JP2002291587A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

Info

Publication number
JP2002291587A
JP2002291587A JP2001096726A JP2001096726A JP2002291587A JP 2002291587 A JP2002291587 A JP 2002291587A JP 2001096726 A JP2001096726 A JP 2001096726A JP 2001096726 A JP2001096726 A JP 2001096726A JP 2002291587 A JP2002291587 A JP 2002291587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
doors
showcase
rail
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001096726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4771606B2 (ja
Inventor
Masaki Negishi
正樹 根岸
Wataru Murono
亘 室野
Shinya Onouchi
慎也 尾内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001096726A priority Critical patent/JP4771606B2/ja
Publication of JP2002291587A publication Critical patent/JP2002291587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4771606B2 publication Critical patent/JP4771606B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下扉の摺動を容易とすると共に、ショーケー
スの外観を向上させるショーケースを提供する。 【解決手段】 上陳列室6の前面開口7を開閉自在に閉
塞する引き戸式の上扉8、9と、上陳列室6の開口7下
縁に設けられ、上扉8、9の下端が移動自在に係合され
る上扉用下レール71、71と、下陳列室11の前面開
口25を開閉自在に閉塞すると共に、上部から後方に延
在する上面を備えた引き戸式の下扉26、27と、上下
陳列室間の断熱仕切体10の前端部10Bに設けられ、
下扉26、27の上面後端が移動自在に係合される下扉
用上レール72、72と、下扉用上レール72、72の
上側における断熱仕切体10前端部10Bにネジ90に
よりネジ止めされ、下扉26の下扉用上レール72から
の外れを阻止するための外れ防止部材80と、外れ防止
部材80を前側から隠蔽するカバー81を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面に開口を有し
周囲を断熱壁にて構成する下陳列室及び該下陳列室の上
方に位置する上陳列室を構成して成るショーケースに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のショーケースは、前面に
開口を有し周囲を断熱壁にて構成する陳列室が構成され
ており、この陳列室は、断熱仕切板などによって、上陳
列部及び下陳列部に区画されている。そして、この陳列
室の前面は、例えばガラス扉などの透明な扉によって開
閉自在に閉塞されている。また、それぞれの陳列部内に
は、商品を陳列するための棚が複数段形成されており、
係る棚上に商品を陳列することによって顧客に商品のア
ピールを行っていた。
【0003】このとき、下陳列室に陳列された商品を効
果的に陳列するため、下陳列室の前面開口を開閉自在に
閉塞する下扉は、上部から後方に延在するようにガラス
扉に曲げ加工が施されており、下扉の上部には、上面が
形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上面に
曲げ加工が施されたガラス扉は、下扉の上レールとの摺
動面をなめらかに加工することが困難であり、若干の凹
凸が生じている。そのため、上レールとガラス扉との摺
動面が面接触となり、扉の開閉が困難であると共に、下
扉を摺動すると、扉が前方に外れ落ちる問題があった。
【0005】そこで、下扉の上レールに扉外れ防止部材
を取り付けることが考えられるが、ショーケースの前面
にネジ止めなどにより固定されていたため、外観が損な
われるという問題があった。
【0006】そこで、本発明は従来の技術的課題を解決
するために成されたものであり、下扉の摺動を容易とす
ると共に、ショーケースの外観を向上させるショーケー
スを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、前面に開口を有し周囲を断熱壁にて構成する下陳列
室及び該下陳列室の上方に位置する上陳列室を構成して
成るものであって、上陳列室の前面開口を開閉自在に閉
塞する引き戸式の上扉と、上陳列室の開口下縁に設けら
れ、上扉の下端が移動自在に係合される上扉用下レール
と、下陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞すると共に、
上部から後方に延在する上面を備えた引き戸式の下扉
と、上下陳列室間の断熱壁前面に設けられ、下扉の上面
後端が移動自在に係合される下扉用上レールと、該下扉
用上レールの上側における断熱壁前面にネジ止めされ、
下扉の下扉用上レールからの外れを阻止するための外れ
防止部材と、該外れ防止部材を前側から隠蔽するカバー
を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、前面に開口を有し周囲を
断熱壁にて構成する下陳列室及び該下陳列室の上方に位
置する上陳列室を構成して成るショーケースにおいて、
上陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する引き戸式の上
扉と、上陳列室の開口下縁に設けられ、上扉の下端が移
動自在に係合される上扉用下レールと、下陳列室の前面
開口を開閉自在に閉塞すると共に、上部から後方に延在
する上面を備えた引き戸式の下扉と、上下陳列室間の断
熱壁前面に設けられ、下扉の上面後端が移動自在に係合
される下扉用上レールと、該下扉用上レールの上側にお
ける断熱壁前面にネジ止めされ、下扉の下扉用上レール
からの外れを阻止するための外れ防止部材と、該外れ防
止部材を前側から隠蔽するカバーを備えたので、ショー
ケースの前面から、下扉の下扉用上レールからの外れを
阻止するための外れ防止部材の固定するネジをカバーに
て隠蔽することができるようになり、ショーケースの外
観を向上させることができるようになる。
【0009】請求項2の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて、カバーの上部は上扉用下レールに係
合されると共に、カバーの下部は外れ防止部材に下側か
らネジ止めされることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、カバーの上部は上扉用下レールに係合される
と共に、カバーの下部は外れ防止部材に下側からネジ止
めされるので、ショーケースの前面から外れ防止部材を
固定するネジが視認されないため、ショーケースの外観
をより一層向上させることができるようになる。
【0011】請求項3の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて、カバーの上部は上扉用下レールに係
合されると共に、カバーの下部は外れ防止部材に係合さ
れることを特徴とする請求項1のショーケース。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、カバーの上部は上扉用下レールに係合される
と共に、カバーの下部は外れ防止部材に係合されるの
で、容易にカバーを固定することができるようになり、
取付作業性を向上させることができるようになる。ま
た、ショーケース外観から、ネジ止め等による固定具が
視認されないため、外観をより一層向上させることがで
きるようになる。
【0013】請求項4の発明のショーケースは、請求項
1、請求項2又は請求項3の発明に加えて、外れ防止部
材は、下扉側に突出する突起を備え、下扉の移動時、突
起が当該下扉の上面後端より前側に当接することを特徴
とする。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項1、請求
項2又は請求項3の発明に加えて、外れ防止部材は、下
扉側に突出する突起を備え、下扉の移動時、突起が当該
下扉の上面後端より前側に当接するので、下扉の摺動時
に、突起が扉上面と線接触し、摺動時に生じる抵抗を小
さくすることができ、扉の開閉を容易に行うことができ
るようになる。そのため、上部から後方に延在する上面
を備えた引き戸式の下扉が、ガラス等を湾曲して形成す
る際に生じる加工面の凹凸があった場合でも、扉の開閉
を容易に行うことができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳述する。図1は本発明を適用したショーケー
ス1の正面図、図2はショーケース1の縦断側面図を示
している。ショーケース1は、駅の売店やコンビニエン
スストアなどに設置される冷却/加温ショーケースであ
り、前面に開口を有する断熱箱体(断熱壁)2及び側板
28、28より本体が構成されている。この断熱箱体2
は前面に開口する鋼板製の外箱3と、この外箱3内に間
隔を存して組み込まれた前面に開口する鋼板若しくは硬
質合成樹脂製の内箱4と、外箱3及び内箱4間に発泡充
填された発泡ポリウレタンから成る断熱材5とから構成
されている。
【0016】そして、内箱4内方の例えば中央よりやや
上方には、断熱箱体2の前方から後方に渡って断熱仕切
板10が形成されており、係る断熱仕切板10の上方に
は上陳列室6が形成され、断熱仕切板10の下方には下
陳列室11が形成されている。この断熱仕切板10の前
端は、前記断熱箱体2の天井部を構成する天壁2Aの前
端よりも後部に位置しており、この天壁2Aの前端は少
許後部下方に向けて傾斜して形成されている。
【0017】また、上陳列室6に対応する断熱箱体2の
背面には、後面開口12が形成されており、係る後面開
口12は、透視可能とされる引き戸式のガラス扉13、
14によって開閉自在に閉塞されている。また、下陳列
室11に対応する断熱箱体2の背面には、後面開口15
が形成されており、係る後面開口15は、同じく透視可
能とされる引き戸式のガラス扉16、17によって開閉
自在に閉塞されている。
【0018】また、上陳列室6に対応する断熱箱体2の
前面には、天壁2Aの前端及び断熱仕切板10の前端に
よって囲繞される前面開口7が形成されている。係る前
面開口7上縁には、上扉用上レール70、70が設けら
れていると共に、前面開口7下縁には、上扉用下レール
71、71が設けられている。これら上扉用上レール7
0、70及び上扉用下レール71、71には、透視可能
とされる引き戸式の上扉8、9が摺動可能に取り付けら
れている。これにより、開口7は、上扉8、9によって
開閉自在に閉塞されている。ここで、断熱仕切板10の
前端は、上述の如く断熱箱体2の天壁2Aの前端よりも
後部に位置しているため、係る上扉8、9は、前方上部
から後方下部に向けて所定の角度で傾斜して前面開口7
に設けられる。
【0019】これにより、上陳列室6内に陳列された商
品を取り出す際に、上扉8、9の下部を持って開閉する
ことができ、商品の取り出しを容易に行うことができる
ようになる。また、商品の収納を行う際においても、同
じく上扉8、9の下部を持って開閉することができ、効
率よく商品の収納を行うことができるようになる。
【0020】一方、下陳列室11に対応する断熱箱体2
の前面開口25上縁には、下扉用上レール72、72が
設けられていると共に、前面開口25下縁には、下扉用
下レール73、73が設けられている。これら下扉用上
レール72、72及び下扉用下レール73、73には、
透視可能とされる引き戸式の上扉26、27が摺動可能
に取り付けられている。これにより前面開口25は、下
扉26、27によって開閉自在に閉塞されている。この
下扉26、27は、前面26A、27Aと係る前面26
A、27Aの上部から後方に延在する上面26B、27
Bとにより形成されている。そして、この前面26A、
27A上部と上面26B、27Bとは、所定曲率にて湾
曲形状とされている。
【0021】これにより、下陳列室11内は下扉26、
27の上面26B、27Bより視認することができるよ
うになり、商品の陳列性能を向上させることができるよ
うになる。そのため、顧客は、下陳列室11内に陳列さ
れた商品を見るために、腰を屈めるなど姿勢を変えるな
どの煩わしい行動をとることなく、下陳列室11内の商
品を視認することができるようになる。
【0022】一方、上陳列室6内には、前部より後部が
高く傾斜する棚20が複数段架設されており、これらの
棚20の前端には、商品を保持するための商品保持部材
19が形成されている。また、この商品保持部材19に
は、係る棚20上に陳列される商品のプライス等を表示
するための掲示部材が設けられているものとする。
【0023】これにより、上陳列室6に陳列される商品
をショーケース1の前部下方、即ち、顧客方向に向けて
陳列することができるようになる。また、ショーケース
1の前面から上陳列室6に載置された商品を容易に把握
することができるようになる。更に、商品の所謂フェイ
ス面を前部下方に向けてアピールすることによりディス
プレイ効果を向上させることができるようになり、顧客
の購買意欲を増加させることができるようになる。
【0024】また、上陳列室6内に架設される最下段の
棚20の下方には、前記断熱仕切板10上面との間に上
陳列室6の冷却室21が形成されている。この冷却室2
1内には、別置きで設置される図示しない圧縮機及び凝
縮器等と所謂冷凍サイクルを構成する冷却装置の冷却器
が設置されている。そして、この冷却器の近傍には、こ
の冷却器22冷却された冷気を上陳列室6内に吐出する
ための送風機が設置されている。また、棚20には、図
示しない電気ヒータが設置されている。
【0025】以上の構成により、上陳列室6内を低温と
して使用する際には、図示しないコントロールパネルを
操作することにより、上陳列室6内の冷却を行う。これ
により、別置きとされた圧縮機が運転されることにより
冷却室21に設置された冷却器が冷却され、係る冷却器
によって、冷却室21の空気が冷却される。また、前記
送風機が運転されることにより、冷却器によって冷却さ
れた冷気は、上陳列室6内に吐出される。上陳列室6内
に吐出された冷気は上陳列室6内を循環した後、最下段
の棚20の前端から冷却室21内に帰還する。これによ
って、上陳列室6内は所定の温度に冷却される。
【0026】また、上陳列室6内を加温として使用する
際には、コントロールパネルを操作することにより、前
記電気ヒータによって上陳列室6内の加温を行う。これ
により、上陳列室6内は、所定の温度に加温される。
【0027】尚、上陳列室6と下陳列室11とは、断熱
仕切板10によって区画されているため、両陳列室6、
11から生じる熱の移動は無いものとする。
【0028】一方、下陳列室11内には、例えば略中央
に前方から後方に渡って、仕切部材としての断熱仕切棚
54が設けられている。これにより、下陳列室11に
は、断熱仕切棚54より上方に上陳列部31が形成さ
れ、断熱仕切棚54より下方に下陳列部32が形成され
る。上陳列部31及び下陳列部32内には、それぞれ棚
33が架設されている。また、これらの棚33の前端に
は、前記棚20と同様に商品を保持するための商品保持
部材34が形成されており、係る棚33上に陳列される
商品のプライス等を表示するための掲示部材が設けられ
ているものとする。
【0029】一方、下陳列室11の下陳列部32の底部
には、断熱箱体2の底部と所定の間隔を存してデックパ
ン61が設けられおり、このデックパン61の下方に
は、断熱箱体2の底部との間に下陳列室11の冷却室3
7が形成されている。この冷却室37内には、別置きで
設置される図示しない圧縮機及び凝縮器等と所謂冷凍サ
イクルを構成する冷却装置の冷却器38が設置されてい
る。そして、この冷却器38の近傍には、係る冷却器3
8にて冷却された冷気を下陳列室11内に吐出するため
の送風機39が設置されている。
【0030】次に、図2及び図3を参照して、本発明の
下扉26、27の外れ防止構造について説明する。図3
は上扉8、9及び下扉26、27の部分拡大縦断側面図
である。ここで、上陳列室6の開口7及び下陳列室11
の開口25構成する前記断熱仕切体10の前端は、図3
に示す如く略直角に上方に延在した垂直面10Aが形成
された後、更に略直角に前方に延在した前端部10Bが
形成されている。そして、この断熱仕切体10の前端部
10Bは、前方から後方に向けて少許高く傾斜して形成
されている。
【0031】この断熱仕切体10の前端部10Bには、
前記上扉用下レール71、71が形成される上扉用下レ
ール部材75が左右に渡って設けられている。この上扉
用下レール部材75は、上方に開口する断面略コ字状を
呈しており、係る開口面に前記上扉用下レール71、7
1が形成されている。また、断熱仕切体10の垂直面1
0Aと前端部10Bに囲繞される断熱仕切体10の前端
には、前方に開口する断面略コ字状の下扉用上レール部
材76が左右に渡って設けられている。この下扉用上レ
ール部材76の前面には、左右に渡って仕切体76Aが
形成されており、これにより、下扉用上レール部材76
前面に上下に下扉用上レール72、72が形成されてい
る。
【0032】一方、下扉26、27の上部後端は、それ
ぞれ下扉用上レール72、72に摺動自在に嵌合される
ように、外周に渡ってサッシュ77、78が取り付けら
れている。そのため、下扉26、27を下扉用上レール
72、72に取り付けた際に、サッシュ77、78は、
断熱仕切体10の前端部10Bの前端と略面一となる。
【0033】下扉用上レール72、72の上側における
断熱仕切体10の前端部10Bの前面には、断面略L字
状の外れ防止部材80が取り付けられる。この外れ防止
部材80は、左右に渡って延出して形成されていると共
に、下扉26側に突出する突起82が形成されている。
【0034】また、この外れ防止部材80の前方には、
所定曲率で後方に湾曲して設曲されると共に、可撓性を
有する硬質合成樹脂にて形成されるカバー81が取り付
けられる。このカバー81の上部後端は、後方下側に略
直角に折曲された係支部81Aが形成されていると共
に、カバー81の下端は、後方に略直角に折曲された保
持部81Bが形成されている。また、この保持部81B
には、左右に渡って複数の図示しない係合孔が形成され
ているものとする。
【0035】以上の構成により、外れ防止部材80及び
カバー81を取り付ける際には、先ず、断熱仕切体10
の前端部10Bの前面に、外れ防止部材80を宛い、前
面からネジ90にてネジ止めすることにより外れ防止部
材80を固定する。次いで、カバー81の係支部81A
を前記上扉用下レール部材75の前端に上方から挿入
し、係止させる。その後、カバー81の下端の保持部8
1Bを前方から外れ防止部材80の下面に沿って挿入す
る。下扉26、27を一側に移動させ、下側からネジ9
1にてカバー81の保持部81Bと外れ防止部材80を
共締めにて固定する。
【0036】これにより、下扉26を開閉動作により下
扉用上レール72に摺動させた場合であったも、下扉2
6のサッシュ77が、外れ防止部材80に当接され、下
扉用上レール72から下扉26が外れることを阻止する
ことができるようになる。
【0037】また、外れ防止部材80の下面には、突起
82が形成されているため、下扉26の移動時、突起8
2が下扉26の上面後端より前側に当接するので、下扉
26の摺動時に、突起82が扉26上面と線接触し、摺
動時に生じる抵抗を小さくすることができ、扉26の開
閉を容易に行うことができるようになる。そのため、上
部から後方に延在する上面を備えた引き戸式の下扉26
が、ガラス等を湾曲して形成する際に生じる加工面の凹
凸があった場合でも、扉26の開閉を容易に行うことが
できるようになる。
【0038】また、外れ防止部材80の前面にカバー8
1が設けられるため、下扉26の下扉用上レール72か
らの外れを阻止するための外れ防止部材80を固定する
ネジ90をカバー81にて隠蔽することができるように
なり、ショーケース1の外観を向上させることができる
ようになる。
【0039】更に、カバー81の下部は外れ防止部材8
0に下側からネジ91にてネジ止めされるので、ショー
ケース1の前面から外れ防止部材80を固定するネジ9
0が視認されないため、ショーケース1の外観をより一
層向上させることができるようになる。
【0040】また、この他に、カバー81の保持部81
Bをネジ止めにて外れ防止部材80に固定することな
く、前方からカバー81を外れ防止部材80に挿入する
ことにより、カバー81の可撓性により、カバー81を
保持しても良い。この場合、特に、固定具を必要としな
いため、取付作業性を向上させることができるようにな
ると共に、ショーケース1外観から、ネジ止め等による
固定具(ネジ90)が視認されないため、外観をより一
層向上させることができるようになる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、前面
に開口を有し周囲を断熱壁にて構成する下陳列室及び該
下陳列室の上方に位置する上陳列室を構成して成るショ
ーケースにおいて、上陳列室の前面開口を開閉自在に閉
塞する引き戸式の上扉と、上陳列室の開口下縁に設けら
れ、上扉の下端が移動自在に係合される上扉用下レール
と、下陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞すると共に、
上部から後方に延在する上面を備えた引き戸式の下扉
と、上下陳列室間の断熱壁前面に設けられ、下扉の上面
後端が移動自在に係合される下扉用上レールと、該下扉
用上レールの上側における断熱壁前面にネジ止めされ、
下扉の下扉用上レールからの外れを阻止するための外れ
防止部材と、該外れ防止部材を前側から隠蔽するカバー
を備えたので、ショーケースの前面から、下扉の下扉用
上レールからの外れを阻止するための外れ防止部材の固
定するネジをカバーにて隠蔽することができるようにな
り、ショーケースの外観を向上させることができるよう
になる。
【0042】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、カバーの上部は上扉用下レールに係合される
と共に、カバーの下部は外れ防止部材に下側からネジ止
めされるので、ショーケースの前面から外れ防止部材を
固定するネジが視認されないため、ショーケースの外観
をより一層向上させることができるようになる。
【0043】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、カバーの上部は上扉用下レールに係合される
と共に、カバーの下部は外れ防止部材に係合されるの
で、容易にカバーを固定することができるようになり、
取付作業性を向上させることができるようになる。ま
た、ショーケース外観から、ネジ止め等による固定具が
視認されないため、外観をより一層向上させることがで
きるようになる。
【0044】請求項4の発明によれば、請求項1、請求
項2又は請求項3の発明に加えて、外れ防止部材は、下
扉側に突出する突起を備え、下扉の移動時、突起が当該
下扉の上面後端より前側に当接するので、下扉の摺動時
に、突起が扉上面と線接触し、摺動時に生じる抵抗を小
さくすることができ、扉の開閉を容易に行うことができ
るようになる。そのため、上部から後方に延在する上面
を備えた引き戸式の下扉が、ガラス等を湾曲して形成す
る際に生じる加工面の凹凸があった場合でも、扉の開閉
を容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの正面図である。
【図2】本発明のショーケースの縦断側面図である。
【図3】断熱仕切板前端の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 6 上陳列室 7、25 前面開口 8、9 上扉 10 断熱仕切板 11 下陳列室 26、27 下扉 70 上扉用上レール 71 上扉用下レール 72 下扉用上レール 73 下扉用下レール 75 上扉用上レール部材 76 下扉用上レール部材 77、78 サッシュ 80 外れ防止部材 81 カバー 81A 係支部 81B 保持部 82 突起 90、91 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾内 慎也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 AA07 CA05 FA17 GA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口を有し周囲を断熱壁にて構成
    する下陳列室及び該下陳列室の上方に位置する上陳列室
    を構成して成るショーケースにおいて、 前記上陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する引き戸式
    の上扉と、 前記上陳列室の開口下縁に設けられ、前記上扉の下端が
    移動自在に係合される上扉用下レールと、 前記下陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞すると共に、
    上部から後方に延在する上面を備えた引き戸式の下扉
    と、 前記上下陳列室間の前記断熱壁前面に設けられ、前記下
    扉の上面後端が移動自在に係合される下扉用上レール
    と、 該下扉用上レールの上側における前記断熱壁前面にネジ
    止めされ、前記下扉の前記下扉用上レールからの外れを
    阻止するための外れ防止部材と、 該外れ防止部材を前側から隠蔽するカバーを備えたこと
    を特徴とするショーケース。
  2. 【請求項2】 前記カバーの上部は前記上扉用下レール
    に係合されると共に、前記カバーの下部は前記外れ防止
    部材の下側からネジ止めされることを特徴とする請求項
    1のショーケース。
  3. 【請求項3】 前記カバーの上部は前記上扉用下レール
    に係合されると共に、前記カバーの下部は前記外れ防止
    部材に係合されることを特徴とする請求項1のショーケ
    ース。
  4. 【請求項4】 前記外れ防止部材は、前記下扉側に突出
    する突起を備え、前記下扉の移動時、前記突起が当該下
    扉の上面後端より前側に当接することを特徴とする請求
    項1、請求項2又は請求項3のショーケース。
JP2001096726A 2001-03-29 2001-03-29 ショーケース Expired - Fee Related JP4771606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096726A JP4771606B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096726A JP4771606B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 ショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002291587A true JP2002291587A (ja) 2002-10-08
JP4771606B2 JP4771606B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=18950609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001096726A Expired - Fee Related JP4771606B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4771606B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131435A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Okamura Corp 商品陳列什器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4976591A (ja) * 1972-11-20 1974-07-24
JPS62100476A (ja) * 1985-10-28 1987-05-09 株式会社東芝 金属ウラン溶解用ルツボ
JPH03236587A (ja) * 1990-02-14 1991-10-22 Toshiba Corp ショーケース
JPH11137382A (ja) * 1997-11-06 1999-05-25 Fuji Electric Co Ltd デュアル型冷凍冷蔵ショーケース

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4976591A (ja) * 1972-11-20 1974-07-24
JPS62100476A (ja) * 1985-10-28 1987-05-09 株式会社東芝 金属ウラン溶解用ルツボ
JPH03236587A (ja) * 1990-02-14 1991-10-22 Toshiba Corp ショーケース
JPH11137382A (ja) * 1997-11-06 1999-05-25 Fuji Electric Co Ltd デュアル型冷凍冷蔵ショーケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131435A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Okamura Corp 商品陳列什器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4771606B2 (ja) 2011-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9945602B2 (en) Appliance modular system for incorporating a pantry compartment within an appliance
US7429091B2 (en) Refrigeration unit
US7726756B2 (en) Refrigerator with varying width compartments and uniform width doors
EP2538160A2 (en) Refrigerator
US20070176526A1 (en) Built-in refrigerating unit
US11168934B2 (en) Extruded plastic front frame profiles for cooling appliances
KR20070008823A (ko) 트림킷 구조의 냉장고 아웃도어
US20060273699A1 (en) Door for a refrigeration device
AU2021204021A1 (en) Refrigerator
US7205508B2 (en) Showcase
US7334851B2 (en) Transparent top for a refrigerator
AU2023214380A1 (en) Refrigerator
JP2002291587A (ja) ショーケース
US11073328B1 (en) Injection molded front frame corners for cooling appliances
US20210348829A1 (en) Household refrigeration apparatus with a drawer
JP3920092B2 (ja) ショーケース
JP2967181B2 (ja) 低温貯蔵庫
JP2010216764A (ja) 冷却庫のヒンジ部材取付構造
US11852399B2 (en) Upper plinth or top panel cover for domestic appliance
US9228774B1 (en) Concealed mount for refrigerator appliance door panel
JP4598171B2 (ja) 棚柱付き冷蔵ショーケース
JP3364874B2 (ja) 貯蔵庫の内箱構造
US11473835B2 (en) Glass front door with embedded user interface
US10823483B1 (en) Refrigerator appliance with heat transfer features for reducing condensation
JP3059855B2 (ja) オープンショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees