JPH03236587A - ショーケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、下室に収納された収納品を冷蔵し、上室に収
納された収納品を冷蔵又は温蔵するショーケースに関す
るものである。

（従来の技術） 収納品を冷温蔵するショーケースにおいて、下室で冷蔵
し、上室で冷・温蔵するようにしたものが知られている
。

この種ショーケースの一例を第４図に示す。

図示するように、このショーケースは、箱形状のショー
ケース本体ａの下部に、冷凍サイクルの各機器を収容す
る機械室すを形成し、その上部に収納品を収容する収納
室Ｃを形成している。収納室Ｃは、側面ガラスｄで囲ま
れて視認性向上が図られていると共に、仕切板ｅにて上
室でと下室ｇとに仕切られている。

そして、下室ｇは、上記冷凍サイクルにより冷却されて
冷蔵室として使用される一方、上室ｆは、収納品を載置
する収納棚りに装着されたヒータ（図示省略）により加
温されて温蔵室として使用されるようになっている。ま
た、上室ｆは、上記ヒータをオフした状態で仕切板ｅに
装着されたダンパ（図示省略）を開くことにより、下室
ｇ内の冷気が導入されて冷却され、冷蔵室としても使用
されるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来のショーケースにあっては、上室ｆ
の冷・温蔵室切替えを手動にて行っており、所詮人間の
操作によるため、次のような欠点があった。

（１）冷・温蔵室切替の際には、ヒータおよびダンパを
共に操作しなければならず、操作に手間がかかっていた
。

（２）シかも、このような複数の操作を必要とすること
から、操作忘れ等の誤操作を生じ易く、所望の性能が確
保できないおそれがあった。

（３）切替に陛してヒータおよびダンパの操作が確実に
なされても、切替後の上室ｆ内の温度状態が不明である
ため、上室で内の温度が過渡状態にあるのか３ｉ１ｉ温
状態にあるのか判別できず、使用上不便であった。

本発明は、上記ｉ情を考慮してなされたちのであり、そ
の目的は、誤操作を生じることなく且つ簡便な操作で上
室の冷・温蔵室切替を行うことができるショーケースを
提供することにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するために、下室を冷蔵室、上
室を冷蔵室と温蔵室とに切替えるようにしたショーケー
スにおいて、上記上室内に設けられた温度センサと、上
記上室を冷蔵室と温蔵室とに切替えるための冷温切替ス
イッチと、その冷温切替スイッチを冷蔵から温蔵に切替
えたとき、上下室間を開閉するダンパを閉じると共に−
Ｌ室内を加温するヒータをオンさせ、上記切替スイフチ
を温蔵から冷蔵に切替えなとき、上記ヒータをオフさせ
たのち温度センサからの検出値か予め定められた値まで
低下したことを条件として上記ダンパを開く制御器とを
備えたものである。

（作用） 冷温切替スイッチを冷蔵から温蔵に切替えると、制御器
は、ヒータをオンし且つダンパを閉じて、上室内をヒー
タにより加温させる。曲方、冷温切替スイッチを温蔵か
ら冷蔵に切替えると、ヒータをオフし且つダンパを開い
て、下室から導入された冷気により上室を冷却させる。

このように、上記構成によれば、冷温切替スイッチを切
替操作するのみで、ヒータおよびダンパが制御器により
自動的に駆動制御され、上室が冷蔵室と温蔵室とに切替
えられる。したがって、上室の冷・温蔵室切替を、誤操
作を生じることなく且つ簡便な操作で行うことができる
。また、切替スイッチを冷蔵に切替えたときには、制御
器は、ヒータをオフし、上室内温度が所定の値まで低下
したのち、ダンパを開くよう制御するので、切替直後、
上室から下室内に熱風が吹出すことなく、下室への悪影
響を防止できる。

（実施ＰＡ） 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき説明する。

Ｍ３図に、本実施例にかかるショーケースの概略構成が
示されている。第３図において、１は箱形状のショーデ
ース本体であり、下部に機械室２、上部に上カバ一部３
をそれぞれ具備している。

そして、これら機械室２および上カバ一部３間に、食品
等収納品を収容するための収納室４か形成されている。

収納室４は、仕切板５により上室６と下室７とに仕切ら
れており、各々の室６．７内で収納品を収容しうるよう
になっている。

下室７は、冷蔵室として使用される室であり、上記機械
室２内の冷却ｒｉ８により冷却されるようになっている
。冷却器８は、断熟材９にて区画される機械室２下部に
設けられた圧縮機、凝縮機、膨脂弁等と接続されて冷凍
サイクルを構成する蒸発器ＩＯと下室７内空気を循環さ
せる送風ファン１１とを備えてなり、ファン１１により
循環する空気を蒸発器１０と熱交換させて冷却するよう
になっている。

一方、上室６は、冷温蔵兼用室として使用される室であ
り、その内部がヒータにより加温されると共に、上記下
室７から冷気が導入されて冷却されるようになっている
、すなわち、第１図に示すように、上室６を温蔵室とす
べく、通電により発熱するヒータ１２が、収納品を載置
する収納棚１３に設けられている。そして、上室６を冷
蔵室とすべく、仕切板５の側縁部に、上下両室６，７間
を開閉するダンパ１４が設けられている。

さて、本実施例においては、この上室６の冷・温蔵室切
替が、上記ヒータ１２およびダンパト１を共に駆動制御
することにより行われるようになっている。そのため、
本実施例のショーケースは、さらに、上室６内温度を感
知する温度センサ１５と、上室６の冷・温蔵室切替を行
うための冷温切替スイッチ１６と、切替後の上室６内温
度の過渡状態を示す表示ランプ１７と、上記センサ１５
およびスイッチ１６がらの信号に基づきヒータ１２、ダ
ンパ１４および′表示ランプ１７を制御する制御器１８
とを具備している。

上記温度センサ１５は上室６内に設けられ、随時上室６
内温度を感知する１表示ラング１７は上カバ一部３に設
けられ、冷却準備中ランプ１９と加温準備中ランプ２０
とを有する。

制御器１８は、マイクロコンピュータを主体として構成
されており、冷温切替スイッチ１６を冷蔵から温蔵に切
替えた時に、ヒータ１２、ダンバト１および表示ランプ
１７を駆動制御する態様と、逆に温蔵から冷蔵に切替え
た時に、上記各機器１２，１４．１７を駆動制御する態
様とが示されている。また、制御器１８には、スイッチ
１６を冷蔵に切替えた時に、先ずヒータ１２をオフし、
上室６内温度を所定の値まで低下させたのち、ダンパ１
１１を開くよう制御する態様ら示されている。

次に、本実施ρＪの作用について第２図を参照して説明
する。

冷温切替スイッチ１６が冷蔵状態にあるときには（第２
図Ａｈダンパ１４は開状態、ヒータ１２はオフ状態とさ
れている。そのため、蒸発器１０と熱交換されて生じる
冷気が、第３図（Ｂ）に示ず如く上下両室６，７内を循
環し、上室６および下室７が共に冷却される。

今、この状態で冷温切替スイッチ１６を温蔵に切替える
と（第２図Ｂ）、制御器１８からの指令により、先ずダ
ンパ■４か閉じられ、次いで加温準備中ランプ２０が点
灯される。そして、これより所定時間（ｔ１時間）経過
すると、ヒータ１２がオンされる。これによって、ヒー
タ１２が発熟し上室６内が徐々に加温される。上室６内
の温度か所定値まで上昇し温度センサ１５により感知さ
り、ると、加温準備中ランプ２０は消灯される（　ｔ２
時間）、こうして、上室６内は適温状態となり、温蔵室
として使用される。なお、このとき下室７は上述と同様
に冷却され、第３図（Ａ）の如く冷蔵室とされている。

その後、切替スイッチ１６を再度冷蔵に切替えると（第
２図Ｃ）、ヒータ１２がオフされ、冷却準備中ランプ１
つが点灯されたのち、温度センサ１５の検出値が制御器
１８に取り込まれる。制御器１８では、このセンサ１５
の検出値をモニタし、その値が予め設定された温度（４
０°Ｃ）になるまでダンパ１４を閉状態に保持する（１
３時間）。

そして、上室６内温度が上記設定温度未満になると、ダ
ンパ１４は開かれ、下室７内の冷気が上室６内に導入さ
れる。すると、上述と同様に冷気が両室６，７内を循環
することになり、これによって上室６内が冷却される。

こうして、上室６は、適温状態となり、冷蔵室として使
用される。なお、冷却準備中ランプ１つは、上室６内の
温度が所定値まで低下したとき消灯される（　ｔ４時間
）。

このように、本実施例によれば、切替スイッチ１６の切
替状態（冷→温蔵、温→冷蔵）に対応して、制御器１８
によりヒータ１２およびダンパ１４を駆動制御したので
、切替時は単に切替スイッチ１６を操作すればよく、操
作が簡単であると共に、操作忘れ等による誤操作を生じ
ることもない、しかも、切替スイッチ１６を温蔵から冷
蔵に切替えた時には、ヒータ１２をオフしたのち、上室
６内温度が所定値に低下するまでダンパ１４の閉状態を
保持したので、切替直後、上室６から下室７内に熱風が
吹出すことなく、下室７内の極端な温度上昇を防止でき
、冷凍サイクルに悪影響を与えることがない。

また、加温・冷却それぞれの準備中ランプ１９．２０を
上・下室６．７内の温度が適温になるまで点灯させたの
で、切替後の上室６内温度が過渡状態であるのか適温状
態であるのか判別でき、使用上便利である。

［発明の効果］ 以上要するに本発明によれば、次の々ｏ　＜　ｆｆれな
効果を発揮する。

（１）冷温切替スイッチの切替操作に対応して、ヒータ
およびダンパを共に制御器により駆動制御したので、誤
操作を生しることなく所定の性能を確保できると共に、
簡便な操作で上室の冷・温蔵室切替ができる。

（２）冷温切替スイッチを温蔵から冷蔵に切替えたとき
、ヒータをオフしたのち、上室的温度が所定の値に低下
するまでダンパを閉じるよう制御したので、切替直後の
下室への悪影響を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるショーケースの要部
を示す構成国、第２図はそのショーケースにおけるタイ
ムチャート図、第３図は上室を冷・温蔵室に切替えた状
態を示すショーケースの断面図、第４図は下室を冷蔵室
、上室を冷・温蔵室として使用するショーケースの一例
を示す斜視図である。 図中、１はショーケース本体、４は収納室。 ５は仕切板、６は上室（冷温蔵室）、７は下室（冷蔵室
）、１２はヒータ、１４はダンパ、１５は温度センサ、
１６は冷温切替スイッチ、１７は表示ランプ、１８は制
御器である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、下室を冷蔵室、上室を冷蔵室と温蔵室とに切替える
   ようにしたショーケースにおいて、上記上室内に設けら
   れた温度センサと、上記上室を冷蔵室と温蔵室とに切替
   えるための冷温切替スイッチと、該冷温切替スイッチを
   冷蔵から温蔵に切替えたとき、上下室間を開閉するダン
   パを閉じると共に上室内を加温するヒータをオンさせ、
   上記切替スイッチを温蔵から冷蔵に切替えたとき、上記
   ヒータをオフさせたのち温度センサからの検出値が予め
   定められた値まで低下したことを条件として上記ダンパ
   を開く制御器とを備えたことを特徴とするショーケース
   。