に導入するためのマイクロ波導入窓40
が設けられている。また、プラズマ生成室30の周囲に
は磁気回路42が配置され、プラズマ生成室30内に磁
界を形成できるようになっている。一方、試料室32に
は、その内部に基板10を取り付けるための試料台44
が設けられ、更に前記プラズマ引き出し窓34に近接す
る位置には成膜性ガスを導入するための成膜性ガス導入
手段46の導出部となるガス吹き出しリング48が配置
されている。また、試料室32は排気系50に接続され
ている。
【0018】次に、図1に示すpinダイオードの構造
及び形成方法について説明する。図1に示すpinダイ
オードは、基板10の側から下部電極となるクロム層1
2、p型半導体層14、i型半導体層16、緩衝層1
8、n型半導体層20、そして透明電極となるITO
(Indium Tin Oxide)膜22により構成され、n型半導
体層20の側から光が入射する。
【0019】図1において、下部電極のクロム層12
は、例えば通常の電子ビーム蒸着装置によってガラス基
板10上に形成される。本実施例ではこの厚さは200
0Åである。このクロム層12の上に、通常の高周波プ
ラズマ(RFプラズマ)CVD装置によって厚さ300
Åのa−Si:Hの層14を形成する。この成膜工程は
RF出力が30ワット、基板温度が250℃、プロセス
ガスとして使用するSiH4 とB2 6 の混合比が1:
0.001、ガス圧が0.3Torrという条件の下で行
う。次のa−Si:Hからなるi型半導体層16も、p
型半導体層14を形成したのと同じ装置を使用して60
00Åの厚さの層を形成する。この場合、RF出力は3
0ワット、基板温度は250℃、プロセスガスはSiH
4 が100%、ガス圧は0.05Torrとする。
【0020】従来のpinダイオードは、このi型半導
体層16の上にn型のμc−SiC層を形成してpin
ダイオードを作る。しかし、ECRCVD装置を用いて
μc−SiC層を形成するには、上述のように高水素希
釈条件の下で成膜作業を行わなければならないため、既
に形成されているi型のa−Si:H層16が水素の影
響によって損傷を受け、ダイオードとしての性能を損な
う場合が多い。そこで、本実施例では、i型半導体層1
6の上に直接n型のμc−SiC層を形成する代わり
に、間に緩衝層としてn型a−SiCの薄い層18を設
ける。このn型a−SiC層18は上で説明した図2の
ECRCVD装置によって形成する。この場合、マイク
ロ波の周波数は2.45GHz、マイクロ波出力は90ワ
ット、磁気コイル電流は16A、プラズマ生成室内の磁
界は875G、基板温度は150℃、プロセスガスとし
て使用するSiH4 とCH4 とPH3 の混合比は1:
1:0.01、そしてガス圧は0.005Torrという条
件に設定し、n型a−SiCを50Åの厚さに形成し
た。
【0021】ここで注意すべきことは、このn型a−S
iC層18をある一定範囲内の厚さにするということで
ある。すなわち、この厚さが薄すぎると、i型a−S
i:H層16を保護する緩衝層としての役割を果たすこ
とができない。一方、この厚さが厚すぎると、前述のよ
うにa−SiCの性質として導電率が低下し、その結果
順方向電流が小さくなるという問題を生じる。したがっ
て、このn型a−SiC層18は、30〜100Åの範
囲とすることが望ましく、本実施例では50Åとした。
【0022】この緩衝層18の上に、図2のECRCV
D装置を用いて、n型のμc−SiC層20を300Å
の厚さに形成する。堆積条件はマイクロ波周波数が2.
45GHz、マイクロ波出力が300ワット、磁気コイル
電流が16A、プラズマ生成室内の磁界が875G、基
板温度が300℃、プロセスガスであるSiH4 とCH
4 とPH3 とH2 の混合比が1:1:0.01:16
0、ガス圧が0.005Torrとする。プロセスガスの混
合比を上記のようにすると水素希釈率は約80倍とな
り、このような高い水素希釈率の下で緩衝層18を設け
ずに直接μc−SiC層を形成すると、i型a−Si:
H層16は損傷を受けることになる。しかし、本実施例
のように緩衝層として適当な厚さのn型a−SiC層1
8を予め形成しておくことにより、高濃度の水素がi型
a−Si:H層16に損傷を与えることを有効に防止で
きる。
【0023】更にこのn型半導体層20の上に、電子ビ
ーム蒸着装置によって透明電極であるITO膜22を6
50Åの厚さに形成することによって、pinダイオー
ドが構成される。
【0024】図3は、上記のpinダイオードよりなる
ホトダイオード(面積は105×125μm)及びブロ
ッキングダイオード(面積は33×33μm)により、
密着型イメージセンサを構成したときのホトダイオード
の静特性を示すグラフで、横軸が電圧、縦軸が電流値の
対数を表している。この密着型イメージセンサはバック
・トゥ・バック又はフロント・トゥ・フロントに接続さ
れたホトダイオードとブロッキングダイオードの組をマ
トリックス状に配置したもので、ブロッキングダイオー
ドに所定のパルスを印加することによって、ホトダイオ
ードに蓄積された画像情報に対応する電荷を読み出すも
のである。
【0025】図3において曲線aは順方向電流、曲線b
は逆方向の光電流、曲線cは逆方向のリーク電流を示
す。図3の曲線cを図4の曲線bと比較すると直ちに分
かるように、本実施例のpinダイオードからなるホト
ダイオードの逆方向のリーク電流は、従来のものに比べ
て大幅に小さくなり、したがってホトダイオードとして
の特性を向上させることができる。更に、緩衝層18を
設けてi型半導体層16の十分な保護を図ることによ
り、従来は20%以下だったイメージセンサの製造歩留
りを70%以上に引き上げることが可能となった。
【0026】本実施例では、基板側から順番にp、i、
nの各層を積層したpinダイオードについて説明した
が、本発明は基板側からn、i、pの順に積層したpi
nダイオードにも同様に適用できる。その場合、緩衝層
としては光を受ける側の半導体層と同じ導電型であるp
型のa−SiC層を形成する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1又は2記載
の本発明によれば、i型の水素化アモルファスシリコン
層の上に、光を受ける側の半導体層と同じ導電型の水素
化アモルファスシリコンカーボン層よりなる緩衝層を設
けることにより、この上に高濃度水素希釈条件下で電子
サイクロトロン共鳴化学堆積法によって微結晶を含むシ
リコンカーボン層を形成しても、i型の水素化アモルフ
ァスシリコン層に損傷を与えることの少ないpinダイ
オードを提供することができる。
【0028】また、請求項3記載の本発明によれば、上
記のpinダイオードをホトダイオード及びブロッキン
グダイオードとして使用することにより、製造歩留りを
向上させることができ、したがって製造コストを低減す
ることが可能な密着型イメージセンサを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるpinダイオードの断
面図である。
【図2】図1のpinダイオードの製造に使用する電子
サイクロトロン共鳴化学堆積装置の概略断面図である。
【図3】図1のpinダイオードを用いて作られたホト
ダイオードの静特性を示すグラフである。
【図4】従来のpinダイオードを用いて作られたホト
ダイオードの静特性を示すグラフである。
【符号の説明】
12 クロム層 14 p型半導体層 16 i型半導体層 18 緩衝層 20 n型半導体層 22 ITO膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】しかしながら、周知のグロー放電法によっ
て例えば基板側からa−Si:Hのp層及びi層を形成
し、この上にECRCVD法によってn型のμc−Si
C層を形成すると、上記の高水素希釈条件の下では、既
に形成されているi層が高活性な水素によって損傷を受
け易く、pinダイオードの逆方向電流不良が生じ、場
合によってはダイオード特性を示さなくなることがあ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この緩衝層18の上に、図2のECRCV
D装置を用いて、n型のμc−SiC層20を300Å
の厚さに形成する。堆積条件はマイクロ波周波数が2.
45GHz、マイクロ波出力が300ワット、磁気コイル
電流が16A、プラズマ生成室内の磁界が875G、基
板温度が300℃、プロセスガスであるSiH4 とCH
4 とPH3 とH2 の混合比が1:1:0.01:16
0、ガス圧が0.005Torrとする。プロセスガスの混
合比を上記のようにすると水素希釈率は約80倍とな
り、このような高い水素希釈率の下で緩衝層18を設け
ずに直接μc−SiC層を形成すると、i型a−Si:
H層16は損傷を受けることになる。しかし、本実施例
のように緩衝層として適当な厚さのn型a−SiC層1
8を予め形成しておくことにより、高活性な水素がi型
a−Si:H層16に損傷を与えることを有効に防止で
きる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1又は2記載
の本発明によれば、i型の水素化アモルファスシリコン
層の上に、光を受ける側の半導体層と同じ導電型の水素
化アモルファスシリコンカーボン層よりなる緩衝層を設
けることにより、この上に高水素希釈条件下で電子サイ
クロトロン共鳴化学堆積法によって微結晶を含むシリコ
ンカーボン層を形成しても、i型の水素化アモルファス
シリコン層に損傷を与えることの少ないpinダイオー
ドを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 公一 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板側から下部電極、p型の水素化アモ
    ルファスシリコン層、i型の水素化アモルファスシリコ
    ン層、微結晶を含むn型のシリコンカーボン層、ITO
    層の順で積層されたpinダイオードにおいて、 前記i型の水素化アモルファスシリコン層と微結晶を含
    むn型のシリコンカーボン層との間に、30〜100Å
    の厚さのn型の水素化アモルファスシリコンカーボン層
    を設けたことを特徴とするpinダイオード。
  2. 【請求項2】 基板側から下部電極、n型の水素化アモ
    ルファスシリコン層、i型の水素化アモルファスシリコ
    ン層、p型の微結晶を含むシリコンカーボン層、ITO
    層の順で積層されたpinダイオードにおいて、 前記i型の水素化アモルファスシリコン層とp型の微結
    晶を含むシリコンカーボン層との間に、30〜100Å
    の厚さのp型の水素化アモルファスシリコンカーボン層
    を設けたことを特徴とするpinダイオード。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のpinダイオード
    を光電変換素子として用いたことを特徴とする密着型イ
    メージセンサ。
JP4121342A 1992-04-14 1992-04-14 pinダイオード及びこれを用いた密着型イメージセンサ Withdrawn JPH05291607A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010003901A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Fujifilm Corp 光電変換素子及び固体撮像素子
US8829519B2 (en) 2007-09-20 2014-09-09 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device

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US8829519B2 (en) 2007-09-20 2014-09-09 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device
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